JPH10228195A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH10228195A
JPH10228195A JP3240797A JP3240797A JPH10228195A JP H10228195 A JPH10228195 A JP H10228195A JP 3240797 A JP3240797 A JP 3240797A JP 3240797 A JP3240797 A JP 3240797A JP H10228195 A JPH10228195 A JP H10228195A
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heating roll
pad
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着性能および剥離性能の向上を図り、記録
シートのカールの大きさを小さくし、小型・低コストで
低消費電力の定着装置の提供すること。 【解決手段】 表面に弾性層 51b を有し軸方向両端
部が支持された加熱ロール 51 と、このロール の軸
方向に延びてロール 方向に押圧される耐熱弾性部材製
の加圧パッド 56 とこれを支持する剛体製のパッド支
持部材 54 とを有する加圧部材 53 と、加圧パッド
56 およびベルトガイド 59 の周囲に回転移動可能
に支持され且つ内面側に圧接する前記加圧パッド 56
のみにより外面側が前記加熱ロール 51 表面に圧接さ
れる無端状の定着ベルト B と、これらにより形成され
た定着ニップ N 内において定着ベルト B の移動方向
上流側部分が下流側部分より部厚く形成された前記加圧
パッド 56 および前記各部材51、53、B により
記録シートSの未定着トナー像を定着させる定着装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機・
プリンター等の記録シート上の未定着トナー像を、加熱
・加圧して定着させる定着装置に関する。
【従来の技術】近年、電子写真複写機あるいはプリンタ
等の小型化に伴い定着装置の小型化、さらにはウォーム
アップタイム短縮と低消費電力化が求められている。低
温・低圧で良好な定着性能を得るためには、加熱ロール
/加圧ロールの大径化、低硬度の加圧ロールの使用、お
よびベルトを用いた加圧部材の使用等によるより広い定
着ニップの形成が効果的である。このような技術とし
て、従来、下記の技術(J01)が知られている。 (J01)(特開平4−50885号公報記載の技術) この公報記載の技術は、加熱ロールと定着ベルトとを圧
接する圧接領域において、複数の加圧ロールにより移動
方向下流より上流側の方の圧力が小さくなるように定着
ベルトを加熱ロールに圧接させる。そして、定着ベルト
と加熱ロールの間を、記録シートを通過させ、トナー像
を定着させる定着装置が開示されている。
【0002】(前記(J01)の問題点)前記従来技術
(J01)においては以下の問題がある。 (a)前記定着ベルトと加熱ロールとによって形成する
定着ニップは、その領域が広いため加熱時間が長く取れ
るが定着ニップ内における加圧力が不安定で定着性が安
定しない。 (b)多くの部品と高精度な駆動技術を必要とし、装置
が複雑で且つ高価であり、定着ベルトと記録シートの安
定した搬送性が容易には得られないという欠点がある。 (c)複数色のトナーを用いるフルカラー機においては
多量のトナーにより画像形成する場合、定着温度を適切
な一定温度に保持することが困難であるので、低温定着
または高温定着となり易い。低温定着または高温定着が
行われた場合には、低温オフセットまたは高温オフセッ
トが発生し易くなる。したがって、定着すべきトナー量
の多いフルカラー機は、定着ニップ出口において加熱ロ
ール表面とトナーとの剥離が、トナー量の少ない白黒機
に比べて困難であり、良好な定着性能と剥離性能の同時
獲得は大きな課題である。
【0003】このような問題に対して従来、下記の技術
(J02)が知られている。 (J02)(特開平5−150679号公報記載の技術) この公報において、加熱ロールに比べ曲率半径の小さな
加圧ロールにより耐熱性の定着ベルトを内面側から押圧
して加熱ロールに圧接させる。圧接により形成される定
着ニップ内で加熱ロール表面の弾性体に所定の量の凹み
を生じさせる。前記凹みにより定着ベルトと加熱ロール
との間の定着ニップを通過した記録シートが加圧ロール
側に曲がり易くして、定着ニップから出た前記記録シー
トを加熱ロールから剥離させ易くした技術が開示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
(前記(J02)の問題点)前記従来の技術(J02)は、
剥離機能に関しては従来より提案されている加熱ロール
