JPH10232233A - アルブミンの測定方法及び試薬 - Google Patents

アルブミンの測定方法及び試薬

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JPH10232233A
JPH10232233A JP32383597A JP32383597A JPH10232233A JP H10232233 A JPH10232233 A JP H10232233A JP 32383597 A JP32383597 A JP 32383597A JP 32383597 A JP32383597 A JP 32383597A JP H10232233 A JPH10232233 A JP H10232233A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特異性が高く、且つ試料や標準品中の共存物
質の影響を受けない安定なBCP法による生体試料中の
アルブミンの測定方法及び試薬の提供。 【解決手段】 蛋白質変性剤及び/又はSH試薬の存在
下、ブロムクレゾールパープルの吸光度変化に基づいて
測定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血清、血漿などの
生体試料中のアルブミンを測定する方法、及び試薬に関
するものであり、更に詳しくは、ブロムクレゾールパー
プル法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】血清アルブミンの測定法としては、例え
ば抗アルブミン血清を用い、試料中に存在するアルブミ
ンとの反応により生じる抗原抗体複合物に由来する光散
乱強度の変化を測定する、いわゆる免疫学的測定法があ
るが、操作が煩雑なため、日常検査法としては、従来よ
りブロムクレゾールグリーン(BCG)法、及びブロム
クレゾールパープル(BCP)法に代表される色素結合
法(pH誤差法)が広く普及している。この両色素は、
共にスルホフタレイン系に属するトリフェニルメタン型
のpH指示薬であるが、特異性が異なり、BCGはアル
ブミンのみならずグロブリン存在下でも発色するため、
アルブミンに対する特異性が低いという欠点を有してい
る。即ち、アルブミンとの反応による発色を100%とす
ると、同重量のα2-グロブリンによる発色は、その約49
%、以下、同様にβ-グロブリンでは23%、γ-グロブリ
ンでは3%程度の発色を示すので、BCG法により血清
試料中のアルブミンを測定した場合には、試料及び標準
品中に共存するグロブリンにより測定値が安定しないと
いう欠点を有している。
【0003】一方、BCPはグロブリンによっては発色
せず、BCGよりもアルブミンに対する特異性が高い。
しかしながら、BCPは他の共存物質の影響を受け易
く、また試料や標準品の中に存在するSH化合物の影響
を受けるため、BCP法は、例えば保存血清の測定値に
経日的上昇が見られる等、測定値が安定しないという欠
点を有している(村本良三ほか,臨床化学,20:13,199
1)。従って、BCG法、BCP法何れの測定方法も、
免疫学的測定法よりは手軽ではあるが精度的に必ずしも
十分とはいえず、アルブミンを正確に測定するために
は、夫々大きな問題点を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した如
き状況に鑑みなされたもので、アルブミンに対する特異
性の高いBCPを使用し、試料や標準品中の共存物質の
影響を受けず、再現性や希釈直線性も良好で、また、免
疫学的測定法と測定値が一致する、安定なアルブミンの
測定方法及び試薬を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、蛋白質変性剤
又は/SH試薬の存在下、ブロムクレゾールパープルの
吸光度変化に基づいて測定を行うことを特徴とする、ア
ルブミンの測定方法の発明である。また、本発明は、蛋
白質変性剤又は/及びSH試薬とブロムクレゾールパー
プルとを含んで成る、アルブミン測定用試薬の発明であ
る。
【0006】即ち、本発明者等は、BCPを用いたアル
ブミンの測定方法を改良すべく鋭意研究の結果、該測定
系に蛋白質変性剤及び/又はSH試薬を存在させること
により、試料や標準品中の共存物質が測定値に与える影
響を防止し、かつアルブミンに特異性の高い測定法を確
立できることを見出し、本発明を完成するに到った。
【0007】本発明に係る蛋白質変性剤としては、蛋白
質変性作用を有するものであって、アルブミンの測定値
に影響を与えないものであれば特に限定されないが、例
