JPH11215764A - 樹脂軸受を備えた扁平型ブラシレスモータ - Google Patents

樹脂軸受を備えた扁平型ブラシレスモータ

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JPH11215764A
JPH11215764A JP3220598A JP3220598A JPH11215764A JP H11215764 A JPH11215764 A JP H11215764A JP 3220598 A JP3220598 A JP 3220598A JP 3220598 A JP3220598 A JP 3220598A JP H11215764 A JPH11215764 A JP H11215764A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
resin
shaft
brushless motor
oil
Prior art date
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Pending
Application number
JP3220598A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Yamaguchi
忠男 山口
Naohisa Koyanagi
尚久 小柳
Akihisa Inoue
明久 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Parts Ind Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Parts Ind Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Parts Ind Co Ltd filed Critical Tokyo Parts Ind Co Ltd
Priority to JP3220598A priority Critical patent/JPH11215764A/ja
Publication of JPH11215764A publication Critical patent/JPH11215764A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を減らしてコスト的に有利な構成に
しながらも薄型かを図るためにオイルの流出をオイルス
トッパなどのワッシャを使わずに簡単な構成で防止しよ
うとするものである。 【解決手段】 ロータケース(6、66)の一側に出力
手段を一体化するとともに他側にマグネット(7、7
7)を配したロータ(R、RR)と、このロータを支持
する軸(5)と、この軸を回転自在に支承する樹脂軸受
(3)と、この樹脂軸受を一体化したステータベース
(1)と、前記ロータを駆動させるステータを備えた扁
平型ブラシレスモータであって、前記樹脂軸受の開口端
にオイルバリア手段として溝(3b)を設け、この溝に
オイルバリア塗料(T)を塗布すると共に前記ロータの
内側の軸の周囲にもオイルバリア手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯型ミニディ
スク装置などに用いられるピックアップ駆動用に用いて
好適なロータの出力をギヤなどの伝達手段を介して取り
出すようにした樹脂軸受を備えた扁平型ブラシレスモー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より携帯型ミニディスク装置などに
用いられるピックアップ駆動用ギヤードモータとして
は、図5に示すように扁平型ブラシレスモータMの回転
出力軸に伝達手段としてピニオンPを取り付け、このピ
ニオンPを介して増力した出力を取り出すようにしたも
のがある。また、図示しないがピニオンの代わりにプー
リを配してベルト減速させるものがある。このような構
造のモータはステータベースBに黄銅製の軸受ホルダH
をカシメなどによって取り付け、焼結含油軸受Gを介し
て軸Sを回転自在に装着したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造では、黄銅製の軸受ホルダH、焼結含油軸受G
がコスト高となってしまうので、最近ではステータベー
スにアウトサート成形した樹脂軸受が採用されるように
なってきた。ところがこの樹脂軸受はポーラスがないた
めオイルの保持機能が難しく、表面に付着させたオイル
が流出しやすい問題があった。
【0004】この発明の目的は部品点数を減らしてコス
ト的に有利な構成にしながらも薄型かを図るためにオイ
ルの流出をオイルストッパなどのワッシャを使わずに簡
単な構成で防止しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するには、請求項1に示すようにロータケースの一側に
出力手段を一体化するとともに他側にマグネットを配し
たロータと、このロータを支持する軸と、この軸を回転
自在に支承する樹脂軸受と、この樹脂軸受を一体化した
ステータベースと、前記ロータを駆動させるステータを
備えた扁平型ブラシレスモータにおいて、前記樹脂軸受
の開口端にオイルバリア手段を設けると共に前記ロータ
の内側の軸の周囲にオイルバリア手段を設ければ達成で
きる。また、請求項2に示すように前記各オイルバリア
手段として軸を中心とする連続した少なくとも一本の溝
を形成し、この溝にフッ素系オイルバリア液を塗布する
のがよい。さらに、請求項3に示すように前記軸にロー
タを支持する手段としてロータケースに配したバーリン
グを利用し、出力手段を一体化する手段として前記この
バーリングの首部に出力手段を圧入するのがよい。
【0006】請求項1に示す発明では、オイルバリア手
段によってオイルの流出拡散が防止できるので、ポーラ
スがない軸受でも長期間オイル潤滑できるようになる。
請求項2に示す発明では、各オイルバリア手段としての
