JPH08255670A - 電気ヒータ駆動装置 - Google Patents
電気ヒータ駆動装置Info
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- JPH08255670A JPH08255670A JP6092895A JP6092895A JPH08255670A JP H08255670 A JPH08255670 A JP H08255670A JP 6092895 A JP6092895 A JP 6092895A JP 6092895 A JP6092895 A JP 6092895A JP H08255670 A JPH08255670 A JP H08255670A
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- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 2
- 230000005611 electricity Effects 0.000 abstract 1
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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- Control Of Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気ヒータのオンオフに用いるリレーを、ア
ークが発生することなく小形化し、寿命の増大、ノイズ
の低下、装置全体の小形化を図る。 【構成】 電気ヒータ10をオンオフする電気ヒータ駆
動装置12における交流電源14から電気ヒータ10へ
の電気供給ライン16に、トライアックQ1と小形リレ
ーRL1を並列に配置して、タイミング回路18によ
り、小形リレーRL1の接点が閉じられ、あるいは開か
れる前にトライアックQ1をオン状態として、トライア
ックQ1に電流を通し、小形リレーRL1にはアークが
発生しないようにする。
ークが発生することなく小形化し、寿命の増大、ノイズ
の低下、装置全体の小形化を図る。 【構成】 電気ヒータ10をオンオフする電気ヒータ駆
動装置12における交流電源14から電気ヒータ10へ
の電気供給ライン16に、トライアックQ1と小形リレ
ーRL1を並列に配置して、タイミング回路18によ
り、小形リレーRL1の接点が閉じられ、あるいは開か
れる前にトライアックQ1をオン状態として、トライア
ックQ1に電流を通し、小形リレーRL1にはアークが
発生しないようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電気ヒータ駆動装置、
特に小型電気式ボイラー等の最大でも数キロワット程度
の電力を消費するもの等に用いて好適な電気ヒータの駆
動装置に関する。
特に小型電気式ボイラー等の最大でも数キロワット程度
の電力を消費するもの等に用いて好適な電気ヒータの駆
動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電気ヒータ駆動装置、例
えば小型電気式ボイラーの電気ヒータ駆動装置は、ボイ
ラーの蒸気室の圧力を検出する圧力スイッチからの信号
によって、蒸気圧が一定値以下に低下したときに電気ヒ
ータに通電し、缶内の水を加熱して蒸気を発生するもの
である。
えば小型電気式ボイラーの電気ヒータ駆動装置は、ボイ
ラーの蒸気室の圧力を検出する圧力スイッチからの信号
によって、蒸気圧が一定値以下に低下したときに電気ヒ
ータに通電し、缶内の水を加熱して蒸気を発生するもの
である。
【0003】この場合、蒸気を頻繁に消費するとき、例
えば工業用アイロンのスチームとして上記電気式ボイラ
ーからの蒸気を用いる場合、蒸気室内の圧力が頻繁に上
下するので、電気ヒータもこれに対応して頻繁にオンオ
フされる。
えば工業用アイロンのスチームとして上記電気式ボイラ
ーからの蒸気を用いる場合、蒸気室内の圧力が頻繁に上
下するので、電気ヒータもこれに対応して頻繁にオンオ
フされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記従来の小
形電気式ボイラーの場合、電気ヒータのオンオフに機械
式有接点スイッチや電磁開閉器を用いているために、オ
ンオフ毎に接点間にアークが発生し、接点寿命が短くな
り(寿命約数十万回)、消耗部品となってしまうという
問題点があった。又、前記機械式有接点スイッチや電磁
開閉器は、大形でコストが高く、更に中継束線が必要と
