JPH10233598A - 部品供給装置 - Google Patents

部品供給装置

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JPH10233598A
JPH10233598A JP9037625A JP3762597A JPH10233598A JP H10233598 A JPH10233598 A JP H10233598A JP 9037625 A JP9037625 A JP 9037625A JP 3762597 A JP3762597 A JP 3762597A JP H10233598 A JPH10233598 A JP H10233598A
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JP
Japan
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magazine
stick
component
vibration
guide
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JP9037625A
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English (en)
Inventor
Taizo Tateishi
泰三 建石
Yuichi Ikeda
裕一 池田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多数のマガジンを積層した場合であっても高さ
があまり高くならず、効果的に振動を伝えることにより
部品を確実に搬送することができるとともに、製造コス
トを低く抑えることができる部品供給装置を提供するこ
と。 【解決手段】搬送レール62上の電子部品Wを搬送レー
ル62の一端62b側から他端62c側に移動させる所
定振動を搬送レール62に与える振動源63と、搬送レ
ール62の一端62b側にスティックマガジンMの前端
Ma側を接触させるとともに、スティックマガジンMの
後端Mb側を前端Ma側より上方となるように傾斜させ
て支持するマガジン支持部50と、スティックマガジン
Mを積層して収容するとともに、マガジン支持部50に
スティックマガジンMを供給するマガジン供給部40と
を備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子部品を
基板に実装する実装装置に電子部品等の部品を供給する
部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から電子部品等の部品を実装装置に
1個ずつ供給する部品供給装置のうち、部品を一列に保
持する樹脂材製のスティックマガジン(図7参照)を用
いたものがある。なお、図7においてMはスティックマ
ガジン、Wは電子部品を示している。このようなスティ
ックマガジンMを用いた部品供給装置の例として、傾斜
式やリニアフィーダ式の部品供給装置がある。
【0003】傾斜式の部品供給装置10は、図8に示す
ように水平に設けられたベース11と、このベース11
に対して揺動自在に設けられた支持部12と、この支持
部12をベース11に対して角度θの範囲で傾斜させる
傾斜機構13と、支持部12の一端部に接続されたエス
ケイプ機構14とを備えている。支持部12にはスティ
ックマガジンMが支持されており、このスティックマガ
ジンM内には電子部品Wが一列に並べられて収納されて
いる。
【0004】部品供給装置10では、傾斜機構13を作
動させ、支持部12を安息角(約35゜)以上に傾斜さ
せることで、振動を与えることなくスティックマガジン
M内部の電子部品がその自重で傾斜方向に沿って落下
し、エスケイプ機構14の図8中右端14aに導入され
る。エスケイプ機構14では、各電子部品が1個ずつに
分離され、その図8中左端14Bで位置決めされる。
【0005】一方、リニアフィーダ式の部品供給装置2
0は、図9に示すように、ベース21と、このベース2
1上に取り付けられ振動源となるリニアフィーダ23
と、このリニアフィーダ23に支持されスティックマガ
ジンMを僅かに水平にして支持するマガジン支持部24
と、リニアフィーダ23に支持されるとともに、マガジ
