JPH10222600A - バーコード読取方法 - Google Patents

バーコード読取方法

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JPH10222600A
JPH10222600A JP9019286A JP1928697A JPH10222600A JP H10222600 A JPH10222600 A JP H10222600A JP 9019286 A JP9019286 A JP 9019286A JP 1928697 A JP1928697 A JP 1928697A JP H10222600 A JPH10222600 A JP H10222600A
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光雄 渡辺
Hiroaki Kawai
弘晃 川合
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功 岩口
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    • G06K7/1404Methods for optical code recognition
    • G06K7/146Methods for optical code recognition the method including quality enhancement steps
    • G06K7/1486Setting the threshold-width for bar codes to be decoded

Abstract

(57)【要約】 【課題】特にバーコードメニューなどを読み取るための
手持ち式バーコードリーダにおけるバーコード読取方法
に関し、所望のバーコード以外の読取を、手持ち読取時
に防止することを目的とする。 【解決手段】バーコードリーダとバーコードとの相対的
な移動関係を判別し、バーコードリーダが相対的に停止
している場合に読取を有効とする。より具体的には、復
調されたバーコードの直前に存在するA個のデータのカ
ウント値の和を、バーコードが復調される毎に比較し、
比較結果がある条件(カウント値が等しいなど)を満た
す場合に読取を有効とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバーコード読取方
法、及び、バーコード読取装置に係り、特に、手持ち可
能なレーザ式のバーコードリーダにおけるバーコード読
取方法、及び、バーコード読取装置に関する。近年、流
通業界等のPOS(Point Of Sales)シ
ステムに代表されるように非接触で読み取りができるレ
ーザ式のバーコードリーダが盛んに利用されている。ま
た、取り扱う商品も様々になってきており、バーコード
リーダの取り扱いも多様化されている。このため、多様
な商品に対応可能なようにバーコードリーダの形態も手
持ち可能なレーザ式のバーコードリーダの開発が進めら
れている。
【0002】
【従来の技術】手持ち可能なバーコードリーダの運用形
態の一つとしてバーコードメニューを用いた入力があ
る。これはバーコードを張り付けられない商品をバーコ
ード入力するために考えられたもので、商品のバーコー
ドを一覧表にして必要に応じてバーコードリーダをパー
コードメニューに近づけて、バーコードメニュー上の特
定のバーコードの入力を行うものである。バーコードメ
ニューに用いられるバーコードリーダとしては、現在は
ペン式やタッチスキャナのような読み取り深度の浅いバ
ーコードリーダが用いられている。このような種類のバ
ーコードリーダでは、読取深度が浅いためにバーコード
に対してバーコードリーダを接触させて、バーコードの
読取を行なう必要がある。
【0003】一方、上記のレーザ式のバーコードリーダ
は読み取り深度が深いことに特徴があり、清算カウンタ
等の上に固定され設置され、通常の商品にバーコードが
貼付された商品を扱うときにはリーダーから離れた位置
でも商品を読み取り口にかざすだけでバーコードの読み
取りが可能とされている。このようなバーコードリーダ
の場合には、バーコードリーダからバーコードまでの距
離がある程度離れていても、あるいは近づいていても、
ある範囲内にバーコードが位置していればバーコードを
読み取ることが可能となる。そのため、オペレータはバ
ーコードリーダを通過させる際のバーコードが付された
物品(商品等)の位置をあまり意識しなくてもバーコー
ドの読取を行なうことができ、この種類のバーコードリ
ーダは、より短い時間で、大量のバーコードを読み取る
必要があるなどの用途に適している。
【0004】ここで、近年、手持ち式とされたレーザ式
のバーコードリーダが開発されてきている。このような
バーコードリーダの場合、バーコードが貼付された商品
のバーコードを読み取るときにはバーコードリーダをス
タンドなどに固定して商品をかざすだけの操作で読み取
りを可能とする。一方、バーコードが貼付できない商品
に対応して別紙に印刷されたバーコードや、重量物等の
ようにバーコードリーダにかざすことができない商品に
貼付、あるいは別紙に印刷されたバーコードを読み取る
ときにはバーコードリーダをスタンドからはずし、手持
ちで別紙に印刷された商品に対応するバーコードあるい
は商品に貼付されたバーコードにバーコードリーダを向
けて、バーコードを読み取ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような、手持ち可
能なレーザ式のバーコードリーダは、レーザ式バーコー
ドリーダの特徴の特徴をそのまま備えており、特に読み
取り深度が深い。また、例えばバーコードメニュー上に
は多数のバーコードが記録されているが、これら全てを
読み取るようなケースは殆どなく、バーコードメニュー
上のバーコードを一つか二つ程度読み取るのが通常の操
作である。しかし、読み取ろうとしているバーコードの
周囲には、本来読み取ってはならないバーコードが存在
している。そのため、読取深度が不快バーコードリーダ
を用いてバーコードメニューを読み取る場合には、読み
取るべきバーコードに隣接して設けられた他のバーコー
ドまでも読み取ってしまう可能性が非常に高い。また、
目的とするバーコードリーダの位置までバーコードリー
ダを移動させている間も、バーコードリーダの読取窓か
らは走査光(レーザ光)が射出されているため、この期
間に読み取るべきバーコードとは無関係なバーコード等
までも走査してしまい、このバーコードが読み取られて
しまうといった問題が生じていた。
【0006】従来の手持ち可能なレーザ式バーコードリ
ーダでは、手持ちでバーコードリーダを読み取る際には
読み取り深度を浅くして、目的とするバーコード以外は
読み取らなくなるような制御を行なうものが考え出され
ていた。しかし、手持ち操作時にはレーザ式バーコード
リーダの読み取り深度が深い点を有効に用いることがで
きない。つまり、手持ち式としてバーコードを読み取る
場合には、バーコードメニュー上のバーコードを読み取
るという用途以外にも、読取深度が高いというレーザ式
バーコード読取装置の特徴を生かして、比較的遠い距離
にあるバーコードを読み取るという要望もあるのである
が、前述した従来のバーコードリーダ場合にはこのよう
な要望に応ずることはできなかった。また、仮に読取深
度を浅くしても、バーコードリーダ自体はバーコードを
読み取ることができる状態となっているため、バーコー
ドリーダの操作の仕方によっては、無関係なバーコード
を走査、読取る可能性はなくならない。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、読み取り深度は深く保ったままで、手持ちでの読み
取りが可能となるバーコード読取方法、及び、バーコー
ド読取装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、出射された走
査光により走査されたバーコードからの反射光を検出
し、これに基づいてバーコードの復調を行なうバーコー
ド読取方法において、第一の読取データを復調して第一
のバーコード復調データを得、第一のバーコード復調デ
ータの前後少なくとも一方側に存在するn個の第一のデ
ータの長さの和を算出し、第一の読取データとは異なる
第二のデータを復調して第二のバーコード復調データを
得、第二のバーコード復調データの前後少なくとも一方
側で第一のデータに対応する側に存在するn個の第二の
データの長さの和を算出し、第一のデータの長さの和と
第二のデータの長さの和との大小関係を比較し、大小関
係の比較結果が予め定められた条件を満たしている場
合、読み取られた復調データを有効とするバーコード読
取方法であることを特徴とする。
【0009】つまり、本発明では、前後の復調データの
前あるいは後ろに存在するデータの長さを比較すること
で、バーコードリーダとバーコードとの相対的な移動関
係などを判別することができる。バーコードとバーコー
ドリーダとが相対的に移動している場合には、バーコー
ドの前後に存在するデータの長さの和が、バーコードリ
ーダの移動に伴って次第に変化していくと考えることが
できるため、この方法によりバーコードリーダとバーコ
ードとの移動関係を判断できる。
【0010】また、本発明は読取データの復調を繰り返
してその都度復調されたバーコードの前後少なくとも一
方側に存在するn個のデータの長さの和を算出し、バー
コードが復調される前に既に復調済のバーコードの前後
少なくとも一方に存在するn個のデータの長さの和との
大小関係の比較を行い、n個のデータの長さの和がm回
特定条件を満たした場合に読み取られた復調データを有
効とするバーコード読取方法であることを特徴とする。
【0011】この場合には、バーコード読取結果の信頼
性を向上させることを狙うために、同一条件の読取デー
タが特定回数得られた場合にバーコードの読取を有効と
しようとするものである。更に、本発明は、第二のバー
コード復調データが得られた後、これが第一のバーコー
ド復調データと同一であるか否かを判定し、第一及び第
二の復調データが同一である場合、第一のデータ及び第
二のデータの長さの和の大小関係を比較するバーコード
読取方法であることを特徴とする。
【0012】つまり、前後の復調データが同一でなけれ
ば、これらは互いに異なるバーコードを復調した結果得
られたものと推測することができるため、バーコードリ
ーダがバーコードに対して相対的に移動していると判断
可能となる。そのため、復調データの前後に存在するデ
ータの和を算出する必要性が、この場合には無くなる。
【0013】このように、バーコードの復調の際に、必
要となる処理のみを行なうことで、バーコードの復調に
要する時間を短くすることが可能となる。また、本発明
は、出射された走査光により走査されたバーコードから
の反射光を検出し、これに基づいてバーコードの復調を
行なうバーコード読取方法において、読取データを復調
してバーコード復調データを得、バーコード復調データ
