JPH10236871A - 耐プラズマ部材 - Google Patents

耐プラズマ部材

Info

Publication number
JPH10236871A
JPH10236871A JP4260497A JP4260497A JPH10236871A JP H10236871 A JPH10236871 A JP H10236871A JP 4260497 A JP4260497 A JP 4260497A JP 4260497 A JP4260497 A JP 4260497A JP H10236871 A JPH10236871 A JP H10236871A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plasma
sintered body
atmosphere
gas
halogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4260497A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichi Murakawa
俊一 村川
Katsumi Nakamura
勝美 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP4260497A priority Critical patent/JPH10236871A/ja
Priority to US09/031,401 priority patent/US6447937B1/en
Publication of JPH10236871A publication Critical patent/JPH10236871A/ja
Priority to US10/198,675 priority patent/US6916559B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】フッ素系や塩素系などのハロゲン系腐食性ガス
雰囲気下でプラズマに曝されたとしても腐食が少ない耐
プラズマ部材を提供する。 【解決手段】フッ素系や塩素系などの腐食性ガス雰囲気
下でプラズマに曝される耐プラズマ部材の表面を、気孔
率が3%以下のイットリウム・アルミニウム・ガーネッ
ト焼結体により形成するとともに、その表面を中心線平
均粗さ(Ra)1μm以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フッ素系や塩素系
などのハロゲン系腐食性ガス雰囲気下で、優れた耐プラ
ズマ性を有する耐プラズマ部材に関するものであり、特
に、半導体製造装置の内壁材、監視窓、マイクロ波導入
窓、マイクロ波結合用アンテナ、あるいは静電チャック
やサセプタ等に好適に使用できるものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
半導体装置の製造工程において、半導体ウエハに成膜を
施すCVD装置やスパッタリング装置などの成膜装置
や、半導体ウエハに微細加工を施すエッチング装置など
の半導体製造装置では、高集積化を目的としてプラズマ
発生機構を備えたものが使用されている。
【0003】図5に電子サイクロトロン共鳴を用いたC
VD装置の概略図を示すように、マイクロ波発生室61
と処理室62とからなり、マイクロ波発生室61と処理
室62との境界には離壁となるマイクロ波導入窓63を
有するとともに、処理室62の外周には磁界を形成する
ためのコイル64が配置されている。また、処理室62
には成膜ガス及び雰囲気ガスを供給するためのガス供給
孔65と、処理室62内を真空にするためのガス排気孔
66、及び処理室62内の状況を確認するための監視窓
67が形成してあり、処理室62の内部には半導体ウエ
ハ50を保持する機構として静電チャック70が設置さ
れている。
【0004】上記静電チャック70は円板状をした基体
71からなり、該基体71の内部には半導体ウエハ50
を支持面72に吸着保持するための吸着用電極73が内
蔵されている。また、静電チャック70の裏面にはヒー
タ74を配置してあり、静電チャック70の支持面72
に保持した半導体ウエハ50を均一に加熱するようにな
っている。
【0005】そして、このCVD装置により半導体ウエ
ハ50に薄膜を形成するには、上記静電チャック70の
支持面72に半導体ウエハ50を載置し、該ウエハ50
と吸着用電極73との間に電圧を印加することで静電吸
着力を発現させ、ウエハ50を支持面72に吸着保持さ
せるとともに、ガス排気孔66より真空吸引して処理室
62内を真空としたあと、ガス供給孔65から成膜ガス
及び雰囲気ガスを処理室62内に供給する。そして、マ
イクロ波発生室61からマイクロ波導入窓63を介して
マイクロ波を処理室62内に導くとともに、コイル64
に通電して磁界を発生させることにより高密度のプラズ
マを発生させ、このプラズマエネルギーによって成膜ガ
スを原子状態にまで分解し、半導体ウエハ50上に堆積
させることで薄膜を形成するようになっていた。
【0006】ところで、この種の半導体製造装置では、
雰囲気ガスとして塩素系やフッ素系のハロゲン系腐食性
ガスが使用され、処理室62の内壁材68、監視窓6
7、マイクロ波導入窓63、あるいは静電チャック70
は、これらの腐食性ガス雰囲気下でプラズマに曝される
ことから、ハロゲン系腐食性ガスに対する耐プラズマ性
