JPH027655Y2 - - Google Patents

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JPH027655Y2
JPH027655Y2 JP3312883U JP3312883U JPH027655Y2 JP H027655 Y2 JPH027655 Y2 JP H027655Y2 JP 3312883 U JP3312883 U JP 3312883U JP 3312883 U JP3312883 U JP 3312883U JP H027655 Y2 JPH027655 Y2 JP H027655Y2
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air
door
cylinder
cup
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JP3312883U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は工業用ロボツトに係り、特に塗装用
ロボツト等に用いて好適なドア閉じ装置を有する
工業用ロボツトに関する。
周知の通り、近年工業用ロボツトが広く普及
し、作業の能率化や作業環境の向上に役立つてい
る。中でも塗装用ロボツトによる塗装作業におい
ては、有機溶剤が含まれた塗料ミストから人体を
保護することができ、作業環境の改善効果は極め
て大である。このような塗装用ロボツトにおいて
開閉体(以下ドアと称する)を有するワーク(例
えばロツカー等)を塗装する場合、まずワークの
内側を塗装し、次にワークのドアを閉じてその外
側を塗装するのが普通である。そして従来、この
種のドア閉じ動作はロボツトのアーム先端に設け
られたかぎ状治具によつて行つていた。
ところで、上述したドア閉じ動作においては、
被塗装面に治具が直接触れるため、前記被塗装面
にゴミや油が付着し易く、これによつて塗装不良
が生じるという欠点があつた。
この考案は上記の事情に鑑み、被塗装面に直接
触れないでドアを閉じることのできるドア閉じ装
置を具備する工業用ロボツトを提供するもので、
ロボツトアームの先端に設けられた前記ドア閉じ
装置の空気吐出口から空気を噴出し、この空気に
よつて形成される空気圧によつてワークのドアを
閉じることを特徴とする。
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案の一実施例の構成を示す平面
図、第2図は同実施例に係るドア閉じ装置の構成
を示す断面図である。これらの図において、1は
ロボツト本体であり、このロボツト本体1には外
方に延びるアーム2が設けられている。そして、
アーム2の先端にはドア閉じ装置3が取付けられ
ていて、その空気吐出口4から送出される空気に
よつて形成される空気圧によつてワーク5のドア
6を押圧して閉じるようになつている。この際ア
ーム2が予め教示された軌跡に沿つて移動するこ
とは勿論である。
次に第2図を参照してドア閉じ装置3の構成を
説明する。図において、10はシリンダであり、
シリンダ10の左端にはエンドキヤツプ11が、
右端にはヘツド12が各々固定されている。ま
た、シリンダ10内にはピストン13が左右方向
移動可能に嵌合されており、ピストン13の左側
にシリンダ室10aが、右側にシリンダ室10b
が各々形成されている。そして、前記エンドキヤ
ツプ11、ヘツド12、ピストン13の中央部に
は貫通孔11a,12a,13aが各々設けられ
ており、これらの貫通孔11a〜13aには中空
軸からなるカツプ14の脚部14aがゆるみなく
挿通され、ピン15によつてピストン13に固定
されている。この脚部14bの右端には円筒容器
状の頭部14aが中央軸を共通にして形成され、
脚部14bの中空部14cは頭部14aの底面中
央部に形成された孔を介して頭部14aに連通し
ている。この頭部14aの右端開口部が上述した
空気吐出口4であり、その周縁部にはゴム等の弾
性体からなるキヤツプ14dが嵌合されている。
そして、上記の構成を有するカツプ14がピスト
ン13と一体に往復運動する。すなわち、ヘツド
12とピストン13との間にはスプリング16が
介挿され、ピストン13を左方向に付勢する一
方、エンドキヤツプ11には空気出入口11bが
設けられ、管継手17を介して空気が給排される
ようになつており、ピストン13は(従つてカツ
プ14も)、空気出入口11bから供給される空
気によつて形成されるシリンダ室10a内の圧力
がスプリング16の付勢力を超えると右方向へ、
逆にスプリング16の付勢力が前記シリンダ室1
0aの圧力を超えると左方向へ移動する。この
際、エンドキヤツプ11がシリンダ10の内壁に
接する面にはパツキン18aが、エンドキヤツプ
11の貫通孔11aの内壁にはパツキン18b
が、ピストン13の外周にはパツキン18cが
各々嵌め込まれており、空気出入口11bから供
給される空気をシリンダ室10a内に密閉するよ
うになつている。また、シリンダ室10bの空気
はヘツド12に設けられた空気孔12bを介して
移動する。
次に、カツプ14の脚部14bの左端には管継
手19が取付けられており、その管継手19を介
して中空部14cに空気が供給される。そして、
この空気は中空部14c、頭部14aを通つて空
気吐出口4からジエツトエアとして外部へ噴出さ
れる。このジエツトエアが上述したワーク5のド
ア6を押圧し、閉じる作用をなすものである。ま
たこの際、空気吐出口4の周縁部にはキヤツプ1
4dが設けられているので、万一この部分がワー
ク5のドア6に当つてもドア6を傷付けないよう
になつている。次に、ヘツド12の外周にはその
右方に位置するカツプ14の頭部14aを内包す
る円筒状のカバー20が嵌合され、カバー20の
右端開口部には蓋21が設けられている。また、
カバー20の開口周縁部には小突起20aが形成
され、蓋21とのクリアランスを保つている。こ
の蓋21の周縁部一端には突出部22が形成され
ており、この突出部22がカバー20の外周に設
けられたブラケツト23に回動自在に支持されて
いる。また、突出部22には回動軸を共通にして
ピニオン24が固定されており、このピニオン2
4がシリンダ機構25によつて左右方向に駆動さ
れるラツク26によつて回転駆動され、これによ
