JPH10236362A - 自動二輪車用リヤフェンダとリヤカウルの取付構造 - Google Patents

自動二輪車用リヤフェンダとリヤカウルの取付構造

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JPH10236362A
JPH10236362A JP4327697A JP4327697A JPH10236362A JP H10236362 A JPH10236362 A JP H10236362A JP 4327697 A JP4327697 A JP 4327697A JP 4327697 A JP4327697 A JP 4327697A JP H10236362 A JPH10236362 A JP H10236362A
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cowl
fender
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 後輪の上方にリヤフェンダ28を被せ、
このリヤフェンダの上方にリヤカウル29を被せた自動
二輪車において、リヤフェンダの側壁85及びリヤカウ
ルの側壁72を下方へ延ばし、これら側壁の下端部85
c,72a同士をボルト・ナット87にて連結した。 【効果】 自動二輪車のスタンドを立てる際や取り回し
を行う際に、連結されて高剛性となった側壁の下端部を
自由に持つことができるので、持つ位置を制限されな
い。持つ位置が自由になるので、スタンドを立てること
や取り回しを行うことは容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動二輪車用リヤフ
ェンダとリヤカウルの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動二輪車用リヤフェンダとリヤ
カウルの一般的な取付構造は、下記のような構成であ
る。図10(a),(b)は従来の自動二輪車用リヤフ
ェンダとリヤカウルの取付構造図であり、正面視の断面
を示す。(a)に示す第1の従来技術は、後輪101の
上方にリヤフェンダ102を被せ、このリヤフェンダ1
02の上方にリヤカウル103を被せた自動二輪車であ
る。そして、第1の従来技術は、リヤフェンダ102の
左右の側壁104,104から横向き板状の鍔部10
5,105を延ばし、これら鍔部105,105をリヤ
カウル103の側壁106,106の下端部で囲うこと
で、後輪101から跳ねた泥の侵入を防止するようにし
た。(b)に示す第2の従来技術は、上記第1の従来技
術と同様の構成であるが、リヤフェンダ102の鍔部1
05,105を下方に縁折りしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動二輪車
のスタンドを立てる際には、一方の手でハンドルを握
り、他方の手で自動二輪車の後部、特にリヤフェンダ1
02やリヤカウル103の下端部を持つようにすると立
て易い。また、自動二輪車を押したり引いたりする取り
回し時に、リヤフェンダ102やリヤカウル103の下
端部を持つと、取り回しをし易い。更に、同乗者が身体
を支えるためにリヤフェンダ102やリヤカウル103
の下端部を持つことがある。
【0004】しかし、上記(a),(b)の従来の鍔部
105,105は、側壁104,104から横向きに延
びた板部材であり、上下方向の曲げ剛性が小さい。剛性
が小さいので、リヤフェンダ102やリヤカウル103
の下端部を持つと、リヤカウル103にかかる負担は大
きい。このようなことから持つ力を制限されるので、他
の部分を持つことになるが、手の掛け易さや力のかけ具
合からみて、持ち易さが劣る場合がある。特に大型自動
二輪車の取り回しを容易に行うには、手で持つ位置が重
要な要素となる。
【0005】そこで本発明の目的は、自動二輪車の取り
回しを行う際に、自動二輪車後部の持つ位置を制限され
ず自由に持って、取り回しを容易に行うことができる技
術を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、後輪の上方にリヤフェンダ
を被せ、このリヤフェンダの上方にリヤカウルを被せた
自動二輪車において、リヤフェンダの側壁及びリヤカウ
ルの側壁を下方へ延ばし、これら側壁の下端部同士を連
結部材にて連結したことを特徴とする。
【0007】リヤフェンダの側壁及びリヤカウルの側壁
は下方へ延びた縦長形状であり、これら側壁の上下方向