表面に当接する剥離爪等の剥離部材やエアーを用いた剥
離手段等より優れるが、加圧ロールにより十分な定着機
能が得られるように加圧すると、加圧ロールの曲率半径
が加熱ロールの曲率半径に比べて非常に小さいため記録
シートに与えるストレスで記録シートが加圧ロール側に
大きくカール(記録シートの端部が反ること)してしま
いプリント品位を損なう。また加熱ロールに対しても局
所的に大きなストレスを与え加熱ロールの耐久性を低下
させるという2次障害がある。定着装置には定着機能お
よび剥離機能が備えられているが、両機能が共に最適と
なるようなパラメータ(加圧力、ニップ幅等)の値を設
定することが困難である。このため、厚さ、サイズ等が
異なる様々な用紙(記録シート)に対しては、用紙毎に
最適なパラメータの値が異なるが、このような用紙毎に
最適なパラメータを設定することは困難であり、前記様
々な用紙への対応性が低いという弱点がある。さらに、
ベルトテンション、ベルト周長、荷重設定(加圧力の設
定)のバラツキ等があり、安定した剥離性能を確保し、
かつ定着性能を向上させることは非常に難しい。
【0005】前記定着ニップ幅を大きくして定着時間を
長くすることにより低温・低圧での定着を可能にする定
着装置として、下記の技術(J03)が知られている。 (J03)(図7に示す技術) 図7は従来の定着装置の要部拡大説明図である。図8は
前記定着装置の定着ニップ内の圧力分布を示す図であ
る。図7において、定着装置の離型剤塗布ロール01が
当接している加熱ロール02は、内部にヒータ(発熱
体)02hが内蔵された円筒部材02aおよびその表面に
形成された弾性層02bを有している。前記加熱ロール
02の下方には加圧部材03が配置されている。加圧部
材03の前記加熱ロール02に対向する位置には、前記
加熱ロール02の回転方向下流側に形成された剛体の凹
み発生部04aおよびパッド収容部04bを有するパッド
支持部材04が配置されており、前記凹み発生部04a
は前記加熱ロール02の回転方向上流側より高く形成さ
れている。前記パッド収容部04bには耐熱弾性部材製
の加圧パッド06が収容されている。前記パッド支持部
材04の下方には連結部材07および円弧状のベルトガ
イド部08,08が設けられている。前記ベルトガイド
部08,08の外側面および前記パッド支持部材04上
面を囲むように無端状の定着ベルトBが配置されてい
る。前記パッド支持部材04は加圧パッド06を介して
定着ベルトBを内面側から押圧して加熱ロール02へ圧
接させて、定着ニップを形成させる。前記定着ニップの
間を、未定着トナー像Iを有する記録シートSを通過さ
せて前記未定着トナー像Iを定着させる。
【0006】図7に示される定着装置では前記加圧パッ
ド06の加熱ロール01に接する面を、平面あるいは加
熱ロール01の外周の凹みにならうような形状などに任
意に成形できるので、加圧ロール方式に比べて低荷重で
幅広い定着ニップを得ることができる。このように、図
7のような定着ベルトを用いた定着装置は低荷重でも充
分な定着ニップ幅が得られ、適切な定着ができる。した
がって、図7のような定着ベルトを用いた定着装置で
は、多量のトナーによるフルカラー画像の定着性能の向
上が図れ、低温でも定着可能なので加熱ロールの熱容量
が少なくてすみ加熱ロールの薄肉化によるウオームアッ
プタイムの短縮が望める。また、定着ニップ出口(定着
ニップ内において定着ベルト移動方向下流側)では局部
的に加圧力の高い部分が設けられ、加熱ロール01表面
に凹みを発生させることができる。このため前記凹みに
沿って定着ニップを通過した記録シートが加熱ロール0
1を離れる方向に出て行くので、良好な剥離性能が得ら
れる。また、前記定着ニップ出口で局部的に加圧力の高
い部分を設け、加熱ロール01表面に凹みを発生させる
場合に、加圧部材側の表面形状(曲率半径)は、比較的
自由に設定できる。しかしながら次のような問題が生じ
る。
【0007】(前記(J03)の問題点)図7に示す定着
装置において、記録シートの移動方向に沿って定着ニッ
プ内の圧力を測定すると、前記圧力の変化は図8に示す
ように定着ニップ入口(定着ニップ内において定着ベル
ト移動方向上流側)からなだらかであり、定着ニップ出
口に近づくと一旦急に下がり(点円で囲った部分)再び
急激に上昇する。本発明者の研究によれば、前記なだら
かな定着ニップ圧力は、前記耐熱弾性部材製の加圧パッ
ド06により定着ベルトBが押圧されることにより発生
しており、急激な定着ニップ圧力の上昇は、剛体製のパ
ッド支持部材04の凹み発生部04a(図7参照)によ
り定着ベルトBが押圧されて発生している。そして、前
記剛体製の凹み発生部04aに隣接する加圧パッド06
部分は、加圧力による圧縮変形が生じないので、前記凹
み発生部04aと加圧パッド06との境目T(図7参
照)に隣接する部分で急な定着ニップの圧力低下が発生
