JPH10229643A - 電源装置および画像形成装置 - Google Patents

電源装置および画像形成装置

Info

Publication number
JPH10229643A
JPH10229643A JP9030741A JP3074197A JPH10229643A JP H10229643 A JPH10229643 A JP H10229643A JP 9030741 A JP9030741 A JP 9030741A JP 3074197 A JP3074197 A JP 3074197A JP H10229643 A JPH10229643 A JP H10229643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
power supply
power
image forming
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9030741A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Mizuno
水野  善夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9030741A priority Critical patent/JPH10229643A/ja
Publication of JPH10229643A publication Critical patent/JPH10229643A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置本体へ電源が投入される前も後も特定の
負荷への通電を可能にし、ある制御期間の間だけその負
荷への通電を遮断する機能を有する電源装置を省エネル
ギの点でも優れ、接点寿命の低下のおそれがないように
実現すること。 【解決手段】 メインスイッチが投入(ON)される前
でも通電される必要のある特定の負荷(給紙カセットヒ
ータ)とAC電源との間(T1,T2)に、機械式接点
を有する電磁スイッチ1と半導体接点を有するSSR2
とを並列に接続して、コンセントにプラグを差し込むと
同時に電磁スイッチ1を介して特定の負荷にAC電源を
通電させるようにし、メインスイッチがONされた後で
は装置の制御手段がSSR2を制御することで、特定の
負荷に対して通電するか否かのオン/オフ制御を実行す
る。これにより装置本体の電流がピークを迎える前に特
定の負荷への通電を切る制御を行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷に電源を供給
する電源装置およびその電源装置を有する画像形成装置
に関し、例えば画像形成装置の給紙カセットのヒータ制
御、あるいはドラムヒータの制御等に好適な電源装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電源装置では、一つの負
荷に対して1つのスイッチ手段を設けて電源供給のタイ
ミングを制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来技術
では、例えば装置本体内の環境を整えるためのヒータへ
の電源供給を、単純なオン/オフ制御での電源供給制御
で実現していたが、上記のような単純なオン/オフ制御
では実現できない、省エネルギーや機能向上を実現する
ための制御要求が生じていた。
【0004】一例として、画像形成装置の給紙カセット
のヒータの制御では、装置本体へ電源が投入されない状
態時に、そのカセットヒータへ通電しておき、装置本体
へ電源が投入されたら、装置本体の自己昇温に期待する
ことで、そのカセットヒータへの通電を切るように、カ
セットヒータ用スイッチのオン/オフを制御していた。
しかしながら、装置本体へ電源を投入した後も給紙カセ
ット内に再びセットされる用紙自体が吸湿した状態の用
紙である場合が有り、そのため装置本体へ電源が投入さ
れた後も、給紙カセットヒータを通電したいという要請
がある。この要請に応えて、装置本体へ電源が投入され
た後も、給紙カセットヒータを通電した場合は、今度
は、最大許容消費電流等の関係で、ある制御期間の間だ
け、例えば駆動モータ等の負荷を駆動する間だけは給紙
カセットヒータを通電させたくないという要求が生じ
る。このような場合、スイッチ手段の一種類だけを使用
してこの要求に応える電源制御を実現しようとした時に
