JPH1023696A - スピンドルモータおよびその製造方法 - Google Patents

スピンドルモータおよびその製造方法

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JPH1023696A
JPH1023696A JP8170995A JP17099596A JPH1023696A JP H1023696 A JPH1023696 A JP H1023696A JP 8170995 A JP8170995 A JP 8170995A JP 17099596 A JP17099596 A JP 17099596A JP H1023696 A JPH1023696 A JP H1023696A
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JP
Japan
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motor
hub
motor shaft
shaft
frame
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JP8170995A
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Inventor
Shinji Kinoshita
伸治 木下
Shinji Ota
真司 太田
Hiromitsu Goto
廣光 後藤
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Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハブとモータシャフト、または、モータフレ
ームとモータシャフトを、それらの部材間の結合面積が
少なくても十分な強度で結合可能な構造を備えたスピン
ドルモータおよびその製造方法を提案すること。 【解決手段】 スピンドルモータ1において、モータシ
ャフト8は、その一端がハブ3の軸孔31aに焼結結合
されている。ハブ3は、アルミニウムまたはステンレス
スチール等の粉末や金材料から圧縮成形されている。一
方、モータシャフト8は、当該粉末や金材料と同じ材料
から切削または研削によって形成されている。モータシ
ャフト8をハブ3の軸孔31aに挿入して、適正な温度
で焼結する。その結果、それぞれの組織の拡散によって
金属組織的に一体となった結合部分が形成される。した
がって、モータシャフト8とハブ3の結合部分の面積が
狭くても、圧入などによる結合よりも十分に高い結合強
度が得られる。また、モータシャフト8とハブ3を単一
部材から一体成形するよりも製造が簡単である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロッピーディス
ク、CDーROM等のディスクを回転駆動するためのデ
ィスクドライブ装置に用いられるスピンドルモータに関
するものである。さらに詳しくは、当該スピンドルモー
タにおけるハブとモータシャフト、またはモータフレー
ムとモータシャフトの結合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディスクドライブ装置に用いられるスピ
ンドルモータとしては、軸回転型のものと、軸固定型の
ものが知られている。軸回転型のものは、ディスク取り
付け用のハブを有しており、モータフレームに対して回
転自在に支持されたモータシャフトに取り付けられてい
る。軸固定型のものにおいては、ハブがモータフレーム
に固定したモータシャフトに回転自在に支持されてい
る。いずれのものにおいても、スピンドルモータを駆動
することにより、ハブが回転して、そこに搭載されてい
るディスクが回転駆動される。
【0003】ここで、ハブあるいはモータフレームと、
モータシャフトとでは、剛性、強度、精度などの要求特
性が異なるので、一般に別個に製造され、接着、圧入、
または焼きばめによって相互に結合されている。
【0004】これに対して、例えば、特開平4ー244
756号公報には、モータシャフトとハブを一体物とし
て製造した構造のスピンドルモータが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ような別部材からなるモータシャフトと、ハブあるいは
モータフレームとの結合構造には、次のような問題点が
ある。まず、これらの部材間の結合強度を確保するため
に、これらの部材間の嵌合部の面積を十分に広くとる必
要がある。このため、外径寸法が同一のストレート型の
モータシャフトを使用した場合には、嵌合面積を広くす
るには、外径寸法が一定であるので、嵌合部分を軸線方
向に長くとる必要がある。この結果、モータシャフトが
長くなってしまう。モータシャフトの厚みは用途によっ
