JPH10229280A - プリント配線板の製造方法 - Google Patents
プリント配線板の製造方法Info
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- JPH10229280A JPH10229280A JP3203297A JP3203297A JPH10229280A JP H10229280 A JPH10229280 A JP H10229280A JP 3203297 A JP3203297 A JP 3203297A JP 3203297 A JP3203297 A JP 3203297A JP H10229280 A JPH10229280 A JP H10229280A
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Abstract
を使用して、複雑な工程を要することなく、絶縁信頼性
に優れたプリント配線板を製造できる方法を提供する。 【解決手段】不導体表面上に無電解めっき用触媒を付与
し、無電解めっきを行ない、電気銅めっきを行った後、
エッチングにより回路を形成する工程を含むプリント配
線板の製造方法において、無電解めっき用触媒を付与す
るための触媒液として、銀塩及び銅塩から選ばれた少な
くとも一種の金属塩、陰イオン界面活性剤、並びに還元
剤を含有する水溶液を用いることを特徴とするプリント
配線板の製造方法。
Description
製造方法に関する。
の工法が知られているが、不導体表面に導電性を付与す
るためには、通常、無電解めっき方法が採用されること
が多く、このような無電解めっき方法としては、不導体
表面に無電解めっき用触媒を付与した後、無電解めっき
を行うことが一般的である。
の触媒としては、多くの場合は、米国特許3,011,
920号に記載された錫−パラジウムコロイドの水溶性
懸濁液が用いられている。また、パラジウムイオン−ア
ミノ系錯化剤を含む触媒液用いて、無電解めっき用触媒
を付与する方法も知られている(特開平8−31661
2号公報)。
する触媒液を用いる触媒付与方法では、下記のような欠
点がある。
濁液触媒を用いる場合には、無電解めっき前に触媒液に
含まれる錫の除去が不可欠であり工程が長くなる。また
錫の除去が不完全であると、無電解めっき皮膜の未析出
や異常析出を生じやすく、更に、銅−無電解銅めっき皮
膜間の密着性低下等の種々の悪影響を及ぼし、プリント
基板の信頼性を低下させる一因となる。
濁液触媒では、錫の空気酸化を容易とし、コロイドの安
定性を確保するために、通常、錫塩を大量に配合してい
る。その結果、触媒液中の塩濃度が高くなって粘度が増
加するため、溶液の拡散二重層が厚くなり、触媒の付与
量は液流動に大きく左右されることになる。このため、
液流動の差によって触媒付与量が不均一となり、スルー
ホール内などの液流動が悪い部分には所定時間内で必要
量の触媒が付与し難くなる。
剤を用いた触媒では、不導体表面に付与したパラジウム
イオンを還元剤を用いて金属パラジウムに還元する工程
が必要となるために工程が長くなる。また、通常、還元
剤として高価なホウ素化水素系を用いるためコストが高
くなる。
性が高いために一度付着すると除去することが困難であ
り、析出しためっき皮膜の不要部分をエッチングして導
体回路を形成した場合にも、通常のエッチング処理で
は、触媒として付着したパラジウムの除去が困難であ
り、除去できないパラジウムは導電性を持つため回路間
の絶縁信頼性が悪化する原因となる。又、エッチングに
よる導体回路形成後に、無電解ニッケルめっきや無電解
金めっき等の無電解めっきを再度行なう場合には、不導
体表面にはパラジウム残渣が付着しているために、無電
解めっき皮膜の析出が起こり、回路間の絶縁部へのめっ
き析出(いわゆるパターン外析出)やガイド穴等不必要な
部分にめっきが析出することがある。
いた場合の問題点のうちで、特に上記(iv)について
は、主要な原因は、触媒金属であるパラジウムの除去が
困難なことである。特に、セミアディティブ法やビルド
アップ工法においては、多層板の表面全面に露出する不
導体表面に触媒を付与するために、触媒残渣による回路
間の絶縁信頼性の低下が特に大きな問題点となってい
る。この問題に対処するため現在一般的には次のような
方法が行われている。
液浸漬時間を短くすることによって、触媒の付与量を最
小限にとどめ、絶縁信頼性を向上させる。
成後、不導体層のエッチング液に浸漬して不導体層ごと
パラジウムを除去する。
除去する(特開平8−139435号公報)。
は、それぞれ次のような欠点がある。
は、無電解めっき皮膜が十分に形成されないおそれがあ
り、無電解めっき皮膜の未析出、導通不良等が起こる場