溝を形成したので各オイルバリア手段の厚みを無視で
き、薄型化に好都合となる。請求項3に示す発明では、
出力手段の取り付け強度を十分に確保できる。
【0007】
【発明の実施の形態】次にこの発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1はこの発明の樹脂軸受を備えた
扁平型ブラシレスモータの第1の実施の形態として径方
向空隙式コアード型ギヤードモータの構成を示す要部断
面図、図2は同モータの主要部材の一部切り欠き要部斜
視図、図3は同第2の実施の形態に用いる部品の要部断
面図、そして図4はこの発明の樹脂軸受を備えたブラシ
レスモータの第3の実施の形態として軸方向空隙式スロ
ットレス型ギヤードモータの要部断面図である。
【0008】図1において、1は薄手のステンレス板な
どからなるステータベースで、上面にガラスクロスエポ
キシ板からなる回路基板2を配すると共に、中央に橋絡
部1aを残して3個の支骨片1b‥‥を立ち上げ、この
支骨片1b‥‥の部分を高摺動性樹脂で覆うように一体
成形した袋型の樹脂軸受3を設けている。この樹脂軸受
3の外周には複数個の突極4a‥‥にそれぞれ電機子コ
イル4b‥‥を巻き線してなるステータコア4が接着、
溶着などの手段によって固着され、前記各電機子コイル
4b‥‥の端末4cを前記の回路基板2の所定のパター
ンに半田結線してステータSを構成している。前記樹脂
軸受3は内径が後述の軸とのクリアランスが所定の値に
なるように設定され、底部にはオイルを溜めることがで
きるように、かつ前記軸の基端が平坦でもピボット支承
できるように山形の支承部3aに形成してある。すなわ
ち、山形の裾の部分が保油部の一部を構成している。さ
らに図2に示すようにこの樹脂軸受の開口端にはリング
状の溝3bが彫り込まれ、この溝3bにフッ素系のオイ
ルバリア塗料Tが塗布されている。そして前記内径には
さらに軸の側圧を受ける側に回転方向に対してオイルが
浮き上がってこないような傾きのある複数条の極めて浅
い溝3cが彫り込まれて動圧発生を兼ねた保油部の一部
を形成している。なお、この溝3cは正逆両用する場合
は対面側にも形成しておくのはいうまでもない。
【0009】一方、ロータRは、前記の軸ホルダ3に直
接回転自在に装着される軸5と、この軸5をバーリング
6aに圧入することによって取り付けられたたロータケ
ース6と、このロータケース6の内側において前記ステ
ータコア4の突極4a‥‥に径方向空隙を介して臨ませ
るように板状のものをカールして圧入固着したリング状
ラバーマグネット7からなり、さらに前記ロータケース
6の上面にポリアセタール樹脂からなるピニオン8を前
記バーリング6aの首部に圧入することによって取り付
けている。そして、前記フッ素系のオイルバリア塗料T
をロータケース内面の軸の周囲に設けたリング状の凹所
6bに塗布することによって軸から伝達したオイルを拡
散させないようにするなお、本例では、伝達手段として
ピニオンを用いたが軟質ゴムからなるローラでもよく、
プーリにしてもよい。このような実施の形態にすればポ
ーラスのない樹脂軸受でもオイルの流失が防げるので、
十分軸受としての機能を果たすことができる。なお、前
記の溝3cは極めて浅く形成すればよいので金型は無理
抜きできる。
【0010】図3は、前記の実施の形態の変形例で溝に
変わりに回転方向に応じて動圧が発生するようにした極
めて浅い凹み33cを形成して保油部の一部にしたもの
である。その他の構成は同様なためその説明を省略す
る。
【0011】上記実施の形態はいずれも伝達手段として
ピニオンで示したが、ウオームで構成しても良いし、コ
アを2枚ラミネートした薄手のもので示したが、数十枚
ラミネートした軸方向に長いものにも採用できるのはい
うまでもない。
【0012】図4に示すように、この発明の樹脂軸受を
備えたブラシレスモータの第3の実施の形態例として軸
方向空隙式スロットレス型ギヤードモータにしてもよ
い。この場合、ロータRRを構成するネオジムマグネッ
ト77は円盤形に形成され、ロータケース66の天井に
接着され、このマグネット77に臨む複数個の空心電機
子コイル44b‥‥が前記のようなステータベース1に
回路基板2を介して固着される。ここでオイルバリア手
段としてマグネット77の内径を利用できることにな
る。なお、伝達手段としてのピニオン8の構成は前記実
施例と同様なため、ここでは同一符号を記してその説明
を省略する。
【0013】
【発明の効果】この発明は、上記のように構成すること
により樹脂軸受であっても長寿命なモータにすることが
できる。具体的には、請求項1に示す発明では、オイル
バリア手段によってオイルの流出が妨げられるので、ポ
ーラスが無い軸受でも長期間オイル潤滑できるようにな
る。請求項2に示す発明では、各オイルバリア手段とし
ての溝を形成したので各オイルバリア手段の厚みを無視
でき、薄型化に好都合となる。請求項3に示す発明で
は、出力手段の取り付け強度を十分に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の樹脂軸受を備えたブラシレスモータ
の第1の実施の形態として径方向空隙式コアード型ギヤ
ードモータの要部断面図である。
【図2】同モータの主要部材の一部切り欠き要部斜視図
である。
【図3】同主要部材の変形例の一部切り欠き要部斜視図
である。
【図4】この発明の樹脂軸受を備えたブラシレスモータ
の第3の実施形態として軸方向空隙式スロットレス型ギ
ヤードモータの要部断面図である。
【図5】従来の伝達手段を備えたブラシレスモータの要
部断面図である。
【符号の説明】
1 ステータベース 1a 橋絡部 1b 支骨片 1c 切り欠き 2 回路基板 3 袋型の樹脂軸受 3a 山形の支承部 3b オイルバリア手段としてのリング状の溝 3c 浅い溝 4 ステータコア 4a 突極 4b 電機子コイル 5 軸 6 ロータケース 6a バーリング部 6b 凹所 7 リング状ラバーマグネット 8 ピニオン T オイルバリア塗料

