JPH10222705A - 料金自動収受システム - Google Patents

料金自動収受システム

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JPH10222705A
JPH10222705A JP1899897A JP1899897A JPH10222705A JP H10222705 A JPH10222705 A JP H10222705A JP 1899897 A JP1899897 A JP 1899897A JP 1899897 A JP1899897 A JP 1899897A JP H10222705 A JPH10222705 A JP H10222705A
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JP
Japan
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information
unit
communication device
toll collection
toll
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Application number
JP1899897A
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Inventor
Daisuke Yasukawa
大輔 安川
Koji Abe
孝治 阿部
Yasunari Tanaka
泰成 田中
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの情報通信機器を使用する際に、出力系
や入力系を共通化して、設置の省スペース化を図るとと
もに、操作系の煩雑化も抑制する。 【解決手段】 料金収受のための情報の授受を外部の路
側機との間で行う料金収受車載機100と自動車のナビ
ゲーションを含むVICSに使用されるナビゲーション
通信装置200とを通信ケーブル112を介して接続
し、料金収受車載機100の制御部101はICカード
107に格納された、もしくはメモリ103に格納され
た料金情報を読み出し、ナビゲーション通信装置200
から受け取った道路情報に基づいて料金を演算処理部1
05で演算処理を行わせ、料金や残金などの金銭情報を
ナビゲーション通信装置200のディスプレイ203に
表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有料道路の道路料
金を無線通信にて自動的に決済する料金自動収受システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】有料道路の通行料金の徴収としては、一
般には有料道路の入口で通行券を受け取り、出口の料金
所でこの通行券に表示された入口からの区間料金を自動
で、もしくは手渡しで係員に支払うようになっている。
また、均一料金の有料道路では、通過する道路の入口か
ら出口の間のどこかに設けられた料金所で規定の料金を
支払うようになっている。
【0003】このように従来から実施されている料金徴
収の方法では、いずれにしても料金を支払うために料金
所で一旦停止しなければならず、これが原因で渋滞にな
ったり追突事故を起こすことがあった。また、この渋滞
が排気ガスや騒音のなどの環境汚染の原因にもなってい
た。そこで、車を一旦停止させないで料金を徴収する方
法もしくはシステムの開発が望まれていた。
【0004】このような要求に応じて車を一旦停止させ
ないで料金を徴収するシステムとして、例えば特開平7
−234950号公報に記載された発明が知られてい
る。この発明では、自動車側に搭載され、自動車を特定
するIDコードを電波で発信し、有料道路の入口で入口
コードを受信・記憶したときはその入口コードを含めて
電波で発信するIDコード発信装置と、有料道路の出口
に設けられ、その出口を通行する自動車の前記IDコー
ド発信装置から発信されるIDコードおよび入口コード
を受信し、この受信コードを解読して通行料の徴収デー
タを得るIDコード読取装置とを備え、ホストコンピュ
ータにIDコード、通行料、日付などの情報を伝送し、
ホストコンピュータはこの情報に基づいて自動車の所有
者の銀行口座などから料金を自動的に引き落とすように
なっている。これによれば、料金所で一旦停止しなくと
も、料金は自動的に徴収される。
【0005】また、特開平8−22594号公報には、
情報を記憶したカードが装着されているか否かを所定状
況で判定する判定手段と、車両が情報伝達地点を通過す
るか否かを推定する推定手段と、前記推定手段により車