は、以下のような解決すべき課題が生じる。
【0005】固体リレー(SSR:solid state relay
、固体継電器ともいう)のような半導体を用いたスイ
ッチ手段(電子スイッチともいう)を用いた場合では、
装置のメインスイッチ(電源投入スイッチ)が入れられ
なくても、商用電源のコンセントとプラグが接続した状
態で半導体を駆動するための電源が必要になるため、省
エネルギーという観点で好ましくない。
【0006】一方、電磁リレー(電磁継電器、電気機械
式継電器ともいう)のような電気機械式接点を有するス
イッチ手段(電気的スイッチともいう)を用いた場合で
は、制御期間中にカセットヒータへの通電を切るため、
電気機械式接点のオン/オフの回数が非常に多くなるの
で、接点寿命が低下するという点がある。
【0007】本発明の目的は、上述のような課題を解決
し、装置本体へ電源が投入された後も特定の負荷への通
電を続行可能にし、ある制御期間の間だけその特定の負
荷への通電を遮断する電源制御機能を備えた電源装置お
よびその電源装置を有する画像形成装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、第1開閉制御信号の印加に応じ
てオンからオフに切り替わる常時閉の機械式接点により
電源の開閉を行う第1スイッチ手段と、第2開閉制御信
号の入力に応じてオフからオンに切り替わる半導体接点
により前記電源の開閉を行う第2スイッチ手段とを具
え、前記第1スイッチ手段と前記第2スイッチ手段とを
並列に接続して形成したスイッチ部を前記電源と所定の
負荷の間に接続したことを特徴とする。
【0009】ここで、前記所定の負荷を備えた装置本体
は該装置本体へ供給されるAC電源の開閉を行う電源投
入スイッチを具え、前記電源はコンセントとプラグの接
続だけで前記電源投入スイッチを通らずに直ちに前記ス
イッチ部を通って前記所定の負荷に供給されるAC電源
であり、前記第1開閉制御信号は前記電源投入スイッチ
を通って前記装置本体のDC電源部で変換されたDC電
源電圧であり、前記第2開閉制御信号は前記装置本体の
制御を司る制御手段から出力される制御信号であるとす
ることができる。
【0010】さらに、前記制御手段は、前記電源投入ス
イッチにより前記装置本体に電源が投入された後におい
て、前記第2開閉制御信号を介して前記第2のスイッチ
手段を制御することにより前記所定の負荷に対して通電
するか否かのオン/オフ制御を行うとすることができ
る。
【0011】さらに、前記制御手段は、モータ等の比較
的大きな電流が流れる特定の負荷を起動する前に前記第
2開閉制御信号をオフにして所定の制御期間だけ前記所
定の負荷への通電を切る制御を行うとすることができ
る。
【0012】さらに、前記第1スイッチ手段は電磁リレ
ー、あるいは電磁接触機等の電磁開閉器であるとするこ
とができる。
【0013】さらに、前記第2スイッチ手段は固体リレ
ー、あるいはトライアック等の半導体スイッチ回路であ
るとすることができる。
【0014】さらに、前記所定の負荷は前記電源投入ス
イッチにより前記装置本体に電源が投入される前でも通
電される必要のある負荷であるとすることができる。
【0015】さらに、前記所定の負荷は画像形成装置の
給紙カセットの環境ヒータを駆動制御するカセットヒー
タ手段であるとすることができる。
【0016】さらに、前記所定の負荷は画像形成装置の
感光体ドラムの環境ヒータを駆動制御するドラムヒータ
手段であるとすることができる。
【0017】また、請求項10の発明は、請求項1ない
し9のいずれか1つに記載の電源装置を有することを特
徴とする画像形成装置である。
【0018】ここで、前記画像形成装置は電子写真式プ
リンタ機構を有する画像形成装置であるとすることがで
きる。
【0019】さらに、前記画像形成装置はインクジェッ
トプリンタ機構を有する画像形成装置であるとすること
ができる。
【0020】本発明では、上記のように、商用電源のよ
うな供給電源と給紙カセットヒータのような特定の負荷
との間に、電磁リレーのような機械式接点を持つ第1の
スイッチ手段と、固体リレーのような半導体接点を持つ
第2のスイッチ手段とを並列に接続し、装置本体への電
源自体を第1のスイッチ手段の接点の開閉制御信号とし
て用い、かつ第2のスイッチ手段の接点の開閉制御信号
として装置本体を制御する制御手段の制御信号を用いて
いるので、装置本体へ電源が投入されない状態では、第
1のスイッチ手段のコモン端子とノーマルクローズ端子
の接点が接続して導通状態となる。そして、装置本体へ
