JPH078463Y2 - 吐出容器 - Google Patents

吐出容器

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JPH078463Y2
JPH078463Y2 JP1988083563U JP8356388U JPH078463Y2 JP H078463 Y2 JPH078463 Y2 JP H078463Y2 JP 1988083563 U JP1988083563 U JP 1988083563U JP 8356388 U JP8356388 U JP 8356388U JP H078463 Y2 JPH078463 Y2 JP H078463Y2
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JP
Japan
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valve
valve chamber
piston
container
container body
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JP1988083563U
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JPH024660U (ja
Inventor
登美雄 田原
Original Assignee
釜屋化学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、容器本体内部に収納されたクリーム状の内
容物を外部へ吐出させることのできる吐出容器に関す
る。
「従来の技術」 従来より、容器本体内部に収納されたクリーム状やペー
スト状の内容物を外部へ吐出させることのできる吐出容
器として、第5図に示すような構造のものが知られてい
る。
第5図に示すように、この吐出容器は、内部に内容物を
収納する容器本体20と、この容器本体20の上面開口部20
aに口部21を介して装着された有底筒状の弁室22と、こ
の弁室22の内壁に沿って上下動自在に摺動しかつ先端が
口部21から上方へ延びる筒状のピストン23と、このピス
トン23の上端部に一体に装着されたノズル体24と、弁室
22内に配置されて前記ピストン23を上方へ付勢するスプ
リング25と、ピストン23の内壁に沿って上下動自在に摺
動して前記ノズル体24の吐出路26を開閉する開閉弁27
と、前記弁室22内に配置されて前記開閉弁27を押圧操作
する操作弁28と、前記開閉弁27を下方へ付勢するスプリ
ング29とから概略構成されている。また、前記操作弁28
は、上端に前記ピストン23内に立設するステム28aと、
下端に弁室22の底板22aに設けられた吸込口30を開閉す
る開閉弁28bとを備えているものである。
このような構成の吐出容器においては、スプリング25の
抗力に反してノズル体24を押し下げると、ピストン23の
下降位置で、操作弁28のステム28aが開閉弁27をスプリ
ング29の抗力に反してピストン23から上方へ押し上げ、
ノズル体24の吐出路26を開くようになっている。したが
って、ピストン23の下降によって加圧された弁室22内の
液溜物が吐出路26を通ってノズル体24先端の吐出口26a
から外部へ吐出するようになっている。また、ノズル体
24の押し下げを解除すると、スプリング25の付勢力によ
りピストン23が上昇して元の位置に戻るとともに、開閉
弁27がスプリング29の付勢力によって吐出路26を閉じ、
さらに、ピストン23の上昇によって弁室22内が減圧され
て開閉弁28bが開き、容器本体20内部の内容物が弁室22
内へ流入するようになっている。
「考案が解決しようとする課題」 ところが、上記従来構成の吐出容器にあっては、ピスト
ン23内部に吐出路26を開閉する開閉弁27を設けるととも
に、弁室22内部に開閉弁27の操作弁28を設けるなど、パ
ーツ数が多くなって、製作コストが高いものであった。
この考案は上記事情に鑑みてなされたものであって、吐
出効果を損なうことなく、省パーツ化により製作コスト
を低減化を図ることのできる吐出容器を提供することを
目的としている。
「課題を解決するための手段」 この考案は、内容物を収納する容器本体と、この容器本
体の上面開口部に装着した有底筒状の弁室と、この弁室
の底部に設けて前記容器本体内部と前記弁室内部とを連
通する連通孔と、前記弁室の内壁に沿って上下動自在に
摺動する筒状のピストンと、このピストンの上端に一体
に装着して吐出路を有するノズル体と、前記ピストンを
上方へ付勢する付勢部材と、前記弁室内に配置した弁部
材とを具備した構成とし、前記弁部材を、前記ピストン
の内壁に沿って摺動しかつ前記弁室内の正圧時に自身の
求心方向へ弾性変形して前記ピストンの内壁との間を開
口する弁体と、前記弁室内の負圧時に前記連通孔を開口
させる逆止弁とが一体に成形された構成としたものであ
る。
「作用」 付勢部材の抗力に反してノズル体を押し下げると、ピス
トンが下降して、弁室内が加圧されるとともに、加圧さ