なるという問題点があった。
形電気式ボイラーの場合、電気ヒータのオンオフに機械
式有接点スイッチや電磁開閉器を用いているために、オ
ンオフ毎に接点間にアークが発生し、接点寿命が短くな
り(寿命約数十万回)、消耗部品となってしまうという
問題点があった。又、前記機械式有接点スイッチや電磁
開閉器は、大形でコストが高く、更に中継束線が必要と
なるという問題点があった。
【0005】更に、電気ヒータが交流電源の高電圧位置
でオンオフされるのでノイズが発生するという問題点が
あった。
でオンオフされるのでノイズが発生するという問題点が
あった。
【0006】又、接点寿命が短く交換部品になるので、
機械式有接点スイッチや電磁開閉器を、プリント基板に
実装することが不可能であり、外付けにせざるを得ず、
装置容積が大きくなるという問題点があった。
機械式有接点スイッチや電磁開閉器を、プリント基板に
実装することが不可能であり、外付けにせざるを得ず、
装置容積が大きくなるという問題点があった。
【0007】これに対して、トライアック等の無接点開
閉器を用いることも考えられるが、電気ヒータをボイラ
ーの加熱源として用いた場合、蒸気の使用量が多いと常
に電気ヒータがオン状態となり、このためトライアック
の発熱量が大きくなり、放熱板を大きくせざるを得ず、
電気ヒータ駆動装置全体が大型となり、従って装置容
積、コスト共に増大してしまうという問題点がある。
閉器を用いることも考えられるが、電気ヒータをボイラ
ーの加熱源として用いた場合、蒸気の使用量が多いと常
に電気ヒータがオン状態となり、このためトライアック
の発熱量が大きくなり、放熱板を大きくせざるを得ず、
電気ヒータ駆動装置全体が大型となり、従って装置容
積、コスト共に増大してしまうという問題点がある。
【0008】特に、トライアックの発熱量が多い場合、
電気ヒータあるいは蒸気室から離間した位置に設けなけ
ればならず、これによって電気ヒータ駆動装置の設計の
自由度が低下すると共に、ボイラー全体が大形化してし
まうという問題点も生じる。
電気ヒータあるいは蒸気室から離間した位置に設けなけ
ればならず、これによって電気ヒータ駆動装置の設計の
自由度が低下すると共に、ボイラー全体が大形化してし
まうという問題点も生じる。
【0009】この発明は上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、発熱量が大きくならないようにして
半導体式無接点スイッチを用いることにより、無接点開
閉の利点を得ると共に半導体式無接点スイッチの小形化
を図ることができるようにした電気ヒータ駆動装置を提
供することを目的とする。
れたものであって、発熱量が大きくならないようにして
半導体式無接点スイッチを用いることにより、無接点開
閉の利点を得ると共に半導体式無接点スイッチの小形化
を図ることができるようにした電気ヒータ駆動装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、電源と電気
ヒータとの間に、半導体式無接点スイッチと機械式有接
点スイッチを並列に配置すると共に、前記電気ヒータへ
の通電開始時には、前記半導体式無接点スイッチをオン
した後に前記機械式有接点スイッチを閉じ、通電終了時
には、前記半導体式無接点スイッチのオン状態で前記機
械式有接点スイッチを開き、しかる後に前記半導体式無
接点スイッチをオフとする制御装置を設けたことを特徴
とする電気ヒータ駆動装置により、上記目的を達成する
ものである。
ヒータとの間に、半導体式無接点スイッチと機械式有接
点スイッチを並列に配置すると共に、前記電気ヒータへ
の通電開始時には、前記半導体式無接点スイッチをオン
した後に前記機械式有接点スイッチを閉じ、通電終了時
には、前記半導体式無接点スイッチのオン状態で前記機
械式有接点スイッチを開き、しかる後に前記半導体式無
接点スイッチをオフとする制御装置を設けたことを特徴
とする電気ヒータ駆動装置により、上記目的を達成する
ものである。
【0011】又請求項2の発明は、請求項1の発明にお
いて、前記制御装置を、前記通電開始時には、前記機械
式有接点スイッチが閉じられた後に前記半導体式無接点
スイッチをオフとし、通電終了時には、前記機械式有接
点スイッチが開く前に前記半導体式無接点スイッチをオ
ンとするように構成したものである。
いて、前記制御装置を、前記通電開始時には、前記機械
式有接点スイッチが閉じられた後に前記半導体式無接点
スイッチをオフとし、通電終了時には、前記機械式有接
点スイッチが開く前に前記半導体式無接点スイッチをオ
