JP3418366B2 - Av機器内蔵形通信端末装置 - Google Patents

Av機器内蔵形通信端末装置

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JP3418366B2
JP3418366B2 JP36776799A JP36776799A JP3418366B2 JP 3418366 B2 JP3418366 B2 JP 3418366B2 JP 36776799 A JP36776799 A JP 36776799A JP 36776799 A JP36776799 A JP 36776799A JP 3418366 B2 JP3418366 B2 JP 3418366B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載された
AV機器に内蔵されて、高速道路等の出入口に設置され
る据置型端末装置との間で車両の通過情報についての情
報通信を行う通信端末装置すなわち料金支払い装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】高速道路の出入口を車両が通過し、料金
を支払うシステムにおいて、従来のチケットに代えて車
両通過情報を車両に搭載した通信端末装置と料金所に設
置される据置型端末装置との間で授受して料金を自動支
払いし、料金所をノンストップで通過し、時間の節約を
行うことが提案され、一部の国ではこれらのシステムが
実用に供されている。
【0003】特開平10−320514号公報には、移動体に搭
載される移動体用通信装置であって、アンテナと、情報
記録カードと通信を行うための通信手段と、前記アンテ
ナと電気接続され移動体の外部と通信を行うとともに、
前記通信手段と電気接続され前記通信手段を介して前記
情報記録カードに対しデータの読み書きを行う回路を有
する回路基板と、前記回路基板を収納するケースとを備
え、前記ケースは、第1のケース部材と、この第1のケ
ース部材と接合されて前記回路基板を密閉的に収納する
第2のケース部材とを有しており、前記第2のケース部
材の外側に前記情報記録カードを保持するカード保持手
段を備え、前記通信手段は、前記情報記録カードが前記
カード保持手段に保持されているときに、前記情報記録
カードとコンタクトレスで通信を行う移動体用通信装置
が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、車両にはAV機
器、例えばラジオが搭載される。当該ラジオの備える機
能・構成を利用して、車両に搭載され、据置型端末装置
との間で車両の通過情報についての情報通信を行う通信
端末装置を構成することは通信端末装置を小型化にする
ばかりでなく、その外観をラジオ内に内蔵することにな
るから車両内設置場所をラジオ内を除いてほぼ零に近い
ものとすることができる。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みAV機器の備え
る機能・構成を利用して小型化した通信端末装置を提供
し、以ってコンパクトにAV機器に内蔵せしめることを
目的とする。従って、本発明においてAV機器とは音声
を復調し、利用者に音声提供する音声あるいは画像機器
を指し、ラジオ,テレビあるいCDプレイヤーなどの音
声を発する諸機器あるいは画像機器を含む。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ICカード
(情報記録カード)を保持するカード保持手段は音声機
器自体に設けられる。アンテナは車両の任意の場所に設
けられる。ICカードと通信を行うための通信手段、該
通信手段と電気接続され該通信手段を介して前記ICカ
ードに対してデータの読み書きを行う処理部が回路基板
(メイン基板)が設けられ、前記アンテナと電気接続さ
れる通信コネクタを有するRF(Radio Frequency 無線
周波数)モジュールは回路基板と一体的に、すなわち別
個であっても接続関係で、もしくは回路基板上に設けら
れ、ケース内にシールドして設けられて音声機器本体に
固着される。ケース内にシールドして設けることによっ
て電波法によるテストを該ケースに収納した状態で受け
ることができる。
【0007】本発明は、具体的には次に掲げる装置を提
供する。
【0008】本発明は車両に搭載されたAV機器に内蔵
され、据置型端末装置との間で車両の通過情報について
情報通信を行う通信端末装置において、ICカードに格
納した情報の読み出し、ICカードへの情報の書き込み
可能なICカードリードライターがAV機器パネルに設