している。前述のような急激な圧力低下は、記録シート
が定着ニップを通過する間に記録シートと加熱ロール0
1と加圧部材03との密着性がそこなわれ、たとえば、
OHPシートでの加熱不十分による溶融不良が原因の黒
ズミ(透過性不良)のような画質欠陥の原因となる。
【0008】さらに加圧部材03の小型化を考慮する
と、定着ニップ出口で剛体製のパッド支持部材04の凹
み発生部04aのサイズおよび曲率半径を大きくできな
い。このため、硬くて曲率半径の小さな前記凹み発生部
04aにより、パッド支持部材04側へ記録シートが急
激にクセをつけられ、カールの大きさが大きくなる。
【0009】本発明は前述の事情に鑑み、下記(O01)
〜(O04)の記載内容を課題とする。 (O01)低温・低圧でも定着性能を向上させることが可
能で、ウオームアップタイムの短縮が図れる定着装置を
提供すること。 (O02)フルカラー画像の定着装置において、安定した
剥離性能を確保し且つ画質の低下を防止すること。 (O03)定着装置を通過させた際に記録シートに発生す
るカールの大きさを小さくし、プリント品位を向上させ
ること。 (O04)小型・低コストで低消費電力の定着装置を提供
すること。
【0010】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために、案出した本発明を説明するが、本発明の要素
には、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、
実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。
なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明す
る理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発
明の範囲を実施例に限定するためではない。
【0011】(本発明)前記課題を解決するために、本
発明の定着装置は、下記の要件を備えたことを特徴とす
る、(A01)表面に弾性層(51b)を有し、軸方向両
端部が支持された加熱ロール(51)、(A02)前記加
熱ロール(51)の軸方向に延び且つ前記加熱ロール
(51)に向けて押圧される耐熱弾性部材製の加圧パッ
ド(56)と、前記加圧パッド(56)を支持する剛体
製のパッド支持部材(54)とを有する加圧部材(5
3)、(A03)前記加圧パッド(56)およびこの加圧
パッド(56)に平行に隣接して配置されたベルトガイ
ド(59)の周囲に回転移動可能に支持され且つ内面側
に圧接する前記加圧パッド(56)により外面側が前記
加熱ロール(51)表面に圧接される無端状の定着ベル
ト(B)、(A04)前記定着ベルト(B)および前記加
熱ロール(51)の圧接領域により定着ニップ(N)を
形成し、前記定着ニップ(N)を通過する記録シートに
付着した未定着トナー像を定着する前記加熱ロール(5
1)、前記定着ベルト(B)、および前記加圧部材(5
3)、(A05)前記定着ニップ(N)内において定着ベ
ルト(B)の移動方向上流側部分が下流側部分より部厚
く形成された前記加圧パッド(56)。
【0012】(本発明の作用)前述の構成を備えた本発
明の定着装置では、加熱ロール(51)の軸方向に延び
る加圧部材(53)の耐熱弾性部材製の加圧パッド(5
6)は、表面に弾性層(51b)を有する加熱ロール
(51)に向けて押圧される。前記加圧部材(53)お
よびこの加圧部材(53)に平行に隣接して配置された
ベルトガイド(59)の周囲に回転移動可能に支持され
た無端帯状の定着ベルト(B)は、前記加圧部材(5
3)の加圧パッド(56)により前記加熱ロール(5
1)表面に圧接される。前記定着ベルト(B)および前
記加熱ロール(51)の圧接領域により定着ニップ
(N)が形成される。記録シート(S)に付着した未定
着トナー像(I)は、前記定着ニップ(N)を通過する
際に定着される。本発明は、たとえば次のような構成を
採用することが可能である。 [1]前記定着ベルト(B)表面および前記加熱ロール
(51)表面の圧接部分により形成される定着ニップ
(N)は、全上面が耐熱弾性体製の加圧パッド(56)
で覆われたパッド支持部材(51)により定着ベルト
(B)の内面側を押圧して形成する。 [2]前記定着ベルト(B)表面および前記加熱ロール
(51)表面の圧接部分により形成される定着ニップ
(N)は、上流側が加圧パッド(56)により、下流側
が直接剛体製のパッド支持部材(51)により押圧され
て形成する。
【0013】前記定着ニップ(N)内において、耐熱弾
性部材製の加圧パッド(56)の下流側部分が上流側部
分より薄く形成されているので、前記下流側部分の圧力
が上流側部分の圧力より高くなっている。したがって、
前記定着ニップ(N)内の下流側部分の高圧力により加
