JPH10225490A - 水流マッサージ装置 - Google Patents

水流マッサージ装置

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JPH10225490A
JPH10225490A JP9030317A JP3031797A JPH10225490A JP H10225490 A JPH10225490 A JP H10225490A JP 9030317 A JP9030317 A JP 9030317A JP 3031797 A JP3031797 A JP 3031797A JP H10225490 A JPH10225490 A JP H10225490A
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道弘 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適当な水圧を持つ水流を発生させることによ
り、入浴中に水流マッサージが可能な水流マッサージ装
置の提供や、吸水部、ノズルの吸着を防止して操作性を
高めた水流マッサージ装置を提供する。 【解決手段】 水源(浴槽2)からポンプ(10)を以
て吸水し、適当な水圧を持つ水流(W)をノズル(1
4)から噴射させ、入浴中の身体の表面に当てることが
でき、簡易に水流によるマッサージ効果が期待できる。
吸水部(8)にあっては通水部(スカート部62及び透
孔78)を確保して水流の停止を防止し、また、ノズル
(14)にあっては、身体との対向面側の傾斜により水
流の流速を緩和することにより、吸着現象を防止するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入浴中等で湯水の
水流を用いて身体マッサージに用いられる水流マッサー
ジ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、入浴中、適当な水圧を持つ水流を
身体の表面に当てることは、水圧による加圧に加えて水
流の摩擦による動的な指圧を行える。このような指圧
は、静的な指圧効果にはないマッサージ効果が期待でき
る。温水を利用したり、浴槽内でのマッサージは、入浴
効果と相俟って疲労回復等に効果があることは周知の事
実であり、水流を利用した場合には、図り知れない効果
が期待できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、水流を利用
したマッサージ装置について、家庭で簡易に使用できる
ものは少なく、家庭の浴槽内で高い水圧及び水流を発生
させるには装置が大がかりとなり、扱いも厄介である等
の課題があった。
【0004】そして、水流を発生させるために、浴槽内
に浸した吸水部から吸水する場合、その吸水部が身体や
浴槽内壁に付着するという問題がある。通常、フレキシ
ブルパイプで構成される吸水部を通して湯水の吸い込み
が行われることになるが、圧送圧力を高めようとする
と、浴槽から吸い込む吸水圧も高くなり、吸水部が浴槽
内の身体や浴槽壁面に吸い付くおそれがあり、身体に吸
着した場合には使用者に不快感を起こさせるばかりでな
く、吸水が阻止されて水流の停止を来す。その場合、身
体等に吸着した吸水部を外すにはポンプユニットを停止
させる必要がある。
【0005】また、マッサージ効果を高めるために適当
な水流を発生させると、ノズルが水流発生時に身体に付
着するという問題がある。図11は、身体の皮膚200
に対してノズル202から水流Wを当てる状態を示して
いる。皮膚200とノズル202の端面とが離れている
場合には、水流Wが皮膚200に窪み204を形成しな
がら、水流Wが放射状に皮膚200側から跳ね返る。と
ころが、図12に示すように、皮膚200の表面にノズ
ル202が近付くと、皮膚200の表面に対する加圧力
は増大しつつ、水流Wの逃げ場206が狭められる結
果、その流速が飛躍的に増大することになる。このよう
な水流Wと圧力との関係から、皮膚200にノズル20
2の端面が吸い付けられるという異常な現象を生じ、使
用者に不快感を起こさせる。このようなノズル202の
吸着現象は、ノズル202からの吐出圧力が大きい程著
しい。
【0006】そこで、本発明は、適当な水圧を持つ水流
を発生させることにより、入浴中に水流マッサージが可
能な水流マッサージ装置を提供することを目的とする。
【0007】また、本発明の他の目的は、吸水部やノズ
ルの吸着を防止して操作性を高めた水流マッサージ装置
を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の水流マッサージ
装置は、図1〜図10に例示するように、水源(浴槽