つて蓋21の開閉が行われる。さらに詳述する
と、シリンダ機構25は上述したシリンダ機構と
同様の構成を有している。そして、管継手27を
介してシリンダ25a内に空気が供給され、その
空気圧がシリンダ内のスプリング(図示せず)の
付勢力より強くなると、ラツク26が右方向に駆
動されて、ピニオン24が時計方向に回転され、
これによつて蓋21が180゜近くまで回転、開放さ
れる。一方、前記空気圧がスプリングの付勢力よ
り弱くなると、上記の逆の動作によつて蓋21が
閉じられる。次に、前記カバー20の左端近傍に
は管継手28が取付けられ、この管継手28を介
してカバー20内に空気が常時供給されるように
なつている。これによつてカバー20内は常にエ
アパージされているので、カツプ14の頭部14
aとキヤツプ14dは周囲の塗料ミストによつて
汚されることがない。なお上述した各管継手1
7,19,27,28には空気供給装置30から
各別個に空気が供給されるようになつている。
このような構成において、ワーク5の内側の塗
装が終了すると、まず管継手27を介してシリン
ダ25a内に空気が供給される。これによつて蓋
21が時計方向に約180゜回転して開放される。次
に、管継手17を介してシリンダ室10aに空気
が供給されるとピストン13が右方向に移動し、
これによつてカツプ14の頭部14aが第2図に
破線で示す位置に突出する。そして管継手19を
介してカツプ14に空気を供給すると空気吐出口
4からジエツトエアが噴出する。以上の状態を保
つてアーム2がドア閉じ装置3をドア6に近づけ
ると、ドア6は空気吐出口4から噴出されるジエ
ツトエアによつて押圧され、閉じ始める。このと
きアーム2がドア閉じ装置3をドア閉じ軌跡に沿
つて移動させることにより(このドア閉じ軌跡は
予めロボツトに教示してある)、ドア6が完全に
閉じられる。こうしてドア閉じ動作が終了する
と、アーム2が前記ドア閉じ軌跡を逆方向に移動
し元の位置に戻る。そして、まずカツプ14に供
給されていた空気が止められて空気吐出口4から
のジエツトエアが停止され、次にシリンダ室10
aに供給されていた空気が止められ、スプリング
16の付勢力によつてカツプ14がカバー20内
に戻る。そして最後にシリンダ25aに供給され
ていた空気が止められ、シリンダ25内のスプリ
ングによつてラツク26が左方向に移動し、ピニ
オン24が反時計方向に回転して蓋21が閉じ
る。
こうして、ドア6が閉じられ、ドア閉じ装置3
が最初の状態に戻ると、ワーク5の外側の塗装が
なされる。そして塗装がなされる間は常時管継手
28への空気供給が行われ、カバー20内に塗料
ミストが侵入するのを防止している。
なお、上述したドア閉じ動作中に、カツプ14
のキヤツプ14dがドア6に突当るようなことが
あつても、カツプ14がカバー20の方に押され
るとピストン13がシリンダ室10a内の空気を
圧縮して左方向に移動するので、ドア6に傷つけ
るようなことはない。
以上説明したようにこの考案は、ロボツトアー
ムの先端に設けられたドア閉じ装置の空気吐出口
から空気を噴出させ、この空気によつて形成され
る空気圧によつてワークのドアを閉じるようにし
たので、前記ドアを汚したり、接触痕をつけたり
することがなく、これによつて良好な塗装を行う
ことのできる利点が得られる。また、空気吐出口
を収納するカバー内は常時エアパージされている
ので、空気吐出口は塗装ミストによつて汚される
ことがなく、この結果、万一カツプ先端部に取付
けられたキヤツプがドアに触れるようなことがあ
つてもドアを汚すことはない。またこの場合、カ
ツプはシリンダのストローク分、カバー内部へ逃
げられるのでドアを傷付けることもない。さら
に、カツプを駆動するシリンダは空気孔を介して
呼吸しているため、前記シリンダ内も汚されず、
動作不良を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示す平面
図、第2図は同実施例に係るドア閉じ装置の構成
を示す断面図である。 2……アーム、4……空気吐出口、5……ワー
ク、6……ドア(開閉体)、14……カツプ(管
体)、30……空気供給装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アームの先端に取付けられ、端部に空気吐出口
    を有する管体と、この管体に空気を供給する空気
    供給装置とを具備し、前記空気吐出口から送出さ
    れる空気によつてワークの開閉体を閉じることを
    特徴とする工業用ロボツト。
JP3312883U 1983-03-08 1983-03-08 工業用ロボツト Granted JPS59140186U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3312883U JPS59140186U (ja) 1983-03-08 1983-03-08 工業用ロボツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3312883U JPS59140186U (ja) 1983-03-08 1983-03-08 工業用ロボツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59140186U JPS59140186U (ja) 1984-09-19
JPH027655Y2 true JPH027655Y2 (ja) 1990-02-23

Family

ID=30163932

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3312883U Granted JPS59140186U (ja) 1983-03-08 1983-03-08 工業用ロボツト

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JP (1) JPS59140186U (ja)

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JPS59140186U (ja) 1984-09-19

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