JPH0733892Y2 - 噴霧容器 - Google Patents

噴霧容器

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JPH0733892Y2
JPH0733892Y2 JP5716289U JP5716289U JPH0733892Y2 JP H0733892 Y2 JPH0733892 Y2 JP H0733892Y2 JP 5716289 U JP5716289 U JP 5716289U JP 5716289 U JP5716289 U JP 5716289U JP H0733892 Y2 JPH0733892 Y2 JP H0733892Y2
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孝光 野沢
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、噴霧容器に係る。
「従来の技術及び考案が解決しようとする課題」 従来、噴霧容器としてフロンガスのボンベを内装してそ
のガス圧により容器内の液体を噴霧する様にしたものが
多く使用されている。しかし、フロンガスがオゾン層を
破壊するという最近の観測によりこの種フロンガスを使
用するものは廃止の傾向にある。
この様なフロンガスを使用するものに代って、容器本体
と該本体の外周を被覆して上下動可能に装着した筒状の
昇降部材と、該昇降部材の上に押下げ可能に装着した押
下げ噴霧ヘッドを有する噴霧容器が提案されている。
しかしながら、従来のこの種噴霧容器では噴霧ヘッドの
ノズル孔が露出した状態なので埃りが付き易く好ましく
ない。これを防止する為、ヘッドの上からキャップを被
せることも行なわれるが、使用の都度いちいちキャップ
を外し又キャップを被せなければ埃りの付着を防止でき
ず使用上の煩雑さがある。
本考案は上記従来技術の欠点を解消した優れた噴霧容器
を提供することを目的とするものである。
「課題を解決するための手段」 容器体4と該容器体4の外周上方を被覆して上下動可能
に装着した筒状の昇降部材8と、該部材8の上に押下げ
可能に装着した押下げ噴霧ヘッド12を有し、上記昇降部
材8を上昇させた後、押下げ噴霧ヘッド12を押下げるこ
とにより容器体4内の液を容器外に噴霧可能に構成して
なる噴霧容器において、上記昇降部材8の内周に沿って
筒状部材15を回動可能に装着し、該筒状部材15の上面か
ら昇降部材8の頂壁17に設けた透孔19を介してノズル孔
14前方に至る被覆板18を突出形成し、上記筒状部材15の
周壁には菱形の透孔20を穿設するとともに容器体4より
上記透孔20内に突出する突起21を形成し、上記昇降部材
8の昇降に伴い上下動する菱形の透孔20の内周壁を上記
突起21により押圧することにより筒状部材15を回動させ
るとともに被覆板18によるノズル孔14の開閉を行う如く
構成してなる。
「作用」 第3図aに示す状態から昇降部材8を上昇させると、容
器体4より突設した突起21が菱形の透孔20の下方にある
傾斜した内周壁22aに当接し、なおも昇降部材8を上昇
させると突起21が内周壁22aを押圧する。この際筒状部
材15は横方向にのみ可動する為回動し、それに伴って被
覆板18も回動し、第3図bに示す状態となる。又、第3
図bの状態から昇降部材8が下降すると、突起21が透孔
20の上方にある傾斜した内周壁22bに当接し、なおも昇
降部材21を下降させると突起21が上方の傾斜した内周壁
22bを押圧し、筒状部材15は第3図bの向って右方向に
回動し、第3図aに示す状態に戻る。
一方容器体4内部では昇降部材8の上昇により、環状ピ
ストン10が上昇して、シリンダ5内が負圧化し、容器体
4内の液体が吸上げパイプ7及び吸込弁6を介して吸引
される。次に引き上げた昇降部材8を放すと、スプリン
グ11の弾力が作用して環状ピストン10が下降しようと
し、その弾力によりシリンダ5内の液体が加圧される。
そこで押下げ噴霧ヘッド12を押し下げると、弁機構13が
開弁して、シリンダ5内の加圧液体が管状プランジャ9
から押下げ噴霧ヘッド12に流入し、ノズル孔14から霧と
なって噴出する。またその噴出量に応じて、上昇した昇
降部材8がスプリング11の弾力で下降し、最終的には元
の態勢に戻る。
「実施例」 以下本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
第1図〜第3図は本考案噴霧容器の一実施例を示すもの
で図中1は噴霧容器を示す。該容器1は容器本体2と固
定部材3よりなる容器体4内にシリンダ5を垂設し、該
シリンダ5の下部に吸込弁6を設け、かつ、シリンダ5
下端から吸上げパイプ7を垂設し、容器体4の上に昇降
部材8を上下動可能に装着させ、該昇降部材8から管状
プランジャ9を垂設して上記シリンダ5内に深く挿入さ
せ、該管状プランジャ9の下端にシリンダ5を摺動する
環状ピストン10を設け、また、シリンダ5内にスプリン
グ11を内装して環状ピストン10及び管状プランジャ9を