電源が投入されれば、第1のスイッチ手段のコモン端子
とノーマルクローズ端子間の接点が離れて非導通状態に
なり、装置本体を制御する制御手段からの制御信号によ
り第2のスイッチ手段が導通状態になる。その後、装置
本体の動作(例えば、画像形成動作)が始まり、電力の
ピークを迎える前に、装置本体を制御する制御手段から
供給される制御信号により第2のスイッチ手段が非導通
になる。つまり、装置へ電源が投入された後は、装置本
体を制御する制御手段が必要に応じて第2のスイッチ手
段をオン/オフ制御する。
【0021】このように、本発明では、装置本体へ電源
が投入される以前の状態では、機械式接点を持つ第1の
スイッチ手段を通じて特定の負荷への通電を行うので、
省エネルギに寄与し、また装置本体へ電源が投入された
後では、半導体接点を持つ第2のスイッチ手段を通じて
その特定の負荷への通電制御を実行するので、接点寿命
の低下の恐れがない。従って、本発明によれば、省エネ
ルギの点で優れ、接点寿命の低下の恐れもない電源装置
により、装置本体へ電源が投入された後も特定の負荷へ
の通電を続行可能にし、ある制御期間の間だけその特定
の負荷への通電を遮断する制御要求に応じることができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0023】図2は電源(例えば、商用電源)を装置
(例えば、画像形成装置)に接続するための電源入力部
の回路構成の概略を示す。ここで、P1は電源(商用電
源)のコンセント等に差し込むプラグであり、電源コー
ドの先端に取り付けられている。CB1は装置(画像形
成装置)の電源に異常に大きな電流が流れる異常状態時
に装置へ入力される電源を遮断(シャットオフ)させ
て、装置を保護する保護手段である。本例では、この保
護手段CB1として回路遮断器(サーキットブレーカ)
を用いているが、装置の種類によっては電流ヒューズを
用いることも可能である。SW1は装置への電源をオン
/オフ(投入/遮断)させるメインスイッチ(電源投入
スイッチ)であり、本例では2回路入りの手動の操作ス
イッチを用いている。
【0024】プラグP1と接続するAC(交流)入力ラ
インには、ホット側とニュートラル側がある。図2の回
路構成では、H1は上記コンセントにプラグP1が差し
込まれたタイミング(以下、コンセント同期と称する)
で電源が供給されるホットラインであり、H2はメイン
スイッチSW1がオフ(開放)からオン(閉成)に切り
替えられたタイミング(以下、メインスイッチ同期と称
する)で電源が供給されるホットラインである。
【0025】また、プラグP1と接続するニュートラル
側のラインも、コンセント同期のニュートラルラインN
1とメインスイッチ同期のニュートラルラインN2とが
ある。すなわち、コンセント同期のホットラインH1と
ニュートラルラインN1は、メインスイッチSW1の開
閉状態の如何にかかわらず、コンセントにプラグP1が
差し込まれれば、ただちに装置へ電源を供給するのに使
用される。一方、メインスイッチ同期のホットラインH
2とニュートラルラインN2は、コンセントにプラグP
1が差し込まれ、かつメインスイッチSW1がオン(閉
成)となってから装置へ電源を供給するのに使用され
る。
【0026】図1は本発明の特徴をもっともよく表した
スイッチ部の回路構成の一例を示す概略図である。ここ
で、1はコモン(C端子)、ノーマルオープン(N.O
端子)、ノーマルクローズ(N.C端子)の端子を有す
る電磁リレーである。電磁リレー1には、また第1開閉
制御信号11用の端子S1とS2があり、この端子S
1、S2の両端に電圧が印加されていない状態では、図
1に示すように、接点はN.C端子につながっており、
電圧入力端子T1と電圧出力端子T2とが接続状態(導
通状態)となる。そして、端子S1、S2の両端に第1
開閉制御信号11の電圧が印加されると、それにより励
起される電磁素子(コイル)の作用によりN.C端子か
らN.O端子に接点が切り替わり、電圧入力端子T1と
電圧出力端子T2とが非接続状態(非導通状態)とな
る。したがって、図1において、電磁リレー1の端子S
1、S2に第1開閉制御信号11の電圧が印加されてい
るときは、入出力端子T1とT2間は非導通状態とな
り、電圧を印加されていないときは、入出力端子T1と
T2間は導通状態となる。
【0027】また、2は半導体接点を有するSSR(固
体リレー)である。SSR2では、第2開閉制御信号1
2用の端子S3とS4の間に第2開閉制御信号12の電
