JPH10225122A - スイッチング電源 - Google Patents
スイッチング電源Info
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- JPH10225122A JPH10225122A JP9025661A JP2566197A JPH10225122A JP H10225122 A JPH10225122 A JP H10225122A JP 9025661 A JP9025661 A JP 9025661A JP 2566197 A JP2566197 A JP 2566197A JP H10225122 A JPH10225122 A JP H10225122A
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- circuit
- power supply
- switching
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 動作周波数が共振周波数より高い周波数で運
転する共振型スイッチング電源において、動作周波数の
下限値を、予め設定する必要のないスイッチング電源を
提供する。 【解決手段】共振用コンデンサ21、共振用インダクタ
22及びトランス3の一次巻線31は直列に接続され、
直列回路の両端がスイッチング素子11、12の接続点
と、電源7の一端との間に接続されている。共振電流検
出回路5は共振回路2を流れる共振電流Irを検出す
る。制御部6は、スイッチング素子11、12を、共振
回路2の共振周波数foよりも高い周波数領域で動作さ
せると共に、共振電流検出回路5から供給される検出信
号S3に基づいて、共振電流Irがゼロになる前にスイ
ッチング素子11、12をオフにする。
転する共振型スイッチング電源において、動作周波数の
下限値を、予め設定する必要のないスイッチング電源を
提供する。 【解決手段】共振用コンデンサ21、共振用インダクタ
22及びトランス3の一次巻線31は直列に接続され、
直列回路の両端がスイッチング素子11、12の接続点
と、電源7の一端との間に接続されている。共振電流検
出回路5は共振回路2を流れる共振電流Irを検出す
る。制御部6は、スイッチング素子11、12を、共振
回路2の共振周波数foよりも高い周波数領域で動作さ
せると共に、共振電流検出回路5から供給される検出信
号S3に基づいて、共振電流Irがゼロになる前にスイ
ッチング素子11、12をオフにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共振回路を用いた
スイッチング電源に関する。
スイッチング電源に関する。
【0002】
【従来の技術】共振型スイッチング電源は、高効率、低
雑音が達成できる可能性があるスイッチング電源とし
て、注目されている。共振型スイッチング電源は、直流
電源をスイッチング回路によりスイッチングし、スイッ
チング出力を共振回路で共振させ、共振出力を、トラン
スの巻線を介して取り出し、直流に変換して出力する。
雑音が達成できる可能性があるスイッチング電源とし
て、注目されている。共振型スイッチング電源は、直流
電源をスイッチング回路によりスイッチングし、スイッ
チング出力を共振回路で共振させ、共振出力を、トラン
スの巻線を介して取り出し、直流に変換して出力する。
【0003】スイッチング電源のスイッチング動作は、
制御部から供給される制御信号によって制御される。一
般には、共振回路の共振周波数より高い周波数領域に設
定された周波数領域で制御されるものと、共振周波数よ
り低い周波数領域に設定された周波数領域で制御される
ものとがある。本発明に係るスイッチング電源は、前者
の範疇に入る。
制御部から供給される制御信号によって制御される。一
般には、共振回路の共振周波数より高い周波数領域に設
定された周波数領域で制御されるものと、共振周波数よ
り低い周波数領域に設定された周波数領域で制御される
ものとがある。本発明に係るスイッチング電源は、前者
の範疇に入る。
【0004】動作周波数が共振周波数より高い周波数で
運転する共振型スイッチング電源においては、負荷が増
加し、出力電圧が低下した場合には動作周波数を低く
し、負荷が軽くなったり出力電圧が高くなった場合に
は、動作周波数を高くすることにより、出力電圧を安定
化する。
運転する共振型スイッチング電源においては、負荷が増
加し、出力電圧が低下した場合には動作周波数を低く
し、負荷が軽くなったり出力電圧が高くなった場合に
は、動作周波数を高くすることにより、出力電圧を安定
化する。
【0005】しかし、動作周波数が共振周波数よりも低
くなった場合、出力電圧を上昇させるために周波数を低
下させると出力電圧がさらに低下し、制御不能となる問
題がある。そこで従来は、動作周波数の範囲が共振周波
数を下回らないように発振周波数の下限をあらかじめ決
めておき、その値は、固定であった。
くなった場合、出力電圧を上昇させるために周波数を低
下させると出力電圧がさらに低下し、制御不能となる問
題がある。そこで従来は、動作周波数の範囲が共振周波
数を下回らないように発振周波数の下限をあらかじめ決
めておき、その値は、固定であった。
【0006】しかしながら、素子のばらつきや経時変化
等により、条件が変化するので、下限周波数固定では制
御範囲が狭くなるという欠点を生じる。この問題を解決
する手段として、例えば、特開平1−264564号公
報は、帰還用ダイオードに電流が流れたことを検出する
ことにより、動作周波数が共振周波数よりも低くなった
ことを検知する技術を開示している。しかしながら、帰
還用ダイオードに電流が流れたことを検出する上記先行
技術の場合、共振電流がゼロになったことを検出するの
と等価であり、ZVS(ゼロボルトスイッチング)動作
には適していない。
等により、条件が変化するので、下限周波数固定では制
御範囲が狭くなるという欠点を生じる。この問題を解決
する手段として、例えば、特開平1−264564号公
報は、帰還用ダイオードに電流が流れたことを検出する
