JPH10226172A - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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JPH10226172A
JPH10226172A JP9200596A JP20059697A JPH10226172A JP H10226172 A JPH10226172 A JP H10226172A JP 9200596 A JP9200596 A JP 9200596A JP 20059697 A JP20059697 A JP 20059697A JP H10226172 A JPH10226172 A JP H10226172A
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伝美 三沢
Kenichi Sugimoto
賢一 杉本
Taizo Nishimoto
泰三 西本
Takashi Tsukahara
宇 塚原
Takeshi Tsuda
武 津田
Hideki Umehara
英樹 梅原
Hirosuke Takuma
啓輔 詫摩
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Yamamoto Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 波長520〜690nmのレーザーで良好な
高密度記録及び再生が可能な追記型光記録媒体及びこれ
に使用されるピロメテン金属キレート化合物を提供す
る。 【解決手段】 下記一般式(1)で示されるピロメテン
系化合物と金属イオンとのピロメテン金属キレート化合
物を記録層に含有してなる光記録媒体。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジピロメテン金属
キレート化合物、及びこれを用いた、従来に比較して高
密度に記録及び再生可能な光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク(以下、CDと略
す)規格に対応した追記型光記録媒体としてCD−R
(CD-Recordable)が提案・開発されている[例えば、
日経エレクトロニクス No. 465, P.10
7, 1989年1月23日号、OPTICAL DATA STORAGE
DIGEST SERIES vol.1 P45, 1989 等]。このCD−R
は図1に示すように透明樹脂基板1上に記録層2、反射
層3、保護層4がこの順で積層されており、該記録層に
高パワーのレーザー光を照射することにより、記録層が
物理的あるいは化学的変化を起こし、ピットの形で情報
を記録する。形成されたピット部位に低パワーのレーザ
ー光を照射し、反射率の変化を検出することによりピッ
トの情報を再生することができる。このような光記録媒
体の記録・再生には一般に波長770〜830nmの近
赤外半導体レーザーを用いており、レッドブックやオレ
ンジブック等のCDの規格に準拠しているため、CDプ
レーヤーやCD−ROMプレーヤーと互換性を有すると
いう特徴を有する。
【0003】しかし、上記の従来の媒体の記録容量は6
50MB程度であり、動画の記録を考慮すると容量が十
分でなく、情報量の飛躍的増加に伴い情報記録媒体に対
する高密度化・大容量化の要求は高まっている。
【0004】また、光ディスクシステムに利用される短
波長半導体レーザーの開発が進み、波長680nm、6
50nm及び635nmのの赤色半導体レーザーが実用
化されている[例えば、日経エレクトロニクス、No.
589、P.55、1993年10月11日号]。記録
・再生用レーザーの短波長化及び対物レンズの開口数を
大きくすることによりビームスポットを小さくすること
ができ、高密度な光記録媒体が可能になる。実際に半導
体レーザーの短波長化、対物レンズの開口数大化、デー
タ圧縮技術などにより動画を長時間記録できる大容量の
光記録媒体が開発されてきている〔例えば、日経エレク
トロニクス、No.592、P.65、1993年8月
30日号、No.594、P.169、1993年11
月8日号]。最近では、2時間以上の動画をデジタル記
録したデジタルビデオディスク(DVD)が開発されて
きた。DVDは4.7GBの記録容量を有する再生専用
の媒体であり、この容量に合った記録可能な光ディスク
の開発が更に要望されている。
【0005】また、YAGレーザーの高調波変換による
532nmのレーザーも実用可されている。
【0006】532nmより更に短波長の490nmの
青/緑色半導体レーザーも研究されているが、まだ実用
化の段階まで至っていない[例えば、Applied Physics
Letter, P.1272-1274, Vol.59 (1991)や『日経エレクト
ロニクス』No.552,P.90,1992年4月2
7日号]。
【0007】短波長レーザーを使用した場合、光ディス
クの線記録密度と半径方向記録密度は理論的には同等に
高密度化できるが、現状では、半径方向の記録密度は線
記録密度ほど大きくすることは困難である。レーザー光
は溝又はランドにより回折散乱されるため、トラックピ
ッチを狭くするほど信号検出光量が低下する。また、十
分なトラッキング信号が得られる深さを保ったままトラ
ックピッチを狭くするにも成形上限界がある。また溝が
深く狭いと、記録層を均一に成膜することが困難であ
る。更に、溝とランドのエッジ部分は平滑ではなく微小
凹凸があるため、ノイズの原因となる。このような悪影
響はある程度トラックピッチが狭くなったところで急激
に生じる。これらのことを考慮すると、波長520nm
で対物レンズの開口数が0.6では溝ピッチの限界は約
0.5μmと考えられる。
【0008】追記型光記録媒体の色素層にレーザー光を
照射し、物理変化又は化学変化を生じさせることでピッ
トを形成させる際、色素の光学定数、分解挙動が良好な
ピットができるかの重要な要素となる。分解しづらいも
のは感度が低下し、分解が激しいか又は、変化しやすい
ものはピット間及び半径方向のランド部への影響が大き
くなり、信頼性のあるピット形成が困難になる。従来の
CD−R媒体では、高密度で用いられているレーザー波
長では色素層の屈折率も低く、消衰係数も適度な値では
ないため、反射率が低く変調度が取れなかった。更に
は、絞られたビームで小さいピットを開けるべきところ
が、周りへの影響が大きく分布の大きいピットになった
り、半径方向へのクロストークが悪化した。逆にピット
が極端に小さくなり変調度が取れない場合もあった。従
って、記録層に用いる色素の光学的性質、分解挙動の適
切なものを選択する必要がある。
【0009】例えば、特開平6−199045号公報
は、波長680nmの半導体レーザーで記録再生可能な
光記録媒体が提案されている。この媒体は、記録層にシ
アニン色素を用いており高密度の記録再生の可能性は示
しているものの、実際に高密度に記録した記述はない。
【0010】また、USP4,774,339号、4,
916,711号、5,248,782号、5,27
4,113号、5,498,641号にジピロメテンと
ハロゲン化ホウ素とのキレート化合物が開示されている
が、同化合物を用いた光記録媒体についての記載はな
い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ジピ
ロメテン金属キレ−ト化合物、及びこれを含有する、波
長520〜690nmの短波長レーザーでの記録及び再
生が可能な高密度記録に適した光記録媒体を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明は、 基板上に少なくとも記録層及び反射層を有する光記
録媒体において、記録層中に、下記一般式(1)で示さ
れるジピロメテン系化合物と金属イオンとから得られる
ジピロメテン金属キレート化合物を含有する光記録媒
体、
【0013】