けられ、通信制御を行う処理部、アンテナとの間で通信
信号授受を行う通信手段およびRFモジュールを搭載
し、シールドカバーで覆った回路基板がAV機器内に固
着内蔵され、アンテナ基板に設けられたアンテナを有
し、前記アンテナ基板に前記アンテナに対向する形でシ
ールドが設けられ、前記アンテナが車両に搭載されたA
V機器とは別体として車内の計器盤上に設置されるAV
機器内蔵形通信端末装置を提供する。
【0009】本発明は、更に前記回路基板はメイン基板
を備え、該メイン基板には、前記処理部に接続されたテ
スト端子が固着され、シールドカバーの上端面にテスト
端子窓部が形成されるAV機器内蔵形通信端末装置を提
供する。
【0010】本発明は、更にRFモジュールには通信コ
ネクタが側方に向けて固着されるAV機器内蔵形通信端
末装置を提供する。
【0011】本発明は、更に前記回路基板は、通信制御
を行う処理部を搭載したメイン基板とを備え、該メイン
基板およびモジュール基板とを含むRFモジュールとを
矩形平板状に形成したAV機器内蔵形通信端末装置を提
供する。
【0012】本発明は、車両に搭載されたAV機器に内
蔵され、据置型端末装置との間で車両の通過情報につい
て情報通信を行う通信端末装置において、ICカードに
格納した情報を読み出し、ICカードへの情報の書き込
み可能なICカードリードライターがAV機器パネルに
設けられ、通信制御を行う処理部、アンテナとの間で通
信信号授受を行う通信手段およびモジュール基板を含む
RFモジュールを平板状に構成してAV機器内に前記I
Cカードリードライターに並置して配設し、アンテナ基
板に設けられたアンテナを有し、前記アンテナ基板に前
記アンテナに対向する形でシールドが設けられ、前記ア
ンテナが車両に搭載されたAV機器とは別体として車内
のダッシュボード上に設置されるAV機器内蔵形通信端
末装置を提供する。
【0013】本発明は、更に車両に搭載されたアンテナ
との間で通信信号授受がなされるAV機器内蔵形通信端
末装置を提供する。
【0014】本発明は、更にAV機器のAV表示部に通
信制御を行う処理部での処理結果を表示するAV内蔵形
通信端末装置を提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる一実施例を
図面に基づいて説明する。
【0016】図1は、本発明の実施例の組立て前の構成
を示す図である。この図において、通信端末装置はIC
カードリードライター24を組み込んだケース12,メ
イン基板4を備える回路基板1およびアンテナ6から構
成され、後述するようにメイン基板4にはこの一部を覆
ってシールドが設けられる。メイン基板4はその表面に
通信制御処理部5,RF(Radio Frequency 無線周波
数)モジュール10を有し、これらはシールド8に載置
される。モジュール基板9がメイン基板4とRFモジュ
ール10との間に設けられ、電気結線される。RFモジ
ュール10は通信コネクタ7を備える。テスト端子11
が通信制御処理部5に接続して設けられる。
【0017】ケース12にはその入口部25,ICカー
ドホルダ23が設けられ、ICカード2の挿入がなされ
る。また、ケース12は前述のようにICカードリード
ライター24を収納する。ICカード2がこれに挿入・
保持され、後述するようにETCアンテナとの間で情報
通信がなされ、通信制御されるときにICカード2に格
納された情報が読み出され、処理結果がICカード2に
書き込まれる。保持されたICカード2は、ICカード
戻しボタン27によってケース12内に設けた戻し機構
(図示せず)を作動させることによって引き出しがなさ
れる。
【0018】アンテナ6はアンテナ基板26に設けら
れ、該アンテナ基板26の下面にはアンテナ6に対向す
る形でシールド70が設けられる。シールド7,70は
雑音となる無線信号を遮断する。
【0019】図2,図3および図4は回路基板1の一部
をシールドカバー30で覆った状態を示し、図2はその
表側を示す側面図、図3はその裏側を示す側面図、そし
て図4は平面図である。シールドカバー30は嵌め込み
式になっており、通信制御処理部5を覆い、ビス止め4
1される。
【0020】図4に示すように、シールドカバー30の
上面にはテスト端子用窓部42が設けてあって、テスト
端子11のコネクタ43が露出し、相手方のコネクタ
(図示せず)と接続可能とされる。また、通信制御処理
部5に設けられるコネクタ45に接続される配線の取り
出し口46が、図2に示すように、設けられる。
【0021】図4に示すように、通信コネクタ7は回路
基板1の側部に側方に他方のコネクタが接続可能に設け