ことにより、動作周波数が共振周波数よりも低くなった
ことを検知する技術を開示している。しかしながら、帰
還用ダイオードに電流が流れたことを検出する上記先行
技術の場合、共振電流がゼロになったことを検出するの
と等価であり、ZVS(ゼロボルトスイッチング)動作
には適していない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主な課題は、
動作周波数が共振周波数より高い周波数で運転する共振
型スイッチング電源において、動作周波数の下限値を、
あらかじめ設定する必要のないスイッチング電源を提供
することである。
動作周波数が共振周波数より高い周波数で運転する共振
型スイッチング電源において、動作周波数の下限値を、
あらかじめ設定する必要のないスイッチング電源を提供
することである。
【0008】本発明のもう一つの課題は、動作周波数が
共振周波数より高い周波数で運転する共振型スイッチン
グ電源において、素子のばらつきや経時変化等による条
件に関わらず、安定した動作の可能なスイッチング電源
を提供することである。
共振周波数より高い周波数で運転する共振型スイッチン
グ電源において、素子のばらつきや経時変化等による条
件に関わらず、安定した動作の可能なスイッチング電源
を提供することである。
【0009】本発明のもう一つの課題は、動作周波数が
共振周波数より高い周波数で運転する共振型スイッチン
グ電源において、共振電流をゼロにすることなく、安定
した動作の可能なスイッチング電源を提供することであ
る。
共振周波数より高い周波数で運転する共振型スイッチン
グ電源において、共振電流をゼロにすることなく、安定
した動作の可能なスイッチング電源を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係るスイッチング電源は、2つのスイッ
チング素子と、共振回路と、共振電流検出回路と、制御
部とを有する。前記2つのスイッチング素子は、直列に
接続され、直列回路の両端が直流電源に導かれ、交互に
駆動される。前記トランスは、少なくとも、一次巻線
と、二次巻線とを含む。前記共振回路は、共振用コンデ
ンサと、共振用インダクタとを有する。
ため、本発明に係るスイッチング電源は、2つのスイッ
チング素子と、共振回路と、共振電流検出回路と、制御
部とを有する。前記2つのスイッチング素子は、直列に
接続され、直列回路の両端が直流電源に導かれ、交互に
駆動される。前記トランスは、少なくとも、一次巻線
と、二次巻線とを含む。前記共振回路は、共振用コンデ
ンサと、共振用インダクタとを有する。
【0011】前記共振用コンデンサ、前記共振用インダ
クタ及び前記トランスの前記一次巻線は直列に接続さ
れ、直列回路の両端が前記2つのスイッチング素子の接
続点と、前記2つのスイッチング素子によって構成され
る前記直列回路の一端との間に接続されている。
クタ及び前記トランスの前記一次巻線は直列に接続さ
れ、直列回路の両端が前記2つのスイッチング素子の接
続点と、前記2つのスイッチング素子によって構成され
る前記直列回路の一端との間に接続されている。
【0012】前記出力整流平滑回路は、前記トランスの
前記二次巻線に接続されている。
前記二次巻線に接続されている。
【0013】前記共振電流検出回路は、前記共振回路を
流れる共振電流を検出する。
流れる共振電流を検出する。
【0014】前記制御部は、前記スイッチング回路に制
御信号を与え、スイッチング回路を、前記共振回路の共
振周波数よりも高い周波数領域で動作させ、前記共振電
流検出回路から供給される検出信号に基づいて、前記共
振電流がゼロになる前に、前記スイッチング素子をオフ
にする。
御信号を与え、スイッチング回路を、前記共振回路の共
振周波数よりも高い周波数領域で動作させ、前記共振電
流検出回路から供給される検出信号に基づいて、前記共
振電流がゼロになる前に、前記スイッチング素子をオフ
にする。
【0015】本発明に係るスイッチング電源において、
直列に接続された2つのスイッチング素子を交互に動作
させることにより、入力された直流電源をスイッチング
し、そのスイッチング出力を共振回路及びトランスの一
次巻線に供給する。
直列に接続された2つのスイッチング素子を交互に動作
させることにより、入力された直流電源をスイッチング
し、そのスイッチング出力を共振回路及びトランスの一
次巻線に供給する。
【0016】2つのスイッチング素子の接続点と、2つ
のスイッチング素子によって構成される直列回路の一端
との間には、共振回路を構成する共振用コンデンサ及び
共振用インダクタと、トランスの一次巻線を直列に接続
した直列回路の両端が接続されているから、2つのスイ
ッチング素子の交互動作により、共振回路及びトランス
の一次巻線に、共振回路の共振周波数に対応した疑似正
弦波電流が流れる。このとき、一次巻線と結合する二次
巻線に誘起電圧が発生する。この誘起電圧はトランスの
二次巻線に接続された出力整流平滑回路により直流に変
換され、出力される。
のスイッチング素子によって構成される直列回路の一端
との間には、共振回路を構成する共振用コンデンサ及び
共振用インダクタと、トランスの一次巻線を直列に接続
した直列回路の両端が接続されているから、2つのスイ
ッチング素子の交互動作により、共振回路及びトランス
の一次巻線に、共振回路の共振周波数に対応した疑似正
弦波電流が流れる。このとき、一次巻線と結合する二次
巻線に誘起電圧が発生する。この誘起電圧はトランスの
二次巻線に接続された出力整流平滑回路により直流に変
換され、出力される。
【0017】制御部は、定常時は、スイッチング素子に
制御信号を与え、スイッチング素子を、共振回路の共振
周波数よりも高い周波数領域で動作させる。このスイッ
チング制御方式は、負荷が増加し、出力電圧が低下した
場合には動作周波数を低くして出力電圧を安定化し、負
荷が軽くなったり出力電圧が高くなった場合には、動作
周波数を高くし、出力電圧を安定化する制御方式であ
る。
制御信号を与え、スイッチング素子を、共振回路の共振
周波数よりも高い周波数領域で動作させる。このスイッ