の曲げ剛性は比較的大きい。そして、これら側壁の下端
部同士を連結部材にて連結しただけの簡単な構造である
にもかかわらず、連結された側壁の組合せ構造の剛性は
高まる。このため、自動二輪車のスタンドを立てる際や
取り回しを行う際に、連結されて高剛性となった側壁の
下端部を自由に持つことができるので、持つ位置を制限
されない。持つ位置が自由になるので、スタンドを立て
ることや取り回しを行うことは容易であり、大型自動二
輪車であっても、容易にスタンドを立てたり取り回しを
行ったりすることができる。また、リヤフェンダの側壁
とリヤカウルの側壁との下端部同士を連結部材にて連結
した構造なので、組立時の側壁同士の合せ作業は容易で
ある。
【0008】請求項2記載の発明は、リヤフェンダの側
壁を断面視U字形にしたことを特徴とする。
【0009】リヤフェンダの側壁を断面視U字形したの
で、曲げ剛性並びに捩り剛性は一層高まる。この結果、
リヤフェンダの側壁及びリヤカウルの側壁の組合せ構造
の剛性は全体にわたって極めて大きく、下端部の任意の
位置を自由に持つことができる。このため、スタンドを
立てることや取り回しを行うことは、より一層容易であ
る。また、断面視U字形の側壁の下面にリヤカウルの側
壁の下端部を重ね合せて連結すれば、後輪から跳ねた泥
がリヤフェンダとリヤカウルとの間の隙間から侵入する
ことを、より一層防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向
に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右側
を示す。また、図面は符号の向きに見るものとする。
【0011】図1は本発明に係る自動二輪車の側面図で
ある。自動二輪車1はクレードル型車体フレーム2と、
車体フレーム2のヘッドパイプ3に取付けたフロントフ
ォーク4と、フロントフォーク4に取付けた前輪5並び
にフロントフェンダ6と、フロントフォーク4に連結し
たハンドル7と、車体フレーム2の前部上部に跨ぐよう
に取付けた燃料タンク8と、車体フレーム2の後部上部
に取付けたシート9(運転者席と同乗者席とを有するダ
ブルシート)と、車体フレーム2の各パイプで囲まれた
クレードルスペース内に配置した4サイクルエンジン1
0と、クレードルスペースの後方に且つシート9の下方
に配置したエアクリーナ11と、エアクリーナ11とエ
ンジン10の吸気口との間に接続した気化器12と、エ
ンジン10の排気口に接続した排気管13、集合チャン
バ14並びにサイレンサ15と、エンジン10の前方に
配置したラジエータ16と、車体フレーム2の後部にピ
ボット2aを介して取付けたスイングアーム17と、ス
イングアーム17の後端部を車体フレーム2に懸架した
リヤサスペンション18と、スイングアーム17に取付
けた後輪19とからなる。図中、21はステップ用ブラ
ケット、22はスタンドである。自動二輪車1はシート
9の後方に、同乗者が握るリヤグラブレール60を配置
したものであり、このリヤグラブレール60の詳細につ
いては後述する。
【0012】図2は本発明に係る自動二輪車の平面図で
あり、図1に示す車体フレーム2の後部両側部をサイド
カバー26,26並びに補助サイドカバー27,27で
覆い、後輪19の上方にリヤフェンダ28を被せ、リヤ
フェンダ28の上方にリヤカウル29を被せた姿を示
す。リヤカウル29は、シート9の後部廻りにおいて車
体フレーム2を覆うカバー部材である。図中、31はヘ
ッドランプ、32,32は前部のウインカー、33,3
4はメータ、35はテールランプ、36,36は後部の
ウインカー、37,37はステップである。
【0013】図3は本発明に係る車体フレームの斜視図
である。車体フレーム2は、ヘッドパイプ3と、このヘ
ッドパイプ3から後方へ延びその後端から屈曲しながら
垂下した1本のメインパイプ41と、このメインパイプ
41の下端から車幅方向両側に延びたメインクロスパイ
プ42と、ヘッドパイプ3から垂下しその下端から屈曲
しながら後方へ延びた左右一対のダウンチューブ43,
43と、これら一対のダウンチューブ43,43の前後
方向中間部とメインクロスパイプ42の両端部とを連結
した左右一対の連結部材44,44と、メインパイプ4
1の後部から後方へ延びた左右一対のシートレール4
5,45とからなる。一対のシートレール45,45
は、車体フレーム2の後部から後方へ延びたことにな
る。
【0014】メインパイプ41は角パイプからなる。一
対のダウンチューブ43,43は、一対のシートレール