に優れることが要求されており、上記処理室62の内壁
材68、監視窓67、マイクロ波導入窓63、静電チャ
ック70などの耐プラズマ部材を、アルミナ焼結体、窒
化珪素焼結体、窒化アルミニウム焼結体等のセラミック
焼結体やサファイアで形成したものがあった(特開平5
−251365号公報参照)。
【0007】しかしながら、ハロゲン系腐食性ガス雰囲
気下でプラズマに曝されると、アルミナ焼結体、窒化珪
素焼結体、窒化アルミニウム焼結体等のセラミック焼結
体やサファイアからなる耐プラズマ部材と言えどもプラ
ズマエネルギーによって腐食が徐々に進行し、セラミッ
クスの表面を構成する結晶粒子が脱粒するためにパーテ
ィクル汚染を生じていた。
【0008】そして、これらのパーティクルが半導体ウ
エハ50や静電チャック70の支持面22に付着する
と、成膜精度に悪影響を与えるといった課題があった。
【0009】しかも、上記耐プラズマ部材を構成するセ
ラミックスの表面にボイドが多数存在したり、表面の面
粗さが粗すぎると、プラズマエネルギーによって腐食が
さらに加速され、短期間で寿命となっていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記課
題に鑑み、フッ素系や塩素系などのハロゲン系腐食性ガ
ス雰囲気下でプラズマに曝される表面を、気孔率が3%
以下のイットリウム・アルミニウム・ガーネット焼結体
により形成するとともに、その表面を中心線平均粗さ
(Ra)1μm以下として耐プラズマ部材を構成したも
のである。
【0011】また、本発明は上記イットリウム・アルミ
ニウム・ガーネット焼結体中に含まれている周期律表2
a族元素の酸化物及び酸化珪素の含有量を1500pp
m以下とすることにより、ハロゲン系腐食性ガスに対す
る耐プラズマ性をさらに高めたものであり、特にこの耐
プラズマ部材は半導体製造装置の監視窓、マイクロ波導
入窓、静電チャック、サセプタ、クランプ部材、処理室
の内壁材を構成するのに好適なものである。
【0012】
【発明の実施の形態】即ち、本発明は、ハロゲン系腐食
性ガスに対する耐プラズマ材料について研究を重ねたと
ころ、イットリウム・アルミニウム・ガーネット焼結体
(以下、YAG焼結体と称す)がアルミナ焼結体、窒化
珪素焼結体、窒化アルミニウム焼結体等のセラミック焼
結体やサファイアよりもハロゲン系腐食性ガス雰囲気下
での耐プラズマ性に極めて優れていることを見出し、ハ
ロゲン系腐食性ガス雰囲気下でプラズマに曝される耐プ
ラズマ部材の表面をYAG焼結体で形成したものであ
る。
【0013】例えば、ハロゲン系腐食性ガスが塩素系ガ
スである場合、プラズマによりラジカル化された塩素ラ
ジカルはアルミナ焼結体、窒化アルミニウム焼結体、サ
ファイアなどと反応してAl−Cl化合物を形成する
が、このAl−Cl化合物は124℃の温度においても
10torrの蒸気圧を有する物質であるために絶えず
昇華し、表面で上記反応が進むために腐食が進行する。
【0014】また、ハロゲン系腐食性ガスがフッ素系ガ
スである場合、プラズマによりラジカル化されたフッ素
ラジカルはアルミナ焼結体、窒化アルミニウム焼結体、
サファイアなどと反応してAl−F化合物からなる保護
膜を形成するが、さらにプラズマエネルギーよって腐食
が進行する。
【0015】これに対し、YAG焼結体はフッ素系及び
塩素系のハロゲン系腐食性ガスに対して安定であること
から、塩素ラジカルやフッ素ラジカルとの反応が起こり
難く、腐食が少ない。
【0016】また、本発明は、YAG焼結体がハロゲン
系腐食性ガス雰囲気下でのプラズマに対して優れた耐プ
ラズマ性を有すると言えども表面にボイドが多数存在し
たり、表面の面粗さが粗すぎると耐プラズマ性が大きく
低下することに着目し、YAG焼結体の気孔率を3%以
下とするとともに、ハロゲン系腐食性ガス雰囲気下でプ
ラズマに曝される表面を中心線平均粗さ(Ra)で1μ
m以下とすれば、腐食の進行を大幅に抑えることがきる
ことを見出した。
【0017】即ち、YAG焼結体の気孔率が3%より大
きかったり、表面の面粗さが中心線平均粗さ(Ra)で
1μmより大きくなると、プラズマに曝される表面には
多数の凹凸部が存在することになるため、凸部にプラズ
マエネルギーが集中して腐食を受け易くなるからであ
る。なお、YAG焼結体の気孔率はアルキメデス法によ
り測定すれば良い。
【0018】さらに、MgO、CaOなどの周期律表2
a族の酸化物や酸化珪素はハロゲン系腐食性ガスと反応
し易く、これらがYAG焼結体に含まれていると腐食を
加速させることになる。その為、YAG焼結体に含まれ
る周期律表2a族の酸化物や酸化珪素の含有量は合計で
1500ppm以下、さらに好ましくは1000ppm
以下とすることが良い。
【0019】また、YAG焼結体は耐プラズマ性に優れ
るだけでなく、高絶縁性でかつ透光性を有するととも
に、耐熱性にも優れている。
【0020】その為、本発明の耐プラズマ部材をCVD
装置やスパッタリング装置などの成膜装置やエッチング
装置等の半導体製造装置用として使用すれば、寿命の長
い構成部品を提供することができるとともに、パーティ
クルの発生が殆どないため、成膜精度やエッチング精度
を高め、高品質の半導体を製造することができる。
【0021】ところで、本発明の耐プラズマ部材を構成
するYAG焼結体を製作するには、Al2 3 粉末とY
2 3 粉末とを数1の割合で混合して1000〜160
0℃で仮焼したあと、これらを粉砕して平均粒子径0.