【化7】
【0014】〔式中、R1〜R7は各々独立に水素原子、
ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、ア
ミノ基、カルボキシル基、スルホン酸基、炭素数1〜2
0のアルキル基、炭素数1〜20のハロゲノアルキル
基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数2〜20の
アルケニル基、炭素数2〜20のアルコキシアルキル
基、炭素数2〜20のアルコキシアルコキシ基、炭素数
6〜20のアリールオキシ基、炭素数1〜20のアシル
基、炭素数2〜20のアルコキシカルボニル基、炭素数
2〜20のアルキルアミノカルボニル基、炭素数3〜2
0のジアルキルアミノカルボニル基、炭素数2〜20の
アルキルカルボニルアミノ基、炭素数7〜20のフェニ
ルカルボニルアミノ基、炭素数7〜20のフェニルアミ
ノカルボニル基、炭素数7〜20のフェノキシカルボニ
ル基、炭素数7〜20のアラルキル基、炭素数6〜20
のアリール基、炭素数4〜20のヘテロアリール基、炭
素数1〜20のアルキルチオ基、炭素数6〜20のフェ
ニルチオ基、炭素数3〜20のアルケニルオキシカルボ
ニル基、炭素数8〜20のアラルキルオキシカルボニル
基、炭素数4〜20のアルコキシカルボニルアルコキシ
カルボニル基、炭素数4〜20のアルキルカルボニルア
ルコキシカルボニル基、炭素数2〜20のモノ(ヒドロ
キシアルキル)アミノカルボニル基、炭素数3〜20の
ジ(ヒドロキシアルキル)アミノカルボニル基、炭素数
3〜20のモノ(アルコキシアルキル)アミノカルボニ
ル基又は炭素数5〜20のジ(アルコキシアルキル)ア
ミノカルボニル基を表し、R2とR3及び/又はR5とR6
はそれぞれ互いに結合してピロ−ル環に縮合する芳香環
を形成してもよく、また、これらによって形成される縮
合芳香環は、それぞれ同一であっても異なるものであっ
てもよく、式(a)
【0015】
【化8】
【0016】(式中、R8〜R11は各々独立に水素原
子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ
基、アミノ基、カルボキシル基、スルホン酸基、炭素数
1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のハロゲノアル
キル基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数2〜2
0のアルケニル基、炭素数2〜20のアルコキシアルキ
ル基、炭素数2〜20のアルコキシアルコキシ基、炭素
数6〜20のアリールオキシ基、炭素数1〜20のアシ
ル基、炭素数2〜20のアルコキシカルボニル基、炭素
数2〜20のアルキルアミノカルボニル基、炭素数3〜
20のジアルキルアミノカルボニル基、炭素数2〜20
のアルキルカルボニルアミノ基、炭素数7〜20のフェ
ニルカルボニルアミノ基、炭素数7〜20のフェニルア
ミノカルボニル基、炭素数7〜20のフェノキシカルボ
ニル基、炭素数7〜20のアラルキル基、炭素数6〜2
0のアリール基、炭素数4〜20のヘテロアリール基、
炭素数1〜20のアルキルチオ基、炭素数6〜20のフ
ェニルチオ基、炭素数3〜20のアルケニルオキシカル
ボニル基、炭素数8〜20のアラルキルオキシカルボニ
ル基、炭素数4〜20のアルコキシカルボニルアルコキ
シカルボニル基、炭素数4〜20のアルキルカルボニル
アルコキシカルボニル基、炭素数2〜20のモノ(ヒド
ロキシアルキル)アミノカルボニル基、炭素数3〜20
のジ(ヒドロキシアルキル)アミノカルボニル基、炭素
数3〜20のモノ(アルコキシアルキル)アミノカルボ
ニル基又は炭素数5〜20のジ(アルコキシアルキル)
アミノカルボニル基を表し、R10とR11はそれぞれ互い
に結合して芳香環を形成してもよい)を表す。〕
【0017】 ジピロメテン金属キレート化合物が、
下記一般式(2)で示される化合物であるに記載の光
記録媒体、
【0018】
【化9】 〔式中、R1〜R7は前記と同じ意味を表し、Mは遷移元
素を表す。〕
【0019】 ジピロメテン金属キレート化合物が、
下記一般式(3)で示される化合物であるに記載の光
記録媒体、
【0020】
【化10】 〔式中、R1〜R7は前記と同じ意味を表す。〕
【0021】 波長520〜690nmの範囲から選
択されるレーザー光に対して、記録及び再生が可能であ
る〜のいずれかに記載の光記録媒体、 レーザー波長において、記録層の屈折率が1.8以
上、且つ、消衰係数が0.04〜0.40である〜
のいずれかに記載の光記録媒体、 波長520〜690nmの範囲から選択されるレー
ザー光に対して、基板側から測定した反射率が20%以
上である〜のいずれかに記載の光記録媒体、 下記一般式(4)で示されるジピロメテン金属キレ
−ト化合物、
【0022】
【化11】 〔式中、R1〜R4、R7〜R11は前記と同じ意味を表
し、Mは遷移元素を表す。但し、R2とR3は芳香環を形
成することはない。〕
【0023】 下記一般式(5)で示されるジピロメ
テン金属キレ−ト化合物、
【0024】
【化12】 〔式中、R1〜R4、R7〜R11は前記と同じ意味を表
す。但し、R2とR3は芳香環を形成することはない。〕
に関するものである。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の一般式(1)で示される
ジピロメテン系化合物と金属イオンとのジピロメテン金
属キレート化合物において、R1〜R11としては、水素
原子;ニトロ基;シアノ基;ヒドロキシ基;アミノ基;
カルボキシル基;スルホン酸基;フッ素、塩素、臭素、
ヨウ素のハロゲン原子;
【0026】メチル基、エチル基、n-プロピル基、iso-
プロピル基、n-ブチル基、iso-ブチル基、sec-ブチル
基、t-ブチル基、n-ペンチル基、iso-ペンチル基、2-メ
チルブチル基、1-メチルブチル基、neo-ペンチル基、1,
2-ジメチルプロピル基、1,1-ジメチルプロピル基、cycl
o-ペンチル基、n-ヘキシル基、4-メチルペンチル基、3-
メチルペンチル基、2-メチルペンチル基、1-メチルペン
チル基、3,3-ジメチルブチル基、2,3-ジメチルブチル
基、1,3-ジメチルブチル基、2,2-ジメチルブチル基、1,
2-ジメチルブチル基、1,1-ジメチルブチル基、3-エチル
ブチル基、2-エチルブチル基、1-エチルブチル基、1,2,
2-トリメチルブチル基、1,1,2-トリメチルブチル基、1-
エチル-2-メチルプロピル基、cyclo-ヘキシル基、n-ヘ
プチル基、2-メチルヘキシル基、3-メチルヘキシル基、
4-メチルヘキシル基、5-メチルヘキシル基、2,4-ジメチ
ルペンチル基、n-オクチル基、2-エチルヘキシル基、2,
5-ジメチルヘキシル基、2,5,5-トリメチルペンチル基、
2,4-ジメチルヘキシル基、2,2,4-トリメチルペンチル
基、n-オクチル基、3,5,5-トリメチルヘキシル基、n-ノ
ニル基、n-デシル基、4-エチルオクチル基、4-エチル-
4,5-メチルヘキシル基、n-ウンデシル基、n-ドデシル
基、1,3,5,7-テトラエチルオクチル基、4-ブチルオクチ
ル基、6,6-ジエチルオクチル基、n-トリデシル基、6-メ
チル-4-ブチルオクチル基、n-テトラデシル基、n-ペン
タデシル基、3,5-ジメチルヘプチル基、2,6-ジメチルヘ
プチル基、2,4-ジメチルヘプチル基、2,2,5,5-テトラメ
チルヘキシル基、1-cyclo-ペンチル-2,2-ジメチルプロ
ピル基、1-cyclo-ヘキシル-2,2-ジメチルプロピル基等
の炭素数1〜20の直鎖、分岐又は環状のアルキル基;
【0027】クロロメチル基、ジクロロメチル基、フル
オロメチル基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロ
エチル基、ノナフルオロブチル基等の炭素数1〜20の
ハロゲノアルキル基;メトキシエチル基、エトキシエチ
