JP3618961B2 - モータ制御装置、画像形成装置、及び制御方法 - Google Patents

モータ制御装置、画像形成装置、及び制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はモータ制御装置、画像形成装置、及び制御方法に関し、特に、光学モータとしてステッピングモータを用いて露光ユニットを走査して原稿画像を読みとり画像を形成する装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、露光ユニットを走査して原稿画像を読みとり画像を形成する装置は、プリンタ部との通信により画像を形成するデジタル複写装置や、画像読みとり装置から入力された画像データに所定の処理を施してファクシミリ通信する複合画像形成方法等に適用されている。
【0003】
また、ステッピングモータを制御する技術の進歩等により、この種の画像読みとり装置の原稿走査ユニット(原稿露光ユニット)を駆動する駆動モータ(いわゆる光学系モータ)としては、その制御特性に優れたステッピングモータが採用される場合が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のDCモータの制御等と比べてパルス制御が重要な課題となり、読みとり装置の解像度を向上させる上でパルス周波数の高周波化は避けられなくなってきている。
【0005】
また、コストとの兼ね合いから、CPUのタイマを利用してパルス生成を行った場合、CPUでパルス周期制御を行うタイミングによっては、CPUタイマの暴走という危険は必ずしも無いとは言えなかった。
【0006】
本発明は前述の問題点にかんがみ、CPUタイマの暴走を未然に防いで復帰動作を自動的に行うことができるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るモータ制御装置は、モータを駆動する駆動信号を周期的に送信する送信手段と、前記送信手段により送信される前記駆動信号に同期して前記駆動信号の周期の更新処理を行う第1の制御手段と、前記第1の制御手段による前記周期の更新処理が終了する前に更新前の周期が経過して、次の駆動信号の送信と新たな前記周期の更新処理とを行う時期となる競合状態にあるか否かを検知する競合検知手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の他の特徴とするところは、前記送信手段による駆動信号の送信を停止させる第2の制御手段を有し、前記競合検知手段が競合していると検知した場合に、前記第2の制御手段が前記送信手段による駆動信号の送信を停止させる点にある。
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記競合検知手段が競合していると検知した場合に、前記モータの速度を遅くする様に前記第1の制御手段が前記送信手段による駆動信号の周期を変更させる点にある。
【0008】
本発明の画像形成装置は、前記何れかに記載のモータ制御装置を有する画像形成装置であって、被写体画像の読み込みを行う読み込み手段と、前記競合検知手段が競合していると検知した場合に、画像の読み込みを再度行うよう制御する第3の制御手段とを有することを特徴としている。
【0009】
また、本発明の他の特徴とするところは、前記何れかに記載のモータ制御装置を有する画像形成装置であって、課金対象となるコピーカウンタを有し、前記競合検知手段が競合していると検知した場合に、前記課金対象となるコピーカウンタのカウントアップ動作を禁止する点にある。
【0010】
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記何れかに記載のモータ制御装置を有する画像形成装置であって、複数の排紙先を有する排紙手段を有し、前記競合検知手段が競合していると検知し、かつ、画像読み込みを行っている場合には、前記排紙手段における排紙先を変更する点にある。
【0011】
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記排紙手段における排紙先を変更した場合には排紙先を表示する表示手段を有する点にある。
【0012】
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記何れかに記載のモータ制御装置を有する画像形成装置であって、画像を読み込むための読込手段と、前記競合検知手段が競合していると検知した場合に、前記読込手段を所定の位置に移動させる移動手段とを有する点にある。
【0013】
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記何れかに記載のモータ制御装置を有する画像形成装置であって、画像を読み込むための読込手段と、前記競合検知手段が競合していると検知した場合に、前記読込手段のホームポジションサーチを行うよう制御する第4の制御手段とを有する点にある。
【0014】