圧が印加されているときは入出力端子T1とT2間が導
通状態となり、電圧が印加されないときは、入出力端子
T1とT2間が非導通状態となる。
【0028】図1に示すように、第1のスイッチ手段で
ある上記の電磁リレー1と第2のスイッチ手段である上
記のSSR2とを入出力端子T1とT2間に並列に接続
して、破線で示す単一のスイッチ部3を形成している。
【0029】ここで、一例として、上記入力端子T1に
図2の電源入力部におけるコンセント同期のホットライ
ンH1を接続し、上記出力端子T2に装置の特定の負荷
(図示しない)を介して図2のコンセント同期のニュー
トラルラインN1を接続し、また電磁リレー1のコイル
端子S1,S2に図2の電源入力部におけるメインスイ
ッチ同期のホットラインH2のAC電源から生成される
DC(直流)電圧を印加し、またSSR2の端子S3,
S4に制御手段(図示しない)からの制御信号の電圧を
印加するように各ラインを接続する。この様に接続する
と、商用電源のような供給電源と給紙カセットヒータの
ような特定の負荷との間(T1,T2間)に、機械式接
点を持つ電磁リレー(第1のスイッチ手段)1と、半導
体接点を持つSSR(第2のスイッチ手段)2とが並列
に接続され、装置本体への電源自体が電磁リレー1の接
点の開閉制御信号11として用いられ、かつSSR2の
接点の開閉制御信号12として装置本体の制御を司る制
御手段の制御信号が用いられることになる。そのため、
メインスイッチSW1がオフで装置本体へ電源が投入さ
れない状態時では、電磁リレー1のコモン端子Cとノー
マルクローズ端子N.Cの接点とが接続して導通状態と
なり、コンセントにプラグP1が差し込まれている限
り、給紙カセットヒータのような特定の負荷へ電源が供
給され続ける。このとき、電磁リレー1の接点保持に電
源を必要としないので、SSRを使用した場合と比べ、
省エネルギーに寄与するという利点がある。
【0030】その後、メインスイッチSW1がオンに切
り替わって装置本体へ電源が投入されれば、電磁リレー
1のコモン端子Cとノーマルクローズ端子N.Cの接点
とが離れてラインは非導通状態になり、上記負荷への電
源供給は断たれる。しかし同時に、装置本体を制御する
制御手段からの制御信号によりSSR2は導通状態にな
り得るので、上記負荷への電源供給を確保させることが
できる。その後、装置本体の動作(例えば、画像形成動
作)が始まり、電力のピークを迎える前に、装置本体を
制御する制御手段から供給される制御信号によりSSR
2は非導通になる。つまり、装置へ電源が投入された後
は、装置本体を制御する制御手段が必要に応じてSSR
2をオン/オフ制御することになる。この制御は半導体
接点を持つSSR2を用いて行われるので、機械式接点
を持つ電磁リレーを使用した場合に比べ、接点劣化のお
それがないという利点がある。
【0031】図3は、図2のスイッチ部3を組み込んだ
画像形成装置の回路構成例の概略図である。本例では、
画像形成装置本体の特定の負荷であるカセットヒータ部
6に対し、装置のメインスイッチSW1がオンされてな
いときにも電源を供給し、メインスイッチSW1がオン
された後も特定の制御を行う期間以外はその負荷6を駆
動する必要があるため、図3に示すようにスイッチ部3
を接続している。すなわち、スイッチ部3の電磁リレー
1の端子S1とS2間に制御部10の制御信号を接続
し、スイッチ部3のSSR2の端子S3とS4間にDC
電源部4のDC電圧出力を接続し、スイッチ部3の入力
端子T1に図2のコンセント同期のホットラインH1を
接続し、スイッチ部3の出力端子T2をカセットヒータ
部6を介して図2のコンセント同期のニュートラルライ
ンN1に戻している。
【0032】また、図2のメインスイッチ同期のホット
ラインH2とニュートラルラインN2をDC電源部4に
接続し、DC電源部4によりAC電源を装置本体で使用
するDC電源に変換している。
【0033】以上の構成により、メインスイッチSW1
が開放された状態では、スイッチ部3の電磁リレー1を
通じてカセットヒータ部6に通電が行われる。
【0034】次に、メインスイッチSW1が投入された
状態では、上記電磁リレー1に装置本体の動作を行わせ
るためのDC電源部4の電圧(第1開閉制御信号11)
が電磁リレー1の端子S1,S2間に印加されるため、
電磁リレー1は非導通モードとなり、カセットヒータ部
6は通電されなくなる。一方、装置本体の制御を行う制
御部10の制御信号(第2開閉制御信号12)によりS