熱ロール(51)表面に凹みを発生させることができ
る。したがって、前記[1]の場合でも、定着ニップ
(N)の下流側端部において、良好な剥離性能が得られ
る。また、前記[1]の場合、パッド支持部材(51)
の全上面が加圧パッド(56)に覆われているので、定
着ニップ(N)内における圧力の変化が小さい。
【0014】また、前記[2]の場合は、前記剛体製の
パッド支持部材(51)と加圧パッド(56)との隣接
部分では、圧力の変化が生じる。しかし、前記耐熱弾性
部材製の加圧パッド(56)の下流側部分は上流側部分
より薄く形成されて剛性が高いので、前記図7、図8で
説明した従来技術の定着装置の加圧パッドの下流側部分
に比べて加圧力による凹み量が小さい。前記加圧パッド
(51)とパッド支持部材(54)との圧力差は小さ
く、定着ニップ(N)内の急な圧力低下の軽減が図れ
る。したがって、本発明の定着装置の定着ニップ(N)
内を通過する記録シート(S)には大きな圧力変化が加
わらず、前記剛体製のパッド支持部材(54)により前
記パッド支持部材(54)側へカールするクセが余りつ
かないので、定着ニップ(N)通過後、記録シート
(S)のカールの大きさが小さくなる。
【0015】また、前記加熱ロール(51)表面に沿っ
て、定着ベルト(B)が前記加圧パッド(56)により
圧接されるので、加熱ロールと加圧ロールにより形成さ
れる定着ニップに比べてニップ幅が広くとれる。ニップ
幅が広いと定着時間が長くとれるので定着温度が低くて
も良好な定着性能が得られる。さらに、前記加熱ロール
(51)表面の凹みにより定着ニップ(N)を通過する
記録シート(S)が加熱ロール(51)から離れる方向
に移動する。したがって、フルカラー画像のようなトナ
ー量が多い場合でも良好な定着性能と剥離性能を保つこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)本発明の定着装置の実施の形態1は、
前記本発明において下記の要件を備えたことを特徴とす
る、(A06)前記剛体製のパッド支持部材(54)表面
に耐熱弾性部材製の加圧パッド(56)が一体的に成型
された前記加圧部材(53)。 (実施の形態1の作用)前述の構成を備えた本発明の定
着装置の実施の形態1では、加圧部材(53)は剛体製
のパッド支持部材(54)表面に耐熱弾性部材製の加圧
パッド(56)が一体的に成型されているので、定着装
置の部品数が少なくてすみ、組立作業の効率が向上す
る。
【0017】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の定着装置
の実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定さ
れるものではない。 (実施例1)図1は本発明の定着装置の実施例1を備え
た画像形成装置の全体説明図である。図1において、画
像形成装置Uは、上面にプラテンガラス(透明な原稿
台)A1を有する画像形成装置本体としてのデジタル式
の複写機U1、前記プラテンガラスA1上に着脱自在に装
着される自動原稿搬送装置U2を備えている。前記自動
原稿搬送装置U2は、原稿給紙トレイTRkに収容された
原稿Gi(i=1,2,…)を順次取出して、前記プラ
テンガラスA1上の複写位置に搬送し、複写済みの原稿
を原稿排紙トレイTRhに排出するように構成されてい
る。また、自動原稿搬送装置U2は、前記原稿給紙トレ
イTRk上の原稿の有無を検出する原稿有無センサS1、
搬送される原稿の通過を検出する原稿レジセンサS2等
を有している。
【0018】前記複写機本体U1は、その上面に配置さ
れたUI(ユーザインタフェース)、前記プラテンガラ
スA1の下方に順次配置された原稿読取装置としてのI
IT(イメージインプットターミナル)、IPS(イメ
ージプロセッシングシステム)、及び画像記録用作動部
としてのIOT(イメージアウトプットターミナル)を
有している。前記UI(ユーザインターフェース)は、
画像形成装置Uのユーザーがコピースタート等の作動指
令信号を入力操作するコピースタートボタン、コピー設
定枚数入力キー等の入力操作部材(図示せず)と、画像
形成装置Uの現在の設定状態に関する情報の表示等が行
われる表示部(図示せず)とを有している。
【0019】複写機本体U1上面の透明なプラテンガラ
スA1の下方に配置された原稿読取装置としてのIIT
は、プラテンレジ位置(OPT位置)に配置されたOP
Tレジセンサ(プラテンレジセンサ)Sp、および露光
光学系1を有している。この露光光学系1は、フルレー
トキャリッジに搭載されたランプユニット2を有し、ラ
ンプユニット2は、露光ランプ3および第1ミラー4を
有している。また、露光光学系1は、前記フルレートキ
ャリッジの移動速度の1/2の速度で移動するハーフレ
ートキャリッジに搭載されたミラーユニット5を有し、