また、本発明のその他の特徴とするところは、請求項1〜3の何れか1項に記載のモータ制御装置を有する画像形成装置であって、ページメモリに画像データを蓄積し、前記ページメモリに基づき変倍を行う変倍手段を有し、前記競合検知手段が競合していると検知した場合に、前記読み込んだ画像データをキャンセルする点にある。
【0015】
また、本発明のモータ制御装置は、前記駆動信号がパルス信号である点にある。
【0016】
本発明の制御方法は、モータ制御装置の制御方法であって、モータを駆動する駆動信号を周期的に送信する送信処理と、前記送信処理により送信される前記駆動信号に同期して前記駆動信号の周期の更新処理を行う第1の制御処理と、前記第1の制御処理による前記周期の更新処理が終了する前に更新前の周期が経過して、次の駆動信号の送信と新たな前記周期の更新処理とを行う時期となる競合状態にあるか否かを検知する競合検知処理とを有することを特徴とする。
【0017】
また、本発明の他の特徴とするところは、前記送信処理における駆動信号の送信を停止させる第2の制御処理を有し、前記競合検知処理が競合していると検知した場合に、前記第2の制御処理において前記送信処理での駆動信号の送信を停止させる点にある。
【0018】
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記競合検知処理が競合していると検知した場合に、前記モータの速度を遅くする様に前記第1の制御処理において駆動信号の周期を変更させる点にある。
【0019】
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記何れかに記載の制御方法によって制御されるモータ制御装置を有する画像形成装置の制御方法であって、被写体画像の読み込みを行う読込処理と、前記競合検知処理が競合していると検知した場合に、画像の読み込みを再度行うよう制御する第3の制御処理とを有する点にある。
【0020】
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記何れかに記載の制御方法によって制御されるモータ制御装置を有する画像形成装置の制御方法であって、前記競合検知処理が競合していると検知した場合に、課金対象となるコピーカウンタのカウントアップ動作を禁止する点にある。
【0021】
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記何れかに記載の制御方法によって制御されるモータ制御装置を有する画像形成装置の制御方法であって、前記競合検知処理が競合していると検知し、かつ、画像読み込みを行っている場合には、複数の排紙先を有する排紙手段における排紙先を変更する点にある。
【0022】
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記排紙手段における排紙先を変更した場合には排紙先を表示する表示処理を有する点にある。
【0023】
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記何れかに記載の制御方法によって制御されるモータ制御装置と画像を読み込む読込手段を有する画像形成装置の制御方法であって、前記競合検知処理が競合していると検知した場合に、前記読込手段を所定の位置に移動させる移動処理とを有する点にある。
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記何れかに記載の制御方法によって制御されるモータ制御装置と画像を読み込む読込手段とを有する画像形成装置の制御方法であって、前記競合検知処理が競合していると検知した場合に、前記読込手段のホームポジションサーチを行う第4の制御処理を有する点にある。
また、本発明のその他の特徴とするところは、請求項12〜14の何れか1項に記載の制御方法によって制御されるモータ制御装置を有する画像形成装置の制御方法であって、ページメモリに画像データを蓄積し、前記ページメモリに基づき変倍を行う変倍処理を有し、前記競合検知処理が競合していると検知した場合に、前記画像データをキャンセルする点にある。
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記駆動信号がパルス信号である点にある。
【0024】
【作用】
本発明は前記技術手段によりなるので、駆動信号の周期の更新処理が終了する前に更新前の周期が経過して競合状態にあるのか否かを検知して、CPUのタイマが暴走するのを未然に防止する。
また、本発明の他の特徴によれば、駆動信号の周期の更新処理が終了する前に更新前の周期が経過して競合状態にある場合には、駆動信号の送信が停止されるので、モータの駆動が不安定になるのを防止する。
【0025】
また、本発明のその他の特徴によれば、駆動信号の周期の更新処理が終了する前に更新前の周期が経過して競合状態にある場合には、課金対象となるコピーカウンタのカウントアップ動作を禁止するようにして、画像形成が正常に行われなくなるプリントは課金対象にならないようにする。
【0026】
モータを駆動する駆動信号の周期の更新処理が終了する前に更新前の周期が経過して競合状態にあり、かつ、画像読み込みを行っている場合には、排紙先を変更するようにして、NGプリント用紙が正常プリント用紙と混ざらないようにする。