両が情報伝達地点を通過すると推定され、且つ前記判定
手段により前記カードが装着されていないと判定された
場合に、乗員に対して報知する報知手段と、車両は設定
された走行経路に基づいて車両の運行を案内するナビゲ
ーション装置とを備えており、前記推定手段は前記ナビ
ゲーション装置に設定された走行経路に基づいて、車両
が料金ゲートを通過するか否かを推定することを特徴と
する情報伝達装置用車載機が記載され、その中で、自動
料金収受装置とカーナビゲーションシステムとを組合
せ、さらに表示画面を共有にした例が記載されている。
【0006】一方、昨今では、VICS(Vehicle Info
rmation & Communication System)と呼ばれるシステム
が導入されてきている。このVICSとは、1996年
4月に実用化された車載情報通信システムであり、路上
に設置された電波用ビーコン路上機、光用ビーコン路上
機より渋滞情報、緊急情報等を車載用情報端末装置を使
って運転者に知らせるようにしたシステムである。一般
には、この車載用情報端末装置は、車載ナビゲーション
ユニットもしくはモニタに接続され、運転者に文字、図
象、音声等で情報を伝達するようになっている。このV
ICSの例を図6および図7に示す。
【0007】図6は文字表示型、簡易図形表示型、およ
び地図表示型のVICS受信機の表示例を示すもので、
同図(a)は文字表示型の、(b)は簡易図形表示型
の、(c)は地図表示型のそれぞれの表示例である。ま
た、図7は有料道路料金所付近のVICS用および料金
収受用路上アンテナの設置例である。図7において有料
道路1のインターチェンジを挟んだ2つの領域にそれぞ
れVICS電波ビーコン通信エリア2a,2bが設けら
れ、一般道3の有料道路1への進入路側の3つの領域に
VICS光ビーコン通信エリア4a,4b,4cが設け
られている。なお、VICS電波ビーコン通信エリア2
a,2bは片方向通信であり、VICS光ビーコン通信
エリア4a,4b,4cは双方向通信である。また、料
金所ゲート5への進入路6には、自動料金収受予告通信
エリア7a,7bが2段にわたって設けられている。初
段の自動料金収受予告通信エリア7aは、有料道路1の
本線1aからの分岐路1bに設けられ、次段の自動料金
収受予告通信エリア7bは料金ゲート5の直前の領域に
設けられている。これらの通信エリアにおける通信は双
方向で個別に行われ、通信される情報としては、誘導す
る進入ゲート情報、料金残高情報、料金所名情報などで
ある。また、料金所ゲート5には、自動料金収受通信エ
リア8が各ゲート毎に2か所ずつ設けられ、双方向通信
を行うようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
無線通信によって料金の収受を行うと、一旦停止をする
必要がないので、交通がスムーズに流れ、交通渋滞を引
き起こすこともなく、環境問題の発生も抑制することが
できる。しかし、通信よって料金の収受を行う機器を車
内に搭載しなればならない。このような車載情報機器を
積むことは運転者を支援する反面、その種類が増えると
多くのスペースを費やすため、限られた車室内では設置
個所が制限されたり、操作スイッチ類が多くなることに
よって操作も煩雑となり、運転支援どころか安全性に影
響を及ぼしかねない。
【0009】本発明は、このような背景に鑑みてなされ
たもので、その目的は、2つの情報通信機器を使用する
際に、出力系や入力系を共通化して、設置の省スペース
化を図るとともに、操作系の煩雑化も抑制することが可
能な自動料金収受システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、有料道路の使用料金を走行しながら車載
の通信機器を介して無線で収受決済する料金自動収受シ
ステムにおいて、有料道路に設定された料金収受のため
の路側機と通信する第1の情報通信機器と、外部のナビ
ゲーション通信システムと通信する第2の情報通信機器
とを備え、前記第1の情報通信機器は、有料道路に設置
された料金収受のための路側機に車種および通行来歴を
含む自車情報を送信する送信部と、前記路側機から料金
情報を含む道路情報を受信する受信部と、自車の金銭情
報を記憶する記憶部と、前記料金情報と前記記憶手段に
記憶された金銭情報に基づいて所定の演算処理を行う演
算部と、前記送信部、前記受信部、前記記憶部および前
記演算部の制御を司る制御部とを少なくとも有し、前記
第2の情報通信機器は、送信されてきた情報を処理する
情報処理部と、この情報処理部によって処理された情報
を出力する出力手段を少なくとも有し、前記第1の情報
