JP3514982B2 - バーコード読取装置及びバーコード読取方法 - Google Patents

バーコード読取装置及びバーコード読取方法

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JP3514982B2 JP27325098A JP27325098A JP3514982B2 JP 3514982 B2 JP3514982 B2 JP 3514982B2 JP 27325098 A JP27325098 A JP 27325098A JP 27325098 A JP27325098 A JP 27325098A JP 3514982 B2 JP3514982 B2 JP 3514982B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーコード読取装
置及びバーコード読取方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、流通業等におけるPOSシステム
に代表されるように、商品等の管理をバーコードによっ
て行うことが一般化している。例えば、商店のPOSシ
ステムでは、商品の種類や販売価格等の情報をバーコー
ドのフォーマットにコード化して商品に印刷しておく。
その後、レジにてこのバーコードを読み取ることによっ
て、精算を行うとともに、商品の売り上げ数をリアルタ
イムで集計し、在庫管理や仕入れ管理に役立てている。
【0003】図14に示すように、通常、レジにてバー
コードを読み取る場合、バーコードの読取装置100
が、レジ101のカウンタ102に設置される。読取装
置100は、例えば、バーコードを走査するためのレー
ザビームの射出窓103を有しており、各射出窓103
は、読取装置100の操作者Sに向けて設置される。カ
ウンタ102の入口側,即ち、射出窓103の向かって
右側には、買い物客が商品を入れた買い物用のカゴXを
置く。すると、操作者Sは、射出窓103の向かって左
側に空のカゴYを置き、買い物カゴXから商品を一つず
つ取り出して読取装置100の前を通過させた後、買い
物カゴYへ収める。このとき、操作者Sは、商品に付け
られたバーコードを射出窓103へ向けて移動させる。
すると、射出窓103から射出されたレーザビームがバ
ーコードを走査し、その反射光が読取装置100によっ
て検出され、この反射光に基づくバーコードデータが復
調され、この復調結果(例えば、商品の値段)が、レジ1
01の表示装置107に表示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た読取装置100には、以下の問題があった。即ち、カ
ゴXから取り出した商品が卵や豆腐のように壊れやすい
ものであった場合、操作者Sは、この商品のバーコード
を一度読取装置100に読み取らせた後、例えば、カゴ
XとカゴYの間におけるカウンタ102上に仮置きする
ことがある(図14の商品108参照)。その後、図15
に示すように、仮置きされた商品108は、操作者Sに
よって、例えば、カゴY中の壊れにくい商品の上に重ね
て置かれる。このとき、商品108が各射出窓103か
ら射出されるレーザビームの走査範囲に入ってしまい、
商品108のバーコードが再び読み取られてしまうこと
があった。
【0005】また、各カゴX,Yを置く位置が読取装置
100に近い場合には、カゴX又はカゴYの一部がレー
ザビームの走査範囲に入ってしまうことがある。この場
合には、読取装置100がカゴX又はカゴYに入ってい
る商品のバーコードを読み取ってしまう場合(「カゴ読
み」と称する)があった。このように、同一のバーコー
ドが二度読み取られてしまう場合には、商品の代金の合
計額に誤りが生じる等の不都合が生じる。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みなされたもので
あり、同一のバーコードが二回読み取られてしまうこと
を防止することができるバーコード読取装置及びバーコ
ード読取方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した問題
を解決するために以下の構成を採用する。すなわち、請
求項1の発明は、バーコード読取装置である。この読取
装置は、バーコードを走査してバーコードデータを検出
するバーコードデータ検出手段と、前記バーコードデー
タ検出手段によって検出されたバーコードデータからバ
ーコード全体のデータを含む復調バーコードデータを生