6〜1.2μm、BET比表面積2〜5m2 /gのYA
G粉末を製作する。
【0022】
【数1】
【0023】YAG粉末の純度は99.5以上、さらに
望ましくは99.9%以上のものが良く、特に周期律表
2a族元素の酸化物や酸化珪素が含まれていると、雰囲
気ガスである塩素系ガスやフッ素系ガスと反応し易いこ
とから、これらの不純物は1500ppm以下のものが
良い。
【0024】そして、このYAG粉末と分散剤及びイオ
ン交換水をポットミルに投入し、高純度アルミナボール
によって均一に分散させて泥漿を作製し、この泥漿を射
出成形法や鋳込成形法、あるいはドクターブレード法な
どのテープ成形法により成形するか、あるいは泥漿をス
プレードライヤにて乾燥造粒して造粒粉末を製作し、こ
の造粒粉末を金型に充填してメカプレス成形法やラバー
プレス成形法により成形し、これらの成形方法によって
製作した成形体に切削加工を施して所定の形状とする。
【0025】しかるのち、成形体を80℃程度の温度で
乾燥させたあと、800〜1400℃の温度で2時間程
度仮焼し、さらに、仮焼した成形体を真空炉に入れ、1
-4〜10-7torrの真空雰囲気下にて1700〜1
850℃の焼成温度で数時間本焼成することにより気孔
率が3%以下のYAG焼結体を製作する。
【0026】焼成温度を1700〜1850℃とするの
は、1700℃未満であると、焼結性が悪く、1850
℃より高くなるとYAG結晶が粒成長するため、いずれ
においてもYAG焼結体の気孔率を3%以下に緻密化で
きないからである。
【0027】また、さらに緻密化するためにYAG焼結
体を2000気圧の不活性ガス雰囲気下で熱間静水圧焼
成(HIP)することにより気孔率を0%とすることも
できる。
【0028】そして、このYAG焼結体のうち、ハロゲ
ン系腐食性ガス雰囲気下でプラズマに曝される表面を研
磨加工によって中心線平均粗さ(Ra)1μm以下とす
ることにより製作することができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は本
発明の耐プラズマ部材の一例である静電チャック1を示
す図で、(a)は斜視図、(b)はそのX−X線断面図
であり、気孔率が3%以下のYAG焼結体からなる板状
体2の内部に吸着用電極3を有するとともに、上面を支
持面4としてなり、該支持面4を中心線平均粗さ(R
a)0.8μm以下とするとともに、それ以外の表面を
中心線平均粗さ(Ra)1μm以下の滑らかな面に仕上
げてある。また、板状体2の下面には吸着用電極3に貫
通する電極取出孔2aを形成してあり、該電極取出孔2
aに接合した給電端子5を介して通電するようにしてあ
る。
【0030】そして、支持面4に半導体ウエハ50を載
置し、該半導体ウエハ50と吸着用電極3との間に電圧
を印加することで、常温域では静電吸着力として誘電分
極によるク−ロン力を発現させ、高温域では静電吸着力
として微小な漏れ電流によるジョンソン・ラーベック力
を発現させて、半導体ウエハ50を支持面4に吸着保持
するようになっている。
【0031】この静電チャック1は、板状体2を気孔率
3%以下のYAG焼結体で形成するとともに、板状体2
の表面を中心線平均粗さ(Ra)で1μm以下としてあ
ることから、塩素系やフッ素系のハロゲン系腐食性雰囲
気下でプラズマに曝したとしても腐食が少なく、ウエハ
50へのパーティクル汚染を低減することができる。
【0032】図2は本発明の耐プラズマ部材の他の例で
あるサセプタ11とクランプ部材14を示す図で、
(a)は斜視図、(b)はそのY−Y線断面図である。
【0033】サセプタ11は円板状をした板状体12
で、気孔率が3%以下のYAG焼結体により形成してあ
り、上記板状体12の上面を中心線平均粗さ(Ra)
0.8μm以下に研摩して支持面13を形成してある。
【0034】また、このサセプタ11の支持面13には
半導体ウエハ50の周縁を保持するクランプ部材14を
配置してあり、該クランプ部材14は気孔率が3%以下
のYAG焼結体からなるリング体15をしたもので、該
リング体15の内外表面を中心線平均粗さ(Ra)1μ
m以下としてある。
【0035】これらのサセプタ11及びクランプ部材1
4は、気孔率が3%以下のYAG焼結体からなり、表面
を中心線平均粗さ(Ra)1μm以下としてあることか
ら、塩素系やフッ素系のハロゲン系腐食性雰囲気下でプ
ラズマに曝したとしても腐食が少なく、ウエハ50への
パーティクル汚染を低減することができる。
【0036】図3は本発明の耐プラズマ部材の他の例で
ある半導体製造装置の処理室に用いられる監視窓21を
示す斜視図である。
【0037】この監視窓21は円板状をした板状体22
で、気孔率が3%以下のYAG焼結体により形成すると
ともに、左右両面22a,22bを中心線平均粗さ(R
a)0.4μm以下の滑らかな面に仕上げたものであ
る。
【0038】この気孔率が3%以下のYAG焼結体は透
光性を有するとともに、左右両面22a,22bを中心
線平均粗さ(Ra)0.4μm以下の鏡面に仕上げてあ
ることから、透明体であり、監視窓21として好適に使
用できるとともに、塩素系やフッ素系のハロゲン系腐食
性雰囲気下でプラズマに曝されたとしても耐プラズマ性
に優れることから殆ど腐食することがない。その為、長
期間にわたって良好な視界が得られるとともに、ウエハ
50へのパーティクル汚染を低減することができる。
【0039】なお、図2ではYAG焼結体そのものを監
視窓21とした例を示したが、YAG焼結体とガラスや
サファイアを接着剤で貼り合わせて形成したものでも良
く、この場合、YAG焼結体が処理室の内部に位置する
ように配置すれば良い。
【0040】図4は本発明の耐プラズマ部材の他の例で
ある半導体製造装置に用いられるマイクロ波導入窓31
を示す斜視図である。
【0041】このマイクロ波導入窓31は円板状をした
板状体32で、気孔率が3%以下のYAG焼結体により
形成するとともに、処理室に面する表面32aを中心線
平均粗さ(Ra)1μm以下としたものである。
【0042】この気孔率が3%以下のYAG焼結体は高
絶縁性を有することから、マイクロ波の導出が可能であ
るとともに、処理室に面する表面32aを中心線平均粗
さ(Ra)1μm以下としてあることから、塩素系やフ
ッ素系のハロゲン系腐食性雰囲気下でプラズマに曝され