通信機器の制御部は、前記第2の情報通信機器の出力手
段を介して前記演算部で演算処理された金銭情報を出力
させることを特徴としている。
【0011】この場合、前記情報処理部で処理される情
報は道路交通情報であり、前記制御部は前記情報処理部
から送信される道路交通情報に基づいて前記演算部にお
ける演算を実行させる。
【0012】また、前記出力手段としては、表示装置お
よび/または音声出力装置を適用し、ディスプレイまた
は音声で運転者に報知できるようにする。その際、前記
第1の情報通信機器に表示部をさらに設け、前記制御部
は第2の情報通信機器の出力手段に金銭情報を出力する
と同時に、前記表示部に当該金銭情報を表示させるよう
にすることもできる。
【0013】加えて、前記第2の情報通信機器に設けら
れている操作入力部を介して前記第1の情報通信機器の
操作を実行するように構成するとよい。
【0014】さらに、前記第1の情報通信機器および/
または前記第2の情報通信機器に、カード型情報記憶手
段への書き込みおよび/または読み出しを行う情報記録
/再生装置を設け、カード型情報記憶手段を情報記録/
再生装置のカード挿入口に挿入してロードさせ、情報の
授受を行うようにすることもできる。なお、カード型情
報記憶手段としては、例えばICカードが適用できる
が、その他、情報の書き換えができるような記憶媒体を
使用したカード型であれば使用することができる。その
際、媒体と記録再生装置が対応するものでなければなら
ないことや勿論のことである。
【0015】また、第1の情報通信機器と第2の情報通
信機器は通信に際してそれぞれアンテナが必要である
が、これらを1つのアンテナで共用することができるよ
うに構成することもできる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図面
を用いて説明する。
【0017】1.システム構成 図1は、本発明の実施形態に係る自動料金収受システム
のシステム構成を示すブロック図である。このシステム
は、自動車に搭載された料金収受車載機100とナビゲ
ーション通信装置200とからなり、これらの2つの装
置で車載側の自動料金収受システムを構成している。な
お、この実施形態では料金収受車載機100が第1の情
報通信機器に、ナビゲーション通信装置200が第2の
情報通信機器に対応している。
【0018】料金収受車載機100は、ICカードイン
ターフェイス102と、メモリ103と表示部104
と、演算処理部105と、送受信部106と、これらの
各部の制御を司る制御部101とから基本的に構成され
ている。なお、ICカードインターフェイス102に
は、情報記憶カードとしてのICカード107が挿抜さ
れ、ICカードインターフェイス102を介してICカ
ード107に記憶された情報の読み出し、およびICカ
ードへの書き込みが行えるようになっている。また、送
受信部106には電波の送受信を行うためのアンテナ1
08が接続されている。なお、この実施形態におけるI
Cカードインターフェイス102は、ICカード107
に対する情報の書き込みおよび読み出し装置として機能
している。
【0019】ナビゲーション通信装置200は、入力操
作部202と、表示装置としてのディスプレイ203
と、音声出力手段としての発音部204と、アンテナ2
05と接続された受信部206と、これらの各部の制御
を司どるとともに、前記料金収受装置100の制御部1
01と双方向に通信可能なセンタコントローラ201と
から構成されている。
【0020】料金収受車載機100の制御部101は、
前述のようにナビゲーションユニットまたはVICSな
どのナビゲーション通信装置200のセンタコントロー
ラ201に接続される。これにより収受その他の表示は
ナビゲーション通信装置200のディスプレイ203に
表示され、操作も該通信装置200の入力操作部202
を使って行うことができる。この例のようにナビゲーシ
ョン通信装置200が合成音声出力を可能とする発音部
204を内蔵している場合には、収受関係の警報音を言
葉による報知とすることが可能となる。
【0021】制御部101は、メモリ103にデジタル
情報として記憶された道路交通情報に基づいて演算処理
部105で所定の演算、例えばICカードに格納された
料金情報から走行した料金を減算させ、その計算の基に
なる料金情報や減算処理部105での減算処理結果情報
を自身の表示部104および/またはナビゲーション通
信装置200のディスプレイ203に表示させる。な
お、制御部101では、高周波信号送受信部106で後
述の路側機306から有料道路の入口出口情報や料金情
報等を受信すると、路側機306と送受信する情報を暗
号化し、その前納金額等の金銭情報をメモリ103に格