成する復調データ生成手段と、前記復調手段によって生
成された各復調バーコードデータを記憶する記憶手段
と、前記記憶手段に復調バーコードデータが記憶される
ときに、復調バーコードデータ毎に、この復調バーコー
ドデータと同一の復調バーコードデータの適性を認める
許可時間,及びこの復調バーコードデータと同一の復調
バーコードデータの適性を否定する時間であって前記許
可時間の経過後に終了する禁止時間の計時を開始する計
時手段と、前記復調データ生成手段によって復調バーコ
ードデータが生成された場合に、この復調バーコードデ
ータを処理対象として特定し、この処理対象の復調バー
コードデータがバーコードの走査範囲を鉛直面で二分し
た場合における第1領域と第2領域のいずれにて得られ
たかを判定する領域判定手段と、前記領域判定手段によ
って処理対象の復調バーコードデータが第1領域にて得
られたと判定された場合に、処理対象の復調バーコード
データと同一の復調バーコードデータを前記記憶手段か
ら検出する検出手段と、前記検出手段によって検出され
た復調バーコードデータと対応する許可時間の計時が終
了し且つ禁止時間の計時が終了していない場合に、処理
対象の復調バーコードデータを不適正と判定する判定手
段とを備えたことを特徴とする。
【0008】請求項1の発明によると、処理対象が記憶
手段にて記憶された復調バーコードデータと同一であ
り、この復調バーコードデータの許可時間終了後で禁止
時間終了前である場合には、この処理対象の復調バーコ
ードデータが、仮置きされたバーコードを読み取ること
によって得られたものとされ、その適性が否定される。
これによって、同一のバーコードが二回読み取られてし
まうことを防止できる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の判定手段
が、前記検出手段によって検出された復調バーコードデ
ータと対応する許可時間の計時が終了していない場合に
は、処理対象の復調バーコードデータを適正と判定する
ことで特定したものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1記載の判定手
段が、前記領域判定手段によって処理対象の復調バーコ
ードデータが第2領域にて得られたと判定した場合に
は、処理対象の復調バーコードデータを適正と判定する
ことで特定したものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項1のバーコード
読取装置が、復調バーコードデータが一回の走査によっ
て得られた1つのバーコードデータからなる場合に、処
理対象の復調バーコードデータのキャラクタ長を検出す
るキャラクタ長検出手段と、復調バーコードデータのキ
ャラクタ長の許容値を記憶した許容値記憶手段とをさら
に備え、判定手段が、前記キャラクタ長検出手段によっ
て検出されたキャラクタ長が前記許容値記憶手段に記憶
された許容値未満である場合にのみ、処理対象の復調バ
ーコードデータを適正と判定することで特定したもので
ある。
【0012】請求項5の発明は、請求項1のバーコード
読取装置が、復調バーコードデータが複数回の走査によ
って得られた複数個のバーコードデータからなる場合
に、この復調バーコードデータを形成する各バーコード
データの1キャラクタあたりのバー幅たる基本キャラク
タ長を検出する基本キャラクタ長検出手段と、前記基本
キャラクタ長検出手段によって検出された基本キャラク
タ長同士が所定の相関関係を満たさない場合に、この復
調バーコードデータを不適正と判定する第2判定手段と
をさらに備えたことで特定したものである。
【0013】請求項6の発明は、請求項5記載の復調バ
ーコードデータが、第1バーコードデータと第2バーコ
ードデータとを合成することによって形成されており、
前記第2判定手段は、前記第1バーコードデータの基本
キャラクタ長と前記第2バーコードデータの基本キャラ
クタ長との差分が所定範囲から外れている場合に、この
復調バーコードデータを不適正と判定することで特定し
たものである。
【0014】請求項7の発明は、請求項5記載の復調バ
ーコードデータが、第1バーコードデータ,第2バーコ
ードデータ,及び第3バーコードデータを合成すること
によって形成されており、前記第2判定手段は、前記第
1バーコードデータの基本キャラクタ長と前記第2バー
コードデータの基本キャラクタ長との差分が所定範囲か
ら外れている場合,又は,前記第2バーコードデータの
基本キャラクタ長と前記第3バーコードデータの基本キ
ャラクタ長との差分が所定範囲から外れている場合に、