て所定の寸法に規定されているので、モータシャフトを
長くすると、モータシャフトを支持する軸受を薄くする
必要がある。軸受を薄くすると、モータシャフトの剛性
が低下してしまうので好ましくない。
【0006】嵌合部分を長くすることなく、その部分の
面積を広くするためには、当該嵌合部分が大径寸法とな
った段付きモータシャフトを採用することが考えられ
る。しかし、段付きモータシャフトはストレート型のモ
ータシャフトに比べて非常に高価であるので、スピンド
ルモータの価格高騰の原因となってしまう。
【0007】一方、モータシャフトとハブが一体物とな
っている場合には、次の問題点がある。すなわち、モー
タシャフトを加工する際には、ハブとモータシャフトと
の境界付近に切削用バイトを入れる必要がある。このよ
うな状態での加工は困難であり、また、モータシャフト
を精度良く加工できない。さらに、モータシャフトとハ
ブの一体物の加工は時間がかかり、生産性も悪い。この
ため、モータシャフトとハブとが一体物とされたスピン
ドルモータは高価になってしまう。
【0008】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
ハブとモータシャフト、または、モータフレームとモー
タシャフトを、それらの部材間の結合面積が少なくても
十分な強度で結合可能な構造を備えたスピンドルモータ
およびその製造方法を提案することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、ハブとモータシャフトが結合された構
造のスピンドルモータにおいて、ハブとモータシャフト
を焼結結合するようにしている。
【0010】すなわち、本発明においては、モータフレ
ームに対して軸受を介して回転自在に支持されたモータ
シャフトと、当該モータシャフトに一体回転するように
取り付けられたディスク取り付け用のハブとを有するス
ピンドルモータにおいて、前記ハブは粉末や金製品であ
り、当該ハブは前記モータシャフトに対して焼結結合さ
れていることを特徴としている。
【0011】本発明では、ハブとモータシャフトの結合
に際して、接着、圧入、または焼きばめするのではな
く、焼結による結合を採用している。焼結による結合の
場合、焼結体であるハブの焼結ちぢみによって、双方の
部材が強固に結合される。また、ハブおよびモータシャ
フトのそれぞれの組織の拡散によっても結合部が形成さ
れる。したがって、それぞれ別体であるハブとモータシ
ャフトが金属組織的に一体になるので、圧入などの結合
に比べて、ハブとモータシャフトの結合がより強固とな
る。
【0012】このため、モータシャフトを長くしたり、
外径を太くすることによってモータシャフトとハブとの
結合強度を高める必要がない。よって、軸受を薄くする
必要がないので、モータシャフトの剛性の低下を回避で
き、回転精度の良いスピンドルモータを実現できる。ま
た、ハブとモータシャフトの一体物を加工する場合に比
べて、製造が簡単であり、生産性に優れている。したが
って、本発明によれば、廉価なスピンドルモータを提供
できる。
【0013】ここで、前記モータシャフトを、前記ハブ
の粉末や金材料と同一の金属素材から形成することが好
ましい。前記ハブの粉末や金材料としては、アルミニウ
ムまたはステンレススチールを採用することができる。
【0014】ハブをモータシャフトに対して焼結結合す
るには、粉末や金材料からハブ圧粉体を成形し、前記ハ
ブ圧粉体に形成されている軸孔に前記モータシャフトを
装着した状態で、当該ハブ圧粉体を焼結すれば良い。
【0015】本発明は、ハブとモータシャフトが結合さ
れている構造のスピンドルモータだけに限らず、モータ
シャフトとモータフレームとが結合されている軸固定型
のスピンドルモータにも適用可能である。この場合に
は、前記モータフレームを粉末や金製品とし、当該モー
タフレームに対して前記モータシャフトを焼結結合した
構成が採用される。この場合においても、前記モータシ
ャフトを、前記モータフレームの粉末や金材料と同一の
金属素材から形成することが望ましい。また、前記モー
タフレームの粉末や金材料としては、ハブとモータシャ
フトが結合された構造のスピンドルモータと同様に、ア
ルミニウムまたはステンレススチールを採用することが
できる。
【0016】更に、モータシャフトとモータフレームと
の焼結結合は、粉末や金材料からモータフレーム圧粉体
を成形し、前記モータフレーム圧粉体に形成されている
軸孔に前記モータシャフトを装着した状態で、当該モー
タフレーム圧粉体を焼結すれば良い。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0018】[実施の形態1]図1(A)には本発明を
適用した軸回転型のスピンドルモータの断面を示してあ
り、図1(B)にはその構成部品であるハブとモータシ