納し、さらにメモリ103の金銭情報に基づいて所定の
演算処理を実行させる。また、制御部101はメモリ1
03に記憶されている車種情報や現在通行している有料
道路の通行来歴などを自車情報を路側機306に送受信
部106を介して送信させる。なお、この実施形態で
は、送受信部106が、有料道路に設置された料金収受
のための路側機に車種および通行来歴を含む自車情報を
送信する送信部と、前記路側機から料金情報を含む道路
情報を受信する受信部を構成している。
【0022】一方、センタコントローラ201は、内蔵
する道路交通情報あるいは外部ナビゲーション情報送信
装置から受信した道路交通情報をデジタル情報として料
金収受車載機100の制御部101に送信し、制御部1
01は、演算処理部105における減算処理結果情報を
センタコントローラ201に送信し、前記演算結果情報
を受信したセンタコントローラ201は、自身のディス
プレイ203に前記情報を表示する。
【0023】このように構成された自動料金収受システ
ムの料金収受動作をさらに詳細に説明すると、まず、起
動時において料金収受車載機100は故障もしくは異常
な情報などを持っていないか自己診断を行う。そして、
故障もしくは異常でない場合には(異常な情報を持って
いなければ)、料金情報および車種情報を記憶したIC
カード107がICカードインターフェース102に挿
入されると、制御部101がICカードインターフェイ
ス102を介してICカード107から情報を読み出
し、さらにセンタコントローラ201が制御部101を
介して料金収受車載機100側のメモリ103からID
を読み出し、読み出したIDと入力操作部202から入
力された暗証番号とを照合して正規ユーザーかどうかを
判定する。その後、車種情報が記録されている場合は車
種情報をディスプレイ203に表示するので、ユーザは
この入力操作部202から確認の信号を入力する。な
お、入力操作部202は画面操作であればキーを大きく
することができ、これによって入力もし易くなる。ま
た、車種情報が記録されていない場合は、ユーザは入力
操作部202から車種情報を入力し、この入力により、
料金収受車載機100は通信待ちの状態となる。なお、
ここでICカードを使用するのは、ICカードに搭載さ
れたCPUによりあらかじめ設定された処理をカード側
で行うことができ、単なる情報記録媒体に比べて利便性
を向上させることができるからであり、単に情報の書き
込み/読み出しができる情報記憶カードでもよいことは
いうまでもない。
【0024】一方、ナビゲーション通信装置200は、
料金所付近においては、後述の路側機301から受信し
た情報を復調する。受信した情報はセンタコントローラ
201で処理され、かつディスプレイ203により表示
され、さらには表示に代えてもしくは表示に加えて発音
部204から音声出力される。情報を処理した結果は、
やはりセンタコントローラ201で処理されてディスプ
レイ203に表示され、もしくは表示に代えて、あるい
は表示に加えて発音部204から音声出力され、または
ブザー音として出力される。さらにその処理された結果
は変調され、送受信部206からアンテナ205を介し
て路側機301へ送信される。
【0025】このように料金収受車載機100の表示出
力および/または音声出力、さらには操作入力をナビゲ
ーション通信装置200のディスプレイ203および発
音部204ならびに入力操作部202を使用し、ナビゲ
ーション通信装置200の機能と一体化することで、料
金収受車載機100とナビゲーション通信装置200の
操作キー類および表示装置の共通化を図ることができ、
煩雑さを抑えると同時に料金収受車載機100の占有ス
ペースを小さくすることが可能となる。これにより車載
機の占める体積が不要に大きくなることがなく、その
分、死角が増えることが少なくなるので、道路上を車両
が安全に通行することができ、車載情報機器の本来の目
的である運転の支援が達成される。さらに不正を目的と
した料金収受車載機100が盗難にあったとしても、車
体に組み込まれた車載情報機器、すなわちナビゲーショ
ン通信装置200を機能を共通にして料金収受用車載機
100単独では機能しないようにするので、料金収受車
載機100単体で、同様の機能を有するものに比べて、
盗難のおそれは少なくなる。
【0026】2.料金の自動収受動作 図2は料金収受車載機100を使用した道路料金所にお
ける自動料金収受例を示す説明図である。同図に基づい
て有料道路の使用料金を走行しながら収受決済する自動
料金収受システムの動作の概略について説明する。
【0027】走行レーンはここでは符号301ないし3
04で示すように4レーン分図示している。また、各走