SR2のオン/オフ制御を行うことができる。制御部1
0は、最大許容消費電流に余裕があるときには、SSR
2の端子S3,S4間に電圧を印加させて、カセットヒ
ータ部6に通電させて加熱制御を行う。従って、メイン
スイッチSW1が投入された後も、制御部10の制御信
号によってSSR2は導通モードとなり、SSR2を通
じてカセットヒータ部6に通電が続行されることにな
る。
【0035】ところで、例えば、モータ7を駆動させる
時には、モータ7の起動時に大きな起動電流が流れるの
で、装置の全体の消費電流が装置本体の所定の最大許容
消費電流を超えることがある。そこで、そのような制御
を行う前に、制御部10によりあらかじめカセットヒー
タ部6等の特定の負荷への通電を切るように制御すれ
ば、そのときの装置の全体の消費電流は最大許容消費電
流内に抑えられる。そのため、制御部10は制御信号の
電圧により、モータ7を起動制御する直前にスイッチ部
3のSSR2を非導通にし、その制御が終了したらSS
R2を導通させる制御を行う。この電力制御により、所
定の制御期間において消費電流をカセットヒータ部6の
分だけ節約することができる。
【0036】(他の実施形態)図1の第1のスイッチ手
段は電磁リレー1に限らず、機械式接点を持つ他のスイ
ッチ素子、例えば電磁接触機のような他の電磁式開閉器
も利用可能である。
【0037】図1の第2のスイッチ手段はSSR(固体
リレー)2に限らず、半導体接点で開閉動作を行う回路
デバイス、例えばトライアック(TRIAC )、一対のSC
R(シリコン制御整流器)、SBS(シリコン双方向ス
イッチ)等を用いた各種の半導体スイッチも利用可能で
ある。
【0038】図2のメインスイッチSW1が投入される
前でも通電される必要のある特定の負荷として、図3で
カセットヒータ部6を例示したが、これに限らず、例え
ば感光体ドラムを加熱制御するドラムヒータ、インクの
凍結防止のためのヒータ、装置内の温度・湿度を一定に
保持するためのエアーコン装置(あるいは環境ヒータ)
等にも好適である。また、本発明の上記実施形態では制
御対象の特定の負荷としてカセットヒータ部6だけを例
示したが、これに限らず、制御手段10により複数の負
荷を同時に、あるいは最大許容消費電流の余裕に応じて
選択的に通電制御することもできる。
【0039】本発明の電源装置が適用できる画像形成装
置としては、レーザビームプリンタ、インクジェットプ
リンタ、熱転写プリンタ等の各種プリンタだけに限ら
ず、プリンタ機構を内蔵した複写機、ファクシミリ装
置、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の各
種電子機器も含まれる。
【0040】さらに、本発明の電源装置が適用できる装
置としては、画像形成装置に限らず、メインスイッチ
(電源投入スイッチ)が投入される前でも通電される必
要のある特定の負荷が存在する装置であれば、本発明の
適用の対象となり得る。例えば、装置の使用前でも装置
内の環境温度・湿度等を一定に保持する必要のある精密
機器、例えば精密天秤、高度医療機器、クリーンルーム
等が挙げられる。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、電源と、メインスイッチ(電源投入スイッチ)が
投入される前でも通電される必要のある特定の負荷間
に、機械式接点を有する第1のスイッチ手段と半導体接
点を有する第2のスイッチ手段とを並列に接続し、コン
セントにプラグを差し込むと同時に第1スイッチ手段を
介して上記特定の負荷に通電させるようにしたので、接
点開閉制御のための電力を使用せずに装置内の環境の整
備を行えるのと同時に、メインスイッチが投入された後
では装置の制御手段が第2のスイッチ手段を制御するこ
とにより、その特定の負荷に対して通電するか否かのオ
ン/オフ制御ができるようにしたので、装置本体の電流
がピークとなるような瞬間があらかじめ判明している時
には、そのピークを迎える前にその特定の負荷への通電
を切る制御を、接点寿命の低下のおそれを伴わずに行え
るという効果が得られる。
【0042】またこのため、本発明によれば、省エネル
ギの点で優れ、かつ接点寿命の低下のおそれもない電源
装置により、ピーク電流を抑制させる制御を実現させ、
また装置の電流に余裕があるときは特定の負荷に通電さ
せて、装置内の環境を適切に整えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のスイッチ部の構成例を示
