JPH10223266A - 圧接端子における圧接構造 - Google Patents

圧接端子における圧接構造

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JPH10223266A
JPH10223266A JP9023032A JP2303297A JPH10223266A JP H10223266 A JPH10223266 A JP H10223266A JP 9023032 A JP9023032 A JP 9023032A JP 2303297 A JP2303297 A JP 2303297A JP H10223266 A JPH10223266 A JP H10223266A
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press
contact
pressure
blade
pressure contact
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JP9023032A
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English (en)
Inventor
Jun Shiotani
準 塩谷
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧接刃の反力に加えて補助的に荷重を加えて
接触の安定化を図ることができるとともに、圧接刃の応
力緩和による接圧の低下を抑制して圧接刃と電線との圧
接状態を安定化させることができる圧接端子における圧
接構造を提供する。 【解決手段】 圧接補助部材2が圧接刃13、14の上
端部13b、14bに装着されて圧接補助力Fが補助的
に加えられ、たとえ端子1の小型化が進展したとして
も、電線3と圧接刃13、14との接触の安定化に必要
な反力が得られる。また、圧接補助部材2が圧接刃1
3、14の上端部13b、14bと接触し、圧接刃1
3、14を拘束するため、圧接刃13、14の応力緩和
による接圧の低下が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線を圧接刃のス
ロットに圧入して当該電線と圧接接続される圧接端子に
おいて圧接刃と電線との圧接状態を補強する圧接構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の圧接端子には、例えば実開平4
−15161号公報に記載されているように、圧接刃に
スロットが設けられており、当該スロットに電線を圧入
することで圧接刃によって電線の被覆を切り込み、電線
の導体と圧接刃とが電気的に接続される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に電線と圧接刃とを圧接接続した場合、圧接刃と電線と
の接触を安定させるためには、電線の導体が撚線の場合
には撚線の形状がそれ以上崩れずに、あたかも単線のよ
うな挙動を始めるまで撚線を圧縮する必要があり、また
単線の場合にも十分低い接触抵抗が得られるように、十
分に荷重をかける必要がある。これを満足するために
は、圧接刃の反力を十分に高める必要があるが、端子の
小型化が進展するにしたがって接触の安定化に必要な反
力を確保するのが困難となってきている。
【0004】また、圧接時に十分な接圧が得られたとし
ても、圧接から時間が経過するにしたがって圧接刃の応
力緩和が経時的に進行し、圧接刃の反力の低下によって
必要な接圧が得られなくなってしまうという問題があ
り、この反力の低下をどうのようして解消するかが大き
な課題となっている。
【0005】この発明は、上記のような問題に鑑みてな
されたものであり、圧接刃の反力に加えて補助的に荷重
を加えて接触の安定化を図ることができるとともに、圧
接刃の応力緩和による接圧の低下を抑制して圧接刃と電
線との圧接状態を安定化させることができる圧接端子に
おける圧接構造を提供することを第1の目的とする。
【0006】また、この発明は、上記第1の目的を達成
するとともに、圧接刃の応力緩和による接圧の低下を積