の前後少なくとも一方側に検出されたデータの個数を算
出し、データの個数が予め決められた個数を越えない場
合に、バーコードの読取を有効とするバーコード読取方
法であることを特徴とする。
【0014】この場合には、復調データの前後に存在す
るデータの個数により、バーコードリーダの移動状態を
判断している。更に、本発明は、出射された走査光によ
り走査されたバーコードからの反射光を検出し、これに
基づいてバーコードの復調を行なうバーコード読取方法
において、第一の読取データを復調して第一の復調デー
タを得、第一の復調データの前後少なくとも一方側に検
出された第一のデータの個数を算出し、第一の読取デー
タとは異なる第二の読取データを復調して第二の復調デ
ータを得、第二の復調データの前後で第一のデータが検
出された側に対応する側に検出された第二のデータの個
数を算出し、第一のデータの個数と第二のデータの個数
とがそれぞれ予め決められた個数を越えない場合に、バ
ーコードの読取を有効とするバーコード読取方法である
ことを特徴とする。
【0015】また本発明は、オペレータの特定操作によ
り出射される走査ビームパターンを第一のパターンから
第二のパターンに切替え、第一のパターンあるいは第二
のパターンによりバーコードを走査してバーコードの読
取を行なうバーコード読取装置であって、第一のパター
ンと第二のパターンとが切り換えられる際、パターン切
替え動作の後予め決められた時間が経過するまでの期
間、切替え前のビームパターンが継続して出射されるバ
ーコード読取装置であることを特徴とする。
【0016】また、本発明は、オペレータの特定操作に
より、出射される走査ビームパターンを第一のパターン
から第二のパターンに切替え、第一のパターンあるいは
第二のパターンによりバーコードを走査してバーコード
の読取を行なうバーコード読取装置であって、第一のパ
ターンと第二のパターンとが切り換えられる際、パター
ン切替え動作の後予め決められた時間が経過するまでの
期間、ビームパターンにより走査されたバーコードの読
取を禁止するバーコード読取装置であることを特徴とす
る。
【0017】このような構成によって、ビームパターン
が切り換えられた直後の不要なバーコード読取などを防
止でき、特に装置を使用しているオペレータが意図しな
いようなバーコード読取を生じさせないようにすること
ができる。そして本発明は、出射された走査光により走
査されたバーコードからの反射光を検出し、これに基づ
いてバーコードの復調を行なうバーコード読取方法にお
いて、ある予め決められた期間T1中に、n個の同一復
調データが得られたか否かを判定し、決められた期間T
1中にn個の同一データが得られなかった場合にはI回
の連続する期間T1のそれぞれに同一データが含まれて
いた場合にバーコードの読取を有効とするバーコード読
取方法であることを特徴とする。
【0018】更に、本発明は、期間T1中にn個の同一
復調データが得られなかった場合、読取開始よりそれま
でに合計n個を越える個数の同一データが得られていた
場合にバーコードの読取を有効とするバーコード読取方
法であることを特徴とする。このような構成をとること
で、読み取られたバーコードデータの信頼性を向上させ
ることができるとともに、それまでは読取失敗として扱
っていたような状況でも読取を有効とすることができる
ため、バーコード読取の成功率も向上可能となる。
【0019】また、本発明は、バーコードを読み取るバ
ーコード読取方法において、読み取られたデータを復調
して第一の復調データを得、第一の復調データに関連す
る構成上の特徴を示す第一の情報を抽出し、第一の復調
データとは異なる第二の復調データを得、第二の復調デ
ータに関連する構成上の特徴を示す第二の情報を抽出
し、第一の情報と第二の情報とを比較し、第一の情報と
第二の情報との関係が特定の条件を満たす場合、バーコ
ードの読取を有効とするバーコード読取方法であること
を特徴とする。
【0020】そして、本発明は更に、第一の復調データ
が復調された後第二の復調データが得られるまでの期間
中に、バーコードがバーコードの読取範囲から退出した
と判定された場合には、第一の復調データを無効とする
ことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施例のブロッ
ク構成図を示す。本実施例のバーコードリーダ1は、レ
ーザ式のバーコードリーダを構成しており、バーコード
にレーザ走査光を照射し、バーコードからの反射光を検
出することによりバーコードの読取を行うもので、バー
コードが貼付された商品のバーコードを読み取るときに
はバーコードリーダをスタンドなどに固定して商品をか
ざすだけの操作で読み取りを可能とし、バーコードが貼
付できない商品に対応して別紙に印刷されたバーコー
ド、バーコードリーダにかざすことができない商品に貼
付、あるいは別紙に印刷されたバーコードを読み取ると
きにはバーコードリーダをスタンドからはずし、手持ち
で別紙に印刷された商品に対応するバーコードあるいは
商品に貼付されたバーコードを読み取る。
【0022】図2に本発明の一実施例の外観図を示す。
図2(A)は正面図、図2(B)は側面図、図2(C)
は背面図を示す。本実施例のバーコードリーダ1はヘッ
ド部1aと手持ち部1bとを有し、手持ち部1bをホル
ダ等に保持することにより、固定して用いることができ
る。ヘッド部1aにはレーザー光源、ポリゴンミラー、
走査光を分割するミラー、光検出器が内蔵されている。
ベッド部1aで生成されたレーザ走査光は読取窓1cか
ら出力される。
【0023】固定使用時には商品に貼付されたバーコー
ドを読取窓1cにかざすように通過させることによりバ
ーコードが読み取られる。また、手持ち使用時にはバー
コードが印刷された用紙にバーコードリーダ1を近づけ
て読み取らせるべきバーコードが印刷された箇所に読取
窓1cを近接させることによりバーコードが読み取られ
る。
【0024】図1に戻って説明を続ける。バーコードリ
ーダ1は、レーザダイオード(LD)2でレーザ光L1
を発生する。LD2で発生したレーザ光L1 はポリゴン
ミラー3に照射される。ポリゴンミラー3はモータ4に
より回転されており、複数の反射面を有する。LD2か
ら照射されたレーザ光L1 はポリゴンミラー3により走
査され、ミラーMに照射される。ミラーMは、複数枚の
ミラーから構成されている。レーザ走査光L2 は分割ミ
ラーMにより反射され、読取窓5から外部に照射され
る。
【0025】図3に本発明の一実施例の光学系の構成図
を示す。図3(A)は平面図、図3(B)は側面図を示
す。図3に示すようにレーザ光L1 はポリゴンミラー3
により走査され、ミラーMに照査される。分割ミラーM
はミラーM1 、M2 、M3 よりなる三面鏡より構成され
ている。ポリゴンミラー3により走査されたレーザ走査
光L2 は分割ミラーMを構成する3枚のミラーM1 、M
2 、M3 により反射されることにより3方向のビームB
1 、B2 、B3 に分割される。
【0026】分割ミラーMのポリゴンミラー3により反
射されたレーザ走査光L2 が最初に照射する部分に光セ
ンサSL が設けられていて、光センサSL によりレーザ
走査光L2 を検出することにより走査の開始を検出でき
る。また、ポリゴンミラー3を回転させるモータ4には
ポリゴンミラー3の回転を検出するための回転センサ2
3が設けられていて、ポリゴンミラー3の回転を検出で
きる。回転センサ23はポリゴンミラー23又はモータ
4の1回転に所定数のパルスを発生する。
【0027】このため、光センサSL によりレーザ走査
光L2 を検出し、光センサSL によりレーザ走査光L2
を検出してからの回転センサ23に発生するパルス数を
カウントすることによりレーザ走査光L2 の走査位置を
検出することができ、レーザビームB1 、B2 、B3 の
どのレーザビームにより走査されたかを検出できる。図
1に戻って説明を続ける。
【0028】バーコードリーダ1から照射されたレーザ
走査光L2 (B1 、B2 、B3 )は外部で商品6等に貼
付されたバーコード6に照射される。バーコード6はレ
ーザ走査光L2 を反射する部分と吸収する部分(反射率
が低い部分)とがUPC(UNIVERSAL PRODUCT CODE;万
国製品コード)、EAN(EUROPEAN ARTICLE CODE ;ヨ
ーロッパ製品コード)、JAN(JAPAN ARTICLE NUMBER
(CODE) ;日本共通商品(コード))等で規格化された
所定の配置で配列された構成とされている。
【0029】バーコード6に照射されたレーザ走査光L
2 はバーコード6で反射される。バーコード6で反射さ
れた反射光L3 は、読取窓5を介してフォトダイオード
(PD)8に入射される。PD8は反射光L3 に応じて
光電流を発生する。PD8で反射光L3 により発生した
光電流はアンプ9に供給される。アンプ9は反射光L3
に応じた光電流を増幅する。
【0030】アンプ9で増幅された反射光L3 に応じた
信号は、アナログ/ディジタル(A/D)変換器10に
供給される。A/D変換器10は、アンプ9から供給さ
れる反射光L3 に応じた信号レベルを基準レベルと比較
して、信号レベルが基準レベルより大きいときにハイレ
ベルとなり、信号レベルが基準レベルより小さいときに
ローレベルとなるパルスに変換して、バー幅カウンタ1
1に供給する。バー幅カウンタ11にはA/D変換器1
0から反射光L3 に応じたパルスが供給されると共に、
クロック発生回路12からクロックが供給される。
【0031】バー幅カウンタ11は、A/D変換器10
から供給される反射光L3 に応じたパルスのローレベル
及びハイレベルのパルス幅をクロック発生回路12から
供給されるクロックによりカウントして、ローレベルの
パルス幅に応じたカウント値及びハイレベルのパルス幅
に応じたカウント値を測定する。バー幅カウンタ11で
測定されたカウント値はダイレクトメモリアクセス制御
回路(DMAC;DIRECT MEMORY ACCESS CONNTROLLER)
13を介してRAM(RANDOM ACCESS MEMORY)に格納さ
れる。
【0032】RAM14はバス15を介してCPU16
に接続されている。RAM14に格納された読み取った
バーコード6のパターンに応じたカウント値はCPU1
6に供給される。CPU16では後述するようなコード
を認識するための認識処理を行う。CPU16で認識さ
れたコードはインタフェース回路17及びインタフェー
スケーブル18を介してPOSシステム19に供給され
る。
【0033】バス15にはRAM14、CPU16、イ
ンタフェース回路17の他に、タイマ20、不揮発性メ
モリ21、入出力ポート22が接続されており、CPU
16は後述するようにタイマ20、不揮発性メモリ2
1、入出力ポート22に供給される信号によりバーコー
ド6の認識を制御する。入出力ポート22にはポリゴン
ミラー3の回転位置を検出する回転センサ23、手持操
作を認識させるスイッチ24、認識動作の状態を表示す