ャフトを取り出して示してある。これらの図に示すよう
に、スピンドルモータ1は、モータフレーム2と、この
モータフレーム2に対して回転自在に取り付けられたハ
ブ3を備えている。
【0019】モータフレーム2は、底面部分21と、こ
の底面部分21の外周縁から上方に向かってモータ軸線
方向に延びる円筒状の外周面部分22と、この外周面部
分22の上端から外側に張り出した鍔部23と、底面部
分21の中心からモータ軸線方向に垂直に延びる円筒状
の内周面部分24を備えている。鍔部23はドライブ装
置への取り付け部となり、スピンドルモータ1はモータ
フレーム2の鍔部23を介してドライブ装置に取り付け
可能となっている。
【0020】ハブ3はアルミニウムまたはステンレスス
チールの粉末や金製品であり、円板状の天板部分31
と、この天板部分31の外周縁から下方に向かってモー
タ軸線方向に延びる円筒状の外周面部分32と、この外
周面部分32の下端から外側に張り出す鍔部33を備え
ている。天板部分31の中心には軸孔31aが形成さ
れ、ここには下方に向かってモータ軸線方向に延びるモ
ータシャフト8の先端が焼結結合されている。
【0021】モータシャフト8は、ハブ3と同様の金属
素材から形成されている。このモータシャフト8は、モ
ータフレーム2の内周面部分24の内側中空部分に挿入
されている。内周面部分24の内側とモータシャフト8
の間には、一対のボールベアリング71、72が嵌め込
まれており、ボールベアリング71、72によって、ハ
ブ3がモータシャフト8を中心にモータフレーム2に対
して回転自在に支持されている。
【0022】ハブ3における円筒状の外周面部分32は
ディスク(図示せず)の中央孔が嵌め込まれるようにな
っており、ディスクをハブ3の所定の位置に搭載するた
めのガイドとして機能する。ハブ3の鍔部33はディス
クが搭載される搭載部である。
【0023】モータフレーム2の内周面部分24の外側
には、この内周面部分24を同心状態で囲むようにステ
ータコア4が取り付けられている。ステータコア4はコ
ア板を複数枚積層することにより形成され、その中央部
分から放射状に張り出す複数の突極41を備えている。
これらの突極41にはコイル42が巻回されている。コ
イル42は、一端がリード線43として引き出されてモ
ータフレーム2の底面部分21の外側に取り付けられた
回路基板6に接続されている。ステータコア4の外周縁
と僅かなギャップを介してロータマグネット5が外周面
部分32の内側に接着剤などにより固定されている。
【0024】本例のスピンドルモータ1では、リード線
43を介してコイル42に給電制御することにより、ロ
ータマグネット5が取り付けられたハブ3がモータシャ
フト8と一体に回転する。
【0025】上記のように、本例のスピンドルモータ1
においては、ハブ3がモータシャフト8の先端に対して
焼結結合されている。これらの部材の結合は、次のよう
にして行うことができる。
【0026】図2にはこれらの部材の焼結結合工程を示
してある。この図に従って説明すると、まず、アルミニ
ウムまたはステンレススチールの粉末(粉末や金材料)
を金型に充填する(ステップST1)。
【0027】次に、プレス加工をしてハブ圧粉体3aを
成形する(ステップST2)。この結果、図1(B)か
ら分かるように、天板部分31、外周面部分32、鍔部
33、および天板部分31の中心を貫通する軸孔31a
を備えたハブ圧粉体3aが形成される。
【0028】他方で、上記の粉末や金材料と同一の金属
素材からモータシャフト8を形成しておく(ステップS
T5)。モータシャフト8は切削または研削によって形
成することができる。
【0029】次に、ハブ圧粉体3aの軸孔31aにモー
タシャフト8の先端を挿入する(ステップST3)。
【0030】次に、ハブ圧粉体3aの軸孔31aにモー
タシャフト8を挿入したままの状態で、これらを焼結炉
に入れて、材料に応じた適正な温度で焼結する(ステッ
プST4)。この結果、軸孔31aが寸法収縮するとと
もに、軸孔31aの内周面とモータシャフト8の外周面
が接した部分ではそれぞれの組織の拡散が起こり、金属
組織的に一体化する。以上により、ハブ3とモータシャ
フト8が相互に焼結結合される。
【0031】以上説明したように、本例のスピンドルモ
ータ1においては、ハブ3とモータシャフト8を、接
着、圧入または焼きばめによらず、焼結によって結合し
ている。この焼結結合は強固であるので、接着、圧入な
どの場合と結合部分の面積が同一であっても、ハブ3と
モータシャフト8の結合強度を高めることができる。し
たがって、ハブ3とモータシャフト8の結合強度を確保
するために、モータシャフト8を長くしたり、モータシ
ャフト8の外径を増やすことによってハブ3との嵌合部
の面積を確保する必要がない。それ故、ボールベアリン
グ71、72を薄くしなくても良いので、モータシャフ