チング制御方式は、負荷が増加し、出力電圧が低下した
場合には動作周波数を低くして出力電圧を安定化し、負
荷が軽くなったり出力電圧が高くなった場合には、動作
周波数を高くし、出力電圧を安定化する制御方式であ
る。
【0018】動作周波数が共振周波数より高い周波数で
運転する共振型スイッチング電源では、既に述べたよう
に、動作周波数が共振周波数よりも低くなった場合、出
力電圧がさらに低下し、制御不能となる問題がある。こ
の問題を解決するための手段として、本発明において
は、共振電流検出回路から供給される検出信号に基づい
て、共振電流がゼロになる前に、スイッチング素子をオ
フにする。従って、動作周波数が共振周波数よりも低く
なることがない。
運転する共振型スイッチング電源では、既に述べたよう
に、動作周波数が共振周波数よりも低くなった場合、出
力電圧がさらに低下し、制御不能となる問題がある。こ
の問題を解決するための手段として、本発明において
は、共振電流検出回路から供給される検出信号に基づい
て、共振電流がゼロになる前に、スイッチング素子をオ
フにする。従って、動作周波数が共振周波数よりも低く
なることがない。
【0019】しかも、共振電流検出回路から供給される
検出信号に基づいて、スイッチング素子を自動的に制御
するので、動作周波数の下限値を、あらかじめ設定する
必要がない。
検出信号に基づいて、スイッチング素子を自動的に制御
するので、動作周波数の下限値を、あらかじめ設定する
必要がない。
【0020】更に、共振回路を構成する素子の定数値が
変化しても、適正な動作周波数に自動的に制限できる。
このため、素子のばらつきや経時変化等による条件に関
わらず、安定した動作を確保することができる。
変化しても、適正な動作周波数に自動的に制限できる。
このため、素子のばらつきや経時変化等による条件に関
わらず、安定した動作を確保することができる。
【0021】この結果、素子の動作周波数が共振周波数
より低くなり、制御不能に陥ったり、ZVSができなく
なったり、スイッチング損失やノイズの増大といった不
具合が発生しなくなる。
より低くなり、制御不能に陥ったり、ZVSができなく
なったり、スイッチング損失やノイズの増大といった不
具合が発生しなくなる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るスイッチング
電源の電気回路図である。図示するように、本発明に係
るスイッチング電源は、スイッチング回路1と、共振回
路2と、トランス3と、出力整流平滑回路4と、共振電
流検出回路5と、制御部6とを有する。
電源の電気回路図である。図示するように、本発明に係
るスイッチング電源は、スイッチング回路1と、共振回
路2と、トランス3と、出力整流平滑回路4と、共振電
流検出回路5と、制御部6とを有する。
【0023】スイッチング回路1は、入力された直流電
源Vinをスイッチングする。スイッチング回路1は、第
1のスイッチング素子11及び第2のスイッチング素子
12を有する。第1のスイッチング素子11及び第2の
スイッチング素子12は、FET等でなり、その主回路
が互いに直列に接続され、その両端が直流電源装置7に
接続されている。直流電源装置7は、通常は、交流電源
を直流に変換する整流平滑回路として構成される。直流
電源装置7はスイッチング電源装置の一部として備えら
れていてもよいし、外部要素であってもよい。
源Vinをスイッチングする。スイッチング回路1は、第
1のスイッチング素子11及び第2のスイッチング素子
12を有する。第1のスイッチング素子11及び第2の
スイッチング素子12は、FET等でなり、その主回路
が互いに直列に接続され、その両端が直流電源装置7に
接続されている。直流電源装置7は、通常は、交流電源
を直流に変換する整流平滑回路として構成される。直流
電源装置7はスイッチング電源装置の一部として備えら
れていてもよいし、外部要素であってもよい。
【0024】トランス3は、少なくとも、一次巻線31
と、二次巻線32とを含んでいる。実施例は、出力整流
平滑回路4を両波整流回路方式とした場合に適した二次
巻線構造を示し、二次巻線32は、第1の巻線321
と、第2の巻線322の二つの巻線を備え、第1の巻線
321及び第2の巻線322は、それぞれの一端が互い
に接続されている。
と、二次巻線32とを含んでいる。実施例は、出力整流
平滑回路4を両波整流回路方式とした場合に適した二次
巻線構造を示し、二次巻線32は、第1の巻線321
と、第2の巻線322の二つの巻線を備え、第1の巻線
321及び第2の巻線322は、それぞれの一端が互い
に接続されている。
【0025】共振回路2は、共振用コンデンサ21と、
共振用インダクタ22とを有する。共振用コンデンサ2
1及び共振用インダクタ22は、スイッチング回路1と
トランス3の一次巻線31とを含む回路ループ内に接続
されている。実施例では、共振用コンデンサ21は、ト
ランス3の一次巻線31の一端と、第1のスイッチング
素子11及び第2のスイッチング素子12の接続点との
間に接続され、共振用インダクタ22は、トランス3の
一次巻線31の他端と第2のスイッチング素子12の主
電極との間に接続されている。従って、共振回路2は共
振用コンデンサ21及び共振用インダクタ22による直
列共振回路を構成している。
共振用インダクタ22とを有する。共振用コンデンサ2
1及び共振用インダクタ22は、スイッチング回路1と
トランス3の一次巻線31とを含む回路ループ内に接続
されている。実施例では、共振用コンデンサ21は、ト
ランス3の一次巻線31の一端と、第1のスイッチング
素子11及び第2のスイッチング素子12の接続点との
間に接続され、共振用インダクタ22は、トランス3の
一次巻線31の他端と第2のスイッチング素子12の主
電極との間に接続されている。従って、共振回路2は共
振用コンデンサ21及び共振用インダクタ22による直
列共振回路を構成している。
【0026】出力整流平滑回路4は、トランス3の二次
巻線32に接続され、二次巻線32に生じる誘起電圧を
直流に変換して出力する。図示された出力整流平滑回路
