JPH10225184A - モーター制御装置及び記憶媒体 - Google Patents

モーター制御装置及び記憶媒体

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JPH10225184A
JPH10225184A JP9021639A JP2163997A JPH10225184A JP H10225184 A JPH10225184 A JP H10225184A JP 9021639 A JP9021639 A JP 9021639A JP 2163997 A JP2163997 A JP 2163997A JP H10225184 A JPH10225184 A JP H10225184A
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motor
control
motor drive
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JP9021639A
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Masateru Nishimoto
正輝 西本
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モーター制御回路を設け、原稿読範囲外では
ソフトウエア制御し、原稿読取範囲内ではモーター制御
回路によりステッピングモーターを定速駆動制御して原
稿読取時にCPUの処理負担を低減することである。 【解決手段】 CPU2は、読取対象の原稿用紙に対し
て印刷装置9の印字ヘッド用キャリッジに搭載された読
取装置5により原稿読取処理を開始し、その用紙サイズ
を認識した後、原稿読取範囲外では、RAM4内のスロ
ーアップテーブル4b/スローダウンテーブル4aにス
テッピングモーター6の始動期間/停止期間動作特性に
対応して予め設定されたステップ数及びモーター駆動パ
ルス時間に基づいて、ステッピングモーター6をスロー
アップ制御/スローダウン制御して読取開始位置あるい
は読取終了位置から停止位置にキャリッジを移動させ、
原稿読取範囲内では、モーター制御回路7によるステッ
ピングモーター6の駆動制御に切り換えてステッピング
モーター6を定速動作させキャリッジを移動させて、イ
メージセンサから転送される原稿イメージデータの読取
処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め動作条件に対
応して設定したモーター駆動情報に基づいてモーターの
回転数を制御するモーター制御装置及びそのモーター駆
動制御プログラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワードプロセッサーでは、印字ヘ
ッドを搭載するキャリッジにCCD(Charge Coupled D
evice )等から構成されたイメージセンサを搭載し、こ
のキャリッジを駆動するモーターとしてステッピングモ
ーターを利用している。このステッピングモーターの駆
動制御方法としては、そのステッピングモーターの回転
数と回転速度を決定するステップ毎の時間とステップ数
をテーブルに設定し、このテーブルに設定した各値でス
テッピングモーターをONするタイミングをソフトウエ
アによって制御していた。
【0003】ステッピングモーターをソフトウエア制御
する場合、その始動期間及び停止期間ではステッピング
モーターの動作特性として、その回転数と回転速度が暫
時増加あるいは暫時減少する変動傾向があるため、その
始動期間及び停止期間の動作特性に対応したステップ毎
の時間とステップ数を上記テーブルに設定する必要があ
る。
【0004】そして、上記ワードプロセッサーにおい
て、原稿イメージを読み取るスキャナモードでイメージ
センサ搭載キャリッジを駆動するステッピングモーター
をソフトウエア制御する際には、原稿読範囲外で当該キ
ャリッジを始動及び停止させる期間では、上記ステッピ
ングモーターの始動期間及び停止期間の動作特性に応じ
てテーブルに設定したステップ毎の時間とステップ数の
各値によりステッピングモーターをONするタイミング
を制御し、原稿読取範囲内でイメージセンサの原稿読取
処理機能に対応してキャリッジを定速動作させる期間で
は、定速動作に応じてテーブルに設定した一定のステッ