る発光ダイオード(LED)25、コード認識の可否を
知らせるブザー26が接続され、CPU16による認識
制御動作に応じて制御される。
【0034】CPU16で制御される読取動作として
は、通常読取モードと静止検出読取モードとがある。通
常読取モードはRAM14に格納された復調データをそ
のまま読み取りデータとして認識し、インタフェース回
路17、インタフェースケーブル18を介してPOSシ
ステム19に送信するモードである。
【0035】また、静止検出読取モードはRAM14に
格納された復調データによりバーコードとの相対位置が
静止状態となったときの復調データを読み取りデータと
して認識する、すなわち、バーコードとバーコードリー
ダとが相対的に移動している場合には読み取ったデータ
を無効とするモードである。不揮発性メモリ21には、
静止検出読取モードを実施すべきデータが格納されてい
る。不揮発性メモリ21へのデータの格納は運用前にC
PU16をデータ書き込みモードに設定し、通常読取モ
ードでは静止検出読取モードを実施すべきデータのバー
コードを読み取ることにより格納される。このとき、デ
ータ書き込みモードへの移行は例えば、バーコードリー
ダに設けられたディップスイッチDSを切り替えること
により行われる。また、データ書き込みモードに移行す
るデータをバーコード化したモード移行用バーコードを
作成しておき、このモード移行用バーコードをバーコー
ドリーダに読み込ませることによりCPU16にデータ
書き込みモードへの移行を認識させ、データ書き込みモ
ードに移行させ、特定パターンデータを読み込ませる構
成とすることもできる。
【0036】また、運用前にPOSシステム19からイ
ンタフェースケーブル18、インタフェース回路17を
介して入力することもできる。なお、不揮発性メモリ2
1で構成することにより、電源などを切断した場合でも
特定パターンデータを保存できる。また、バーコードリ
ーダ1には、ディップスイッチDSが設けられいる。デ
ィップスイッチDSを切り替えることにより、バーコー
ドを読み取る読取モードと静止読取モードに移行するデ
ータを決定する特定データを不揮発性メモリ21に格納
する特定データ読取モードとの切り替えが行われる。図
4は、本発明の一実施形態によるバーコード読取の手順
を示したフローチャートである。
【0037】図4において、読取動作が開始されると、
まずある読み取られたバーコードが復調されたかどうか
が確認される(ステップ1:図中S1以下同様)。ステ
ップ1にてバーコードが復調されていないことが確認さ
れた場合には、再度ステップ1の動作を繰り返す。一
方、ステップ1においてバーコードが復調されたことが
確認された場合には、復調されたバーコードの直前のJ
0個のデータの長さの和(A0)を算出する(ステップ
2)。図4の場合には、J0=4とし、A0は4個のデ
ータの上述したカウント値の和であるものとする。
【0038】ここで、バーコード直前のデータの意味に
ついて説明する。バーコードの周囲には何も存在しない
わけではない。バーコードに隣接する部分には、それぞ
れの規格により定められたマージン部が設定されてい
る。このマージン部は通常白(反射率が相対的に高い
色)となっており、この幅は規格毎にその範囲が決めら
れている。また、バーコードが商品のパッケージなどに
印刷されている場合には、マージン部の外側に様々な模
様や文字が印刷されているであろう。
【0039】ステップ2で求めようとしているバーコー
ド直前のデータとは、このようなマージン部やマージン
部の外側の模様・文字・影などを指している。バーコー
ドリーダは、物品から反射した光量を閾値と比較し、そ
の比較結果(受光光量が閾値より大きいか、あるいは小
さいか)に応じてバーコードを構成するバーの白/黒を
判定している。この判断はバーコード周囲の印刷などの
場合にも行なわれているため、ステップ2ではこの結果
を用いて判断を行なうものである。
【0040】なお、バーコードの構成はその規格上決ま
った特定のものとなるため、バーコードデータとその他
のデータとの区別は容易にできる。ステップ2の判定に
続いて、ステップ3にてステップ1により復調されたバ
ーコードとは別のバーコードが復調されたかどうかが判
定される。ステップ3においてバーコードが復調されて
いると判定された場合には、続いて一回目に得られたバ
ーコード(ステップ1のもの)と、ステップ3において
復調されたバーコードとが同一読取走査内で得られたも
のかどうかが判定される(ステップ4)。図3に図示さ
れた通り、バーコードリーダには、多方向に複数本の走
査線を出射するものがある。このような装置において、
例えばバーコードメニューの読取に使用する走査線をビ
ームB1と予め決めておく。バーコード読取装置がどの
走査線を出射していのかは、ポリゴンミラーに設けられ
た回転センサに基づいて判断する事が可能である。
【0041】ステップ4における同一読取装置内とは、
図3の場合でいえばビームB1による読取を示す。つま
り、ステップ4では、ステップ3にて復調されたバーコ
ードが、ステップ1にて復調されたバーコードと同じ走
査線(B1)により走査されたか否かを判別しているの
である。ステップ4にて、同一読取走査内に得られたバ
ーコードデータではない場合には、再度ステップ3に戻
る。一方、ステップ4において同一読取走査内でステッ
プ3の復調バーコードデータが得られた場合には、次に
ステップ1において得られた復調データとステップ3で
得られた復調データとが同一の復調データであるか否か
が判定される(ステップ5)。仮に両者が同一復調デー
タではないと判定された場合には、ステップ1で復調さ
れた復調データとステップ3で復調された復調データと
は、別のバーコードを復調した結果得られたものという
ことになり、バーコードリーダとバーコードとが相対的
に移動していると判断することができる。この場合に
は、ステップ9に処理を移行する。
【0042】一方、ステップ5において両者が同一復調
データであると判定された場合には、ステップ3で復調
されたバーコードの直前J1個のデータ長の和A1を算
出する。ここではJ1はステップ2の場合と同様に四個
とし、A1は四個のデータのカウント値の和であるもの
とする。続いて、ステップ7においてA0とA1との比
較値S0が算出され、これが特定の条件を満たしている
かどうかが判定される。具体的には、 S0=0.9A1<=A0<=1.1A1 の関係をS0が満たしているかどうかを判定する。この
条件が満たされている場合には、バーコードリーダが静
止した状態でバーコードが読み取られたものと判定し、
読取OKとする。
【0043】一方、ステップ7の条件を満たしていない
場合には処理をステップ9に移行する。ここでステップ
3においてバーコードが復調されなかったと判定された
場合には、ステップ8においてバーコードラベル(特に
ステップ1で復調されたバーコード)がバーコードリー
ダの読取範囲内から退出したかどうかが判定される。こ
の判断は、例えば走査の結果得られるデータのパターン
が、バーコードの特徴を示すものであるか否かを見るこ
とで行なうことができる。バーコードが復調されていな
くても、バーコードらしきパターンを持った読取データ
が得られていれば、ステップ8ではバーコードラベルが
退出していないと判断する。そして、再びステップ3の
処理を実行する。
【0044】一方、ステップ8にてバーコードラベルが
退出したことが検出された場合、ステップ9において今
まで得られた記憶されているバーコードデータを全てク
リアして、次ラベルの読取に対処する。つまり、ステッ
プ9では、バーコードリーダが移動しているため、一番
目のバーコード上を通過し終わったという判断を行なっ
てるのである。ステップ9では、読取データは得られな
い。
【0045】これに対し、ステップ7における判断は、
読取が行なわれた結果バーコード直前の4個のデータの
カウント値が同一であったかどうかを判断するものであ
る。もしバーコードリーダが移動しているのであれば、
あるバーコードの直前J個のデータ長の和には変化が現
れるはずであり、ステップ7における判断はこれを逆に
とってステップ7の条件が満たされている場合には、バ
ーコードリーダがバーコードに対して相対的に停止した
状態である、と判断するものなのである。
【0046】なお、ステップ7の場合には読取上の誤差
などを考慮して、前後10%の誤差の存在は許容してい
るが、ここでの判断は A0=A1 を条件としてもよい。また、許容する誤差を更に大きく
してもよい。図5は、本発明のその他の実施形態による
バーコード読取処理の手順を示したフローチャートであ
る。
【0047】読取開始に応じて、ステップ1においてバ
ーコードが復調されたか否かが判断された後、ステップ
2においてk=0をセットする。続いて、復調されたバ
ーコード直前のJ0個(例えば4個)のデータのカウン
ト値の和(Ak)を算出する。この処理は、図4におけ
る処理と同じものである。続いて、ステップ4において
次のバーコードが復調されたか否かが判定される。バー
コードが復調されたものと判定された場合には、前回
(ステップ1)と同一の読取走査内(同じ種類の走査線
など)でステップ4の復調データが得られたのかどうか
が判定される(ステップ5)。ステップ5において前回
とは異なる走査内で得られたと判定された場合には、再
びステップ4の処理を実行する。
【0048】一方、ステップ5において同一走査内で復
調データが得られたと判定された場合には、前回(ステ
ップ1)と同一の復調データが得られたのかどうかが判
定される(ステップ6)。同一復調データが得られなか
った場合には、処理はステップ12に移行する。ステッ
プ6によって同一復調データが得られたと判定された場
合には、次にステップ4により復調されたバーコードの
直前のデータJ1個(例えば4個)のカウント値の和
(Ak+1)が算出される(ステップ7)。続いて、A
kとAk+1との対応を示すS1が算出され(ステップ
8)、Ak+1とAkとが特定な関係にあるかどうかが
判定される。ここで、 S1=0.9Ak+1<=Ak<=1.1Ak+1 とする。S1がこの条件を満たしていない場合には、バ
ーコードリーダがバーコードに対して相対的に移動して
いるものと判定し、ステップ12に処理を移行する。ま
た、S1がこの条件を満たすものである場合、ステップ
8においてk=k+1にセットされ、ステップ9におい
てk=5を満たすかどうかが判定される。ステップ9の
条件が満たされる場合、つまりステップ4〜ステップ8
の処理が5回完了した場合には、読取OKと判断する。
【0049】一方、ステップ10でkが5に達していな
かった場合には、再度ステップ4以降の処理を繰り返
す。図5に図示された実施形態と図4に図示された実施
形態とを比較すると、図4の場合には一回バーコード直
前のデータ長の和が特定条件を満たした場合に読取OK
とするのに対し、図5の場合には計5個のデータ長の和
が特定条件を満たす必要がある。つまり、図5の方がバ
ーコード読取OKとなるまでの条件が厳しくなってお
り、逆に言えば図5の実施形態で読取OKとなった方