たとしても殆ど腐食することがなく、ウエハ50へのパ
ーティクル汚染を低減することができる。
【0043】なお、本発明の耐プラズマ部材は図1〜図
4に示したものだけに限らず、他に半導体製造装置の内
壁材やマイクロ波結合用アンテナなどハロゲン系腐食性
雰囲気下でプラズマに曝される部材として好適に使用で
きる。
【0044】(実験例1)ここで、本発明の耐プラズマ
部材を構成するYAG焼結体と、比較例としてアルミナ
焼結体、窒化アルミニウム焼結体、サファイアを用意
し、ハロゲン系腐食性ガス雰囲気下でプラズマに曝した
時の耐プラズマ性について実験を行った。
【0045】本実験では、試料としてYAG焼結体、純
度99%、純度99.9%、純度99.99%のアルミ
ナ焼結体、窒化アルミニウム焼結体、サファイアからな
る200×200mmの板状体をそれぞれ試作し、各試
料のプラズマに曝される表面を中心線平均粗さ(Ra)
0.8μmとした。なお、YAG焼結体、アルミナ焼結
体、窒化アルミニウム焼結体はいずれも気孔率が3%以
下のものを使用した。
【0046】そして、これらの試料を室温(25℃)下
でSF6 ガス雰囲気及びHClガス雰囲気にてそれぞれ
3時間プラズマを照射することでエッチングし、エッチ
ング前後の重量変化からエッチング速度を算出して耐プ
ラズマ性を評価した。
【0047】なお、本実験では基準試料として99%ア
ルミナのエッチング量を100とし、その相対値として
算出した。
【0048】それぞれの結果は表1に示す通りである。
【0049】
【表1】
【0050】この結果、本発明の耐プラズマ部材を構成
するYAG焼結体は比較例のアルミナ焼結体、窒化アル
ミニウム焼結体、サファイアのいずれよりも塩素系ガス
及びフッ素系ガスに対して優れた耐プラズマ性を有して
いた。
【0051】(実験例2)次に、YAG焼結体の気孔率
及び表面粗さをそれぞれ変化させた試料を用意し、ハロ
ゲン系腐食性ガス雰囲気下でプラズマに曝した時の耐プ
ラズマ性について実験を行った。
【0052】本実験では各試料を室温(25℃)下でS
6 ガス雰囲気及びHClガス雰囲気にてそれぞれ4時
間プラズマを照射することでエッチングし、エッチング
前後の重量変化からエッチング速度を算出して耐プラズ
マ性を評価した。
【0053】また、本実験では基準試料として気孔率0
%、表面を中心線平均粗さ0.03μmとしたYAG焼
結体のエッチング量を1とし、その相対値として算出し
た。
【0054】それぞれの結果は表2及び表3に示す通り
である。
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】この結果、試料No.6〜9は、YAG焼
結体の気孔率が3%より大きく、かつプラズマに曝され
る表面の面粗さが中心線平均粗さ(Ra)で1μmより
大きいため、SF6 ガス雰囲気及びHClガス雰囲気の
いずれのガス雰囲気下においてもプラズマに対して基準
試料の2倍以上腐食することが判った。
【0058】これに対し、試料No.1〜5は、YAG
焼結体の気孔率が3%以下で、かつプラズマに曝される
表面の面粗さが中心線平均粗さ(Ra)で1μmである
ことから、両ガス雰囲気下においてもプラズマに対して
腐食が少なく、SF6 ガス雰囲気下で最も腐食した試料
No.4でも基準試料に対して1.71倍程度の腐食で
あり、HClガス雰囲気下で最も腐食した試料No.5
でも基準試料に対して1.67倍程度の腐食であった。
【0059】このように、YAG焼結体の気孔率を3%
以下とするとともに、プラズマに曝される表面の面粗さ
を中心線平均粗さ(Ra)1μm以下とすれば、フッ素
系や塩素系のハロゲン系腐食性ガス雰囲気下でプラズマ
に曝されたとしても優れた耐プラズマ性を有することが
判る。
【0060】(実験例3)次に、YAG焼結体中に不純
物として含まれる周期律表2a族元素の酸化物及び酸化
珪素の含有量を変化させた試料を用意し、ハロゲン系腐
食性ガス雰囲気下でプラズマに曝した時の耐プラズマ性
について実験を行った。
【0061】本実験では各試料の気孔率を0%、プラズ
マに曝される表面を中心線平均粗さ(Ra)0.8μm
とし、室温(25℃)下でSF6 ガス雰囲気及びHCl
ガス雰囲気にてそれぞれ4時間プラズマを照射すること
でエッチングし、エッチング前後の重量変化からエッチ
ング速度を算出して耐プラズマ性を評価した。
【0062】また、本実験では基準試料として周期律表
2a族元素の酸化物及び酸化珪素を含まないYAG焼結
体のエッチング量を1とし、その相対値として算出し
た。
【0063】それぞれの結果は表4及び表5に示す通り
である。
【0064】
【表4】
【0065】
【表5】
【0066】この結果、試料No.7〜9は、MgO、
CaO、SiO2 の合計含有量が1500pmより多い
ために、これらの成分がSF6 ガスやHClガスと反応
し、大きく腐食した。
【0067】これに対し、試料No.1〜6は、Mg
O、CaO、SiO2 の合計含有量が1500pm以下
であることから、これらの成分がSF6 ガスやHClガ
スと反応しても大きく腐食を受けることがなかった。
【0068】従って、ハロゲン系腐食性ガスに対する耐
食性を高めるためには、YAG焼結体中に含まれる周期
律表2a族元素の酸化物及び酸化珪素の含有量をできる
だけ少なくすることが良く、望ましくはその合計含有量
を1500pm以下としたものが良いことが判る。
【0069】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、フッ素
系や塩素系などの腐食性ガス雰囲気下でプラズマに曝さ
れる表面を、気孔率が3%以下のイットリウム・アルミ
ニウム・ガーネット焼結体により形成するとともに、そ
の表面を中心線平均粗さ(Ra)1μm以下として耐プ
ラズマ部材を構成したことにより、ハロゲン系腐食性ガ
ス雰囲気下でプラズマに曝されたとしても殆ど腐食する
ことがない。その為、本発明の耐プラズマ部材を用いれ
ば、半導体製造装置の監視窓、マイクロ波導入窓、マイ
クロ波結合用アンテナ、半導体ウエハを保持する静電チ
ャックやサセプタ、クランプ部材、処理室の内壁材とし
て好適に使用することができるとともに、パーティクル
汚染を低減することができるため、高品質の半導体を製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐プラズマ部材の一例である静電チャ