られる。通信制御処理部5とRFモジュール10とは端
子47,配線48,48′で接続される。
【0022】図5および図6に示すように、回路基板1
およびICカードリードライター24はAV機器31内
に配設される。図5はAV機器31の正面配置状態を示
し、図6は内蔵状態を斜視図で示す。回路基板1とIC
カードリードライター24を合わせてここではETC車
機器と呼ぶ。図に示すように、画像音声機能を有するA
V機器31にETC車載器が内蔵され、車両に搭載され
たAV機器31とは別体として車内の計器盤14にアン
テナ6が設置される。アンテナ6をダッシュボード上に
設けてもよい。
【0023】ETC車載器には、路上のETCアンテナ
65(図8)との双方向通信により得られた情報がAV
機器31の画像音声機能(AV機能)を利用して伝達さ
れると共に、ICカード2の情報がICカードリードラ
イター24から読み出されて伝達される。
【0024】アンテナ6は、計器盤14の表面取り付け
口に水平面を基準にして傾斜して装置される。傾斜状況
を図1に示す。
【0025】ステアリング22の横側にAV機器パネル
15およびエアコン操作パネル21が設けられる。
【0026】AV機器パネル15には、CDプレイヤ1
6,MDプレイヤ17,カセットデッキ18,AV制御
部19,19′,AV表示部20が設けられる。また、
AV機器パネル15にICカードホルダ23が設けられ
る。13は警報器である。
【0027】図6に示すようにAV諸機器の格納室51
にはAV諸機器(図示せず)に並置して回路基板1がシ
ールドカバー30によって覆われた状態で設置され、固
着される。板状の回路基板1は、縦方向に細長くして配
設されており、テスト端子11が上方に、そして通信コ
ネクタ7がAV機器15の反対側の側方に向けられる。
これによってコネクタを介しての配線を容易に行うこと
ができる。
【0028】以上の構成によって、ICカード2に格納
した情報の読み出し、ICカード2への情報の書き込み
可能なICカードリードライター24と、および通信制
御を行う処理部(通信制御処理部)5とアンテナ6との
間で通信信号授受を通信手段(通信コネクタ7を含
む。)およびRFモジュール10とを搭載し、シールド
カバーでその一部が覆われた回路基板とをAV機器31
内に別々に分離して固着することができる。前述のよう
に、回路基板1はメイン基板4を含み、ほぼ平板状に形
成されて薄形化されており、内蔵した時に占有空間を少
なくして配設され得る。
【0029】表示装置はAV表示部すなわちLCDモジ
ュール20を使用することができる。通信制御処理部5
で処理した結果をAV機器31のAV表示部20を利用
して表示する。
【0030】図7は、他の実施例を示す。図1に示す構
成と同一の構成には同一の番号を付し、説明を繰り返さ
ない。
【0031】ICカードリードライター24と回路基板
1とは並置される。すなわち、ICカード2に格納した
情報を読み出し、ICカード2への情報の書き込み可能
なICカードリードライター24がAV機器パネル31
に設けられ、通信制御を行う通信制御処理部5,アンテ
ナ6との間で通信信号授受を行う通信コネクタ7を含む
通信手段およびモジュール基板9を含むRFモジュール
10を平板状に構成してAV機器31内に横置きして前
記ICカードリードライター24に並行して配設する。
【0032】図8は、料金所の据置型端末装置に設けた
ETCアンテナ65と前述したアンテナである車載アン
テナ6との交信状態を示す。Aは車載アンテナ6からの
送信信号を示し、BはETCアンテナ65からの送信信
号を示す。車載アンテナ6は車両の水平面に対し、θ
+θの角度をなしている。ここで、θ≒10deg.は
メイン基板と通信端末装置のパネル取り付け面との角度
であり、θ≒7deg.はRFモジュール基板とメイン基
板の角度である。これらの角度に加えて、車載アンテナ
6の送信方向はシールド7の影響を受けた方向となる。
【0033】ETCアンテナ65からの送信信号はほぼ
45゜以内とされており、45゜の地点で車載器送信開
始位置に至り、車載アンテナ6の送信がETCアンテナ
65に受信され(A),ETCアンテナ65からの車
載アンテナ6に向けて送信され(B),車載アンテナ
6に受信される。車両は車両進行方向に移動し、車載器
送信終了時点までにA,Bに示すように交信がなさ
れ、ICカード3に記憶された情報が読み出されて通信
制御処理部5によって処理され、その結果はAV表示部
20に料金表示され、またICカード3に処理結果が書
き込まれる。
【0034】ETC送受信回路について説明する。