前記復調バーコードデータを不適正と判定することで特
定したものである。
【0015】請求項8の発明は、請求項1記載の計時手
段が前記記憶手段に最後に記憶された復調バーコードデ
ータと対応する許可時間の計時を終了した場合に、前記
記憶手段に記憶された復調バーコードデータの全てが消
去されることで特定したものである。
【0016】請求項9の発明は、請求項1記載のバーコ
ード読取装置が、バーコード検出手段によって検出され
たバーコードデータのうち、前記第1領域にて得られた
バーコードデータを記憶する第1領域データ記憶手段
と、前記バーコード検出手段によって検出されたバーコ
ードデータのうち、前記第2領域にて得られたバーコー
ドデータを記憶する第2領域データ記憶手段とをさらに
備え、前記領域判定手段が、処理対象の復調バーコード
データが第1領域データ記憶手段と第2領域データ記憶
手段のいずれに記憶されていたバーコードデータから生
成されたかを判定することによって、処理対象の復調バ
ーコードデータが第1領域と第2領域のいずれにて得ら
れたものかを判定することで特定したものである。
【0017】請求項10の発明は、請求項1記載のバー
コード検出手段が、バーコードデータが第1領域と第2
領域のいずれにて得られたかを示す種別データを含むバ
ーコードデータを生成し、前記復調データ生成手段が種
別データを含む復調バーコードデータを生成し、前記領
域判定手段が、処理対象の復調バーコードデータに含ま
れた種別データに基づいて、処理対象の復調バーコード
データが第1領域と第2領域のいずれにて得られたもの
かを判定することで特定したものである。
【0018】請求項11の発明は、バーコードを走査し
てバーコードデータを検出するバーコードデータ検出ス
テップと、前記バーコードデータ検出ステップにて検出
されたバーコードデータからバーコード全体のデータを
含む復調バーコードデータを生成する復調データ生成ス
テップと、前記復調データ生成ステップにて生成された
復調バーコードデータを複数個記憶する記憶ステップ
と、前記記憶ステップにて復調バーコードデータが記憶
されるときに、復調バーコードデータ毎に、この復調バ
ーコードデータと同一の復調バーコードデータの適性を
認める許可時間,及びこの復調バーコードデータと同一
の復調バーコードデータの適性を否定する時間であって
前記許可時間の経過後に終了する禁止時間の計時を開始
する計時ステップと、前記復調データ生成ステップにて
復調バーコードデータが生成された場合に、この復調バ
ーコードデータを処理対象として特定し、この処理対象
の復調バーコードデータがバーコードの走査範囲を鉛直
面で二分した場合における第1領域と第2領域のいずれ
にて得られたかを判定する領域判定ステップと、前記領
域判定ステップにて処理対象の復調バーコードデータが
第1領域にて得られたと判定された場合に、処理対象の
復調バーコードデータと同一の復調バーコードデータ
を、前記記憶ステップにて記憶した複数個の復調バーコ
ードデータ中から検出する検出ステップと、前記検出ス
テップにて検出された復調バーコードデータと対応する
許可時間の計時が終了し且つ禁止時間の計時が終了して
いない場合に、処理対象の復調バーコードデータを不適
正と判定する判定ステップとを含むことを特徴とするバ
ーコード読取方法である。
【0019】請求項12の発明は、請求項11記載の判
定ステップが、前記検出ステップにて検出された復調バ
ーコードデータと対応する許可時間の計時が終了してい
ない場合には、処理対象の復調バーコードデータを適正
と判定することで特定したものである。
【0020】請求項13の発明は、請求項11記載の判
定ステップは、前記領域判定ステップにて処理対象の復
調バーコードデータが第2領域にて得られたと判定した
場合には、この処理対象の復調バーコードデータを適正
と判定することで特定したものである。
【0021】請求項14の発明は、請求項11記載のバ
ーコード読取方法が、復調バーコードデータが一回の走
査によって得られた1つのバーコードデータからなる場
合に、処理対象の復調バーコードデータのキャラクタ長
を検出するキャラクタ長検出ステップをさらに含み、判
定ステップが、前記キャラクタ長検出ステップにて検出
されたキャラクタ長が所定の許容値未満である場合にの
み、処理対象の復調バーコードデータを適正と判定する
ことで特定したものである。
【0022】請求項15の発明は、 請求項11記載の
バーコード読取方法が、復調バーコードデータが複数回
の走査によって得られた複数個のバーコードデータから