ル基、iso-プロピルオキシエチル基、3-メトキシプロピ
ル基、2-メトキシブチル基等の炭素数2〜20のアルコ
キシアルキル基;メトキシ基、エトキシ基、n-プロポキ
シ基、iso-プロポキシ基、n-ブトキシ基、iso-ブトキシ
基、sec-ブトキシ基、t-ブトキシ基、n-ペントキシ基、
iso-ペントキシ基、neo-ペントキシ基、n-ヘキシルオキ
シ基、n−ドデシルオキシ基等の炭素数1〜20のアル
コキシ基;
【0028】ビニル基、プロペニル基、1-ブテニル基、
iso-ブテニル基、1-ペンテニル基、2-ペンテニル基、2-
メチル-1-ブテニル基、3-メチル-1-ブテニル基、2-メチ
ル-2-ブテニル基、2,2-ジシアノビニル基、2-シアノ-2-
メチルカルボキシルビニル基、2-シアノ-2-メチルスル
ホンビニル基等の炭素数2〜20のアルケニル基;メト
キシエトキシ基、エトキシエトキシ基、3-メトキシプロ
ピルオキシ基、3-(iso-プロピルオキシ)プロピルオキ
シ基等の炭素数2〜20のアルコキシアルコキシ基;フ
ェノキシ基、2-メチルフェノキシ基、4-メチルフェノキ
シ基、4-t-ブチルフェノキシ基、2-メトキシフェノキシ
基、4-iso-プロピルフェノキシ基等の炭素数6〜20の
アリールオキシ基;ホルミル基、アセチル基、エチルカ
ルボニル基、n-プロピルカルボニル基、iso-プロピルカ
ルボニル基、n-ブチルカルボニル基、iso-ブチルカルボ
ニル基、sec-ブチルカルボニル基、t-ブチルカルボニル
基、n-ペンチルカルボニル基、iso-ペンチルカルボニル
基、neo-ペンチルカルボニル基、2-メチルブチルカルボ
ニル基、ニトロベンジルカルボニル基等の炭素数1〜2
0のアシル基;
【0029】メトキシカルボニル基、エトキシカルボニ
ル基、イソプロピルオキシカルボニル基、2,4-ジメチル
ブチルオキシカルボニル基等のアルコキシカルボニル
基;メチルアミノカルボニル基、エチルアミノカルボニ
ル基、n-プロピルアミノカルボニル基、n-ブチルアミノ
カルボニル基、n-ヘキシルアミノカルボニル基等の炭素
数2〜20のアルキルアミノカルボニル基;ジメチルア
ミノカルボニル基、ジエチルアミノカルボニル基、ジ-n
-プロピルアミノカルボニル基、ジ-n-ブチルアミノカル
ボニル基、N-メチル-N-シクロヘキシルアミノカルボニ
ル基等の炭素数3〜20のジアルキルアミノカルボニル
基;アセチルアミノ基、エチルカルボニルアミノ基、ブ
チルカルボニルアミノ基等の炭素数2〜20のアルキル
カルボニルアミノ基;
【0030】フェニルアミノカルボニル基、4-メチルフ
ェニルアミノカルボニル基、2-メトキシフェニルアミノ
カルボニル基、4-n-プロピルフェニルアミノカルボニル
基等の炭素数7〜20のフェニルアミノカルボニル基;
フェニルカルボニルアミノ基、4-エチルフェニルカルボ
ニルアミノ基、3-ブチルフェニルカルボニルアミノ基等
の炭素数7〜20のフェニルカルボニルアミノ基;フェ
ノキシカルボニル基、2-メチルフェノキシカルボニル
基、4-メトキシフェノキシカルボニル基、4-t-ブチルフ
ェノキシカルボニル基等の炭素数7〜20のフェノキシ
カルボニル基;ベンジル基、ニトロベンジル基、シアノ
ベンジル基、ヒドロキシベンジル基、メチルベンジル
基、ジメチルベンジル基、トリメチルベンジル基、ジク
ロロベンジル基、メトキシベンジル基、エトキシベンジ
ル基、トリフルオロメチルベンジル基、ナフチルメチル
基、ニトロナフチルメチル基、シアノナフチルメチル
基、ヒドロキシナフチルメチル基、メチルナフチルメチ
ル基、トリフルオロメチルナフチルメチル基等の炭素数
7〜20のアラルキル基;
【0031】フェニル基、ニトロフェニル基、シアノフ
ェニル基、ヒドロキシフェニル基、メチルフェニル基、
ジメチルフェニル基、トリメチルフェニル基、ジクロロ
フェニル基、メトキシフェニル基、エトキシフェニル
基、トリフルオロメチルフェニル基、N,N-ジメチルアミ
ノフェニル基、ナフチル基、ニトロナフチル基、シアノ
ナフチル基、ヒドロキシナフチル基、メチルナフチル
基、トリフルオロメチルナフチル基等の炭素数6〜20
のアリール基;ピロリル基、チエニル基、フラニル基、
オキサゾイル基、イソオキサゾイル基、オキサジアゾイ
ル基、イミダゾイル基、ベンゾオキサゾイル基、ベンゾ
チアゾイル基、ベンゾイミダゾイル基、ベンゾフラニル
基、インドイル基等の炭素数4〜20のヘテロアリール
基;
【0032】メチルチオ基、エチルチオ基、n-プロピル
チオ基、iso-プロピルチオ基、n-ブチルチオ基、iso-ブ
チルチオ基、sec-ブチルチオ基、t-ブチルチオ基、n-ペ
ンチルチオ基、iso-ペンチルチオ基、2-メチルブチルチ
オ基、1-メチルブチルチオ基、neo-ペンチルチオ基、1,
2-ジメチルプロピルチオ基、1,1-ジメチルプロピルチオ
基等の炭素数1〜20のアルキルチオ基;フェニルチオ
基、4-メチルフェニルチオ基、2-メトキシフェニルチオ
基、4-t-ブチルフェニルチオ基等の炭素数6〜20のフ
ェニルチオ基;ビニル基、プロペニル基、1-ブテニル
基、iso-ブテニル基、1-ペンテニル基、2-ペンテニル
基、2-メチル-1-ブテニル基、3-メチル-1-ブテニル基、
2-メチル-2-ブテニル基、2,2-ジシアノビニル基、2-シ
アノ-2-メチルカルボキシルビニル基、2-シアノ-2-メチ
ルスルホンビニル基等の炭素数2〜20のアルケニル
基;アリルオキシカルボニル基、2-ブテノキシカルボニ
ル基等の炭素数3〜20のアルケニルオキシカルボニル
基;ベンジルオキシカルボニル基、フェネチルオキシカ
ルボニル基等の炭素数8〜20のアラルキルオキシカル
ボニル基;
【0033】メトキシカルボニルメトキシカルボニル
基、エトキシカルボニルメトキシカルボニル基、n-プロ
ポキシカルボニルメトキシカルボニル基、イソプロポキ
シカルボニルメトキシカルボニル基等の炭素数4〜20
のアルコキシカルボニルアルコキシカルボニル基;メチ
ルカルボニルメトキシカルボニル基、エチルカルボニル
メトキシカルボニル基等の炭素数4〜20のアルキルカ
ルボニルアルコキシカルボニル基;ヒドロキシエチルア
ミノカルボニル基、2-ヒドロキシプロピルアミノカルボ
ニル基、3-ヒドロキシプロピルアミノカルボニル基等の
炭素数2〜20のモノ(ヒドロキシアルキル)アミノカル
ボニル基;ジ(ヒドロキシエチル)アミノカルボニル
基、ジ(2-ヒドロキシプロピル)アミノカルボニル基、
ジ(3-ヒドロキシプロピル)アミノカルボニル基等の炭
素数3〜20のジ(ヒドロキシアルキル)アミノカルボ
ニル基;メトキシメチルアミノカルボニル基、メトキシ
エチルアミノカルボニル基、エトキシメチルアミノカル
ボニル基、エトキシエチルアミノカルボニル基、プロポ
キシエチルアミノカルボニル基等の炭素数3〜20のモ
ノ(アルコキシアルキル)アミノカルボニル基;ジ(メ
トキシエチル)アミノカルボニル基、ジ(エトキシメチ
ル)アミノカルボニル基、ジ(エトキシエチル)アミノ
カルボニル基、ジ(プロポキシエチル)アミノカルボニ
ル基等の炭素数5〜20のジ(アルコキシアルキル)ア
ミノカルボニル基等を挙げることができる。
【0034】一般式(1)で示されるジピロメテン系化
合物と一緒にキレート化合物を形成する金属としては、
一般にジベンゾピロメテン系化合物とキレート化合物を
形成する能力を有する金属であれば特に制限されない
が、8、9、10族(VIII族)、11族(Ib族)、12
族(IIb族)、3族(IIIa族)、4族(IVa族)、5族
(Va族)、6族(VIa族)、7族(VIIa族)の金属が挙
げられ、好ましくは、ニッケル、コバルト、鉄、ルテニ
ウム、ロジウム、パラジウム、銅、オスミウム、イリジ
ウム、白金、亜鉛等の遷移元素が挙げられる。
【0035】本発明の一般式(1)で示されるジピロメ
テン系化合物及びジピロメテン金属キレート化合物は、
限定されないが、例えば、Aust. J. Chem, 1965, 11, 1
835-45、Heteroatom Chemistry, Vol.1, 5, 389(199