【0035】有料道路料金収受をノンストップで電子的
に自動化するシステムは、料金所と有料道路使用車との
間で、相互のマイクロ波(5.8GHz)送受信によ
り、車の通過した入口と出口間のルート料金,通過時刻
などを記録するとともに、個人のICカードで指定され
た金融機関を経て料金収受処理を行うシステムである。
【0036】料金所のゲートを通過する時間(36ms
/m=3600s/100km)の中で、交互に繰り返
し下記の情報を交信記録する。 1)車から料金引き落としの個人情報を送信 2)料金所から入口と出口の通過時刻とその料金および
引き落としに関する情報を送信 3)ICカードのセキュリティチェックと引き落としと
手続き
【0037】図9は、RFモジュールに使用する回路を
示す。図において、車からの送信情報Data101は通信
制御ユニット102を経て103の発振器15MHZで
変調し、104で分周位相比較し、さらに105のVC
O(電圧制御発振回路)と106の2逓倍回路を経て
5.8GHzを得ている。途中の低域フィルタ108,
広域フィルタ107,増幅器AMP109は搬送波のS
/N改善策、110の信号切り替えSwitch1、111の
Switch2は送受信の切り替え機構である。搬送波を伝播
する増幅器AMP124は、送信信号をS/N改善用の
低域フィルタLPF125と増幅器AMP126を介し
て取り込み、搬送波に変調をかける。
【0038】料金所から受信する周波数は、S/N改善
用のバンドパスフィルタBPF113の付いたアンテナ
112から5.8GHz−40MHzで入り、混合器1
14で空中搬送波の5.8GHzを除いて、車載器内で
は40MHzとし、115の復調器MODで復調して受
信情報として102へ入力し、料金などの引き落とし関
連事項は表示パネルへ出力する。途中、増幅器AMP1
16とAMP118、バンドパスフィルタBPF117
はS/N改善用である。なお、ICカードの金融関連の
セキュリティチェックは、119のユニットで別系統の
周波数を使用して行う。車載器回路の駆動DC電源は搭
載しているバッテリから安定化回路5.0Vの122と
3.3Vの123の2系統を用いている。
【0039】非常時のETC関連の警報は、音声増幅器
121の出力を、標準装備として車載のAV用スピーカ
120を用いて行う。識別符号記憶装置127は、金融
関連のセキュリティを確保するための保護用である。
【0040】図10は通信端末装置の基本的な回路構成
を示す。CPU208は操作部220からの指示に基づ
き通信端末装置全体を制御し、LCDモジュール20な
どの表示装置218に必要な表示を行う。出力端子22
4はテスト用の端子すなわちテスト端子16で、通信端
末装置の状態を検査したり、調整したり、新しいプログ
ラムを記録させたりするのに利用する。従って出力端子
224は一般の人は利用しない。このため上カバー1の
内部に配設されている。
【0041】据置型端子装置である路側機などの外部か
らの指示あるいは情報は、通信端末装置のアンテナ6か
らRFモジュール10に送られ、ここで復調され、通信
制御LSI206からアドレスバス226とデータバス
228とを介してCPU208に取り込まれ、処理され
る。料金支払いのために必要な情報はCPU208の動
作に基づき、アドレスバス226とデータバス228と
を介して通信制御LSI210に送られ、RFモジュー
ル10で変調されてアンテナ6から送信される。
【0042】料金支払いに使用されるICカード3はI
Cカードリードライター5で読み取りと書き込みが行わ
れる。これらの制御はCPU208の動作に基づき、リ
ードライト制御回路212が行う。ICカードから読み
出された情報あるいはICカードに書き込む情報はアド
レスバス226とデータバス228とを介して通信処理
部210(図1にあっては25)を構成するCPU(マ
イクロコンピュータ)208と送受される。
【0043】メイン基板5には電源端子232が設けて
あり、電源部17を構成するDC/DCコンバータ23
4を介して3V電源ライン236,5V電源ライン23
8にそれぞれ3V,5Vの電流が供給される。
【0044】上記動作は基本的には使用者の操作に基づ
いて行われ、使用者は入力処理回路(操作部)220の
操作ボタン28を使用し行う。また必要な情報は表示装
置218(20)の表示面70に表示される。
【0045】図11は通信端末装置の動作状態を示す図
である。図11および図12と図13で液晶表示する内
容は音声で伝達しても良い。表示あるいは音声で伝達可
能であるが以下説明を省略し表示と記載する。
【0046】車のキースイッチがアクセサリー(AC