なる場合に、この復調バーコードデータを形成する各バ
ーコードデータの1キャラクタあたりのバー幅たる基本
キャラクタ長を検出する基本キャラクタ長検出ステップ
と、前記基本キャラクタ長検出ステップにて検出された
基本キャラクタ長同士が所定の相関関係を満たさない場
合に、この復調バーコードデータを不適正と判定する第
2判定ステップをさらに含むことで特定したものであ
る。
【0023】請求項16の発明は、請求項15記載の復
調バーコードデータが、第1バーコードデータと第2バ
ーコードデータとを合成することによって形成されてお
り、第2判定ステップが、前記第1バーコードデータの
基本キャラクタ長と前記第2バーコードデータの基本キ
ャラクタ長との差分が所定範囲から外れている場合に、
この復調バーコードデータを不適正と判定することで特
定したものである。
【0024】請求項17の発明は、請求項15記載の復
調バーコードデータが、第1バーコードデータ,第2バ
ーコードデータ,及び第3バーコードデータを合成する
ことによって形成されており、第2判定ステップが、前
記第1バーコードデータの基本キャラクタ長と前記第2
バーコードデータの基本キャラクタ長との差分が所定範
囲から外れている場合,又は,前記第2バーコードデー
タの基本キャラクタ長と前記第3バーコードデータの基
本キャラクタ長との差分が所定範囲から外れている場合
に、前記復調バーコードデータを不適正と判定すること
で特定したものである。
【0025】請求項18の発明は、請求項11記載の記
憶ステップにて最後に記憶されたバーコードデータと対
応する許可時間の計時が終了した場合に、前記記憶手段
にて記憶された復調バーコードデータの全てが消去され
ることで特定したものである。
【0026】請求項19の発明は、バーコード読取装置
である。この読取装置は、走査光により走査されたバー
コードからの反射光を受光して、受光量に対応した電気
信号を出力する受光手段と、前記受光手段から出力され
た電気信号を復調することによって復調バーコードデー
タを生成する復調手段と、前記復調バーコードデータを
記憶する記憶手段と、前記復調バーコードデータが前記
記憶手段に記憶される際に、第1の時間の計時を開始す
る計時手段と、前記復調手段によって復調された復調バ
ーコードデータが、前記走査光の走査範囲を分割した第
1の領域と第2の領域のいずれにおいて走査されたのか
を判定する領域判定手段と、前記復調バーコードデータ
に先立って復調され前記記憶手段に記憶されている復調
済みバーコードデータと、前記復調バーコードとが一致
するか否かを判定する判別手段と、前記バーコードデー
タが第1の領域で走査されたものであり、前記判別手段
によって復調済みバーコードデータと一致すると判定さ
れ、且つ前記第1の時間が経過している場合に、前記復
調バーコードデータを不適正と判定する判定手段とを備
えたことを特徴とする。
【0027】請求項19の発明において、走査範囲の分
割数は問わない。請求項20の発明は、バーコード読取
装置である。この読取装置は、走査光により走査された
バーコードからの反射光を受光して、受光量に対応した
電気信号を出力する受光手段と、前記受光手段から出力
された電気信号を復調することによって復調バーコード
データを生成する復調手段と、前記復調バーコードデー
タを記憶する記憶手段と、前記復調手段によって復調さ
れた復調バーコードデータが、前記走査光の走査範囲を
分割した第1の領域と第2の領域のいずれにおいて走査
されたのかを判定する領域判定手段と、前記復調バーコ
ードデータに先立って復調され前記記憶手段に記憶され
ている復調済みバーコードデータと前記復調バーコード
とが一致するか否かを判定する判別手段と、前記バーコ
ードデータが第1の領域で走査されたものであり、前記
判別手段によって復調済みバーコードデータと一致する
と判定された場合に、前記復調バーコードデータを不適
正と判定する判定手段とを備えたことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。 〈バーコード読取装置の構成〉図1は、本発明の実施形
態によるバーコード読取装置50の概略構成を示すブロ
ック図である。バーコード読取装置50は、例えば、商
店に設置されるPOS端末の一部をなすものであり、図
14に示したバーコード読取装置100と同様の外観構
成を有している。図2に示すように、本発明のバーコー
ド読取装置50は、その射出窓103を鉛直面で二等分
した場合における射出窓103の向かって右側から射出
