JPH10234118A - 電線被覆剥皮装置 - Google Patents

電線被覆剥皮装置

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JPH10234118A
JPH10234118A JP9034541A JP3454197A JPH10234118A JP H10234118 A JPH10234118 A JP H10234118A JP 9034541 A JP9034541 A JP 9034541A JP 3454197 A JP3454197 A JP 3454197A JP H10234118 A JPH10234118 A JP H10234118A
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JP
Japan
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electric wire
gripping
force
shaft
wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP9034541A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Fukuzawa
幸二 福澤
Naoko Ishida
直子 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oriental Motor Co Ltd
Original Assignee
Oriental Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP9034541A priority Critical patent/JPH10234118A/ja
Publication of JPH10234118A publication Critical patent/JPH10234118A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線線径の大きさに合わせて把持力を調整す
ることができる電線被覆剥皮装置を提供する。 【解決手段】 把持力調整機構6が、それぞれ貫通孔を
設けた上面13と下面14を有する固定部材15と、上
端は上記駆動力伝達機構2に連結し、上記固定部材15
の貫通孔に遊嵌された棒材18と、該棒材18の外側に
配設された弾性体19とを備え、上記棒材18を下方に
引き下げるように上記弾性体19に付勢力を持たせ、該
付勢力を把持機構の一対の電線把持部材12,12に伝
達させて電線の把持力を調整することによる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線被覆剥皮装置
に関する。さらに詳しくは、電線被覆剥皮装置における
電線把持力調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電線被覆剥皮装置101は、図1
0および図11に示す形態のものである。図10は従来
の電線被覆剥皮装置101を示す斜視図であり、図11
は図10のXI−XI線による縦断面図である。これらの図
において、回動自在のカム102が設けられており、該
カム102の下方には、バー103が配設されている。
該バー103の一端には、カム102に接するローラ1
04を有し、中間部がバネ105で支持されて常に上方
に付勢されている。また、該バネ105の側方にはシャ
フト固定金具106に連結されている接続スティック1
07が取り付けられている。また、バー103の他端は
上下動しない軸108を中心として、回動自在に支持さ
れている。
【0003】そして、上記電線被覆剥皮装置101を用
いて電線を把持する動作を次に説明する。まず、図示し
ないモータによりカム102が所定角度だけ回動する
と、これに接しているローラ104を回転させながら、
上記軸108を中心にしてバー103を下方に引き下げ
る。次いで、バー103に連結されている接続スティッ
ク107も引き下げられ、シャフト固定金具106とこ
れに固定されているシャフト109を回動させる。シャ
フト109の先端には一対のクランプ110が取り付け
てあるので、シャフト109の回動により該クランプ1
10が閉成し、電線を把持する。以上の説明では、一方
のシャフト109やクランプ110の閉成について説明
したが、他方についても同様の動作をする。また、電線
を把持したのち、カッタ111が閉成して電線の被覆に
切込みを入れ、図10の矢印112方向に移動すること
により電線被覆を剥皮する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電線被覆剥皮装置101においては、クランプ11
0の閉成量は上記カム102の回動する角度で決まり、
