JPH07222391A - モータのベアリング固定構造 - Google Patents

モータのベアリング固定構造

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JPH07222391A
JPH07222391A JP978194A JP978194A JPH07222391A JP H07222391 A JPH07222391 A JP H07222391A JP 978194 A JP978194 A JP 978194A JP 978194 A JP978194 A JP 978194A JP H07222391 A JPH07222391 A JP H07222391A
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JP
Japan
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bearing
bearing holder
peripheral surface
holder portion
inner peripheral
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JP978194A
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English (en)
Inventor
Yutaka Ishizuka
豊 石塚
Koichi Katakura
弘一 片倉
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Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータの回転精度を高めると共にベアリング
の接着強度を向上させ、さらにコストダウンを図るよう
にしたモータのベアリング固定構造を提供する。 【構成】 略円筒状のベアリングホルダー部2を有する
フレーム1をステンレス系合金あるいはアルミ系合金の
粉末を用いて焼結形成して、少なくともベアリングホル
ダー部2の内周面をポーラスに形成し、この内周面全体
を接着剤溜まりとして用いて接着剤によってベアリング
4,5を接着固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種磁気ディスク等を
回転駆動する用途等に用いられるモータのベアリング固
定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばハードディスクのような磁気ディ
スクを回転駆動する磁気ディスク駆動装置等に適用され
るモータのベアリング固定構造として、例えば実開平3
−55175号公報に開示されるような構造が提案され
ている。このベアリング固定構造は、図2に示すよう
に、アルミダイキャスト等からなるフレーム21中心に
ステンレス合金等からなる略円筒状のベアリングホルダ
ー部22嵌合固定され、このベアリングホルダー部22
円筒内に回転シャフト(軸)23を支承するベアリング
24が嵌入されて、ベアリングホルダー部22内周面に
接着固定されている。これにより、回転シャフト23は
ベアリングホルダー部22に対してベアリング24を介
して回転自在に保持されている。ベアリングホルダー部
22外周面には図示しないコイルが巻回されたステータ
コアが接着固定され、また回転シャフト23の上端には
図示しないハブが固定されて、このハブには磁気ディス
クが装着されるようになっている。
【0003】このようにベアリング24を保持するベア
リングホルダー部22は、フレーム21とは別体のステ
ンレス合金等で構成されていて、この材料を切削等によ
り円筒状に加工することが行われている。そして、加工
されたベアリングホルダー部22の内周面に接着剤によ
って外輪24Bを接着することにより、ベアリング24
を固定している。しかしながら、そのようにして加工し
て形成したベアリングホルダー部22の内周面には非常
に密度の高い風孔(ポーラス)がほとんど存在しない状
態となるために、ベアリング24をうまく接着固定する
のが困難となる。このため、ベアリングホルダー部22
の内周面に接着剤を溜めるための接着溝を形成する必要
が生じてくる。
【0004】図3はそのようなモータのベアリング固定
構造の例を示すもので、ベアリングホルダー部22の内
周面にベアリング24,25各外輪24B,25Bを接
着固定するための接着剤の接着溝31,32が形成され
ている。そして、各ベアリング24,25はその接着溝
31,32に充填された接着剤によって接着固定され
る。なお26はベアリングホルダー部22の外周面に固
定されたステータコア、27はこのステータコア26に
巻回されたステータコイル、28は回転シャフト23に
固定されているハブ、28Aは磁気ディスクを装着する
ハブ28の外周面、29はステータコア26に対向する
ようにハブ28の内周面に固定されたロータマグネット
である。このようなベアリング固定構造の組立は、回転
シャフト23の各接着溝31,32に接着剤を充填した