プ毎の時間とステップ数の各値によりステッピングモー
ターをONするタイミングを制御している。
【0005】また、原稿読取範囲内でイメージセンサの
原稿読取処理機能に対応してキャリッジを定速動作させ
る期間では、そのソフトウエア制御を実行するワードプ
ロセッサー内のCPUは、イメージセンサから順次転送
される原稿イメージデータのデータ処理(イメージデー
タをRAMに書き込む等)も同時に行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のワードプロセッサーにおいて、原稿イメージ
を読み取るスキャナモードでイメージセンサ搭載キャリ
ッジを駆動するステッピングモーターをソフトウエア制
御する際には、原稿読取範囲内でイメージセンサの原稿
読取処理機能に対応してキャリッジを定速動作させる期
間では、そのソフトウエア制御を実行するワードプロセ
ッサー内のCPUは、イメージセンサから順次転送され
る原稿イメージデータのデータ処理も同時に行っていた
ため、この場合、イメージセンサから転送されるデータ
を停止させることができないのでステッピングモーター
のソフトウエア処理が後回しとなり、読み取るべき原稿
イメージドットと実際に読み取った原稿イメージドット
がずれてしまうという問題があった。
【0007】すなわち、イメージセンサとして用いられ
るCCDの読取画素構成としては、例えば、1ドット幅
で複数の読取画素(例えば、128ドット分)が配列さ
れており、原稿上をイメージセンサで走査すると、1ド
ット分走査する毎に128ドットの読取画素データがC
PUに転送されることになり、CPUにとっては、その
読取画素データに対する処理負担が重くなり、ステッピ
ングモーターに対するソフトウエア制御に必要な割り込
み処理が滞って、読取処理とモーター制御処理のタイミ
ングにずれが発生するためである。
【0008】本発明の課題は、ステッピングモーター駆
動用のモーター制御回路を設け、原稿読範囲外ではステ
ッピングモーターの始動及び停止期間の動作特性に対応
してソフトウエア制御し、原稿読取範囲内ではモーター
制御回路によりステッピングモーターを定速駆動制御し
て原稿読取処理時にCPUの処理負担を低減して、デー
タ処理とモーター駆動タイミングのずれを解消すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
変動期間に変動駆動され、定速期間に定速駆動されるモ
ーターを備えるモーター制御装置であって、モーター動
作の変動期間に当該モーター駆動を行うための変動期間
のモーター駆動情報を設定する設定手段と、この設定手
段に設定された変動期間のモーター駆動情報に基づいて
モーターを駆動する制御手段と、モーター駆動信号を所
定周期毎に出力し、前記モーターに所定量の動作を行わ
せるモーター駆動回路と、前記制御手段により駆動され
る前記モーター動作の変動期間であるか定速期間である
かを判別する判別手段と、この判別手段により前記モー
ター動作の定速期間であることが判別されると、前記制
御手段によるモーター駆動制御に変えて、所定時間毎に
モーターを所定量動作させる前記モーター駆動回路にモ
ーター駆動制御を切り換える切換手段と、を具備したこ
とを特徴としている。
【0010】この請求項1記載の発明のモーター制御装
置によれば、変動期間に変動駆動され、定速期間に定速
駆動されるモーターを備えるモーター制御装置であっ
て、モーター動作の変動期間に当該モーター駆動を行う
ための変動期間のモーター駆動情報を設定手段に設定
し、制御手段が、この設定手段に設定された変動期間の
モーター駆動情報に基づいてモーターを駆動すると、こ
の制御手段により駆動される前記モーター動作の変動期
間であるか定速期間であるかを判別手段で判別し、前記
モーター動作の定速期間であることが判別されると、切
換手段により、前記制御手段によるモーター駆動制御に
変えて、所定時間毎にモーターを所定量動作させる前記
モーター駆動回路にモーター駆動制御を切り換える。
【0011】したがって、モーター駆動の定速期間で
は、制御手段をモーター駆動制御から開放して処理負担
を軽減することができ、モーターの駆動タイミングがず
れるという事態を回避することができる。
【0012】その結果、モーターの定速駆動時に、例え
ば、制御手段がモーター駆動制御と同時に他のデータ処
理等を実行する場合に、データ処理に対してモーター駆