ックを示す図で、(a)は斜視図、(b)はX−X線断
面図である。
【図2】本発明の耐プラズマ部材の他の例であるサセプ
タとクランプ部材を示す図で、(a)は斜視図、(b)
はY−Y線断面図である。
【図3】本発明の耐プラズマ部材の他の例である半導体
製造装置に用いられる監視窓を示す斜視図である。
【図4】本発明の耐プラズマ部材の他の例である半導体
製造装置に用いられるマイクロ波導入窓を示す斜視図で
ある。
【図5】電子エレクトロン共鳴を用いたCVD装置を示
す概略図である。
【符号の説明】
1・・・静電チャック、 2・・・板状体、 3・・・
吸着用電極、4・・・支持面、 5・・・給電端子、
11・・・サセプタ、12・・・板状体、 13・・・支持
面、 14・・・クランプ部材、15・・・リング体、 21
・・・監視窓、 22・・・板状体、31・・・マイクロ波
導入窓、 32・・・板状体 50・・・半導体ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05B 3/14 H05B 3/14 Z // H01L 21/203 H01L 21/203 S 21/205 21/205 21/3065 21/302 B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フッ素系や塩素系などのハロゲン系腐食性
    ガス雰囲気下でプラズマに曝される表面を、気孔率が3
    %以下のイットリウム・アルミニウム・ガーネット焼結
    体により形成するとともに、その表面を中心線平均粗さ
    (Ra)1μm以下としたことを特徴とする耐プラズマ
    部材。
  2. 【請求項2】上記イットリウム・アルミニウム・ガーネ
    ット焼結体中に含まれている周期律表2a族元素の酸化
    物及び酸化珪素の含有量が1500ppm以下であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の耐プラズマ部材。
JP4260497A 1997-02-26 1997-02-26 耐プラズマ部材 Pending JPH10236871A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4260497A JPH10236871A (ja) 1997-02-26 1997-02-26 耐プラズマ部材
US09/031,401 US6447937B1 (en) 1997-02-26 1998-02-26 Ceramic materials resistant to halogen plasma and components using the same
US10/198,675 US6916559B2 (en) 1997-02-26 2002-07-17 Ceramic material resistant to halogen plasma and member utilizing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4260497A JPH10236871A (ja) 1997-02-26 1997-02-26 耐プラズマ部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10236871A true JPH10236871A (ja) 1998-09-08

Family

ID=12640659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4260497A Pending JPH10236871A (ja) 1997-02-26 1997-02-26 耐プラズマ部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10236871A (ja)

Cited By (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000109989A (ja) * 1998-10-05 2000-04-18 Tokai Carbon Co Ltd プラズマ処理装置の内壁保護部材
JP2001102365A (ja) * 1999-07-29 2001-04-13 Kyocera Corp 真空容器及びその製造方法
JP2002029831A (ja) * 2000-07-19 2002-01-29 Toshiba Ceramics Co Ltd 耐プラズマ性部材およびその製造方法
JP2002037660A (ja) * 2000-07-24 2002-02-06 Toshiba Ceramics Co Ltd 耐プラズマ性アルミナセラミックスおよびその製造方法
US6383964B1 (en) 1998-11-27 2002-05-07 Kyocera Corporation Ceramic member resistant to halogen-plasma corrosion
JP2002249864A (ja) * 2000-04-18 2002-09-06 Ngk Insulators Ltd 耐ハロゲンガスプラズマ用部材およびその製造方法
US6492042B2 (en) 2000-07-10 2002-12-10 Toshiba Ceramics Co., Ltd. Ceramics material and producing the same
EP1344752A1 (en) 2002-03-11 2003-09-17 Tosoh Corporation Highly durable silicate glass, process for producing same, member comprised thereof, and apparatus provided therewith
JP2004241598A (ja) * 2003-02-06 2004-08-26 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体製造装置用ウェハ保持体およびそれを搭載した半導体製造装置