ン支持部24の図9中右端24aに接触している水平搬
送ガイド25と、マガジン支持部24にスティックマガ
ジンMを供給するマガジン供給部26とを備えている。
なお、24bはマガジン支持部24にスティックマガジ
ンMを固定するクランプを示している。
【0006】このように構成された部品供給装置20で
は、リニアフィーダ23を作動させることで特別な振
動、すなわち、水平搬送ガイド25上の部品を図9中右
方向に搬送するための振動を起こす。同時に、リニアフ
ィーダ23の振動はマガジン支持部24に伝達されるの
で、マガジン支持部24に支持されたスティックマガジ
ンM内の電子部品Wが図7中矢印β方向に進行する。ス
ティックマガジンMの前端Maから水平搬送ガイド25
上に移載された電子部品Wは上記振動により図9中矢印
γ方向に移動し、水平搬送ガイド25の図9中右端25
aに達する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の部
品供給装置にあっては次のような問題があった。すなわ
ち、傾斜式の部品供給装置10では、スティックマガジ
ンMを約35゜の安息角以上に傾ける必要があるので、
装置の設置場所等に高さ方向の制限がある場合には、最
高高さHが制限され、多数のスティックマガジンMを積
み上げておくことができないという問題がある。
【0008】一方、リニアフィーダ式の部品供給装置2
0では、スティックマガジンMがクランプ24b及びマ
ガジン支持部24を介してリニアフィーダ23に固定さ
れているため、スティックマガジンMとリニアフィーダ
23とは物理的に一体となる。したがって、スティック
マガジンMの質量が大きい場合には、振動源であるリニ
アフィーダ23に大きな負荷がかかり、異常振動の原因
となるという問題があった。また、スティックマガジン
Mの剛性が低いときには、リニアフィーダ23と同性質
の振動がスティックマガジンM全体に伝達されない虞が
あり、内部の電子部品Wが正確に搬送されない場合があ
る。これは水平搬送に効果的なリニアフィーダ23の振
動成分、例えば振幅や非線形要素等が振動伝達過程にお
いて減衰されたり、スティックマガジンM全体が均一な
振動をしないこと等が原因として考えられる。さらに、
スティックマガジンMをリニアフィーダ23に物理的に
一体となるように固定するクランプ24bが必要であり
装置の製造コストが高くなるという問題もあった。
【0009】そこで本発明は、多数のマガジンを積層し
た場合であっても高さがあまり高くならず、効果的に振
動を伝えることにより部品を確実に搬送することができ
るとともに、製造コストを低く抑えることができる部品
供給装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載された発明は、複数の
部品を一列にして収納するマガジンの前端から上記収納
された部品を取り出し、供給する部品供給装置におい
て、上記部品を案内するガイドと、このガイド上の上記
部品を上記ガイドの一端側から他端側に移動させる振動
を上記ガイドに与える振動源と、上記ガイドの上記一端
側に上記マガジンの前端側を接触させるとともに、上記
マガジンの後端側を上記前端側より上方となるように傾
斜させて支持するマガジン支持部と、このマガジン支持
部の上方に配置され、上記マガジンを積層して収容する
とともに、上記マガジン支持部に上記マガジンを供給す
るマガジン供給部とを備えるようにした。
【0011】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、上記マガジン支持部は上記マ
ガジンをこのマガジン内の上記部品が上記マガジンに対
して移動しない安息角以下の角度で傾斜させて支持する
ようにした。
【0012】上記手段を講じた結果、次のような作用が
生じる。すなわち、請求項1に記載された発明では、マ
ガジンはマガジン支持部にその前端側が振動源に所定振
動を与えられるガイドに接触し、かつ、傾斜した状態で
支持した。このため、振動源から発生した振動は、ガイ
ドを介してマガジンに一部が伝達される。マガジン内の
部品は振動によってマガジンとの摩擦状態が変化し、前
端側に容易に移動する。前端側に移動した部品はガイド
の他端側へ所定振動により移送される。
【0013】請求項2に記載された発明では、マガジン