えば尿素、例えばグアニジン塩酸塩,グアニジン硫酸塩
等のグアニジン塩類、例えばフッ化ナトリウム,アジ化
ナトリウム,塩化ナトリウム,塩化カリウム等の無機塩
類、例えばチオシアン酸アンモニウム,チオシアン酸カ
リウム,チオシアン酸ナトリウム等のチオシアン酸塩等
の塩類、例えば陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性
剤、両性界面活性剤等の界面活性剤等が挙げられ、中で
も界面活性剤が、特に陰イオン界面活性剤が好ましく用
いられる。また、これらは単独で用いても、適宜組み合
わせて用いても何れにても良い。
【0008】また、陰イオン界面活性剤としては、例え
ばラウリル硫酸ナトリウム(SDS),セチル硫酸ナトリ
ウム等のアルキル硫酸エステル系界面活性剤、例えばポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリ
ウム等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
硫酸エステル塩、例えばポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸ナトリウム,ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸トリエタノールアミン塩等のポリオキシエチ
レンアルキルエーテル硫酸エステル塩、例えばラウリル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム,セチルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム等のアルキルベンゼンスルホン酸塩等が
好ましく挙げられる。中でもラウリル硫酸ナトリウム
(SDS),ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム等が
好ましく用いられる。これらは単独で用いても、適宜組
み合わせて用いても何れにてもよい。 また、これら蛋
白質変性剤の使用濃度としては、蛋白質変性剤の種類や
処理する試料により異なるが、試料及び標準品中に含ま
れる共存物質の影響を防止し、かつアルブミンの測定値
に影響を与えない濃度であれば特に限定されることなく
選択することができ、アルブミン測定時の濃度として通
常0.001〜10w/w%、好ましくは0.01〜1w/w%、より好
ましくは0.02〜0.3w/w%となるように適宜選択し て用
いられる。
【0009】本発明に係るSH試薬としては、例えば5,
5'-ジチオビス(2-ニトロ安息香酸)(DTNB),2,2'-ジチ
オビス(5-ニトロピリジン)(NPDS),2,2'-ジチオジピリ
ジン(2-PDS),4,4'-ジチオジピリジン(4-PDS),4,
4'-ジチオビス(1-アジドベンゼン)(DTBPA),酸化型グル
タチオン等のジスルフィド体、例えばヨウ素,フェリシ
アン化物,ヨードソ安息香酸,ヨウ素酸塩,亜塩素酸塩
類,水銀,亜鉛等の酸化剤、例えばヨード酢酸,クロロ
酢酸,ヨードアセトアミド,クロロアセトフェノン等の
アルキル化剤、マレイミド、例えばN-メチルマレイミ
ド,N-エチルマレイミド,N,N'-p-フェニレンジマレイ
ミド等のマレイミド誘導体、チオフタルイミド等が挙げ
られる。これらの中でも特に例えばDTNB,2-PDS,4-PDS等
のジスルフィド体、マレイミド、N-エチルマレイミド等
のマレイミド誘導体等が好ましく用いられる。また、こ
れらは単独で用いても、適宜組み合わせて用いても何れ
にても良い。これらの使用濃度としては、SH試薬の種
類や処理する試料により異なり、試料及び標準品中に含
まれる共存物質の影響を防止し、且つアルブミンの測定
値に影響を与えない濃度であれば特に限定されることな
く設定できるが、アルブミン測定時の濃度として通常0.
001〜1mM、好ましくは0.01〜0.5mMとなるように適宜選
択して用いられる。
【0010】本発明に係るBCPとしては、通常市販さ
れているものを用いれば足り、その使用濃度としては、
アルブミン測定時の濃度として、通常0.02〜0.20mM、好
ましくは0.03〜0.10mMとなるように適宜選択して用いら
れる。
【0011】本発明の方法により、例えば血清、血漿等
の生体試料中のアルブミンを測定するに当っては、測定
時の溶液中には、BCP,蛋白質変性剤又は/及びSH
試薬以外に、この分野で通常用いられる試薬類、例えば
緩衝剤、防腐剤、蛋白質変性作用を有さない界面活性剤
等が含まれていても良く、これらの使用濃度としては、
通常この分野で用いられる濃度範囲から適宜選択すれば
