JPH10235591A - ドア開閉用ツール - Google Patents

ドア開閉用ツール

Info

Publication number
JPH10235591A
JPH10235591A JP9041047A JP4104797A JPH10235591A JP H10235591 A JPH10235591 A JP H10235591A JP 9041047 A JP9041047 A JP 9041047A JP 4104797 A JP4104797 A JP 4104797A JP H10235591 A JPH10235591 A JP H10235591A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
sensor
sensor case
detection window
tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9041047A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Fujita
恵市 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP9041047A priority Critical patent/JPH10235591A/ja
Publication of JPH10235591A publication Critical patent/JPH10235591A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、センサケースの動作に関わる機械
寿命を向上させ得るとともに、塗料ミストに起因するセ
ンサの誤動作を可及的に抑え得るドア開閉用ツールの提
供を目的としている。 【解決手段】 ドア開閉用ツール1は、本体ケーシング
2に設けたドア保持棒4と、検出窓3aを有しセンサS
を収容するセンサケース3とを備え、かつ駆動軸RA2
aに揺動アーム5を介しセンサケース3を支承して該セ
ンサケース3を稼働位置と退避位置との間で揺動させる
ロータリアクチュエータRA2を本体ケーシング2に設
け、ロータリアクチュエータRA2の駆動軸RA2aに
センサケース3および揺動アーム5と対峙させてカウン
タウェイト6を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークのドアを開
閉するために、工業用ロボットの作業アームに装着して
使用されるドア開閉用ツールに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車製造工場における自動車
ボディーの塗装ラインでは、自動車ボディーの内部、お
よびドアの内側を塗装する場合、図6に示す如くドア開
閉用ツールAを装着した工業用ロボットRにより、ドア
Wを開いた状態で塗装作業を実施している。
【0003】図6から図10に示す示す如く、工業用ロ
ボットRにおける作業アームRaの先端に装着されたド
ア開閉用ツールAは、ツール本体B内のロータリアクチ
ュエータ(図示せず)により動作されてドアWのガラス
収容溝に係合するドア保持棒Cと、ドアWに対するドア
開閉用ツールTの位置決めを行なうべくドアDのガラス
収容溝を検出するセンサDを収容したセンサケースEと
を備えている。
【0004】このセンサケースEには、センサガラスD
gに臨んで開口する検出窓Eaが設けられており、さら
にセンサケースEは、揺動アームFを介してツール本体
B内のロータリアクチュエータ(図示せず)により、ド
ア保持棒Cに隣接しかつ検出窓Eaを真下に向けた稼働
位置(図9中の実線位置)と、塗装時において稼働位置
から180°反転した退避位置(図9中の鎖線位置)と
の間を揺動される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した如
き構成のドア開閉用ツールTでは、センサDおよびセン
サケースEが比較的重く、さらにセンサケースEは揺動
アームFを介して反転されるため、このセンサケースE
を反転させるためのロータリアクチュエータに設けられ
た衝撃吸収用バッファ(図示せず)の寿命が短いものと
なっていた。
【0006】また、上述した如き構成のドア開閉用ツー
ルTでは、塗装時においてセンサケースEが退避位置に
反転している状態では、センサケースEにおける検出窓
Eaが真上を向くため、塗装作業中に上方から降り懸か
る塗装ミストが検出窓Eaから内部に入り込み易く、塗
装ミストがセンサガラスDgの表面を汚すことによりセ
ンサDの誤動作を招く虞れがあった。
【0007】本発明は上記実状に鑑みて、センサケース
の動作に関わる機械寿命を向上させ得るとともに、塗料
ミストに起因するセンサの誤動作を可及的に抑えること
の可能なドア開閉用ツールの提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべ
く、本発明に関わるドア開閉用ツールは、ツール本体に
ドアの被係合部に対して係脱自在に設けたドア保持棒
と、ドアの被検出部を検出するセンサを収容しかつ該セ
ンサの検出面に臨む検出窓を有するセンサケースとを具
備しており、さらに駆動軸に揺動アームを介してセンサ
ケースを支承し、検出窓をドアの被検出部に臨ませた稼
働位置と、検出窓をドアの被検出部から離隔させかつ後
方斜め上方を向かせた退避位置との間において、センサ
ケースを揺動させるロータリアクチュエータをツール本
体に設けるとともに、ロータリアクチュエータの駆動軸
にセンサケースおよび揺動アームと対峙する態様でカウ
ンタウェイトを設けている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、一実施例を示す図面に基づ
いて、本発明を詳細に説明する。図1ないし図5は、本
発明に関わるドア開閉用ツールを、自動車の製造工場に
おける自動車ボディーの塗装ラインに適用した例を示し
ている。
【0010】本発明に関わるドア開閉用ツール1は、ツ
ール本体としての本体ケーシング2と、センサSを収容
したセンサケース3とを備えており、上記本体ケーシン
グ2には、ドア保持棒4を動作させるためのロータリア
クチュエータRA1と、センサケース3を揺動させるた
めのロータリアクチュエータRA2とが収容設置されて
いる。
【0011】なお、本発明に関わるドア開閉用ツール1
は、図6に示した従来のドア開閉用ツールAと同様、図
3中の右方側から延びる工業用ロボットの作業アーム
(図示せず)に、本体ケーシング2のジョイント部1A
を介して結合されている。
【0012】ドア保持棒4は、ロータリアクチュエータ
RA1の駆動軸RA1aに固定されており、被係合部と
してのドアW(図6参照)のガラス収容溝に係合する係
合位置(図1中の実線位置)と、非係合位置(図1中の
鎖線位置)との間において揺動動作される。
【0013】なお、ドア保持棒4に臨む本体ケーシング
2のキャップ部材2Aには、塗装作業時の塗料ミストに
よる汚れを落とし易くする目的で、フッ素樹脂材料から
形成されたカバー2Cが取り付けられている。
【0014】また、図1ないし図3から明らかなよう
に、本体ケーシング2は円柱を組合わせることで角張っ
た部分の少ない外観を呈しており、このため塗装作業時
における塗装ミストの溜まりが抑えられ、もって塗装ブ
ツ等の塗装不具合の発生を可及的に防止できる。
【0015】一方、図5に示す如くセンサケース3に
は、被検出部としてのドアW(図6参照)のガラス収容
溝を検出するセンサ(光センサ)Sと、該センサSの受
光面に対向配置されて実質的な検出面を構成するセンサ
ガラスSgとが収容設置され、さらにセンサガラスSg
に臨んで開口する検出窓3aが設けられている。
【0016】また、上記センサケース3は、揺動アーム
5を介してロータリアクチュエータRA2の駆動軸RA
2aに支承されており、上記ロータリアクチュエータR
A2の動作に基づき、図3中に示す如き揺動角α(22
5°)の範囲に亘って、実線で示す稼働位置と鎖線で示
す退避位置との間を揺動する。
【0017】さらに、ロータリアクチュエータRA2の
駆動軸RA2aには、図2に示す如く、駆動軸RA2a
を挟んでセンサケース3および揺動アーム5の反対側
に、カウンタウェイト6がブラケット6bを介して固設
されている。
【0018】塗装ラインの稼働時、上述した構成のドア
開閉用ツール1は、ドアW(図6参照)を捕捉するに当
たり、センサケース3を稼働位置に占位させている。稼
働位置においてセンサケース3は、被検出部としてのド
アWのガラス収容溝を検出するべく、本体ケーシング2
に設けられたドア保持棒4に隣接し、かつ検出窓3aを
真下に向けた状態に占位している。
【0019】一方、ドア保持棒4によってドアWを捕捉
したのち、センサケース3は稼働位置から退避位置に揺
動される。稼働位置から225°の揺動角αに亘って揺
動し、退避位置に占位したセンサケース3は、ドアWの
ガラス収容溝から大きく離隔するとともに、図3に示す
如くセンサケース3の軸線O−Oが鉛直軸に対して後方
(図中の右方)へ傾くために、検出窓3aが後方の斜め
上方に向けて開口することとなる。
【0020】この結果、塗装作業中の塗装ミストが検出
窓3aから侵入し難くなるため、センサガラスSgの表
面が塗装ミストによって著しく汚されることはなく、も
って塗料ミストに起因するセンサSの誤動作を可及的に
抑えることができる。
【0021】なお、図6から図10に示した従来のドア
開閉用ツールAでは、センサケースEの揺動半径が約1
50mmに設定されているのに対し、上述したドア開閉用
ツール1では、延長された揺動アーム5を用いることで
センサケース3の揺動半径を約180mmとしている。
【0022】これにより、センサケース3を退避位置に
揺動させた際、従来のドア開閉用ツールAのセンサケー
スEよりも、センサケース3が塗装対象物であるドアW