動タイミングがずれるという事態を防止することがで
き、モーター制御装置の信頼性を向上させることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0014】図1〜図6は、本発明のモーター制御装置
及び記憶媒体を適用したワードプロセッサーの一実施の
形態を示す図である。
【0015】まず、構成を説明する。
【0016】図1は、本実施の形態のワードプロセッサ
ー1の要部構成を示すブロック図である。この図1にお
いて、ワードプロセッサー1は、CPU2、入力装置
3、RAM4、読取装置5、モーター6、モーター制御
回路7、表示装置8、印刷装置9、記憶装置10及び記
憶媒体11により構成されており、記憶媒体11を除く
各部はバス12により接続されている。
【0017】CPU(Central Processing Unit )2
は、記憶装置10に記憶されている当該ワードプロセッ
サー1に対応する各種アプリケーションプログラムの中
から指定されたアプリケーションプログラム、入力装置
3から入力される各種指示あるいはデータをRAM4内
のワークメモリ4cに格納し、この入力指示及び入力デ
ータに応じて記憶装置10内に格納したアプリケーショ
ンプログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果
をRAM4内のワークメモリ4cに格納するとともに、
表示装置8に表示する。そして、ワークメモリ4cに格
納した処理結果を入力装置3から入力指示される記憶装
置10内の保存先に保存する。
【0018】また、CPU2は、後述する原稿読取処理
を実行し、印刷装置9の図示しない用紙載置位置にセッ
トされた読取対象の原稿用紙に対して、印刷装置9の印
字ヘッドを搭載するキャリッジに搭載された読取装置5
により原稿イメージの読取処理を開始すると、その原稿
用紙の用紙サイズを認識した後、原稿読取範囲外では、
RAM4内のスローアップテーブル4b/スローダウン
テーブル4aにステッピングモーター6の始動期間/停
止期間動作特性に対応して予め設定されたステップ数及
びモーター駆動パルス時間に基づいて、ステッピングモ
ーター6の回転数及び回転速度をスローアップ制御/ス
ローダウン制御して読取開始位置あるいは読取終了位置
から停止位置にキャリッジを移動させる。そして、CP
U2は、原稿読取範囲内では、モーター制御回路7によ
るステッピングモーター6の駆動制御を切り換えて、モ
ーター制御回路7の駆動制御によりステッピングモータ
ー6を定速動作させキャリッジを移動させて、イメージ
センサから転送される原稿イメージデータの読取処理を
実行する。
【0019】入力装置3は、文書編集処理や原稿読取処
理に必要な各種キーとして、読取装置5に走査される原
稿の読み取り範囲を設定するカーソルキー、拡大/縮小
倍率を設定する数値キーや拡大/縮小を指定する指定キ
ー、作成したイメージデータを確定する確定キー等を備
え、そのキー入力操作に応じた指示信号をCPU2に出
力する。また、入力装置3には、図示しないがポインテ
ィングデバイスであるマウスも備えられており、編集中
のイメージデータの領域指定操作等をマウス操作により
行うことができる。
【0020】RAM(Random Access Memory)4は、C
PU2により文書編集処理あるいは原稿読取処理が行わ
れる際に処理される文書データやイメージデータ等の各
種データを一時的に格納するメモリエリアや、ステッピ
ングモーター6を駆動制御するテーブルを格納するメモ
リエリアを形成しており、このメモリエリアとしては、
図2に示すスローダウンテーブル4aと、スローアップ
テーブル4bと、ワークメモリ4cと、モーターONレ
ジスタ4dとを有する。
【0021】スローダウンテーブル4aには、上記CP
U2により原稿読取処理が実行される際に参照されるス
テッピングモーター6の停止期間動作特性に対応したス
テップ数及びモーター駆動パルス時間を設定するテーブ
ルを用紙サイズ毎に格納する。フローアップテーブル4
bには、上記CPU2により原稿読取処理が実行される
際に参照されるステッピングモーター6の始動期間動作
特性に対応したステップ数及びモーター駆動パルス時間
を設定するテーブルを用紙サイズ毎に格納する。ワーク
メモリ4cには、上記CPU2により文書編集処理ある
いは原稿読取処理等が行われる際に処理される各種デー
タを一時的に格納する。