4は、出力平滑コンデンサ41を有するコンデンサイン
プット型であるが、出力チョークコイルを備えたチョー
クインプット型であってもよい。整流回路42は第1の
ダイオード421と、第2のダイオード422とを有す
る。第1のダイオード421のアノードは第1の巻線3
21の他端に接続され、第2のダイオード422のアノ
ードは第2の巻線の他端に接続されている。第1のダイ
オード421及び第2のダイオード422のカソードは
互いに接続され、出力平滑コンデンサ41の一端に接続
されている。
巻線32に接続され、二次巻線32に生じる誘起電圧を
直流に変換して出力する。図示された出力整流平滑回路
4は、出力平滑コンデンサ41を有するコンデンサイン
プット型であるが、出力チョークコイルを備えたチョー
クインプット型であってもよい。整流回路42は第1の
ダイオード421と、第2のダイオード422とを有す
る。第1のダイオード421のアノードは第1の巻線3
21の他端に接続され、第2のダイオード422のアノ
ードは第2の巻線の他端に接続されている。第1のダイ
オード421及び第2のダイオード422のカソードは
互いに接続され、出力平滑コンデンサ41の一端に接続
されている。
【0027】共振電流検出回路5は、共振回路22を流
れる共振電流Irを検出する。具体的な回路構成とし
て、共振電流検出回路5は、カレントトランス51を共
振回路2と直列に接続し、共振電流Irを検出し、抵抗
52を接続した2次巻線側において電圧信号に変換す
る。得られた電圧信号を全波整流回路53のよって全波
整流し、その整流電圧を検出信号S1として出力する。
れる共振電流Irを検出する。具体的な回路構成とし
て、共振電流検出回路5は、カレントトランス51を共
振回路2と直列に接続し、共振電流Irを検出し、抵抗
52を接続した2次巻線側において電圧信号に変換す
る。得られた電圧信号を全波整流回路53のよって全波
整流し、その整流電圧を検出信号S1として出力する。
【0028】制御部6は、出力整流平滑回路44から出
力される出力電圧Voが一定となるようにスイッチング
回路1を制御する。制御部6は、また、2つのスイッチ
ング素子11、12に制御信号Soを与え、スイッチン
グ素子11、12を、共振回路2の共振周波数foより
も高い周波数領域で動作させる(図2参照)。この制御
動作は制御部6の主構成要素である制御回路60によっ
て実行される。制御回路6は、例えば、電圧によって周
波数が制御される電圧制御発振器(VCO)によって構
成される。
力される出力電圧Voが一定となるようにスイッチング
回路1を制御する。制御部6は、また、2つのスイッチ
ング素子11、12に制御信号Soを与え、スイッチン
グ素子11、12を、共振回路2の共振周波数foより
も高い周波数領域で動作させる(図2参照)。この制御
動作は制御部6の主構成要素である制御回路60によっ
て実行される。制御回路6は、例えば、電圧によって周
波数が制御される電圧制御発振器(VCO)によって構
成される。
【0029】制御部6は、また、共振電流検出回路5か
ら供給される検出信号S1に基づいて、共振電流Irが
ゼロになる前に、スイッチング素子11、12をオフに
する。
ら供給される検出信号S1に基づいて、共振電流Irが
ゼロになる前に、スイッチング素子11、12をオフに
する。
【0030】上述した制御動作は制御部6の主構成要素
である制御回路60によって実行される。制御回路60
の具体例は、電圧によって周波数が制御される電圧制御
発振器(VCO)である。
である制御回路60によって実行される。制御回路60
の具体例は、電圧によって周波数が制御される電圧制御
発振器(VCO)である。
【0031】本発明に係るスイッチング電源において、
直列に接続された2つのスイッチング素子11、12を
交互に動作させることにより、入力された直流電源Vin
をスイッチングし、そのスイッチング出力を共振回路2
及びトランス3の一次巻線31に供給する。
直列に接続された2つのスイッチング素子11、12を
交互に動作させることにより、入力された直流電源Vin
をスイッチングし、そのスイッチング出力を共振回路2
及びトランス3の一次巻線31に供給する。
【0032】2つのスイッチング素子11、12の接続
点と、2つのスイッチング素子11、12によって構成
される直列回路の一端との間には、共振回路2を構成す
る共振用コンデンサ21及び共振用インダクタ22と、
トランス3の一次巻線31とを直列に接続した直列回路
の両端が接続されているから、2つのスイッチング素子
11、12の交互動作により、共振回路2及びトランス
3の一次巻線31に、共振回路2の共振周波数foに対
応した疑似正弦波電流が流れる。このとき、一次巻線3
1と結合する二次巻線32に誘起電圧が発生する。この
誘起電圧はトランス3の二次巻線32に接続された出力
整流平滑回路4により直流に変換され、出力される。
点と、2つのスイッチング素子11、12によって構成
される直列回路の一端との間には、共振回路2を構成す
る共振用コンデンサ21及び共振用インダクタ22と、
トランス3の一次巻線31とを直列に接続した直列回路
の両端が接続されているから、2つのスイッチング素子
11、12の交互動作により、共振回路2及びトランス
3の一次巻線31に、共振回路2の共振周波数foに対
応した疑似正弦波電流が流れる。このとき、一次巻線3
1と結合する二次巻線32に誘起電圧が発生する。この
誘起電圧はトランス3の二次巻線32に接続された出力
整流平滑回路4により直流に変換され、出力される。
【0033】図2は上述したスイッチング電源の制御部
6の基本的な動作特性を示す図である。制御部6は、定
常時は、スイッチング素子11、12に制御信号Sc1、
Sc2を与え、スイッチング素子11、12を、共振回路
2の共振周波数foよりも高い周波数領域で動作させ
る。
6の基本的な動作特性を示す図である。制御部6は、定
常時は、スイッチング素子11、12に制御信号Sc1、
Sc2を与え、スイッチング素子11、12を、共振回路
2の共振周波数foよりも高い周波数領域で動作させ