されるレーザビームによる走査範囲がライトエリア(第
1領域に相当)とされ、射出窓103の向かって左側か
ら射出されるレーザビームによる走査範囲がレフトエリ
ア(第2領域に相当)とされている。
【0029】バーコード読取装置50は、例えば、WP
CコードのUPC/A,EAN-13に従ったバーコー
ド21を読み取る。図3は、図1に示したバーコード2
1の例を示す図である。図2において、バーコード21
は、レフトガードバー(スタートガードバー)及びライト
ガードバー(エンドガードバー)の各ガードバーと、セン
ターバーとを有し、各ガードバーとセンターバーとの間
に夫々挟まれた6キャラクタからなるデータブロック
(左側データブロック,右側データブロック)を有してい
る。各キャラクタは、7モジュールからなり、2本の白
バー(aバー,cバー)と2本の黒バー(bバー,dバー)と
からなる。各黒バーは、キャラクタの値に応じて1〜4
モジュールで構成される。
【0030】図1において、バーコード読取装置50
は、互いにバスBによって接続されたCPU1,バー幅
データ群格納バッファ2a,2b,制御部回路3,イン
タフェース回路4,ROM5及びRAM6,バー幅デー
タ群格納バッファ2aに接続されたバー幅カウンタ16
a,バー幅データ群格納バッファ2bに接続されたバー
幅カウンタ16b,各バー幅カウンタ16a,16bに
接続されたクロック19及び切替部22,切替部22に
接続されたA/D変換器15,A/D変換器15に接続
された受光素子18,制御部回路3に接続されたモータ
駆動回路8,レーザ駆動回路9,スピーカ10及びLE
D11,モータ駆動回路8に接続されたモータ12,モ
ータ12によって駆動される走査光学系14,並びに、
レーザ駆動回路9に接続された半導体レーザ13からな
る。
【0031】ROM5は、バーコード認識プログラム及
び復調処理プログラムを格納している読み出し専用メモ
リである。CPU1は、ROM5内に格納されているバ
ーコード認識プログラム及び復調処理プログラムを実行
することにより、バーコード読取装置全体の制御を行う
とともに、バーコード21を読み取って得られたバー幅
データ群を夫々復調し、バーコード21全体に対応する
データを再現する。
【0032】インタフェース回路4は、バスBのステー
タスを制御したり、上位機(上位コンピュータ)201へ
のデータ送信等を制御したりする。制御部回路3は、モ
ータ駆動回路8,レーザ駆動回路9,スピーカ10,及
び発光ダイオード(LED)11を制御する。モータ駆動
回路8は、モータ12を駆動して、走査光学系14を構
成する図示せぬポリゴンミラーを回転させる。レーザ駆
動回路9は、半導体レーザ13を駆動して、レーザビー
ムLを出射させる。スピーカ10は、バーコードの読取
完了を示す音声を発する。発光ダイオード11は、バー
コード21の復調の結果得られた情報(例えば、商品の
販売価格等)の情報を表示する表示素子である。
【0033】半導体レーザ13から出射されたレーザビ
ームLは、走査光学系14に入射され、この走査光学系
14によって偏向される。即ち、この走査光学系14
は、モータ12によって回転する図示せぬポリゴンミラ
ーによってレーザビームLを一方向に偏向する。このポ
リゴンミラーの反射側には、複数の固定ミラーが固定さ
れている。従って、ポリゴンミラーによって偏向された
レーザビームLは、各固定ミラーによって再度反射さ
れ、その偏向方向(走査方向)が様々な方向に変えられ
る。この走査光学系14によると、ポリゴンミラーの一
反射面による偏向周期内で、複数の方向へのレーザビー
ム走査が連続的に高速で行われる。このポリゴンミラー
の一反射面による偏向周期内でなされる複数のレーザビ
ーム走査の夫々を、以下、「一走査」という。
【0034】このようにして走査されたレーザビームL
がバーコード21に当たると、この表面においてレーザ
ビームLが乱反射され、その反射光Rの一部が受光素子
(ホトダイオード)18に受光される。A/D変換器15
は、この受光素子18によって受光された反射光Rの明
暗を示す電流値を、所定のしきい値と比較して、二値化
信号に変換する。この二値化信号は、反射光Rの強度が
バーコード21中の黒バーの反射率に対応する場合には
“H”を示し、反射光Rの強度がバーコード21中の白
バーの反射率に対応する場合には“L”を示す。
【0035】切替部22は、制御部回路3からの制御信
号に基づいて、A/D変換器15によって生成された二
値化信号を、各バー幅カウンタ16a,16bに与え