ト8の剛性の低下を回避でき、回転精度の良いスピンド
ルモータ1を提供できる。
【0032】また、本例のスピンドルモータ1において
は、ハブ3とモータシャフト8とを焼結結合してあるの
で、ハブ3とモータシャフト8を単一部材から一体的に
加工する場合に比べて、製造が簡単であり、生産性に優
れている。したがって、安価なスピンドルモータ1を提
供できる。
【0033】[実施の形態2]図3(A)には本発明を
適用した軸固定型のスピンドルモータ示し、さらに、図
3(B)には、その構成部品であるハブとモータフレー
ムを取り出して示してある。これらの図に示すように、
スピンドルモータ11は、シャーシ一体型のモータフレ
ーム12と、このモータフレーム12に対して回転自在
に取り付けられたハブ13とを備えている。モータフレ
ーム12はほぼ平板状の底面部分121を備えている。
この底面部分121の中心には軸孔121aが形成さ
れ、ここには、上方に向かってモータ軸線方向に突出す
るモータシャフト9の下端が焼結結合されている。
【0034】ハブ13は、ほぼ円板状の天板部分131
と、この天板部分131の外周縁から下方に向かってモ
ータ軸線方向に延びる円筒状の外周面部分132と、こ
の外周面部分132の下端から外側に張り出す鍔部13
3と、天板部分131の中心から下方に向かってモータ
軸線方向に延びる円筒状の内周面部分134を備えてい
る。
【0035】ハブ13における内周面部分134の内側
の中空部分には、モータ軸線方向に沿って一対のボール
ベアリング73、74が嵌め込まれ、これらのボールベ
アリング73、74の内輪にモータシャフト9が嵌め込
まれている。これらのボールベアリング73、74によ
って、ハブ3がモータシャフト9を中心にモータフレー
ム12に対して回転自在に支持されている。なお、内周
面部分134の上端には、ボールベアリング73、74
から飛散するダストや潤滑油等が外部に漏出するのを防
止するラビリンスシール10が取り付けられている。
【0036】外周面部分132は、実施の形態1で説明
したハブ3の外周面部分32と同様に、不図示のディス
クをハブ13の所定の位置に搭載するためのガイドとし
て機能する。ハブ13の鍔部133も実施の形態1と同
様に、フロッピーディスクやCDーROM等が搭載され
る搭載部である。
【0037】ハブ13における内周面部分134の外側
には、この内周面部分134を同心状態で囲むようにス
テータコア14が取り付けられている。ステータコア1
4は、その中央部分から放射状に張り出す複数の突極1
41を備えており、各突極141には、コイル142が
巻回されている。コイル142の一端は、リード線14
3として引き出され、モータフレーム12に取り付けら
れた回路基板16に半田付けされている。ステータコア
14の外周縁と僅かなギャップを介してロータマグネッ
ト15が外周面部分132の内側に接着剤などにより固
定されている。以下に、モータフレーム12とモータシ
ャフト9との結合方法を説明するが、実施の形態1で説
明したハブ3とモータシャフト8の焼結結合と基本的に
は同様のため、詳細な説明は省略する。なお、モータフ
レーム12とモータシャフト9の製造方法の工程図に関
しては、図2中のハブの記載をモータフレーム12に読
み変えるものとする。
【0038】まず、アルミニウムはたはステンレススチ
ールの粉末(粉末や金材料)を金型に充填し、モータフ
レーム12を圧縮成形する(ステップST1、ST
2)。この結果、図3(B)から分かるように、底面部
分121、および底面部部121の中心位置に軸孔12
1aを備えたモータフレーム圧粉体12aが成形され
る。他方で、上記の粉末や金材料と同一の金属素材から
モータシャフト9を形成する(ステップST5)。
【0039】次に、モータフレーム圧粉体12aの軸孔
121aに対してモータシャフト9の下端を挿入し、そ
のままの状態で、材料に応じた適正な温度で焼結する
(ステップST3、ST4)。その結果、モータフレー
ム12とモータシャフト8が相互に焼結結合される。
【0040】以上説明したように、本例のスピンドルモ
ータ1においては、モータフレーム12とモータシャフ
ト9の結合方法として、接着、圧入または焼きばめする
のではなく、焼結による方法を採用している。したがっ
て、ハブ3とモータシャフト8の結合と同様に、モータ
フレーム12とモータシャフト9の結合が強固となる。
このため、モータシャフト9を長くしたり、その外径を
太くして、モータフレーム12とモータシャフト9との
結合部分を増やす必要がない。それ故、本例のスピンド
ルモータ11においても、軸受73、74を薄くしなく
ても良いので、モータシャフト9の剛性の低下を回避で
き、回転精度の良いスピンドルモータ11を提供でき
る。
【0041】また、本例のスピンドルモータ11におい
ても、実施の形態1と同様に、製造が簡単であり、生産