下方へ付勢し、更に昇降部材8の上に押下げ噴霧ヘッド
12を押下げ可能に装着するとともに、昇降部材8内にそ
の押下げ噴霧ヘッド12の押下げに伴い上記管状プランジ
ャ9を押下げ噴霧ヘッド12へ開通させる公知の弁機構13
を設けてなり、昇降部材8を上昇させた後、押下げ噴霧
ヘッド12を押下げることにより容器体4内の液をノズル
孔14から容器外に噴霧可能に構成してなるものである。
又、上記昇降部材8の内周に沿って筒状部材15が回動可
能に装着されている。筒状部材15は第2図aに示す如く
の筒体で、昇降部材8の内面に周設した突条16と、昇降
部材8の頂壁17間に挟持される如く回動可能に装着され
ており、その上面からは被覆板18を突出形成している。
この被覆板18は上記昇降部材8の頂壁17に設けた横長の
透孔19を介して、押下げ噴霧ヘッド12のノズル孔14前方
に突出している。
又筒状部材15の周壁には該部材15を回動する為、ひいて
は被覆板18を回動する為の回動装置の一部として菱形の
透孔20を穿設している。この透孔20内に容器体4を構成
する上記固定部材3外周より突起21を突設しており、昇
降部材8の昇降に伴い上下動する筒条部材15の菱形の透
孔20の内周壁22を突起21により押圧することにより筒状
部材15が左右に回動し、ひいては被覆板18によるノズル
孔14の開閉を行う如く構成している。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本
考案の要旨を変えることのない範囲でその形状、材質等
は適宜変更できる。例えば、上記実施例において筒状部
材15は完全な筒状をなしているが、一部が切れた筒状体
であっても良く、又、菱形の透孔20の位置が被覆板18の
真下になっているがこれに限られず被覆板と菱形の透孔
の位置はズレていても良い。さらに上記実施例では容器
体4が固定部材3と容器本体2とから構成されている
が、固定部材と容器本体を一体に形成して容器体を構成
しても良い。
「考案の効果」 以上説明した如く本考案噴霧容器は実用新案登録請求の
範囲に記載された如くの構成を有するため、使用時自動
的に被覆板がノズル孔の被覆を解除する如く回動し、又
使用後は自動的に被覆板がノズル孔の前方まで回動して
ノズル孔を被覆する為ノズル孔に埃等が付着するのを極
力防止することが出来、しかも使用操作の手順に従って
自動的に筒状部材の回動を行え、ひいてはノズル孔の開
閉を行えるため極めて使勝手が良い優れた容器である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図は要部切欠き側面図、第2図aは筒状部材、bは昇
降部材、cは固定部材を示す斜視図、第3図は容器の作
動を示す正面図である。 4……容器体、8……昇降部材 12……押下げ噴霧ヘッド、14……ノズル孔 18……被覆板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器体4と該容器体4の外周上方を被覆し
    て上下動可能に装着した筒状の昇降部材8と、該部材8
    の上に押下げ可能に装着した押下げ噴霧ヘッド12を有
    し、上記昇降部材8を上昇させた後、押下げ噴霧ヘッド
    12を押下げることにより容器体4内の液を容器外に噴霧
    可能に構成してなる噴霧容器において、上記昇降部材8
    の内周に沿って筒状部材15を回動可能に装着し、該筒状
    部材15の上面から昇降部材8の頂壁17に設けた透孔19を
    介してノズル孔14前方に至る被覆板18を突出形成し、上
    記筒状部材15の周壁には菱形の透孔20を穿設するととも
    に容器体4より上記透孔20内に突出する突起21を形成
    し、上記昇降部材8の昇降に伴い上下動する菱形の透孔
    20の内周壁を上記突起21により押圧することにより筒状
    部材15を回動させるとともに被覆板18によるノズル孔14
    の開閉を行う如く構成してなることを特徴とする噴霧容
    器。
JP5716289U 1989-05-18 1989-05-18 噴霧容器 Expired - Fee Related JPH0733892Y2 (ja)

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JPH02147265U JPH02147265U (ja) 1990-12-13
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JP5360827B2 (ja) * 2009-12-28 2013-12-04 株式会社吉野工業所 液体噴出容器

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JPH02147265U (ja) 1990-12-13

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