後、ベアリング24,25を嵌入して行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
モータのベアリング固定構造では、以下のような問題が
存在している。 (1)各接着溝31,32に充填した接着剤が硬化する
際に各ベアリング24,25の外輪24B,25Bを歪
めてしまうように作用するので、モータの回転精度が劣
化する。 (2)各接着溝31,32に充填された量の接着剤のみ
でベアリング24,25を接着固定するので、接着強度
が不足しがちである。 (3)各接着溝31,32を加工する手間が繁雑になる
ので、コストアップが避けられない。
【0006】本発明は以上のような問題に対処してなさ
れたもので、モータの回転精度を高めると共にベアリン
グの接着強度を向上させ、さらにコストダウンを図るよ
うにしたモータのベアリング固定構造を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係わる本発明は、略円筒状のベアリングホ
ルダー部を有するフレームと、上記ベアリングホルダー
部に保持されて軸を支承するベアリングとを備えたモー
タのベアリング固定構造において、上記フレームは、ス
テンレス系合金の粉末を焼結形成してなり、少なくとも
上記ベアリングホルダー部の内周面にポーラスが形成さ
れていることを特徴とするものである。
【0008】請求項2に係わる本発明は、略円筒状のベ
アリングホルダー部を有するフレームと、上記ベアリン
グホルダー部に保持されて軸を支承するベアリングとを
備えたモータのベアリング固定構造において、上記フレ
ームは、アルミ系合金の粉末を焼結形成してなり、少な
くとも上記ベアリングホルダー部の内周面にポーラスが
形成されていることを特徴とするものである。
【0009】請求項3に係わる本発明は、請求項1又は
請求項2において、ベアリングがベアリングホルダー部
に接着剤で固定されていることを特徴とするものであ
る。
【0010】
【作用】請求項1に係わる本発明の構成によれば、略円
筒状のベアリングホルダー部を有するフレームは、ステ
ンレス系合金の粉末を焼結形成してなり、少なくとも上
記ベアリングホルダー部の内周面にポーラスが形成され
ていることにより、この内周面全体に形成されているポ
ーラスを接着剤溜まりとすることができる。
【0011】請求項2に係わる本発明の構成によれば、
略円筒状のベアリングホルダー部を有するフレームは、
アルミ系合金の粉末を焼結形成してなり、少なくとも上
記ベアリングホルダー部の内周面にポーラスが形成され
ていることにより、この内周面全体に形成されているポ
ーラスを接着剤溜まりとすることができる。
【0012】請求項3に係わる本発明の構成によれば、
ベアリングがベアリングホルダー部に接着剤で固定され
ていることにより、請求項1又は請求項2と同様な作用
が行われる。
【0013】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明のモータのベアリング固定構造の実施
例を示す断面図で、1はフレームでこの中心には略円筒
状のベアリングホルダー部2を有しており、このベアリ
ングホルダー部2の円筒内には回転シャフト(軸)3を
支承するベアリング4,5が嵌入されて、ベアリングホ
ルダー部2の内周面に接着固定されている。すなわち、
ベアリング4,5は各々内輪4A,5Aが回転シャフト
3の外周面に接着固定されると共に、各々外輪4B,5
Bがベアリングホルダー部2の内周面に接着固定されて
いる。これにより、回転シャフト3はベアリングホルダ
ー部2に対してベアリング4,5を介して回転自在に保
持されている。
【0014】ベアリングホルダー部2の外周面にはステ
ータコア6が接着固定され、このステータコア6の周囲
にはステータコイル7が巻回されている。また回転シャ
フト3の上端にはハブ8が固定されて、このハブ8の外
周面8Aには磁気ディスクが装着されるようになってい
る。ハブ8の内周面にはステータコア6に対向するよう
に駆動マグネット9が固定されている。10はステータ
コア6から引き出したリード線を半田付けするフレキシ
ブル基板である。
【0015】中心に略円筒状のベアリングホルダー部2
を有するフレーム1は、ステンレス系(SUS 30
3、SUS 416等)あるいはアルミ系(A201
1,A2017,A6061等)合金の粉末が用いられ
て焼結形成されており、少なくともベアリングホルダー
部2の内周面にはポーラス(風孔)が形成されている。
すなわち、ベアリングホルダー部2の内周面全体にはポ
ーラスが形成されている。ここで、ステンレス系合金あ
るいはアルミ系合金の粉末を焼結形成する方法は、通常
知られている方法が用いられて、各合金の粉末を加圧し
た後、これらの加圧体を加熱して所望の形状に加工する
ことが行われる。このようにして少なくともベアリング
ホルダー部2の内周面に形成されたポーラスを接着剤溜
まりとして用いて、各ベアリング4,5は各外輪4B,
5Bが接着剤によってその内周面に接着固定されてい
る。また、ベアリングホルダー部2の内周面は、サイジ
ング加工(焼結体に対して一般的に行う高精度加工方法
で、所望の寸法を持ったピンを焼結体の内周面に差し込
んで塑性加工することにより内周面を仕上げる加工方