ミラーユニット5は、第2ミラー6および第3ミラー7
を有している。また、露光光学系1はレンズ8を有して
いる。
【0020】そして、前記ランプユニット2が原稿に対
して平行に図1中左右方向に移動し、前記移動ミラーユ
ニット5が前記ランプユニット2の移動速度の1/2の
速度で1/2の距離だけ移動すると、原稿Giとレンズ
8との間の距離は一定に保たれるので、その間、前記ラ
ンプ3によって照明された原稿Giの反射光は、前記露
光光学系1を通ってCCD(固体撮像素子)上に収束さ
れるように構成されている。前記CCDは、その撮像面
上に収束された原稿反射光をR(Red、赤)G(Green、
緑)、B(Blue、青)の3色の成分の電気信号に変換す
る。
【0021】IPS(イメージプロセッシングシステ
ム)は、前記CCDで得られる前記3色の電気信号が入
力される読取画像データ出力手段11および書込画像デ
ータを出力する書込画像データ出力手段12を有してい
る。前記読取画像データ出力手段11は、従来公知のA
GC(オートゲインコントロール)、AOC(オートオ
フセットコントロール)、およびADC(アナログデジ
タルコンバータ)等により構成されている。前記読取画
像データ出力手段11の出力する画像データが入力され
る書込画像データ出力手段12は、入力されたR,G,
B,3色の画像データにシエーディング補正を行ってか
ら、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),
K(黒)の4色の画像データに変換し、さらに前記画像
データに、拡大・縮小補正、濃度補正、等の従来公知の
画像処理を行う機能を有しており、画像データを一時的
に記憶する画像記憶メモリ13を有している。書込画像
データ出力手段12は、処理が行われた画像データを書
込みデータとしてIOTのレーザ駆動信号出力装置14
に出力する。前記IOTのレーザ駆動信号出力装置14
は、入力された画像データに応じたレーザ駆動信号をR
OS(光書込走査装置、すなわち、潜像書込装置)に出
力する。
【0022】前記ROSは、入力された前記レーザ駆動
信号で変調されたレーザビームLにより、回転する像担
持体16の静電潜像書込位置Q1を走査する。前記回転
する像担持体16に沿って、像担持体16の移動方向で
前記潜像書込位置Q1の上流側に、像担持体16を一様
に帯電させる帯電器17が配置されている。像担持体1
6は、前記帯電器17により一様に帯電された後、前記
潜像書込位置Q1において、前記レーザビームLにより
静電潜像が書き込まれるように構成されている。
【0023】前記像担持体16の移動方向に沿って、前
記潜像書込位置Q1の下流側の現像領域Q2には、前記静
電潜像をトナー像に現像するロータリ式の現像ユニット
(現像装置)Dが配置されている。前記現像ユニットD
は、回転軸18周囲に装着したY,M,C,Kの4色の
現像器Dk,Dy,Dm,Dcを有しており、前記回転軸1
8が回転することにより、前記各4色の現像器Dk,D
y,Dm,Dcが順次前記現像領域Q2に移動するように構
成されている。前記回転する像担持体16の表面に沿っ
て前記現像領域Q2の下流側にはトナー像濃度センサSN
dが配置され、その下流側に設定された転写位置Q3に
は、転写ドラム21および転写器22が配置されてい
る。また、回転する像担持体16に沿って、転写位置Q
3の下流側には、除電器23およびクリーナユニット2
4が配置されている。前記トナー像濃度センサSNdは、
前記像担持体16に近接配置された発光素子および受光
素子により構成され、前記像担持体16上に形成したテ
スト用の静電潜像を現像したトナー像(パッチ)の光反
射率を計測して、トナー像濃度を検出する。前記転写ド
ラム21の回転方向に沿って前記転写器22の下流側に
は、除電器26、クリーナ27、および吸着コロトロン
28が順次配置されている。前記吸着コロトロン28は
吸着位置Q4に配置されている。
【0024】前記転写ドラム21の下方には、下方に向
かって順次、用紙を収容する第1給紙トレイT1、第2
給紙トレイT2、両面複写時等に使用する一時ストック
用の中間トレイT0、第3給紙トレイT3、第4給紙トレ
イT4、大量用紙を収容する第5給紙トレイT5が着脱自
在に収納されている。中間トレイT0は両面コピーの際
に1回目のコピーが行われた記録シートSを循環させて
前記転写位置Q3に再送する時に使用されるトレイであ
る。前記第1給紙トレイT1の右側上方位置には手差ト
レイ31が設けられている。前記各給紙トレイT0〜T5
および手差トレイ31から送り出される各記録シート
は、第1シート搬送路32を通って前記吸着位置Q4に
搬送されるようになっている。第1シート搬送路32を
搬送される記録シートは、用紙レジセンサSNyによって
検出され、レジロール33で一旦停止してから所定のタ