が、データの信頼性は高いことになる。
【0050】なお、ステップ8におけるAkは、それま
で得られているカウント値の和A0〜Akの何れのデー
タを適用してもよい。ただし、比較の条件を一定にする
ならば、Akはある特定のデータ長の和に固定すべきで
ある。ステップ8の処理を行なう度にAkをいれかえて
いたのでは、その分誤差が伝搬して得られたバーコード
データの信頼性は低くなってしまう。
【0051】また、ステップ8の条件を満たさなかった
場合には、ステップ12に処理を移行し、バーコードリ
ーダとバーコードとが相対的に移動しているものと判断
される。図6は本発明のその他の実施形態であり、図4
に図示された実施形態の一変形例である。つまり、図4
の場合には復調された直前のデータのカウント値を算出
していたのに対し、図6の場合には復調されたバーコー
ドの直後のデータのカウント値を算出するようにしたも
のである。
【0052】図6において、読取動作が開始されると、
まずある読み取られたバーコードが復調されたかどうか
が確認される(ステップ1)。ステップ1にてバーコー
ドが復調されていないことが確認された場合には、再度
ステップ1の動作を繰り返す。一方、ステップ1におい
てバーコードが復調されたことが確認された場合には、
復調されたバーコードの直後のL0個のデータの長さの
和(B0)を算出する(ステップ2)。図4の場合に
は、L0=4とし、B0は4個のデータのカウント値の
和であるものとする。
【0053】ステップ2の判定に続いて、ステップ3に
て再度バーコードが復調されたかどうかが判定される。
ステップ3においてバーコードが復調されていると判定
された場合には、続いて一回目に得られたバーコード
(ステップ1のもの)と、ステップ3において復調され
たバーコードとが同一読取走査内で得られたものかどう
かが判定される。同一読取走査時に得られたバーコード
データではない場合には、再度ステップ3に戻る。一
方、ステップ4において同一読取走査内でステップ3の
復調バーコードデータが得られた場合には、次にステッ
プ1において得られた復調データとステップ3で得られ
た復調データとが同一の復調データであるか否かが判定
される(ステップ5)。仮に両者が同一復調データでは
ないと判定された場合には、ステップ1で復調された復
調データとステップ3で復調された復調データとは、別
のバーコードを復調した結果得られたものということに
なる。この場合には、ステップ9に処理を移行する。
【0054】一方、ステップ5において両者が同一復調
データであると判定された場合には、ステップ3で復調
されたバーコードの直後L1個のデータ長の和B1を算
出する。ここではL1はステップ2の場合と同様に四個
とし、B1は四個のデータのカウント値の和であるもの
とする。続いて、ステップ7においてB0とB1との比
較値R0が算出され、これが特定の条件を満たしている
かどうかが判定される。具体的には、 R0=0.9B1<=B0<=1.1B1 の関係をR0が満たしているかどうかを判定する。この
条件が満たされている場合には、バーコードリーダが静
止した状態でバーコードが読み取られたものと判定し、
読取OKとする。
【0055】一方、ステップ7の条件を満たしていない
場合には処理をステップ9に移行する。ここでステップ
3においてバーコードが復調されなかったと判定された
場合には、ステップ8においてバーコードラベルがバー
コードリーダの読取範囲内から退出したかどうかが判定
される。この判断は、例えば走査の結果得られるデータ
のパターンが、バーコードの特徴を示すものであるか否
かを見ることで行なうことができる。バーコードが復調
されていなくても、バーコードらしきパターンを持った
読取データが得られていれば、ステップ8ではバーコー
ドラベルが退出していないと判断する。そして、再びス
テップ3の処理を実行する。
【0056】一方、ステップ8にてバーコードラベルが
退出したことが検出された場合、ステップ9において今
まで得られたバーコードデータを全てクリアして、次ラ
ベルの読取に対処する。つまり、ステップ9では、バー
コードリーダが移動しているため、一番目のバーコード
上を通過し終わったという判断を行なってるのである。
【0057】なお、ステップ7の場合には読取上の誤差
などを考慮して、前後10%の誤差の存在は許容してい
るが、ここでの判断は B0=B1 を条件としてもよい。また、許容する誤差を更に大きく
してもよい。
【0058】図7は、本発明の更に他の実施形態による
処理を示すフローチャートであり、図5に図示された実
施形態の一変形例を示すものである。つまり、図5の場
合には復調されたバーコード直前のデータのカウント値
の和を算出しているのに対して、図7の場合には復調さ
れたバーコードの直後のデータのカウント値の和を算出
している。
【0059】読取開始に応じて、ステップ1においてバ
ーコードが復調されたか否かが判断された後、ステップ
2においてk=0をセットする。続いて、復調されたバ
ーコード直後のL0個(例えば4個)のデータのカウン
ト値の和(Bk)を算出する。続いて、ステップ4にお
いて次のバーコードが復調されたか否かが判定される。
バーコードが復調されたものと判定された場合には、前
回(ステップ1)と同一の読取走査内でステップ4の復
調データが得られたのかどうかが判定される(ステップ
5)。ステップ5において前回とは異なる走査線で得ら
れたと判定された場合には、再びステップ4の処理を実
行する。
【0060】一方、ステップ5において同一走査内で復
調データが得られたと判定された場合には、前回(ステ
ップ1)と同一の復調データが得られたのかどうかが判
定される(ステップ6)。同一復調データが得られなか
った場合には、処理はステップ12に移行する。ステッ
プ6によって同一復調データが得られたと判定された場
合には、次にステップ4により復調されたバーコードの
直後のデータL1個(例えば4個)のカウント値の和
(Bk+1)が算出される(ステップ7)。続いて、B
kとBk+1との対応を示すR1が算出され(ステップ
8)、Bk+1とBkとが特定な関係にあるかどうかが
判定される。ここで、 R1=0.9Bk+1<=Bk<=1.1Bk+1 とする。R1がこの条件を満たしていない場合には、バ
ーコードリーダがバーコードに対して相対的に移動して
いるものと判定し、ステップ12に処理を移行する。ま
た、R1がこの条件を満たすものである場合、ステップ
8においてk=k+1にセットされ、ステップ9におい
てk=5を満たすかどうかが判定される。ステップ9の
条件が満たされる場合、つまりステップ4〜ステップ8
の処理が5回完了した場合には、読取OKと判断する。
【0061】一方、ステップ10でkが5に達していな
かった場合には、再度ステップ4以降の処理を繰り返
す。なお、ステップ8におけるBkは、それまで得られ
ているカウント値の和B0〜Bkの何れのデータを適用
してもよい。ただし、比較の条件を一定にするならば、
Bkはある特定のデータ長の和に固定すべきである。ス
テップ8の処理を行なう度にBkをいれかえていたので
は、その分誤差が伝搬して得られたバーコードデータの
信頼性は低くなってしまう。
【0062】また、ステップ8の条件を満たさなかった
場合には、ステップ12に処理を移行し、バーコードリ
ーダとバーコードとが相対的に移動しているものと判断
される。図8は本発明の更に他の実施形態によるバーコ
ード読取処理を示したフローチャートである。図8の実
施形態は、図4に図示された実施形態と、図6に図示さ
れた実施形態とを組み合わせたような形となっている。
つまり、更にバーコード読取の信頼性を向上させるため
に、図8の場合には復調された前後のデータのデータ長
をそれぞれ算出し、その結果に基づいてバーコードリー
ダとバーコードとが相対的に移動しているか否かを判定
するというものである。図8において、バーコード読取
操作が開始されると、まずバーコードが復調されたか否
かが判定される(ステップ1)。バーコードが復調され
たと判定されるまで、ステップ1の処理は繰り返され
る。
【0063】続いて、復調されたバーコード直前のJ1
個(例えば4個)のデータのカウント値の和(A0)が
算出される(ステップ2)。同様に、復調されたバーコ
ード直後L0個(例えば四個)のデータのカウント値の
和(B0)が算出される(ステップ3)。ステップ3の
処理が終了すると、続いて次にバーコードが復調された
がどうかが判定される(ステップ4)。ステップ4にお
いてバーコードが復調されていないと判定された場合に
は、ステップ11においてバーコードラベルが走査範囲
から退出したことが検出されたかどうかが判定され、退
出が検出されたときにはバーコードリーダがバーコード
に対して相対的に移動しているものとして、ステップ1
2において今まで得られたデータを全てクリアして、次
のラベル読取に対処できるようにする。
【0064】一方、ステップ4においてバーコードが復
調されたことが検出された場合、次にこの復調データが
ステップ1で得られた復調データと同一読取走査内で得
られたかどうかが判定される。ステップ5でこれらの復
調データが同一走査内で得られたものではないと判定さ
れた場合には、ステップ4の処理に戻る。ステップ5に
おいて、ステップ4で得られた復調データとステップ1
で得られた復調データとが同一走査内で得られたもので
あると判定された場合には、次にステップ4において得
られた復調データがステップ1で得られた復調データと
同一の復調データであるかどうかが判定される(ステッ
プ6)。ステップ6にて同一復調データではないと判定
された場合には、処理をステップ12に移行する。一
方、同一復調データが得られたと判定された場合には、
ステップ4にて得られた復調バーコードデータ直前のJ
1個(四個)のデータのカウント値の和(A1)および
復調バーコードデータ直後のL1個(四個)のデータの
カウント値の和(B1)が算出される(ステップ7、ス
テップ8)。
【0065】続いて、A0とA1との値の比較が行なわ
れる。つまり、 S0=0.9<=A0<−1.1A1 の条件が満たされているかどうかが判定される(ステッ
プ9)。この条件を満たしていない場合には、バーコー
ドリーダとバーコードとが相対的に移動しているものと
判断して、ステップ12に処理を移行する。
【0066】ステップ9による条件が満たされている場
合には、続いてステップ10においてB1とB0との関
係が比較される。つまり R0=0.9B1<=B0<=1.1B1 の条件が満たされているか否かが判定される。この条件
が満たされていない場合には、ステップ12に処理が移
行する。また、ステップ10の条件が満たされている場
合には、バーコードリーダとバーコードとが相対的に停
止しているものと判断し、読取をOKとする。
【0067】このように、図8の実施形態によれば、バ
ーコードの直前及び直後のデータのカウント値が特定条
件を満たしているかどうかを判定しているため、バーコ
ードリーダとバーコードとが相対的に停止しているかど
