JPH0618928Y2 - 定量吐出容器 - Google Patents

定量吐出容器

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JPH0618928Y2
JPH0618928Y2 JP1987104343U JP10434387U JPH0618928Y2 JP H0618928 Y2 JPH0618928 Y2 JP H0618928Y2 JP 1987104343 U JP1987104343 U JP 1987104343U JP 10434387 U JP10434387 U JP 10434387U JP H0618928 Y2 JPH0618928 Y2 JP H0618928Y2
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JP
Japan
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container body
tubular portion
lid
container
movable plate
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Application number
JP1987104343U
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English (en)
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JPS649160U (ja
Inventor
登美雄 田原
Original Assignee
釜屋化学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、容器本体内に収容した化粧クリーム等の液
状内容物を定量吐出できるようにした定量吐出容器に関
する。
「従来の技術」 従来、この種の定量吐出容器として、例えば第3図およ
び第4図に示すような構造のものがある。
この定量吐出容器は、上面開口部1aを有する容器本体
1の壁部に蓋体2がヒンジ結合され、前記容器本体1内
に内部に液状内容物を収容したカートリッジ体3が収納
されているものであって、このカートリッジ体3の上面
にはカートリッジ体3を押し下げたときに、液状内容物
をカートリッジ体3の上面に吐出させる通液孔4が形成
されるとともに、カートリッジ体3の内部にはカートリ
ッジ体3を上下に付勢する弾性体5が設けられた構成と
されている。
この定量吐出容器を使用する場合には、蓋体2を開けて
カートリッジ体3の上面を押し下げれば、カートリッジ
体3内部の液状内容物の液面が相対上昇して、通液孔4
からカートリッジ体3の上面に吐出するので、後は吐出
した液状内容物をパフP等に染み込ませるようにしてい
る。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、上記従来の定量吐出容器は、液状内容物の消
費に伴って、当該容器内に外気が吸引され液状内容物の
液面が下降するため、一定の押圧加減で押圧しても、吐
出量が一定とならならず、その押圧加減調節が面倒であ
った。また、このように液状内容物の液面が下降した場
合には、カートリッジ体3内で、液状内容物が容易に流
動し、通液孔4を通じて液漏れが生じてしまうといった
液密性の低下を招来する問題があった。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、容器
内の内容物の量に係わらず、一定の押圧加減で、常に一
定量の液状内容物を容易かつ確実に吐出でき、しかも、
液状内容物の消費に伴う液密性の低下を招来することの
ない定量吐出容器を提供することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 本考案に係る定量吐出容器は、筒状の容器本体と、この
容器本体の内壁に摺接しかつ上方へのみ移動可能に設け
られた底蓋と、逆止弁を備えた吐出口およびこれに連通
する第1筒状部が形成され前記容器本体の上端開口部を
覆うように該容器本体に装着される上蓋と、この上蓋と
前記容器本体との間に設けられて前記液状内容物を前記
吐出口より吐出させるための吐出機構とを備え、前記吐
出機構は、前記第1筒状部が上下動自在に挿設される第
2筒状部を備えた可動板と、前記上端開口部内に上下動
自在に形成されるとともに前記第2筒状部に連結されか
つ前記第1筒状部に連通する流通路を形成する第3筒状
部を有し前記容器本体の上端内壁に上下動自在に摺接す
る中蓋と、前記容器本体の上面と前記可動板の下面との
間に配設され、該可動板を前記上蓋の下面側に付勢する
付勢部材とからなり、前記可動板には、該可動板を上下
動させる押釦が前記上蓋に挿通して形成されていること
を特徴とするものである。
「作用」 この考案に係る定量吐出容器においては、手指により押
釦を押圧操作して可動板とともに中蓋を押し下げると、