2)からポンプ(10)を以て吸水し、適当な水圧を持
つ水流(W)をノズル(14)から噴射させ、入浴中の
身体の表面に当てることができ、簡易に水流によるマッ
サージ効果が期待できる。
【0009】また、本発明の水流マッサージ装置は、図
1〜図10に例示するように、吸水部(8)にあっては
通水部(スカート部62及び透孔78)を確保して水流
の停止を防止し、また、ノズル(14)にあっては、身
体との対向面側の傾斜により水流の流速を緩和すること
により、吸着現象を防止することができる。
【0010】そこで、請求項1に記載の本発明の水流マ
ッサージ装置は、湯水の噴射により身体のマッサージを
行う水流マッサージ装置であって、前記湯水を供給する
水源(浴槽2)と、前記水源から前記湯水を吸水部
(8)を通して吸引するポンプ(10)を備えて水流を
発生させる水流発生手段(水流発生部4)と、この水流
発生手段に送水管(16)を通して接続され、前記水流
発生手段に発生させた水流(W)を噴射するノズル(1
4)と、前記ポンプの動作を切り換えるスイッチ(起動
スイッチ18)と、このスイッチの操作により前記ポン
プの動作を切り換える制御部(20)とを備えて、前記
水源より吸水した前記湯水を前記ノズルを通して身体の
表面に噴射することを特徴とする。このような構成とし
たことにより、入浴中にスイッチを操作して適当な水流
を身体の表面に当て、水流による簡易なマッサージを行
うことができる。
【0011】この場合、水源には、浴槽内の湯水又は上
水道水を用いることができる。上水道の水を給湯装置で
加熱した場合、ポンプで吸い込むことにより、上水圧を
越えて十分な水圧を得ることができる。
【0012】前記吸水部には前記ポンプの吸水圧を分離
する分離壁(スカート部62)を設け、この分離壁に通
水部(スカート部62及び透孔78)を形成し、この通
水部を通して前記水源より湯水を吸水することを特徴と
する。このような構成としたことにより、浴槽内壁や身
体への吸着を防止でき、水流停止等の不都合が防止でき
る。
【0013】前記ノズルは、その先端部側にテーパ面を
形成し、ノズルと身体との間の間隔を放射状方向に拡開
させたことを特徴とする。このような構成としたことに
より、ノズルを身体に近付けても、ノズルと身体との吸
着を防止でき、使用者はノズルを皮膚に近付けることに
より、所望の水圧を身体に加えることができる。
【0014】また、前記スイッチは、前記ノズルの壁面
部に取り付け、その信号線(ケーブル22)を前記送水
管に埋め込んで前記制御部に接続したことを特徴とす
る。このような構成としたことにより、使用者は入浴中
に片手で動作切換えと、ノズルの位置的な操作の双方を
自由に行うことができ、操作性が高められる。
【0015】そして、前記制御部は、前記スイッチの操
作に基づき、前記ポンプの動作時間を積算し、その動作
時間が所定時間を経過したとき、前記ポンプの動作を停
止させることを特徴とする。ポンプの加熱や長時間に渡
る過度なマッサージを防止できる。
【0016】前記テーパ面の角度は、部分的に異ならせ
たことを特徴とする。このような構成としたことによ
り、ノズルと身体との吸着を確実に防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
形態を参照して詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の水流マッサージ装置の一
実施形態を示している。この実施形態では、水源として
浴槽2を用いているが、水道水等の上水を用いることも
できる。この浴槽2には、隣接して水流発生部4が設置
される。この水流発生部4は、浴槽2の湯水6を吸引
し、適当な圧力を以て浴槽2側に帰還させる水流圧送手
段を構成している。矢印Wは水流を示している。そこ
で、浴槽2には、吸水部8が設置され、この吸水部8と
水流発生部4のポンプ10とが吸水管12を通して連結
されている。この吸水管12は、柔軟性のある合成樹脂
等で形成されたフレキシブルパイプである。また、ポン
プ10とノズル14とは送水管16を以て連結されてい
る。この送水管16も柔軟性のある合成樹脂等で形成さ
れたフレキシブルパイプであるが、この送水管16には
ノズル14側の起動スイッチ18と制御部20を電気的
に結ぶ信号線であるケーブル22が埋め込まれている。
【0019】制御部20は、ポンプ10の駆動を制御す
る制御手段である。この制御部20には、外部電源装置
24から給電されており、その給電は運転スイッチ26
によって切り換えられる。そして、ポンプ10には、リ
レー28のリレー接点30を介して外部電源装置24が
接続されており、リレー接点30は制御部20により、