る。図4は、切替部22の構成図である。図4におい
て、切替部22は、セレクタ23とセレクタ24とを有
している。セレクタ23は、A/D変換器15及び制御
部回路3に接続されるとともに、バー幅カウンタ16a
に接続されている。一方、セレクタ24は、A/D変換
器15及び制御部回路3に接続されるとともに、バー幅
カウンタ16bに接続されている。
【0036】各セレクタ23,24は、制御部回路3に
よって以下のように動作する。即ち、モータ駆動回路8
は、図示せぬポリゴンミラーの回転タイミングを発生さ
せるパルスユニットを有している。パルスユニットは、
図5に示すように、図示せぬポリゴンミラーの回転角度
が0度のときと360度のときにパルスを立ち上げる。
制御部回路3は、モータ駆動回路8から立ち上がりパル
スを検出することによって、ポリゴンミラーが1回転す
る時間のデータを算出し、これによって、ポリゴンミラ
ーの回転角度を算出し、ポリゴンミラーの回転角度に応
じたイネーブル信号又はディスエーブル信号を各セレク
タ23,24に与える。
【0037】例えば、図5に示すように、回転角度が2
7度から63度までのとき、制御部回路3は、ディスエ
ーブル信号を信号SEL1としてセレクタ23に与える
とともに、イネーブル信号を信号SEL2としてセレク
タ24に与える。また、回転角度が63度から117度
までのとき、制御部回路3は、イネーブル信号を信号S
EL1としてセレクタ23に与えるとともに、ディスエ
ーブル信号を信号SEL2としてセレクタ24に与え
る。このように、制御部回路3は、各セレクタ23,2
4に対し、イネーブル信号又はディスエーブル信号を交
互に与える。これによって、バー幅カウンタ16aに
は、レフトエリアにて走査されたバーコード21の二値
化信号が入力され、バー幅カウンタ16bには、ライト
エリアにて走査されたバーコード21の二値化信号が与
えられる。
【0038】各バー幅カウンタ16a,16bは、A/
D変換器15から入力された二値化信号に基づいて、二
値化信号の立ち上がりタイミングから立ち下がりタイミ
ングまでの時間(バーコード21中の黒バーの幅に対応
するものと期待される),及び、二値化信号の立ち下が
りタイミングから立ち上がりタイミングまでの時間(バ
ーコード21中の白バーの幅に対応するものと期待され
る)を測定する。
【0039】なお、各バー幅カウンタ16a,16b
は、これらバー幅に対応する時間を計測するためにクロ
ック19からのクロック数をカウントする。各バー幅カ
ウンタ16a,16bから出力される各バーの読取デー
タ(バーコードデータ)は、このカウント値と白又は黒を
示す色識別信号とを組み合わせた形態であり、レーザー
ビームの一走査毎に、このような読取データが連続的に
出力される。このように連続的に出力される一走査毎の
読取データを「バー幅データ群」という。
【0040】バー幅データ群は、バー幅データ群格納バ
ッファ2a,2bに一時的に格納される。各バー幅デー
タ群格納バッファ2a,2bは、自身と接続されたバー
幅カウンタ16a,16bから入力されたバー幅データ
群を順次格納するとともに、CPU1からの求めに応じ
て、格納した順に一個づつこのバー幅データ群をCPU
1に渡す。
【0041】RAM6には、CPU1による各種の処理
のための作業領域が展開される。RAM4は、バー幅デ
ータ群格納バッファ2から読み出されたバー幅データ群
を格納する。このため、RAM4は、バー幅データ群格
納バッファ2aに格納されたバー幅データ群を格納する
左側バー幅データ格納領域6aと、バー幅データ群格納
バッファ2bに格納されたバー幅データ群を格納する右
側バー幅データ群格納領域とを有している。また、RA
M4は、読取OKとの判定がなされた復調データを一時
的に格納する仮置きバッファ6cを有するとともに、復
調データ格納領域6dを有している。
【0042】図9は、仮置きデータバッファ6cの説明
図である。図9において、仮置きデータバッファ6c
は、複数個(本実施形態では30個)のブロックからな
る。各ブロックは、バーコードデータの格納の有無を示
すフラグ,読取OKと判定されたバーコードデータ,仮
置き許可タイマのカウンタ,及び仮置き禁止タイマのカ
ウンタを格納する。ここに、仮置き許可タイマは、ある
商品についてそのバーコード21を読み取った後、その
商品をライトエリア側のカウンタ102上に一時的に置
く(仮置きする)ことを許可する時間を計時するためのタ
イマであり、仮置き禁止タイマは、ある商品についてそ
のバーコード21を読み取った後、その商品をライトエ