から大きく離れるので、塗装作業中の塗装ミストが検出
窓3aから侵入し難くなり、塗料ミストに起因するセン
サSの誤動作を可及的に抑えることができる。
【0023】一方、ロータリアクチュエータRA2の動
作に基づいて、センサケース3が稼働位置と退避位置と
の間を揺動する際、図2に示したカウンタウェイト6の
作用により、ロータリアクチュエータRA2に設けられ
たバッファBU(図4参照)に加わる衝撃が抑えられ、
もってバッファBUの寿命が延びることとなる。
【0024】なお、上述したドア開閉用ツール1では、
小型のセンサSを採用してセンサケース3をも小型化す
ることで、センサSおよびセンサケース3を従来のドア
開閉用ツールAにおけるセンサDおよびセンサケースE
よりも軽量化し、稼働位置と退避位置との間を揺動させ
た際のバッファBUに作用する衝撃を低減させることに
よっても、バッファBUにおける機械寿命の向上を図っ
ている。
【0025】ここで、ドア開閉用ツール1におけるセン
サケース3の揺動角αは、実施例に示した225°に限
定されるものではなく、センサケース3を退避位置に揺
動させた状態で検出窓3aが後方斜め上方を向くような
姿勢をとり得るのであれば、ロータリアクチュエータ等
の動作範囲において任意に設定することができる。
【0026】また、上述した実施例では、自動車の製造
工場における自動車ボディーの塗装ラインを例示した
が、本発明に関わるドア開閉用ツールは、自動車ボディ
ー以外の各種筐体におけるドアをも作業対象とし得るも
のであり、さらに塗装ライン以外の様々な作業工程にお
いても有効に適用し得ることは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上、詳述した如く、本発明に関わるド
ア開閉用ツールは、ツール本体にドアの被係合部に対し
て係脱自在に設けたドア保持棒と、ドアの被検出部を検
出するセンサを収容しかつ該センサの検出面に臨む検出
窓を有するセンサケースとを具備しており、さらに駆動
軸に揺動アームを介してセンサケースを支承し、検出窓
をドアの被検出部に臨ませた稼働位置と、検出窓をドア
の被検出部から離隔させかつ後方斜め上方を向かせた退
避位置との間において、センサケースを揺動させるロー
タリアクチュエータをツール本体に設けるとともに、ロ
ータリアクチュエータの駆動軸にセンサケースおよび揺
動アームと対峙する態様でカウンタウェイトを設けてい
る。
【0028】上記構成によれば、ロータリアクチュエー
タの駆動軸にセンサケースおよび揺動アームと対峙する
態様でカウンタウェイトを設けたことで、稼働位置と退
避位置との間においてセンサケースを揺動させた際に、
ロータリアクチュエータに設けられた衝撃吸収用バッフ
ァに作用する衝撃力が抑えられ、もって本発明に関わる
ドア開閉用ツールによれば、センサケースの動作に関わ
る機械寿命を向上させることが可能となる。
【0029】また、上記構成によれば、センサケースを
稼働位置から退避位置へ揺動させた際、センサケースの
検出窓をドアの被検出部から離隔させかつ後方斜め上方
に向けることで、
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わるドア開閉用ツールを示す全体正
面図。
【図2】本発明に関わるドア開閉用ツールを示す全体平
面図。
【図3】本発明に関わるドア開閉用ツールを示す全体側
面図。
【図4】本発明に関わるドア開閉用ツールを示す要部断
面側面図。
【図5】センサケースを示す要部断面側面図。
【図6】ドア開閉用ツールを用いた自動車工場の塗装設
備を示す概念図。
【図7】従来のドア開閉用ツールを示す全体正面図。
【図8】従来のドア開閉用ツールを示す全体平面図。
【図9】従来のドア開閉用ツールを示す全体側面図。
【図10】従来のドア開閉用ツールにおけるセンサケー
スを示す断面側面図。
【符号の説明】
1…ドア開閉用ツール、 2…本体ケーシング(ツール本体)、 3…センサケース、 3a…検出窓、 4…ドア保持棒、 5…揺動アーム、 6…カウンタウェイト、 RA2…ロータリアクチュエータ、 RA2a…駆動軸、 BU…バッファ、 S…センサ、 Sg…センサガラス(検出面)、 W…ドア、 R…工業用ロボット、 Ra…作業アーム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークのドアを開閉するために工業用
    ロボットの作業アームに装着して使用されるドア開閉用
    ツールであって、 ツール本体にドアの被係合部に対して係脱自在に設けら
    れたドア保持棒と、 ドアの被検出部を検出するセンサを収容し、かつ該セン
    サの検出面に臨む検出窓を有するセンサケースと、 ツール本体に設けられ、駆動軸に揺動アームを介してセ
    ンサケースを支承するとともに、検出窓をドアの被検出
    部に臨ませた稼働位置と、検出窓をドアの被検出部から
    離隔させかつ後方斜め上方を向かせた退避位置との間に