C)の状態で通信端末装置に電源電圧が供給され、キー
スイッチがアクセサリー(ACC)を超えて更に操作さ
れると電源が供給され続ける(402)。電源供給で通
信端末装置は電源遮断状態400からウエイト状態40
6状態に移る。一方キースイッチの操作で電源が遮断さ
れる(404)と通信端末装置は電源遮断状態400と
なる。
【0047】ウエイト状態406になると通信端末装置
は自己診断を行う。例えばメモリ(RAM)やその他の
回路の必要なチェックを行う。異常が検知されると「車
載器使用不可」を意味する表示を行う。正常を確認する
とカードが挿入されているかどうかを検知し、挿入され
ていない場合「挿入の要求すなわちカード無しの報知」
を意味する表示を行う。
【0048】ウエイト状態406でカードが挿入される
(408)とレディ状態412に移るが、カードが挿入
されていないウエイト状態406であっても外部からの
電波を受信できる。カードがカードリードライターに挿
入されていない状態では料金の支払いはできないが、料
金の支払いを伴わない情報の授受が可能である。料金を
伴わない授受の例としては、料金所が込み合っているか
どうかや自動料金支払いレーンの連絡などのゲートの状
況連絡などがある。この場合ウエイト状態406から直
接的にアクティブ状態422になる。
【0049】既にカードが挿入されているかあるいはカ
ードが挿入されると(408)、ウエイト状態406か
らレディ状態412に状態が遷移する。一方カードが取
り出されると(410)とウエイト状態406に戻る。
【0050】レディ状態412でカードが正常かどう
か、カードとの情報伝達が正しく行われるかどうかを検
査する。誤って別の種類のカードが挿入されることが考
えられる。カードが誤りであるとかその他異常があると
「カード使用不可すなわちカード異常あるいはカード誤
り」を意味する表示を行う。
【0051】またカードリードライターでカードの情報
を読み取れない場合、一時的な機械的不具合が考えられ
るので、「カードの入れ直しの要求」を意味する表示を
行う。この異常内容は計数され、数回繰り返されると次
に「異常」を意味する表示を行う。
【0052】安全運転を優先する観点からカードが規定
のカードであることを確認すると暗証番号などの操作を
省略して料金の収受動作を行う。代案としてカードの正
しい使用人かどうかを確認する操作,暗証番号の入力や
使用者の指紋その他の特徴確認を行うことで安全性の向
上を図っても良い。またカードとしてプリペイドカード
を使用しても良い。プリペイドカードの場合更にカード
と通信端末装置10との間で使用可能かどうかの確認を
行い、正常に動作する場合に「使用可能」あるいは「残
金」を表わす表示を行えばさらに便利である。
【0053】どのようなカードを使用するにしても、使
用者の負担を低減し運転の安全性を優先するには、カー
ドの挿入に基づきカードと通信端末装置との間で自動的
に使用可能の検査を行い、その結果である使用可能かど
うかを表示するようにすることが望ましい。
【0054】上述したように、電源を入れる前からカー
ドが入っていた場合はキースイッチの操作で400から
ウエイト状態406へ移り、メモリーなど必要なチェッ
クが終わると自動的にレディ状態412へ移る。
【0055】ウエイト状態406やレディ状態412で
路側機との間の受信や操作が無い状態が指定した時間以
上例えば5秒以上続くと、運転の安全を確保するため液
晶表示装置のバックライトを消す。これにより運転者は
不必要に注意を払うわせることを避けることができ、安
全性が向上する。バックライトが消えていても外部から
の電波を受信すると表示装置のバックライトが点灯さ
れ、受信に基づく表示が行われる。すなわち何も情報が
なく、情報伝達の必要がないときは表示動作を止め、運
転の妨げになることを防いでいる。
【0056】ウエイト状態406やレディ状態412の
状態で路側機など車外からの電波を受信すると(420
や424)、通信端末装置はアクティブ状態422に遷
移する。アクティブ状態422で路側など相手方の据置
型端末装置の無線装置との交信を行う。これらの交信が
終わると(418や426)再びウエイト状態406ま
たはレディ状態412である元の状態に戻る。
【0057】ウエイト状態406やレディ状態412,
アクティブ状態422で電源を遮断すると(404や4
16や428)全て電源遮断状態400に戻る。また路
側機などの他の通信装置と交信状態に入ると自動的にア
クティブ状態422となる。この状態で交信に異常が生
じると交信が終わったときと同じように(418や42
6)再びウエイト状態406またはレディ状態412で