行レーン301ないし304を横切るように料金所ブー
ス305が設けられ、この料金所ブース305の各レー
ンの隣接部には路側機306が設置されている。
【0028】このような料金ブース305に向かって料
金収受車載機100を搭載した符号310で示す進入位
置の車両にはこの位置に進入する前に路側機306側か
ら料金所名と進むべきレーン情報が送信される。この情
報は料金収受装置100の送受信部106で受信され、
送受信部106で受信された信号を復調した後、制御部
101に送られて所定の処理を行い、表示部104に路
側機306側から送信されてきた料金所名と進むべきレ
ーン104aを表示させ、同時に表示している旨の示す
報知音を出力させる。そのため、図1の料金収受車載機
100にも図示しない音声出力部が設けられている。
【0029】その後、進入側に位置していた車両が料金
ブース305を通過し、符号320で示す位置に来る
と、路側機306と料金収受車載機100との間で送受
信が行われ、送受信の結果が料金収受車載機100の表
示装置104に表示される。もし送受信が齟齬なく行わ
れると、例えばOK!(104b)というように表示さ
れ、この表示を行ってさらに料金ブース305から離れ
た位置330に至ると(時間が経過すると)、前記送受
信の結果が具体的に表示される。この例では、符号10
4cで示すように「リョウキン 2400」、「ザンダ
カ 24300」というように、通行料金が2400円
であり、プリペイドの場合には、残高が24300円で
あることが表示される。ここでは、料金の場合はICカ
ード107に書き込まれた残高から前記料金を減算し、
減算する料金を表示し、残高の場合には、前記料金を減
算した結果を表示している。この表示はユーザが消すよ
うに設定する方が料金を確認するという意味で好まし
く、また、確実に確認させるという意味でいつでも取り
出して見られるようにするとよい。したがって、このた
めの入力操作部も必要となる。
【0030】なお、ここでは、料金収受車載機100の
表示部104を使用しているが、当然、前述のようにナ
ビゲーション通信装置200のディスプレイ203に表
示し、ナビゲーショイン通信装置200の入力操作部2
02を使用することができるように構成してもよい。
【0031】このように構成し、動作させると、料金所
ブース305を通過する際、係員と直接現金やカードの
受け渡しをすることなく、無線の送受信によって料金の
決済を行うことができる。
【0032】3.料金収受装置の機能拡張 図3にVICS受信機と料金収受装置との組合せの例を
示す。この図では必要最低限の機能しか備えていない基
本型のVICS受信機211を基準として、前述の図6
に示した文字表示型、簡易図形表示型、地図表示型のそ
れぞれのVICS受信機212,213,214に料金
収受車載機100を組み合わせた場合の料金収受車載機
100の機能および操作がどの様に変化するかを示して
いる。なお、ここでは上記VICS受信機211,21
2,212,214がそれぞれナビゲーション通信装置
200を構成し、各VICS受信機211,212,2
12,214を横軸に、入力および出力を縦軸にとって
いる。
【0033】基本型、文字表示型、簡易図形表示型のV
ICS受信機211,212,213の場合、暗証番号
入力221および収受形態入力222の入力にはテンキ
ーもしくはダイヤル231または専用のボタン232を
押す必要がある。しかし、地図表示型のVICS受信機
214では、入力が画面上に現れるように設定されてい
るので、画面上に必要なときに必要なパネルが現れ、そ
のパネルのキー入力表示部分に触れることによって、す
なわち画面操作233によって簡単に入力することがで
きる。なお、収受形態には、例えば、ICカード107
にあらかじめ料金として支払った金額を記憶させてお
き、この金額から減額する収受形態(所謂、プリペイド
方式)、料金を銀行の口座からその都度自動的に引き落
とす収受形態、後からまとめて銀行から引き落とす収受
形態(所謂、ポストペイ方式)などがあり、運転車は収
受形態入力222としてこれらの収受形態のいずれかか
ら希望の形態を選択する。
【0034】また、料金所の名称を表示する料金所表示
223や料金の自動収受完了の表示、ここでは動作表示
として正常/異常の表示224、さらには、万一の通信
不成功時の原因や対処方法などの表示224は基本型の
VICS受信機211ではではカタカナ表示234とな
るが、他の文字表示型、簡易図形表示型および地図表示
型のVICS受信機212,213,214では、漢字
表示235が可能である。また、音声報知手段を備えて
いない基本型のVICS受信機211を除いて、音によ