支持部はマガジンをこのマガジン内の部品がマガジンに
対して移動しない安息角以下の角度で傾斜させて支持す
るようにしたので、部品が自重で移動することを防止す
ることができるとともに、マガジン支持部に支持された
マガジンの後端部の高さを最低限に抑えることができ、
装置全体の高さを制限できる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態に係
る部品供給装置30を示す側面図である。また、図2の
(a)は部品供給装置30の背面図、図2の(b)は部
品供給装置30に組込まれたベース31を示す平面図で
ある。図3は同装置の要部を示す斜視図、図4は同装置
に組み込まれたセパレート機構を示す側面図、図5は同
装置に組み込まれた非線形カム行程を示す図、図6は同
装置の制御部を示す図である。なお、これらの図中Wは
電子部品、Mは電子部品Wを収納するスティックマガジ
ンを示している。また、MaはスティックマガジンMの
前端部、Mbはスティックマガジンの後端部、Mcはス
ティックマガジンMの底部、Mdは中空部を示してい
る。
【0015】部品供給装置30は、スティックマガジン
Mを積層して収納するとともに、所定のタイミングで後
述するマガジン支持部50に供給するマガジン供給部4
0と、このマガジン供給部40の下方に配置されスティ
ックマガジンMを所定の姿勢で支持するマガジン支持部
50と、このマガジン支持部50の図1中左側に配置さ
れ、スティックマガジンMから供給された電子部品Wを
図1中左端に移送する部品搬送部60と、これらを連携
して制御する制御部70とを備えている。
【0016】部品供給装置30は、水平状態に配置され
たベース31と、このベース31上に立設された支柱3
2,33と、これら支柱32,33間に設けられた壁部
34,35とを備えている。なお、壁部34にはスティ
ックマガジンMの有無を検知するセンサ34aが取り付
けられている。
【0017】マガジン供給部40は、支柱32,33に
それぞれ設けられたセパレータ機構41,42を備えて
いる。セパレータ機構41,42は同様に構成されてい
るので、セパレータ機構41について説明する。セパレ
ータ機構41は、支柱32に取り付けられ所定のタイミ
ングで作動するアクチュエータ41aと、このアクチュ
エータ41aにより図1中矢印δ方向に往復動する突出
部41bとを備えている。突出部41bの先端は図3に
示すように突出部41bが突出した状態でスティックマ
ガジンMの中空部Mdに係合するように形成されてい
る。
【0018】マガジン支持部50は、支柱32に設けら
れ所定のタイミングで作動するアクチュエータ51と、
このアクチュエータ51により図1中矢印δ方向に往復
動する突出部52とを備えている。突出部52は上面が
水平に形成されスティックマガジンMの底面を支持する
板材52aと、この板材52a上中央部に取り付けら
れ、スティックマガジンMの後端Mbに当接する当接板
52bとから形成されている。板材52aの先端から当
接板52bまでの距離は後述する理由によりgに設定さ
れている。
【0019】部品搬送部60は、ベース31に固定され
電子部品Wを所定方向に揃えた状態で案内するリニアガ
イド61a,61bと、これらリニアガイド61a,6
1bに案内され図1中矢印ε方向に数mmの範囲で移動
可能に形成された搬送レール62と、この搬送レール6
2に後述する所定の振動を与える振動源63と、電子部
品Wを位置決めする部品位置決め部64とを備えてい
る。
【0020】搬送レール62は、レール部62aを備え
ている。図1中62bはレール部62aの一端側、62
cは他端側を示している。また、図4に示すように一端
側62bには切欠部62dが形成され、他端側62c側
は、部品位置決め部64に対向している。切欠部62d
には、図4に示すようにスティックマガジンMの前端側
Maが摺動自在に支持されており、この摺動距離は距離
gに設定されている。
【0021】振動源63は図1に示すように、所定回転
数で回転する回転モータ63aと、この回転モータ63
aの出力軸に取り付けられた非線形カム63bと、この
非線形カム63bに接触する搬送レール62の下部に取
り付けられたカムフォロア63cと、このカムフォロア
63cを非線形カム63bに沿わせる引張バネ63dと