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータケースの一側に出力手段を一体化
    するとともに他側にマグネットを配したロータと、この
    ロータを支持する軸と、この軸を回転自在に支承する樹
    脂軸受と、この樹脂軸受を一体化したステータベース
    と、前記ロータを駆動させるステータを備えた扁平型ブ
    ラシレスモータにおいて、前記樹脂軸受の開口端にオイ
    ルバリア手段を設けると共に前記ロータの内側の軸の周
    囲にオイルバリア手段を設けたことを特徴とする樹脂軸
    受を備えた扁平型ブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】 前記各オイルバリア手段として軸を中心
    とする連続した少なくとも一本の溝を形成し、この溝に
    フッ素系オイルバリア液を塗布してなる請求項1に記載
    の樹脂軸受を備えた扁平型ブラシレスモータ。
  3. 【請求項3】 前記軸にロータを支持する手段としてロ
    ータケースに配したバーリングを利用し、出力手段を一
    体化する手段として前記このバーリングの首部に出力手
    段を圧入した請求項1または請求項2に記載の樹脂軸受
    を備えた扁平型ブラシレスモータ。
JP3220598A 1998-01-29 1998-01-29 樹脂軸受を備えた扁平型ブラシレスモータ Pending JPH11215764A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100397753C (zh) * 2003-01-29 2008-06-25 东京零件工业股份有限公司 小型无刷电动机
CN100452623C (zh) * 2004-04-14 2009-01-14 思考电机(上海)有限公司 无芯马达及其制作和组装的方法
JP2012122548A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Minebea Motor Manufacturing Corp ブラシレスモータ、ディスク駆動装置、およびブラシレスモータに用いることが可能な軸受
US9856880B2 (en) 2014-05-07 2018-01-02 Nidec Corporation Motor and blower
US10054126B2 (en) 2014-05-07 2018-08-21 Nidec Corporation Casing and blower

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Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041102

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050426