容器本体内部の液状内容物が当該中蓋全体で加圧されて
前記中蓋の流通路を上昇するとともに、上蓋の逆止弁が
開いて吐出口から上蓋の上面に一定量吐出される。ま
た、この液状内容物の減少にともなって容器内が負圧状
態となり前記底蓋が容器本体内壁に摺接しつつ上方に移
動することとなる。そして、押圧操作を終えた場合に
は、可動板が上蓋下面側に再び付勢され、これに伴って
前記可動板が上方に移動すると共に、容器本体内が負圧
状態となり前記逆止弁が閉じ、容器本体内は常に負圧状
態に保たれる。
「実施例」 以下、この考案の実施例について図面を参照して説明す
る。第1図および第2図はこの考案の一実施例を示すも
のであって、図中、符号10は容器本体、符号11は吐
出機構、符号12は上蓋をそれぞれ示すものである。
前記容器本体10は上端部が閉塞された円筒状に形成さ
れたもので、容器本体10の上面中央には、円筒状の凹
所10aが形成され、この凹所10aには容器本体10
内部に連通する孔(上端開口部)13が穿設されてい
る。また、容器本体10の上面には筒部14が立設され
ている。なお、この筒部14の外周壁にはキャップCを
装着するようになっている。
前記吐出機構11は、第2図に示すように下面に上面と
連通する筒状部(第2筒状部)15を有する円盤状の可
動板16と、前記筒状部15内にアンダーカット結合に
より固定されかつ上下に貫通する第1流通路(流通路)
17aを有する筒状部(第3筒状部)17を上面に備え
た円盤状の中蓋18と、これら可動板16と中蓋18と
の間に設けられる付勢部材19とから構成されている。
この構成において、第1図に示すように、前記付勢部材
19は前記凹所10aに収納配置されている。また可動
板16は筒状部15を前記孔13に挿入した状態で前記
筒部14内に上下動自在に配置されている。さらに、前
記中蓋18は、前記容器本体10の孔13に前記筒状部
17を下方より挿通させた状態で、前記可動板16の筒
状部15と一体にねじ嵌合され、可動板16の上下動に
したがって容器本体10の内壁に沿って上下動するよう
になっている。そして、前記可動板16の上面縁部には
可動板16を上下動操作するための押釦20が設けられ
ている。なお、前記中蓋18には滑らかな摺動作用を与
えるために周壁に沿ってくぼみ18aが形成されてい
る。なお、前記中蓋18を、筒状部17と筒状部15と
をアンダーカット結合させて可動板16に一体的に固定
してもよい。
前記上蓋12は容器本体10の上面を覆う円盤状に形成
されたもので、周壁に段部12aが形成され、前記筒部
14の上端部に無理嵌め、超音波接着等によって嵌合さ
れている。この上蓋12の上面には液状内容物の吐出面
12bが形成されるとともに、この吐出面12bの中央
には液状内容物の吐出口21を有する第2流通路21a
が設けられている。そして、第2流通路21aの上端部
には液状内容物の吐出のみを可能とする逆止弁22が装
着されている。また、上蓋12の下面中央には前記中蓋
18の筒状部17に嵌入されかつ前記吐出口21に連通
する筒状部(第1筒状部)23が垂設されているととも
に、上蓋12の上面縁部には前記押釦20を上蓋12の
上面に突出させるための孔24が穿設されている。
一方、容器本体10の内部下端には、円盤状の底蓋25
が装着されている。この底蓋25は容器本体10の内壁
に沿って上下動自在とされているが、皿状バネ26を底
蓋25の下面より垂設した筒状部25aに係止させ、皿
状バネ26の作用によって、下方への移動を阻止し、上
方への移動のみを可能としている。前記皿状バネ26は
円板部26aから先端にそれぞれツメ26bを有する多
数の延出部26cが放射状に延出したものであって、ツ
メ26bが容器本体10の内壁に係止して、下方への移
動を阻止するようになっている。
次に、このように構成された上記定量吐出容器の使用方
法ならびに作用を説明する。
まず、容器本体10の上端部に吐出機構11を前述した
ようにして組み付け、さらに、逆止弁22を吐出口21
に取り付けた上蓋12を押釦20を孔24に挿入しなが
ら筒部14の上端部に装着する。同時に、底蓋25に皿
状バネ26を装着しておく。そして、この状態で容器本
体10の下端開口部より液状ファンデーション等の液状
内容物を注入して、容器本体10内部にこれを収納す
る。最後に、容器本体10の下端開口部に前記底蓋25
を装着して、使用に供されることになる。
次に、この定量吐出容器を使用する場合には、押釦20
を手指等で押し下げれば、中蓋18が下方に移動するこ
とによって容器本体10内部が加圧されて液状内容物が
中蓋18の第1流通路17aおよび上蓋12の筒状部2
3内を上昇し、第2流通路21aに配設された逆止弁2
2が開口して、吐出口21から筒状部23内の液状内容
物が一定量だけ上蓋12の吐出面12aに吐出する。そ
して、押釦20の押圧操作を解除すれば、付勢部材21
の弾発力によって押釦20および中蓋18が元の位置に
押し上げられるとともに、容器本体10内部が減圧され
て液状内容物が吐出された容積分だけ底蓋25が上昇
し、次の押圧操作に対する準備が完了する。