足りる。
【0012】本発明に係る蛋白質変性剤及び/又はSH
試薬を含む溶液に使用可能な緩衝剤としては、例えば酢
酸塩、グリシン、クエン酸塩、リン酸塩、ベロナール、
ホウ酸塩、コハク酸塩、トリス(ヒドロキシメチル)アミ
ノメタン(Tris)、例えば3-(N-モルホリノ)エタンスル
ホン酸(MES),3-(N-モルホリノ)プロパンスルホン酸
(MOPS)等のグッド緩衝剤等、通常この分野で用いられ
る緩衝剤は何れも制限なく使用可能である。また、該溶
液のpHとしては、蛋白質変性剤及び/又はSH試薬を
BCPと共存させる場合には通常4.5〜5.7の範囲から、
またBCPと共存させない場合には、通常3〜9の範囲
から適宜選択される。また、本発明に適用される試料と
しては、血清、血漿等の生体試料が挙げられる。
【0013】本発明の方法によりアルブミンの測定を行
うには、一液法により行っても、二液法により行っても
何れにても良いが、一液法により行う場合には、例えば
以下の如く行えばよい。即ち、試料と、BCP、蛋白質
変性剤又は/及びSH試薬、要すれば緩衝剤、防腐剤、
蛋白質変性作用を有さない界面活性剤、安定化剤等を上
記した如き濃度で含有するpH4.5〜5.7、好ましくはp
H5.0〜5.5の試液(測定用試液)とを混合して発色さ
せ、適当な時間経過後に570〜660nmの範囲から適宜選択
された波長に於ける吸光度を測定する。得られた吸光度
を、予め濃度既知のアルブミン溶液を試料とし、上記と
同じ測定用試薬を用いて同様の操作により得られたアル
ブミン濃度と吸光度との関係を表す検量線にあてはめる
ことにより、試料中のアルブミン濃度を求めることが出
来る。尚、測定操作時の温度は、通常15〜37℃、好まし
くは37℃である。
【0014】また、二液法により行う場合には、例えば
以下の如く行えばよい。即ち、先ず試料と、蛋白質変性
剤、SH試薬、緩衝剤、防腐剤、蛋白質変性作用を有さ
ない界面活性剤、安定化剤等を含んでいても良い試液
(第一試液)とを混合し、570〜660nmの範囲から適宜選
択された波長に於ける吸光度(吸光度1)を測定する。
次いで、この混合液と、BCP、要すれば蛋白質変性
剤,SH試薬、緩衝剤、防腐剤、蛋白質変性作用を有さ
ない界面活性剤、安定化剤等を含んでいても良い試液
(第二試液)とを混合して発色させ、適当な時間経過
後、先に選択した波長に於ける吸光度(吸光度2)を測
定する。但し、蛋白質変性剤又は/及びSH試薬は、第
一試液と第二試液の少なくとも一方には含まれていなけ
ればならない。次いで、吸光度2と吸光度1とから求め
た吸光度差を、予め濃度既知のアルブミン濃度を試料と
し、上記と同じ第1、第2試液を用いて同様の操作によ
り得られた、アルブミン濃度と吸光度差との関係を表す
検量線にあてはめることにより、試料中のアルブミン濃
度を求めることが出来る。
【0015】尚、本発明の方法により試料中のアルブミ
ンを測定する場合、測定精度向上等の効果を考慮する
と、蛋白質変性剤とSH試薬とを併用することが望まし
い。また、BCPを用いる本発明のアルブミン測定は、
通常は自動分析機等を用いて行われる。
【0016】本発明のアルブミン測定用試薬は、BCP
と、蛋白質変性剤又は/及びSH試薬を含んで成るもの
である。より具体的には、BCPと、蛋白質変性剤又
は/及びSH試薬とを含んで成る一液法用試薬、BC
Pを含まない第一試薬とBCPを含む第二試薬とから成
り、蛋白質変性剤とSH試薬の少なくとも一方が、第一
試薬と第二試薬の少なくとも一方に含まれている、二液
法用試薬、等が挙げられる。また、その構成要素の好ま
しい態様と具体例は上記一液法、二液法の説明で述べた
通りである。また、該アルブミン測定用試薬には、BC
P、蛋白質変性剤又は/及びSH試薬以外にもその他の
試薬類、例えば安定化剤、緩衝剤、蛋白質変性作用を有
さない界面活性剤、防腐剤等の通常この分野で使用され
る試薬類を含有していてもよく、その濃度は通常この分
野で用いられる濃度範囲から適宜選択すれば足りる。以
下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。
【0017】
【実施例】
実施例1 日立7070形自動分析装置((株)日立製作所製)を使用し
て、表1に記載された、蛋白質変性剤、SH試薬を含む
試液を調製し(R−1)、アルブミン測定時の負誤差の
程度を測定した。 〔試料〕ヒトプール血清1及び2を試料とした。 〔アルブミン標準液〕ヒト蛋白標準血清(和光純薬工業
(株)製、表示値43g/l)を規定量の精製水で溶解し、標