【0022】したがって、これらのスローダウンテーブ
ル4a及びスローアップテーブル4bに設定されるステ
ップ数を“S”、モーター駆動パルス時間を“T”と
し、ステッピングモーター6の回転速度を“N”とする
と、そのステップ数Sとモーター駆動パルス時間Tと回
転速度Nとは比例関係にあり、次式(1)で表すことが
できる。
【0023】S×T∝N・・・(1) そのため、ステップ数Sとモーター駆動パルス時間Tと
を用紙サイズに応じて変更することにより、キャリッジ
を読取開始位置まで移動する際と、読取終了位置から停
止位置まで移動させる際にステッピングモーター6の動
作をスローアップ及びスローダウンさせることができ
る。
【0024】さらに、モーターONレジスタ4dには、
上記CPU2により原稿読取処理が実行される際に、ソ
フトウエア制御によりステッピングモーター6を駆動す
るON(駆動)タイミングを設定するためにセット/リ
セットされるモーターONフラグを格納する。
【0025】読取装置5は、CCD等のラインイメージ
センサ(例えば、ライン方向:1ドット×128ドット
分の読取範囲を有するものとする)により構成され、印
字装置9内の図示しない印字ヘッドが搭載されたキャリ
ッジに搭載され、上記CPU2により原稿読取処理が実
行される際に、印刷装置9の印刷用紙載置位置にセット
された原稿を、ステッピングモーター6の駆動タイミン
グにより走査されてライン毎に読み取って、その読み取
ったライン毎の原稿イメージデータをCPU2に転送す
る。
【0026】ステッピングモーター6は、上記CPU2
により原稿読取処理が実行される際に、原稿読取範囲外
では、RAM4内のスローアップテーブル4b/スロー
ダウンテーブル4aにステッピングモーター6の始動期
間/停止期間動作特性に対応して予め設定されたステッ
プ数及びモーター駆動パルス時間に基づいて、その回転
数及び回転速度をスローアップ制御/スローダウン制御
されて、読取装置5が搭載されたキャリッジを読取開始
位置あるいは読取終了位置から停止位置に移動させる。
また、ステッピングモーター6は、上記CPU2により
原稿読取処理が実行される際に、原稿読取範囲内では、
モーター制御回路7から入力されるモーターON信号
(モーター駆動信号)によりその回転数及び回転速度が
定速制御されて、読取装置5が搭載されたキャリッジを
定速動作させる。
【0027】モーター制御回路7は、その内部の回路構
成を図3に示すように、SH周期カウンタ7a、SHカ
ウンタ7b、レジスタ7c及びモーターONパルス発生
器7dにより構成されている。SH周期カウンタ7a
は、1ドット分の原稿イメージデータを読取装置5のイ
メージセンサーが読み取る時間間隔(周期)を計測し、
その計測時間毎に1パルス幅のSH周期パルス信号をS
Hカウンタ7b及びモーターONパルス発生器7dに出
力する。SHカウンタ7bは、SH周期カウンタ7aか
ら入力されるSH周期パルス信号のパルス数を計数し、
その計数値をSHカウント値としてモーターONパルス
発生器7dに出力する。レジスタ7cは、CPU2から
読取開始信号が入力されると、予め設定されたSH周期
パルス信号の10パルス数分毎、すなわち、SH×10
パルス分毎に1パルス分の駆動パルス信号をモーターO
Nパルス発生器7dに出力する。
【0028】そして、モーターONパルス発生器7d
は、SH周期カウンタ7aから入力されるSH周期パル
ス信号と、SHカウンタ7bから入力されるSHカウン
ト値とを10パルス分計数することにより、イメージセ
ンサが10ドット分の原稿イメージデータを読み取った
ことを認識し、この10パルス目に入力されるSH周期
パルス信号の入力タイミングと、レジスタ7cから入力
されるSH×10パルス信号の入力タイミングが一致し
たときにモーターON信号を図示しないモーターコント
ロール回路に出力されるが、このモーターコントロール
回路はモーターON信号が発生される時間毎にステッピ
ングモーター6を1回転させるための駆動パルスをステ
ッピングモーター6に与えて、その駆動パルスによりス
テッピングモーター6を定速動作させる。したがって、
本実施の形態のステッピングモーター6は、原稿読取範
囲でキャリッジを定速移動させると、その1回転でイメ
ージセンサーが10ドット分の原稿イメージデータを読
み取る距離を移動させることになる。
【0029】表示装置8は、CRT(Cathode Ray Tub