このようにして、容器本体10内部の液状化粧料を吐出
させたら、後はパフなどにこれを染み込ませて使用すれ
ばよく、また、1回の押圧操作で吐出する化粧料の量が
足りないときは、必要に応じて押釦20を再度押圧操作
すればよい。
このように、本実施例に係る定量吐出容器は、押釦20
を押圧操作することによって、一定の押圧加減で、一定
量の液状内容物を吐出口21より確実に吐出させること
が可能であり、使い勝手の良い容器である。しかも、従
来のように液状内容物の消費に伴う液密性の低下を招来
することがない。
「考案の効果」 以上詳細に説明したように、本考案に係る定量吐出容器
は、手指により押釦を押圧操作して、容器本体内の液状
物を当該中蓋全体で加圧するとともに、この液状内容物
の減少にともなう負圧作用により底蓋を上方に移動させ
るようにしたので、容器本体内の液状内容物の量に係わ
らず一定の押圧加減で、一定量の液状内容物を吐出口よ
り確実に吐出させることが可能であり、使い勝手の良い
容器である。
また、押圧操作を終えた場合にも、容器本体内が負圧状
態となるので、従来のように液状内容物の消費に伴う液
密性の低下を招来することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の一実施例を示すもの
で、第1図は定量吐出容器の断面図、第2図は定量吐出
容器を分解した断面図、第3図および第4図はこの考案
の従来例を示すもので、第3図は定量吐出容器の断面
図、第4図は定量吐出容器の要部断面図である。 10……容器本体、11……吐出機構、 12……上蓋、13……上端開口部(孔)、 15……第2筒状部、16……可動板、 17……第3筒状部、 17a……流通路(第1流通路)、 18……中蓋、19……付勢部材、 20……押釦、21……吐出口、 22……逆止弁、23……第1筒状部、 25……底蓋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の容器本体(10)と、この容器本体
    (10)の内壁に摺接しかつ上方へのみ移動可能に設け
    られた底蓋(25)と、逆止弁(22)を備えた吐出口
    (21)およびこれに連通する第1筒状部(23)が形
    成され前記容器本体(10)の上端開口部(13)を覆
    うように該容器本体(10)に装着される上蓋と、この
    上蓋(12)と前記容器本体(10)との間に設けられ
    て液状内容物を前記吐出口(21)より吐出させるため
    の吐出機構(11)とを備え、前記吐出機構(11)
    は、前記第1筒状部(23)が上下動自在に挿設される
    第2筒状部(15)を備えた可動板(16)と、前記上
    端開口部(13)内に上下動自在に形成されるとともに
    前記第2筒状部(15)に連結されかつ前記第1筒状部
    (23)に連通する流通路(17a)を形成する第3筒
    状部(17)を有し前記容器本体(10)の上端内壁に
    上下動自在に摺接する中蓋(18)と、前記容器本体
    (10)上面と前記可動板(16)の下面との間に配設
    され、該可動板(16)を前記上蓋(12)の下面側に
    付勢する付勢部材(19)とからなり、前記可動板(1
    6)には、該可動板(16)を上下動させる押釦(2
    0)が前記上蓋(12)に挿通して形成されていること
    を特徴とする定量吐出容器。
JP1987104343U 1987-07-07 1987-07-07 定量吐出容器 Expired - Lifetime JPH0618928Y2 (ja)

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JP1987104343U JPH0618928Y2 (ja) 1987-07-07 1987-07-07 定量吐出容器

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JP1987104343U JPH0618928Y2 (ja) 1987-07-07 1987-07-07 定量吐出容器

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JPS649160U JPS649160U (ja) 1989-01-18
JPH0618928Y2 true JPH0618928Y2 (ja) 1994-05-18

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS51128841U (ja) * 1975-03-27 1976-10-18
JPS60192708U (ja) * 1984-05-30 1985-12-21 株式会社吉野工業所 液体状化粧料収納容器
JPH0335749Y2 (ja) * 1985-09-25 1991-07-29

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