極的に補って圧接刃と電線との圧接状態を安定化させる
ことができる圧接端子における圧接構造を提供すること
を第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、その
一方側よりスロットが設けられた圧接刃を備え、当該ス
ロットに電線を圧入することで当該電線と圧接接続され
る圧接端子における圧接構造であって、上記第1の目的
を達成するため、前記圧接刃の前記一方側に装着自在な
圧接補助手段を備え、当該圧接補助手段が前記圧接刃の
前記一方側に装着され、前記スロットをその幅方向に狭
める方向に作用する圧接補助力を前記圧接刃の前記一方
側に与えるように構成している。
【0008】この発明では、圧接補助手段が圧接刃の一
方側に装着されて圧接補助力が補助的に加えられ、たと
え端子の小型化が進展したとしても、電線と圧接刃との
接触の安定化に必要な反力が得られる。また、圧接補助
手段が圧接刃の一方側と接触し、圧接刃を拘束するた
め、圧接刃の応力緩和による接圧の低下が抑制される。
【0009】請求項2の発明は、前記圧接補助手段が前
記スロットの前記幅方向において互いに対向する2つの
圧接刃押え部を備え、しかも両圧接刃押え部の間隔が前
記電線の前記スロットへの圧入直後における前記圧接刃
の前記一方側より狭くなるように構成している。
【0010】この請求項2の発明では、圧接刃押え部の
間隔が電線のスロットへの圧入直後における圧接刃の一
方側よりも狭く仕上げられており、圧接補助手段を圧接
刃に装着すると、圧接刃のスロットがその幅方向に強制
的に狭められ、圧接刃と電線との接圧が高められる。す
なわち、接触抵抗の安定化に必要となる反力が圧接刃に
よるものと、圧接補助手段によるものとの総和となる。
したがって、圧接端子の小型化によって圧接刃による反
力が低下したとしても、圧接補助手段による圧接補助力
によって反力の低下分が補われて必要な反力が得られる
ため、圧接端子の小型化が可能となる。
【0011】請求項3の発明は、前記スロットの前記幅
方向における前記圧接刃の前記一方側の幅を前記圧接刃
の他方側よりも狭くしている。
【0012】この発明では、圧接刃の一方側の幅が狭く
なっており、このような形状に圧接刃を仕上げること
で、当該一方側に圧接補助手段を装着した状態での幅方
向における圧接端子のサイズは上記のように狭くした分
だけ小さくなる。
【0013】請求項4の発明は、前記圧接補助手段を、
前記圧接刃の前記一方側に装着すると、前記2つの圧接
刃押え部を互いに近接させる方向に作用する弾性力を有
する弾性体で構成している。
【0014】この発明では、圧接補助手段が弾性体で構
成されており、この弾性力が圧接補助力として電線と圧
接刃との接触の安定化に必要な反力の向上に寄与する。
【0015】請求項5の発明は、上記第2の目的を達成
するため、圧接補助手段が、前記2つの圧接刃押え部の
間隔を調整する間隔調整部をさらに備えるように構成し
ている。
【0016】この発明では、間隔調整部によって圧接補
助手段の圧接刃押え部の間隔が調整可能となっており、
この間隔を調整することで圧接補助手段による圧接補助
力を任意に変更することができる。また、圧接端子によ
る反力が低下したとしても、圧接刃押え部の間隔を狭め
ることで圧接補助手段による圧接補助力によって反力の
低下分が補われる。
【0017】請求項6の発明は、前記圧接端子が複数個
設けられる場合に適用可能となっており、当該複数の圧
接端子の前記一方側に対して1対1で前記圧接補助手段
を装着している。
【0018】この発明では、各圧接端子に圧接補助手段
が装着されて当該圧接補助手段による圧接補助力が補助
的に加えられ、たとえ端子の小型化が進展したとして
も、電線と圧接刃との接触の安定化に必要な反力が得ら
れる。また、圧接補助手段が圧接刃の一方側と接触し、
圧接刃を拘束するため、圧接刃の応力緩和による接圧の
低下が抑制される。
【0019】請求項7の発明は、前記圧接刃の前記一方
側が所定方向を向いた状態で前記複数の圧接端子はコネ
クタハウジングに収容されるとともに、前記複数の圧接
補助手段を備えた端子カバーが前記所定方向から前記コ
ネクタハウジングに装着されて前記複数の圧接補助手段