45,45の後部を支えるステーの役割を兼ねる。一対
のシートレール45,45は、リヤグラブレール60,
60(図1参照)の取付け位置近傍にクロスメンバを備
えないことを特徴とし、その理由は後述する。図中、4
6…(…は複数を示す。以下同じ。)はクロスメンバ、
47,47はリヤサスペンション受部、51…はエンジ
ンの前部受けパイプ、52,53はエンジンの後上部受
けブラケット、54,55はエンジンの後下部受けブラ
ケット、56,56はスイングアーム用ピボット受部、
57はスタンドのブラケット、58,58はリヤグラブ
レールの取付ボス、59,59はリヤグラブレールの受
けブラケットである。
【0015】図4は本発明に係る車体後部の要部側面図
であり、左右一対のシートレール45,45(この図で
は左の1つのみを示す。)の上部に想像線にて示すシー
ト9を取付け、このシート9の後方に且つ一対のシート
レール45,45の後部にリヤグラブレール60を取付
けたことを示す。なお、リヤフェンダを省略した。詳し
くは、左右一対のシートレール45,45の後部にリヤ
カウル29を被せ、更にその上からリヤグラブレール6
0を被せたものである。図中、79はシートロック用の
錠である。
【0016】図5は本発明に係る車体後部の要部平面図
であり、シート、リヤフェンダ及びリヤカウルを外した
状態を示す。リヤグラブレール60は、左右一対のシー
トレール45,45のクロスメンバを兼ねるクロスメン
バ61と、このクロスメンバ61の左右端からシート9
の上部後方へ延ばした略U字形の握りバー62とを、一
体に形成した平面視略ロ字形状の部材であり、例えば、
アルミニウム合金鋳造品からなる。
【0017】詳しくは、クロスメンバ61は、左右一対
のシートレール45,45間に掛け渡して固定するよう
に延びることで、これら一対のシートレール45,45
間を補強するクロスメンバの役割を兼ねる部材である。
このため、一対のシートレール45,45の後端部同士
を連結するためのクロスメンバは不要である。シートレ
ール45,45の後端部同士を連結するクロスメンバが
ないので、クロスメンバの取付けに関連するガセットプ
レート等の補助部材も不要であり、シートレール45,
45廻りは簡単な構造でしかも軽量である。
【0018】握りバー62は、クロスメンバ61の左右
端からシート9の両脇に概ね沿って延び、しかも、シー
ト9の後部を囲うように湾曲し、その湾曲部分を握り部
63とした部材である。握り部63は、リヤカウル29
(図4参照)を跨いだ門型部材である。リヤグラブレー
ル60は、クロスメンバ61にて略U字形の握りバー6
2の左右端を連結した平面視略ロ字形状であるため、鋳
造後の歪みを防止できる。
【0019】図6は本発明に係る車体後部の要部分解斜
視図であり、シートレール45、リヤカウル29及びリ
ヤグラブレール60を分解した状態を示す。リヤカウル
29は後部上部の上壁71と、この上壁71の両脇から
下方へ延ばした側壁72,72とからなる樹脂成形品で
あり、これら側壁72,72は前部上部を内方へ折返し
て形成した上部フランジ部73,73と、後部側部の一
部を外方へ膨出して形成した側部フランジ部74,74
とを備える。上部フランジ部73,73は上下貫通した
ボルト孔73a,73aを開け、側部フランジ部74,
74は左右貫通したボルト孔74a,74aを開けたも
のである。一方、リヤグラブレール60は、クロスメン
バ61の左右端に上下貫通したボルト孔61a,61a
を開け、握りバー62の左右の後部側壁に左右貫通した
ボルト孔62a,62aを開けたものである。
【0020】リヤカウル29及びリヤグラブレール60
は、取付ボス58,58に上部フランジ部73,73並
びにクロスメンバ61の左右端を重ね合わせてボルト6
7,67にて共締めし、受けブラケット59,59に側
部フランジ部74,74並びに握りバー62の後部側壁
を重ね合わせてボルト68,68にて共締めすることに
より、左右一対のシートレール45,45に取付けられ
ることになる。図中、64は錠の取付孔、65,65は
シート9(図4参照)の後部を載せるステーである。
【0021】図7は本発明に係る車体後部の要部側面図
(一部断面図)であり、左右一対のシートレール45,
45(この図では左の1つのみを示す。以下同じ。)の
後部にリヤフェンダ28を被せ、このリヤフェンダ28
の上方にリヤカウル29を被せたことを示す。なお、リ
ヤグラブレールを省略した。詳しくは、左右一対のシー
トレール45,45の後端部にリヤフェンダ28のブラ