また、排紙先を変更した場合には排紙先を表示するようにしてユーザーに報知する。
【0027】
また、本発明のその他の特徴によれば、駆動信号の周期の更新処理が終了する前に更新前の周期が経過して競合状態にある場合には、ホームポジションサーチを行ってモータの位置を確認し、再読み込みがスムーズに行われるようにする。
【0029】
また、本発明のその他の特徴によれば、駆動信号の周期の更新処理が終了する前に更新前の周期が経過して競合状態にあることを検知した場合には、ページメモリの画像データをキャンセルするようにしたので、再読み込みをスムーズに行うことができるようにする。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のモータ制御装置、画像形成装置、及び制御方法の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成方法の構成を示すブロック図である。図1において、符号1は第1の画像入力手段として機能する画像入力装置(以下、リーダ部と記述する)で、原稿を読み取って画像データを生成する。2は画像出力装置(以下、プリンタ部と記述する)で、画像出力手段として機能するための複数種類の記録紙カセットを有し、プリント命令により画像データを記録紙上に可視像として出力する。3は前記リーダ部1と電気的に接続された外部装置で、第2の画像入力手段として機能する手段であり、以下に説明する各種の機能を有する。
【0031】
すなわち、第2の画像入力手段として機能する外部装置3は電話回線12を収容し、ハードディスク11が接続されたファクシミリ部4、ファイル部5、このファイル部5と接続されている外部記憶装置6、LAN(図示せず)を介してコンピュータ13(PC/WS)と接続するためのコンピュータインタフェース部7、コンピュータ13からの情報を可視像とするためのフォーマッタ部8、前記リーダ部1からの情報を蓄積したり、コンピュータ13から送られてきた情報を一時的に蓄積するためのイメージメモリ部9及び前記各機能処理を制御するコア部10等を備えている。
【0032】
前記リーダ部1に設けられたCONT1はリーダ制御部、前記プリンタ部2に設けられたCONT2はプリンタ制御部で、外部装置3のコア部10と通信可能に構成されており、図示しないCPU、ROM、RAM等を備えている。
【0033】
図2は、図lに示したリーダ部1及びプリンタ部2の構成を示すブロック図である。以下、構成及び動作について説明する。
図2において、原稿給送装置101上に積載された原稿は、l枚ずつ順次原稿台ガラス面102上に搬送される。
【0034】
原稿台ガラス面102の所定の位置に搬送されると、スキャナ部のランプ103が点灯し、かつスキャナ・ユニット104が移動して原稿を照射する。原稿の反射光は、ミラー105、106、107、レンズ108を介してCCDイメージ・センサ109(以下、CCDと称する)に入力される。
【0035】
また、画像処理部110では、各種操作部で設定された画像処理が施される。また、画像メモリを有し、画像の出力方向を回転する機能も備えている。なお、画像処理部110の外部切り換え回路は、リーダ部1からの信号をプリン夕部2または外部装置3へ切り換えるセレクタを備えており、リーダ部1からの信号と、外部装置3からの信号のいずれかを選択してプリンタ部2に接続する機能も備えている。
【0036】
また、画像処理部110の外部切り換え回路にて、プリンタ部2へ供給された電気信号は、露光制御部201にて変調された光信号に変換されて感光体202を照射する。
一方、照射光によって感光体202上に作られた潜像は、現像器203によって現像される。前記潜像の先端とタイミングを合わせて転写紙積載部204または転写紙積載部205より転写紙が搬送され、転写部206において、前記現像された像が転写紙に転写される。
【0037】
転写された像は、定着部207にて転写紙に定着された後、排紙部208より装置外部に排出される。排紙部208から出力された転写紙は、ソータ220のソート機能が作動しているときは、各ビンに排紙される。また、ソータ220のソータ機能が作動していない時には、ソータ220の最上位のビンに排出されるようになされている。
【0038】
続いて、順次読み込む画像を1枚の転写紙の両面に出力する方法について説明する。
定着部207で定着された転写紙を、一度、排紙部208まで搬送後、用紙の配送向きを反転させて搬送方向切り換え部材209を介して再給紙用被転写紙積載部210に搬送する。
【0039】
次の原稿が準備されると、前記プロセスと同様にして原稿画像が読み取られるが、転写紙については再給紙用被転写紙積載部210より給紙されるので、結局、同一の転写紙の表面、裏面に2枚の原稿画像を出力することができる。
【0040】
図3は、図1に示したリーダ部1に示したリーダ部1に配設される操作パネルの一例を示す平面図である。
図3において、301は表示部であり、動作状態・メッセージを表示する。また、表示部301の表面はタッチパネルになっていて、表面を触れることにより選択キーとして機能する。302はテンキーであり、数字を入力するキーである。303はスタートキーであり、このキーを押下することにより動作を開始する。