0)、USP-4,774,339、USP-5,433,896等に記載の方法に準
じて製造される。代表的には、以下のような2段階反応
にて製造することができる。
【0036】まず、第1段階では一般式(6)で示され
る化合物と一般式(7)で示される化合物、又は一般式
(8)で示される化合物と一般式(9)で示される化合
物とを、臭化水素酸や塩化水素等の酸触媒の存在下、適
当な溶媒中で反応して、一般式(10)で示されるジピ
ロメテン系化合物を得る。次いで第2段階では一般式
(10)で示されるジピロメテン系化合物と三フッ化ホ
ウ素類やニッケル、コバルト、鉄、ルテニウム、ロジウ
ム、パラジウム、銅、オスミウム、イリジウム、白金、
亜鉛等金属の酢酸塩やハロゲン化物とを反応させて、金
属配位した一般式(1)で示されるジピロメテン金属キ
レート化合物を得る。
【0037】
【化13】
【0038】
【化14】
【0039】
【化15】
【0040】
【化16】
【0041】
【化17】
【0042】〔式(6)〜式(10)において、R1
7は前記と同じ意味を表す。〕 表−1に、本発明の一般式(1)で示されるジピロメテ
ン金属キレート化合物の具体例を、それぞれ一般式
(2)〜(5)及び下記式(11)及び(12)におけ
る各置換基を例示して示す。尚、表中の化合物番号は式
番号と連続番号の組み合わせであり、例えば、2−1
は、式(2)の化合物の第1の例を示している。
【0043】
【化18】
【0044】
【化19】
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
【表3】
【0048】
【表4】
【0049】
【表5】
【0050】
【表6】
【0051】
【表7】
【0052】
【表8】
【0053】
【表9】
【0054】
【表10】
【0055】
【表11】
【0056】
【表12】
【0057】本発明の具体的構成について以下に説明す
る。光記録媒体とは予め情報を記録されている再生専用
の光再生専用媒体及び情報を記録して再生することので
きる光記録媒体の両方を示すものである。但し、ここで
は適例として後者の情報を記録して再生のできる光記録
媒体、特に基板上に記録層、反射層を有する光記録媒体
に関して説明する。この光記録媒体は図1に示すような
基板、記録層、反射層及び保護層が順次積層している4
層構造を有しているか、図2に示すような貼り合わせ構
造を有している。即ち、基板1’上に記録層2’が形成
されており、その上に密着して反射層3’が設けられて
おり、更にその上に接着層4’を介して基板5’が貼り
合わされている。ただし、記録層2’の下又は上に別の
層があってもよく、反射層の上に別の層があってもかま
わない。
【0058】基板の材質としては、基本的には記録光及
び再生光の波長で透明であればよい。例えば、ポリカー
ボネート樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリメタクリル酸メチ
ル等のアクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、エポキシ樹脂
等の高分子材料やガラス等の無機材料が利用される。こ
れらの基板材料は射出成形法等により円盤状に基板に成
形される。必要に応じて、基板表面に案内溝やピットを
形成することもある。このような案内溝やピットは、基
板の成形時に付与することが好ましいが、基板の上に紫
外線硬化樹脂層を用いて付与することもできる。通常C
Dとして用いる場合は、厚さ1.2mm程度、直径80
ないし120mm程度の円盤状であり、中央に直径15
mm程度の穴が開いている。
【0059】本発明においては、基板上に記録層を設け
るが、本発明の記録層は、λmaxが450〜630nm
に存在する一般式(1)で示されるジピロメテン系化合
物と金属イオンとのジピロメテン金属キレート化合物を
含有する。中でも、520nm〜690nmから選択さ
れる記録及び再生レーザー波長に対して適度な光学定数
を有する必要がある。
【0060】光学定数は複素屈折率(n+ki)で表現
される。式中のn,kは、実数部nと虚数部kに相当す
る係数である。ここで、nを屈折率、kを消衰係数とす
る。一般に有機色素は、波長λに対し、屈折率nと消衰
係数kが大きく変化する特徴がある。この特徴を考慮し
て、目的とするレーザー波長において好ましい光学定数
を有する有機色素を選択し記録層を成膜することで、高
い反射率を有し、且つ、感度の良い媒体とすることがで
きる。
【0061】本発明によれば、記録層に必要な光学定数
は、前記レーザー光の波長において、nが1.8以上、
且つ、kが0.04〜0.40であり、好ましくは、n
が2.0以上で、且つ、kが0.04〜0.20であ
る。nが1.8より小さい値になると正確な信号読み取
りに必要な反射率と信号変調度は得られず、kが0.4
0を越えても反射率が低下して良好な再生信号が得られ
ないだけでなく、再生光により信号が変化しやすくなり
実用に適さない。この特徴を考慮して、目的とするレー
ザー波長において好ましい光学定数を有する有機色素を
選択し記録層を成膜することで、高い反射率を有し、且
つ、感度の良い媒体とすることができる。本発明の一般
式(1)で表されるジピロメテン金属キレート化合物
は、通常の有機色素に比べ、吸光係数が高く、また置換
基の選択により吸収波長域を任意に選択できるため、前
記レーザー光の波長において記録層に必要な光学定数
(nが1.8以上、且つ、kが0.04〜0.40であ
り、好ましくは、nが2.0以上で、且つ、kが0.0
4〜0.20)を満足する極めて有用な化合物である。
本発明の光記録媒体を520〜690nmから選択され
るレーザー光で再生する場合、基本的には、反射率が2
0%以上であれば一応可能ではあるが、30%以上の反
射率が好ましい。
【0062】また、記録特性などの改善のために、波長
450〜630nmに吸収極大を有し、520〜690
nmでの屈折率が大きい前記以外の色素と混合してもよ
い。具体的には、シアニン色素、スクアリリウム系色
素、ナフトキノン系色素、アントラキノン系色素、ポル
フィリン系色素、テトラピラポルフィラジン系色素、イ
ンドフェノール系色素、ピリリウム系色素、チオピリリ
ウム系色素、アズレニウム系色素、トリフェニルメタン
系色素、キサンテン系色素、インダスレン系色素、イン
ジゴ系色素、チオインジゴ系色素、メロシアニン系色
素、チアジン系色素、アクリジン系色素、オキサジン系
色素等があり、複数の色素の混合であってもよい。これ
らの色素の混合割合は、0.1〜30%程度である。
【0063】更に、一般式(1)で表されるジピロメテ
ン金属キレート化合物の520nm〜690nmから選
択される記録及び再生レーザー波長に対してkが小さい
場合には、記録特性などの改善のために、波長600〜
900nmに吸収極大を有する光吸収化合物と混合して
もよい。具体的には、シアニン色素、スクアリリウム系
色素、ナフトキノン系色素、アントラキノン系色素、ポ
ルフィリン系色素、テトラピラポルフィラジン系色素、
インドフェノール系色素、ピリリウム系色素、チオピリ
リウム系色素、アズレニウム系色素、トリフェニルメタ
ン系色素、キサンテン系色素、インダスレン系色素、イ
ンジゴ系色素、チオインジゴ系色素、メロシアニン系色
素、チアジン系色素、アクリジン系色素、オキサジン系
色素、フタロシアニン系色素、ナフタロシアニン系色素
等があり、複数の色素の混合であってもよい。これらの
色素の混合割合は、0.1〜30%程度である。
【0064】記録層を成膜する際に、必要に応じて前記
の色素に、クエンチャー、色素分解促進剤、紫外線吸収
剤、接着剤等を混合するか、あるいは、そのような効果
を有する化合物を前記色素の置換基として導入すること
も可能である。
【0065】クエンチャーの具体例としては、アセチル
アセトナート系、ビスジチオ−α−ジケトン系やビスフ
ェニルジチオール系等のビスジチオール系、チオカテコ