US6861122B2 (en) 2001-01-31 2005-03-01 Toshiba Ceramics Co., Ltd. Ceramic member with fine protrusions on surface and method of producing the same
JP2006108178A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Toshiba Corp 半導体製造装置用部品及び半導体製造装置
JP2006315955A (ja) * 2000-07-10 2006-11-24 Toshiba Ceramics Co Ltd セラミックス部材
US7329467B2 (en) 2003-08-22 2008-02-12 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Ceramic article having corrosion-resistant layer, semiconductor processing apparatus incorporating same, and method for forming same
JP2008042197A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Applied Materials Inc 耐プラズマ性のための保護層を有する基板サポート
WO2010011113A2 (ko) * 2008-07-25 2010-01-28 주식회사 코미코 내 플라즈마성 갖는 세라믹 코팅체
JP2010070401A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Covalent Materials Corp Yag多結晶体基板およびその研磨方法
US7691765B2 (en) 2005-03-31 2010-04-06 Fujifilm Corporation Translucent material and manufacturing method of the same
JP2010515827A (ja) * 2007-01-11 2010-05-13 ラム リサーチ コーポレーション プラズマチャンバ材料としてのイットリウム酸化物の寿命の延長
JP2010174325A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Kyocera Corp 放電用電極体、放電用電極アセンブリおよび放電処理装置
JP4544708B2 (ja) * 2000-07-19 2010-09-15 コバレントマテリアル株式会社 耐プラズマ性部材およびその製造方法
KR20100134629A (ko) * 2008-03-05 2010-12-23 가부시키가이샤 이엠디 고주파 안테나 유닛 및 플라즈마 처리장치
JP4688307B2 (ja) * 2000-07-11 2011-05-25 コバレントマテリアル株式会社 半導体製造装置用耐プラズマ性部材
JP2011136877A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 耐食性部材及びその製造方法
JP2011151336A (ja) * 2009-12-21 2011-08-04 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 静電チャック、その製造方法及び静電チャック装置
US8017062B2 (en) 2004-08-24 2011-09-13 Yeshwanth Narendar Semiconductor processing components and semiconductor processing utilizing same
US10189745B2 (en) 2013-10-15 2019-01-29 Sumitomo Osaka Cement Co., Ltd. Corrosion-resistant member and electrostatic chuck device
US11008260B2 (en) 2019-03-26 2021-05-18 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Corrosion resistant materials
JPWO2021106871A1 (ja) * 2019-11-27 2021-06-03
CN113611589A (zh) * 2021-10-08 2021-11-05 中微半导体设备(上海)股份有限公司 零部件、等离子体装置、形成耐腐蚀涂层的方法及其装置
KR20220144770A (ko) 2021-04-20 2022-10-27 도소 가부시키가이샤 유리 및 그 제조 방법, 이것을 사용한 부재 그리고 장치
WO2023039357A1 (en) * 2021-09-10 2023-03-16 Heraeus Conamic North America Llc Uv-activated red ceramic bodies comprising yag for use in semiconductor processing chambers
KR20230160739A (ko) 2022-05-17 2023-11-24 니테라 컴퍼니 리미티드 Yag 소결체, 그 제조 방법, 반도체 제조 장치용 부재, 및 가스 노즐
US11987503B2 (en) 2019-04-26 2024-05-21 Nippon Yttrium Co., Ltd. Powder for film formation or sintering

Cited By (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000109989A (ja) * 1998-10-05 2000-04-18 Tokai Carbon Co Ltd プラズマ処理装置の内壁保護部材
US6383964B1 (en) 1998-11-27 2002-05-07 Kyocera Corporation Ceramic member resistant to halogen-plasma corrosion