【0041】
図4は、図1に示したリーダー部1の一例を示す斜視図である。図4において、401は、ホームポジション(以下、HPと記述する。)センサ402を遮る遮光板であり、HPセンサ402の出力がオンかオフかによって、後述するHPサーチ処理(図10参照)を行う。
【0042】
また、スキャナ・ユニット104は、光学モータ403〈ステッピングモータ)と搬送ベルト404にて前進/後進する。なお、図4中、矢印A方向が復路方向であり、反対方向が往路方向である。
【0043】
次に、図2のスキャナユニット104における実際のスキャナ駆動について、図5、図6、図15を用いて説明する。
図5は、光学モータの周辺のハード構成であり、図5において、CPU(Z101)は、タイマ(Z102)とDMA(Direct Memory Accses :Z103)を包含する。スキャナの駆動は、タイマの周期レジスタ(不図示)にCPUのDMA(Z103)を使って、予め用意された加速テーブル等のタイマ一周期値を転送することで、スキャナ駆動のパルス周期を変化させてモータ(Z105)の速度を変える。転送のタイミングは、タイマ周期レジスタ(不図示)にセットされた値とカウントアップタイマ値とが一致したときにDMA転送を行う。
【0044】
また、その時に、光学モータ駆動パルスを出力して、タイマ値もクリアされる。例えば、図15では、Z301の値でタイマ周期レジスタ値とカウントアップするタイマ値が一致して、Z304パルスを出力、そして、タイマ値クリア、DMAによってタイマ周期レジスタ値に、Z302の値が転送される。
【0045】
同じように、Z302の値でタイマ値が一致して、Z305パルスを出力、そして、タイマ値クリア、DMAによってタイマ周期レジスタ値に、Z303の値が転送される。
【0046】
このようにして、駆動パルスの減速を行う。また、この時のCPU(Z101)内部のレジスタとして、タイマステータスレジスタ(不図示)がある。動作としては、カウントアップして行くタイマ値が、セットされているタイマ周期レジスタ値と一致した時に、前記タイマステータスレジスタは、“1”がセットされる(この状態を、DMA転送要求があるという)。
【0047】
そして、前記タイマステータスレジスタに“1”がセットされたときに自動的に次のタイマ周期レジスタ値のDMA転送を行い、自動的にタイマステータスレジスタはクリア(“0”になる)される。但し、DMA割り込み処理中に、タイマステータスレジスタに“1”が立ったときには、タイマ動作は保証されていない。
【0048】
通常の動作においては、タイマ(Z102)と同期を取り、DMAの転送回数を設定することによって、DMA転送終了時に割り込みを発生させ、加速・等速・減速などの切り替えやファームウエア処理を行う。
【0049】
また、CPU(Z101)は、モータドライバ(Z104)と接続されており、モータドライバ(Z104)を介して光学モータ(Z105)を駆動する。そして、モータドライバ(Z104)は、後述するマイクロステップ分割のパルスを出力するドライバも兼ねている。
【0050】
マイクロステップ分割のドライバとしては、予め設定された分割数に応じて光学モータ(Z105)の電流制御を行い、タイマ(Z102)は分割数に応じたパルスを出力する。
【0051】
そしてまた、CPU(Z101)は、ページメモリ(Z106)と接続されており、後述するデジタル変倍処理を行う時に、読み込みデータを展開し、プリント時に読み出す。
【0052】
図6は、光学モータ(Z105)駆動の加速・等速・減速の図であり、各々のポイント(Z201〜Z205)で、DMA転送終了割り込みを使用し、DMA転送内容を変更したり、ファームウエア処理を行ったりしている。
【0053】
第1のポイントZ201では、加速のDMA転送内容を設定する。第2のポイントZ202では、加速から等速に移るためのDMA転送内容を設定し、第3のポイントZ203でファーム処理(画先処理)を行うための数値(DMA転送回数)を設定する。
【0054】
第3のポイントZ203では、ファーム処理(画先処理)を行い、次の減速までの等速DMA転送内容を設定する。
第4のポイントZ204では、等速から減速に移るためのDMA転送内容を設定する。
第5のポイントZ205では、タイマ(Z102)の停止処理を行う。
【0055】
また、各々のポイント(Z201〜Z205)では、画像ぶれ防止のためにタイマを停止させずに処理を行うため、DMA割り込み処理は短時間で行うようにし、割り込みの処理中に、同期したタイマ(Z102)が、次のタイマ周期値に達成したか(=前述したタイマステータスレジスタに“1”が立つ)どうかを判定する。
【0056】
DMA割り込み処理中に同期タイマのDMA転送要求があった場合には、CPU(Z101)のタイマ処理は正常に動く保証はないため、リカバリーを行うようにする。リカバリーについては、DMA割り込み異常処理として後述する。
【0057】
次に、スキャナ動作について、図7のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS101の原稿スキャン開始で、先ほどの図5のタイマ(Z102)とDMA(Z103)を起動する。