性に優れているので、安価なスピンドルモータ11を提
供できる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、モータシャフトと、ハブあるいはモータフレームと
の結合方法として、別体であるこれらの2つの部材を焼
結することによって相互に結合する方法を採用してい
る。したがって、結合部分の面積が同一でも、接着や圧
入などによってこれらの部材間を結合する場合よりもは
るかに結合強度が高い。このため、結合強度を確保する
ために、モータシャフトの軸長や外径を増やす必要がな
い。また、焼結結合は工程が簡単で生産性に優れている
ので、これらの部材間の結合を簡単に、しかも廉価に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明を適用した軸回転型のスピン
ドルモータの断面図、(B)は、相互に焼結結合された
ハブとモータシャフトを取り出して示す断面図である。
【図2】本発明に係るハブとモータシャフトの焼結結合
の手順を示す工程図である。
【図3】(A)は、本発明の適用した軸固定型のスピン
ドルモータの断面図、(B)は、相互に焼結結合された
モータフレームとモータシャフトを取り出して示す断面
図である。
【符号の説明】
1、11 スピンドルモータ 2、12 モータフレーム 12a モータフレーム圧粉体 3、13 ハブ 3a ハブ圧粉体 31a、121a 軸孔 4、14 ステータコア 5、15 ロータマグネット 71〜74 ボールベアリング 8、9 モータシャフト

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータフレームに対して軸受を介して回
    転自在に支持されたモータシャフトと、当該モータシャ
    フトに一体回転するように取り付けられたディスク取り
    付け用のハブとを有するスピンドルモータにおいて、 前記ハブは粉末や金製品であり、当該ハブは前記モータ
    シャフトに対して焼結結合されていることを特徴とする
    スピンドルモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記モータシャフト
    は前記ハブの粉末や金材料と同一の金属素材によって形
    成されていることを特徴とするスピンドルモータ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記ハブの粉末や金
    材料はアルミニウムまたはステンレススチールであるこ
    とを特徴とするスピンドルモータ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のうちいずれかの項に
    規定するスピンドルモータの製造方法において、粉末や
    金材料からハブ圧粉体を成形する工程と、前記ハブ圧粉
    体に形成されている軸孔に前記モータシャフトを装着し
    た状態で、当該ハブ圧粉体を焼結して、モータシャフト
    に焼結結合されたハブを得る工程とを有することを特徴
    とするスピンドルモータの製造方法。
  5. 【請求項5】 モータフレームに固定したモータシャフ
    トと、当該モータシャフトに対して軸受を介して回転自
    在に支持されたディスク取り付け用のハブとを有するス
    ピンドルモータにおいて、 前記モータフレームは粉末や金製品であり、当該モータ
    フレームに対して前記モータシャフトが焼結結合されて
    いることを特徴とするスピンドルモータ。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記モータシャフト
    は前記モータフレームの粉末や金材料と同一の金属素材
    から形成されていることを特徴とするスピンドルモー
    タ。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記モータフレーム
    の粉末や金材料は、アルミニウムまたはステンレススチ
    ールであることを特徴とするスピンドルモータ。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし7のうちいずれかの項に
    規定するスピンドルモータの製造方法において、粉末や
    金材料からモータフレーム圧粉体を成形する工程と、前
    記モータフレーム圧粉体に形成されている軸孔に前記モ
    ータシャフトを装着した状態で、当該モータフレーム圧
    粉体を焼結して、モータシャフトに焼結結合されたモー
    タフレームを得る工程とを有することを特徴とするスピ
    ンドルモータの製造方法。
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