開閉が制御される。
【0020】外部電源装置24は、水流発生部4と分離
し、浴室外に設置される。この外部電源装置24には、
商用交流電源32が接続される。
【0021】このような水流マッサージ装置によれば、
外部電源装置24側に給電し、水流発生部4の運転スイ
ッチ26をONとする。そして、使用者は、浴槽2の湯
水6内に吸水部8とノズル14とを浸した後、ノズル1
4を手に持ち、起動スイッチ18を操作することによ
り、水流Wを発生させ、それを身体の所望の位置に当て
ることができる。この結果、温水や冷水と水流加圧とに
より、マッサージ効果が期待できる。
【0022】次に、図2は、外部電源装置24の一実施
形態を示している。外部電源装置24を設置する理由
は、商用交流電源32と浴室内とを絶縁し、低圧化して
浴室内電源を実現し、安全性を高めることにある。そこ
で、外部電源装置24は、トランス34を備え、このト
ランス34の一次側コイル36に商用交流電源32が接
続される。トランス34は、2つの二次側コイル38、
40を有し、その一方の二次側コイル38から低圧交流
出力が取り出され、2つのリレー接点30を介してポン
プ10が接続される。他方の二次側コイル40には、直
流電源回路42が接続され、この直流電源回路42から
制御部20側の直流出力が取り出される。
【0023】次に、図3は、制御部20の構成を示して
いる。制御部20はマイコン部44を備えており、マイ
コン部44は演算手段としてのCPU46、記憶手段と
してROM48及びRAM50とともに入出力部52を
備えている。入出力部52には、運転スイッチ26から
のON、OFF信号がスイッチ入力検出回路54を通し
て入力される。また、入出力部52には、起動スイッチ
18のON、OFF信号がスイッチ入力検出回路56を
通して入力される。そして、ポンプ10の給電制御に
は、入出力部52の制御信号がポンプ駆動回路58に加
えられ、このポンプ駆動回路58の出力がリレー28の
ソレノイドの励磁を制御して、2つのリレー接点30の
開閉が行われる。
【0024】制御部20は、スイッチ動作の検出、ポン
プ10の駆動を制御する。運転スイッチ26からの入力
を所定時間連続して検出したとき、制御部20は運転待
機モードに移行する。運転スイッチ26を押し続けなけ
れば動作開始入力として受け付けられないため、不用意
に起動スイッチ18を操作しても水流の発生はない。こ
の結果、安全性がより高められている。そして、運転待
機モードに移行させることにより、起動スイッチ18を
操作すると、水流の発生を予測できる。運転待機モード
に移行した後は、ノズル14側の起動スイッチ18の入
力を検出する毎にリレー28が動作し、ポンプ10を駆
動又は停止させることができる。入浴者はノズル14を
片手で持ち、同時に起動スイッチ18を入力することが
できる。例えば、運転スイッチ26及び起動スイッチ1
8には、常時入力状態を回避する手段としてモメンタリ
型スイッチを用いることができる。また、運転スイッチ
26の入力が検出されたときには運転待機モードが解除
され、停止状態に戻る。また、起動スイッチ18の入力
検出によって運転モードに移行して所定時間経過したと
きには、運転モード及び運転待機モードも解除され、ポ
ンプ10が停止状態となる。
【0025】また、制御部20は、起動スイッチ18の
操作に基づき、ポンプ10の動作時間の積算を行い、そ
の動作時間が所定時間に到達したとき、リレー28の励
磁が解除され、ポンプ10の動作が停止する。このよう
に、運転動作時間が制限されているので、入浴者はその
動作停止によりマッサージ時間が極端に長くなるのを防
止できる。また、ポンプ10の不要な動作防止ができる
ので、ポンプ10の空転などの故障が防止される。
【0026】また、制御部20には外部電源装置24か
ら常に一定の直流電圧が供給されており、CPU46は
スイッチ入力検出回路54、56を介して運転スイッチ
26、起動スイッチ18の入力があったかどうかをサン
プリングして監視している。運転スイッチ26からの入
力が検出されると、CPU46はフラッグを立ててRA
M50に記憶し、サンプリングにより所定時間連続して
検出されたか否かを監視する。所定時間の検出の後、制
御部20は運転待機モードに移行する。起動スイッチ1
8の入力が検出されると、ポンプ駆動回路58を動作さ
せてリレー28を励磁してリレー接点30を閉じ、ポン
プ10に駆動電圧を印加して駆動し、水流Wを発生させ
る。CPU46がポンプ10の駆動後、所定時間経過す
るまでに新たに起動スイッチ18の入力を検出しなけれ
ば、強制的にポンプ10を停止させるとともに運転停止
状態に移行させる。
【0027】次に、図4〜図6は、吸水部8の構成を示