ッケト81,81をボルト82,82にて取付け、ま
た、リヤフェンダ28の前部側部とリヤカウル29の側
壁72,72の前部とをボルト83,83にて連結した
ものである。リヤフェンダ28は左(この図の手前側)
の側壁85を下方へ延ばしたものである。
【0022】図8は図7の8−8線断面の斜視図であ
り、リヤフェンダ28の左の側壁85を断面視(正面視
の断面)U字形にしたことを示す。詳しくは、リヤフェ
ンダ28は上壁84の両脇から下方へ左右の側壁85,
86を延ばし、左の側壁85を上方開放の断面視U字形
とし、このU字形の前・後端を塞ぐことで上方開放の凹
部85aを形成し、この凹部85aの上縁から外方へ延
びる鍔部85bを形成した樹脂成形品である。このよう
に、左の側壁85は一方のみ開放した凹部形状であり、
曲げ剛性及び捩り剛性が大きい。左の側壁85の底部
(下端部)85cは上下貫通したボルト孔85dを開
け、また、リヤカウル29の左の側壁72の下端部72
aも上下貫通したボルト孔72bを開けたものであり、
これらボルト孔85d,72bは互いに対向した位置に
ある。一方、リヤフェンダ28の右の側壁86の下端部
は、外方に向って延びる縁部86aを備えたものであ
る。
【0023】上述のように、リヤフェンダ28は成形時
に上下方向に型抜き可能な構造である。詳しくは、図示
せぬ成形型の上型と下型との合せ面(割面)を鍔部85
bのレベルとすれば、上下方向に型抜き可能であり、リ
ヤフェンダ28の成形は極めて容易である。
【0024】図9は図8の9−9線断面図であり、左の
側壁85の底部85c裏面(下端部裏面)にリヤカウル
29の左の側壁72の下端部72aを重ね合わせて、連
結部材としてのボルト・ナット87で連結したことを示
す。すなわち、ボルト孔85d,72b(図8参照)を
位置合せしてボルト・ナット87で止めたものである。
なお、この実施の形態においては、左の側壁85,72
間をスペーサ88を介して連結した構成であるが、スペ
ーサ88の有無は任意である。
【0025】次に、上記構成のリヤフェンダ28とリヤ
カウル29の取付構造の作用を、図9に基づき説明す
る。リヤフェンダ28の左の側壁85及びリヤカウル2
9の左の側壁72は下方へ延びた縦長形状である。これ
ら縦長である左の側壁85,72の上下方向の曲げ剛性
は比較的大きい。そして、これら左の側壁85,72の
下端部85c,72a同士をボルト・ナット(連結部
材)87にて連結しただけの簡単な構造であるにもかか
わらず、連結された左の側壁85,72の組合せ構造の
剛性は高まる。このため、自動二輪車のスタンド22
(図1参照)を立てる際や取り回しを行う際に、連結さ
れて高剛性となった左の側壁85,72の下端部85
c,72aを自由に持つことができるので、持つ位置を
制限されない。持つ位置が自由になるので、スタンド2
2を立てることや取り回しを行うことは容易であり、大
型自動二輪車であっても、容易にスタンド22を立てた
り取り回しを行ったりすることができる。
【0026】また、リヤフェンダ28の左の側壁85を
断面視U字形したので、曲げ剛性並びに捩り剛性は一層
高まる。この結果、リヤフェンダ28の左の側壁85及
びリヤカウル29の左の側壁72の組合せ構造の剛性は
全体にわたって極めて大きく、下端部85c,72aの
任意の位置を自由に持つことができる。このため、スタ
ンド22を立てることや取り回しを行うことは、より一
層容易である。更に、左の側壁85,72の下端部85
c,72a同士をボルト・ナット87にて連結した構造
なので、組立時の側壁85,72同士の合せ作業は容易
である。更にまた、断面視U字形の左の側壁85の下端
部85c(下面)に、リヤカウル29の左の側壁72の
下端部72aを重ね合せて連結したので、後輪19(図
1参照)から跳ねた泥がリヤフェンダ28とリヤカウル
29との間の隙間から侵入することを、より一層防止す
ることができる。
【0027】ところで、リヤフェンダ28の左の側壁8
5を下方へ延ばして断面視U字形にした理由は、自動二
輪車のスタンド22を立てる際や取り回しをする際に、
運転者は一般に自動二輪車の左側面に立って、左手でハ
ンドルを握り、右手でリヤフェンダ28の下端部85c
及びリヤカウル29の下端部72aを持つようにするか
らである。リヤフェンダ28の右の側壁86を左の側壁
85と同一形状にすることは任意である。
【0028】なお、上記実施の形態において、リヤフェ
ンダ28の左の側壁85は、下方へ延びるとともに、断