次のステップS102では、タイマ値へのDMAの転送終了割り込みが発生するまで待ち、発生したら、ステップS103へ進む。
【0058】
ステップS103では、DMA割り込み処理を行い、DMA割り込み処理中に次のタイマ周期レジスタヘのDMA転送要求があるかどうかを判定する(ステップS104)。
【0059】
判定は、前述したタイマ(Z102)のステータスレジスタ(不図示)で確認し、“1”が立っていれば、DMA転送要求があると判定する。ステップS104の判定で、DMA割り込み処理中に、同期したタイマ(Z102)のDMA転送要求があった場合には、ステップS105へ進み、DMA割り込み異常処理を行う。なお、DMA割り込み異常処理については後述する。
【0060】
そして、ステップS105のDMA割り込み異常処理後は、ステップS106で、スキャン動作が終了かどうかを判定し、スキャン終了ならば、処理を終了する。
【0061】
また、ステップS106の判定でスキャンが終了でないならば、ステップS102に戻り、前述した動作を繰り返し行う。また、ステップS104の判定でDMA割り込み処理中に、同期したタイマ(Z102)の転送要求がない場合は、ステップS105の後と同様に、ステップS106へ進み、スキャン動作が終了かどうかを判定する。
【0062】
次に、図8と図12を用いて先ほどのDMA割り込み異常処理について説明する。
まず、タイマ(Z102)の停止を行い、DMA(Z103)の終了設定を行う(ステップS201)。
【0063】
次に、マイクロステップの分割数を変更することが可能かどうかを判定する(ステップS202)。ステップS202の判定は、マイクロステップ分割数が現在いくつに設定されており、分割数を落とすことが可能であるかどうかで判定する。
【0064】
例えば、図12で、現在のマイクロステップ分割数テーブルがT101の時には、T102に変更可能であり、同様にしてT107の時には、T108へ変更することが可能である。しかし、現在のマイクロステップ分割数テーブルがT108の時には、変更することが不可能である。
【0065】
また、T101はマイクロステップ分割数が8の時のパルスの速度(単位のppsは、1秒当たりのパルス数)と、タイマ周期であり、T108のマイクロステップを行わないときに比べて、8倍速い周期を持ったパルスを出力しなければならない。
【0066】
ステップS202の判定で、マイクロステップの分割数を変更することが可能である場合には、ステップS203で、先ほどの図12のように、マイクロステップの分割数を変更し、ステップS204へ進む。ステップS204では、NGコピー処理を行い、続けてHPサーチ処理を行う(ステップS205)。NGコピー処理及び、HPサーチ処理については後述する。
【0067】
ステップS205の後、原稿スキャンを再開するためタイマ(Z102)とDMA(Z103)を再設定して起動し(ステップS206)、先ほどの図7のフローチャートの処理に戻る。
【0068】
また、ステップS202の判定で、マイクロステップの分割数を変更することが不可能である場合には、ステップS207のデジタル変倍処理に進み、ステップS203の後同様に、ステップS204へ進む。なお、デジタル変倍処理については後述する。
【0069】
次に、図9を用いて先ほどのNGコピー処理について説明する。
まず、スキャナユニット104が往路スキャンか復路スキャンかを判定する(ステップS301)。ステップS301の判定は、往路/復路の終了をプログラム上で待つように作り、現在がどちらであるかはプログラム上で判定する。
【0070】
ステップS301の判定で、往路スキャンの場合には、コピーカウンタ(不図示)のカウントアップ動作を禁止する(ステップS302)。これにより、NGプリントにより課金対象となるコピーカウンタが進んでしまうのを防止することができる。次に、排紙先が現在出力予定のトレイとは別にあるかどうかを判定する(ステップS303)。
【0071】
ステップS303の判定で、ソータ220が装着されており排紙先を変更することが可能な場合には、排紙先を変更(ステップS304)してプリント用紙を排出する(ステップS305)。
【0072】
続けて、図3の操作部表示部301において、NGプリント用紙の排出が別トレイにあった旨を表示(ステップS306)して、図8のフローチャートに戻る。
【0073】
また、ステップS303の判定で、排紙先を変更することが不可能な場合には、そのまま排出予定のトレイに排出を行い(ステップS305)、続けて、図3の操作部表示部301において、NGプリント用紙がプリントOKの用紙と同じトレイに排出された旨を表示(ステップS306)して、図8のフローチャートの処理に戻る。
【0074】
また、ステップS301の判定で、復路スキャンの場合には、ステップS306の後同様に、図8のフローチャートの処理に戻る。
【0075】
次に、図10を用いて先ほどのHPサーチ処理について説明する。
まず、ステップS401で、図4のHPセンサ402の出力がオンであるか否かを判定する。ステップS401の判定で、HPセンサ402の出力がオンである場合は、ステップS402でスキャナ・ユニット104を往路方向に、HPセンサ402の出力がオフになるまで移動させる。