れた弁室内の内容物が弁部材の弁体を自身の求心方向へ
弾性変形させて、吐出路を開き、この吐出路を通して前
記内容物がノズル体の外部へ吐出する。
また、ノズル体の押し下げを解除すると、スプリングの
付勢力によってピストンが上昇し、弁室内が減圧される
とともに、弁部材の弁体が自身の遠心方向へ弾性変形し
て吐出路を閉じ、さらに、開閉弁が連通孔を開いて容器
本体内部の内容物が弁室内に吸い込まれる。
「実施例」 以下、この考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図ないし第3図はこの考案の一実施例を示すもの
で、符号1は容器本体、符号2は容器本体1の上端開口
部1aに着脱自在に装着された口部、符号3は口部2に装
着された吐出部をそれぞれ示すものである。
容器本体1は、内部にクリーム状やペースト状の内容物
を収納する収納室4を形成する筒状体であって、容器本
体1の下端開口部1bには、底板5が装着されている。ま
た、容器本体1の内部には内容物の収納室4の下端を区
画する区画部材4aが設けられており、この区画部材4a
は、容器本体1の内壁に沿って上方への摺動のみが可能
とされている。
口部2は、容器本体1の上端外周にネジ嵌合される基端
部2aと、この基端部2aの上面に立設された小径部2bとか
ら構成されており、前記小径部2bの上面中央には、孔6
が穿設され、孔6の縁部には上下に延びる筒部6aが形成
されている。
吐出部3は、前記小径部2bの内壁にアンダーカット結合
により装着された有底筒状の弁室7と、この弁室7の内
壁に沿って上下動自在に摺動する筒状のピストン8と、
弁室7内に配置されて前記ピストン8を上方へ付勢する
スプリング(付勢部材)9と、前記ピストン8の上端部
に一体に設けられて前記筒部6aから上方へ突出するノズ
ル体10と、前記弁室7内に配置された弁部材11とから概
略構成されている。
前記弁室7は、容器本体1内部からの内容物の液溜室を
形成するものであり、弁室7の底部7aには、容器本体1
内部と弁室7内部を連通する連通孔12が穿設されてい
る。
前記ピストン8は、下から順に、前記弁室7の内壁に当
接する基端部8aと、前記筒部6aの内壁に当接する中径部
8bと、筒部6aから上方へ突出する小径部8cとから構成さ
れており、前記小径部8cの側面には前記ノズル体10を装
着するための段部8dが形成されるとともに、小径部8cの
上面には4つのスリット13が穿設されている。このよう
なピストン8は、その基端部8aが弁室7の底部7aと筒部
6aの下端との間のみを上下に摺動可能とされている。
前記ノズル体10は、前記ピストン8の小径部8cの外周面
に環着されて前記筒部6aの内壁を摺動する筒状の本体部
10aと、この本体部10aの上端から水平に屈曲する屈曲部
10bとから構成されており、ノズル体10の内部には、前
記ピストン8内部に連通する吐出路14が形成され、この
吐出路14の先端(ノズル体10の先端)には、内容物の吐
出口15が設けられている。
前記弁部材11は、弁室7の底部7aに固定された基端部11
aと、この基端部11aの上面からピストン8内へ延びる支
柱11bと、この支柱11bの先端に設けられて前記ピストン
8の小径部8c内壁に当接する弁体11cとから構成されて
いる。
前記基端部11aの側面には、前記弁室7の連通孔12と弁
室7とを連通する切欠部16が穿設されており、この切欠
部16には、前記連通孔12を開閉する逆止弁17が設けられ
ている。この逆止弁17は、容器本体1内部から弁室7へ
の内容物の吸込みのみを許容するものである。また、前
記弁体11cは、上向きに開口した逆円錘状に形成されて
おり、その求心方向へ向けて弾性変形可能とされてい
る。さらに、基端部11a上面と前記ピストン8の中径部8
bの内面上端との間には、前記スプリング9が介在され
ている。
なお、点線Cは口部2の基端部2aに環着されるキャップ
である。
次に、このように構成された吐出容器の使用方法ならび
に作用を説明する。
第1図に示すような状態の吐出容器から内容物を吐出さ
せるには、ノズル体10の屈曲部10bを手指等で下方へ押
圧操作すれば良い。
スプリング9の抗力に反してノズル体10を押し下げる
と、ピストン8が下降して、弁室7内部が加圧される。
これにより、弁室7内部の内容物が弁体11cの側面を上
方へ押圧することになり、弁体11cが、第3図(ロ)に
示すように、自身の求心方向へ弾性変形し、弁体11cと
ピストン8の小径部8cとの間に隙間Sを形成する。これ
により、吐出路14が開かれ、弁室7内部の内容物が吐出
路14を通ってノズル体10先端の吐出口15より外部へ吐出
する。
また、ノズル体10の押し下げを解除すると、スプリング
9の付勢力によって、ピストン8が上昇して、弁室7内
部が減圧されるとともに、負圧によって弁体11cが、第
3図(イ)に示すような元の形状に復帰して吐出路14を
閉じ、さらに、逆止弁17が連通孔12を開いて、容器本体
1内部の内容物が弁室7内部へ吸い込まれる。また、容
器本体1内部の区画部材4aが収納内容物の減少にともな
って上昇するので、収納室4は常に液密に保たれる。