し、図4は吸水部8の縦断面図、図5は図4のV−V線
断面図、図6は吸水部8の吸水面側を示している。
【0028】吸水部8は、吸水部本体60にスカート部
62と連結部64とを形成したものである。スカート部
62は、吸水部本体60側に作用する吸水圧を外部と分
離する分離壁の一態様である。吸水部本体60、スカー
ト部62及び連結部64は、例えば、合成樹脂で形成さ
れ、吸水管12と通ずる円筒体である。連結部64に
は、凹凸を持つ抜け止め部66が形成され、これによ
り、吸水管12が強固に連結される。吸水部本体60の
内部には、連結部64より径大な円筒状の空洞部68が
形成され、その内壁部には中心方向に突出する複数の突
条70が形成されている。この突条70は、実施例の場
合、90度間隔、4つであるが、より多く又は少なくて
もよい。吸水部本体60とスカート部62との間には内
周方向に向かって溝部72が形成され、この溝部72に
はフィルタ74が保持枠76によって固定されている。
このフィルタ74によって浴槽2内の夾雑物の吸い込み
が阻止される。実施例では、網フィルタを図示している
が、各種のフィルタが使用できることは言うまでもな
い。そして、スカート部62は、円筒状を成し、通水窓
として下面側が開放されているとともに、その周壁部に
は通水部としての複数の透孔78が形成されている。ま
た、スカート部62の壁面には、スカート部62を形成
する合成樹脂からなる突出片80が透かし溝82を以て
形成されており、この突出片80によって保持枠76の
脱落が阻止されている。
【0029】このような構成としたことにより、吸水
時、スカート部62が下方に開放されているとともに、
スカート部62に形成された透孔78が異方向に開口さ
れているため、吸水部8に作用するポンプ10の吸引力
は分散されており、身体や浴槽壁と接触しても、吸着す
ることはない。従って、吸水部8が閉塞されず、吸水停
止がなく、吸水部8の吸着による不快感が無い。
【0030】また、吸水部8に吸引された湯水6に含ま
れる夾雑物は、フィルタ74によって濾過され、ポンプ
10に吸引されたり、ノズル14から身体に噴射される
ことはない。また、フィルタ74は、突出片80をスカ
ート部62の周囲方向に拡開することにより、保持枠7
6とともに取り外すことができ、洗浄により再生可能で
ある。
【0031】次に、図7〜図9は、ノズル14の具体的
な構成を示し、図8は図7のVIII−VIII線断面図であ
る。
【0032】ノズル14は、本体部83、送水管結合部
84及び送水管保持部86を備えている。本体部83
は、例えば、合成樹脂で成形加工したものであって、手
で握ることができる程度の円筒状であって、その先端壁
面部には送水孔部88を備えている。送水孔部88は、
本体部83の先端側から僅かに突出し、その内部に例え
ば円孔を成す噴射孔90を備えている。そして、本体部
83の先端部側には送水孔部88の外壁面から傾斜角度
θを成して後退するテーパ面92が形成されている。ま
た、本体部83の外壁部には柔軟なシートカバー94で
閉塞された凹部96が形成され、この凹部96内には起
動スイッチ18が取り付けられている。起動スイッチ1
8は、図8に示すように、基板98とともにねじ100
を以て本体部83に固定されているとともに、この起動
スイッチ18は、送水管16に埋め込まれたケーブル2
2が接続されている。
【0033】本体部83の噴射孔90は、本体部83の
内部でテーパ面を成して径大部102に形成され、この
径大部102にねじを以て取り付けられた送水管結合部
84の先端側とパッキン106を介して連結される。こ
の送水管結合部84と本体部83との間には水密状態の
空間部108が形成されており、この空間部108にケ
ーブル22が配設されている。
【0034】送水管結合部84の後端側には、周囲方向
を同径とした断面凹凸状を成す抜け止め部110が形成
され、この抜け止め部110には送水管16が嵌合され
ている。その周囲部には、送水管保持部86が被せら
れ、この送水管保持部86と本体部83との間にはパッ
キン112を介在させ、固定手段であるねじ114を以
て水密状態に固定されている。
【0035】このように構成したことにより、ポンプ1
0によって吸引し、送水管16を経て圧送された湯水6
は、噴射孔90側に導かれ、通過断面積が狭いために吐
出圧力が増幅され、水圧及び水流が形成される。この水
流は、ノズル14の噴射孔90からノズル14の操作で
身体表面に当てることができる。
【0036】送水管16は、ポンプ10によって圧送さ
れる水を加圧するため小径にされており、この送水管1
6の端末には、把持し易いように送水管16より太く構
成されたノズル14が接続されている。送水管16を介