を備えている。なお、図5はこの振動源63による搬送
レール62の行程図である。
【0022】部品位置決め部64は、搬送されてきた電
子部品Wをバキュームによる吸引やゲージング機構等に
より正確に位置決めする機能を有している。この部品位
置決め部64には電子部品Wの有無を検知するセンサ6
4aが設けられている。
【0023】制御部70は、図6に示すように、主制御
部71と、この主制御部71に接続されマガジン供給部
40を制御するマガジン供給部制御部72と、主制御部
71に制御されマガジン支持部50を制御するマガジン
支持部制御部73と、主制御部71に接続され部品搬送
部60を制御する部品搬送部制御部74とを備えてい
る。また、これらマガジン供給部制御部72,マガジン
支持部制御部73及び部品搬送部制御部74はセンサ6
4a,34a等のセンサに接続されている。
【0024】主制御部71は、センサ64a,34a等
のセンサからの情報に基づいてマガジン供給部制御部7
2,マガジン支持部制御部73及び部品搬送部制御部7
4からの情報に基づいて「動作エラー」又は「部品エン
プティ」を表示する機能を有している。
【0025】このように構成された部品供給装置30で
は、次のようにして電子部品Wを供給する。なお、部品
供給は大きく分けて、「スティックマガジン供給工
程」、「部品搬送工程」とからなっている。なお、マガ
ジン供給部40には予め図1及び図2の(b)に示すよ
うに間隙Qから電子部品Wが収容されたスティックマガ
ジンMが投入されており、投入されたスティックマガジ
ンMは、マガジン供給部40に段積みされる。
【0026】「スティックマガジン供給工程」では、エ
スケープ機構41,42のアクチュエータ41a,42
bを作動させて突出部41b,42bとスティックマガ
ジンMとの係合を解除する。このため、段積みされたス
ティックマガジンMが落下する。このとき、最下段のス
ティックマガジンMの後端部Mbは、マガジン支持部5
0の板材52a上面に支持され、前端部Maはガイド6
1の切欠部62d上に支持され、前端部Maを下方にし
て約10°傾いた状態となる。なお、スティックマガジ
ンMの側方は壁部34,35により規制されている。
【0027】次に、エスケープ機構41,42のアクチ
ュエータ41a,42bを作動させて突出部41b,4
2bをスティックマガジンM側に突出させる。このと
き、突出部41b,42bのテーパ部41c,42c
(42cは不図示)によりスティックマガジンM′の中
空部Mdが持ち上げられる。これにより最下段のスティ
ックマガジンMとその上のスティックマガジンM′とが
分離される。したがって、スティックマガジンMは前後
方向に自由に微振動できる。以上で「スティックマガジ
ン供給工程」を終了する。
【0028】一方、スティックマガジンMの前端部Ma
下部は、搬送レール62の切欠部62bに摺動自在に接
触した状態で突き当たっている。したがって、スティッ
クマガジンMは、搬送レール62の切欠部62bと板材
52aとにより両端を支持され、落下しない。
【0029】次に、「部品搬送工程」では、回転モータ
63aを作動させることにより、非線形カム63bを回
転させ、カムフォロア63cを動作させる。これによ
り、搬送レール62が並進運動を開始する。
【0030】ここで、搬送レール62の並進運動につい
て説明する。図5に示すように行き行程における最大加
速度α1と、戻り行程における最大加速度α2とが大き
く異なる。すなわち、時間t0から時間t1までは、搬
送レール62に前向きの加速度α1が作用し、前方に搬
送レール62が移動する。時間t1から時間t2まで
は、搬送レール62に後向きの加速度α2が作用し、搬
送レール62の移動速度が減少し、時間t2において停
止する。時間t2から時間t3までは、続けて搬送レー
ル62に後向きの加速度α2が作用し、後方に搬送レー
ル62が移動する。時間t3から時間t4までは、搬送
レール62に前向きの加速度α2が作用し、搬送レール
62の移動速度が減少し、時間t4において停止する。
これで1サイクルとなる。
【0031】上述した加速度α1の絶対値は静止摩擦力
μの絶対値より小さく、加速度α2の絶対値は静止摩擦
力μの絶対値より大きい。このため、搬送レール62上
に電子部品Wが載置されている場合には、次のように電
子部品Wが移動する。すなわち、時間t0から時間t1