イミングで吸着位置Q4に搬送される。吸着位置Q4にお
いて、記録シートSは、吸着用ロール34により前記転
写ドラム21に吸着される。
【0025】前記転写ドラム21に吸着された記録シー
トSは転写ドラム21の回転に伴って前記転写位置Q3
に搬送される。前記転写器22は、前記転写位置Q3を
通過する記録シートに像担持体16のトナー像を転写さ
せる。前記転写位置Q3を通過した像担持体16は、表
面に残留した現像剤が前記クリーナユニット24により
回収された後、再び、前記帯電器17により一様に帯電
されるようになっている。前記吸着位置Q4で転写ドラ
ム21に吸着された記録シートSはフルカラーの場合は
4回転し、前記転写器22を通る毎にY(イエロー)、
マゼンタ(M)、C(シアン)、およびK(黒)のトナ
ー像が転写される。4色のフルカラー画像が形成された
記録シートSは剥離コロトロン36で転写ドラム21か
ら剥離されて、第2シート搬送路37を通って定着位置
Q5に搬送される。
【0026】定着位置Q5には定着装置Fが配置されて
おり、定着位置Q5を通過する記録シートS上の未定着
トナー像I(図2参照)を加熱加圧により定着するよう
に構成されている。前記第2シート搬送路37には、前
記定着位置Q5の下流側にシート排出トレイTR(図1参
照)に記録シートを排出するための排出ロール(排出装
置)43が設けられている。前記第2シート搬送路37
には前記排出ロール43の上流側に切替ゲート44が配
置されている。切替ゲート44は、前記第2シート搬送
路37上の記録シートSの搬送方向をシート循環路46
または前記シート排出トレイTRの方向に切り替える際
に使用される。
【0027】シート循環路46は、シート反転路47お
よび前記中間トレイT0に切替ゲート48を介して接続
されている。前記切替ゲート48は、両面コピーを行う
場合にはシート循環路46の記録シートSをシート反転
路47に向かわせるように構成されている。前記シート
反転路47に設けられたシート状且つ櫛の歯状のマイラ
ーゲート49は、通過する記録シートSが下方に搬送さ
れる際には弾性変形により記録シートSの下方への移動
を許し、マイラーゲート49を通過した記録シートSが
スイッチバックして上方に搬送される場合には中間トレ
イT0の方向に誘導するように構成されている。中間ト
レイT0に一旦収容された記録シートSは、中間トレイ
T0から前記第1シート搬送路32により前記吸着位置
Q4に再搬送されるように構成されている。
【0028】次に前記定着位置Q5に配置された定着装
置Fについて説明する。図2は本発明の定着装置の実施
例1の説明図で前記図1に示す定着装置の拡大図であ
る。図3は前記図2のIII−III線断面図である。図2、
図3において、前記定着位置Q5に配置された定着装置
Fは記録シートS搬送方向に垂直に延びる加熱ロール5
1を有している。加熱ロール51は、金属製の円筒部材
51aおよびその表面に形成された弾性層51bを有して
いる。また前記円筒部材51a内部にはヒータ(発熱
体)51hが内蔵されている。なお、このような加熱ロ
ール51は従来公知である。前記加熱ロール51には離
型剤塗布ロール52(図2参照)が当接している。離型
剤塗布ロール52は、円筒部材内部に収容した離型剤が
徐々に表面に染みだして前記加熱ロール51の弾性層5
1bに離型剤を塗布する機能を有している。
【0029】前記加熱ロール51下方には加圧部材53
が配置されている。加圧部材53は前記加熱ロール51
の軸方向に延びる剛体のパッド支持部材54およびパッ
ド支持部材54の前記加熱ロール51に対向する表面に
設けられた耐熱弾性部材製の加圧パッド56を有してい
る。前記パッド支持部材54上面は、加熱ロール51に
圧接する圧接領域の加熱ロール51の回転方向下流側に
パッド下流側支持部54a、およびその上流側にパッド
上流側支持部54bを有している。前記パッド下流側支
持部54aの上面は前記パッド上流側支持部54bよりも
高く形成されており、加熱ロール51に圧接する際加熱
ロール51表面に凹みを形成させるように構成されてい
る。前記パッド下流側支持部54aおよびパッド上流側
支持部54bには加圧パッド56が支持されている。前
記パッド下流側支持部54aおよびパッド上流側支持部
54bと加圧パッド56とは一体成型されている。
【0030】前記加圧パッド56の厚さは前記パッド支
持部材54上で加熱ロール51の回転方向上流側が下流
側より厚く形成されている。前記パッド支持部材54の
下端には連結部材58(図2参照)を介して、円弧面を
有するベルトガイド59が連結されている。前記パッド
支持部材54の回転軸両端部にベルト端部ガイド部材6
1,61が設けられている。前記パッド支持部材54
は、回転軸方向両端部が前記ベルト端部ガイド部材6
1,61の下面を上方に押圧する圧縮バネ62,62に