ール系、サリチルアルデヒドオキシム系、チオビスフェ
ノレート系等の金属錯体が好ましい。また、アミン系も
好適である。
【0066】熱分解促進剤としては、例えば、金属系ア
ンチノッキング剤、メタロセン化合物、アセチルアセト
ナート系金属錯体等の金属化合物が挙げられる。
【0067】更に、必要に応じて、バインダー、レベリ
ング剤、消泡剤等を併用することもできる。好ましいバ
インダーとしては、ポリビニルアルコール、ポリビニル
ピロリドン、ニトロセルロース、酢酸セルロース、ケト
ン樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ウレタン樹
脂、ポリビニルブチラール、ポリカーボネート、ポリオ
レフィン等が挙げられる。
【0068】記録層を基板の上に成膜する際に、基板の
耐溶剤性や反射率、記録感度等を向上させるために、基
板の上に無機物やポリマーからなる層を設けても良い。
ここで、記録層における一般式(1)で表されるジピロ
メテン金属キレート化合物の含有量は、30%以上、好
ましくは60%以上である。尚、実質的に100%であ
ることも好ましい。
【0069】記録層を設ける方法は、例えば、スピンコ
ート法、スプレー法、キャスト法、浸漬法等の塗布法、
スパッタ法、化学蒸着法、真空蒸着法等が挙げられる
が、スピンコート法が簡便で好ましい。
【0070】スピンコート法等の塗布法を用いる場合に
は、一般式(1)で表されるジピロメテン金属キレート
化合物を1〜40重量%、好ましくは3〜30重量%と
なるように溶媒に溶解あるいは分散させた塗布液を用い
るが、この際、溶媒は基板にダメージを与えないものを
選ぶことが好ましい。例えば、メタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール、オクタフルオロペンタノ
ール、アリルアルコール、メチルセロソルブ、エチルセ
ロソルブ、テトラフルオロプロパノール等のアルコール
系溶媒、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、シク
ロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキ
サン、ジメチルシクロヘキサン等の脂肪族又は脂環式炭
化水素系溶媒、トルエン、キシレン、ベンゼン等の芳香
族炭化水素系溶媒、四塩化炭素、クロロホルム、テトラ
クロロエタン、ジブロモエタン等のハロゲン化炭化水素
系溶媒、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、ジオキサン等のエーテル系溶媒、ア
セトン、3-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブタノン等のケトン
系溶媒、酢酸エチル、乳酸メチル等のエステル系溶媒、
水などが挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、
或いは、複数混合して用いてもよい。
【0071】なお、必要に応じて、記録層の色素を高分
子薄膜などに分散して用いたりすることもできる。
【0072】また、基板にダメージを与えない溶媒を選
択できない場合は、スパッタ法、化学蒸着法や真空蒸着
法などが有効である。
【0073】色素層の膜厚は、特に限定するものではな
いが、好ましくは50〜300nmである。色素層の膜
厚を50nmより薄くすると、熱拡散が大きいため記録
出来ないか、記録信号に歪みが発生する上、信号振幅が
小さくなる。また、膜厚が300nmより厚い場合は反
射率が低下し、再生信号特性が悪化する。
【0074】次に記録層の上に、好ましくは、厚さ50
〜300nmの反射層を形成する。反射層の材料として
は、再生光の波長で反射率の十分高いもの、例えば、A
u、Al、Ag、Cu、Ti、Cr、Ni、Pt、T
a、Cr及びPdの金属を単独あるいは合金にして用い
ることが可能である。この中でもAu、Al、Agは反
射率が高く反射層の材料として適している。これ以外で
も下記のものを含んでいてもよい。例えば、Mg、S
e、Hf、V、Nb、Ru、W、Mn、Re、Fe、C
o、Rh、Ir、Zn、Cd、Ga、In、Si、G
e、Te、Pb、Po、Sn、Biなどの金属及び半金
属を挙げることができる。また、Auを主成分としてい
るものは反射率の高い反射層が容易に得られるため好適
である。ここで主成分というのは含有率が50%以上の
ものをいう。金属以外の材料で低屈折率薄膜と高屈折率
薄膜を交互に積み重ねて多層膜を形成し、反射層として
用いることも可能である。
【0075】反射層を形成する方法としては、例えば、
スパッタ法、イオンプレーテイング法、化学蒸着法、真
空蒸着法等が挙げられる。また、基板の上や反射層の下
に反射率の向上、記録特性の改善、密着性の向上等のた
めに公知の無機系又は有機系の中間層、接着層を設ける
こともできる。
【0076】更に、反射層の上の保護層の材料としては
反射層を外力から保護するものであれば特に限定しな
い。有機物質としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、
電子線硬化性樹脂、UV硬化性樹脂等を挙げることがで
きる。また、無機物質としては、SiO2、Si34
MgF2、SnO2等が挙げられる。熱可塑性樹脂、熱硬
化性樹脂などは適当な溶剤に溶解して塗布液を塗布し、
乾燥することによって形成することができる。UV硬化
性樹脂は、そのままもしくは適当な溶剤に溶解して塗布
液を調製した後にこの塗布液を塗布し、UV光を照射し
て硬化させることによって形成することができる。UV
硬化性樹脂としては、例えば、ウレタンアクリレート、
エポキシアクリレート、ポリエステルアクリレートなど
のアクリレート樹脂を用いることができる。これらの材
料は単独であるいは混合して用いてもよいし、1層だけ
でなく多層膜にして用いてもよい。
【0077】保護層の形成の方法としては、記録層と同
様にスピンコート法やキャスト法などの塗布法やスパッ
タ法や化学蒸着法等の方法が用いられるが、この中でも
スピンコート法が好ましい。
【0078】保護層の膜厚は、一般には0.1〜100
μmの範囲であるが、本発明においては、3〜30μm
であり、好ましくは5〜20μmがより好ましい。
【0079】保護層の上に更にレーベル等の印刷を行う
こともできる。
【0080】また、反射層面に保護シート又は基板を貼
り合わせる、あるいは反射層面相互を内側とし対向させ
光記録媒体2枚を貼り合わせる等の手段を用いてもよ
い。
【0081】基板鏡面側に、表面保護やゴミ等の付着防
止のために紫外線硬化樹脂、無機系薄膜等を成膜しても
よい。
【0082】本発明でいう波長520〜690nmのレ
ーザーは、特に限定はないが、例えば、可視領域の広範
囲で波長選択のできる色素レーザーや波長633nmの
ヘリウムネオンレーザー、最近開発されている波長68
0、650、635nm付近の高出力半導体レーザー、
波長532nmの高調波変換YAGレーザーなどが挙げ
られる。本発明では、これらから選択される一波長又は
複数波長において高密度記録及び再生が可能となる。
【0083】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れによりなんら限定されるものではない。
【0084】〔実施例1〕一般式(1)で表されるジピ
ロメテン金属キレート化合物のうち、表−1に記載され
た化合物(2−1)0.2gをジメチルシクロヘキサン
10mlに溶解し、色素溶液を調製した。基板は、ポリ
カーボネート樹脂製で連続した案内溝(トラックピッ
チ:0.8μm)を有する直径120mmφ、厚さ1.
2mmの円盤状のものを用いた。
【0085】この基板上に色素溶液を回転数1500r
pmでスピンコートし、70℃3時間乾燥して、記録層
を形成した。この記録層の吸収極大は505nmであ
り、光学定数は、680nmではnが2.1、kは0.