合がある。また、触媒液の塩濃度や粘度が高いため、プ
リント基板上で不均一な付与量となり易く、最小限度の
触媒を付与するとしても、部分的には大量に触媒が付与
されたり、逆に無電解めっき皮膜の析出に必要量の触媒
が付与されない部分が生じる。
は、不導体層が大量に除去されるために、形成された金
属回路の下の部分にまでエッチングが及び、不導体層と
金属回路間の密着力が低下する。また、不導体層が薄く
なるために、多層積層とする場合には、不導体層を挟ん
だ金属層間での絶縁不良が生じ易い。
液を用いる方法では、基板に対する薬液の影響を検討す
る必要性があり、またパラジウム除去のための薬液処理
工程が新たに必要となるため、工程数が増加する。
安価であり且つ優れた触媒活性を有する触媒液を使用し
て、複雑な工程を要することなく、絶縁信頼性に優れた
プリント配線板を製造できる方法を提供することであ
る。
き課題に鑑みて鋭意研究を重ねてきた。その結果、不導
体表面上に無電解めっき用触媒を付与し、無電解めっき
を行ない、電気銅めっきを行った後、エッチングにより
回路を形成する工程を含むプリント配線板製造法におい
て、無電解めっき用触媒液として、銀塩及び銅塩の少な
くとも一種を含有する特定の配合の触媒液を用いること
によって、簡単な方法で良好な触媒活性を有する触媒金
属を付着させることができ、しかもエッチングによる金
属回路形成工程において、エッチングと同時に不導体層
に付着した触媒が溶解して、エッチング後に露出した不
導体層から触媒が除去され、回路間の絶縁信頼性が向上
するとともに、再度無電解めっきを行う場合にも、不要
部分へのめっき析出が防止されることを見出し、ここに
本発明を完成するに至った。
っき用触媒を付与し、無電解めっきを行ない、電気銅め
っきを行った後、エッチングにより回路を形成する工程
を含むプリント配線板の製造方法において、無電解めっ
き用触媒を付与するための触媒液として、銀塩及び銅塩
から選ばれた少なくとも一種の金属塩、陰イオン界面活
性剤、並びに還元剤を含有する水溶液を用いることを特
徴とするプリント配線板の製造方法に係る。
法は、不導体表面上に無電解めっき用触媒を付与し、無
電解めっきを行ない、電気銅めっきを行った後、エッチ
ングにより回路を形成する工程を含む方法であれば、公
知のプリント配線板の製造方法のいずれの方法にも適用
できる。この方法は、触媒付与、無電解めっき、電気め
っき及びエッチングの各処理をこの順序で行う方法であ
ればよく、各処理の間にその他の処理、例えば、めっき
レジスト層形成、エッチングレジスト層形成等の処理が
含まれても良い。この様なプリント配線板の製造方法と
しては、各種の方法が知られているが、特に本発明方法
を好適に適用できる方法として下記の方法を例示でき
る。
ント配線板の製造法:基板に穴開けをし、表面調整をし
た後、触媒を付与して、無電解銅めっきを行い、その後
めっきレジストにて回路パターンを形成し、さらに電気
銅めっきにより必要な部分にめっきを施し、次にめっき
レジストを剥離し、エッチング液により、不要部分の銅
皮膜をエッチングして回路を形成する。この方法では、
電気銅めっきを行った後、めっきレジスト剥離前に、必
要に応じて、錫又はハンダめっきを行なうことができ
る。この場合には、形成された錫又はハンダめっき皮膜
は、通常、エッチングによる回路形成後に剥離される。
クティブ法による多層プリント配線板の製造法:回路を
形成した内層板上にビルドアップ用樹脂層を形成し、触
媒を付与した後、無電解銅めっき及び電気銅めっきを順
次行い、エッチングレジストにより回路パターンを形成
した後、エッチングにより回路を形成する。更に、必要
に応じて、ビルドアップ用樹脂層の形成以降の処理を所
定の回数繰り返すことによって、多層プリント配線板を
形成する。
ディティブ法による多層プリント配線板の製造法:回路
を形成した内層板上にビルドアップ用樹脂層を形成し、
触媒を付与した後、無電解銅めっきを行い、めっきレジ
ストにて回路パターンを形成し、さらに電気銅めっきに
より必要な部分だけにめっきを施し、次にめっきレジス
トを剥離し、エッチングにより回路を形成する。更に必
要に応じて、ビルドアップ用樹脂層の形成以降の処理を
所定の回数繰り返すことによって、多層プリント配線板
を形成する。この方法では、電気銅めっきを行った後、
めっきレジスト剥離前に必要に応じて、錫又はハンダめ
っきを行なうことができ、形成された錫又はハンダめっ
き皮膜は、通常、エッチングによる回路形成後に剥離さ
れる。
ティブ法による多層プリント配線板の製造法:回路を形
成した内層板に外層用片面銅張板をプレスして積層し、
穴開けを行った後、触媒を付与し、無電解銅めっき及び