す回路図である。
【図2】装置本体へのAC入力電源を入力させるための
電源入力部の回路構成例を示す回路図である。
【図3】図1の本発明のスイッチ部を用いて画像形成装
置のカセットヒータ部の通電制御を行う電源装置の構成
例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 電磁リレー(第1スイッチ手段) 2 SSR(固体リレー、第2スイッチ手段) 3 スイッチ部 4 AC電源を入力して装置へDC電源を供給するDC
電源部 5 モータ駆動部 6 カセットヒータ部 7 モータ 10 制御部 SW1 メインスイッチ(電源投入スイッチ) CB1 装置を過電流から保護するサーキットブレーカ P1 AC電源を入力させるプラグ(コンセントプラ
グ)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1開閉制御信号の印加に応じてオンか
    らオフに切り替わる常時閉の機械式接点により電源の開
    閉を行う第1スイッチ手段と、 第2開閉制御信号の入力に応じてオフからオンに切り替
    わる半導体接点により前記電源の開閉を行う第2スイッ
    チ手段とを具え、 前記第1スイッチ手段と前記第2スイッチ手段とを並列
    に接続して形成したスイッチ部を前記電源と所定の負荷
    の間に接続したことを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の負荷を備えた装置本体は該装
    置本体へ供給されるAC電源の開閉を行う電源投入スイ
    ッチを具え、 前記電源はコンセントとプラグの接続だけで前記電源投
    入スイッチを通らずに直ちに前記スイッチ部を通って前
    記所定の負荷に供給されるAC電源であり、 前記第1開閉制御信号は前記電源投入スイッチを通って
    前記装置本体のDC電源部で変換されたDC電源電圧で
    あり、 前記第2開閉制御信号は前記装置本体の制御を司る制御
    手段から出力される制御信号であることを特徴とする請
    求項1に記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記電源投入スイッチ
    により前記装置本体に電源が投入された後において、前
    記第2開閉制御信号を介して前記第2のスイッチ手段を
    制御することにより前記所定の負荷に対して通電するか
    否かのオン/オフ制御を行うことを特徴とする請求項1
    または2に記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、モータ等の比較的大き
    な電流が流れる特定の負荷を起動する前に前記第2開閉
    制御信号をオフにして所定の制御期間だけ前記所定の負
    荷への通電を切る制御を行うことを特徴とする請求項3
    に記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 前記第1スイッチ手段は電磁リレー、あ
    るいは電磁接触機等の電磁開閉器であることを特徴とす
    る請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 前記第2スイッチ手段は固体リレー、あ
    るいはトライアック等の半導体スイッチ回路であること
    を特徴とする請求項5に記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 前記所定の負荷は前記電源投入スイッチ
    により前記装置本体に電源が投入される前でも通電され
    る必要のある負荷であることを特徴とする請求項1ない
    し6のいずれか1つに記載の電源装置。
  8. 【請求項8】 前記所定の負荷は画像形成装置の給紙カ
    セットの環境ヒータを駆動制御するカセットヒータ手段
    であることを特徴とする請求項7に記載の電源装置。
  9. 【請求項9】 前記所定の負荷は画像形成装置の感光体
    ドラムの環境ヒータを駆動制御するドラムヒータ手段で
    あることを特徴とする請求項7に記載の電源装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれか1つに記
    載の電源装置を有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記画像形成装置は電子写真式プリン