準液とした。 〔試薬〕試液1(R−1):Tris-HCl緩衝液(pH8.0) 25mM 所定の蛋白質変性剤 0.03% 所定のSH試薬 0.1mM 試液2(R−2):コハク酸緩衝液(pH5.5) 250mM BCP 0.15mM トリトンX-100(ホ゜リオキシエチレン(10)オクチルフェニル エーテル) 0.3% 〔測定パラメータ(測定条件)〕 測定方法:2ポイントエンド法[15]−[31] 試料量: 4μl R−1:240μl R−2:240μl 測定波長:700/600nm 測定温度:37℃ 本発明の方法により得られた試料中のアルブミン測定値
と、N-抗血清アルブミン(ヘキストジャパン社製)を用
いた免疫学的測定法により得られた測定値を100%とし
たときの本発明方法により得られた測定値の相対値
(%)を併せて表1,2に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】表1及び表2の結果から、蛋白変性剤、及
びSH試薬の何れをも添加しないでBCP測定を行う
と、免疫学的測定法と比較して測定値が低くなる(負誤
差が生じる)のに対し、蛋白変性剤、及び/又はSH試
薬を共存させると、免疫学的測定法とも測定値が一致
し、測定値の負誤差が改善されることが判る。
【0021】実施例2 患者血清69例を試料として、日立7070形自動分析装置
((株)日立製作所製)を使用し、蛋白変性剤としてラウ
リル硫酸ナトリウム並びにSH試薬としてDTNBを用
いた本発明の方法によりアルブミンの測定を行った。ま
た、比較のため同じ検体について、免疫学的測定法〔N
−抗血清アルブミン(ヘキストジャパン社製)を用いる
方法。測定機器:ベーリングネフェロメーターBN100
(ベーリングベルケ社製)〕によるアルブミンの測定を
行った。 1.本発明の測定法 〔アルブミン標準液〕ヒト蛋白標準血清(和光純薬工業
(株)製、表示値43g/l)を規定量の精製水で溶解し、標
準液とした。 〔試薬〕 試液1(R−1):Tris-HCl緩衝液(pH8.0) 25mM SDS 0.03% DTNB 0.1mM 試液2(R−2):コハク酸緩衝液(pH5.5) 250mM BCP 0.15mM トリトンX−100 0.3% 〔測定パラメータ(測定条件)〕 測定方法:2ポイントエンド法[15]−[31] 試料量: 4μl R−1:240μl R−2:240μl 測定波長:700/600nm 測定温度:37℃ 2.免疫学的測定方法 〔試薬〕[N−抗血清アルブミン(ヘキストジャパン社
製)] 〔測定パラメータ(測定条件)〕 試料量:15μl(患者血清を生理食塩水で400倍に希釈
したもの) 抗血清:30μl 緩衝液(1):100μl 緩衝液(2):130μl 測定温度:室温(25℃) 測定方法:10秒及び6分10秒後の散乱強度を測定し、そ
の差を求め、濃度既知のアルブミン溶液(標準)を用い
て得られた散乱強度と対比して試料中のアルブミン濃度
を算出した。 本発明の測定法により得られた測定値と、免疫学的測定
法により得られた測定値との相関図を図1に示す。
【0022】
【図1】
【0023】(r=0.982、y=0.978x+1.8、x(免疫学的測
定法)の平均値=36.0(g/l)、y(本発明の測定法)の平均
値=36.9(g/l)、n=69) 図1より、本発明の測定法は従来の免疫学的測定法と高
い相関性があることが判る。
【0024】
【発明の効果】上記した如く、本発明は、BCPを用い
て例えば血清、血漿などの生体試料中のアルブミンを測
定する方法、及び試薬の改良技術に関するものであり、
本発明の測定法によれば、試料や標準品中の共存物質の
影響を受けず、再現性良くアルブミンの測定を行うこと
ができ、また免疫学的測定法との相関も良好であり、斯
業に貢献するところ極めて大なる発明である。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例2で得られた、本発明のアルブミン測定
方法により得られた測定値と、従来法である免疫学的測
定法により得られた測定値との相関図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蛋白質変性剤又は/及びSH試薬の存在
    下、ブロムクレゾールパープルの吸光度変化に基づいて
    測定を行うことを特徴とする、アルブミンの測定方法。
  2. 【請求項2】蛋白質変性剤が陰イオン界面活性剤である
    請求項1に記載のアルブミンの測定方法。
  3. 【請求項3】蛋白質変性剤又は/及びSH試薬とブロム
    クレゾールパープルとを含んで成る、アルブミン測定用
    試薬。
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