がそれぞれ対応する圧接刃の前記一方側に装着されるよ
うに構成されている。
【0020】この発明では、端子カバーが圧接端子を収
容したコネクタハウジングに装着されると同時に、端子
カバーに設けられた圧接補助手段が接刃の一方側に装着
される。これによって、圧接補助手段による圧接補助力
が各圧接端子に補助的に加えられる。また、圧接補助手
段が圧接刃の一方側と接触し、圧接刃を拘束することで
圧接刃の応力緩和による接圧の低下を抑制する。
【0021】請求項8の発明は、前記スロットの前記幅
方向における前記圧接刃の前記一方側の幅を前記圧接刃
の他方側よりも狭くしている。
【0022】この発明では、圧接刃の一方側の幅が狭く
なっており、このような形状に圧接刃を仕上げること
で、当該一方側に圧接補助手段を装着した状態での幅方
向における圧接端子のサイズは上記のように狭くした分
だけ小さくなる。
【0023】請求項9の発明は、前記複数の圧接補助手
段を相互に連結している。
【0024】この発明では、複数の圧接補助手段が相互
に連結されて一体構成物を構成している。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、この発明にかかる圧接端
子における圧接構造の第1の実施形態を示す斜視図であ
る。同図に示すように、圧接端子1は、底板11を一体
成形してなるものであり、端子嵌合部12、2枚の圧接
刃13、14およびインシュレーション・バレル15を
先端側より順次配置してなるものである。
【0026】また、これらの圧接刃13、14は底板1
1の長手方向に対して上方向Xに伸びており、各圧接刃
13、14では、その上方側に略U字状のスロット13
a、14aがそれぞれ設けられており、同図の1点鎖線
で示すように当該スロット13a,14aに電線3を圧
入することで、電線3の圧入部分の被覆31が切断さ
れ、圧接刃13、14が電線3の導体32と圧接するよ
うに構成されている。
【0027】インシュレーション・バレル15は端子板
材を曲成して底板11の側方に立設したものであり、上
記のようにして圧接刃13、14に圧接された電線3を
当該圧接部の後端側でインシュレーション・バレル15
を当該電線3の被覆31のほぼ上半分を取り巻くように
内方に巻き曲げることで当該電線3が保持される。
【0028】また、この実施形態では、圧接補助部材2
が圧接刃13、14の一方側(上端部)に装着され、図
2に示すようにスロット13a,14aをその幅方向
(Y方向)に狭める方向に作用する圧接補助力F(同図
の白抜き矢印)を圧接刃13,14の上端部13b、1
4bに与える。すなわち、この圧接補助部材2は1枚の
板材21の両端部22、23を略て字状に曲成してなる
弾性体であり、圧接刃13、14の上端部13b、14
bに装着されると、両端部22、23が相互に近接する
方向に作用する弾性力を有している。すなわち、圧接補
助部材2を圧接刃13、14の上端部13b、14bに
装着した場合、両端部22、23がそれぞれ圧接刃1
3、14の上端部13b、14bを直接圧接する圧接刃
押え部として機能する。しかも、ここでは、圧接刃押え
部22、23の間隔tが電線3のスロット13a,14
aへの圧入直後における圧接刃13、14の上端部13
b、14bよりも狭く仕上げられており、圧接補助部材
2を圧接刃13、14に装着すると、圧接刃13、14
のスロット13a,14aがその幅方向Yに強制的に狭
められ、圧接刃13、14と電線3との接圧が高められ
る。したがって、仮に圧接端子の小型化によって圧接刃
による反力が低下したとしても、圧接補助部材2による
圧接補助力Fによって反力の低下分を補い、電線3と圧
接刃13、14との接触の安定化に必要な反力を確保す
ることができる。
【0029】以上のように、この実施形態によれば、圧
接補助部材2を圧接刃13、14に装着することで接圧
を高めることができ、圧接端子の小型化が可能となる。
【0030】また、圧接補助部材2の圧接刃押え部2
2、23が圧接刃13、14の上端部13b、14bと
それぞれ接触し、圧接刃13、14を拘束するため、圧
接刃13、14の応力緩和による接圧の低下を抑制する
ことができる。このことは、従来例の如く予め応力緩和