る報知は、例えば文字表示型や簡易図形表示型のVIC
S受信機212,213と組み合わせるときにはブザー
音236が使用され、最も高機能の地図表示型のVIC
S受信機214と組み合わせるときには、例えば合成音
声237による報知とすることができる。さらに、収受
の完了に関する判別信号226には基本型および文字表
示型のVICS受信機211,212ではLED点灯2
38によるが、ディスプレイを用いる簡易図形表示型お
よび地図表示型のVICS受信機213,214では画
面をフラッシュさせ、フラッシュ画面239によって報
知する。
【0035】このように料金収受車載機100をナビゲ
ーション通信装置200を含むVICS受信機211,
212,213,214などの車載情報通信システムと
一体化することで、機能は拡張しても操作および表示が
煩雑にならないことが分かる。
【0036】4.基本機能のみを備えた料金収受車載機
の具体的構成 図4に基本機能のみ備えた料金収受車載機の具体例を示
す。この実施形態に係る料金収受車載機100は、図に
おいては、車載機本体111と、車載機本体前面の表示
部104と、表示部104の下部に設けられたICカー
ド107の挿入口110と図示しないナビゲーション通
信装置200と接続された通信ケーブル112とからな
り、表示部104には、LED表示装置104dおよび
液晶表示装置104eが設けられている。この基本機能
のみを備えた料金収受車載機100は、ナビゲーション
通信装置200やVICS受信機211〜214の端子
間をケーブル112でつないで、車載情報通信システム
へ後付けしたり、反対に、車載情報通信システムを料金
収受車載機100に対して後付けすることを想定したも
ので、内部構成は前述の図1を参照して説明した料金収
受車載機100と同等であり、前述のように動作する。
【0037】一方、ICカード挿入部110から挿入さ
れたICカード107はICカードインターフェイス1
02を介して情報の読み取りや書き込みが実行され、制
御部101の所定の制御が行われ、その結果、通行料金
や残金の情報の表示がLED表示装置104dによっ
て、また、収受判別の表示が液晶表示装置104eによ
ってそれぞれ行われる。
【0038】このような基本機能のみ備えた料金収受車
載機100は、当該車載機100単独でも動作するが、
前述のようにナビゲーション通信装置200やVICS
受信機211〜214などの車載情報通信システムと一
体化し、または接続することによって入力操作あるいは
表示をナビゲーション通信装置200(もしくはVIC
S受信機211〜214)側の入力操作部202による
ボタン操作232や画面操作233に置き換え、料金収
受車載機100側の表示部104の表示をディスプレイ
203の表示に置き換えることができる。これにより、
料金収受車載機100の小型化が可能となると同時に、
大きなディスプレイ203を用いることで大きな画面と
なることや漢字表示が可能であることなどから、より詳
細で分かりやすい情報提示が可能となる。
【0039】5.ナビゲーション通信装置と一体化した
料金収受車載機の具体的構成 図5に車載情報通信システムとしてのナビゲーション通
信装置と一体した料金収受車載機の一例を示す。
【0040】この料金収受車載機100は外見的には、
ナビゲーション通信装置200の前面にICカード10
7を挿入するためのICカード挿入口110が設けられ
ているだけで、その他の構成は従前からのナビゲーショ
ンユニットと何ら変わりはない。すなわち、このナビゲ
ーションユニット(通信装置)200は、自動車のセン
タコンソールの上部に設置され、前面の大部分を占める
ようにディスプレイ203が設けられ、ディスプレイ2
03の左上部にICカード挿入口110が、左下部に操
作キー207が設けられている。したがって、料金収受
車載機100を一体化したことで外形上付加された構成
はICカード挿入口110だけである。このように構成
すると、前述のように暗証番号入力221や収受形態入
力222はディスプレイ203上の画面操作233で行
うことができ、操作入力系および表示系が共有となるの
で、限られた車室内を有効に利用できる。また、このよ
うな形態であれば、車体に組み込んであるため盗難にあ
う可能性も少なくなる。さらに、表示系が大きくなるの
で、ユーザの視認性の向上を図ることができるととも
に、画面入力なので操作もし易く、操作の間違いも抑え
ることが可能となる。
【0041】なお、前述の図1に示した例では、料金収
受車載機100とナビゲーション通信装置200のそれ
ぞれにアンテナ108,205を設け、これらのアンテ
ナ108,205に送受信機106,206が接続され