【0076】
また、ステップS401の判定で、HPセンサ402の出力がオフの場合には、ステップS402の後と同様にステップS403に進み、スキャナ・ユニット104を基準位置に戻す。基準位置は、スキャナ・ユニット104を復路方向に移動させて、HPセンサ402の出力がオンになってから既定値移動した位置である。ステップS403の後、図8のフローチャートの処理に戻る。
【0077】
次に、図11、図13及び図14を用いて先ほどのデジタル変倍処理について説明する。
まず、ステップS501でスキャン速度を指定倍率の速度から遅い速度に変更する。例えば、図14で、現在の指定倍率がT301の時には、T302,T303,T304,T305等に変更することで、スキャナの読み込み速度を遅くすることが可能となる。
【0078】
そして、次に、ステップS502に進み、読み込んだ画像データを、図5のページメモリ(Z106)に書き込むための設定を行う(通常は、読み込みながらプリントするためページメモリは使用しない)。
【0079】
次のステップS503では、ステップS502で設定したスキャナ読み込み速度に応じて、画像をプリントする時のページメモリ読み出し設定を行う。例えば図13のように、200%の読み込み速度で、100%指定倍率のプリントの場合には、まず、200%の光学系読み込みで画像データをページメモリ(Z106)上に、T201、T202、T203、T204、T205、T206、T207、T208、T209のように展開する。
【0080】
そして、画像を用紙にプリントする時に、副走査方向(スキャナ・ユニット104の読み込み方向)に対して、T201のデータの次に、T202のデータを飛ばして、T203のデータを読む。次にT205のデータを読むといった処理を行い、プリント処理を行うことで、画像の変倍を行う。
【0081】
このようにして、指定倍率のプリントを得ることが可能となる。なお、通常の処理は、副走査方向については、スキャナ・ユニット104の速度を変更することで、画像デ一夕を読み込むときに変倍を行う。
【0082】
また、既にページメモリでの画像データの読み込みを行っている時では、その画像データをクリアして、スキャナ・ユニット104の読み込み速度を更に遅くする。そして、ステップS503のページメモリ読み出し設定が終了したら、図8のフローチャートに戻る。
【0083】
(本発明の他の実施形態)
本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても1つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0084】
また、前述した実施形態の機能を実現するように各種のデバイスを動作させるように、前記各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【0085】
また、この場合、前記ソフトウェアのプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0086】
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、前述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
【0087】
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
【0088】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、モータを駆動する駆動信号の周期の更新処理が終了する前に更新前の周期が経過して、次の駆動信号の送信と新たな前記周期の更新処理とを行う時期となる競合状態にあるか否かを検知するようにしたので、モータを駆動する際に使用されるCPUのタイマが暴走するのを未然に防ぐことができる。
また、本発明の他の特徴によれば、モータを駆動する駆動信号の周期の更新処理が終了する前に更新前の周期が経過して競合状態にある競合には、前記駆動信号の送信を停止させるようにしたので、モータの駆動が不安定になるのを防止する。これにより、光学モータとしてパルスモータを使用し、これを本体のCPUのタイマで駆動する場合に、前記CPUのタイマが暴走するのをより確実に防ぐことができる。
【0089】
また、本発明の他の特徴によれば、モータを駆動する駆動信号の周期の更新処理が終了する前に更新前の周期が経過して競合状態にある場合には、コピーカウンタのカウントアップ動作を禁止するようにしたので、画像形成が正常に行われなくなるプリントは課金対象にならないようにすることができる。
【0090】
また、本発明のその他の特徴によれば、モータを駆動する駆動信号の周期の更新処理が終了する前に更新前の周期が経過して競合状態にあり、かつ、画像読み込みを行っている場合には、排紙先を変更するようにしたので、NGプリント用紙が正常プリント用紙と混ざらないようにすることができる。
【0091】