うかを判定するための条件が二重化されている。従っ
て、図8の実施形態の結果得られたバーコードデータは
その信頼性が差に高いものとなっている。
【0068】なお、ステップ7〜ステップ10なとの順
序は図8の通り出なくても差し支えはない。例えば、ス
テップ7の後にステップ9を実行した場合、ステップ9
の条件が満たされなければステップ8の処理をスキップ
することも可能となる。全体の処理の順序は、適宜変更
が可能である。図9に図示されたフローチャートは、本
発明の他の実施形態によるバーコード読取手順を示した
ものであり、言わば図5と図7の実施形態を組み合わせ
たものとなっている。
【0069】図9において、バーコード読取操作が開始
されると、ステップ1においてバーコードが復調された
か否かが判定される。バーコードが復調された場合に
は、ステップ2においてk=0がセットされる。続い
て、復調されたバーコードの直前のJ1個(例:四個)
のデータのカウント値の和(Ak)が算出され(ステッ
プ3)、同様に復調されたバーコードの直後のL個
(例:4個)のデータのカウント値の和(Bk)が算出
される(ステップ4)。
【0070】続いて、更にバーコードが復調されたか否
かが判定される(ステップ5)。バーコードが復調され
なかった場合には、ステップ14においてバーコードラ
ベルが走査範囲から退出したか否かが検出され、退出が
検出されなかった場合にはステップ5に再び戻る。ま
た、ステップ14においてバーコードラベルの退出が検
出された場合は、バーコードリーダとバーコードラベル
とが相対的に移動しているものは判断することができる
ため、ステップ15においてそれまで得られたデータを
全てクリアし、次ラベル読取に対処できるようにする。
【0071】ステップ5においてバーコードが復調され
たと判定された場合には、ステップ1での復調と同一走
査内で復調されたものかどうかが判定される。ここで同
一走査内で復調されたものではないと判定された場合に
は、ステップ5に処理を戻す。これに対し、ステップ6
で同一走査内で得られたと判断された場合には、続いて
ステップ1による復調データとステップ5による復調デ
ータとが同一復調データであるか否かが判定される(ス
テップ7)。仮に同一復調データではないと判断された
場合には、ステップ15に処理を移行し、バーコードリ
ーダとバーコードとが相対的に移動しているものと判断
する。
【0072】また、ステップ7において、同一復調デー
タが得られたものと判断された場合には、ステップ5で
得られたバーコード直前のJ0個(例:4個)のデータ
のカウント値の和Ak+1を算出し(ステップ8)、同
様にバーコード直後のL1個(例:四個)のデータのカ
ウント値の和Bk+1を算出する(ステップ9)。これ
らに続き、ステップ10においてAkとAk+1との対
比が S1=0.9Ak+1<=Ak<=1.1Ak+1 の条件を満たすか否かにより判定される。この条件が満
たされない場合には、ステップ15に処理が移行する。
【0073】ステップ10の条件が満たされる場合に
は、続いてステップ11においてBkとBk+1との関
係が R1=0.1Bk+1<=Bk<=1.1Bk+1 の条件を満たすか否かが判定される。この条件を満たさ
ない場合には、処理はステップ15に移行する。
【0074】ステップ11の条件が満たされる場合に
は、次にステップ12でk=k+1にセットした後、ス
テップ13でk=5か否かが判定される。ステップ13
の条件を満たすとき、つまりバーコード前後のカウント
値のチェックが5回条件を満たした場合には、バーコー
ドリーダとバーコードとが相対的に停止しているものと
判定して、読取OKとする。これに対し、kが5に満た
ない場合には、ステップ5に処理を戻し、再びバーコー
ド前後のデータのカウント値チェックが行なわれる。
【0075】図21は図9に図示された実施形態の変形
例である。図19の場合には、ステップ8、ステップ9
にてまずステップ5で復調されたバーコードの直前・直
後のデータの和を算出している。バーコードの復調処理
は処理工程が多く、読取処理の時間を少しでも短縮する
ためには、省略できる処理は可能な限り省くことが望ま
しい。そのため、図21の実施形態では、図9のステッ
プ8〜ステップ11の順序を変えている。
【0076】図21では、前回と同一復調データが得ら
れた場合には、まずバーコード直後に存在するデータ4
個のカウント値の和を算出する。続いて、カウント値K
が0ではないか否かを判定する。カウント値Kが0の場
合には、始めに復調されたバーコードの前後のデータの
カウント値の和と、後に復調されたバーコードの前後の
データのカウント値の和との比較はまだ行なわれていな
い状態である。このような場合には、後に復調されたバ
ーコードの直前のデータのカウント値の和は算出せず、
始めに復調されたバーコードの直後のデータのカウント
値の和と、後に復調されたバーコードの直後のデータの
カウント値の和とを比較するだけとする。
【0077】一方、カウント値Kが0ではない場合に
は、既に一回はバーコードの直後のデータのカウント値
が一致していることが確認済となった状態である。この
ような場合には、Kが0であるか否かの判定に続いて、
後から復調されたバーコードの直前にある4個のデータ
のカウント値の和を算出し、先に復調されたバーコード
の直前にある4個のデータのカウント値の和との大小の
比較を行なう。
【0078】図22は図21の変形例であり、後から復
調されたバーコードの直前データのカウント値の和の算
出と直後データのカウント値の和の算出との順序が逆に
なっている。図10は、本発明のその他の実施形態によ
るバーコード読取方法の手順の要部を示す図面である。
【0079】バーコード読取が開始されると、ステップ
1においてまずバーコードが復調されたか否かが判定さ
れる。続いて、ステップ2において、決められた走査範
囲内でバーコード直前のバー・スペースの個数Uを算出
する。ここで、バーとはバーコードの黒い部分を、スペ
ースとはバーコードの白い部分をそれぞれ示している。
この走査範囲は、ステップ1により復調されたバーコー
ドを走査した走査線による走査範囲とする。
【0080】バーコードリーダでは、図1に図示された
モータセンサなどによりバーコードリーダから出射され
る走査光がどの範囲を走査しているのかを把握すること
ができる。特に、複数本の走査光が出射される場合に
は、どの走査線が出射されており、その走査線がどの辺
りを走査しているのかを把握することが可能である。逆
に言えば、ステップ2のようにある走査範囲を決めるこ
とも可能となる。つまり、走査線がこの決められた走査
範囲内を走査しているかどうかは、前述のように容易に
把握が可能だからである。
【0081】続いて、ステップ3においてステップ2に
より算出されたUが予め定められた値C(図の場合C=
3)以下であるか否かを判定する。ステップ3の結果、
UがCを越える場合には、再びステップ1に処理を戻
す。一方、ステップ3においてUがC以下であると判定
された場合には、読取をOKとする。図11は、その他
の実施形態を示すフローチャートであり、図10の処理
を適用した処理を図示している。
【0082】図11のステップ1〜ステップ3は、図1
0に図示された処理と同一である。そして、ステップ3
に続いてステップ4においてカウント値I=1をセット
する。続いて、ステップ1において復調されたバーコー
ドとは別に、バーコードが復調されたか否かが判定され
る(ステップ5)。ステップ5においてバーコードが復
調されていないと判定された場合には、バーコードラベ
ルがバーコード読取装置の読取範囲から退出したか否か
が判定される(ステップ12)。このバーコードは、特
にステップ1で復調されたバーコードと同一である可能
性があるものと考えればよい。
【0083】ステップ12においてバーコードラベルが
退出していないと判定された場合には、ステップ5に再
び処理を戻す。この状態は、バーコードを何らかの形で
(例えば復調処理上の誤り等)復調することができなか
ったものの、ステップ1において復調されたバーコード
と思われるバーコードが読取範囲内に存在する状態であ
ると考えることができる。従って、この場合にはバーコ
ードリーダはバーコードに対して相対的に移動していな
いと見なす。
【0084】一方、ステップ12においてバーコードラ
ベルが退出したと判定された場合には、バーコードリー
ダとバーコードとが相対的に移動した結果であると判断
し、ステップ13において今まで記憶された復調データ
を全てクリアし、次ラベルの読取に対処するために処理
をステップ1に戻す。これに対し、ステップ5において
バーコードが復調されたと判定された場合には、一回目
(ステップ1)により復調されたバーコードと同一走査
内(例えば同一位置を走査する走査線)により走査され
たか否かが判定される。これは、バーコードメニューの
読取時には特定の走査線により走査することを読取の条
件とする場合に有効な方法である。同一走査内に走査さ
れたものでない場合には、バーコードメニューの読取条
件を満たしていないため、処理をステップ5に戻す。
【0085】ステップ6により同一走査内にバーコード
が走査されたと判定された場合には、続いてステップ5
により得られた復調データが一回目、つまりステップ1
により得られた復調データと同一の復調データであるか
否かが判定される(ステップ7)。これは、単純に両者
の内容を比較して判定すればよい。ステップ7の結果、
両者が同一復調データではない場合には、ステップ1で
復調されたバーコードはステップ3で復調されたバーコ
ードとは別個のバーコードであることになる。そのた
め、この場合にはバーコードリーダがバーコードに対し
て相対的に移動しているものと判断し、ステップ13に
処理を移行する。
【0086】一方、ステップ7において同一復調データ
であると判定された場合には、続いて決められた走査の
範囲内でのバーコード直前のバー・スペース個数を算出
する(ステップ8)。これは、ステップ2の処理と同様
のことを行なっている。次に、ステップ9において、ス
テップ8で算出された個数Uを予め定められた値D(例
えば3)と比較し、UがD以下であるか否かを判定する
(ステップ9)。UがDを越える場合には、処理をステ
ップ13に移行する。
【0087】一方、UがD以下である場合には、続いて
I=I+1の処理を行い、カウント値を1だけカウント
アップし(ステップ10)、ステップ11においてI=
4となったか否かを判定する。I=4となった場合に
は、Uが3以下である復調データが連続して4個以上得
られたことを意味する。従って、この場合にはバーコー
ドリーダとバーコードとが相対的に移動していないもの
と判断し、読取OKと判断する。これに対し、Iが4に
満たない場合には、Uが3以下である復調データが3個
以下であるため、バーコードリーダとバーコードとの状
態を判断するにはデータ数が不十分であると判断し、ス
テップ5以降の処理を再度実行する。図12、図13は
言わば図10、図11に図示された実施形態の変形例と