電気銅めっきを順次行い、エッチングレジストにより回
路パターンを形成した後、エッチングにより回路を形成
する。更に必要に応じて、外層用片面銅張板の積層以降
の処理を所定の回数繰り返すことによって、多層プリン
ト配線板を形成する。
i)として示したビルドアップ工法により多層板を製造
する方法では、基板全面に樹脂が露出し、しかもこの表
面が粗化されているために触媒付着量が多く、触媒残査
が問題になりやすいので、特に、本発明方法を適用する
ことが有利である。
媒液として、銀塩及び銅塩から選ばれた少なくとも一種
の金属塩、陰イオン界面活性剤、並びに還元剤を含有す
る水溶液を用いることが必要である。この様な触媒液
は、従来主として用いられている触媒金属であるパラジ
ウムと比べて安価な触媒成分である銀又は銅を含有する
ために低コストである。又、被メッキ物に対して触媒成
分の吸着性が良好で触媒活性に優れているために均一で
良好な無電解めっき皮膜を形成できる。更に、触媒成分
の吸着性が良好であることから、無電解めっき液中での
脱離がほとんどなく、無電解めっき液の安定性を損なう
こともない。
い、しかも上記した特定の工程でプリント配線板を製造
することによって、不要な銅皮膜をエッチングして導体
回路を形成する際に、エッチングと同時に不導体表面に
付着した触媒が簡単に溶解除去されるので、触媒除去の
ための付加的な処理を要することなく、回路間の絶縁性
が良好となって、絶縁信頼性が向上する。又、回路形成
後に、再度、無電解めっきを行う場合にも、触媒が除去
されているので、回路間やガイド穴等の不要部分へのめ
っき析出を防止することができる。
しては、水溶性の銀化合物を用いることができる。この
様な銀化合物としては、例えば、硝酸銀、シアン酸銀、
過塩素酸銀、亜硫酸銀などの無機銀塩、酢酸銀、クエン
酸銀、サリチル酸銀、酒石酸銀などの有機銀塩等を挙げ
ることができる。又、銅塩としては、水溶性の銅化合物
を用いることができる。この様な銅化合物としては、例
えば、硫酸銅(II)、塩化銅(II)、硝酸銅(II)等の
無機塩、酢酸銅(II)、酒石酸銅(II)等の有機塩、銅
(II)アンミン錯体、銅(II)エチレンジアミン錯体等
の銅錯塩等を挙げることができる。該触媒液では、金属
塩としては、上記した銀塩及び銅塩の内から、一種単独
又は二種以上適宜混合して用いることができる。該触媒
液では、特に、触媒活性がより良好であることから、銀
塩を用いることが好ましい。
00ミリモル/l程度の範囲とし、好ましくは、0.5
〜50ミリモル/l程度の範囲とする。金属塩の濃度が
低すぎると、銀及び/又は銅からなる金属微粒子の生成
量が極端に少なくなり、触媒活性が不足して良好な無電
解めっき皮膜を得ることができない。一方、金属塩の濃
度が高すぎると、生成した金属微粒子が凝集を起こし易
くなって、触媒液が不安定となるので好ましくない。
合することが必要である。この様な特定の界面活性剤を
用い、しかも後述する様に金属塩に対して等モルを下回
る少量の還元剤を配合することによって、被めっき物に
対して触媒金属である銀又は銅の吸着性が良好となり、
被めっき物を均一に触媒活性化して良好な無電解めっき
皮膜を形成することが可能となる。陰イオン界面活性剤
としては、例えば、ドデシル硫酸ナトリウム等のアルキ
ル硫酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等の
アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレン
(P.O.E)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム等のポ
リオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、スルホコハ
ク酸ラウリル2ナトリウム等のスルホコハク酸塩、ラウ
リルリン酸、ポリオキシエチレン(P.O.E)ステア
リルエーテルリン酸、ポリオキシエチレン(P.O.
E)アルキルフェニルエーテルリン酸等のリン酸エステ
ル型、タウリン誘導体、サルコシン誘導体等を用いるこ
とができる。これらの界面活性剤の内で、特にポリオキ
シエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキ
シエチレンステアリルエーテルリン酸、ポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテルリン酸等の分子内にポリ
オキシエチレン部分を有する陰イオン界面活性剤を用い
る場合には、吸着性が特に良好になり、特に優れた触媒
活性を付与できる。
に0.01〜0.5重量%程度とし、好ましくは、0.