e)や液晶ディスプレイ等から構成され、上記CPU2
により実行される文書編集処理あるいは原稿読取処理中
の文書データやイメージデータや入力装置3から入力さ
れる入力データ等を表示する。印字装置9は、図示しな
い印字ヘッドが搭載されたキャリッジに上記読取装置5
を搭載し、印刷用紙載置位置にセットされた印刷用紙に
CPU2により文書編集処理で作成された文書データを
印字し、また、CPU2により原稿読取処理が実行され
る際にキャリッジを原稿上を走査して、読取装置5によ
り原稿イメージを読み取らせる。また、印刷装置9に
は、図示しないが印刷用紙載置位置にセットされた印刷
用紙あるいは原稿用紙の用紙サイズを検出する用紙サイ
ズ検出センサが備えられ、その検出した用紙サイズをC
PU2に転送する。
【0030】記憶装置10は、プログラムやデータ等が
予め記憶されている記憶媒体11を有しており、この記
憶媒体11は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体
メモリで構成されている。この記憶媒体11は、記憶装
置10に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着
するものであり、この記憶媒体11には、上記文書編集
処理プログラム、原稿読取処理プログラム及び各種処理
プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0031】また、この記憶媒体11に記憶するプログ
ラム、データ等は、LAN(LocalArea Network)を介
して接続された他の機器から受信して記憶する構成にし
てもよく、更に、LAN等を介して接続された他の機器
側に上記記憶媒体11を備えた記憶装置10を設け、こ
の記憶媒体11に記憶されているプログラム、データを
通信回線を介して使用する構成にしてもよい。
【0032】次に、本実施の形態の動作を説明する。
【0033】上記CPU2により実行される原稿読取処
理について図4、図5に示すフローチャートに基づいて
説明する。
【0034】CPU2は、入力装置3からの入力指示に
より原稿読取処理が指定されると、図4の原稿読取処理
を開始し、印刷装置9の用紙サイズ検出センサから検出
して転送される用紙サイズを認識すると(ステップS
1)、その認識した用紙サイズに対応するスローダウン
テーブル4a及びスローアップテーブル4bを選択する
(ステップS2)。次いで、用紙サイズにより選択した
スローアップテーブル4bに設定されたステップ数S及
びモーター駆動パルス時間Tに基づいて、ステッピング
モーター6の始動期間のスローアップ動作、すなわち、
読取装置5が搭載されたキャリッジの読取開始位置まで
の移動を開始する(ステップS3)。
【0035】その設定されたステップ数S及びモーター
駆動パルス時間Tに基づいて、ステッピングモーター6
の始動期間のスローアップ動作を開始すると、その設定
された最初のモーター駆動パルス時間Tに達したか否か
を確認し(ステップS4)、RAM4内のモーターON
レジスタ4dのモーターONフラグをセットして、モー
ターON信号によって、ステッピングモーター6の駆動
を開始させる(従来のスローアップ制御と同じため詳細
は省略する。以下、スローダウン制御も同様である)。
【0036】そして、そのスローアップテーブル4bに
設定された全ステップ数S及びモーター駆動パルス時間
Tに基づく駆動処理を終了したか否かを確認し(ステッ
プS5)、終了していなければ、次のモーター駆動パル
ス時間Tをセットして、当該駆動パルス時間の間にステ
ッピングモーター6をステップ数S分回転させて、キャ
リッジの読取開始位置への移動を開始させる(ステップ
S6)。この時、モーターONレジスタ4dのモーター
ONフラグをリセットし、ステップS4に戻ってセット
したモーター駆動パルス時間Tに達したか否かを確認す
る。
【0037】以上のステップS4からステップS6のス
テッピングモーター6の制御処理を、スローアップテー
ブル4bに設定された全ステップ数S及びモーター駆動
パルス時間Tに基づいて実行することにより、図6に示
す読取開始位置までキャリッジを移動させる。
【0038】次いで、キャリッジを読取開始位置まで移
動させると原稿読取処理を開始し(ステップS7)、上
記スローアップ処理終了後に用紙サイズに応じた原稿読
取範囲の原稿イメージの読み取り処理に必要な時間を計