る。
【0034】負荷が増加し、出力電圧Voが低下した場
合には、図3に示すように、動作周波数fを、周波数f
1からそれより低い周波数f2に変更し、出力電圧Vo
を上昇させる方向に制御し、出力電圧Voを安定化す
る。負荷が軽くなったり、あるいは出力電圧Voが高く
なった場合には、動作周波数fを、周波数f2からそれ
より周波数の高い周波数f1に変更し、出力電圧Voを
安定化する。
合には、図3に示すように、動作周波数fを、周波数f
1からそれより低い周波数f2に変更し、出力電圧Vo
を上昇させる方向に制御し、出力電圧Voを安定化す
る。負荷が軽くなったり、あるいは出力電圧Voが高く
なった場合には、動作周波数fを、周波数f2からそれ
より周波数の高い周波数f1に変更し、出力電圧Voを
安定化する。
【0035】上記制御方式のスイッチング電源では、既
に述べたように、動作周波数fが共振周波数foよりも
低くなった場合、出力電圧を上昇させるために周波数を
低下させると出力電圧Voがさらに低下し、制御不能と
なる。制御不能を引き起こす臨界点は、動作周波数fが
共振周波数foと一致し、共振電流Ir=0となる点
(図3参照)である。
に述べたように、動作周波数fが共振周波数foよりも
低くなった場合、出力電圧を上昇させるために周波数を
低下させると出力電圧Voがさらに低下し、制御不能と
なる。制御不能を引き起こす臨界点は、動作周波数fが
共振周波数foと一致し、共振電流Ir=0となる点
(図3参照)である。
【0036】そこで、本発明においては、共振電流検出
回路5から供給される検出信号S1に基づいて、共振電
流Irがゼロになる前に、スイッチング素子11、12
をオフにする。従って、動作周波数fが共振周波数fo
よりも低くなることがない。
回路5から供給される検出信号S1に基づいて、共振電
流Irがゼロになる前に、スイッチング素子11、12
をオフにする。従って、動作周波数fが共振周波数fo
よりも低くなることがない。
【0037】しかも、共振電流検出回路5から供給され
る検出信号S1に基づいて、スイッチング素子11、1
2を自動的に制御するので、動作周波数fの下限値を、
予め設定する必要がない。
る検出信号S1に基づいて、スイッチング素子11、1
2を自動的に制御するので、動作周波数fの下限値を、
予め設定する必要がない。
【0038】更に、共振回路2を構成するコンデンサ2
1、インダクタ22等の素子の定数値が変化しても、適
正な動作周波数fに自動的に制限できる。このため、素
子のばらつきや、経時変化等による条件に関わらず、安
定した動作の可能なスイッチング電源を得ることができ
る。
1、インダクタ22等の素子の定数値が変化しても、適
正な動作周波数fに自動的に制限できる。このため、素
子のばらつきや、経時変化等による条件に関わらず、安
定した動作の可能なスイッチング電源を得ることができ
る。
【0039】具体的な回路構成として、共振電流検出回
路5は、カレントトランス51を共振回路2と直列に接
続し、共振電流Irを検出し、電圧信号に変換する。得
られた電圧信号を全波整流し、動作状態を検出する検出
信号S1として出力する。
路5は、カレントトランス51を共振回路2と直列に接
続し、共振電流Irを検出し、電圧信号に変換する。得
られた電圧信号を全波整流し、動作状態を検出する検出
信号S1として出力する。
【0040】制御部6は、比較回路61を含む。比較回
路61は、共振電流検出回路5から供給された検出信号
S1を、制御信号Sc1、Sc2に同期した波形信号S2と
比較し、検出信号S1の値が波形信号S2のピーク値よ
りも低下しようとしたときに、スイッチング素子11、
12をオフ動作させる信号S3を生成する。
路61は、共振電流検出回路5から供給された検出信号
S1を、制御信号Sc1、Sc2に同期した波形信号S2と
比較し、検出信号S1の値が波形信号S2のピーク値よ
りも低下しようとしたときに、スイッチング素子11、
12をオフ動作させる信号S3を生成する。
【0041】比較回路61を用いた場合、制御部6は、
更に、波形信号生成回路62を含む。波形信号生成回路
62は、制御信号Sc1、Sc2に同期した電圧波形信号を
生成し、比較回路61に供給する。波形信号生成回路6
2の好ましい具体例は鋸歯状波生成回路である。図示さ
れた波形信号生成回路62は、制御回路60から独立し
た状態で示されているが、制御回路60は、通常、鋸歯
状波発振回路を有し、この発振回路を利用して制御信号
Sc1、Sc2を生成している。従って、制御回路60に備
えられた鋸歯状波発振器を、波形信号生成回路62とし
て用いることが、回路構成の簡素化、及び、同期化の上
から、合理的であり、好ましいことである。
更に、波形信号生成回路62を含む。波形信号生成回路
62は、制御信号Sc1、Sc2に同期した電圧波形信号を
生成し、比較回路61に供給する。波形信号生成回路6
2の好ましい具体例は鋸歯状波生成回路である。図示さ
れた波形信号生成回路62は、制御回路60から独立し
た状態で示されているが、制御回路60は、通常、鋸歯
状波発振回路を有し、この発振回路を利用して制御信号
Sc1、Sc2を生成している。従って、制御回路60に備
えられた鋸歯状波発振器を、波形信号生成回路62とし
て用いることが、回路構成の簡素化、及び、同期化の上
から、合理的であり、好ましいことである。
【0042】上記実施例において、比較回路61は、検
出信号S1と、鋸歯状波信号S2とを比較し、検出信号
S1が鋸歯状波信号S2を下回った場合、スイッチング
素子11、12をオフにさせる信号S3を、制御回路6
0に供給する。制御回路60は、信号S3が供給された
場合、制御信号Sc1、Sc2による制御動作に優先して、
スイッチング素子11、12をオフにさせる。
出信号S1と、鋸歯状波信号S2とを比較し、検出信号
S1が鋸歯状波信号S2を下回った場合、スイッチング
素子11、12をオフにさせる信号S3を、制御回路6
0に供給する。制御回路60は、信号S3が供給された
場合、制御信号Sc1、Sc2による制御動作に優先して、
スイッチング素子11、12をオフにさせる。