05〜0.1重量%程度とする。界面活性剤量が0.0
1重量%より少ない場合には銀微粒子又は銅微粒子の分
散安定性が低下して、凝集沈殿を起こすことがあるので
好ましくない。一方、界面活性剤量が0.5重量%より
も多くなると、この金属微粒子分散液の状態に大きな影
響はないが不経済である。
ム、水素化ホウ素カリウム等のアルカリ金属水素化ホウ
素化合物、ジメチルアミンボラン、ジエチルアミンボラ
ン等のホウ素系還元剤の他、次亜リン酸ナトリウム等の
リン系還元剤、ホルムアルヒド、グリオキシル酸等のア
ルデヒド化合物、アスコルビン酸、ヒドラジン等を用い
ることができる。
〜0.8倍モルの範囲とすることが必要である。本発明
によれば、この様に金属塩に対して等モルを下回る少量
の還元剤を用いることによって、銀及び/又は銅からな
る金属微粒子の安定性が良好となって凝集沈殿が生じ難
くなり、しかも前記した陰イオン界面活性剤の使用と相
まって、金属微粒子の吸着性が良好となり、被めっき物
に対して良好な触媒活性を付与することが可能となる。
還元剤の使用量は、金属塩に対して0.1〜0.5倍モ
ル程度とすることがより好ましく、触媒液の安定性、触
媒活性等がより良好になる。
属塩の還元量が不足して、触媒液中にに生成する金属微
粒子の量が極端に少なくなり、良好な無電解めっき皮膜
を得ることができない。還元剤量が多すぎると、金属塩
の還元が進行しすぎて、金属微粒子の安定性が低下し、
凝集沈殿を生じることがあるので好ましくない。
塩、陰イオン界面活性剤、及び還元剤を含有する水溶液
であり、各成分を配合した後、均一に撹拌することによ
って得ることができる。通常、金属塩及び陰イオン界面
活性剤を含有する水溶液に還元剤を添加して混合撹拌す
る方法によって調製することが好ましく、この様にして
調製した触媒液は、金属塩の一部が還元して金属微粒子
となり、これが水溶液中に安定に分散したものとなる。
尚、金属塩として銅塩を用い、還元剤としてアルカリ金
属水素化ホウ素化合物を用いる場合には、触媒液の調製
時に還元剤の還元力を良好とするためにpH9程度以上
のアルカリ性の溶液として各成分を撹拌混合し、その後
触媒液としての使用に適したpHに調整することが好ま
しい。この場合には、アルカリ性溶液中での銅塩の溶解
性を良好にするために、銅塩を銅アンミン錯体、銅エチ
レンジアミン錯体等の錯塩として用いることが好まし
い。
応じて、パラジウム塩を少量配合することができる。パ
ラジウム塩を配合することによって、触媒活性が大きく
向上して、従来の金属パラジウムを触媒金属として大量
に含有する高価な触媒液と同等若しくはそれ以上の触媒
活性を有するものとなる。該触媒液では、パラジウム塩
は、0.01ミリモル/l程度又はそれを若干上回る程
度という非常に少ない配合量で触媒活性を大きく向上さ
せることができるので、従来のパラジウムを含有する触
媒液におけるパラジウム含有量が、通常2ミリモル/l
程度であることと比較すると、極めて少ない配合量でよ
く、パラジウムの使用によるコスト上昇は非常に小さ
い。パラジウム塩の配合量が多くなりすぎても触媒活性
に大きな悪影響はないが、コストの上昇を考慮すれば、
0.5ミリモル/l以下の配合量とすることが適当であ
る。従って、触媒活性の向上効果を発揮させるために
は、パラジウム塩の配合量は、0.01〜0.5ミリモ
ル/l程度とすることが適当であり、0.02〜0.2
ミリモル/l程度とすることが好ましい。
を用いることができ、その例として、塩化パラジウム、
硫酸パラジウム、硝酸パラジウム等の無機パラジウム
塩、テトラアンミンパラジウム塩化物、ジエチレンジア
ミンパラジウム塩化物等のパラジウム錯体等を挙げるこ
とができる。
は、その添加方法は特に限定されず、金属塩及び陰イオ
ン界面活性剤と同時に水溶液中に配合し、その後還元剤
を添加してもよく、或いは、既に、金属塩、陰イオン界
面活性剤及び還元剤を配合して金属微粒子が分散した状
態となった触媒液中にパラジウム塩を配合しても良い。
の性質に悪影響を与えない範囲で、他の金属塩、有機化
合物等を配合しても良い。
では、該触媒液による触媒付与処理は、通常の無電解め
っき用触媒の付与と同様の方法で行えばよい。
要な穴開けや表面調整等をした後、基板を触媒液に浸漬
する方法、触媒液を基板に塗布した後乾燥する方法等を
適用できるが、特に、触媒液に浸漬する方法が好まし