法)等により簡単に加工することができる。
【0016】このようなモータのベアリング固定構造に
おいて、ステータコア6に巻回されているステータコイ
ル7に通電を行うことにより、この電流と駆動マグネッ
ト9から発生される磁束との作用によって、ハブ8は回
転力を受けるので、ハブ8は回転シャフト1と一体に回
転するため、磁気ディスクは回転駆動される。
【0017】このような本実施例によれば、次のような
効果を得ることができる。 (1)略円筒状のベアリングホルダー部2を有するフレ
ーム1をステンレス系合金あるいはアルミ系合金の粉末
を用いて焼結形成して、少なくともベアリングホルダー
部2の内周面をポーラスに形成し、この内周面全体を接
着剤溜まりとして用いて接着剤によってベアリング4,
5を接着固定したので、接着剤が硬化する際に各ベアリ
ング4,5の各外輪4B,5Bの歪みは極小となるた
め、モータの回転精度を高めることができる。 (2)ベアリングホルダー部2の内周面全体を接着剤溜
まりとして用いるので、比較的多量の接着剤によって接
着固定できるため、ベアリングの接着強度が飛躍的に向
上する。 (3)ベアリングホルダー部2の内周面に接着溝を加工
しないので、コストダウンを図ることができる。 (4)さらに、ベアリングホルダー部2の内周面に形成
されたポーラスは高周波のエネルギーを吸収しやすいの
で、ベアリング4,5の回動時に発生する振動やノイズ
は吸収されるため、低騒音のモータを実現することがで
きる。
【0018】
【発明の効果】請求項1に係わる本発明によれば、略円
筒状のベアリングホルダー部を有するフレームは、ステ
ンレス系合金の粉末を焼結形成してなり、少なくとも上
記ベアリングホルダー部の内周面にポーラスが形成され
ているので、このポーラスを接着剤溜まりとして用いる
ことにより、モータの回転精度を高めると共にベアリン
グの接着強度を向上させ、さらにコストダウンを図るこ
とができ、さらにまた低騒音のモータを実現することが
できる。請求項2に係わる本発明によれば、略円筒状の
ベアリングホルダー部を有するフレームは、アルミ系合
金の粉末を焼結形成してなり、少なくとも上記ベアリン
グホルダー部の内周面にポーラスが形成されているの
で、このポーラスを接着剤溜まりとして用いることによ
り、請求項1と同様な効果を得ることができる。請求項
3に係わる本発明によれば、ベアリングがベアリングホ
ルダー部に接着剤で固定されていることにより、請求項
1又は請求項2と同様な効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータベアリング固定構造の実施例を
示す断面図である。
【図2】従来例を示す断面図である。
【図3】他の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 ベアリングホルダー部 3 回転シャフト(軸) 4,5 ベアリング 4B,5B ベアリングの外輪 6 ステータコア 8 ハブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円筒状のベアリングホルダー部を有す
    るフレームと、上記ベアリングホルダー部に保持されて
    軸を支承するベアリングとを備えたモータのベアリング
    固定構造において、上記フレームは、ステンレス系合金
    の粉末を焼結形成してなり、少なくとも上記ベアリング
    ホルダー部の内周面にポーラスが形成されていることを
    特徴とするモータのベアリング固定構造。
  2. 【請求項2】 略円筒状のベアリングホルダー部を有す
    るフレームと、上記ベアリングホルダー部に保持されて
    軸を支承するベアリングとを備えたモータのベアリング
    固定構造において、上記フレームは、アルミ系合金の粉
    末を焼結形成してなり、少なくとも上記ベアリングホル
    ダー部の内周面にポーラスが形成されていることを特徴
    とするモータのベアリング固定構造。
  3. 【請求項3】 ベアリングがベアリングホルダー部に接
    着剤で固定されていることを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載のモータのベアリング固定構造。
JP978194A 1994-01-31 1994-01-31 モータのベアリング固定構造 Withdrawn JPH07222391A (ja)

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JP (1) JPH07222391A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103855842A (zh) * 2012-11-29 2014-06-11 三星电机株式会社 电动机的旋转轴结合组件及其制造方法
CN112815013A (zh) * 2020-12-30 2021-05-18 东莞市鸿盈电子科技有限公司 一种新型安装滚珠轴承的中管结构

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Effective date: 20010403