ンとするように構成したものである。
【0012】更に、請求項3の発明は、請求項1の発明
において、前記制御装置を、前記半導体式無接点スイッ
チを前記通電開始時にオンした後に、前記機械式有接点
スイッチが開かれるまでオン状態を維持するように構成
したものである。
において、前記制御装置を、前記半導体式無接点スイッ
チを前記通電開始時にオンした後に、前記機械式有接点
スイッチが開かれるまでオン状態を維持するように構成
したものである。
【0013】又、請求項5の発明は、請求項1乃至4の
いずれかの発明において、前記半導体式無接点スイッ
チ、機械式有接点スイッチ及び制御装置を1枚の基板に
実装したものである。
いずれかの発明において、前記半導体式無接点スイッ
チ、機械式有接点スイッチ及び制御装置を1枚の基板に
実装したものである。
【0014】
【作用】本発明によれば、機械式有接点スイッチと並列
に配置された半導体式無接点スイッチが、機械式有接点
スイッチのオンオフ時に常にオン状態となって、電流が
半導体式無接点スイッチと機械式有接点スイッチの間で
移行するので、これにより機械式有接点スイッチにアー
クが発生することを防止する。従って、機械式有接点ス
イッチの寿命を増大させ、且つノイズ発生が抑制され
る。
に配置された半導体式無接点スイッチが、機械式有接点
スイッチのオンオフ時に常にオン状態となって、電流が
半導体式無接点スイッチと機械式有接点スイッチの間で
移行するので、これにより機械式有接点スイッチにアー
クが発生することを防止する。従って、機械式有接点ス
イッチの寿命を増大させ、且つノイズ発生が抑制され
る。
【0015】更に、電気ヒータへの通電状態では機械式
有接点スイッチを介してほとんど電流が電気ヒータに供
給されるので、半導体式無接点スイッチの発熱は機械式
有接点スイッチのオンオフ時のみとなり、半導体式無接
点スイッチの発熱を抑制し、従って半導体式無接点スイ
ッチの小型化、低コスト化を図ることができる。
有接点スイッチを介してほとんど電流が電気ヒータに供
給されるので、半導体式無接点スイッチの発熱は機械式
有接点スイッチのオンオフ時のみとなり、半導体式無接
点スイッチの発熱を抑制し、従って半導体式無接点スイ
ッチの小型化、低コスト化を図ることができる。
【0016】前記半導体式無接点スイッチを、機械式有
接点スイッチが閉じられた後にオフとし、通電終了時に
機械式有接点スイッチが開く前に半導体式無接点スイッ
チをオンとすることによって、半導体式無接点スイッチ
の通電時間を機械式有接点スイッチの開閉時のみとし、
該半導体式無接点スイッチの発熱量を最小限に抑制する
ことができる。
接点スイッチが閉じられた後にオフとし、通電終了時に
機械式有接点スイッチが開く前に半導体式無接点スイッ
チをオンとすることによって、半導体式無接点スイッチ
の通電時間を機械式有接点スイッチの開閉時のみとし、
該半導体式無接点スイッチの発熱量を最小限に抑制する
ことができる。
【0017】又電気ヒータへの通電開始時に半導体式無
接点スイッチをオンした後に、機械式有接点スイッチが
開かれるまでそのオン状態を維持するようにして、半導
体式無接点スイッチのオンオフ回数を低減させて制御を
容易とすることができ、又この場合機械式有接点スイッ
チの通電状態では半導体式無接点スイッチには僅かな電
流しか流れないので、該半導体式無接点スイッチが大き
く発熱することがない。
接点スイッチをオンした後に、機械式有接点スイッチが
開かれるまでそのオン状態を維持するようにして、半導
体式無接点スイッチのオンオフ回数を低減させて制御を
容易とすることができ、又この場合機械式有接点スイッ
チの通電状態では半導体式無接点スイッチには僅かな電
流しか流れないので、該半導体式無接点スイッチが大き
く発熱することがない。
【0018】半導体式無接点スイッチ、機械式有接点ス
イッチ及び制御装置が小形化されることによって、これ
らを1枚の基板に実装することができ、又これらの間の
配線を省略することができる。
イッチ及び制御装置が小形化されることによって、これ
らを1枚の基板に実装することができ、又これらの間の
配線を省略することができる。
【0019】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
【0020】この実施例は、図1に示されるように、小
形電気式ボイラー(全体図示省略)における電気ヒータ
10を駆動するための電気ヒータ駆動装置12を、交流
電源14と前記電気ヒータ10との間の一方の電気供給
ライン16の途中に、トライアックQ1と小形リレーR