く、この方法によれば、基板に対して簡単な操作で銀触
媒を均一に付着させることができる。触媒液に浸漬する
方法は、特に限定的では無く、通常、触媒液の液温を0
〜80℃程度、好ましくは15〜50℃程度として、こ
れに基板を浸漬すればよい。液温が低すぎる場合には、
触媒液中の金属微粒子の凝集が生じやすく、一方液温が
高すぎても、やはり触媒液の安定性が低下して凝集沈殿
が生じ易くなるので好ましくない。浸漬時間について
は、長時間浸漬すると、金属微粒子の吸着量が増加して
無電解めっきの析出性が良好になるので、使用する無電
解めっき液の種類、被めっき物の種類などに応じて、適
宜必要な浸漬時間を決めればよい。通常は、30秒〜1
0分程度の範囲の浸漬時間とすればよい。触媒液のpH
については、1〜7程度とすることが好ましく、2〜5
程度とすることがより好ましい。pHが低すぎると、界
面活性剤の溶解度の低下によって、触媒液の安定性が低
下して凝集沈殿が生じやすくなり、一方、pHが高すぎ
ると、分散安定性が極端に良好になって、触媒の吸着量
が低下して無電解めっきの析出性が低下するので好まし
くない。
用いて触媒を付与する処理以外の処理工程については、
従来のプリント配線板の製造方法と同様とすればよい。
例えば、無電解めっき及び電気めっきについては、使用
するめっき液の種類及びめっき条件は、その製造工程に
応じて常法に従えばよく、めっき液中に含まれる金属
種、還元剤種、錯化剤種、光沢剤種、水素イオン濃度等
は特に限定されない。通常は、プリント配線板に導電性
を付与するためには、無電解めっき液としては、公知の
自己触媒型の無電解銅めっき液、無電解ニッケルめっき
液などを用いることができる。又、電気めっきとして
も、公知の硫酸銅めっき液、ピロリン酸銅めっき液、電
気ニッケルめっき液などを用いて、常法に従って電気め
っきを行えばよい。
不要部分のめっき金属をエッチングして金属回路を形成
する工程を含むプリント配線板の製造方法に適用できる
が、金属回路形成に用いるエッチング液としても、従来
からプリント配線板の製造において、金属皮膜の不要部
分を除去して回路を形成する目的で用いられている公知
のエッチング液をいずれも用いることができる。この様
なエッチング液の代表例としては、酸性銅エッチング
液、銅−アンモニアエッチング液、硫酸−過酸化水素エ
ッチング液、塩化鉄(III)エッチング液、過硫酸ナトリ
ウムエッチング液、過硫酸アンモニウムエッチング液等
を用いることができる。これらのエッチング液の代表的
な組成及びエッチング条件を以下に示すが、その濃度や
使用温度等については、この範囲に限定されるものでは
なく、また、エッチング液の性能や寿命等を向上させる
ために、各種の添加物を配合することもできる。
脱脂、エッチング、表面調整、酸活性、防錆処理、ハン
ダめっき、錫めっき等の各処理についても、処理液及び
処理条件ともに従来法と同様でよい。また各処理後の水
洗に関しても、特殊な方法は必要ではなく、従来法と同
様に、浸漬水洗、シャワー水洗等を使用することができ
る。
効果が奏される。
安価な銀塩または銅塩を触媒成分として含有するために
低コストである。また、該触媒液は、被メッキ物に対す
る吸着性が良好で触媒活性に優れているために、均一で
良好な無電解めっき皮膜を形成できる。更に、無電解め
っき液中での触媒成分の脱離がほとんどなく、無電解め
っき液の安定性を損なうこともない。
簡単に触媒金属を付与できるので、従来の錫−パラジウ
ム水溶性懸濁触媒液を用いた場合に必要となる錫の除去
処理やパラジウム−アミノ系錯化剤触媒を用いた場合に
必要となるパラジウムイオンの還元処理が不要となり、
処理工程が簡略化される。
液に触媒金属が容易に溶解するので、エッチング処理を
行うだけで触媒金属が溶解除去されて、絶縁信頼性の良
好な基板が得られる。また、回路形成後に無電解めっき
を行なう場合にも、パターン外析出を防止できる。この
ため、絶縁特性の低下を防ぐために触媒液の濃度や浸漬
時間を調整して触媒の付与量を低下させる必要がなく、
又、無電解めっき皮膜の未析出、導通不良等を防止でき
る。更に、金属回路形成後に薬品による触媒金属の除去
や不導体層のエッチングによる触媒金属の除去が不要で
ある。
するものであり、この方法によれば、優れた絶縁特性を
有するプリント配線板を簡単に製造できる。特に、ビル
ドアップ工法により多層プリント配線板を製造する方法