この実施例の吐出容器によると、ノズル体10の押圧操作
を解除すると、弁体11cがピストン8内壁に密着すると
ともに、吐出路14内部が減圧されるので、吐出口15より
内容物を内方へ引き込むことになり、口切れが良くな
る。
第4図はこの考案の他の実施例を示すもので、前記一実
施例における弁室7の形状を変更したものである。な
お、前記一実施例に示す部材と同一部材には、同一符号
を付してその説明を省略化する。
この実施例における弁室18は、口部2の小径部2bと、こ
の小径部2bから容器本体1のほぼ上端部高さまで垂設し
た垂下部18aと、この垂下部18aの側周面に下方からアン
ダーカット結合された有底筒状の底部18bとから形成さ
れている。この底部18bの底面には、弁室18内部と容器
本体1内部を連通する連通孔19が設けられ、また、底部
18bの側周面には、容器本体1の上端に嵌合されて容器
本体1の上端開口部を覆う鍔部18cが設けられている。
この実施例における作用効果は、前記実施例と同様であ
るからその説明は省略する。
「考案の効果」 以上詳細に説明したように、この考案の吐出容器によれ
ば、内容物を収納する容器本体と、この容器本体の上面
開口部に装着した有底筒状の弁室と、この弁室の底部に
設けて前記容器本体内部と前記弁室内部とを連通する連
通孔と、前記弁室の内壁に沿って上下動自在に摺動する
筒状のピストンと、このピストンの上端に一体に装着し
て吐出路を有するノズル体と、前記ピストンを上方へ付
勢する付勢部材と、前記弁室内に配置した弁部材とを具
備した構成とし、前記弁部材を、前記ピストンの内壁に
沿って摺動しかつ前記弁室内の正圧時に自身の求心方向
へ弾性変形して前記ピストンの内壁との間を開口する弁
体と、前記弁室内の負圧時に前記連通孔を開口させる逆
止弁とが一体に成形された構成としたから、吐出効果を
損なうことなく、省パーツ化を実現することができて、
吐出容器の製作コストの低減化を図ることができる。
また、弁室の内圧に応じて弁体を自身の求心方向へ弾性
変形可能し、これにより、吐出路を開閉するようにした
から、その開閉機構が簡単であるとともに、良好な吐出
動作及び良好な液切れを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の一実施例を示すもの
で、第1図は吐出容器の縦断面図、第2図は吐出部を構
成する部材の分解斜視図、第3図(イ)(ロ)は弁体の
作用を説明するために示した要部断面図、第4図はこの
考案の他の実施例を示すもので、吐出容器の縦断面図、
第5図はこの考案の従来例を示す吐出容器の要部断面図
である。 1……容器本体、1a……上面開口部、7……弁室、7a…
…底部、8……ピストン、9……スプリング(付勢部
材)、10……ノズル部材、11……弁部材、11c……弁
体、17……逆止弁(開閉弁)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内容物を収納する容器本体(1)と、この
    容器本体(1)の上面開口部(1a)に装着された有底筒
    状の弁室(7)と、この弁室(7)の底部(7a)に設け
    られて前記容器本体(1)内部と前記弁室(7)内部と
    を連通する連通孔(12)と、前記弁室(7)の内壁に沿
    って上下動自在に摺動する筒状のピストン(8)と、こ
    のピストン(8)の上端に一体に装着されて吐出路(1
    4)を有するノズル体(10)と、前記ピストン(8)を
    上方へ付勢する付勢部材(9)と、前記弁室(7)内に
    配置された弁部材(11)とを具備してなり、前記弁部材
    (11)は、前記ピストン(8)の内壁に沿って摺動しか
    つ前記弁室(7)内の正圧時に自身の求心方向へ弾性変
    形して前記ピストン(8)の内壁との間を開口する弁体
    (11c)と、前記弁室(7)内の負圧時に前記連通孔(1
    2)を開口させる逆止弁(17)とが一体に成形されてな
    ることを特徴とする吐出容器。
JP1988083563U 1988-06-24 1988-06-24 吐出容器 Expired - Lifetime JPH078463Y2 (ja)

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JPH024660U JPH024660U (ja) 1990-01-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006123913A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Mitani Valve Co Ltd 噴出器
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JPS6396076A (ja) * 1986-10-08 1988-04-26 特殊エアゾ−ル株式会社 クリ−ム状流動物の分与容器

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