時するハードタイマを設定して、モーター制御回路7に
よるステッピングモーター6の制御処理に切り換える
(ステップS8)。そして、CPU2からモーター制御
回路7に読取開始信号を出力して、モーター制御回路7
によるステッピングモーター6の定速制御をスタートさ
せる(ステップS9)。
【0039】モーター制御回路7では、SH周期カウン
タ7aにより1ドット分の原稿イメージデータを読取装
置5のイメージセンサーが読み取る時間間隔(周期)が
計測され、その計測時間毎に1パルス幅のSH周期パル
ス信号がSHカウンタ7b及びモーターONパルス発生
器7dに出力される。SHカウンタ7bでは、SH周期
カウンタ7aから入力されるSH周期パルス信号のパル
ス数が計数され、その計数値がSHカウント値としてモ
ーターONパルス発生器7dに出力される。レジスタ7
cでは、CPU2から読取開始信号が入力されると、予
め設定されたSH周期パルス信号の10パルス数分毎、
すなわち、SH×10パルス分毎に1パルス分の駆動パ
ルス信号がモーターONパルス発生器7dに出力され
る。
【0040】そして、モーターONパルス発生器7dで
は、SH周期カウンタ7aから入力されるSH周期パル
ス信号と、SHカウンタ7bから入力されるSHカウン
ト値とを10パルス分計数することにより、イメージセ
ンサが10ドット分の原稿イメージデータを読み取った
ことが認識され、この10パルス目に入力されるSH周
期パルス信号の入力タイミングと、レジスタ7cから入
力されるSH×10パルス信号の入力タイミングが一致
したときにモーターON信号に基づく駆動パルスがステ
ッピングモーター6に出力されて、ステッピングモータ
ー6を1回転分回転させて定速動作させる。このステッ
ピングモーター6の定速回転駆動により、原稿読取範囲
内ではキャリッジがライン方向に定速移動されて、その
1回転で読取装置5のイメージセンサーが10ドット分
の原稿イメージデータを読み取る距離が移動させられ
る。この原稿読取範囲におけるイメージセンサの読取タ
イミングとモーターON信号の関係を図6に示す。
【0041】読取装置5では、定速移動の期間にイメー
ジセンサで読み取られた1ドット×128ドット分の原
稿イメージデータ毎にRAM4内のワークメモリ4cに
転送されており、CPU2では、そのイメージセンサの
読み取りタイミングをチェックして(ステップS1
0)、読取装置5によりワークメモリ4cに転送された
1ドット×128ドット分の原稿イメージデータ毎に読
取処理(原稿イメージ認識処理等)を実行する(ステッ
プS11)。したがって、CPU2では、モーター制御
回路7の制御に基づきステッピングモーター6が1回転
される間に、原稿用紙のライン方向に1ドット毎に10
ドット分読み取られる原稿イメージデータの読取処理が
実行される。
【0042】そして、上記ハードタイマーにより設定さ
れた時間に基づいて、モーター制御回路7では、当該用
紙サイズの原稿読取範囲に相当する期間に上記ステッピ
ングモーター6の定速制御処理が繰返し行われると、C
PU2は上記ライン方向に1ドット単位の原稿イメージ
データの読取処理を繰返し実行する毎に、ハードタイマ
ーをチェックして読取終了か否かを確認する(ステップ
S12)。ハードタイマーがタイムアップして、読取処
理の終了を確認すると、モーター制御回路7によるモー
ター定速制御処理を停止させ(ステップS13)、ステ
ップS2において当該用紙サイズに対応して選択したス
ローダウンテーブル4aに設定されたステップ数S及び
モーター駆動パルス時間Tに基づいて、ステッピングモ
ーター6の停止期間のスローダウン動作、すなわち、読
取装置5が搭載されたキャリッジの読取終了位置から停
止位置までの移動を開始する(ステップS15)。
【0043】その設定されたステップ数S及びモーター
駆動パルス時間Tに基づいて、ステッピングモーター6
の停止期間のスローダウン動作を開始すると、その設定
された最初のモーター駆動パルス時間Tに達したか否か
を確認し(ステップS16)、RAM4内のモーターO
Nレジスタ4dのモーターONフラグをセットして、モ
ーターON信号によってステッピングモーター6の駆動
を開始させる。
【0044】そして、そのスローダウンテーブル4aに
設定された全ステップ数S及びモーター駆動パルス時間
Tに基づく駆動処理を終了したか否かを確認し(ステッ
プS17)、終了していなければ、次のモーター駆動パ
