JP3745896B2 - 樹脂軸受を備えたブラシレスモータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯型ミニディスク装置などに用いられるピックアップ駆動用に用いて好適なロータの出力をギヤなどの伝達手段を介して取り出すようにした樹脂軸受を備えたブラシレスモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より携帯型ミニディスク装置などに用いられるピックアップ駆動用ギヤードモータとしては、図5に示すように扁平型ブラシレスモータMの回転出力軸に伝達手段としてピニオンPを取り付け、このピニオンPを介して増力した出力を取り出すようにしたものがある。また、図示しないがピニオンの代わりにプーリを配してベルト減速させるものがある。このような構造のモータはステータベースBに黄銅製の軸受ホルダHをカシメなどによって取り付け、焼結含油軸受Mを介して軸Sを回転自在に装着したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構造では、黄銅製の軸受ホルダH、焼結含油軸受Mがコスト高となってしまうので、最近ではステータベースにアウトサート成形した樹脂軸受が採用されるようになってきた。ところがこの樹脂軸受はポーラスがないためオイルの保持機能が難しいものであった。
【0004】
この発明の目的は部品点数を減らしてコスト的に有利な構成にしながらもオイルの流出を簡単な構成で防止しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するには、請求項1に示すようにステータ(SS)としてステータベース(1)に複数個の空心電機子コイル(66)を配してなるもので、前記ステータベース(1)から一体に複数個の支柱(1b)を立ち上げ、この複数個の支柱の内側に圧入するように含油軸受(5)を配し、ロータ(RR)として中心に軸(7)と、該軸の周囲でロータケース(88)に配され、前記空心電機子コイルに軸方向空隙を介して臨ませたマグネット(99)とを備えたもので、前記ステータベースに立ち上げた支柱を形成する際の抜き穴(1c)は前記マグネットの吸着力が緩和される位置に形成されているもので達成できる。
【0006】
請求項1に示す発明のようにすれば、保油部によってポーラスが無い軸受でもオイル潤滑できるようになり、連続しない複数の傾斜のある溝によって動圧が期待でき、軸受上下端面に到達しないように形成された浅い凹所(3c、33c)によって軸受開口端部からオイルが流出するのを防ぐことができ、樹脂軸受頂部に同心状の溝からなる保油部(3b)が形成され、この溝と前記ロータケース内面にオイルバリア(T)が処理されているので、オイルの拡散流出が防止でき、支承部で軸がスラスト方向に受けられ、ステータベースに一体化するに当たって橋絡部と支骨片によって樹脂軸受としての強度が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】
次にこの発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1はこの発明の樹脂軸受を備えたブラシレスモータの第1の実施の形態として径方向空隙式コアード型ギヤードモータの構成を示す要部断面図、図2は同モータの主要部材の一部切り欠き要部斜視図、図3は同第2の実施の形態に用いる部品の要部断面図、そして図4はこの発明の樹脂軸受を備えたブラシレスモータの第3の実施の形態として軸方向空隙式スロットレス型ギヤードモータの要部断面図である。
【0008】
図1において、1は薄手のステンレス板などからなるステータベースで、上面にガラスクロスエポキシ板からなる回路基板2を配すると共に、中央に橋絡部1aを残して3個の支骨片1b‥‥を立ち上げ、この支骨片1b‥‥の部分を高摺動性樹脂で覆うように一体成形した袋型の樹脂軸受3を設けている。この樹脂軸受3の外周には複数個の突極4a‥‥にそれぞれ電機子コイル4b‥‥を巻き線してなるステータコア4が接着、溶着などの手段によって固着され、前記各電機子コイル4b‥‥の端末4cを前記の回路基板2の所定のパターンに半田結線してステータSを構成している。
前記樹脂軸受3は内径が後述の軸とのクリアランスが所定の値になるように設定され、底部にはオイルを溜めることができるように、かつ前記軸の基端が平坦でもピボット支承できるように山形の支承部3aに形成してある。すなわち、山形の裾の部分が保油部の一部を構成している。さらに図2に示すようにこの樹脂軸受の開口端にはリング状の溝3bが彫り込まれ、この溝3bにフッ素系のオイルバリア塗料Tが塗布されている。そして前記内径にはさらに軸の側圧を受ける側に回転方向に対してオイルが浮き上がってこないような傾きのある複数条の極めて浅い溝3cが彫り込まれて動圧発生を兼ねた保油部の一部を形成している。なお、この溝3cは正逆両用する場合は対面側にも形成しておくのはいうまでもない。
【0009】