L1を並列に配置すると共に、これらトライアックQ1
と小形リレーRL1を制御するための制御装置であるタ
イミング回路18を設けて構成したものである。
形電気式ボイラー(全体図示省略)における電気ヒータ
10を駆動するための電気ヒータ駆動装置12を、交流
電源14と前記電気ヒータ10との間の一方の電気供給
ライン16の途中に、トライアックQ1と小形リレーR
L1を並列に配置すると共に、これらトライアックQ1
と小形リレーRL1を制御するための制御装置であるタ
イミング回路18を設けて構成したものである。
【0021】前記トライアックQ1はフォトトライアッ
クPC1によって駆動され、又このフォトトライアック
PC1はフォトトライアックドライブ用のトランジスタ
TR2を介して前記タイミング回路18からの信号に基
づいて駆動されるようになっている。
クPC1によって駆動され、又このフォトトライアック
PC1はフォトトライアックドライブ用のトランジスタ
TR2を介して前記タイミング回路18からの信号に基
づいて駆動されるようになっている。
【0022】ここにおいて、前記フォトトライアックP
C1は0Vスイッチ式であり、交流0Vで動作させ、且
つ動作を止めることができるようにされている。
C1は0Vスイッチ式であり、交流0Vで動作させ、且
つ動作を止めることができるようにされている。
【0023】又前記小形リレーRL1は、該小形リレー
RL1のコイルドライブ用のトランジスタTR1によっ
て、タイミング回路18からの信号に基づいて制御され
るようになっている。
RL1のコイルドライブ用のトランジスタTR1によっ
て、タイミング回路18からの信号に基づいて制御され
るようになっている。
【0024】又、タイミング回路18には、ボイラーの
蒸気室における圧力を検知して、該圧力が一定値以下と
なったときに信号を出力する圧力検出器20からの信号
が入力されるようになっている。
蒸気室における圧力を検知して、該圧力が一定値以下と
なったときに信号を出力する圧力検出器20からの信号
が入力されるようになっている。
【0025】前記タイミング回路18は、前記電気ヒー
タ10への通電開始時には、前記トライアックQ1をオ
ンした後に僅かな時間遅れで前記小形リレーRL1を閉
じ、通電終了時には前記トライアックQ1のオン状態の
ままで前記小形リレーRL1を開き、僅かな時間遅れで
前記トライアックQ1をオフとするようにされている。
タ10への通電開始時には、前記トライアックQ1をオ
ンした後に僅かな時間遅れで前記小形リレーRL1を閉
じ、通電終了時には前記トライアックQ1のオン状態の
ままで前記小形リレーRL1を開き、僅かな時間遅れで
前記トライアックQ1をオフとするようにされている。
【0026】これを、図2のタイミングチャートで説明
する。
する。
【0027】交流電源14のオン状態で、圧力検出器2
0からの蒸気管圧力が一定値以下となったことを検出す
る信号がタイミング回路18に入力すると、タイミング
回路18はこの信号に基づいてフォトトライアックドラ
イブ用のトランジスタTR2を動作させ、フォトトライ
アックPC1を駆動して、これによりトライアックQ1
をオンとする。
0からの蒸気管圧力が一定値以下となったことを検出す
る信号がタイミング回路18に入力すると、タイミング
回路18はこの信号に基づいてフォトトライアックドラ
イブ用のトランジスタTR2を動作させ、フォトトライ
アックPC1を駆動して、これによりトライアックQ1
をオンとする。
【0028】トライアックQ1がオンされた後、時間T
1(約100ms)の後に、タイミング回路18は小形リ
レーRL1のコイルドライブ用のトランジスタTR1を
駆動して、小形リレーRL1を閉じるようにする。
1(約100ms)の後に、タイミング回路18は小形リ
レーRL1のコイルドライブ用のトランジスタTR1を
駆動して、小形リレーRL1を閉じるようにする。
【0029】このとき、交流電源14から電気ヒータ1
0に対してはトライアックQ1を通って電流が供給され
ているので、小形リレーRL1が閉じられるときその接
点間にアークが発生することがない。
0に対してはトライアックQ1を通って電流が供給され
ているので、小形リレーRL1が閉じられるときその接
点間にアークが発生することがない。
【0030】小形リレーRL1を電流が通って電気ヒー
タ10に供給される間は、トライアックQ1にはほとん
ど電流が流れることがない。又、流れたとしても非常に
僅かであり、その発熱量はほとんど無視することができ
る。
タ10に供給される間は、トライアックQ1にはほとん