して圧送された湯水6はノズル14内の水路により更に
通過面積を狭められて吐出圧力が増大し、噴射孔90か
ら湯水6が噴射される。
【0037】ノズル14の本体部83及び送水管保持部
86は、本体部83が径大であるが、送水管16にかけ
て緩やかな曲面を成しているので、入浴者が掌に馴染み
易く、また、適当な握力で保持しながら、自由に水流を
身体の表面に当てることができる。そして、起動スイッ
チ18の操作により、ポンプ10の駆動又はその停止を
迅速に行うことができ、例えば、ノズル14の吐出方向
を決めた後、水流を身体の表面に噴射することができる
等、操作性に優れている。
【0038】そして、噴射孔90の周囲面部は、角度θ
のテーパ面92で後退傾斜しているので、ノズル14の
前端面と身体との間隔がノズル14を中心に拡開してお
り、その結果、噴射される水流の速度が減速され、吐出
圧力に比較して拡散する水流圧力が低減され、ノズル1
4と身体との吸着が防止される。
【0039】なお、テーパ面92の角度は、図9の
θ1 、θ2 (θ1 ≠θ2 )に示すように、部分的に異な
らせることで、吸着力の発生をより低減できる。このテ
ーパ面92の角度設定は、緩やかな傾斜面だけでなく、
凹凸面等によって形成してもよい。
【0040】次に、図10はこの水流マッサージ装置の
動作を表すフローチャートを示している。
【0041】ステップS1では、CPU46がスイッチ
入力検出回路54を通じて運転スイッチ26をサンプリ
ングし、スイッチ入力が所定時間継続してあったかどう
かを検出する。スイッチ入力が連続して無ければ引き続
きスイッチ入力を監視する。また、所定時間連続してス
イッチ入力があればステップS2に移行する。
【0042】ステップS2では、運転スイッチ26の入
力が所定時間連続して検出されると、CPU46は運転
待機モードに移行する。このとき、安全動作制限状態が
解除される。運転待機モードが備えられているため、不
用意にスイッチに接触しても水の噴射がない。運転待機
モードに移行すると、起動スイッチ18の入力があれば
許可し、即座にポンプ10を駆動する。このため、運転
スイッチ26は非常停止スイッチとして機能しており、
新たな運転スイッチ26の入力を検出すると、CPU4
6はポンプ10の駆動を止め、運転待機モードをも解除
し、停止状態に強制的に移行させる。
【0043】ステップS3では、運転待機モードにおい
て起動スイッチ18の入力をスイッチ入力検出回路56
を介してサンプリングし、入力が検出されたかどうかを
判断する。起動スイッチ18の入力が検出されたらステ
ップS4に移行する。
【0044】ステップS4では、運転モードに移行す
る。運転モードに移行するとリレー28のリレー接点3
0が閉じ、ポンプ10に交流電圧が供給されて駆動す
る。ノズル14からは水が吐出され、この吐出水流によ
るマッサージが可能となる。
【0045】ステップS5では、運転モードに移行する
とポンプ10の駆動時間のカウントを開始する。ステッ
プS6でCPU46はポンプ10が駆動されて所定時間
経過したかどうかを確認する。所定時間経過していなけ
ればステップS7に移行し、所定時間経過すればステッ
プS9に移行する。
【0046】ステップS7では、起動スイッチ18の入
力を監視する。起動スイッチ18の入力が確認されれば
ポンプ10を停止させ、運転待機モードに移行してステ
ップS8に進み、無ければポンプ10を駆動させたまま
再びステップS6に移行する。
【0047】ステップS8では、運転スイッチ26の入
力が検出されたかどうかを確認する。運転スイッチ26
の入力が無ければ再びステップS2に移行して起動スイ
ッチ18の入力を監視する。また、運転スイッチ26の
入力が検出されればステップS9に移行して、運転待機
モードが解除され運転が停止される。
【0048】本発明には、次のようなバリエーションが
ある。 a.上記実施態様はポンプ10によって浴槽2の湯水6
を吐出させる水流マッサージ装置として説明したが、浴
槽以外の容器に溜められた水又は温水を吸引して、ノズ
ル14から吐出させてもよい。 b.シャワーノズルのかわりにノズルを設けて上水を吐
出させたり、また、給湯器を介して上水を所望の温度に
加熱させて吐出させても良い。 c.浴槽2に湯水6をポンプ10によって循環させ、加
熱する給湯追焚装置が接続されているなら、この接続口
にノズル14と送水管16を接続して給湯追焚装置のポ
ンプの圧送力により浴槽の水を吐出させても良い。 d.給湯追焚装置の給湯器を動作させて上水を加熱しな
がら本発明の水流マッサージ装置を併用させてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果が得られる。 A.水源から吸引した適当な圧力を持つ水流噴射を行う