では、静止摩擦力μを越えないので搬送レール62に対
しては移動しない。次に、時間t1から時間t2では、
静止摩擦力μを越え、搬送レール62の速度の急激な減
少にもかかわらず、電子部品Wのみ前進する。さらに、
時間t2から時間t3では、静止摩擦力μを越えている
ので電子部品Wのみがベース31に対して停止し、搬送
レール62のみが後方に移動する。次に、時間t3から
時間t4では、静止摩擦力μを越えているので電子部品
Wのみがベース31に対して停止し、搬送レール62の
みが減速し、停止する。結果的に、電子部品Wが搬送レ
ール62に対して前方に移動し、この並進運動を連続し
て行うことにより電子部品Wは搬送レール62の他端側
62cに達する一方、搬送レール62の切欠部62bに
は、スティックマガジンMの前端部Maが接触している
ため、切欠部62bを介してスティックマガジンMにも
振動が伝達され、スティックマガジンMが微振動する。
このとき、切欠部62bとスティックマガジンMとは、
摺動自在に接触しているため、伝達される振動は上述し
た並進運動とは異なるランダムなものとなる。
【0032】このとき、約10°に傾いたスティックマ
ガジンM内部の電子部品Wは、静的状態では力F(電子
部品Wの自重の床面に沿って電子部品Wを落下させよう
とする力成分)と電子部品Wと中空部Mdとの静止摩擦
力fとの均衡によって静止しており、落下しない。この
ような状態で上記のようなランダムな微振動によってこ
の均衡が崩れると、スティックマガジンMの前端側Ma
に向けて滑り落ちる。このようにして、自重と微振動の
複合効果で落下した電子部品WはスティックマガジンW
の前端側に到達した後、搬送レール62の一端側62b
に落下する。搬送レール62上の電子部品Wは、上述し
た非線形振動によって、搬送レール62の他端側62c
へ搬送される。上の電子部品Wは前方に振動にあわせて
進行し、部品位置決め部64まで搬送される。
【0033】部品位置決め部64まで搬送された電子部
品Wは位置決めされ、センサ64asがONとなる。こ
れにより、回転モータ63aの作動が停止し、搬送レー
ル62による電子部品Wの搬送が中断される。
【0034】次に別に配置された挿入ロボット(不図
示)により電子部品Wが取り上げられると、センサ64
aがOFFとなり、回転モータ63aの作動が開始さ
れ、搬送レール62によるを電子部品Wの搬送が継続さ
れる。
【0035】以下同様にして、スティックフィーダMの
電子部品Wが空になるまで同様に電子部品Wの供給が続
けられる。センサ64bが予め定められた時間の間、O
FFとなることで、スティックマガジンM内部の電子部
品Wがすべて無くなったことが検出される。これによ
り、マガジン支持部50のアクチュエータ51が作動
し、突出部52が図1中δ1方向に移動する。スティッ
クマガジンMは回収箱(不図示)内に落下し、回収され
る。スティックマガジンMが落下した後、アクチュエー
タ51が作動し、突出部52が再度、図1中δ2方向に
移動し、「スティックマガジン供給工程」を行う。
【0036】一方、スティックマガジンのセンサ34a
が予め定められた時間の間、OFFとなることで、ステ
ィックマガジンMが2段目以上が無くなったことが検出
される。これにより、外部に部品エンプティ(空)信号
を発する。
【0037】この他、定時間内に、所定の動作が実行さ
れなかった場合、制御部70は外部出力に動作エラー信
号を発する。上述したように本発明の一実施の形態に係
る部品供給装置30では、スティックマガジンMを安息
角以下の角度で保持することができる。このため、多数
のスティックマガジンMを積層した場合であっても装置
全体の高さを最小限に抑えることができるとともに、ス
ティックマガジンMに収容された電子部品Wの自重によ
る移動を防止することができる。
【0038】また、搬送部60の振動源63からはステ
ィックマガジンMへは、電子部品Wを滑り落とせるのに
十分な振動、すなわちランダムな振動が伝われば十分な
ので振動源63とスティックマガジンMとを物理的に結
合する必要がない。このため、スティックマガジンMの
全質量が振動源63の負荷となることはなく、スティッ
クマガジンMの質量が大きくても異常振動が発生しにく
い。
【0039】さらに、上述したようにスティックマガジ