ど電流が流れることがない。又、流れたとしても非常に
僅かであり、その発熱量はほとんど無視することができ
る。
【0031】次に、電気ヒータ10への通電を終了する
場合、即ち圧力検出器20からの信号がオフとなったと
き、タイミング回路18からの信号に基づいてトランジ
スタTR1の動作が止められ、これにより小形リレーR
L1が開かれる。
場合、即ち圧力検出器20からの信号がオフとなったと
き、タイミング回路18からの信号に基づいてトランジ
スタTR1の動作が止められ、これにより小形リレーR
L1が開かれる。
【0032】このとき、トライアックQ1はオン状態で
あるので、小形リレーRL1が開くとき、交流電源14
からの電流が該トライアックQ1に流れ、小形リレーR
L1の接点にアークが発生することがない。小形リレー
RL1の開かれた後、時間T3(約100〜300ms)
の後にタイミング回路18によりトランジスタTR2の
動作が止められ、これによってフォトトライアックPC
1がオフとなり、トライアックQ1がオフとなる。この
時点で電気ヒータ10への通電が終了する。
あるので、小形リレーRL1が開くとき、交流電源14
からの電流が該トライアックQ1に流れ、小形リレーR
L1の接点にアークが発生することがない。小形リレー
RL1の開かれた後、時間T3(約100〜300ms)
の後にタイミング回路18によりトランジスタTR2の
動作が止められ、これによってフォトトライアックPC
1がオフとなり、トライアックQ1がオフとなる。この
時点で電気ヒータ10への通電が終了する。
【0033】この間、トライアックQ1には通電開始時
の時間T1と通電終了時のT3の間にのみ通電されるの
で、その発熱量は非常に僅かである。
の時間T1と通電終了時のT3の間にのみ通電されるの
で、その発熱量は非常に僅かである。
【0034】又、小形リレーRL1の開閉時にはいずれ
の場合もトライアックQ1がオン状態であるので、小形
リレーRL1の接点間にアークが発生して該接点を消耗
させることがない。
の場合もトライアックQ1がオン状態であるので、小形
リレーRL1の接点間にアークが発生して該接点を消耗
させることがない。
【0035】この実施例においては、従来、耐アーク性
の強い長寿命で大形、高価なリレーや電磁開閉器等を使
用していたが、小形で安価なリレーであっても寿命を大
幅に増大することができるようになった。
の強い長寿命で大形、高価なリレーや電磁開閉器等を使
用していたが、小形で安価なリレーであっても寿命を大
幅に増大することができるようになった。
【0036】又、トライアックQ1は実質的に僅かの間
のみ通電されるので、放熱板が不要になり、これも小形
且つ低コスト化することができた。
のみ通電されるので、放熱板が不要になり、これも小形
且つ低コスト化することができた。
【0037】又、フォトトライアックPC1は交流の0
Vで動作させ、あるいは動作を止めることができるの
で、交流電源の高い電圧位置でオンオフする場合と比較
してノイズの発生を大幅に抑制することができる。
Vで動作させ、あるいは動作を止めることができるの
で、交流電源の高い電圧位置でオンオフする場合と比較
してノイズの発生を大幅に抑制することができる。
【0038】更に、小形リレーRL1は、従来の大形リ
レー等と比較してその駆動電力が少なくて済み、このた
めのトランスの小形、低コスト化を図ることもできる。
レー等と比較してその駆動電力が少なくて済み、このた
めのトランスの小形、低コスト化を図ることもできる。
【0039】この結果、上記のような電気ヒータ駆動装
置12を実際の小形電気式ボイラーに取り付ける場合
は、図3に示されるように、トライアックQ1、小形リ
レーRL1、フォトトライアックPC1、トランジスタ
TR1、TR2及びタイミング回路18を、小形化した
トランス24と共に1枚のプリント基板22に実装して
用いることができる。従って、従来のリレー駆動電源用
のトランスと交流電源との間の配線、又このトランスと
制御基板との間の配線が不要になる。
置12を実際の小形電気式ボイラーに取り付ける場合
は、図3に示されるように、トライアックQ1、小形リ
レーRL1、フォトトライアックPC1、トランジスタ
TR1、TR2及びタイミング回路18を、小形化した
トランス24と共に1枚のプリント基板22に実装して
用いることができる。従って、従来のリレー駆動電源用
のトランスと交流電源との間の配線、又このトランスと
制御基板との間の配線が不要になる。
【0040】なお、上記実施例において、小形リレーR
L1が閉じられて電気ヒータ10に通電している間、前