ことができ、その水流噴射をノズルの操作により、身体
表面に選択的に当てることができ、適当な動作開始、動
作持続及び解除の繰り返しにより、加圧と水流とにより
優れたマッサージ効果を得ることができる。 B.水源は、浴槽又は上水道を用いて、所望の水流を得
ることができる。 C.吸水部と身体又は浴槽壁面等との圧力分離を図るこ
とができ、吸着を確実に防止し、水流を継続的に形成で
きる。 D.ノズルの端面と身体との間の間隔を放射状方向に拡
開させたので、水流による吸着現象を確実に防止でき
る。 E.水流の噴射位置の制御と相俟ってノズル上のスイッ
チ操作により、ポンプの動作開始、動作持続及び解除を
自由に行うことができるので、操作性が高く、マッサー
ジ効果を高めることができる。 F.ポンプの動作時間を積算し、その動作時間が所定時
間を経過したとき、ポンプの動作を停止させることがで
きるので、安全性や経済性を高めることができる。 G.ノズルの端面側のテーパ面の角度は部分的に異なら
せることで、吸着現象を確実に防止でき、しかも、ノズ
ルの端面側の外形デザインのみで吸着現象の防止を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水流マッサージ装置の一実施形態を示
す図である。
【図2】外部電源装置を示すブロック図である。
【図3】制御部を示すブロック図である。
【図4】吸水部の一例を示す縦断面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】吸水部を示す側面図である。
【図7】ノズルを示す縦断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【図9】ノズルの他の実施形態を示す縦断面図である。
【図10】動作の開始から停止に至る動作形態を示すフ
ローチャートである。
【図11】ノズルから身体への水の吐出状態を表した図
である。
【図12】ノズルと身体の皮膚との吸着現象を示す図で
ある。
【符号の説明】
2 浴槽(水源) 4 水流発生部(水流発生手段) 8 吸水部 10 ポンプ 14 ノズル 16 送水管 18 起動スイッチ 20 制御部 22 ケーブル(信号線) 62 スカート部(通水部、分離壁) 78 透孔(通水部) W 水流
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 勝 静岡県富士市西柏原新田201番地 高木産 業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯水の噴射により身体のマッサージを行
    う水流マッサージ装置であって、 前記湯水を供給する水源と、 前記水源から前記湯水を吸水部を通して吸引するポンプ
    を備えて水流を発生させる水流発生手段と、 この水流発生手段に送水管を通して接続され、前記水流
    発生手段に発生させた水流を噴射するノズルと、 前記ポンプの動作を切り換えるスイッチと、 このスイッチの操作により前記ポンプの動作を切り換え
    る制御部と、 を備えて、前記水源より吸水した前記湯水を前記ノズル
    を通して身体の表面に噴射することを特徴とする水流マ
    ッサージ装置。
  2. 【請求項2】 前記水源は、浴槽又は上水道であること
    を特徴とする請求項1に記載の水流マッサージ装置。
  3. 【請求項3】 前記吸水部に前記ポンプの吸水圧を分離
    する分離壁を設け、この分離壁に通水部を形成し、この
    通水部を通して前記水源より前記湯水を吸水することを
    特徴とする請求項1に記載の水流マッサージ装置。
  4. 【請求項4】 前記ノズルは、その先端部側にテーパ面
    を形成し、ノズルと身体との間の間隔を放射状方向に拡
    開させたことを特徴とする請求項1に記載の水流マッサ
    ージ装置。
  5. 【請求項5】 前記スイッチは、前記ノズルの壁面部に
    取り付け、その信号線を前記送水管に埋め込んで前記制
    御部に接続したことを特徴とする請求項1に記載の水流
    マッサージ装置。
  6. 【請求項6】 前記制御部は、前記スイッチの操作に基
    づき、前記ポンプの動作時間を積算し、その動作時間が
    所定時間を経過したとき、前記ポンプの動作を停止させ
    ることを特徴とする請求項1に記載の水流マッサージ装
    置。
  7. 【請求項7】前記テーパ面の角度は、部分的に異ならせ
    たことを特徴とする請求項4に記載の水流マッサージ装
    置。
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