より支持され、前記加熱ロール51に向けて押圧されて
いる。前記パッド支持部材54およびベルトガイド59
の周囲には無端の定着ベルトBが回転移動可能に支持さ
れている。前記定着ベルトBの両端部は前記ベルト端部
ガイド部材61,61によって移動が規制されている。
【0031】前記圧縮バネ62,62により荷重をかけ
られたパッド支持部材54は、定着ベルトBを挟んで、
パッド支持部材54上の加圧パッド56が加熱ロール5
1に押し当てられるように構成される。前記加圧部材5
3の加圧パッド56は、前記定着位置Q5において前記
定着ベルトBを下面側から前記加熱ロール51表面に押
圧している。したがって、前記定着ベルトBの上面は前
記定着位置Q5において加熱ロール51に圧接してい
る。前記定着位置Q5における加熱ロール51および定
着ベルトBの圧接領域により定着ニップNが形成されて
いる。
【0032】(実施例1の作用)図1において、前記手
差トレイ31または前記各給紙トレイT1〜T5から送り
出される各記録シートSは、第1シート搬送路32を通
って前記吸着位置Q4で吸着用ロール34により前記転
写ドラム21に吸着される。前記転写ドラム21に吸着
された記録シートSは転写ドラム21の回転に伴って前
記転写位置Q3を通過する際に像担持体16のトナー像
が転写される。記録シートSはフルカラーの場合は4回
転し、前記転写器22を通る毎にY(イエロー)、マゼ
ンタ(M)、C(シアン)、およびK(黒)のトナー像
が転写され、モノカラーの場合は1回転してモノカラー
のトナー像が転写される。トナー像が転写された記録シ
ートSは剥離コロトロン36で転写ドラム21から剥離
されて、第2シート搬送路37を通って定着位置Q5に
搬送される。図2において、定着位置Q5に搬送され定
着ニップNを通過する記録シートSは、加圧部材53に
より押圧される定着ベルトBおよび加熱ロール51の挟
圧力と前記加熱ロール51の熱とにより記録シートS上
の未定着トナー像Iが定着する。
【0033】図4は本発明の定着装置の実施例1の作用
説明図で、同実施例1の定着装置の加圧部材によるニッ
プ内圧力分布を示す図である。前記定着ニップN内にお
いて、前記加圧パッド56の加熱ロール51の回転方向
上流側の厚さがその下流側より厚い。したがって、図4
に示されるように定着ニップの圧力が前記上流側では低
く、前記下流側では高くなるという圧力分布が得られ、
前記下流側の高圧部分により加熱ロール51表面に凹み
を発生させ、カラー画像での定着性の向上と良好な剥離
性能が得られる。さらに、加圧パッド56の全上面が直
接定着ベルトBの内面側に接触するので、前記図7に示
す従来技術のように剛体製のパッド支持部材54と耐熱
弾性体製の加圧パッド56との境目がなく、前記境目で
生じる急激な圧力低下が発生することがない。したがっ
て、前記急激な圧力低下による記録シートの密着不良で
生じる画質欠陥を防止できる。
【0034】図5は本発明の定着装置を通過した記録シ
ートと従来の定着装置を通過した記録シートの比較を示
す図で、図5Aは記録シートSのカール高さ(カールの
大きさ)の測定ポイントを示す図、図5Bは本発明の定
着装置を通過した記録シートおよび従来の定着装置を通
過した記録シートの前記各測定ポイント毎のカール高さ
の比較を示す図である。図5Aにおいて、従来技術の定
着装置および実施例1の定着装置の各定着ニップNを、
矢印に示される方向に移動する各記録シートSが通過
後、図5Aに示される各端片(1〜4)毎の測定ポイン
トの記録シートカール高さ(カールの大きさ)を測定す
る。図5Bにおいて、前記測定結果を比較すると、実施
例1の定着装置を通過した記録シートのカール高さは、
従来技術の定着装置を通過した記録シートのカール高さ
に比べて、すべての測定ポイントで低いことが分かる。
これは、定着ニップ出口における急激な圧力変化が発生
せず、前記剛体製のパッド支持部材54による加熱ロー
ル51の凹みの曲率変化を和らげることができるためと
考えられる。したがって、実施例1の定着装置は記録シ
ートのカール高さの軽減に効果があることが分かる。
【0035】(実施例2)図6は本発明の定着装置の実
施例2の要部拡大説明図である。なお、この実施例2の
説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成
要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違し
ているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されて
いる。この実施例2では、前記実施例1において、パッ
ド支持部材54がパッド下流側支持部54aおよびパッ
ド上流側支持部54bを有している代わりに加熱ロール
51の回転方向下流側の凹み発生部54c隣接部分から