    おいて、上記センサケースを揺動させるロータリアクチ
    ュエータと、 ロータリアクチュエータの駆動軸に、該駆動軸を挟んで
    センサケースおよび揺動アームと対峙する態様で設けた
    カウンタウェイトと、 を具備して成ることを特徴するドア開閉用ツール。
JP9041047A 1997-02-25 1997-02-25 ドア開閉用ツール Pending JPH10235591A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9041047A JPH10235591A (ja) 1997-02-25 1997-02-25 ドア開閉用ツール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9041047A JPH10235591A (ja) 1997-02-25 1997-02-25 ドア開閉用ツール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10235591A true JPH10235591A (ja) 1998-09-08

Family

ID=12597501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9041047A Pending JPH10235591A (ja) 1997-02-25 1997-02-25 ドア開閉用ツール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10235591A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006035259A1 (en) 2004-09-30 2006-04-06 Abb As Door opener arrangement for use with an industrial robot
CN110026315A (zh) * 2019-05-21 2019-07-19 济南希润自动化科技有限公司 一种喷涂机器人开门器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006035259A1 (en) 2004-09-30 2006-04-06 Abb As Door opener arrangement for use with an industrial robot
CN110026315A (zh) * 2019-05-21 2019-07-19 济南希润自动化科技有限公司 一种喷涂机器人开门器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102477934B1 (ko) 공작기계
US5485645A (en) Outer wall cleaning robot
JP2001030958A (ja) 車両用フード装置
JP2017019049A (ja) ロボットのカバー構造
US5442155A (en) Welding position detector with cooling and cleaning means
KR102428343B1 (ko) 라이다 센서를 위한 보호 커버 장치
EP3763606A1 (en) Cab for work machine, work machine, and automatic opening/closing device
JPH10235591A (ja) ドア開閉用ツール
KR100829416B1 (ko) 자동세차기의 사이드브러시 틸팅 조향장치
CN103370478A (zh) 工程机械
US7475921B2 (en) Device with an equipment door, an actuator unit and a bolting device element
JP3380062B2 (ja) 工業用ロボット
CN217637198U (zh) 一种便于激光扫描零件的结构
JPH0890470A (ja) 工業用ロボット
JPH0875844A (ja) 防塵機構
WO1994006603A1 (en) Spatter preventing method and apparatus for visual arc sensors
JPH027655Y2 (ja)
US20240059258A1 (en) side brush mechanism with novel structure
JPH09239683A (ja) 工業用ロボット
JPH0966386A (ja) レーザ加工機
CN215590625U (zh) 一种无人驾驶牵引车防撞仪
KR102176402B1 (ko) 노즐 세척 장치
CN219802051U (zh) 一种大型电机的油位观察结构
JPH0714594B2 (ja) 産業用ロボットの作業具保護装置
JP6840267B2 (ja) 作業機