記トライアックQ1もオン状態とされているが、本発明
はこれに限定されるものでなく、トランジスタTR2及
びフォトトライアックPC1を介して、小形リレーRL
1が閉じられた後にオフとし、且つ小形リレーRL1が
開かれる直前にオンとなるようにしてもよい。
L1が閉じられて電気ヒータ10に通電している間、前
記トライアックQ1もオン状態とされているが、本発明
はこれに限定されるものでなく、トランジスタTR2及
びフォトトライアックPC1を介して、小形リレーRL
1が閉じられた後にオフとし、且つ小形リレーRL1が
開かれる直前にオンとなるようにしてもよい。
【0041】前述の場合、電気ヒータ10に通電中に、
交流電源14からの電流はオン抵抗の低い小形リレーR
L1側にほとんど流れ、僅かにトライアックQ1にも流
れるが、上記のように小形リレーRL1の接点が閉じら
れている間、トライアックQ1をオフ状態とすると電流
が全く流れないので、該トライアックQ1の寿命を更に
増大させることができる。
交流電源14からの電流はオン抵抗の低い小形リレーR
L1側にほとんど流れ、僅かにトライアックQ1にも流
れるが、上記のように小形リレーRL1の接点が閉じら
れている間、トライアックQ1をオフ状態とすると電流
が全く流れないので、該トライアックQ1の寿命を更に
増大させることができる。
【0042】なお、上記実施例において、小形リレーR
L1と並列にトライアックQ1を設けたが、本発明はこ
れに限定されるものでなく、要するに、リレー等の機械
式有接点スイッチと、トライアック等の半導体式無接点
スイッチとを並列に接続させて電気ヒータを駆動させる
ものであればよい。従って、リレー以外の電磁開閉器を
用いてもよく、又トライアックに変えてサイダックを用
いるようにしてもよい。
L1と並列にトライアックQ1を設けたが、本発明はこ
れに限定されるものでなく、要するに、リレー等の機械
式有接点スイッチと、トライアック等の半導体式無接点
スイッチとを並列に接続させて電気ヒータを駆動させる
ものであればよい。従って、リレー以外の電磁開閉器を
用いてもよく、又トライアックに変えてサイダックを用
いるようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、電
気ヒータのオンオフ時に電流が半導体式無接点スイッチ
と機械式有接点スイッチの両方に分配され、これにより
機械式有接点スイッチにアークが発生することを防止す
る。従って、機械式有接点スイッチの寿命を増大させ、
且つノイズ発生が抑制される。
気ヒータのオンオフ時に電流が半導体式無接点スイッチ
と機械式有接点スイッチの両方に分配され、これにより
機械式有接点スイッチにアークが発生することを防止す
る。従って、機械式有接点スイッチの寿命を増大させ、
且つノイズ発生が抑制される。
【0044】更に、電気ヒータへの通電状態では機械式
有接点スイッチを介してほとんどの電流が電気ヒータに
供給されるので、半導体式無接点スイッチの発熱は機械
式有接点スイッチのオンオフ時のみとなり、半導体式無
接点スイッチの発熱を抑制し、従って半導体式無接点ス
イッチの小型化、低コスト化を図ることができる。
有接点スイッチを介してほとんどの電流が電気ヒータに
供給されるので、半導体式無接点スイッチの発熱は機械
式有接点スイッチのオンオフ時のみとなり、半導体式無
接点スイッチの発熱を抑制し、従って半導体式無接点ス
イッチの小型化、低コスト化を図ることができる。
【図1】本発明に係る電気ヒータ駆動装置の実施例を示
す回路図
す回路図
【図2】同実施例装置の作用を示すタイミングチャート
【図3】同実施例装置をプリント基板に実装した状態を
示す平面図
示す平面図
12…電気ヒータ駆動装置 14…交流電源 16…電力供給ライン 18…タイミング回路 20…圧力検出器 22…プリント基板 Q1…トライアック RL1…小形リレー PC1…フォトトライアック TR1、TR2…トランジスタ
Claims (5)
- 【請求項1】電源と電気ヒータとの間に、半導体式無接
点スイッチと機械式有接点スイッチを並列に配置すると
共に、前記電気ヒータへの通電開始時には、前記半導体
式無接点スイッチをオンした後に前記機械式有接点スイ
ッチを閉じ、通電終了時には、前記半導体式無接点スイ
ッチのオン状態で前記機械式有接点スイッチを開き、し
かる後に前記半導体式無接点スイッチをオフとする制御
装置を設けたことを特徴とする電気ヒータ駆動装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記制御装置は、前記