JP2001102365A (ja) * 1999-07-29 2001-04-13 Kyocera Corp 真空容器及びその製造方法
JP2002249864A (ja) * 2000-04-18 2002-09-06 Ngk Insulators Ltd 耐ハロゲンガスプラズマ用部材およびその製造方法
US6492042B2 (en) 2000-07-10 2002-12-10 Toshiba Ceramics Co., Ltd. Ceramics material and producing the same
JP2006315955A (ja) * 2000-07-10 2006-11-24 Toshiba Ceramics Co Ltd セラミックス部材
JP4688307B2 (ja) * 2000-07-11 2011-05-25 コバレントマテリアル株式会社 半導体製造装置用耐プラズマ性部材
JP2002029831A (ja) * 2000-07-19 2002-01-29 Toshiba Ceramics Co Ltd 耐プラズマ性部材およびその製造方法
JP4544708B2 (ja) * 2000-07-19 2010-09-15 コバレントマテリアル株式会社 耐プラズマ性部材およびその製造方法
JP2002037660A (ja) * 2000-07-24 2002-02-06 Toshiba Ceramics Co Ltd 耐プラズマ性アルミナセラミックスおよびその製造方法
US6861122B2 (en) 2001-01-31 2005-03-01 Toshiba Ceramics Co., Ltd. Ceramic member with fine protrusions on surface and method of producing the same
EP1344752A1 (en) 2002-03-11 2003-09-17 Tosoh Corporation Highly durable silicate glass, process for producing same, member comprised thereof, and apparatus provided therewith
JP2004241598A (ja) * 2003-02-06 2004-08-26 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体製造装置用ウェハ保持体およびそれを搭載した半導体製造装置
US7329467B2 (en) 2003-08-22 2008-02-12 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Ceramic article having corrosion-resistant layer, semiconductor processing apparatus incorporating same, and method for forming same
US8017062B2 (en) 2004-08-24 2011-09-13 Yeshwanth Narendar Semiconductor processing components and semiconductor processing utilizing same
JP2006108178A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Toshiba Corp 半導体製造装置用部品及び半導体製造装置
US7691765B2 (en) 2005-03-31 2010-04-06 Fujifilm Corporation Translucent material and manufacturing method of the same
JP2008042197A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Applied Materials Inc 耐プラズマ性のための保護層を有する基板サポート
JP2010515827A (ja) * 2007-01-11 2010-05-13 ラム リサーチ コーポレーション プラズマチャンバ材料としてのイットリウム酸化物の寿命の延長
US8585844B2 (en) 2007-01-11 2013-11-19 Lam Research Corporation Extending lifetime of yttrium oxide as a plasma chamber material
JPWO2009110226A1 (ja) * 2008-03-05 2011-07-14 株式会社イー・エム・ディー 高周波アンテナユニット及びプラズマ処理装置
US9078336B2 (en) 2008-03-05 2015-07-07 Emd Corporation Radio-frequency antenna unit and plasma processing apparatus
JP2013258153A (ja) * 2008-03-05 2013-12-26 Emd:Kk 高周波アンテナユニット及びプラズマ処理装置
KR20100134629A (ko) * 2008-03-05 2010-12-23 가부시키가이샤 이엠디 고주파 안테나 유닛 및 플라즈마 처리장치
WO2010011113A2 (ko) * 2008-07-25 2010-01-28 주식회사 코미코 내 플라즈마성 갖는 세라믹 코팅체
WO2010011113A3 (ko) * 2008-07-25 2010-05-06 주식회사 코미코 내 플라즈마성 갖는 세라믹 코팅체
JP2010070401A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Covalent Materials Corp Yag多結晶体基板およびその研磨方法
JP2010174325A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Kyocera Corp 放電用電極体、放電用電極アセンブリおよび放電処理装置