言える形態である。図12は図10に、図13は図11
に、それぞれ対応している。両者の相違点は、図10、
11のものがバーコード直前のバー・スペースの個数U
を算出し、これを値Cと比較していたのに対し、図1
2、13のものはバーコード直後のバー・スペースの個
数を算出し、これを予め定められた値E、F(実質同
じ)と比較するものである。
【0088】両者の効果は、ほぼ同じものであると考え
てよい。図14は、図10に示された実施形態と、図1
2に示された実施形態と組み合わせたものである。つま
り、図10、図12に図示された実施形態では、バーコ
ードの直前あるいは直後の一方のバー・スペースの個数
しか見ていない。バーコードリーダとバーコードとの相
対的な移動は、一方向のみに限定されるわけではなく、
バーコードリーダはバーコードに対して二次元的に移動
するため、バーコードリーダの移動を判別するためには
若干不十分な点がある。
【0089】図14に図示された実施形態は、このよう
な問題点を解決することができるものである。つまり、
図14の場合にはバーコードの両側についてバー・スペ
ースの個数を見ているため、バーコードリーダとバーコ
ードとが相対的に移動した場合、少なくとも片側のバー
・スペース個数が増えると考えるならば,バーコードリ
ーダの移動を判別することができるはずである。図1
0、図12の場合には、バー・スペースの個数を見てい
ない側のバー・スペース個数に変化があったとしても、
判別ができない。
【0090】図14の場合には、ステップ1でバーコー
ドが復調されたことが確認された後に、ステップ2で決
められた走査範囲内に存在する、復調されたバーコード
直前のバー・スペースの個数Uを算出する。続いて、ス
テップ3において予め定めされた数値C(例えば3)と
Uとを比較する。個数Uが数値Cを越える場合には、バ
ーコード読取の条件を満たしていないと判断し、ステッ
プ1の処理を繰り返す。
【0091】一方、個数Uが数値C以下であると判定さ
れた場合には、ステップ4にて決められた走査範囲内で
バーコード直後のバー・スペース個数を算出する。続い
て、ステップ5においてこれも予め定められた数値E
(例えば3)と個数Uとを比較し、その大小関係を調べ
る。個数Uが数値E以下である場合には、読取OKと判
断し、読取処理を終了する。一方、個数Uが数値Eを越
える場合には、読取条件を満たしていないものと判断
し、再びステップ1以降の処理を繰り返す。
【0092】なお、ステップ2〜ステップ5の処理の順
序は、適宜入替えが可能である。図15は、図14に図
示された実施形態の変形例である。図15において、読
取処理が開始され、バーコードが復調される(ステップ
1)と、決められた走査範囲内で復調されたバーコード
の直前に存在するバー・スペースの個数を算出する(ス
テップ2)。次に、ステップ2にて求められた個数U
と、予め決められた数値D(例:3)とを比較し、その
大小関係を判定する(ステップ3)。
【0093】ステップ3において、UがD(3)を越え
る場合には、ステップ1以降の処理を再度繰り返す。一
方、UがD以下であると判定された場合には、ステップ
4において、予め決められた走査範囲内で復調されたバ
ーコードの直後に存在するバー・スペースの個数を算出
する。その後、算出された個数Uと予め決められた数値
Fとの大小関係が比較される(ステップ5)。Fは例え
ば3とする。
【0094】ステップ5においてUがFを越えると判定
された場合には、ステップ1の処理に再び戻る。一方、
UがF以下であると判定された場合には、カウント値i
に1をセットする(ステップ6)。ステップ6の後、ス
テップ7にてバーコードが復調されたか否かが判定され
る。これは、ステップ1による復調データとは別のもの
が得られたか否かを判定するものである。ステップ7に
てバーコードが復調されていないと判定された場合に
は、ステップ12においてバーコードラベルが走査範囲
内から退出したか否かが検出される。バーコードラベル
が退出していない場合には、ステップ7に処理を戻す。
【0095】一方,ステップ12においてバーコードラ
ベルが走査範囲を退出したと判断された場合には、バー
コードリーダがバーコードに対して相対的に移動してい
るものと判断し、ステップ13にて今まで記憶している
復調データを全てクリアする。そして、ステップ1に処
理を戻す。ステップ7においてバーコードが復調された
と判断された場合、前回にバーコードが復調された走査
線と同一の走査線により、ステップ7にて復調されたバ
ーコードが走査されたか否かが判別される(ステップ
8)。同一走査内で走査されていないと判断された場合
には、再びステップ7の処理を繰り返す。
【0096】これに対し、ステップ8にて同一走査線に
よりステップ7にて復調されたバーコードが走査された
と判断された場合には、続いてステップ9にて前回復調
されたバーコードデータと同一の復調データが得られた
のか否かが判定される。ステップ7にて得られた復調デ
ータが前回得られた復調データと異なる場合には、バー
コードリーダがバーコードに対して相対的に移動してい
るものと判断し、ステップ13に処理を移行する。
【0097】一方、ステップ9にて前回と今回の復調デ
ータが同一復調データであると判断された場合には、ス
テップ10にて決められた走査範囲内で、ステップ7に
て復調されたバーコード直前のバー・スペースの個数U
を算出する。続いて、予め定められた数値D(例:3)
とステップ10により算出された個数Uとの大小関係を
比較する。これはステップ3の処理と同様の処理であ
る。ステップ11において、Uが3を越えると判断され
た場合には、ステップ13に処理を移行する。一方、U
が3以下であると判断された場合には、ステップ14に
おいて、ステップ7で復調されたバーコートの直後(決
められた走査範囲内)に存在するバー・スペースの個数
を算出する。そして、ステップ15にて、数値Fと個数
Uとの大小関係が比較される。
【0098】UがFを越える場合には、処理はステップ
13に移行する。一方、UがF以下であると判断された
場合には、ステップ16にてIを1だけカウントアップ
する。次に、ステップ17にてIが4に達したか否かが
判定される。Iが4に達したということは、その直後・
直前のバー・スペース個数が所定値以下であるバーコー
ド復調データが、4個連続して得れたことを意味する。
この場合には、バーコードリーダがバーコードに対して
相対的に移動していないことを判断するに充分なデータ
が得られたものとして、読取をOKとする。一方、Iが
4に満たない場合には、バーコードリーダの移動状態を
判定するための判断材料が少ないものとして、ステップ
7以降の処理を繰り返す。
【0099】このように多数個のデータを得ることによ
り、図14の場合と比較してバーコードリーダとバーコ
ードとの相対的な移動状態(特に停止状態)の判別結果
の信頼性をより向上することが可能となる。図16は図
15に図示された実施形態を更に変形させたものであ
る。図16の場合には、始めに復調されたバーコードに
ついてはその直前・直後に存在するバー・スペースの個
数を算出するが、2回目以降に得られる復調データにつ
いてはその直後に存在するバー・スペースの個数を算出
するだけである。同様に、図23は2回目以降に得られ
た復調データの直前に存在するバー・スペースの個数を
算出するというものである。
【0100】図17は、本発明の他の実施形態を示した
フローチャートを図示するものである。この実施形態の
場合には、前提として2種類のビームパターンA、Bを
出射するバーコードリーダを用いている。ここで例を上
げると、ビームパターンAは例えばバーコードリーダを
定置式装置として用いた場合に適したパターンであり、
読取窓から多方向の走査線を有するパターンが出射され
るものである。ここでは、多方向の走査パターンは互い
に交叉しているものが望ましい。一方、ビームパターン
はバーコードメニューなどを読み取るのに適したビーム
パターンであり、例えば読取窓から出射されるパターン
には一方向に走査される走査線が一本のみ、あるいはこ
れに平行な走査線が含まれる場合である。
【0101】通常のバーコード読取時には、バーコード
リーダはビームパターンAを出射するものとする。この
場合、バーコードリーダを動作させると、まずビームパ
ターンAがセットされ(ステップ1)、前述のビームパ
ターンAがバーコードリーダの読取窓から出射される。
ここで、バーコードリーダにはビームパターンを切り換
えるための押釦が備えられている。この押釦は、例えば
図2の23のように、バーコードリーダを把持した手の
指で操作しやすい位置に設けられる。
【0102】バーコードメニュー上のバーコード読取を
オペレータが希望する場合には、この押釦を押下する。
これに対処するために、バーコードリーダは押釦が押下
ささたかどうかを監視している(ステップ2)。ステッ
プ2において押釦が押下されていない場合には、ステッ
プ7にてバーコードの復調が完了したか否かが判定され
る。バーコード復調が完了していない場合には、再度ス
テップ2の監視を行なう。また、バーコードの復調が完
了している場合には、復調データを外部に送信する(ス
テップ8)。このループの場合には、バーコードリーダ
とバーコードとが相対的に停止している必要はないた
め、バーコードリーダの移動状態の判定は行なわない。
【0103】次に、ステップ2において押釦が押下され
たと判別された場合には、ステップ3にてビームパター
ンがBに切り換えられ、読取窓からは一方向のみの走査
線が出射される。続いて、バーコードの復調が完了した
か否かがステップ4において判別される。バーコード復
調が完了した場合には、ステップ9において外部に復調
データが送信される。
【0104】一方、バーコードが復調されない場合、あ
るいはステップ9の後に、ステップ5において押釦が開
放されたか否かが判定される。押釦が開放されてない場
合には、再度ステップ4の監視を実行する。これに対し
て、ステップ5で押釦が開放されたと判断された場合に
は、ステップ6にて1秒が経過したか否かが判定され
る。1秒が経過した場合には、ステップ1に戻りビーム
パターンをAに切り換える。一方押釦が開放された後に
1秒が経過していない場合には、ステップ6の監視を繰
り返す。
【0105】ここで、ビームパターンBを出射する場合
には特にバーコードメニューを読み取ることが念頭に置
かれているため、ステップ4におけるバーコード復調処
理ではバーコードリーダとバーコードとの相対的な移動
関係が調べられる。バーコードリーダがバーコードに対
して相対的に停止していると判断された場合には、バー
コードの読取動作が継続し、復調データが得られる。こ
れに対し、ステップ4の処理中にバーコードリーダとバ
ーコードとが相対的に移動していると判断された場合に
は、読取データは無効化される。なお、バーコードリー
ダの移動状態を判別するには、図16までに説明された
復調処理を適用すればよいが,これ以外の手段を用いて
も差し支えないのは当然である。
【0106】ステップ6の前の段階では、バーコードメ