では、基板全面に樹脂が露出し、しかもこの表面が粗化
されているために、触媒付着量が多く触媒残査が問題に
なり易いが、本発明方法によれば、簡単な工程で絶縁信
頼性に優れたビルドアップ工法による多層プリント配線
板を製造することができる。
説明する。
液中に、ポリオキシエチレン(P.O.E)ステアリル
エーテルリン酸500mgとジメチルアミンボラン5m
molを含む水溶液50mlを激しく撹拌しながら添加
した。溶液の色が赤褐色に急変したところで、硝酸パラ
ジウムを0.02mmol含む水溶液50mlを添加し
た。その結果、均一で赤褐色透明な銀微粒子分散液10
00mlが得られた。得られた分散液を触媒1とする。
液中にアンモニア水をpH10になるまで加えた。溶液
が銅アンミン錯体の透明な濃藍色に変化したところでス
テアリル硫酸ナトリウム1gと水素化ホウ素ナトリウム
2.5mmolを含む水溶液50mlを激しく攪拌しな
がら添加した。溶液の色が黒褐色に急変したところで硫
酸を用いてpH3に調整し、塩化パラジウムを0.05
mmolを含む水溶液50mlを添加した後、純水を添
加して1000mlとした。その結果、均一で褐色透明
な銅微粒子分散液1000mlが得られた。この分散液
を触媒2とする。
これを触媒3とする。
アップ基板用エポキシ樹脂を塗布した基板のそれぞれを
試験片とし、上記触媒1〜3のそれぞれを用いて、25
℃の触媒液中に各試験片を5分間浸漬して触媒を付与し
た。尚、触媒3については、触媒付与後、活性化処理と
して、奥野製薬工業(株)製、OPC−555アクセレ
ーター100ml/l溶液中に25℃で5分間浸漬し
た。次いで、無電解銅めっき液(奥野製薬工業(株)
製、ビルドカッパー−Mu200ml/l、ビルドカッ
パー−1 30ml/l及びビルドカッパー−2 15
ml/l水溶液)を用いて、45℃で30分間無電解銅
めっきを行い、その後、硫酸銅めっき液(硫酸銅5水和
物70g/l、98%硫酸200g/l及び奥野製薬工
業(株)製、トップルチナ81−HL2.5ml/l)
を用いて、25℃の液温で3A/dm2で30分間電気
銅めっきを行なった。
組成の酸性塩化銅エッチング液、銅−アンモニアエッチ
ング液、硫酸−過酸化水素エッチング液の3種のエッチ
ング液を用いて下記の条件で銅めっき皮膜をエッチング
した。無電解銅めっき前の触媒金属の付着量及びエッチ
ング後の触媒残存量を測定した結果を下記表1及び表2
に示す。触媒金属量は、触媒1を用いた場合には62%
硝酸に試験片を浸漬し、触媒2及び触媒3を用いた場合
には王水(濃硝酸1:濃塩酸3)に試験片を浸漬して触
媒金属を溶解させて、原子吸光分析法により測定した。
3を用いた場合には、いずれの場合にも触媒金属の吸着
量はほぼ同程度あり、無電解銅めっき析出に何ら問題な
い量の触媒が吸着した。また銅エッチング後には、触媒
1及び触媒2を用いた場合には、いずれも全く触媒が残
存しないのに対して、錫−パラジウム水溶性懸濁液触媒
である触媒3を用いた場合には、無電解めっき前の触媒
吸着量の25〜50%程度が残存した。
クティブ法によって、回路幅100μm、回路間100
μmの櫛歯パターンを有する多層板を作製した。工法の
主要部分についての模式図を図1に示す。各処理につい
ての処理液組成及び処理条件を下記表3に示す。
ブ法による作製工程 1.内層板穴明け 内層板として、両面銅張りエポキシ基板を使用。
80コンディクリーンM を使用。
漬。触媒3を用いた場合には、更に、活性化剤(奥野製
薬工業(株)製、OPC−555アクセレーターM)用
いて錫を除去。
っき) 無電解銅めっき液として、奥野製薬工業(株)製、ビル
ドカッパーを使用。
き) 光沢剤として奥野製薬工業(株)製、トップルチナ81
−HLを含有する電気銅めっき液を使用。
成 エッチングレジストとして、奥野製薬工業(株)製、フ
ォトマールETを使用。
成) 実施例1における銅−アンモニアエッチング液を用い
て、実施例1と同様の条件でエッチング。
コート−5000)を使用。
C−1200エポエッチを使用。
0ニュートライザーを使用。
380コンディクリーンM を使用。
PC−400ソフトエッチを使用。
する多層板を、恒温、恒湿(85℃、85%)に保たれた
恒温槽内に置いて、一定電圧(24V)を印加した状態で
放置した。500時間経過した後、絶縁抵抗値を測定し
た。結果を下記表4に示す。