    タ機構を有する画像形成装置であることを特徴とする請
    求項10に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記画像形成装置はインクジェットプ
    リンタ機構を有する画像形成装置であることを特徴とす
    る請求項10に記載の画像形成装置。
JP9030741A 1997-02-14 1997-02-14 電源装置および画像形成装置 Pending JPH10229643A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9030741A JPH10229643A (ja) 1997-02-14 1997-02-14 電源装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9030741A JPH10229643A (ja) 1997-02-14 1997-02-14 電源装置および画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10229643A true JPH10229643A (ja) 1998-08-25

Family

ID=12312112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9030741A Pending JPH10229643A (ja) 1997-02-14 1997-02-14 電源装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10229643A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112350700A (zh) * 2020-11-06 2021-02-09 株洲中车时代电气股份有限公司 一种继电器的输出电路
CN112350700B (zh) * 2020-11-06 2024-07-26 株洲中车时代电气股份有限公司 一种继电器的输出电路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112350700A (zh) * 2020-11-06 2021-02-09 株洲中车时代电气股份有限公司 一种继电器的输出电路
CN112350700B (zh) * 2020-11-06 2024-07-26 株洲中车时代电气股份有限公司 一种继电器的输出电路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7460808B2 (en) Image forming apparatus and power supply control method
US7106988B2 (en) Image forming apparatus capable of shortening start up time of fixing device
JPH10229643A (ja) 電源装置および画像形成装置
JP2017053957A (ja) 画像形成装置
JPH11146573A (ja) 省電力装置
US20060221529A1 (en) Power supply apparatus
JP6659112B2 (ja) 画像形成装置
JP3552541B2 (ja) 炊飯器
JPS6226466B2 (ja)
JP2005274886A (ja) 電源回路
JP2007079178A (ja) 電源装置及び画像形成装置
JPH08202233A (ja) 画像形成装置
JP3734973B2 (ja) 画像形成装置
JPH08255670A (ja) 電気ヒータ駆動装置
JP2001176652A (ja) 加熱調理器
JP2007124739A (ja) 電気機器
KR100660042B1 (ko) 히터의 제어회로
JPH05324101A (ja) ヒータ素子、及びヒータ制御装置
JPH09230741A (ja) 定着装置の制御装置
JPH0224133Y2 (ja)
JPH0423560B2 (ja)
JP2011043721A (ja) 電子装置における電源制御装置
JP2001244046A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP2006330454A (ja) ヒータランプ制御装置
JP2019148630A (ja) 給電制御装置を備える画像形成装置