ニュー読取に適した、一方向のみに走査されるビームパ
ターンBが出射されている。ここで、押釦を開放するこ
とにより即時にビームパターンAに切り換えると、ビー
ムパターンAによりバーコードメニューが走査されてし
まうという問題が生じる。ビームパターンAは、異なる
方向に多数本の走査線が出射されるものであり、読み取
る必要がないバーコードが走査されてしまう可能性があ
る。
【0107】そこで、本実施形態の場合にはステップ6
により、押釦が開放された後一定の時間だけはビームパ
ターンの切替えを行なわないようにして、上記の問題が
生じる恐れを防いでいる。特に、ステップ2の復調動作
の場合には、バーコードリーダとバーコードとの相対的
な移動関係に関わらずバーコードの復調・読取を有効と
しているため、バーコードリーダをバーコードメニュー
の上を通過させている際にビームパターンが切り替わっ
てしまうと、本来読み取られては困るバーコードが読み
取られてしまう恐れがある。従って、ビームパターンの
切替えを一定のタイミングだけずらすことは、実際の読
取動作上非常に有効な手段となる。
【0108】なお、ステップ6の期間は、オペレータは
既にバーコード読取動作を終えたものと認識しているた
め、この期間にバーコードが走査されたとしてもその読
取データを実質的に無効なものとし、ビームパターン切
替えの際に決められた時間だけはバーコードの読取を禁
止するようにする。これによって、オペレータが予期し
ていないバーコードの読取が行なわれてしまうことを防
止できる。図18は、本発明の更に他の実施形態を示し
たフローチャートを図示している。
【0109】図18の処理では、バーコード読取処理が
開始されるとまずカウント値Iに0がセットされる。こ
のカウント値Iは再起動回数を示す。続いて、ステップ
2においてタイマをスタートさせる。タイマにはT1な
る時間が設定されている。次に、ステップ3において、
始めに得られた復調データと同一の復調データが4個以
上得られたか否かが判定される。これは例えば図15な
どの処理が行なわれるものと考えてよい。
【0110】ステップ3において4個以上の同一復調デ
ータが得られた場合には、読取OKと判断されるため、
ステップ10にて復調データを外部に送信する。一方、
ステップ3にて同一データが3個以下である場合には、
ステップ4でT1タイマがタイムアウトしたか否か(時
間T1が経過したか否か)が監視される。時間T1が経
過して居なければ、再びステップ3の処理を行なう。
【0111】もしステップ4にて時間T1が経過したと
判断された場合には、バーコード読取動作を介してして
からそれまで、最初に復調された復調データと同一の復
調データが1個以上4個未満得られたか否かが判定され
る。この条件を満たさない場合は、例えばT1タイマア
ウト毎に1個宛の復調データしか得られていないケース
を考えることができる。このような場合には、ステップ
11にてカウント値Iに0をセットし、ステップ12に
てこれまでに(バーコード読取動作開始後)同一の復調
データが5個以上検出されているかどうかが判定される
(始めの復調データを含めて計六個)。ステップ12の
条件を満たす場合には、読取OKと判断して、外部に復
調データを送信する(ステップ13)。
【0112】また、ステップ5の条件を満たす場合に
は、少なくともT1が経過するまでに始めの復調データ
も含めて2個の同一復調データが得られており、ステッ
プ5の条件を満たさない場合よりも復調データ検出の条
件がよい。この場合、ステップ6にて1個以上4個未満
の復調データの全てが、それまでに検出されている復調
データ(始めの復調データ)と全て同一であるか否かが
判別される。この条件が満たされない場合には、再度ス
テップ1から処理を再開する。また、ステップ6の条件
が満たされる場合には、ステップ7にカウント値Iに1
を加える。そして、カウント値Iが3に達したかどうか
が判定される。Iが3に達している場合には、読取OK
と判定して、復調データを送信する。この場合は、S3
−S4の処理ループ中、始めの復調データも含めて2個
以上の同一復調データが得られたケースが3回連続して
発生したことを意味する。この場合、同一バーコードを
復調した可能性が高いと見なすことができるため、ルー
プ一回あたりの復調データ数が不足気味であっても読取
OKとしている。
【0113】一方、Iが3に満たない場合には、ステッ
プ2以降の処理を繰り返す。図18の処理の場合には、
T1経過期間中に得られた同一復調データの個数に応じ
て、読取OKとする条件を変えている。これは、復調デ
ータの信頼性を保つために必要となっている。例えば、
ステップ5の条件を満たさない場合には、時間T1経過
までに復調データが一つしか得られていないため、この
復調データの信頼性自体が低い。一方、ステップ5の条
件を満たす場合には、少なくとも2個以上の同一復調デ
ータが得られているため、この二つのデータは同じバー
コードを復調した結果得られたものと考えることがで
き、復調データの信頼性は高くなる。従って、前者と後
者とでは読取OKとするための条件は変える必要がある
であろう。
【0114】図18に図示された実施形態は、このよう
な要望に答えるためのものとなっている。図19は、本
発明のまた他の実施形態を示すフローチャートである。
図19で読取処理が開始されると、まずステップ1にて
バーコードが復調されたか否かが判定される。続いて、
ステップ2において復調されたバーコードを構成するバ
ーとスペースとの和Y0が算出される。これはモジュー
ル数ではなくカウント値として表される。
【0115】続いて、ステップ1の復調結果とは別にバ
ーコードが復調されたか否かが判別される(ステップ
3)。バーコード復調が検出されない場合には、ステッ
プ8で走査範囲内からのバーコードラベル退出の有無が
判別され、バーコードラベルが退出した場合にはそれま
で記憶された復調データのクリアなどの処理が実行され
る。
【0116】一方、ステップ3においてバーコード復調
が検出された場合には、ステップ4にてステップ3で復
調されたバーコードがステップ1にて復調されたバーコ
ードと同一走査内(同一走査線)で走査されたか否かが
判定される。両方の復調データが異なる(方向が異なる
等)走査線で走査された場合には、ステップ3に処理を
戻す。
【0117】ステップ4にて両者の復調データが同一走
査範囲で走査されたと判別された場合には、ステップ5
にて両者が同一復調データであるか否かが判定される。
両者が同一復調データではないと判断された場合には、
バーコードリーダとバーコードとが相対的に移動してい
るものと判断し、ステップ9に処理を移行する。ステッ
プ5にて、ステップ1による復調データとステップ3に
よる復調データとが同一復調データであると判断された
場合には、ステップ3により復調されたバーコードデー
タを構成するバー・スペースとの和Y1が算出される。
そして、ステップ7にてY0とY1との大小関係が判別
される。
【0118】バーコードリーダにより検出されるバーコ
ードの幅(絶対値)は、バーコードリーダとバーコード
との距離に依存する。つまり、バーコードリーダとバー
コードとの距離が短ければ検出されるバーコードは幅が
広いものとして検出され、距離が離れていればバーコー
ドは幅が短いものとして検出される。これを逆に利用す
れば、それぞれ前後のタイミングで復調されたバーコー
ドの幅を比較することで、バーコードリーダとバーコー
ドとが相対的に移動しているか否かが、特に両者の距離
という点で判別することができるようになる。
【0119】バーコートリーダとバーコードとの距離に
殆ど変化がなければ、検出されるバーコードの幅も殆ど
変わらないはずである。図19に図示された実施形態
は、この点を利用したものである。ステップ7では、 W0=0.9Y1<=Y0<=1.1Y1 の条件が満たされるか否かが判別される。この条件を満
たす場合には、バーコードリーダとバーコードとが相対
的には移動していないと判断して、読取をOKとする。
一方、YOの大きさが上記の条件を外れる場合には、バ
ーコードリーダが移動してバーコードとの距離が増大・
縮小したと判断される。
【0120】なお、ステップ7の判断では、Y0とY1
の間に前後10%ずつの誤差を許容しているが、この誤
差を全くなくしてY0=Y1を読取OKの条件としても
よい。ただし、バーコードリーダを持つオペレータが、
バーコードリーダを完全に停止した状態に維持すること
はそれほど簡単ではないであろうから、ステップ7の判
断に際してはある程度の誤差を見込んでおいた方がよ
い。誤差を全く許容しない場合には、バーコードメニュ
ー上のバーコードが全く復調できないようなケースも発
生する可能性がある。
【0121】逆に、ステップ7で許容している誤差範囲
を更に広げることも可能であるが、この場合には本来読
取を無効としなければならないほどバーコードリーダが
移動している場合でも読取OKとしてしまう恐れがあ
る。ステップ7における許容誤差範囲は、装置の運用形
態などに応じて適宜選択すればよい。
【0122】図20は図19に図示された形態の変形例
と言えるものである。図19の場合にはステップ1で復
調されたバーコードとステップ3で復調されたバーコー
ドとの2つのバーコード幅の和の比較に基づいて、バー
コード読取OKか否かを判定している。これに対して、
図20の場合には、3つ以上のバーコードの幅の和の比
較に基づいて、バーコード読取OKか否かを判定するも
のである。
【0123】図20において、バーコードの読取処理が
開始されると、ステップ1にてバーコードが復調された
か否かが判定される。バーコードの復調が確認される
と、続いてカウント値Iに0をセットする(ステップ
2)。次に,ステップ1で復調されたバーコードを構成
するバー・スペースのそれぞれの幅の和(Y0)を算出
する(ステップ3)。
【0124】ステップ3の処理の後、次のバーコードデ
ータが復調されたか否かがステップ4にて監視される。
バーコードの復調が確認されない場合には、ステップ1
1にてバーコードラベルがバーコードリーダの走査範囲
を退出したか否かが判別される。ステップ11にてバー
コードが走査範囲を退出していないと判定された場合に
は、再びステップ4の監視を行なう。
【0125】一方、ステップ11にてバーコードラベル
(特にステップ1にて復調されたバーコード)が走査範
囲を退出したと判定された場合には、バーコードリーダ
がバーコードに対して相対的に移動していると判断する
ことができる。そのため、読取動作を無効とするため
に、それまで得られた復調データを全てクリアして、ス
テップ1に戻る。
【0126】ステップ4にてバーコードが復調されたこ
とが確認された場合には、続いて前回(この場合ステッ
プ1)バーコードが復調された走査線と同一の走査線に
よりバーコードが走査されたのか否かが判定される。ス
テップ1で復調されたバーコードとステップ2で復調さ
れたバーコードが異なる走査線(異なる方向に走査され
るもの等の意味)により走査されたものである場合に
は、ステップ3で得られた復調データは採用せず、ステ
