JP2532156Y2 - クリーム状物注出容器 - Google Patents
クリーム状物注出容器Info
- Publication number
- JP2532156Y2 JP2532156Y2 JP1994009703U JP970394U JP2532156Y2 JP 2532156 Y2 JP2532156 Y2 JP 2532156Y2 JP 1994009703 U JP1994009703 U JP 1994009703U JP 970394 U JP970394 U JP 970394U JP 2532156 Y2 JP2532156 Y2 JP 2532156Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- cream
- cap
- bottom wall
- nozzle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、収納したクリーム状物
を加圧注出するクリーム状物注出容器に関する。
を加圧注出するクリーム状物注出容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種容器として、上下両端面開口の筒
状胴部材の下端部内に、底壁部材を気密にかつ上昇可能
に嵌合させるとともに、胴部材上端部には、胴部材内に
充填されたクリーム状物を吐出するポンプ装置を付設さ
せたものがある。なお、上記ポンプ装置は胴部上面を閉
塞させた吸い込み弁付きのキャップ状部材と、該キャッ
プ状部材との間で加圧室（貯留室）を画成させると共に
吐出弁付きのノズルを備えた上部覆合部材と、該上部覆
合部材の弾性球面状壁を圧搾するレバー付き部材等から
構成される（実開昭６１−１４７７６６号、実開昭５９
−１１２７７２号等公報参照）。
状胴部材の下端部内に、底壁部材を気密にかつ上昇可能
に嵌合させるとともに、胴部材上端部には、胴部材内に
充填されたクリーム状物を吐出するポンプ装置を付設さ
せたものがある。なお、上記ポンプ装置は胴部上面を閉
塞させた吸い込み弁付きのキャップ状部材と、該キャッ
プ状部材との間で加圧室（貯留室）を画成させると共に
吐出弁付きのノズルを備えた上部覆合部材と、該上部覆
合部材の弾性球面状壁を圧搾するレバー付き部材等から
構成される（実開昭６１−１４７７６６号、実開昭５９
−１１２７７２号等公報参照）。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところが、この種容器
は従来、部品点数が多く、コスト低減に制約を受けてい
た。例えば、胴部上面を別途のキャップ状部材で閉塞し
たり、吸い込み弁及び吐出弁も独立部品としている。
は従来、部品点数が多く、コスト低減に制約を受けてい
た。例えば、胴部上面を別途のキャップ状部材で閉塞し
たり、吸い込み弁及び吐出弁も独立部品としている。
【０００４】そこで、本考案の目的は、極力部品点数を
低減してコストダウンが図れるクリーム状物注出容器を
提案することを目的とする。
低減してコストダウンが図れるクリーム状物注出容器を
提案することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案に係るクリーム状物注出容器は、下面開口の
胴部４上面を閉塞する頂板５に注出孔６を穿設した筒状
胴部材１と、上記胴部の下端部内へ気密にかつ上昇可能
に嵌合させた底壁部材２と、上記胴部の上端部に、頂壁
１４周縁から垂設した弾性変形可能な周壁１５下部を気
密に嵌着させると共に、上記頂壁からノズル筒１６を起
立したキャップ状圧搾部材３とからなり、上記底壁部材
１の底板１１裏面より垂設した支持筒部１３外周面に内
周縁部を固定するとともに、外周縁爪部を上記胴部４内
周に中心から外方へ傾斜下降する方向に刺接係止させた
スカート状部材１２を設け、上記ノズル１６内の管内抵
抗を、上記周壁１５圧搾後の負圧に抗してノズル筒１６
内にクリーム状物が止まる所定の大きさに調整してなる
ことを特徴とする。
に、本考案に係るクリーム状物注出容器は、下面開口の
胴部４上面を閉塞する頂板５に注出孔６を穿設した筒状
胴部材１と、上記胴部の下端部内へ気密にかつ上昇可能
に嵌合させた底壁部材２と、上記胴部の上端部に、頂壁
１４周縁から垂設した弾性変形可能な周壁１５下部を気
密に嵌着させると共に、上記頂壁からノズル筒１６を起
立したキャップ状圧搾部材３とからなり、上記底壁部材
１の底板１１裏面より垂設した支持筒部１３外周面に内
周縁部を固定するとともに、外周縁爪部を上記胴部４内
周に中心から外方へ傾斜下降する方向に刺接係止させた
スカート状部材１２を設け、上記ノズル１６内の管内抵
抗を、上記周壁１５圧搾後の負圧に抗してノズル筒１６
内にクリーム状物が止まる所定の大きさに調整してなる
ことを特徴とする。
【０００６】
【作用】常時においては、クリーム状物はキャップ状圧
搾部材３内にまで充満している。この状態でキャップ状
圧搾部材の周壁１５を弾性圧搾すると、加圧室Ａ内部の
クリーム状物は加圧され、一方、底壁部材２は下方へ押
圧されるが、スカート状部材１２外周縁爪部の胴部４内
周面に対する刺接係止により底壁部材２は胴部４に対し
