JPH0340387Y2 - - Google Patents

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JPH0340387Y2
JPH0340387Y2 JP10063286U JP10063286U JPH0340387Y2 JP H0340387 Y2 JPH0340387 Y2 JP H0340387Y2 JP 10063286 U JP10063286 U JP 10063286U JP 10063286 U JP10063286 U JP 10063286U JP H0340387 Y2 JPH0340387 Y2 JP H0340387Y2
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JP
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valve
piston
color change
thinner
paint
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JP10063286U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ひとつの自動塗装機により多色塗装
を行う際に良く用いられるカラーチエンジバルブ
に関するものである。
(従来の技術) カラーチエンジバルブは自動塗装機への塗料供
給遮断時や色替え時に使用されるものであつて、
自動車の外板塗装システムに使用されるカラーチ
エンジバルブは、ピストン内蔵型のものが多い。
第3図にカラーチエンジバルブの従来構造を示
す。バルブ本体5に形成したシリンダ部6にはピ
ストン8が内蔵され、これはスプリング11によ
り下方向(図中、矢印−X方向)に付勢されてい
る。ピストン8の外周には、環状のUパツキン7
がシリンダ部6の内壁面と密接するように嵌着さ
れている。また、ピストン8に固定したプレート
9には、塗料出口12を開閉するニードル10が
結合され、バルブ本体5の上部には、排気孔14
がピストン8に対しスプリング11側の室、即ち
ピストン室13と連通するように形成されてい
る。ピストン8の作動によつてピストン室13の
空気が圧縮されるが、前記排気孔14は、その圧
縮空気を外部に排出するためのものである。15
はピストンを作動させるエアが流入するエア信号
入口、16は塗料が流入し塗料出口12に連通す
る塗料入口であり、エア信号入口15に入つたエ
アがプレート9およびピストン8を押し上げ(図
中、矢印+X方向)、ニードル10を同時に押し
上げることによつて、塗料入口16より入つた塗
料が塗料出口12から流れ出るようになつてい
る。なお、パツキング7の材質は、気密性確保の
ためNBR、ニトリルゴム等のゴム系のものが用
いられている。
自動車の外板塗装に使用されるカラーチエンジ
バルブ2は、塗料使用量節減のために自動塗装機
の周辺近くに設置される。そのため、カラーチエ
ンジバルブ2には外板塗装時における浮遊塗料付
着による汚れが避けられず、この汚れは帯電して
カラーチエンジバルブ2から剥離し自動車外板に
再付着し塗装ブツの原因になる。又、カラーチエ
ンジバルブ2に付着した塗料は可燃性である為、
火災の危険もある。このことから、ライン停止時
にはシンナーによるカラーチエンジバルブ2の洗
浄が必要とされている。
シンナーを浸したウエスによりカラーチエンジ
バルブ2の汚れを拭き取る方法では、洗浄性が悪
く、加えて同バルブ2の設置数が多いため洗浄に
大変な長時間を要することになる。
そこで、従来、通常、カラーチエンジバルブ2
の洗浄性向上と洗浄時間の短縮を図るため、手吹
ガンにより霧化されたシンナーを吹き付ける洗浄
方法が採用されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、シンナー吹付けによる洗浄方法では、
洗浄時、霧化されたシンナーがバルブ本体5の上
部の排気孔14からバルブ本体5内のピストン室
13に侵入する。ピストン室13内にシンナーが
侵入すると、該シンナーによりゴム質のパツキン
7が膨潤して耐久性を劣化させるとともに、カラ
ーチエンジバルブ2の作動不良を招くことにな
る。また、ピストン8の円滑な摺動を行わせるた
めの潤滑剤がシンナーにより溶け、これがカラー
チエンジバルブ2のピストン8作動時に排出され
て自動車外板に付着し、塗装ハジキの原因とな
る。
上述の問題点を解決する方策として、実開昭62
−50754号公報等に開示されているように、有孔
キヤツプを上記排気孔のある側のバルブ端部に取
付けて、ピストン室内へのシンナー侵入を抑える
方法がある。この方法は、良好なシンナー侵入防
止効果が得られ、有用なものではあるが、なおキ
ヤツプの内部が侵入し気化したシンナーにより充
満し易く、この場合結露したシンナーがキヤツプ
内壁を伝つて上記排気孔よりピストン室に侵入す
る虞れがあるため、シンナーの侵入を完全には抑
止することができないという問題があつた。
本考案は、上記の実情を考慮してなされたもの
で、その目的とするところは、完全なシンナー侵
入防止機構を持たせることにより、耐久性がより
一層向上しまた塗装不良の発生が低減するカラー
チエンジバルブを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案のカラーチエンジバルブは、バルブのピ
ストン室に連通する排気孔リリーフ弁機構を装備
したことを特徴とするものである。
カラーチエンジバルブにおいて、ピストン室内
の圧縮された空気を外部に排出するための排気孔
は、通常、バルブのシリンダ部側面に設けられ、
ピストンに対しスプリング側の室(ピストン室)
に連通するように形成される。本考案のバルブ
は、リリーフ弁機構をかかる排気孔の外部側開口
付近あるいは同孔の中途部に装備したものであ
り、該リリーフ弁の働きにより、バルブ使用時
(ピストン運動時)には、ピストン室の空気を排
気孔から外部に排出することを可能とし、一方バ
ルブ不使用時(シンナー洗浄時など)には外部空
気等が排気孔よりピストン室に流入するのを完全
に阻止できるようにしたものである。本考案にお
けるリリーフ弁機構とは、リリーフ弁の他、それ
に付随する部材や要素を含み、上記の機能を果た
すのに必要な機構全体をいう。従来使用されてき
たリリーフ弁、例えば球弁を通路口に位置させス
プリングによつて通路の一方側に向けて付勢せし
めてなる弁などが本考案に適用することができ
る。
(作用) 本考案のカラーチエンジバルブは、不使用時