リア側のカウンタ102上に仮置きすることを禁止する
時間を計時するためのタイマである。各ブロックには、
読取OKと判定されたバーコードデータが先頭ブロック
から順に格納される。
【0043】なお、上述した制御部回路3,モータ駆動
回路8,レーザ駆動回路9,モータ12,半導体レーザ
13,走査光学系14,A/D変換器15,バー幅カウ
ンタ16a,16b,受光素子18,クロック19,バ
ー幅データ格納バッファ2a,2bが、本発明のバーコ
ードデータ検出手段に相当する。
【0044】また、受光素子18が本発明の受光手段に
相当し、A/D変換器15,バー幅カウンタ16a,1
6b,クロック19,バー幅データ格納バッファ2a,
2b及びCPU1が、本発明の復調手段に相当する。
【0045】また、CPU1が、本発明の復調データ生
成手段,計時手段,領域判定手段,検出手段,判定手
段,キャラクタ長検出手段,基本キャラクタ長検出手
段,第2判定手段,及び判別手段として機能する。ま
た、仮置きデータバッファ6cが本発明の記憶手段に相
当し、RAM6が本発明の許容値記憶手段に相当する。
また、左側バー幅データ格納領域6aが本発明の第2領
域データ記憶手段に相当し、右側バー幅データ格納領域
6bが本発明の第1領域データ記憶手段に相当する。
【0046】〈CPUによる処理〉次に、CPU1によ
って実行される処理を、図6〜図8に示すフローチャー
トに基づいて説明する。図6は、CPU1による処理の
メインルーチンが示されている。このメインルーチン
は、以下の処理を前提として開始される。即ち、バーコ
ード読取装置に主電源が投入されると、CPU1がバー
コード認識処理を行う。これによって、バーコード21
が走査され、複数のバー幅データ群が各バー幅データ群
格納バッファ2a,2bに格納される。その後、CPU
1が、各バー幅データ群格納バッファ2a,2bからバ
ー幅データ群を読み出し、RAM6の左側バー幅データ
格納領域6a又は右側バー幅データ格納領域6bに格納
する。その後、CPU1が、メインルーチンの実行を開
始する。
【0047】最初に、CPU1は、バー幅データ検索処
理を行う(ステップS1)。即ち、CPU1は、左側バー
幅データ群格納領域6a又は右側バー幅データ格納領域
群6bに格納されたバー幅データ群を、所定のバーコー
ド検索ポインタに従って検出する。
【0048】次に、CPU1は、バー幅データ復調処理
を行う(ステップS2)。即ち、CPU1は、ステップS
1にて検出したバー幅データ群に対して復調処理を施
し、バー幅データ群を復調した復調データを得る。この
とき、CPU1は、復調データの1キャラクタあたりの
バー幅カウント値のデータ(基本キャラクタ長データ)
と、当該復調データがライトエリアにおいて得られた復
調データかレフトエリアにおいて得られた復調データか
を示す種別データとを算出する。なお、種別データは、
現在のバーコード検索ポインタが、左側バー幅データ群
格納領域6aと右側バー幅データ群格納領域6bのいず
れを指しているかによって決定される。
【0049】次に、CPU1は、復調データ格納/合成
処理を行う(ステップS3)。即ち、CPU1は、ステッ
プS2にて得た復調データを基本キャラクタ長データ及
び種別データとともに復調データ格納領域6dに格納す
る。このとき、CPU1は、格納しようとする復調デー
タが、一走査によってバーコード21全体が走査される
ことによって得られたもの(「全体走査データ」と称す
る)である場合には、当該全体復調データをそのまま復
調データ格納領域6dに格納する。
【0050】これに対し、CPU1は、格納しようとす
る復調データがバーコード21の一部に係るものである
場合には、復調データ格納領域6dからバーコード21
の他の部分に係る復調データを検索する。このとき、他
の部分に係る復調データがある場合には、CPU1は、
復調データ同士を合成し、その結果得られた合成復調デ
ータを復調データ格納領域6dに格納する。一方、他の
部分に係る復調データがない場合には、格納しようとす
る復調データをそのまま復調データ格納領域6dに格納
する。なお、本実施形態では、復調データ格納領域6d
に格納された合成すべき復調データの種別データに拘わ
らず合成処理を行うが、合成しようとする復調データ同
士が同一の種別データを持つ場合にのみ合成処理が行わ
れるようにしても良い。
【0051】次に、CPU1は、復調データ格納領域6
dに格納された復調データ又は合成復調データのうち、
バーコード21全体のデータを含むものに対してモジュ
ラス10チェックを施し、このモジュラス10チェック