て下降しないので、加圧されたクリーム状物はノズル筒
１６より外部に注出される。
搾部材３内にまで充満している。この状態でキャップ状
圧搾部材の周壁１５を弾性圧搾すると、加圧室Ａ内部の
クリーム状物は加圧され、一方、底壁部材２は下方へ押
圧されるが、スカート状部材１２外周縁爪部の胴部４内
周面に対する刺接係止により底壁部材２は胴部４に対し
て下降しないので、加圧されたクリーム状物はノズル筒
１６より外部に注出される。
【０００７】クリーム状物が適量宛注出された時点で上
記圧搾を解放すると、上記周壁の原形復帰によりキャッ
プ状圧搾部材内が負圧となり、一方ノズル筒１６の管内
抵抗によりノズル筒内のクリーム状物は止まることから
筒状胴部材１内のクリーム状物は注出孔６を介して上方
に導入され、この際胴部材内が負圧化するので底壁部材
２が上昇移動する。尚、この際はスカート状部材１２外
周縁の爪部は中心から外方へ傾斜下降する方向に向いて
いるため、胴部４内周面に引っ掛かることなく上昇す
る。
記圧搾を解放すると、上記周壁の原形復帰によりキャッ
プ状圧搾部材内が負圧となり、一方ノズル筒１６の管内
抵抗によりノズル筒内のクリーム状物は止まることから
筒状胴部材１内のクリーム状物は注出孔６を介して上方
に導入され、この際胴部材内が負圧化するので底壁部材
２が上昇移動する。尚、この際はスカート状部材１２外
周縁の爪部は中心から外方へ傾斜下降する方向に向いて
いるため、胴部４内周面に引っ掛かることなく上昇す
る。
【０００８】
【実施例】以下添付図面に基づいて、本考案の一実施例
を説明する。
を説明する。
【０００９】図１に示すように、本考案に係るクリーム
状物注出容器は、筒状胴部材１と、底壁部材２と、キャ
ップ状圧搾部材３とを主要部材としている。
状物注出容器は、筒状胴部材１と、底壁部材２と、キャ
ップ状圧搾部材３とを主要部材としている。
【００１０】筒状胴部材１は、下面開口の胴部４上面を
閉塞する頂板５中央に注出孔６を穿設した合成樹脂製の
ものである。
閉塞する頂板５中央に注出孔６を穿設した合成樹脂製の
ものである。
【００１１】また、上記胴部４の上端部は上向き段部７
を介して小径部８に形成されると共に、上記上向き段部
７からは、上記小径部８外面とは所定の間隙を有して、
短筒部９が起立されている。
を介して小径部８に形成されると共に、上記上向き段部
７からは、上記小径部８外面とは所定の間隙を有して、
短筒部９が起立されている。
【００１２】底壁部材２は、上記胴部４の下端部内へ気
密にかつ上昇可能に嵌合させた合成樹脂製のものであ
る。図示例では、上記胴部４内面に圧接する断面弧状の
弾性周壁１０を底板１１外周に付設している。また、こ
の底壁部材２には下降防止用手段としてのスカート状部
材１２を設けている。このスカート状部材は、底壁部材
２の底板１１から垂設した支持筒部１３の外周下端に内
周縁部を固定するとともに、内周縁部より外方下方に位
置する外周縁部に爪片を有し、該爪片を胴部４内面に逆
刺させて、上昇移動はするが下降はしない様に装着して
いる。尚、スカート状部材１２は金属を用いることがで
きる。
密にかつ上昇可能に嵌合させた合成樹脂製のものであ
る。図示例では、上記胴部４内面に圧接する断面弧状の
弾性周壁１０を底板１１外周に付設している。また、こ
の底壁部材２には下降防止用手段としてのスカート状部
材１２を設けている。このスカート状部材は、底壁部材
２の底板１１から垂設した支持筒部１３の外周下端に内
周縁部を固定するとともに、内周縁部より外方下方に位
置する外周縁部に爪片を有し、該爪片を胴部４内面に逆
刺させて、上昇移動はするが下降はしない様に装着して
いる。尚、スカート状部材１２は金属を用いることがで
きる。
【００１３】キャップ状圧搾部材３は、上記胴部４の上
端部に、ドーム状の頂壁１４周縁から垂設した弾性変形
可能な周壁１５下部を気密に嵌着させると共に、上記頂
壁１４からノズル筒１６を起立した合成ゴム或いは合成
樹脂製のものであり、上記注出孔６上方で、ノズル筒１
６下方の内部空間をポンプ装置における加圧室（貯留
室）Ａとして構成している。図示例では、上記周壁１５
の下部外面から外向きフランジ状部１７を介して嵌合筒
部１８が垂設されて、上記周壁１５下部が上記小径部８
外面に密着嵌合されるとともに、上記嵌合筒部１８が上
記短筒部９外面に抜け出し不能に嵌合されている。
端部に、ドーム状の頂壁１４周縁から垂設した弾性変形
可能な周壁１５下部を気密に嵌着させると共に、上記頂
壁１４からノズル筒１６を起立した合成ゴム或いは合成
樹脂製のものであり、上記注出孔６上方で、ノズル筒１
６下方の内部空間をポンプ装置における加圧室（貯留
室）Ａとして構成している。図示例では、上記周壁１５
の下部外面から外向きフランジ状部１７を介して嵌合筒
部１８が垂設されて、上記周壁１５下部が上記小径部８
外面に密着嵌合されるとともに、上記嵌合筒部１８が上
記短筒部９外面に抜け出し不能に嵌合されている。
【００１４】また、ノズル筒１６の径や長さを調整する
ことにより（例えば径を小さく，長さを長く、或いはそ
れらの組み合わせ）加圧室Ａの負圧時にノズル筒１６に
おける管内抵抗（摩擦）によりノズル筒１６内のクリー
ム状物が加圧室Ａ内に戻り難く構成している。