面視(正面視の断面)U字形であればよく、上方のみ開
放した凹部形状に限定するものではない。また、リヤフ
ェンダ28の側壁85とリヤカウル29の側壁72の、
下端部85c,72a同士を連結する連結部材はボルト
・ナット87に限らず、例えばリベットであってもよ
い。更に、シートレール45,45に対するリヤグラブ
レール60の取付構造は、リヤカウル29と共に取付け
る構成の他に個別に取付ける構成であってもよく、ま
た、ボルト止めに限らず、例えばリベット止めや溶接に
よる取付けであってもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1記載の発明は、後輪の上方にリヤフェン
ダを被せ、このリヤフェンダの上方にリヤカウルを被せ
た自動二輪車において、リヤフェンダの側壁及びリヤカ
ウルの側壁を下方へ延ばし、これら側壁の下端部同士を
連結部材にて連結したことを特徴とする。
【0030】リヤフェンダの側壁及びリヤカウルの側壁
は下方へ延びた縦長形状であり、これら側壁の上下方向
の曲げ剛性は比較的大きい。そして、これら側壁の下端
部同士を連結部材にて連結しただけの簡単な構造である
にもかかわらず、連結された側壁の組合せ構造の剛性は
高まる。このため、自動二輪車のスタンドを立てる際や
取り回しを行う際に、連結されて高剛性となった側壁の
下端部を自由に持つことができるので、持つ位置を制限
されない。持つ位置が自由になるので、スタンドを立て
ることや取り回しを行うことは容易であり、大型自動二
輪車であっても、容易にスタンドを立てたり取り回しを
行ったりすることができる。また、リヤフェンダの側壁
とリヤカウルの側壁との下端部同士を連結部材にて連結
した構造なので、組立時の側壁同士の合せ作業は容易で
ある。
【0031】請求項2記載の発明は、リヤフェンダの側
壁を断面視U字形にしたことを特徴とする。
【0032】リヤフェンダの側壁を断面視U字形したの
で、曲げ剛性並びに捩り剛性は一層高まる。この結果、
リヤフェンダの側壁及びリヤカウルの側壁の組合せ構造
の剛性は全体にわたって極めて大きく、下端部の任意の
位置を自由に持つことができる。このため、スタンドを
立てることや取り回しを行うことは、より一層容易であ
る。また、断面視U字形の側壁の下面にリヤカウルの側
壁の下端部を重ね合せて連結すれば、後輪から跳ねた泥
がリヤフェンダとリヤカウルとの間の隙間から侵入する
ことを、より一層防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車の側面図
【図2】本発明に係る自動二輪車の平面図
【図3】本発明に係る車体フレームの斜視図
【図4】本発明に係る車体後部の要部側面図
【図5】本発明に係る車体後部の要部平面図
【図6】本発明に係る車体後部の要部分解斜視図
【図7】本発明に係る車体後部の要部側面図(一部断面
図)
【図8】図7の8−8線断面の斜視図
【図9】図8の9−9線断面図
【図10】従来の自動二輪車用リヤフェンダとリヤカウ
ルの取付構造図
【符号の説明】
1…自動二輪車、2…車体フレーム、9…シート、19
…後輪、28…リヤフェンダ、29…リヤカウル、45
…シートレール、58…リヤグラブレールの取付ボス、
59…リヤグラブレールの受けブラケット、60…リヤ
グラブレール、72…側壁(左の側壁)、72a…下端
部(下縁)、72b…ボルト孔、85…側壁(左の側
壁)、85a…凹部、85c…下端部(底部)、85d
…ボルト孔。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後輪の上方にリヤフェンダを被せ、この
    リヤフェンダの上方にリヤカウルを被せた自動二輪車に
    おいて、前記リヤフェンダの側壁及びリヤカウルの側壁
    を下方へ延ばし、これら側壁の下端部同士を連結部材に
    て連結したことを特徴とする自動二輪車用リヤフェンダ
    とリヤカウルの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記リヤフェンダの側壁を断面視U字形
    にしたことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車用リ
    ヤフェンダとリヤカウルの取付構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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