を考慮に入れて圧接刃を大型化する必要がなく、小型の
ままでも圧接刃13、14と電線3との圧接状態を十分
に安定化させることができることを意味するものであ
り、この点でも圧接端子の小型化に寄与する。
【0031】図3は、この発明にかかる圧接端子におけ
る圧接構造の第2の実施形態を示す図である。この実施
形態が第1の実施形態と大きく相違する点は、圧接刃1
3、14の上端部13b,14bの形状に関する点のみ
であり、その他の基本的構成は第1の実施形態と同一で
ある。すなわち、この実施形態では、スロット13a,
14aの幅方向Yにおける圧接刃13、14の上端部1
3b、14bの幅が圧接刃13、14の他方側よりも狭
くなるように、圧接刃13、14が仕上げられている点
であり、このような形状に仕上げることで狭くした分だ
け圧接補助部材2をコンパクトに曲成することができ、
その結果、当該上端部13b、14bに圧接補助部材2
を装着した状態での幅方向Yにおける圧接端子のサイズ
を上記のように狭くした分だけ小さくすることができ
る。しかも、同図に示すように圧接補助部材2の圧接刃
押え部22、23の形状に合わせて圧接刃13、14の
上端部13b、14bの形状を仕上げた場合、圧接刃押
え部22、23と圧接刃13、14との接触面積が第1
の実施形態の場合よりも増大し、より確実に圧接補助力
Fを圧接刃13、14に与えるとともに、圧接刃13、
14の上端部13b、14bを拘束するため、より一層
の圧接安定化を図ることができる。
【0032】なお、圧接刃13、14の上端部13b、
14bを上記のように仕上げた場合、圧接刃13、14
の反力が低下するが、圧接補助部材2により低下分を補
うことができる。したがって、圧接刃13、14の反力
と圧接補助部材2による圧接補助力Fとの総和が接圧の
安定化に必要な反力以上となるという条件と、電線挿入
時の荷重に耐えて変形しないという条件を満足する限り
においては、任意の形状に仕上げることができる。
【0033】図4は、この発明にかかる圧接端子におけ
る圧接構造の第3の実施形態を示す正面図であり、図5
は当該第3の実施形態を示す側面図である。この第3の
実施形態では、圧接補助部材2はスロット13a,14
aの幅方向Yにおいて対向離間配置された2つの圧接刃
押え部24、25と、一方の圧接刃押え部24から他方
の圧接刃押え部25にかけて設けられた調整ねじ26で
構成されている。したがって、調整ねじ26の締付具合
を変更することで、両圧接刃押え部24、25の間隔を
調整し、圧接補助部材2による接圧補助力を任意に変更
することができる。
【0034】このように、第3の実施形態によれば、調
整ねじ26によって圧接補助力Fを任意に調整すること
ができる。また、仮に経時変化によって圧接刃13、1
4による反力が低下したとしても、調整ねじ26によっ
て圧接刃押え部24、25の間隔を狭めることで圧接補
助部材2による圧接補助力Fを高めて反力の低下分を補
うことができる。
【0035】なお、上記第1ないし第3実施形態では、
1つの圧接端子の圧接安定化を図る技術について説明し
たが、複数の圧接端子の圧接安定化を同時に図るために
は、例えば以下に説明するように構成すればよい。
【0036】図6は、この発明にかかる圧接端子におけ
る圧接構造の第4の実施形態を示す斜視図である。この
実施形態では、上記第2の実施形態と同一構成の圧接端
子1が複数個準備され、圧接端子1をコネクタハウジン
グ4の端子収容部41に収容した後で電線3の圧接端子
1のスロット13a,14aへの挿入が行われる。ま
た、同図に示すように、並列された端子収容部41群の
上方には、端子収容部41に収容された圧接端子1の圧
接刃13、14に対して個別対応して配列された開口部
51(図7)を下方に臨ませるとともに、各開口部51
に第2の実施形態と同一構成の圧接補助部材2を1個ず
つ埋設した圧接補助部5と、インシュレーション・バレ
ル15による電線保持部のやや後端側に対応して電線押
え突起(図示省略)を下方に臨ませた電線押え部材6と
を一体化してなる端子カバー7が設けられている。この
端子カバー7の両側面からは、係止片71が下方に伸び
ており、この係止片71の係止孔72にコネクタハウジ