ことにより（例えば径を小さく，長さを長く、或いはそ
れらの組み合わせ）加圧室Ａの負圧時にノズル筒１６に
おける管内抵抗（摩擦）によりノズル筒１６内のクリー
ム状物が加圧室Ａ内に戻り難く構成している。
【００１５】なお、図中１９はノズル筒１６の上端開口
部内へ着脱自在に嵌合された摘み片２０付きの口キャッ
プで、２１は筒状胴部材１へ着脱自在に嵌合されるカバ
ー体である。
部内へ着脱自在に嵌合された摘み片２０付きの口キャッ
プで、２１は筒状胴部材１へ着脱自在に嵌合されるカバ
ー体である。
【００１６】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、極
めて簡単な構造のスカート状部材を設けて吸い込み弁を
省くとともに、ノズル内の管内抵抗を調整することによ
り吐出弁を省き、しかも従来のキャップ状部材に相当す
る頂板を胴部材と一体に形成し、さらにキャップ状圧搾
部材を筒状胴部材に効果的に組み付けて従来におけるレ
バー付き部材を不要としたので、必要な部材は、筒状胴
部材と、底壁部材と、キャップ状圧搾部材と、スカート
状部材の四部材で済み、従来品に比べ部品点数が削減で
きてコストダウンが図れる。併せて構造も簡略化するの
で、生産性向上により上記コストダウンをより助長でき
ると共に、動作信頼性も向上する。
めて簡単な構造のスカート状部材を設けて吸い込み弁を
省くとともに、ノズル内の管内抵抗を調整することによ
り吐出弁を省き、しかも従来のキャップ状部材に相当す
る頂板を胴部材と一体に形成し、さらにキャップ状圧搾
部材を筒状胴部材に効果的に組み付けて従来におけるレ
バー付き部材を不要としたので、必要な部材は、筒状胴
部材と、底壁部材と、キャップ状圧搾部材と、スカート
状部材の四部材で済み、従来品に比べ部品点数が削減で
きてコストダウンが図れる。併せて構造も簡略化するの
で、生産性向上により上記コストダウンをより助長でき
ると共に、動作信頼性も向上する。
【図１】 本考案の一実施例を示す断面図である。
【符号の説明】 １…筒状胴部材，２…底壁部材，３…キャップ状圧搾部
材，４…胴部，５…頂板，６…注出孔，１１…底板，１
２…スカート状部材，１３…支持筒部，１４…頂壁，１
５…周壁，１６…ノズル筒
材，４…胴部，５…頂板，６…注出孔，１１…底板，１
２…スカート状部材，１３…支持筒部，１４…頂壁，１
５…周壁，１６…ノズル筒
Claims (1)
- 【請求項１】 下面開口の胴部４上面を閉塞する頂板５
に注出孔６を穿設した筒状胴部材１と、上記胴部の下端
部内へ気密にかつ上昇可能に嵌合させた底壁部材２と、
上記胴部の上端部に、頂壁１４周縁から垂設した弾性変
形可能な周壁１５下部を気密に嵌着させると共に、上記
頂壁からノズル筒１６を起立したキャップ状圧搾部材３
とからなり、上記底壁部材１の底板１１裏面より垂設し
た支持筒部１３外周面に内周縁部を固定するとともに、
外周縁爪部を上記胴部４内周に中心から外方へ傾斜下降
する方向に刺接係止させたスカート状部材１２を設け、
上記ノズル１６内の管内抵抗を、上記周壁１５圧搾後の
負圧に抗してノズル筒１６内にクリーム状物が止まる所
定の大きさに調整してなることを特徴とするクリーム状
物注出容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1994009703U JP2532156Y2 (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | クリーム状物注出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1994009703U JP2532156Y2 (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | クリーム状物注出容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0743636U JPH0743636U (ja) | 1995-09-05 |
| JP2532156Y2 true JP2532156Y2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=18529177
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1994009703U Expired - Lifetime JP2532156Y2 (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | クリーム状物注出容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2532156Y2 (ja) |
-
1994
- 1994-07-13 JP JP1994009703U patent/JP2532156Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0743636U (ja) | 1995-09-05 |
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