ある元の状態に戻る。
【0058】図12は高速道路の入口側での基本的な動
作を示す。高速道路に入る場合(ステップ500)、高
速道路の入口ゲートの手前で路側の無線装置からの電波
を受けアクティブ状態422となる。この状態で路側の
無線装置との交信を行う(ステップ502)。この交信
で相手方の確認など所定の交信を行う。次に首都高速の
ように入口ゲートで料金を払うか、一般の高速道路のよ
うに入口ゲートでは料金を払わずに通過し出口ゲートで
支払うかが路側機から通信端末装置に指示される(ステ
ップ504)。
【0059】出口ゲートで料金を払う高速道路では無線
交信で入口ゲートの通過許可をもらい、通信端末装置の
表示装置に通過の許可を意味する「例えばOK」の表示
を行う(ステップ506)。通信端末装置は出口ゲート
での支払いのために入口ゲート名を記録する(ステップ
508)。基本的な入口側の動作を終了する(ステップ
510)。
【0060】図13は高速道路の出口側の基本的な動作
550を示す。高速道路の出口ゲートの手前で通信端末
装置は路側電波を受信し、通信端末装置はアクティブ状
態422となり、相手方確認など基本的な交信を行う
(ステップ552)。次に料金支払済かどうかの支払方
式の確認を行う(ステップ554)。また料金後払いの
一般的な支払方式の場合、記録していた高速道路の入口
名や車の種類を通信端末装置から路側に送り、料金の計
算を路側で行う。路側から料金の情報を受けると通信端
末装置の表示部に料金を表示する(ステップ556)。
なお首都高速のような料金前払いの場合、通過の許可を
意味する表示、「例えばOK」を表示する。また料金を
出口ゲートで支払う場合は料金を支払うための交信を行
う(ステップ558)。支払交信が終わると支払済を意
味する表示を行う(ステップ558)。
【0061】料金支払い途中で異常が発生することを想
定しておく必要がある。ICカード3では最新の履歴を
常に残し、必要があればその履歴を読み出せるようにし
ている。最新の履歴とは、現在から過去に遡ってゲート
の通過や料金の支払い内容を一定量例えば100個まで
記憶している。新たな内容を記憶するとメモリー容量の
ために一番古いデータを消去し、記録内容を更新する。
もし異常が起こればこの履歴を読み出し対応できる。
【0062】通信端末装置の履歴表示操作を説明する。
ICカード3を挿入した状態ではレディ状態412にな
っている。ここでメニューボタンを押すとメニューの1
つである利用履歴表示が表示される。この表示でエンタ
ー(確定)ボタンを操作すると、このメニューが選択さ
れ、過去の利用明細の詳細情報が表示される。この表示
は最も最新のものから表示され、メニューボタンを操作
すると一個ずつ過去のデータが表示される。これらのデ
ータはICカード3内に格納されていたデータである。
利用履歴表示が一定時間、例えば5秒、経過すると自動
的に表示が消える。しかし何かキーを押すと表示が再開
される。これは安全を向上するためである。このように
して過去の履歴をカードから読み出して表示できる。
【0063】
【発明の効果】本発明によればICカードリードライタ
ーとメイン基板とは独立配設の状態でAV機器内に内蔵
されるため製造ステップを簡略化して製造し易く、組み
立てし易く、小型化に適した通信端末装置(料金支払い
装置)を提供することができる。また、AV機器の機能
を併用して採用することにより、装置をコンパクトにす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の組み立て前状態を示す概略構
成図。
【図2】シールドカバーで覆った回路基板の一方の側面
図。
【図3】図2の一方の側面図。
【図4】図2の平面図。
【図5】AV機器の正面配置図。
【図6】AV機器の配置を示す斜視図。
【図7】他の実施例にかかわる組み立て前状態を示す概
略構成図。
【図8】通信状態図。
【図9】本発明の実施例に使用するRFモジュールの制
御回路を示すブロック図。
【図10】フローチャート図。
【図11】動作状態を示す動作フロー図。
【図12】高速道路の入口側での基本的な動作を示すフ
ロー図。
【図13】高速道路の出口側での基本的な動作を示すフ
ロー図。
【符号の説明】
1…回路基板、2…ICカード、3…ICカードリーダ
ライター、4…メイン基板、5…通信制御処理部、6…
アンテナ、7…通信コネクタ、8…シールド、9…モジ
ュール基板、10…RFモジュール、11…テスト端
子、12…ケース、13…警報器、14…計器盤、15
…AV機器パネル、16…CDプレイヤ、17…MDプ
レイヤ、18…カセットデッキ、19…AV制御部、2