また、本発明のその他の特徴によれば、排紙先を変更した場合には排紙先を表示するようにしてユーザーに報知することができる。
【0092】
また、本発明のその他の特徴によれば、モータを駆動する駆動信号の周期の更新処理が終了する前に更新前の周期が経過して競合状態にある場合には、ホームポジションサーチを行うようにしたので、モータの位置がわからなくなることを防止して、再読み込みをスムーズに行うようにすることができる。
【0094】
また、本発明のその他の特徴によれば、モータを駆動する駆動信号の周期の更新処理が終了する前に更新前の周期が経過して競合状態にある場合には、ページメモリの画像データをキャンセルするようにしたので、再読み込みをスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成方法の構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態に係る画像形成方法におけるリーダー部及びプリンタ部の構成を説明する断面図である。
【図3】実施形態に係る画像形成方法におけるリーダー部に配設される操作パネルの一例を示す平面図である。
【図4】実施形態に係る画像形成方法におけるリーダー部の一例を示す斜視図である。
【図5】実施形態に係る画像形成方法におけるリーダー部のハード構成を示すブロック図である。
【図6】実施形態に係る画像形成方法における光学モータの速度変化を示す図である。
【図7】実施形態に係る画像形成方法におけるスキャナ処理の一例を示すフローチャートである。
【図8】実施形態に係る画像形成方法におけるDMA割り込み異常処理の制御手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】実施形態に係る画像形成方法におけるDMA割り込み異常発生時のプリントした用紙の処理の一例を示すフローチャートである。
【図10】実施形態に係る画像形成方法におけるDMA割り込み異常発生時のスキャナのホームポジションサーチ処理の一例を示すフローチャートである。
【図11】実施形態に係る画像形成方法におけるDMA割り込み異常発生時のデジタル変倍を行うための設定の一例を示すフローチャートである。
【図12】実施形態に係る画像形成方法における100%スキャン時の光学モータ一駆動タイマパルス速度表の一例を示す図である。
【図13】実施形態に係る画像形成方法におけるデジタル変倍を行うときのページメモリ読み出し方法の一例を示す図である。
【図14】実施形態に係る画像形成方法におけるマイクロステップなしでの指定倍率スキャナ速度表の一例を示す図である。
【図15】実施形態に係る画像形成方法におけるタイマ値と周期レジスタと光学モータ駆動パルスとの関係の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 リーダ部
2 プリンタ部
3 外部装置
4 ファクシミリ部
5 ファイル部
6 外部記憶装置
7 コンピュータインタフェース部
8 フォーマッタ部
9 イメージメモリ部
10 コア部
11 ハードディスク
12 電話回線
13 コンピュータ

Claims (22)

  1. モータを駆動する駆動信号を周期的に送信する送信手段と、
    前記送信手段により送信される前記駆動信号に同期して前記駆動信号の周期の更新処理を行う第1の制御手段と、
    前記第1の制御手段による前記周期の更新処理が終了する前に更新前の周期が経過して、次の駆動信号の送信と新たな前記周期の更新処理とを行う時期となる競合状態にあるか否かを検知する競合検知手段とを有することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記送信手段による駆動信号の送信を停止させる第2の制御手段を有し、前記競合検知手段が競合していると検知した場合に、前記第2の制御手段が前記送信手段による駆動信号の送信を停止させることを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記競合検知手段が競合していると検知した場合に、前記モータの速度を遅くする様に前記第1の制御手段が前記送信手段による駆動信号の周期を変更させることを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のモータ制御装置を有する画像形成装置であって、
    被写体画像の読み込みを行う読み込み手段と、
    前記競合検知手段が競合していると検知した場合に、画像の読み込みを再度行うよう制御する第3の制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1〜3の何れか1項に記載のモータ制御装置を有する画像形成装置であって、
    課金対象となるコピーカウンタを有し、前記競合検知手段が競合していると検知した場合に、前記課金対象となるコピーカウンタのカウントアップ動作を禁止することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1〜3の何れか1項に記載のモータ制御装置を有する画像形成装置であって、