(ピストンが作動していない時)、リリーフ弁の弁
体が排気孔の周辺部に押圧された状態で排気孔が
気密に閉塞されるので、シンナーを当該バルブに
吹き付けて洗浄する場合、シンナーが排気孔より
ピストン室に侵入するのが完全に抑止される。し
たがつて、バルブ内部のピストン、パツキン、潤
滑剤などがシンナー等と接触することがない。
もつとも、ピストンの作動時には、ピストン室
内の圧縮された空気が、リリーフ弁の弁体に加わ
る力に抗して、通気孔より外部に排出されるよう
になつている。尚、この場合、リリーフ弁の抑え
力を上回る空気圧をバルブに加えることが必要と
される。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を図面によつて説明す
る。
第2図は、自動車外板(被塗物)Wを一台で多
色塗装する自動塗装機にカラーチエンジバルブ2
を組み付けた状態を示す。図示するように、自動
塗装機のインシユレートサポート3にはマニホー
ルド4が取り付けられ、このマニホールド4には
カラーチエンジバルブ2が組み付けられている。
第1図はカラーチエンジバルブ2の詳細を示し
たもので、バルブ本体5に形成したシリンダ部6
内には、ゴム製パツキン7を有する金属製ピスト
ン8が嵌挿され、ピストン8及びこれに固定した
プレート9にはニードル10がナツトで固定され
ている。ピストン8は、バルブ本体5の上部との
間に設けたスプリング11により、塗料出口12
をニードル10先端部が閉弁する方向に付勢され
ている。バルブ本体5のスプリング11が装着さ
れた小径部の側面には、排気孔14がスプリング
11側のピストン室13に連通するように、穿設
されている。この排気孔14は、ピストン8の作
動時発生するピストン室13の圧縮空気を外部排
出するためのものである。15はピストン8を作
動させるエアが流入するエア信号入口、16は前
記塗料出口12に連通し塗料が流入する塗料入口
である。
実施例のバルブは、リリーフ弁機構1を排気孔
14に装備してなる。この機構1は、球弁18を
排気孔14の外側に位置させスプリング19によ
つて孔14の内側に向けて付勢せしめてなるもの
である。
而して、本実施例のカラーチエンジバルブ2
は、エア信号入口15よりシリンダ部6内にエア
が入ると、プレート9およびピストン8をスプリ
ング11の力に抗して押し上げ、同時にニードル
10を押し上げ、これにより塗料出口12が開き
塗料入口16から塗料出口12に塗料が流れる。
同時に、ピストン8の上昇により、ピストン室1
3内のエアは、球弁18をスプリング19の力に
抗して外方へ移動せしめて開弁とし、外部に排出
される。
そして、第2図に示すように、カラーチエンジ
バルブ2より吐出された塗料は、マニホールド4
を通りフイードチユーブ20を介して静電霧化頭
21より自動車外板Wに向けて噴霧される。その
際、塗料の一部はカラーチエンジバルブ2に付着
する。カラーチエンジバルブ2に付着した塗料は
ある程度蓄積すると、帯電して飛散し自動車外板
Wに付着することがある。このため、一定周期で
カラーチエンジバルブ2をシンナーで洗浄する必
要がある。このとき、従来のカラーチエンジバル
ブでは、排気孔14からシンナーがピストン室1
3内に侵入し、パツキン7の性能を劣化させると
共に、ピストン8作動時には潤滑剤と一緒にシン
ナーがピストン室用排気孔14から飛び出して自
動車外板Wに付着することがある。しかし、本実
施例のバルブでは、リリーフ弁機構1が装着され
ているため、ピストン室13にシンナーが侵入す
るようなことが完全に防止され、上記の不具合が
発生することが全く無かつた。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案のカラーチエンジ
バルブは、リリーフ弁機構の装備により、シンナ
ーによる洗浄時、バルブ本体内にシンナーが侵入
することを完全に防止することができ、従つて、
従来みられたシンナー侵入によるパツキンの性能
劣化が全く生じず、耐久性が飛躍的に向上する。
本考案のバルブは、有孔キヤツプ装置の従来バル
ブと比較して、シンナー侵入の虞れが全く無い点
で優れており、大変有用なものでありしかも比較
的経済的なものである。
また、本考案のバルブは、シンナー洗浄時、バ
ルブ本体内へのシンナー侵入を心配する必要がな
く、従来に比べ洗浄効果を高めつつ洗浄時間の短
縮化を図ることができる。
さらに、本考案のバルブは、カラーチエンジバ
ルブのメリツトである軽量、コンパクトな特性は
なんら損なわずに、シンナー侵入防止機能を付加
したものであり、しかもリリーフ弁1個装備する
だけで足り、構造が極めて簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例のカラーチエンジバル
ブ断面図、第2図は第1図のカラーチエンジバル
ブを取付けた自動塗装機を示す全体図、第3図は
従来のカラーチエンジバルブを示す断面図であ
る。 図中、2……カラーチエンジバルブ、5……バ
ルブ本体、6……シリンダ部、8……ピストン、
11……スプリング、13……ピストン室、14
……排気孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バルブのピストン室に連通する排気孔にリリー
    フ弁機構を装備したことを特徴とするカラーチエ
    ンジバルブ。
JP10063286U 1986-06-30 1986-06-30 Expired JPH0340387Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10063286U JPH0340387Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10063286U JPH0340387Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS636071U JPS636071U (ja) 1988-01-16
JPH0340387Y2 true JPH0340387Y2 (ja) 1991-08-26

Family

ID=30970633

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JP10063286U Expired JPH0340387Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

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