【0043】鋸歯状波のスロープを適当に選べば、ZV
Sに必要な共振電流Irが流れている状態で、スイッチ
ング素子11、12をオフさせることができる。これに
より、共振回路2の素子の値が変化しても適正な動作周
波数fに制限できるので、動作周波数fが共振周波数f
oより低くなり、制御不能に陥ったり、ZVSができな
くなったり、スイッチング損失やノイズの増大といった
不具合が発生しなくなる。
Sに必要な共振電流Irが流れている状態で、スイッチ
ング素子11、12をオフさせることができる。これに
より、共振回路2の素子の値が変化しても適正な動作周
波数fに制限できるので、動作周波数fが共振周波数f
oより低くなり、制御不能に陥ったり、ZVSができな
くなったり、スイッチング損失やノイズの増大といった
不具合が発生しなくなる。
【0044】図4に図1に示された具体的回路の定常時
の動作波形を示す。スイッチング素子11、12は、制
御回路60から供給される制御信号Sc1、Sc2(図4
(A)参照)によって、あるデッドタイムTd1を持って、
交互にオン、オフするように駆動される(図4(B)、
(C)参照)。
の動作波形を示す。スイッチング素子11、12は、制
御回路60から供給される制御信号Sc1、Sc2(図4
(A)参照)によって、あるデッドタイムTd1を持って、
交互にオン、オフするように駆動される(図4(B)、
(C)参照)。
【0045】スイッチング素子11、12のスイッチン
グ動作によって、共振回路2には図4(D)のような共振
電流Irが流れる。この共振電流Irをカレントトラン
ス51によって電圧信号として検出し、得られた電圧信
号を整流回路53によって全波整流する。これにより、
図4(E)のような検出信号S1が得られる。検出信号S
1は比較回路61に供給される。
グ動作によって、共振回路2には図4(D)のような共振
電流Irが流れる。この共振電流Irをカレントトラン
ス51によって電圧信号として検出し、得られた電圧信
号を整流回路53によって全波整流する。これにより、
図4(E)のような検出信号S1が得られる。検出信号S
1は比較回路61に供給される。
【0046】一方、波形信号生成回路62において、制
御信号Sc1、Sc2に同期した鋸歯状波形信号S2(図4
(F)参照)を生成する。この鋸歯状波形信号S2は比較
回路61に供給され、検出信号S1と比較される。動作
周波数fが共振周波数foよりも高い定常動作状態で
は、スイッチング素子11(または12)がオンとなる
タイミングでは、検出信号S1の電圧値Ed(図4(E)
参照)が鋸歯状波信号S2の値Erよりも高くなってお
り、それによって、上述した安定化制御が行なわれる。
御信号Sc1、Sc2に同期した鋸歯状波形信号S2(図4
(F)参照)を生成する。この鋸歯状波形信号S2は比較
回路61に供給され、検出信号S1と比較される。動作
周波数fが共振周波数foよりも高い定常動作状態で
は、スイッチング素子11(または12)がオンとなる
タイミングでは、検出信号S1の電圧値Ed(図4(E)
参照)が鋸歯状波信号S2の値Erよりも高くなってお
り、それによって、上述した安定化制御が行なわれる。
【0047】次に、負荷が増加し、出力電圧Voが低下
したため、それに対応して、動作周波数fが低くなり、
共振周波数foに近づいた場合について、図5を参照し
て説明する。この場合は、スイッチング素子11(また
は12)がオンとなるタイミングにおける検出信号S1
の電圧値Edは、動作周波数fが共振周波数foに近付
くほど、低くなる(図5(E)参照)。そして、動作周波
数fが共振周波数foに近づいたとき、検出信号S1の
電圧値Edが鋸歯状波信号S2の値Erを下回るように
なり、比較回路61から信号S3が出力される。制御回
路60は、比較回路61から信号S3が供給されたと
き、スイッチング素子11、12をオフにする。検出信
号S1の電圧値Edが鋸歯状波信号S2の値Erを下回
るタイミングは、回路設計によって任意に設定できる。
重要なことは、共振電流Irがゼロになる前に、スイッ
チング素子11、12をオフにするような回路設計を行
なうことである。
したため、それに対応して、動作周波数fが低くなり、
共振周波数foに近づいた場合について、図5を参照し
て説明する。この場合は、スイッチング素子11(また
は12)がオンとなるタイミングにおける検出信号S1
の電圧値Edは、動作周波数fが共振周波数foに近付
くほど、低くなる(図5(E)参照)。そして、動作周波
数fが共振周波数foに近づいたとき、検出信号S1の
電圧値Edが鋸歯状波信号S2の値Erを下回るように
なり、比較回路61から信号S3が出力される。制御回
路60は、比較回路61から信号S3が供給されたと
き、スイッチング素子11、12をオフにする。検出信
号S1の電圧値Edが鋸歯状波信号S2の値Erを下回
るタイミングは、回路設計によって任意に設定できる。
重要なことは、共振電流Irがゼロになる前に、スイッ
チング素子11、12をオフにするような回路設計を行
なうことである。
【0048】以上、実施例を参照して、本発明の内容を
具体的に説明したが、当業者であれば、発明の基本的技
術思想及び教示に基づいて、種々の変形を行なうことが
できることは自明である。
具体的に説明したが、当業者であれば、発明の基本的技
術思想及び教示に基づいて、種々の変形を行なうことが
できることは自明である。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。 (a)動作周波数が共振周波数より高い周波数で運転す
る共振型スイッチング電源において、動作周波数の下限
値を、あらかじめ設定する必要の無い、スイッチング電
源を提供することができる。 (b)動作周波数が共振周波数より高い周波数で運転す
る共振型スイッチング電源において、素子のばらつきや
経時変化等による条件に関わらず、安定した動作の可能
なスイッチング電源を提供することができる。 (c)動作周波数が共振周波数より高い周波数で運転す
る共振型スイッチング電源において、共振電流をゼロに