記の条件で無電解めっきを行い、不要部分への析出性確
認として、パターン外析出及びガイド穴への無電解ニッ
ケルめっき皮膜の析出を確認した。結果を下記表4に示
す。
径5mmの穴であり、工程1の内層板穴明けと同時に形
成し、工程9の樹脂層形成時に樹脂で塞がれないように
した。
び2を用いた場合には、多層基板における櫛歯パターン
の絶縁抵抗値が非常に高く良好な絶縁性を示したのに対
して、錫−パラジウム水溶性懸濁液触媒である触媒3を
用いた場合には、触媒1及び2を用いた場合と比べて、
絶縁抵抗値が非常に低く絶縁性に劣るものとなった。
のめっき析出性についても、触媒3を用いて作製された
基板ではパターン外析出がほぼ全面に生じたのに対し
て、触媒1及び触媒2を用いた場合には、パターン外析
出は全く生じなかった。
得られた基板では、回路形成時の銅のエッチングによ
り、不要部分の触媒が完全に除去されるのに対して、触
媒3を用いた場合には、エッチング後にもパターン間等
に触媒残渣が存在しており、これが、絶縁性の低下やパ
ターン外析出の原因となったともの考えられる。
ティブ法によって、回路幅100μm、回路間100μm
の櫛歯パターンを有する多層板を作製した。工法の主要
部分についての模式図を図2に示す。各処理についての
処理液組成及び処理条件は、上記表3に示した通りであ
る。
ブ法による作製工程 1.内層板穴明け 内層板として、両面銅張りエポキシ基板を使用。
80コンディクリーンM を使用。
漬。触媒3を用いた場合には、更に、活性化剤(奥野製
薬工業(株)製、OPC−555アクセレーターM)用
いて錫を除去。
っき) 無電解銅めっき液として、奥野製薬工業(株)製、ビル
ドカッパーを使用。
き) 光沢剤として奥野製薬工業(株)製、トップルチナ81
−HLを含有する電気銅めっき液を使用。
成 エッチングレジストとして、奥野製薬工業(株)製、フ
ォトマールETを使用。
成) 実施例1における銅−アンモニアエッチング液を用い
て、実施例1と同様の条件でエッチング。
コート−5000)を使用。
C−1200エポエッチを使用。
0ニュートライザーを使用。
380コンディクリーンM を使用。
PC−400ソフトエッチを使用。
マールMTを使用。
形成) 工程7と同様。
する多層板について、実施例2と同様にして、絶縁抵抗
値及び不要部分への析出性を確認した。結果を下記表5
に示す。
と同様に、触媒1及び2を用いた場合には、得られた多
層板は絶縁性が良好であり、パターン外析出も全く生じ
ることがなかった。これから、回路形成時の銅エッチン
グにより、不要部分の触媒が完全に除去されたことが判
る。
でオイルディップによる熱サイクル試験を行なった。こ
の試験は、高温槽及び低温層に交互に浸漬することを1
サイクルとして、100サイクル繰り返して行った。熱
サイクル試験前と100サイクル後に基板回路間の電気
抵抗値を測定して、熱サイクルに対する耐久性を求める
た。結果を下記表6に示す。
ジウム水溶性懸濁液である触媒3を用いて製造したプリ
ント回路基板と、触媒1及び2を用いて製造したプリン
ト基板とでは、熱サイクル試験における耐久性に大差は
なかった。これから、触媒1及び触媒2を用いて製造し
たそれぞれのプリント基板は、樹脂−金属間及び金属−
金属間の密着性や基板の物性については、従来の錫−パ
ラジウム水溶性懸濁液を用いて製造したプリント基板と
同等であることが判る。
法)によって、回路幅100μm、回路間100μmの櫛
歯パターンを有する多層板を作製した。工法の主要部分
についての模式図を図3に示す。各処理についての処理
液組成及び処理条件は、上記表3及び下記表7に示す通
りである。
層板イメージング) 内層板として、両面銅張りエポキシ基板を使用し、エッ
チングレジストとして、奥野製薬工業(株)製、フォト
マールETを使用。
成) 実施例1における銅−アンモニアエッチング液を用い
て、実施例1と同様の条件でエッチング。
0コンディショナーを使用。
0エポエッチを使用。
0ニュートライザーを使用。
380コンディクリーンM を使用。
PC−400ソフトエッチを使用。
漬。触媒3を用いた場合には、更に、活性化剤(奥野製
薬工業(株)製、OPC−555アクセレーターM)用
いて錫を除去。
き) 無電解銅めっき液として、奥野製薬工業(株)製、OP
C−750無電解銅Mを使用。
−HLを含有する電気めっき液を使用。
形成 めっきレジストとして、奥野製薬工業(株)製、フォト