前記回転方向上流側へ傾斜するパッド支持部54dを有
している。前述の構成により、この実施例2において、
前記パッド支持部材54dが傾斜しているので、前記パ
ッド支持部材54dに支持される加圧パッド56は、前
記加熱ロール51の前記回転方向上流側から回転方向下
流側の凹み発生部54c隣接部にかけて、加圧力が大き
く変化することなく定着ベルトBの内面側を押圧して加
熱ロール51表面に圧接させる。このため、前記定着ベ
ルトBと加熱ロール51により形成される定着ニップN
内には急激な圧力低下が発生しない。また、前記凹み発
生部54cは、前記定着ベルトBの内面側を押圧して加
熱ロール51表面に圧接する際前記加熱ロール51表面
に凹みを形成する。したがって、この実施例2において
も前記実施例1と同様の作用を奏する。
【0036】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明の定着装置は、前記実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨
の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発
明の変更実施例を下記に例示する。 (H01)本発明は定着ベルトの代わりにシート状の部材
を用いた定着装置にも採用可能である。 (H02)本発明はフルカラー以外の画像形成装置にも採
用可能である。
【発明の効果】前述の本発明の定着装置は、下記の効果
を奏することができる。 (E01)低温・低圧でも定着性能を向上させることが可
能で、ウオームアップタイムの短縮が図れる定着装置が
提供できる。 (E02)フルカラー画像の定着装置において、安定した
剥離性能を確保し且つ画質の低下が防止できる。 (E03)定着装置を通過させた際に記録シートに発生す
るカールの大きさを小さくし、プリント品位を向上させ
ることができる。 (E04)小型・低コストで低消費電力の定着装置が提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の定着装置の実施例1を備えた
画像形成装置の全体説明図である。
【図2】 図2は本発明の定着装置の実施例1の説明図
で前記図1に示す定着装置の拡大図である。
【図3】 図3は前記図2のIII−III線断面図である。
【図4】 図4は本発明の定着装置の実施例1の作用説
明図で、同実施例1の定着装置の加圧部材によるニップ
内圧力分布を示す図である。
【図5】 図5は本発明の定着装置を通過した記録シー
トと従来の定着装置を通過した記録シートの比較を示す
図で、図5Aは記録シートSのカール高さ(カールの大
きさ)の測定ポイントを示す図、図5Bは本発明の定着
装置を通過した記録シートおよび従来の定着装置を通過
した記録シートの前記各測定ポイント毎のカール高さの
比較を示す図である。
【図6】 図6は本発明の定着装置の実施例2の要部拡
大説明図である。
【図7】 図7は従来の定着装置の要部拡大説明図であ
る。
【図8】 図8は前記定着装置の定着ニップ内の圧力分
布を示す図である。
【符号の説明】
B…定着ベルト I…未定着トナー像、N…定着ニッ
プ、S…記録シート 51…加熱ロール、51b…弾性層、53…加圧部材、
56…加圧パッド、59…ベルトガイド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする定
    着装置、(A01)表面に弾性層を有し、軸方向両端部が
    支持された加熱ロール、(A02)前記加熱ロールの軸方
    向に延び且つ前記加熱ロールに向けて押圧される耐熱弾
    性部材製の加圧パッドと、前記加圧パッドを支持する剛
    体製のパッド支持部材とを有する加圧部材、(A03)前
    記加圧パッドおよびこの加圧パッドに平行に隣接して配
    置されたベルトガイドの周囲に回転移動可能に支持され
    且つ内面側に圧接する前記加圧パッドにより外面側が前
    記加熱ロール表面に圧接される無端状の定着ベルト、
    (A04)前記定着ベルトおよび前記加熱ロールの圧接領
    域により定着ニップを形成し、前記定着ニップを通過す
    る記録シートに付着した未定着トナー像を定着する前記
    加熱ロール、前記定着ベルト、および前記加圧部材、
    (A05)前記定着ニップ内において定着ベルトの移動方
    向上流側部分が下流側部分より部厚く形成された前記加
    圧パッド。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の定着装置、(A06)前記剛体製のパッド支
    持部材表面に耐熱弾性部材製の加圧パッドが一体的に成
    型された前記加圧部材。
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