ング4の側面から突設した突起部42を嵌合させて端子
カバー7をコネクタハウジング4に装着可能となってい
る。
【0037】このようにして端子カバー7をコネクタハ
ウジング4に装着すると、電線押え部材6の電線押え突
起が圧接電線3をコネクタハウジング4側に押え込ん
で、コネクタハウジング4からの電線3の抜けを防止す
る。また、これと同時に、圧接補助部5の圧接補助部材
2が圧接刃13、14の上端部13b、14bに装着さ
れ、上記第2の実施形態と同様にして複数の圧接端子1
に対して圧接補助力Fが作用するとともに、当該上端部
13b、14bを拘束して圧接刃13、14の応力緩和
による接圧の低下を抑制する。
【0038】なお、複数の圧接端子1に対して同時に圧
接補助力Fを作用させるとともに、応力緩和による接圧
低下を抑制する方法としては、上記第4の実施形態の他
に、例えば図8に示すように、第1の実施形態にかかる
圧接補助部材2を複数個連結してなる圧接補助体20を
準備し、当該圧接補助体20を圧接刃13、14の上端
部13b、14bに装着するようにしてもよい。
【0039】なお、圧接補助部材2をいかなる材料で作
成してもよく、黄銅やリン青銅を始めとする各種銅合金
や鉄系合金などの各種金属、セラミック系材料、あるい
は樹脂系材料を用いることができるが、高強度・高弾性
で応力緩和の少ない金属材料を用いるのが望ましい。ま
た、導電性や絶縁性についても任意である。特に、上記
第5の実施形態のように圧接補助体20を一度に複数の
圧接端子1に装着する場合には圧接端子1間での絶縁性
を確保する必要があるが、圧接補助体20全体を絶縁性
材料で作成する他、導電性材料をベース材料とし、圧接
補助部材2に対応する部位に絶縁性材料を設けて圧接刃
13、14と圧接補助部材2の間で絶縁するようにして
もよい。
【0040】さらに、メンテナンスのために、圧接補助
部材2や圧接補助体20を圧接刃13、14の上端部1
3b、14bより抜き取り、メンテナンス作業完了後に
再度圧接補助部材2や圧接補助体20を圧接刃13、1
4に挿嵌する場合を考慮して、圧接補助部材2や圧接補
助体20などについては塑性変形しない材料で作成する
のが望ましいが、1回毎に圧接補助部材2や圧接補助体
20を取り替えることを前提とすれば、塑性変形する材
料で圧接補助部材2や圧接補助体20を作成してもよ
い。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、圧接
補助手段を圧接刃の一方側に装着して圧接補助力を補助
的に加えるように構成しているため、電線と圧接刃との
接触の安定化に必要な反力が得られる。また、たとえ圧
接端子の小型化によって圧接刃の反力が減少したとして
も、圧接補助手段による圧接補助力を付与しているた
め、当該圧接補助力によって反力の減少分を補い、接触
の安定化に必要な反力を得ることができる。すなわち、
圧接補助手段を設けたことで圧接端子の小型化が可能と
なる。
【0042】また、圧接補助手段を圧接刃の一方側に装
着することで、当該圧接補助手段が圧接刃の一方側と接
触し、圧接刃を拘束するため、圧接刃の応力緩和による
接圧の低下を抑制することができる。
【0043】また、圧接補助手段がスロットの前記幅方
向において互いに対向する2つの圧接刃押え部と、両圧
接刃押え部の間隔を調整する間隔調整部とを備えるよう
に構成しているので、間隔調整部によって圧接補助手段
の圧接刃押え部の間隔が調整可能となっており、この間
隔を調整することで圧接補助手段による接圧補助力を任
意に変更することができる。また、圧接端子による反力
が低下したとしても、圧接刃押え部の間隔を狭めること
で圧接補助手段による圧接補助力によって反力の低下分
を補うことができる。
【0044】さらに、圧接端子が複数個設けられる場合
にも、当該複数の圧接端子の一方側に対して1対1で圧
接補助手段を装着しているため、各圧接端子に対して圧
接補助手段による圧接補助力が補助的に加えられ、電線
と圧接刃との接触の安定化に必要な反力が得られる。ま
た、圧接補助手段が圧接刃の一方側と接触し、圧接刃を
拘束することで、圧接刃の応力緩和による接圧の低下を
抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる圧接端子における圧接構造の
第1の実施形態を示す斜視図である。
【図2】この発明にかかる圧接端子における圧接構造の
第1の実施形態を示す正面図である。
【図3】この発明にかかる圧接端子における圧接構造の
第2の実施形態を示す正面図である。
【図4】この発明にかかる圧接端子における圧接構造の
第3の実施形態を示す正面図である。
【図5】この発明にかかる圧接端子における圧接構造の
第3の実施形態を示す側面図である。
【図6】この発明にかかる圧接端子における圧接構造の
第4の実施形態を示す斜視図である。
【図7】この発明にかかる圧接端子における圧接構造の
第4の実施形態を示す断面図である。
【図8】この発明にかかる圧接端子における圧接構造の
第5の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】 1 圧接端子 2 圧接補助部材 3 電線 4 コネクタハウジング 5 圧接補助部 7 端子カバー 13、14 圧接刃 13a,14a スロット 13b、14b 上端部(圧接刃の一方側) 22〜25 圧接刃押え部 26 調整ねじ 31 被覆 32 導体 t (圧接刃押え部の)間隔 Y 方向(スロットの幅方向)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その一方側よりスロットが設けられた圧
    接刃を備え、当該スロットに電線を圧入することで当該
    電線と圧接接続される圧接端子における圧接構造であっ
    て、 前記圧接刃の前記一方側に装着自在な圧接補助手段を備
    え、当該圧接補助手段が前記圧接刃の前記一方側に装着
    され、前記スロットをその幅方向に狭める方向に作用す
    る圧接補助力を前記圧接刃の前記一方側に与えることを
    特徴とする圧接端子における圧接構造。
  2. 【請求項2】 前記圧接補助手段は前記スロットの前記
    幅方向において互いに対向する2つの圧接刃押え部を備
    えており、両圧接刃押え部の間隔が前記電線の前記スロ
    ットへの圧入直後における前記圧接刃の前記一方側より
    狭くなっている請求項1記載の圧接端子における圧接構
    造。
  3. 【請求項3】 前記スロットの前記幅方向における前記
    圧接刃の前記一方側の幅が前記圧接刃の他方側よりも狭
    くなっている請求項1または2記載の圧接端子における
    圧接構造。
  4. 【請求項4】 前記圧接補助手段は、前記圧接刃の前記
    一方側に装着されると、前記2つの圧接刃押え部を互い
    に近接させる方向に作用する弾性力を有する弾性体であ
    る請求項2または3記載の圧接端子における圧接構造。
  5. 【請求項5】 前記圧接補助手段は、前記2つの圧接刃
    押え部の間隔を調整する間隔調整部をさらに備える請求
    項2または3記載の圧接端子における圧接構造。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記圧接端子が複数
    個設けられるとともに、当該複数の圧接端子の前記一方
    側に対して1対1で前記圧接補助手段が装着された圧接
    端子における圧接構造。
  7. 【請求項7】 前記圧接刃の前記一方側が所定方向を向
    いた状態で前記複数の圧接端子はコネクタハウジングに
    収容されるとともに、前記複数の圧接補助手段を備えた
    端子カバーが前記所定方向から前記コネクタハウジング
    に装着されて前記複数の圧接補助手段がそれぞれ対応す
    る圧接刃の前記一方側に装着される請求項6記載の圧接
    端子における圧接構造。
  8. 【請求項8】 前記スロットの前記幅方向における前記
    圧接刃の前記一方側の幅が前記圧接刃の他方側よりも狭
    くなっている請求項7記載の圧接端子における圧接構
    造。
  9. 【請求項9】 前記複数の圧接補助手段が相互に連結さ
    れた請求項6記載の圧接端子における圧接構造。
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