    複数の排紙先を有する排紙手段を有し、前記競合検知手段が競合していると検知し、かつ、画像読み込みを行っている場合には、前記排紙手段における排紙先を変更することを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記排紙手段における排紙先を変更した場合には排紙先を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 請求項1〜3の何れか1項に記載のモータ制御装置を有する画像形成装置であって、
    画像を読み込むための読込手段と、前記競合検知手段が競合していると検知した場合に、前記読込手段を所定の位置に移動させる移動手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1〜3の何れか1項に記載のモータ制御装置を有する画像形成装置であって、
    画像を読み込むための読込手段と、前記競合検知手段が競合していると検知した場合に、前記読込手段のホームポジションサーチを行うよう制御する第4の制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1〜3の何れか1項に記載のモータ制御装置を有する画像形成装置であって、
    ページメモリに画像データを蓄積し、前記ページメモリに基づき変倍を行う変倍手段を有し、前記競合検知手段が競合していると検知した場合に、前記読み込んだ画像データをキャンセルすることを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記駆動信号がパルス信号であることを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  12. モータ制御装置の制御方法であって、
    モータを駆動する駆動信号を周期的に送信する送信処理と、
    前記送信処理により送信される前記駆動信号に同期して前記駆動信号の周期の更新処理を行う第1の制御処理と、
    前記第1の制御処理による前記周期の更新処理が終了する前に更新前の周期が経過して、次の駆動信号の送信と新たな前記周期の更新処理とを行う時期となる競合状態にあるか否かを検知する競合検知処理とを有することを特徴とする制御方法。
  13. 前記送信処理における駆動信号の送信を停止させる第2の制御処理を有し、前記競合検知処理が競合していると検知した場合に、前記第2の制御処理において前記送信処理での駆動信号の送信を停止させることを特徴とする請求項12に記載の制御方法。
  14. 前記競合検知処理が競合していると検知した場合に、前記モータの速度を遅くする様に前記第1の制御処理において駆動信号の周期を変更させることを特徴とする請求項12に記載の制御方法。
  15. 請求項12〜14の何れか1項に記載の制御方法によって制御されるモータ制御装置を有する画像形成装置の制御方法であって、
    被写体画像の読み込みを行う読込処理と、
    前記競合検知処理が競合していると検知した場合に、画像の読み込みを再度行うよう制御する第3の制御処理とを有することを特徴とする制御方法。
  16. 請求項12〜14の何れか1項に記載の制御方法によって制御されるモータ制御装置を有する画像形成装置の制御方法であって、
    前記競合検知処理が競合していると検知した場合に、課金対象となるコピーカウンタのカウントアップ動作を禁止することを特徴とする制御方法。
  17. 請求項12〜14の何れか1項に記載の制御方法によって制御されるモータ制御装置を有する画像形成装置の制御方法であって、
    前記競合検知処理が競合していると検知し、かつ、画像読み込みを行っている場合には、複数の排紙先を有する排紙手段における排紙先を変更することを特徴とする制御方法。
  18. 前記排紙手段における排紙先を変更した場合には排紙先を表示する表示処理を有することを特徴とする請求項17に記載の制御方法。
  19. 請求項12〜14の何れか1項に記載の制御方法によって制御されるモータ制御装置と画像を読み込む読込手段を有する画像形成装置の制御方法であって、
    前記競合検知処理が競合していると検知した場合に、前記読込手段を所定の位置に移動させる移動処理とを有することを特徴とする制御方法。
  20. 請求項12〜14の何れか1項に記載の制御方法によって制御されるモータ制御装置と画像を読み込む読込手段とを有する画像形成装置の制御方法であって、
    前記競合検知処理が競合していると検知した場合に、前記読込手段のホームポジションサーチを行う第4の制御処理を有することを特徴とする制御方法。
  21. 請求項12〜14の何れか1項に記載の制御方法によって制御されるモータ制御装置を有する画像形成装置の制御方法であって、
    ページメモリに画像データを蓄積し、前記ページメモリに基づき変倍を行う変倍処理を有し、前記競合検知処理が競合していると検知した場合に、前記画像データをキャンセルすることを特徴とする制御方法。
  22. 前記駆動信号がパルス信号であることを特徴とする請求項12に記載の制御方法。
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