することなく、安定した動作の可能なスイッチング電源
を提供することができる。
のような効果を得ることができる。 (a)動作周波数が共振周波数より高い周波数で運転す
る共振型スイッチング電源において、動作周波数の下限
値を、あらかじめ設定する必要の無い、スイッチング電
源を提供することができる。 (b)動作周波数が共振周波数より高い周波数で運転す
る共振型スイッチング電源において、素子のばらつきや
経時変化等による条件に関わらず、安定した動作の可能
なスイッチング電源を提供することができる。 (c)動作周波数が共振周波数より高い周波数で運転す
る共振型スイッチング電源において、共振電流をゼロに
することなく、安定した動作の可能なスイッチング電源
を提供することができる。
【図1】本発明に係るスイッチング電源の電気回路図で
ある。
ある。
【図2】本発明に係るスイッチング電源の基本動作を説
明する図である。
明する図である。
【図3】本発明に係るスイッチング電源の制御動作を説
明する図である。
明する図である。
【図4】図1に示した実施例の定常動作を示すタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図5】図1に示した実施例において、動作周波数fが
共振周波数foに近づいた場合の動作を示すタイムチャ
ートである。
共振周波数foに近づいた場合の動作を示すタイムチャ
ートである。
11 スイッチング素子 12 スイッチング素子 2 共振回路 21 共振用コンデンサ 22 共振用インダクタ 3 トランス 31 一次巻線 32 二次巻線 4 出力整流平滑回路 5 共振電流検出回路 6 制御部 60 制御回路 61 比較回路 62 波形信号生成回路
Claims (4)
- 【請求項1】 2つのスイッチング素子と、共振回路
と、共振電流検出回路と、制御部とを含むスイッチング
電源であって、 前記2つのスイッチング素子は、直列に接続され、直列
回路の両端が直流電源に導かれ、交互に駆動され、 前記トランスは、少なくとも、一次巻線と、二次巻線と
を含んでおり、 前記共振回路は、共振用コンデンサと、共振用インダク
タとを有しており、 前記共振用コンデンサ、前記共振用インダクタ及び前記
トランスの前記一次巻線は直列に接続され、直列回路の
両端が前記2つのスイッチング素子の接続点と、前記2
つのスイッチング素子によって構成される前記直列回路
の一端との間に接続されており、 前記出力整流平滑回路は、前記トランスの前記二次巻線
に接続され、 前記共振電流検出回路は、前記共振回路を流れる共振電
流を検出し、 前記制御部は、前記スイッチング素子に制御信号を与え
てスイッチング素子を、前記共振回路の共振周波数より
も高い周波数領域で動作させ、前記共振電流検出回路か
ら供給される検出信号に基づいて、前記共振電流がゼロ
になる前に、前記スイッチング素子をオフにするスイッ
チング電源。 - 【請求項2】 請求項1に記載されたスイッチング電源
であって、 前記制御部は、比較回路を含んでおり、 前記比較回路は、前記共振電流検出回路から供給された
前記検出信号を、前記制御信号に同期した波形信号と比
較し、前記検出信号の値が前記波形信号よりも低下した
ときに、前記スイッチング素子をオフ動作させる信号を
出力するスイッチング電源。 - 【請求項3】 請求項2に記載されたスイッチング電源
であって、 前記制御部は、更に、波形信号生成回路を含んでおり、 前記波形信号生成回路は、前記制御信号に同期した波形
信号を生成し、前記比較回路に供給するスイッチング電
源。 - 【請求項4】 請求項3に記載されたスイッチング電源
であって、 前記波形信号生成回路は、鋸歯状波を生成するスイッチ
ング電源。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9025661A JPH10225122A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | スイッチング電源 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9025661A JPH10225122A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | スイッチング電源 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10225122A true JPH10225122A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12171996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9025661A Withdrawn JPH10225122A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | スイッチング電源 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10225122A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001020758A1 (en) * | 1999-09-17 | 2001-03-22 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Llc converter, and method for controlling an llc converter |
EP1193851A1 (en) * | 2000-09-27 | 2002-04-03 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Switching power supply device having series capacitance |
WO2005055407A1 (ja) * | 2003-12-02 | 2005-06-16 | Honda Motor Co., Ltd. | Dc−dcコンバータ |