ンM内の電子部品Wに搬送レール62と同性質の振動成
分を伝える必要がないので、スティックマガジンMには
高い剛性が要求されないとともに、スティックマガジン
Mを搬送レール62に固定する必要がなく、コストを低
減することができる。
【0040】なお、本発明は上述した実施の形態に限定
されるものではない。すなわち上記実施の形態では、搬
送レールの振動源としてモータと非線形カムを用いた
が、他の振動型リニアフィーダを振動源としてもよい。
また、マガジン支持部はスティックマガジンの前後両端
で支持するようにしているが、中央部を板状若しくはフ
ック状のもので支持するようにしてもよい。さらに、ス
ティックマガジンの前後エスケイプ機構は約10゜段違
いに設置することはなく、いったん水平位置まで落下さ
せたあと、後方のエスケイプのみ上方に移動し、スティ
ックマガジンが約10゜傾くようにしてもよい。このほ
か本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能で
あるのは勿論である。
【0041】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、マ
ガジンはマガジン支持部にその前端側が振動源に所定振
動を与えられるガイドに接触し、かつ、傾斜した状態で
支持した。このため、振動源から発生した所定振動は、
ガイドを介してマガジンに一部が伝達される。マガジン
内の部品は振動によってマガジンとの摩擦状態が変化
し、前端側に容易に移動する。前端側に移動した部品は
ガイドの他端側へ所定振動により移送される。
【0042】請求項2に記載された発明によれば、マガ
ジン支持部はマガジンをこのマガジン内の部品がマガジ
ンに対して移動しない安息角以下の角度で傾斜させて支
持するようにしたので、部品が自重で移動することを防
止することができるとともに、マガジン支持部に支持さ
れたマガジンの後端部の高さを最低限に抑えることがで
き、装置全体の高さを制限できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る部品供給装置を示
す側面図。
【図2】(a)は同部品供給装置の背面図、(b)は同
部品供給装置に組込まれたベースを示す平面図。
【図3】同部品供給装置に組み込まれたセパレート機構
を示す側面図。
【図4】同部品供給装置の要部を示す側面図。
【図5】同部品供給装置に組み込まれた振動源による搬
送レールの駆動行程を示す図。
【図6】同部品供給装置の制御系統を示すブロック図。
【図7】スティックマガジンの一例を示す斜視図。
【図8】傾斜式の部品供給装置を示す側面図。
【図9】リニアフィーダ式の部品供給装置を示す側面
図。
【符号の説明】 30…部品供給装置 40…マガジン供給部 50…マガジン支持部 51…アクチュエータ 52…突出部 60…部品搬送部 62…搬送レール 70…制御部 M…スティックマガジン W…電子部品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の部品を一列にして収納するマガジン
    の前端から上記収納された部品を取り出し、供給する部
    品供給装置において、 上記部品を案内するガイドと、 このガイド上の上記部品を上記ガイドの一端側から他端
    側に移動させる振動を上記ガイドに与える振動源と、 上記ガイドの上記一端側に上記マガジンの前端側を接触
    させるとともに、上記マガジンの後端側を上記前端側よ
    り上方となるように傾斜させて支持するマガジン支持部
    と、 このマガジン支持部の上方に配置され、上記マガジンを
    積層して収容するとともに、上記マガジン支持部に上記
    マガジンを供給するマガジン供給部とを備えていること
    を特徴とする部品供給装置。
  2. 【請求項2】上記マガジン支持部は上記マガジンをこの
    マガジン内の上記部品が上記マガジンに対して移動しな
    い安息角以下の角度で傾斜させて支持することを特徴と
    する請求項1に記載の部品供給装置。
JP9037625A 1997-02-21 1997-02-21 部品供給装置 Pending JPH10233598A (ja)

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