JP2011151336A (ja) * 2009-12-21 2011-08-04 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 静電チャック、その製造方法及び静電チャック装置
JP2011136877A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 耐食性部材及びその製造方法
US10189745B2 (en) 2013-10-15 2019-01-29 Sumitomo Osaka Cement Co., Ltd. Corrosion-resistant member and electrostatic chuck device
US11008260B2 (en) 2019-03-26 2021-05-18 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Corrosion resistant materials
US11987503B2 (en) 2019-04-26 2024-05-21 Nippon Yttrium Co., Ltd. Powder for film formation or sintering
WO2021106871A1 (ja) * 2019-11-27 2021-06-03 京セラ株式会社 耐プラズマ性部材、プラズマ処理装置用部品およびプラズマ処理装置
EP4068912A4 (en) * 2019-11-27 2023-11-22 Kyocera Corporation PLASMA-RESISTANT ELEMENT, PLASMA PROCESSING DEVICE COMPONENT AND PLASMA PROCESSING DEVICE
JPWO2021106871A1 (ja) * 2019-11-27 2021-06-03
KR20220144770A (ko) 2021-04-20 2022-10-27 도소 가부시키가이샤 유리 및 그 제조 방법, 이것을 사용한 부재 그리고 장치
EP4082976A1 (en) 2021-04-20 2022-11-02 Tosoh Corporation Glass and method for producing the same, and member and apparatus using the same
WO2023039357A1 (en) * 2021-09-10 2023-03-16 Heraeus Conamic North America Llc Uv-activated red ceramic bodies comprising yag for use in semiconductor processing chambers
CN113611589A (zh) * 2021-10-08 2021-11-05 中微半导体设备(上海)股份有限公司 零部件、等离子体装置、形成耐腐蚀涂层的方法及其装置
CN113611589B (zh) * 2021-10-08 2021-12-24 中微半导体设备(上海)股份有限公司 零部件、等离子体装置、形成耐腐蚀涂层的方法及其装置
KR20230160739A (ko) 2022-05-17 2023-11-24 니테라 컴퍼니 리미티드 Yag 소결체, 그 제조 방법, 반도체 제조 장치용 부재, 및 가스 노즐

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10236871A (ja) 耐プラズマ部材
JP7292060B2 (ja) プラズマ環境にあるチャンバ構成要素のためのY2O3-ZrO2耐エロージョン性材料
JP4476701B2 (ja) 電極内蔵焼結体の製造方法
US7416793B2 (en) Electrostatic chuck and manufacturing method for the same, and alumina sintered member and manufacturing method for the same
JP6259111B2 (ja) 希土類酸化物系モノリシックチャンバ材料
US6101969A (en) Plasma-generating electrode device, an electrode-embedded article, and a method of manufacturing thereof
US20130228565A1 (en) Heating device
US6051303A (en) Semiconductor supporting device
JP2003513434A (ja) プラズマリアクターにおけるダイヤモンドがコーティングされたパーツ
JP2003146751A (ja) 耐プラズマ性部材及びその製造方法
JP3967093B2 (ja) セラミックス部材およびその製造方法
KR20230012573A (ko) 마그네슘 알루미네이트 스피넬을 포함하는 세라믹 소결체
JP2016124734A (ja) 耐食性部材、静電チャック装置および耐食性部材の製造方法
JP2000103689A (ja) アルミナ質焼結体およびその製造方法、並びに耐プラズマ部材
JPH10275524A (ja) 耐プラズマ部材
JP4570195B2 (ja) 炭化硼素接合体及びその製造方法及び耐プラズマ部材
JP2002037683A (ja) 耐プラズマ性部材およびその製造方法
JP2005093919A (ja) 静電チャック及びその製造方法
JP2001240482A (ja) 耐プラズマ部材、高周波透過部材およびプラズマ装置
JP2002293630A (ja) 耐プラズマ性部材およびその製造方法
JP3784180B2 (ja) 耐食性部材
JP4623794B2 (ja) アルミナ質耐食部材及びプラズマ装置
JP2002068864A (ja) 耐プラズマ性部材およびその製造方法
JP2008227190A (ja) 静電チャック、静電チャックの製造方法および基板処理装置
JP2000164572A (ja) 耐プラズマ性部材及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050811

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051220