04であり、650nmではnが2.2、kは0.05
であり、635nmではnが2.3、kは0.07であ
る。
【0086】この記録層の上にバルザース社製スパッタ
装置(CDI−900)を用いてAuをスパッタし、厚
さ100nmの反射層を形成した。スパッタガスには、
アルゴンガスを用いた。スパッタ条件は、スパッタパワ
ー2.5kW、スパッタガス圧1.0×10-2Torr
で行った。
【0087】更に反射層の上に紫外線硬化樹脂SD−1
7(大日本インキ化学工業製)をスピンコートした後、
紫外線照射して厚さ6μmの保護層を形成し、光記録媒
体を作製した。
【0088】得られた光記録媒体に、波長635nmで
レンズの開口度が0.6の半導体レーザーヘッドを搭載
したパルステック工業製光ディスク評価装置(DDU−
1000)及びKENWOOD製EFMエンコーダーを
用いて、線速度3.5m/s、レーザーパワー8mWで
最短ピット長0.44μmになるように記録した。記録
後、650nm及び635nm赤色半導体レーザーヘッ
ド(レンズの開口度は0.6)を搭載した評価装置を用
いて信号を再生し、反射率、エラーレート及び変調度を
測定した結果、いずれも良好な値を示した。
【0089】次に680nm半導体レーザーヘッドを搭
載したパルステック工業製光ディスク評価装置(DDU
−1000)及びKENWOOD製EFMエンコーダー
を用いて、線速度1.4m/s、レーザーパワー10m
Wで最短ピット長0.60μmになるように記録した。
この記録した媒体を680nm、650nm及び635
nm赤色半導体レーザーヘッドを搭載したパルステック
工業製光ディスク評価装置(DDU−1000)を用い
て信号を再生し、反射率、エラーレート及び変調度を測
定した。いずれも良好な値を示した。
【0090】このように、この媒体は複数のレーザー波
長で記録及び再生を良好に行うことが出来た。
【0091】なお、エラーレートはケンウッド社製CD
デコーダー(DR3552)を用いて計測し、変調度は
以下の式により求めた。
【0092】
【数1】
【0093】〔実施例2〕基板にポリカーボネート樹脂
製で連続した案内溝(トラックピッチ:0.8μm)を
有する直径120mmφ、厚さ0.6mmの円盤状のも
のを用いる以外は実施例1と同様にして塗布及び反射層
を形成した。
【0094】更に反射層上に紫外線硬化性接着剤SD−
301(大日本インキ化学工業製)をスピンコートし、
その上にポリカーボネート樹脂製で直径120mmφ、
厚さ0.6mmの円盤状基板を乗せた後、紫外線照射し
て貼り合わせした光記録媒体を作製した。
【0095】作製した媒体に、0.6mm厚に対応した
635nm半導体レーザーヘッドを搭載している以外は
実施例1と同様にパルステック工業製光ディスク評価装
置(DDU−1000)及びKENWOOD製EFMエ
ンコーダーを用いて記録した。記録後、650nm及び
635nm赤色半導体レーザーヘッドを搭載した評価装
置を用いて信号を再生し、反射率、エラーレート及び変
調度を測定した結果、いずれも良好な値を示した。
【0096】〔実施例3〕基板にポリカーボネート樹脂
製で連続した案内溝(トラックピッチ:1.2μm)を
有する直径120mmφ、厚さ0.6mmの円盤状のも
のを用いる以外は実施例2と同様にして光記録媒体を作
製した。
【0097】作製した媒体に、0.6mm厚に対応した
635nm半導体レーザーヘッドを搭載している以外は
実施例1と同様にパルステック工業製光ディスク評価装
置(DDU−1000)及びKENWOOD製EFMエ
ンコーダーを用いて記録した。記録後、650nm及び
635nm赤色半導体レーザーヘッドを搭載した評価装
置を用いて信号を再生し、反射率、エラーレート及び変
調度を測定した結果、いずれも良好な値を示した。
【0098】〔実施例4〕基板にポリカーボネート樹脂
製で連続した案内溝(トラックピッチ:0.7μm)を
有する直径120mmφ、厚さ0.6mmの円盤状のも
のを用いる以外は実施例2と同様にして光記録媒体を作
製した。
【0099】作製した媒体に、0.6mm厚に対応した
635nm半導体レーザーヘッドを搭載している以外は
実施例1と同様にパルステック工業製光ディスク評価装
置(DDU−1000)及びKENWOOD製EFMエ
ンコーダーを用いて記録した。記録後、650nm及び
635nm赤色半導体レーザーヘッドを搭載した評価装
置を用いて信号を再生し、反射率、エラーレート及び変
調度を測定した結果、いずれも良好な値を示した。
【0100】〔実施例5〕表−1に記載したジピロメテ
ン金属キレート化合物(3−1)と塗布溶媒としてジア
セトンアルコールを用い、基板にポリカーボネート樹脂
製で連続した案内溝(トラックピッチ:0.53μm)
を有する直径120mmφ、厚さ0.6mmの円盤状の
ものを用いる以外は実施例2と同様にして光記録媒体を
作製した。この記録層の吸収極大は520nmであり、
光学定数は、532nmではnが2.4、kは0.15
である。
【0101】作製した媒体に、0.6mm厚に対応した
532nmYAG高調波変換レーザーヘッドを搭載した
光ディスク評価装置及びKENWOOD製EFMエンコ
ーダーを用いて、線速度3.8m/s、レーザーパワー
7mWで記録した。記録後、同評価装置を用いて信号を
再生した結果、反射率は約51%、エラーレートが7c
ps及び変調度が0.65であり、いずれも良好な値を
示した。
【0102】〔実施例6〜95〕表−1に記載したジピ
ロメテン金属キレート化合物(2−2〜2−23、3−
2〜3−13、4−1〜4−51、5−1〜5−37、
11−1〜11−10、12−1〜12−10)を用い
る以外は、実施例2と同様にして光記録媒体を作製し
た。
【0103】作製した媒体に実施例1と同様に635n
m半導体レーザーヘッドを搭載したパルステック工業製
光ディスク評価装置(DDU−1000)及びKENW
OOD製EFMエンコーダーを用いて記録した。記録
後、650nm及び635nm赤色半導体レーザーヘッ
ドを搭載した評価装置を用いて信号を再生し、反射率、
エラーレート及び変調度を測定した結果、いずれも良好な値を
示した。
【0104】〔比較例1〕実施例2において、ベンゾピ
ロメテン金属キレート化合物(2−1)の代わりに、ペ
ンタメチンシアニン色素NK−2929[1,3,3,1',3',
3'-ヘキサメチル-2',2'-(4,5,4',5'-ジベンゾ)インドジ
カルボシアニンパークロレート、日本感光色素研究所
製]を用いること以外は同様にして光記録媒体を作製し
た。作製した媒体に実施例1と同様に635nm半導体
レーザーヘッドを搭載したパルステック工業製光ディス
ク評価装置(DDU−1000)及びKENWOOD製
EFMエンコーダーを用いて、線速3.5m/s、レー
ザーパワー7mWで記録した。記録後、650nm及び
635nm赤色半導体レーザーヘッドを搭載した評価装
置を用いて信号を再生した結果、反射率は低く、エラー
レートは大きく、変調度も小さかった。更に、長時間再
生していると信号が劣化した。
【0105】〔比較例2〕比較例1において、NK29
29の代わりにトリメチンシアニン色素NK79[1,3,
3,1',3',3'-ヘキサメチル-2',2'-インドジカルボシアニ
ンアイオダイド、日本感光色素研究所製]を用いたこと
以外は同様にして光記録媒体を作製した。作製した媒体
に実施例1と同様に635nm半導体レーザーヘッドを
搭載したパルステック工業製光ディスク評価装置(DD
U−1000)及びKENWOOD製EFMエンコーダ
ーを用いて、線速3.5m/s、レーザーパワー7mW
で記録した。記録後、650nm及び635nm赤色半
導体レーザーヘッドを搭載した評価装置を用いて信号を
再生した結果、波形が歪み、エラーレートは大きく、変
調度も小さかった。更に、長時間再生していると信号が
劣化した。
【0106】以上の実施例1〜4、6〜95及び比較例
1〜2において、記録層の光学定数及び各媒体を635
nmで記録して、650及び635nmで再生した時の
反射率、エラーレート、変調度を表−2にまとめて示
す。
【0107】
【表13】
【0108】
【表14】
【0109】
【表15】
【0110】
【表16】
【0111】
【表17】
【0112】
【表18】
【0113】
【表19】
【0114】
【表20】
【0115】
【表21】
【0116】
【表22】
【0117】
【表23】
【0118】
【表24】
【0119】〔実施例96〕窒素気流下、エタノール5
00mlに1-ホルミル-3-フェニルイソインドール4.