電線の線径によって調整することができなかった。よっ
て、上記電線被覆剥皮装置101を用いて電線を把持
し、電線被覆を剥皮するときに、電線の線径により電線
被覆にクランプによる傷が付いたり、心線が切れてしま
うという問題があった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、電線線径の大きさによって自動的に把
持力が調整される電線被覆剥皮装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を解
決するためになされたものであり、その要旨は、回動自
在のカムを含む駆動機構と、該駆動機構のカムを介して
駆動力を伝達する駆動力伝達機構と、該駆動力伝達機構
に作用して電線の把持力を調整する把持力調整機構と、
上記駆動力伝達機構により、絶縁材で被覆された電線を
把持する把持機構と、電線の被覆を剥皮する剥皮機構と
から成る電線被覆剥皮装置において、上記把持力調整機
構が、それぞれ貫通孔を設けた上面と下面を有する固定
部材と、上端は上記駆動力伝達機構に連結し、上記固定
部材の貫通孔に遊嵌された棒材と、該棒材の外側に配設
された弾性体とを備え、上記棒材を下方に引き下げるよ
うに上記弾性体に付勢力を持たせ、該付勢力を上記把持
機構の一対の電線把持部材に伝達させて電線の把持力を
調整することにある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら、本発
明に係る電線被覆剥皮装置の実施の形態を詳細に説明す
る。 〔実施例〕図1に該電線被覆剥皮装置の斜視図を、図2
に図1のII−II線による縦断面図を示す。図示しないモ
ータによって一定方向に所定角度回動するカム1の下方
に、バー2が配設されている。該バー2には、カム1に
接して回転自在なローラ3と、第1シャフト固定金具4
に接続されている第1接続シャフト5と、把持力調整機
構部6が取り付けられている。また、バー2の略中間部
がバネ7によって支持されており、常時、上方に付勢さ
れている。上記第1接続シャフト5には第1シャフト固
定金具4が接続されており、該第1シャフト固定金具4
は第1シャフト8を介して第1クランプ9に連結してい
る。なお、第2シャフト固定金具10、第2シャフト1
1および第2クランプ12についても、上述した第1シ
ャフト固定金具4、第1シャフト8および第1クランプ
9と同様の構造を有する。
【0008】そして、上記把持力調整機構部6について
詳細に説明する。該把持力調整機構部6は、略コ字状で
上下動しないように固定され、上面13と下面14に貫
通孔を有するスプリング取付板15と、該スプリング取
付板15の貫通孔に挿入され、上端はバー2に連結さ
れ、下端は一定の間隙dをその間に有する2個のストッ
パ16,17を備えたスプリングシャフト18と、該ス
プリングシャフト18の外側に設置されたスプリング1
9とによって構成されている。上記スプリングシャフト
18は、その上端が上記バー2に連結しており、かつ、
下端にはストッパ16,17が取り付けられているた
め、バー2の上下動に合わせて該スプリングシャフト1
8もストッパ16,17の間隙dだけ上下する。
【0009】次いで、上記カム1が所定角度回動してか
らクランプ9,12が互いに閉成するまでの動作につい
て説明する。図3に各部位の動作を矢印で示してある。
まず、図示しないモータによってカム1が反時計方向に
回動すると、これに接しているローラ3も同時に回転
し、バー2の右端部を下方に引き下げる。このとき、バ
ー2とその左端部に取り付けられているスプリングシャ
フト18との取付部分を支点とする。ワークの径が大き
くなるにつれてバー2と第1接続シャフト5の取付部を
支点とし、バー2の左端部がスプリングシャフト18と
共に上方に引き上げられ、図4および図5に示すように
スプリング19が圧縮される。次に、バー2に連結され
ている第1接続シャフト5が引き下げられ、第1シャフ
ト固定金具4と同時に第1シャフト8が回動する。これ
と同時に第2シャフト11も第2シャフト固定金具10
を介して回動する。そして、第1シャフト8の先端に固
定されている第1クランプ9と、第2シャフト11の先
端に固定されている第2クランプ12が互いに閉成して
電線を把持する。
【0010】なお、上記電線被覆剥皮装置において、電
線の線径が小さいときは、スプリングの圧縮量が小さ
く、図4に示す間隙dの間でスプリングシャフト18が
上方に移動する。この場合、電線の把持力はスプリング
19の反力によって生じている。一方、電線の線径が大
きいときは、図5に示すように間隙dがなくなりストッ
パ17がスプリング取付板15の下面14に当接するた
め、スプリング19の反力がなくなり、電線の把持力は
バー2やシャフト8,11等の歪みによって生じてい
る。従って、電線の線径と電線把持力の関係は図6に示
すグラフのようになる。
【0011】〔他の実施例〕本発明に係る電線被覆剥皮