ているが、ナビゲーション通信装置200に料金収受車
載機100を一体化した場合には、使用する高周波の周
波数帯域を考慮してアンテナを設計することにより、こ
れらのアンテナ108,205も一体化して1本のアン
テナとするように構成することもできる。また、料金収
受車載機100とナビゲーション通信装置200が別体
のものでも、両者のアンテナ108,205を共用する
ように構成することも可能である。
【0042】
【発明の効果】これまでの説明で明らかなように、請求
項1記載の発明によれば、有料道路に設定された料金収
受のための路側機と通信する第1の情報通信機器と、外
部のナビゲーション通信システムと通信する第2の情報
通信機器とを備え、第1の情報通信機器の制御部は、第
2の情報通信機器の出力手段を介して第1の情報通信機
器の演算部で演算処理された金銭情報を出力させるの
で、2つの情報通信機器を使用する際に、出力系を共通
化して、車載機器の設置の省スペース化を図ることがで
きる。
【0043】請求項2記載の発明によれば、第2の情報
通信機器の情報処理部で処理された道路交通情報に基づ
いて第1の情報通信機器の制御部が演算部における演算
を実行させるので、第1の情報通信機器に道路交通情報
を処理する機能を設ける必要がなく、その分、小型化、
省スペース化および低コスト化を図ることができる。
【0044】請求項3記載の発明によれば、金銭情報を
出力する手段が、第2の情報通信機器の表示装置および
/または音声出力装置なので、請求項1記載の効果に加
え、表示を大きくしたり、音声による報知とすることが
可能となり、ユーザの使用性を向上させることができ
る。
【0045】請求項4記載の発明によれば、第1の情報
通信機器が表示部をさらに備え、第1の情報通信機器の
制御部は第2の情報通信機器の出力手段に金銭情報を出
力すると同時に、第1の情報通信機器の表示部に当該金
銭情報を表示させるので、ユーザは見やすい方の表示を
見ることができ、使用性の向上を図ることができる。
【0046】請求項5記載の発明によれば、第2の情報
通信機器が操作入力部をさらに備え、この操作入力部を
介して第1の情報通信機器の操作を実行するので、2つ
の情報通信機器を使用する際に、入力系を共通化して、
車載機器の設置の省スペース化を図ることができる。
【0047】請求項6記載の発明によれば、第1の情報
通信機器および/または前記第2の情報通信機器が、情
報記憶カードへの書き込みおよび/または読み出しを行
う情報記録/再生装置を備えているので、情報記録カー
ドに格納された情報を任意に読み出し、または書き込む
ことができ、ユーザ個人が所有する情報記録カードによ
って情報処理が簡単に行える。
【0048】請求項7記載の発明によれば、情報記憶カ
ードがICカードであり、情報記録/再生装置がICカ
ードリーダ・ライタなので、ICカードに搭載されたC
PUによりあらかじめ設定された処理をカード側で行う
ことができ、単なる情報記録媒体に比べて利便性を向上
させることができる。
【0049】請求項8記載の発明によれば、第1の情報
通信機器に設けられる信号の送受用のアンテナと、第2
の情報通信機器に設けられる信号の受信用のアンテナと
を共用させるので、部品点数と設置工数の削減を図るこ
とができ、特に第1の情報通信機器と第2の情報通信機
器を一体にした構成では、1つの機器として取り扱うこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る料金収受システムの自
動車搭載側のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係る料金収受システムの自
動料金収受の動作を説明するための料金所ゲート近傍の
説明図である。
【図3】本発明の実施形態に係る料金収受車載機とVI
CS受信機との組み合わせによる機能拡張の例を示す説
明図である。
【図4】基本機能のみ備えた料金収受車載機の具体例を
示す斜視図である。
【図5】料金収受車載機とナビゲーション通信装置とを
一体化して自動車のセンタコンソールに組み込んだ例を
示す図である。
【図6】VICS受信装置の表示機能の例を示す図であ
る。
【図7】有料道路料金所ゲート付近の車載情報通信シス
テムの路上アンテナの設置の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
100 料金収受車載機 101 制御部 102 ICカードインターフェイス 103 メモリ 104 表示部 105 演算処理部 106,206 送受信部 107 ICカード 108,205 アンテナ 109 ディスプレイ 110 ICカード挿入口 112 通信ケーブル 200 ナビゲーション通信装置 201 センタコントローラ 202 入力操作部 203 ディスプレイ 204 発音部 301,302,303,304 レーン 305 料金所ゲート 306 路側機