CN101820222A (zh) * | 2010-06-18 | 2010-09-01 | 陶顺祝 | 全电压范围llc谐振变换器及控制方法 |
WO2012105077A1 (ja) * | 2011-02-01 | 2012-08-09 | 富士電機株式会社 | 共振型スイッチング電源装置 |
JP2013516953A (ja) * | 2010-01-11 | 2013-05-13 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | Ac/dc変換回路 |
JP2013188099A (ja) * | 2012-03-12 | 2013-09-19 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 電流共振回路の制御回路、及び電流共振回路の制御方法 |
WO2023082810A1 (zh) * | 2021-11-10 | 2023-05-19 | 华为数字能源技术有限公司 | 一种dc-dc电压变换装置、供电设备和控制方法 |
-
1997
- 1997-02-07 JP JP9025661A patent/JPH10225122A/ja not_active Withdrawn
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6437994B1 (en) | 1999-09-17 | 2002-08-20 | Koninklijke Philips Electronics, N.V. | LLC converter includes a current variation detector for correcting a frequency adjusting control signal of an included difference detector |
KR100718828B1 (ko) * | 1999-09-17 | 2007-05-17 | 코닌클리케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. | Llc 컨버터 및 llc 컨버터를 제어하기 위한 방법 |
WO2001020758A1 (en) * | 1999-09-17 | 2001-03-22 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Llc converter, and method for controlling an llc converter |
EP1193851A1 (en) * | 2000-09-27 | 2002-04-03 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Switching power supply device having series capacitance |
US6469913B2 (en) | 2000-09-27 | 2002-10-22 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Switching power supply device having series capacitance |
WO2005055407A1 (ja) * | 2003-12-02 | 2005-06-16 | Honda Motor Co., Ltd. | Dc−dcコンバータ |
KR100810706B1 (ko) * | 2003-12-02 | 2008-03-07 | 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 | Dc―dc컨버터 |
US9425703B2 (en) | 2010-01-11 | 2016-08-23 | Koninklijke Philips N.V. | AC/DC converter circuit for common three-phase AC input voltages and method of operating such converter circuit |
JP2013516953A (ja) * | 2010-01-11 | 2013-05-13 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | Ac/dc変換回路 |
CN101820222A (zh) * | 2010-06-18 | 2010-09-01 | 陶顺祝 | 全电压范围llc谐振变换器及控制方法 |
JP2013530670A (ja) * | 2010-06-18 | 2013-07-25 | ▲順▼祝 陶 | 全電圧範囲用llc共振コンバーター及びその制御方法 |
WO2012105077A1 (ja) * | 2011-02-01 | 2012-08-09 | 富士電機株式会社 | 共振型スイッチング電源装置 |
US9093904B2 (en) | 2011-02-01 | 2015-07-28 | Fuji Electric Co., Ltd. | Resonant switching power supply device |
CN103299526A (zh) * | 2011-02-01 | 2013-09-11 | 富士电机株式会社 | 谐振开关电源设备 |
JP2013188099A (ja) * | 2012-03-12 | 2013-09-19 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 電流共振回路の制御回路、及び電流共振回路の制御方法 |
WO2023082810A1 (zh) * | 2021-11-10 | 2023-05-19 | 华为数字能源技术有限公司 | 一种dc-dc电压变换装置、供电设备和控制方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040511 |