装置は、上述した実施例に示すものに限定しない。例え
ば、クランプ9,12の動きはシャフト8,11を中心
に円弧状に回動するものに限らず、図7〜図9に示すよ
うに2つのクランプ20,21が平行移動してもよい。
ここで、図7はクランプの側面図であり、図8は図7の
正面図でクランプ20,21が互いに閉成した状態、図
9は同様に図7の正面図でクランプが開放した状態を示
す。
【0012】丸棒状のシャフト22先端に、駆動ピン2
3,24を有する円盤状の駆動ロータ25,26が取り
付けてある。一方、該駆動ロータ25,26の上方には
ガイドバー27が上記シャフト22と直交する方向に設
置されており、2つのクランプ20,21が該ガイドバ
ー27によって貫通され、ガイドバー27上をスライド
するようになっている。このクランプ20,21の下端
には溝部28,29が設けられ、該溝部28,29に上
記駆動ピン23,24が挿入されている。したがって、
シャフト22が回動すると駆動ロータ25,26を介し
て駆動ピン23,24も回動し、クランプ20,21は
閉成したり開放したりする。
【0013】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る電線被覆
剥皮装置の電線把持機構によれば、電線の線径に合わせ
て把持力を調整することができるため、細い電線のとき
は、被覆に傷がつかず心線を切断してしまうことなく把
持でき、太い電線でも被覆を傷つけずに確実に把持する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電線被覆剥皮装置の斜視図であ
る。
【図2】図1のII−II線による縦断面図である。
【図3】本発明に係る電線被覆剥皮装置の各部の動作を
示す図である。
【図4】本発明に係る把持力調整部の拡大断面図である
(クランプ部が開放した状態を示す)。
【図5】本発明に係る把持力調整部の拡大断面図である
(クランプ部が閉成した状態を示す)。
【図6】電線の線径と電線把持力との関係を示すグラフ
である。
【図7】他の実施の形態に係るクランプを示す概略図で
ある。
【図8】他の実施の形態に係るクランプを示す概略図で
ある。
【図9】他の実施の形態に係るクランプを示す概略図で
ある。
【図10】従来の電線被覆剥皮装置を示す斜視図であ
る。
【図11】図10のXI−XI線による縦断面図である。
【符号の説明】
1 カム 2 バー 3 ローラ 4 第1シャフト固定金具 5 接続シャフト 6 把持力調整機構部 7 バネ 8 第1シャフト 9 第1クランプ 10 第2シャフト固定金具 11 第2シャフト 12 第2クランプ 13 上面 14 下面 15 スプリング取付板 16 ストッパ 17 ストッパ 18 スプリングシャフト 19 スプリング 20 クランプ 21 クランプ 22 シャフト 23 駆動ピン 24 駆動ピン 25 駆動ロータ 26 駆動ロータ 27 ガイドバー 28 溝 29 溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動自在のカムを含む駆動機構と、該駆
    動機構のカムを介して駆動力を伝達する駆動力伝達機構
    と、該駆動力伝達機構に作用して電線の把持力を調整す
    る把持力調整機構と、上記駆動力伝達機構により、絶縁
    材で被覆された電線を把持する把持機構と、電線の被覆
    を剥皮する剥皮機構とから成る電線被覆剥皮装置におい
    て、 上記把持力調整機構が、それぞれ貫通孔を設けた上面と
    下面を有する固定部材と、上端は上記駆動力伝達機構に
    連結し、上記固定部材の貫通孔に遊嵌された棒材と、該
    棒材の外側に配設された弾性体とを備え、上記棒材を下
    方に引き下げるように上記弾性体に付勢力を持たせ、該
    付勢力を上記把持機構の一対の電線把持部材に伝達させ
    て電線の把持力を調整することを特徴とする電線被覆剥
    皮装置。
  2. 【請求項2】 上記把持力調整機構の棒材の下端に、一
    定の間隙を有する複数のストッパを設け、これらのスト
    ッパの間に上記固定部材の下面を配置したことを特徴と
    する請求項1に記載の電線被覆剥皮装置。
JP9034541A 1997-02-19 1997-02-19 電線被覆剥皮装置 Pending JPH10234118A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105490219A (zh) * 2015-12-31 2016-04-13 平湖市诚成电子配件厂 一种剥线机的支撑块
CN109873360A (zh) * 2018-12-12 2019-06-11 国网浙江龙游县供电有限公司 一种省力中间电位绝缘搭接杆

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