ルス時間Tをセットして、当該駆動パルス時間の間にス
テッピングモーター6をステップ数S分回転させて、キ
ャリッジの停止位置への移動を開始させる(ステップS
18)。この時、モーターONレジスタ4dのモーター
ONフラグをリセットし、ステップS16に戻ってセッ
トしたモーター駆動パルス時間Tに達したか否かを確認
する。
【0045】以上のステップS16からステップS18
のステッピングモーター6の制御処理を、スローダウン
テーブル4aに設定された全ステップ数S及びモーター
駆動パルス時間Tに基づいて実行することにより、図6
に示す読取終了位置から停止位置までキャリッジを移動
させて停止する(ステップS19)。
【0046】次いで、上記ライン毎の原稿読取処理が原
稿読取範囲の行末まで終了したか否かを確認し(ステッ
プS20)、終了していなければ、原稿を所定量送り
(図示せず)上記ステップS1に戻ってステップS1か
らステップS19までのライン毎の原稿読取処理を行末
まで繰返し実行して、本原稿読取処理を終了する。
【0047】以上のように、本実施の形態のワードプロ
セッサー1のCPU2では、原稿読取処理において、読
取対象の原稿用紙に対して印刷装置9の印字ヘッドを搭
載するキャリッジに搭載された読取装置5により原稿イ
メージの読取処理を開始すると、その原稿用紙の用紙サ
イズを認識した後、原稿読取範囲外では、RAM4内の
スローアップテーブル4b/スローダウンテーブル4a
にステッピングモーター6の始動期間/停止期間動作特
性に対応して予め設定されたステップ数及びモーター駆
動パルス時間に基づいて、ステッピングモーター6の回
転数及び回転速度をスローアップ制御/スローダウン制
御して読取開始位置あるいは読取終了位置から停止位置
にキャリッジを移動させ、原稿読取範囲内では、モータ
ー制御回路7によるステッピングモーター6の駆動制御
に切り換えて、モーター制御回路7の駆動制御によりス
テッピングモーター6を定速動作させキャリッジを定速
動作させて、イメージセンサから転送される原稿イメー
ジデータの読取処理を実行するようにしたため、原稿読
取時にCPU2の処理負担は原稿イメージデータの読取
処理だけとなり、その読取タイミングとステッピングモ
ーター6の駆動タイミングがずれるという事態を回避す
ることができる。
【0048】したがって、ワードプロセッサー1の原稿
読取処理時において、原稿イメージデータの読取処理を
確実に実行することができ、原稿読取処理の信頼性を向
上させることができる。
【0049】なお、上記実施の形態では、原稿読取処理
の実行に際してステッピングモーター6の始動期間及び
停止期間をCPU2によるソフトウエア制御とし、原稿
読取期間をモーター制御回路7によるハードウエア制御
とした場合を説明したが、原稿読取処理以外の他の処
理、例えば、印刷処理を実行する際にもステッピングモ
ーター6の制御を同様にソフトウエア制御とハードウエ
ア制御に切り換えることが可能である。
【0050】また、原稿読取処理と印刷処理の双方を実
行する際にもステッピングモーター6の制御を同様にソ
フトウエア制御とハードウエア制御に切り換えることが
可能であり、印刷処理とともに文書入力・編集処理や表
処理や通信処理等を実行する際にもステッピングモータ
ー6の制御を同様にソフトウエア制御とハードウエア制
御に切り換えることが可能である。
【0051】また、上記実施の形態では、ステッピング
モーター6の始動期間及び停止期間におけるモーター駆
動制御情報(ステップ数Sとモーター駆動パルス時間
T)をRAM4内のスローダウンテーブル4a及びスロ
ーアップテーブル4bに用紙サイズに対応して予め設定
する場合を説明したが、上記ステップ数Sとモーター駆
動パルス時間Tと回転速度Nとの関係式(1)に基づい
てモーター駆動制御情報(ステップ数Sとモーター駆動
パルス時間T)を演算により求めながらステッピングモ
ーター6を駆動制御するようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の発明のモーター制御装置
によれば、モーター駆動の定速期間では、制御手段をモ
ーター駆動制御から開放して処理負担を軽減することが
でき、モーターの駆動タイミングがずれるという事態を
回避することができる。
【0053】請求項2記載の発明のモーター制御装置に
よれば、モーターの定速駆動時に、例えば、制御手段が