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有料道路の使用料金を走行しながら車載
    の通信機器を介して無線で収受決済する料金自動収受シ
    ステムにおいて、 有料道路に設定された料金収受のための路側機と通信す
    る第1の情報通信機器と、外部のナビゲーション通信シ
    ステムと通信する第2の情報通信機器とを備え、 前記第1の情報通信機器は、有料道路に設置された料金
    収受のための路側機に車種および通行来歴を含む自車情
    報を送信する送信部と、前記路側機から料金情報を含む
    道路情報を受信する受信部と、自車の金銭情報を記憶す
    る記憶部と、前記料金情報と前記記憶手段に記憶された
    金銭情報に基づいて所定の演算処理を行う演算部と、前
    記送信部、前記受信部、前記記憶部および前記演算部の
    制御を司る制御部とを少なくとも有し、 前記第2の情報通信機器は、送信されてきた情報を処理
    する情報処理部と、この情報処理部によって処理された
    情報を出力する出力手段を少なくとも有し、 前記第1の情報通信機器の制御部は、前記第2の情報通
    信機器の出力手段を介して前記演算部で演算処理された
    金銭情報を出力させることを特徴とする料金自動収受シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記情報処理部で処理される情報が道路
    交通情報であり、前記制御部は前記情報処理部から送信
    される道路交通情報に基づいて前記演算部における演算
    を実行させることを特徴とする請求項1記載の料金自動
    収受システム。
  3. 【請求項3】 前記出力手段が、表示装置および/また
    は音声出力装置であることを特徴とする請求項1記載の
    料金自動収受システム。
  4. 【請求項4】 前記第1の情報通信機器が表示部をさら
    に備え、前記制御部は第2の情報通信機器の出力手段に
    金銭情報を出力すると同時に、前記表示部に当該金銭情
    報を表示させることを特徴とする請求項1記載の料金自
    動収受システム。
  5. 【請求項5】 前記第2の情報通信機器が操作入力部を
    さらに備え、この操作入力部を介して前記第1の情報通
    信機器の操作を実行することを特徴とする請求項1記載
    の料金自動収受システム。
  6. 【請求項6】 前記第1の情報通信機器および/または
    前記第2の情報通信機器が、情報記憶カードへの書き込
    みおよび/または読み出しを行う情報記録/再生装置を
    備えていることを特徴とする請求項1記載の料金自動収
    受システム。
  7. 【請求項7】 前記情報記憶カードがICカードであ
    り、情報記録/再生装置がICカードリーダ・ライタで
    あることを特徴とする請求項6記載の料金自動収受シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記第1の情報通信機器に設けられる信
    号の送受用のアンテナと、前記第2の情報通信機器に設
    けられる信号の受信用のアンテナとが共用されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の料金自動収受システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100625443B1 (ko) * 1999-12-18 2006-09-18 주식회사 케이티 단거리전용통신 노변장치 및 탑재장치에서 처리지연이발생할 때의 채널할당 방법
KR100625442B1 (ko) * 1999-12-18 2006-09-18 주식회사 케이티 단거리전용통신 탑재장치와 센터서버간에 양방향통신을위한 단거리전용통신 노변기지국 설치방법 및 그를 이용한통신운용방법

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KR100625443B1 (ko) * 1999-12-18 2006-09-18 주식회사 케이티 단거리전용통신 노변장치 및 탑재장치에서 처리지연이발생할 때의 채널할당 방법
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