一方、ロータRは、前記の軸ホルダ3に直接回転自在に装着される軸5と、この軸5を圧入することによって取り付けられたロータケース6と、このロータケース6の内側において前記ステータコア4の突極4a‥‥に径方向空隙を介して臨ませるように板状のものをカールして圧入固着したリング状ラバーマグネット7からなり、さらに前記ロータケース6の上面には複数個の抜け止めを兼ねた補強用係止部6a‥‥が設けられ、この係止部6a‥‥を含めて伝達手段としてポリアセタール樹脂からなるピニオン8を一体成形している。このピニオン8のギヤ部分のところの前記ロータケース6はプレス加工時にわずかな凹み6bを形成してあり、ピニオン8を一体成形するとき金型をこの凹み6bに食い込ませるようにして金型が摩耗してもギヤ部分8aの有効長を確保できるように配慮してある。
本例では、伝達手段としてピニオンを用いたが軟質ゴムからなるローラでもよく、プーリにしてもよい。
このような実施の形態にすればポーラスのない樹脂軸受でもオイルの流失が防げるので、十分軸受としての機能を果たすことができる。
なお、前記の溝3cは極めて浅く形成すればよいので金型は無理抜きできる。 また、フッ素系のオイルバリア塗料をロータケース内面に塗布することによって軸から伝達したオイルを拡散させないようにするのが望ましい。
【0010】
図3は、前記の実施の形態の変形例で溝の代わりに回転方向に応じて動圧が発生するようにした極めて浅い凹所33cを形成して保油部の一部にしたものである。その他の構成は同様なためその説明を省略する。
【0011】
図3は、第2の実施の形態としてステータSSを空心電機子コイル66からなるスロットレス型にしたもので、この場合、ロータRRはリング状のマグネット99をロータケース88の天井に接着して前記空心電機子コイル66に軸方向空隙を介して臨ませている。 なお、その他の構成は前記第1の実施の形態と同様なため、同一符号を記してその説明を省略する。
このように構成したので、支柱1b‥‥を立ち上げた後の孔によってマグネット99の吸着力が緩和される位置になっているので、ヒステリシス損が少なくなり、ブレーキロスが軽減できる。
【0012】
図4に示すように、この発明の樹脂軸受を備えたブラシレスモータの第3の実施の形態例として軸方向空隙式スロットレス型ギヤードモータにしてもよい。この場合、ロータRRを構成するネオジムマグネット77は円盤形に形成され、ロータケース66の天井に接着され、このマグネット77に臨む複数個の空心電機子コイル44b‥‥が前記のようなステータベース1に回路基板2を介して固着される。この場合もフッ素系のオイルバリア塗料Tをロータケース内面に塗布するのがよい。
伝達手段としてのピニオン8の構成は前記実施例と同様なため、ここでは同一符号を記してその説明を省略する。
【0013】
【発明の効果】
この発明は、上記のように構成することにより樹脂軸受であっても長寿命なモータにすることができる。
具体的には、請求項1に示す発明では、保油部によってポーラスが無い軸受でもオイル潤滑できるようになり、連続しない複数条の斜め溝に動圧が期待でき、軸受上下端面に到達しないように形成された浅い凹所(3c、33c)によって軸受開口端部からオイルが流出するのを防ぐことができ、樹脂軸受頂部に同心状の溝からなる保油部(3b)が形成され、この溝と前記ロータケース内面にオイルバリア(T)が処理されているので、オイルの拡散流出が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の樹脂軸受を備えたブラシレスモータの第1の実施の形態として径方向空隙式コアード型ギヤードモータの要部断面図である。
【図2】 同モータの主要部材の一部切り欠き要部斜視図である。
【図3】 同主要部材の変形例の一部切り欠き要部斜視図である。
【図4】 この発明の樹脂軸受を備えたブラシレスモータの第3の実施形態として軸方向空隙式スロットレス型ギヤードモータの要部断面図である。
【図5】 従来の伝達手段を備えたブラシレスモータの要部断面図である。
【符号の説明】
1 ステータベース
1a 橋絡部
1b 支骨片
1c 切り欠き
2 回路基板
3 袋型の樹脂軸受
3a 山形の支承部
3b リング状の溝
3c 浅い溝
33c 浅い凹み
4 ステータコア
4a 突極
4b 電機子コイル
5 軸
6 ロータケース
6a 係止部
6b 凹所
7 リング状ラバーマグネット
8 ピニオン

Claims (1)

  1. ステータ(SS)としてステータベース(1)に複数個の空心電機子コイル(66)を配してなるもので、前記ステータベース(1)から一体に複数個の支柱(1b)を立ち上げ、この複数個の支柱の内側に圧入するように含油軸受(5)を配し、ロータ(RR)として中心に軸(7)と、該軸の周囲でロータケース(88)に配され、前記空心電機子コイルに軸方向空隙を介して臨ませたマグネット(99)とを備えたもので、前記ステータベースに立ち上げた支柱を形成する際の抜き穴(1c)は前記マグネットの吸着力が緩和される位置に形成されている扁平型ブラシレスモータ。
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