8g及び2,4-ジメチルピロール2.3gを溶解し、47%
臭化水素酸4.1gを滴下した後、還流温度で2時間撹
拌した。室温まで冷却した後、析出した結晶を濾取し、
エタノール及び水で洗浄し、下記構造式(1−a)で示
される化合物6.5gを得た。
【0120】
【化20】
【0121】次に、エタノール600mlに式(1−
a)で示される化合物2.8gを溶解し、酢酸コバルト
四水和物1.8gを加えて、還流温度で2時間撹拌し
た。冷却後、析出物を濾取し、水洗後、エタノールで再
結晶して下記構造式(4−1)で示される化合物を0.
8g得た。
【0122】
【化21】
【0123】下記の分析結果より、目的物であることを
確認した。
【0124】
【表25】
【0125】このようにして得られた化合物は、クロロ
ホルム溶液中において545nmに極大吸収を示し、グ
ラム吸光係数は1.46×105ml/g.cmであっ
た。
【0126】〔実施例97〕窒素気流下、エタノール5
00mlに1-ホルミル-3-(4-メトキシフェニル)イソイ
ンドール5.5g及び2,4-ジメチルピロール2.3gを
溶解し、47%臭化水素酸4.2gを滴下した後、還流温
度で2時間撹拌した。室温まで冷却した後、析出した結
晶を濾取し、エタノール及び水で洗浄し、下記構造式
(1−b)で示される化合物6.4gを得た。
【0127】
【化22】
【0128】次に、エタノール700mlに式(1−
b)で示される化合物3.0gを溶解し、酢酸コバルト
四水和物2.0gを加えて、還流温度で2時間撹拌し
た。冷却後、析出物を濾取し、水洗後、エタノールで再
結晶して下記構造式(4−2)で示される化合物を1.
1g得た。
【0129】
【化23】
【0130】下記の分析結果より、目的物であることを
確認した。
【0131】
【表26】
【0132】このようにして得られた化合物は、クロロ
ホルム溶液中において547nmに極大吸収を示し、グ
ラム吸光係数は1.20×105ml/g.cmであっ
た。
【0133】〔実施例98〕エタノール500mlに式
(1−a)で示される化合物2.8gを溶解し、酢酸亜
鉛1.5gを加えて、還流温度で2時間撹拌した。冷却
後、析出物を濾取し、水洗後、エタノールで再結晶して
下記構造式(4−3)で示される化合物を1.6g得
た。
【0134】
【化24】
【0135】下記の分析結果より、目的物であることを
確認した。
【0136】
【表27】
【0137】このようにして得られた化合物は、クロロ
ホルム溶液中において545nmに極大吸収を示し、グ
ラム吸光係数は2.01×105ml/g.cmであっ
た。
【0138】〔実施例99〕窒素気流下、エタノール5
00mlに1-ホルミル-3-(4-tertブチルフェニルチオ)
イソインドール5.0g及び2,4-ジメチルピロール1.
7gを溶解し、47%臭化水素酸3.1gを滴下した後、
還流温度で2時間撹拌した。室温まで冷却した後、析出
した結晶を濾取し、エタノール及び水で洗浄し、下記構
造式(1−c)で示される化合物3.9gを得た。
【0139】
【化25】
【0140】次に、エタノール150mlに式(1−
c)で示される化合物0.5gを溶解し、酢酸コバルト
四水和物0.3gを加えて、還流温度で2時間撹拌し
た。冷却後、析出物を濾取し、水洗後、エタノールで再
結晶して下記構造式(4−4)で示される化合物を0.
4g得た。
【0141】
【化26】
【0142】下記の分析結果より、目的物であることを
確認した。
【0143】
【表28】
【0144】このようにして得られた化合物は、クロロ
ホルム溶液中において550nmに極大吸収を示し、グ
ラム吸光係数は1.24×105ml/g.cmであっ
た。
【0145】〔実施例100〕窒素気流下、エタノール
600mlに1-ホルミル-3-フェニルイソインドール
4.8g及び2,4-ジメチル-3-エチルピロール2.9g
を溶解し、47%臭化水素酸4.1gを滴下した後、還流
温度で2時間撹拌した。室温まで冷却した後、析出した
結晶を濾取し、エタノール及び水で洗浄し、下記構造式
(1−d)で示される化合物6.8gを得た。
【0146】
【化27】
【0147】次に、エタノール700mlに式(1−
d)で示される化合物2.8gを溶解し、酢酸コバルト
四水和物1.9gを加えて、還流温度で2時間撹拌し
た。冷却後、析出物を濾取し、水洗後、エタノールで再
結晶して下記構造式(4−5)で示される化合物を1.
7g得た。
【0148】
【化28】
【0149】下記の分析結果より、目的物であることを
確認した。
【0150】
【表29】
【0151】このようにして得られた化合物は、クロロ
ホルム溶液中において555nmに極大吸収を示し、グ
ラム吸光係数は1.47×105ml/g.cmであっ
た。
【0152】〔実施例101〕エタノール700mlに
式(1−d)で示される化合物2.8gを溶解し、酢酸
亜鉛1.4gを加えて、還流温度で2時間撹拌した。冷
却後、析出物を濾取し、水洗後、エタノールで再結晶し
て下記構造式(4−6)で示される化合物を2.1g得
た。
【0153】
【化29】
【0154】下記の分析結果より、目的物であることを
確認した。
【0155】
【表30】
【0156】このようにして得られた化合物は、クロロ
ホルム溶液中において554nmに極大吸収を示し、グ
ラム吸光係数は1.83×105ml/g.cmであっ
た。
【0157】〔実施例102〕エタノール200mlに
式(1−c)で示される化合物0.9gを溶解し、酢酸
亜鉛0.4gを加えて、還流温度で2時間撹拌した。冷
却後、析出物を濾取し、水洗後、エタノールで再結晶し
て下記構造式(4−7)で示される化合物を0.7g得
た。
【0158】
【化30】
【0159】下記の分析結果より、目的物であることを
確認した。
【0160】
【表31】
【0161】このようにして得られた化合物は、クロロ
ホルム溶液中において550nmに極大吸収を示し、グ
ラム吸光係数は2.33×105ml/g.cmであっ
た。
【0162】〔実施例103〕エタノール300mlに
式(1−c)で示される化合物2.0g、及びシアン化
カリウム0.4gを溶解し、還流温度で7時間撹拌し
た。室温まで冷却した後、水300mlとローデファイ
ン5gを加え、析出物を濾取、水洗した。得られた濾塊
をクロロホルム100mlに溶解し、室温で臭素0.7
gのクロロホルム溶液を滴下した。室温で10分間撹拌
した後、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲ
ル/メタノール:クロロホルム;1:20)で精製して
下記構造式(1−e)で示される化合物を1.4g得
た。
【0163】
【化31】
【0164】次に、エタノール300mlに式(1−
e)で示される化合物1.0gを溶解し、酢酸銅0.4
gを加えて、還流温度で2時間撹拌した。冷却後、析出
物を濾取し、水洗後、エタノールで再結晶して下記構造
式(4−8)で示される化合物を0.5g得た。
【0165】
【化32】
【0166】下記の分析結果より、目的物であることを
確認した。
【0167】
【表32】
【0168】このようにして得られた化合物は、クロロ
ホルム溶液中において574nmに極大吸収を示し、グ
ラム吸光係数は1.12×105ml/g.cmであっ
た。
【0169】〔実施例104〕ジクロロメタン50ml
に式(1−a)で示される化合物2.0gを溶解し、
N,N−ジイソプロピルエチルアミン1.4gを加え
て、室温で30分間撹拌した後、ボロントリフルオリド
エチルエーテルコンプレックス1.6gを加え更に2時
間撹拌した。水洗後、ジクロロメタンを溜去し、カラム
クロマトグラフィー(シリカゲル/メタノール:クロロ
ホルム;1:20)にて精製し、下記構造式(5−1)
で示される化合物を0.9g得た。
【0170】
【化33】
【0171】下記の分析結果より、目的物であることを
確認した。
【0172】
【表33】
【0173】このようにして得られた化合物は、クロロ
ホルム溶液中において569nmに極大吸収を示し、グ
ラム吸光係数は2.26×105ml/g.cmであっ
た。
【0174】〔実施例105〕ジクロロメタン50ml
に式(1−b)で示される化合物2.0gを溶解し、
N,N−ジイソプロピルエチルアミン1.4gを加え
て、室温で30分間撹拌した後、ボロントリフルオリド
エチルエーテルコンプレックス1.5gを加え更に2時
間撹拌した。水洗後、ジクロロメタンを溜去し、カラム
クロマトグラフィー(シリカゲル/メタノール:クロロ
ホルム;1:20)にて精製し、下記構造式(5−2)