0…LCDモジュール(AV表示部)、21…エアコン
パネル、22…ステアリング、23…ICカードホル
ダ、25…電源コネクタ、26…アンテナ基板、27…
ICカード戻しボタン、30…シールドカバー、31…
AV機器、51…格納室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 孝治 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所 自動車機器グル ープ内 (72)発明者 海老沢 敏雄 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所 自動車機器グル ープ内 (72)発明者 河村 利正 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所 自動車機器グル ープ内 (56)参考文献 特開 平10−222705(JP,A) 特開 平10−320514(JP,A) 特開 平11−337351(JP,A) 特開 平11−251826(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07B 15/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載されたAV機器に内蔵され、据
    置型端末装置との間で車両の通過情報について情報通信
    を行う通信端末装置において、 ICカードに格納した情報の読み出し、ICカードへの
    情報の書き込み可能なICカードリードライターがAV
    機器パネルに設けられ、通信制御を行う処理部、アンテ
    ナとの間で通信信号授受を行う通信手段およびRFモジ
    ュールを搭載し、シールドカバーで覆った回路基板が、
    AV機器内に固着内蔵され アンテナ基板に設けられたアンテナを有し、前記アンテ
    ナ基板に前記アンテナに対向する形でシールドが設けら
    れ、前記アンテナが車両に搭載されたAV機器とは別体
    として車内の計器盤上に設置されること を特徴とするA
    V機器内蔵形通信端末装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記回路基板はメイン基板を備え、該メイン基板には、
    前記処理部に接続されたテスト端子が固着され、シール
    ドカバーの上端面にテスト端子窓部が形成されることを
    特徴とするAV機器内蔵形通信端末装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 RFモジュールには通信コネクタが側方に向けて固着さ
    れることを特徴とするAV機器内蔵形通信端末装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記回路基板は、通信制御を行う処理部を搭載したメイ
    ン基板とを備え、該メイン基板およびモジュール基板と
    を含むRFモジュールとを矩形平板状に形成したことを
    特徴とするAV機器内蔵形通信端末装置。
  5. 【請求項5】車両に搭載されたAV機器に内蔵され、据
    置型端末装置との間で車両の通過情報について情報通信
    を行う通信端末装置において、 ICカードに格納した情報を読み出し、ICカードへの
    情報の書き込み可能なICカードリードライターがAV
    機器パネルに設けられ、通信制御を行う処理部、アンテ
    ナとの間で通信信号授受を行う通信手段およびモジュー
    ル基板を含むRFモジュールを平板状に構成してAV機
    器内に前記ICカードリードライターに並置して配設
    アンテナ基板に設けられたアンテナを有し、前記アンテ
    ナ基板に前記アンテナに対向する形でシールドが設けら
    れ、前記アンテナが車両に搭載されたAV機器とは別体
    として車内のダッシュボード上に設置されること を特徴
    とするAV機器内蔵形通信端末装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、 車両に搭載されたアンテナとの間で通信信号授受がなさ
    れることを特徴とするAV機器内蔵形通信端末装置。
  7. 【請求項7】請求項1から6のいずれかにおいて、 AV機器のAV表示部に通信制御を行う処理部での処理
    結果を表示することを特徴とするAV内蔵形通信端末装
    置。
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