マールMTを使用。
ティーナ NFを使用。
て、実施例1と同様の条件でエッチング。
ップLT−2を使用。
する多層板について、実施例2と同様にして、絶縁抵抗
値及び不要部分への析出性を確認した。結果を下記表8
に示す。
触媒2を用いた場合には、ガイド穴に無電解めっきが全
く析出しないのに対して、パラジウムを含む触媒3を用
いた場合には、エッチング後にもガイド穴に触媒が残留
するので、ガイド穴への無電解ニッケルめっきの析出が
生じた。尚、積層プレス工法では、銅張り基板を積層し
た後銅皮膜をエッチングして回路を形成するので、回路
間に触媒が残留することがなく、触媒1〜3のいずれを
用いた場合にも、絶縁性が良好で回路間にパターン外析
出することはなかった。
による多層板製造工程の主要部分を示す模式図。
による多層板製造工程の主要部分を示す模式図。
よる多層板製造工程の主要部分を示す模式図。
Claims (6)
- 【請求項1】不導体表面上に無電解めっき用触媒を付与
し、無電解めっきを行ない、電気銅めっきを行った後、
エッチングにより回路を形成する工程を含むプリント配
線板の製造方法において、無電解めっき用触媒を付与す
るための触媒液として、銀塩及び銅塩から選ばれた少な
くとも一種の金属塩、陰イオン界面活性剤、並びに還元
剤を含有する水溶液を用いることを特徴とするプリント
配線板の製造方法。 - 【請求項2】触媒液が、銀塩及び銅塩から選ばれた少な
くとも一種の金属塩0.01〜100ミリモル/l、陰
イオン界面活性剤0.01〜0.5重量%、並びに金属
塩に対して0.1〜0.8倍モルの還元剤を含有する水
溶液である請求項1に記載のプリント配線板の製造方
法。 - 【請求項3】触媒液が、銀塩及び銅塩から選ばれた少な
くとも一種の金属塩、並びに陰イオン界面活性剤を含有
する水溶液に、還元剤を添加し混合して得られたもので
ある請求項1又は2に記載の方法。 - 【請求項4】触媒液が、更に、パラジウム塩を0.01
〜0.5ミリモル/l含有するものである請求項1乃至
3のいずれかに記載の方法。 - 【請求項5】回路を形成した内層板上にビルドアップ用
樹脂層を形成し、触媒を付与した後、無電解銅めっき及
び電気銅めっきを順次行い、エッチングレジストにより
回路パターンを形成した後、エッチングにより回路を形
成し、更に、より多層化する場合には、ビルドアップ用
樹脂層の形成以降の処理を所定回数繰り返すことにより
多層プリント配線板を製造する請求項1乃至4のいずれ
かに記載の方法。 - 【請求項6】回路を形成した内層板上にビルドアップ用
樹脂層を形成し、触媒を付与した後、無電解銅めっきを
行い、めっきレジストにて回路パターンを形成し、さら
に電気銅めっきを施し、次いで、錫若しくはハンダめっ
きを行なうか又は行うことなく、めっきレジストを剥離
し、エッチングにより回路を形成し、錫若しくはハンダ
めっきを行った場合には形成されためっき皮膜を剥離
し、更に、より多層化する場合には、ビルドアップ用樹
脂層の形成以降の処理を所定回数繰り返すことにより多
層プリント配線板を製造する請求項1乃至4のいずれか
に記載の方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP3203297A JP3890542B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | プリント配線板の製造方法 |
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Publications (2)
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JPH10229280A true JPH10229280A (ja) | 1998-08-25 |
JP3890542B2 JP3890542B2 (ja) | 2007-03-07 |
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- 1997-02-17 JP JP3203297A patent/JP3890542B2/ja not_active Expired - Lifetime
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