ップ4に処理を戻す。
【0127】ステップ3で得られたバーコードがステッ
プ1で得られたバーコードと同じ走査線により走査され
たことが確認された場合には、次にステップ1で得られ
た復調データとステップ3で得れた復調データとが同一
であるか否かが判定される。復調データが異なれば、こ
れはステップ1とステップ3とは互いに別のバーコード
を復調したこととなるので、ステップ3で得られた復調
データを採用せず、ステップ12に処理を進める。
【0128】これに対して、ステップ6による判定の結
果ステップ1で得られた復調データとステップ3で得ら
れた復調データとが同一であることが確認された場合、
ステップ3にて復調されたバーコードを構成するバー・
スペースの幅の和(Yi+1)が算出される(ステップ
7)。つづいて、既に復調済のバーコードの幅の和Yi
(例えばステップ3で算出されたY0)と、ステップ7
で算出されたYi+1との大小関係が比較される(ステ
ップ8)。ここでは、YiとYi+1との関係が、 W1=0.9Yi+1<=Yi<=1.1Yi+1 を満たすか否かが判定される。ここでは、両者の幅に前
後10%の誤差を許容している。
【0129】ステップ8では、YiとYi+1とが実質
的に同一の幅長さであるかを判定して、これに基づいて
バーコードリーダとバーコードとが相対的に移動してい
るか否かの判定を行なう。仮にYiとYi+1との関係
が上記式を満たさない場合には、バーコードリーダとバ
ーコードとが相対的に移動していると判断し、ステップ
12の処理を行なう。
【0130】一方、YiとYi+1との関係が上記式を
満たす場合には、バーコードリーダとバーコードとが相
対的に静止した状態にあると判断する。この場合には、
ステップ9にてカウント値Iに1を加え、ステップ10
にてIが5に達したか否かが判定される。ステップ10
にてIが5に達している場合には、ステップ4からステ
ップ10までの処理が連続して5回実行されたことを示
す。五回連続して実質的に同一幅を持つバーコードが復
調された場合には、バーコードリーダとバーコードとが
相対的に静止したものと判断し、読取OKとする。この
場合には、計6個の同一幅データが得られているため、
図19の場合と比較してデータ数が多い分バーコードリ
ーダ移動状態の判断結果の信頼性は増している。
【0131】一方、ステップ10にてカウント値Iが5
に満たない場合には、再度ステップ4以降の処理を繰り
返す。ここで、ステップ8の判断に用いるYiは、Y0
〜Yiのいずれでも、つまりステップ4で得られた復調
データよりも前に得られた復調データであればよい。な
お、ステップ8による判断を行なう場合には、YiをY
0〜Yiのうちの特定のものに固定するようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例によるバーコードリーダのブロック構
成図。
【図2】一実施例によるバーコードリーダの外観図。
【図3】一実施例によるバーコードリーダの光学系。
【図4】バーコード読取方法の一実施形態。
【図5】バーコード読取方法の一実施形態。
【図6】バーコード読取方法の一実施形態。
【図7】バーコード読取方法の一実施形態。
【図8】バーコード読取方法の一実施形態。
【図9】バーコード読取方法の一実施形態。
【図10】バーコード読取方法の一実施形態。
【図11】バーコード読取方法の一実施形態。
【図12】バーコード読取方法の一実施形態。
【図13】バーコード読取方法の一実施形態。
【図14】バーコード読取方法の一実施形態。
【図15】バーコード読取方法の一実施形態。
【図16】バーコード読取方法の一実施形態。
【図17】バーコード読取方法の一実施形態。
【図18】バーコード読取方法の一実施形態。
【図19】バーコード読取方法の一実施形態。
【図20】バーコード読取方法の一実施形態。
【図21】バーコード読取方法の一実施形態。
【図22】バーコード読取方法の一実施形態。
【図23】バーコード読取方法の一実施形態。
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 光雄 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 川合 弘晃 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 岩口 功 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出射された走査光により走査されたバー
    コードからの反射光を検出し、これに基づいてバーコー
    ドの復調を行なうバーコード読取方法において、 第一の読取データを復調して第一のバーコード復調デー
    タを得、 前記第一のバーコード復調データの前後少なくとも一方
    側に存在する、n個の第一のデータの長さの和を算出
    し、 第一の読取データとは異なる第二のデータを復調して第
    二のバーコード復調データを得、 前記第二のバーコード復調データの前後少なくとも一方
    側で、前記第一のデータに対応する側に存在する、n個
    の第二のデータの長さの和を算出し、 前記第一のデータの長さの和と、前記第二のデータの長
    さの和との大小関係を比較し、 前記大小関係の比較結果が予め定められた条件を満たし
    ている場合、読み取られた復調データを有効とすること
    を特徴とする、バーコード読取方法。
  2. 【請求項2】 読取データの復調を繰り返して、その都
    度復調されたバーコードの前後少なくとも一方側に存在
    するn個のデータの長さの和を算出し、 該バーコードが復調される前に既に復調済のバーコード
    の前後少なくとも一方に存在するn個のデータの長さの
    和との大小関係の比較を行い、 前記n個のデータの長さの和がm回特定条件を満たした
    場合に読み取られた復調データを有効とすることを特徴
    とする請求項1記載のバーコード読取方法。
  3. 【請求項3】 前記第二のバーコード復調データが得ら
    れた後、これが前記第一のバーコード復調データと同一
    であるか否かを判定し、 前記第一及び第二の復調データが同一である場合、前記
    第一のデータ及び第二のデータの長さの和の大小関係を
    比較することを特徴とする、請求項1記載のバーコード
    読取方法。
  4. 【請求項4】 出射された走査光により走査されたバー
    コードからの反射光を検出し、これに基づいてバーコー
    ドの復調を行なうバーコード読取方法において、 読取データを復調してバーコード復調データを得、 前記バーコード復調データの前後少なくとも一方側に検
    出されたデータの個数を算出し、 前記データの個数が予め決められた個数を越えない場合
    に、バーコードの読取を有効とすることを特徴とする、
    バーコード読取方法。
  5. 【請求項5】 出射された走査光により走査されたバー
    コードからの反射光を検出し、これに基づいてバーコー
    ドの復調を行なうバーコード読取方法において、 第一の読取データを復調して第一の復調データを得、 前記第一の復調データの前後少なくとも一方側に検出さ
    れた第一のデータの個数を算出し、 前記第一の読取データとは異なる第二の読取データを復
    調して第二の復調データを得、 前記第二の復調データの前後で、前記第一のデータが検
    出された側に対応する側に検出された第二のデータの個
    数を算出し、 前記第一のデータの個数と前記第二のデータの個数と
    が、それぞれ予め決められた個数を越えない場合に、バ
    ーコードの読取を有効とすることを特徴とする、バーコ
    ード読取方法。
  6. 【請求項6】 オペレータの特定操作により、出射され
    る走査ビームパターンを第一のパターンから第二のパタ
    ーンに切替え、前記第一のパターンあるいは第二のパタ
    ーンによりバーコードを走査してバーコードの読取を行
    なうバーコード読取装置であって、 前記第一のパターンと第二のパターンとが切り換えられ
    る際、パターン切替え動作の後予め決められた時間が経
    過するまでの期間、切替え前のビームパターンが継続し
    て出射されることを特徴とする、バーコード読取装置。
  7. 【請求項7】 オペレータの特定操作により、出射され
    る走査ビームパターンを第一のパターンから第二のパタ
    ーンに切替え、前記第一のパターンあるいは第二のパタ
    ーンによりバーコードを走査してバーコードの読取を行
    なうバーコード読取装置であって、 前記第一のパターンと第二のパターンとが切り換えられ
    る際、パターン切替え動作の後予め決められた時間が経
    過するまでの期間、ビームパターンにより走査されたバ
    ーコードの読取を禁止することを特徴とする、バーコー
    ド読取装置。
  8. 【請求項8】 出射された走査光により走査されたバー
    コードからの反射光を検出し、これに基づいてバーコー
    ドの復調を行なうバーコード読取方法において、 ある予め決められた期間T1中に、n個の同一復調デー
    タが得られたか否かを判定し、 前記決められた期間T1中にn個の同一データが得られ
    なかった場合には、 I回の連続する期間T1のそれぞれに、同一データが含
    まれていた場合には、バーコードの読取を有効とするこ
    とを特徴とする、バーコード読取方法。
  9. 【請求項9】 前記バーコード読取方法において、 前記期間T1中にn個の同一復調データが得られなかっ
    た場合、読取開始よりそれまでに合計n個を越える個数
    の同一データが得られていた場合には、バーコードの読
    取を有効とすることを特徴とする、請求項8記載のバー
    コード読取方法。
  10. 【請求項10】 バーコードを読み取るバーコード読取
    方法において、 読み取られたデータを復調して第一の復調データを得、 前記第一の復調データに関連する構成上の特徴を示す第
    一の情報を抽出し、 前記第一の復調データとは異なる第二の復調データを
    得、 前記第二の復調データに関連する構成上の特徴を示す第
    二の情報を抽出し、 前記第一の情報と第二の情報とを比較し、 前記第一の情報と第二の情報との関係が特定の条件を満
    たす場合、バーコードの読取を有効とすることを特徴と
    する、バーコード読取方法。
  11. 【請求項11】 前記バーコード読取方法において、 前記第一の復調データが復調された後、前記第二の復調
    データが得られるまでの期間中に、バーコードがバーコ
    ードの読取範囲から退出したと判定された場合には、前
    記第一の復調データを無効とすることを特徴とする、請
    求項10記載のバーコード読取方法。
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