で示される化合物を0.8g得た。
【0175】
【化34】
【0176】下記の分析結果より、目的物であることを
確認した。
【0177】
【表34】
【0178】このようにして得られた化合物は、クロロ
ホルム溶液中において576nmに極大吸収を示し、グ
ラム吸光係数は2.13×105ml/g.cmであっ
た。
【0179】
【発明の効果】本発明によれば、ベンゾピロメテン系化
合物と金属イオンとのベンゾピロメテン金属キレート化
合物を記録層として用いることにより、高密度光記録媒
体として非常に注目されている波長520〜690nm
のレーザーで記録再生が可能な追記型光記録媒体を提供
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光記録媒体及び本発明の層構成を示す断
面構造図
【図2】本発明の光記録媒体の層構成を示す断面構造図
【符号の説明】
1 基板 2 記録層 3 反射層 4 保護層 1’ 基板 2’ 記録層 3’ 反射層 4’ 接着層 5’ 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 209/14 C07D 209/14 209/30 209/30 209/58 209/58 403/06 207 403/06 207 403/14 207 403/14 207 413/14 207 413/14 207 C09B 23/00 C09B 23/00 L G11B 7/24 516 G11B 7/24 516 (72)発明者 西本 泰三 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 塚原 宇 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 津田 武 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 梅原 英樹 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 詫摩 啓輔 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に少なくとも記録層及び反射層を
    有する光記録媒体において、記録層中に、下記一般式
    (1)で示されるジピロメテン系化合物と金属イオンと
    から得られるジピロメテン金属キレート化合物を含有す
    る光記録媒体。 【化1】 〔式中、R1〜R7は各々独立に水素原子、ハロゲン原
    子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、アミノ基、カ
    ルボキシル基、スルホン酸基、炭素数1〜20のアルキ
    ル基、炭素数1〜20のハロゲノアルキル基、炭素数1
    〜20のアルコキシ基、炭素数2〜20のアルケニル
    基、炭素数2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数2
    〜20のアルコキシアルコキシ基、炭素数6〜20のア
    リールオキシ基、炭素数1〜20のアシル基、炭素数2
    〜20のアルコキシカルボニル基、炭素数2〜20のア
    ルキルアミノカルボニル基、炭素数3〜20のジアルキ
    ルアミノカルボニル基、炭素数2〜20のアルキルカル
    ボニルアミノ基、炭素数7〜20のフェニルカルボニル
    アミノ基、炭素数7〜20のフェニルアミノカルボニル
    基、炭素数7〜20のフェノキシカルボニル基、炭素数
    7〜20のアラルキル基、炭素数6〜20のアリール
    基、炭素数4〜20のヘテロアリール基、炭素数1〜2
    0のアルキルチオ基、炭素数6〜20のフェニルチオ
    基、炭素数3〜20のアルケニルオキシカルボニル基、
    炭素数8〜20のアラルキルオキシカルボニル基、炭素
    数4〜20のアルコキシカルボニルアルコキシカルボニ
    ル基、炭素数4〜20のアルキルカルボニルアルコキシ
    カルボニル基、炭素数2〜20のモノ(ヒドロキシアル
    キル)アミノカルボニル基、炭素数3〜20のジ(ヒド
    ロキシアルキル)アミノカルボニル基、炭素数3〜20
    のモノ(アルコキシアルキル)アミノカルボニル基又は
    炭素数5〜20のジ(アルコキシアルキル)アミノカル
    ボニル基を表し、R2とR3及び/又はR5とR6はそれぞ
    れ互いに結合してピロ−ル環に縮合する芳香環を形成し
    てもよく、また、これらによって形成される縮合芳香環
    は、それぞれ同一であっても異なるものであってもよ
    く、式(a) 【化2】 (式中、R8〜R11は各々独立に水素原子、ハロゲン原
    子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、アミノ基、カ
    ルボキシル基、スルホン酸基、炭素数1〜20のアルキ
    ル基、炭素数1〜20のハロゲノアルキル基、炭素数1
    〜20のアルコキシ基、炭素数2〜20のアルケニル
    基、炭素数2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数2
    〜20のアルコキシアルコキシ基、炭素数6〜20のア
    リールオキシ基、炭素数1〜20のアシル基、炭素数2
    〜20のアルコキシカルボニル基、炭素数2〜20のア
    ルキルアミノカルボニル基、炭素数3〜20のジアルキ
    ルアミノカルボニル基、炭素数2〜20のアルキルカル
    ボニルアミノ基、炭素数7〜20のフェニルカルボニル
    アミノ基、炭素数7〜20のフェニルアミノカルボニル
    基、炭素数7〜20のフェノキシカルボニル基、炭素数
    7〜20のアラルキル基、炭素数6〜20のアリール
    基、炭素数4〜20のヘテロアリール基、炭素数1〜2
    0のアルキルチオ基、炭素数6〜20のフェニルチオ
    基、炭素数3〜20のアルケニルオキシカルボニル基、
    炭素数8〜20のアラルキルオキシカルボニル基、炭素
    数4〜20のアルコキシカルボニルアルコキシカルボニ
    ル基、炭素数4〜20のアルキルカルボニルアルコキシ
    カルボニル基、炭素数2〜20のモノ(ヒドロキシアル
    キル)アミノカルボニル基、炭素数3〜20のジ(ヒド
    ロキシアルキル)アミノカルボニル基、炭素数3〜20
    のモノ(アルコキシアルキル)アミノカルボニル基又は
    炭素数5〜20のジ(アルコキシアルキル)アミノカル
    ボニル基を表し、R10とR11はそれぞれ互いに結合して
    芳香環を形成してもよい)を表す。〕
  2. 【請求項2】 ジピロメテン金属キレート化合物が、下
    記一般式(2)で示される化合物である請求項1記載の
    光記録媒体。 【化3】 〔式中、R1〜R7は前記と同じ意味を表し、Mは遷移元
    素を表す。〕
  3. 【請求項3】 ジピロメテン金属キレート化合物が、下
    記一般式(3)で示される化合物である請求項1記載の
    光記録媒体。 【化4】 〔式中、R1〜R7は前記と同じ意味を表す。〕
  4. 【請求項4】 波長520〜690nmの範囲から選択
    されるレーザー光に対して、記録及び再生が可能である
    請求項1〜3のいずれかに記載の光記録媒体。
  5. 【請求項5】 レーザー波長において、記録層の屈折率
    が1.8以上、且つ、消衰係数が0.04〜0.40で
    ある請求項1〜3のいずれかに記載の光記録媒体。
  6. 【請求項6】 波長520〜690nmの範囲から選択
    されるレーザー光に対して、基板側から測定した反射率
    が20%以上である請求項1〜3のいずれかに記載の光
    記録媒体。
  7. 【請求項7】 下記一般式(4)で示されるジピロメテ
    ン金属キレ−ト化合物。 【化5】 〔式中、R1〜R4、R7〜R11は前記と同じ意味を表
    し、Mは遷移元素を表す。但し、R2とR3は芳香環を形
    成することはない。〕
  8. 【請求項8】 下記一般式(5)で示されるジピロメテ
    ン金属キレ−ト化合物。 【化6】 〔式中、R1〜R4、R7〜R11は前記と同じ意味を表
    す。但し、R2とR3は芳香環を形成することはない。〕
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