通電開始時には、前記機械式有接点スイッチが閉じられ
た後に前記半導体式無接点スイッチをオフとし、通電終
了時には、前記機械式有接点スイッチが開く前に前記半
導体式無接点スイッチをオンとするように構成されたこ
とを特徴とする電気ヒータ駆動装置。 - 【請求項3】請求項1において、前記制御装置は、前記
半導体式無接点スイッチを、前記通電開始時にオンした
後に、前記機械式有接点スイッチが開かれるまでオン状
態を維持するように構成されたことを特徴とする電気ヒ
ータ駆動装置。 - 【請求項4】請求項1、2又は3において、前記半導体
式無接点スイッチを交流の0Vでオン・オフさせるよう
に構成したことを特徴とする電気ヒータ駆動装置。 - 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記
半導体式無接点スイッチ、機械式有接点スイッチ及び制
御装置を1枚の基板に実装したことを特徴とする電気ヒ
ータ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6092895A JPH08255670A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 電気ヒータ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6092895A JPH08255670A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 電気ヒータ駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08255670A true JPH08255670A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13156545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6092895A Pending JPH08255670A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 電気ヒータ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08255670A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2143965A1 (es) * | 1997-10-31 | 2000-05-16 | Rowenta Werke Gmbh | Procedimiento y disposicion para la distribucion de una potencia electrica entre al menos dos consumidores. |
JP2008211473A (ja) * | 2007-02-26 | 2008-09-11 | Matsushita Electric Works Ltd | 光電式自動点滅器 |
JP2009527716A (ja) * | 2006-02-16 | 2009-07-30 | アドバンスド エナジー インダストリーズ, インコーポレイテッド | 蒸気を送達するシステムおよび方法 |
CN101850927A (zh) * | 2009-03-31 | 2010-10-06 | 住友重机械工业株式会社 | 起重磁铁用电源电路 |
-
1995
- 1995-03-20 JP JP6092895A patent/JPH08255670A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2143965A1 (es) * | 1997-10-31 | 2000-05-16 | Rowenta Werke Gmbh | Procedimiento y disposicion para la distribucion de una potencia electrica entre al menos dos consumidores. |
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JP2010235293A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | リフティングマグネット用電源回路 |
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