モーター駆動制御と同時に他のデータ処理等を実行する
場合に、データ処理に対してモーター駆動タイミングが
ずれるという事態を防止することができ、モーター制御
装置の信頼性を向上させることができる。
【0054】請求項3記載の発明の記憶媒体によれば、
モーター駆動の定速期間では、制御手段をモーター駆動
制御から開放して処理負担を軽減するプログラムをコン
ピュータで実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモーター制御装置及び記憶媒体を適用
したワードプロセッサーの要部構成を示すブロック図。
【図2】図1のRAM4内のメモリ構成を示す図。
【図3】図1のモーター制御回路7内の回路構成を示す
図。
【図4】図1のCPU2により実行される原稿読取処理
の一部のフローチャート。
【図5】図4に続く原稿読取処理のフローチャート。
【図6】図4及び図5の原稿読取処理におけるステッピ
ングモーター6の動作状態とモーター駆動信号の関係を
示す図。
【符号の説明】
1 ワードプロセッサー 2 CPU 3 入力装置 4 RAM 4a スローダウンテーブル 4b スローアップテーブル 4c ワークメモリ 4d モーターONレジスタ 5 読取装置 6 モーター 7 モーター制御回路 7a SH周期カウンタ 7b SHカウンタ 7c レジスタ 7d モーターONパルス発生器 8 表示装置 9 印刷装置 10 記憶装置 11 記憶媒体 12 バス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変動期間に変動駆動され、定速期間に定速
    駆動されるモーターを備えるモーター制御装置であっ
    て、 モーター動作の変動期間に当該モーター駆動を行うため
    の変動期間のモーター駆動情報を設定する設定手段と、 この設定手段に設定された変動期間のモーター駆動情報
    に基づいてモーターを駆動する制御手段と、 モーター駆動信号を所定周期毎に出力し、前記モーター
    に所定量の動作を行わせるモーター駆動回路と、 前記制御手段により駆動される前記モーター動作の変動
    期間であるか定速期間であるかを判別する判別手段と、 この判別手段により前記モーター動作の定速期間である
    ことが判別されると、前記制御手段によるモーター駆動
    制御に変えて、所定時間毎にモーターを所定量動作させ
    る前記モーター駆動回路にモーター駆動制御を切り換え
    る切換手段と、 を具備したことを特徴とするモーター制御装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記モーター駆動制御に
    際して、当該モーター駆動制御の他に所定のデータ処理
    の制御も行うようにしたことを特徴とする請求項1記載
    のモーター制御装置。
  3. 【請求項3】コンピュータが実行可能なプログラムを格
    納した記憶媒体であって、 モーター動作の変動期間に当該モーター駆動を行うたに
    設定された変動期間のモーター駆動情報基づいてモータ
    ーを駆動させるためのコンピュータが実行可能なプログ
    ラムコードと、 この駆動される前記モーター動作の変動期間と定速期間
    とを判別させるためのコンピュータが実行可能なプログ
    ラムコードと、 この判別により前記モーター動作の定速期間であること
    が判別されると、前記制御手段によるモーター駆動制御
    に変えて、所定時間毎にモーターを所定動作させるモー
    ター駆動回路にモーター駆動制御に切り換えさせるため
    のコンピュータが実行可能なプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000255803A (ja) * 1999-03-04 2000-09-19 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2002354891A (ja) * 2001-05-28 2002-12-06 Sanyo Electric Co Ltd ステッピングモータの制御方法
JP2012100771A (ja) * 2010-11-08 2012-05-31 Sammy Corp 遊技機用モータの制御装置

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