が“OK”となる復調データがあるかを判定する(ステ
ップS4)。このとき、モジュラス10チェックが“O
K”となる復調データがない場合(S4;N)には、CP
U1は、処理をステップS1に戻し、他のバー幅データ
群についてステップS1〜S3の処理を行う。これに対
し、モジュラス10チェックが“OK”となる復調デー
タがある場合(S4;Y)には、CPU1は、図7に示す
キャラクタ長相関チェック処理のサブルーチンを実行す
る(ステップS5)。
【0052】図7において、CPU1は、最初に、本処
理の対象となる復調データが全体復調データか否かを判
定する(ステップS101)。このとき、復調データが全
体復調データである場合(S101;Y)には、CPU1
は、ステップS104へ処理を進める。これに対し、復
調データが全体復調データでない場合(S101;N)に
は、CPU1は、処理をステップS102へ進める。
【0053】ステップS102では、CPU1は、合成
復調データのキャラクタ長相関チェック処理を行う(本
発明の第2判定手段に相当)。即ち、CPU1は、合成
復調データを構成する復調データの数に応じて以下の処
理を行う。合成復調データが2つの復調データからなる
場合には、CPU1は、二つの復調データ(「データD
1」,「データD2」と称する)の各基本キャラクタ長
データが以下の条件(相関関係)を満たすかをチェックす
る。
【0054】0.5*(掛ける)D1<D2<1.5*
(掛ける)D1 このとき、CPU1は、二つの復調データが上記条件を
満たす場合には、相関チェックOKと判定し、満たさな
い場合には、相関チェックNGと判定する。
【0055】一方、合成復調データが3つの復調データ
からなる場合には、CPU1は、3つの合成データ
(「データD3」,「データD4」,「データD5」と
称する)の各基本キャラクタ長データが以下の条件(相関
関係)を満たすかをチェックする。
【0056】0.5*D3<D4<1.5*D3 且つ0.5*D4<D5<1.5*D4 このとき、CPU1は、3つの復調データが上記条件を
満たす場合には、相関チェックOKと判定し、満たさな
い場合には、相関チェックNGと判定する。
【0057】その後、CPU1は、相関チェック処理の
結果が相関チェックOKかを判定し(ステップS10
3)、相関チェックNGの場合(S103;N)には、バ
ーコード21の読取がNGであるものとして、このサブ
ルーチンの実行を終了し、処理を図6に示すメインルー
チンへ戻す。これに対し、相関チェック処理の結果が相
関チェックOKの場合(S103;Y)には、CPU1
は、処理をステップS104へ進める。
【0058】ステップS104へ処理が進んだ場合、C
PU1は、読取エリアチェック処理を行う。即ち、CP
U1は、全体復調データ又は合成復調データをなす各復
調データの種別データを読み出し、各復調データがライ
トエリアにて得られたものかレフトエリアにて得られた
ものかをチェックする。但し、このステップS104の
チェック処理において、合成復調データがライトエリア
における復調データとレフトエリアにおける復調データ
とを合成したものであることが判明した場合には、CP
U1は、当該合成復調データはライトエリアにて得られ
たと判定する。
【0059】その後、CPU1は、バーコード21の読
取が“OK”,即ち、適正なバーコード21の復調デー
タが得られたと判定し、このサブルーチンの実行を終了
し、処理を図6に示すメインルーチンへ戻す。
【0060】上記したキャラクタ長相関チェックによ
り、いわゆる「カゴ読み」が防止される。即ち、例え
ば、図2に示すように、二つの商品111,112があ
り、商品111がカゴYに入っており、商品112が操
作者Sによって射出窓103の前を通過したとする。こ
のとき、各商品111,112に付けられたバーコード
21が射出窓103から射出されるレーザビームの走査
範囲に入っている場合には、商品111のバーコード2
1の復調データと商品112のバーコード21の復調デ
ータとで誤った合成復調データが作成されてしまう場合
がある。
【0061】ここで、各商品111,112と射出窓1
03との位置関係を考えると、カゴYに入っている商品
111と射出窓103との間の距離は、商品112と射
出窓103との間の距離よりも長いと考えられる。この
関係は、商品111がカゴXに入っている場合でも同じ
と考えられる。レーザビームの走査スピードは、バーコ
ード21までの光路長によって変化する。この結果、商
品111のバーコード21のバー幅データ群と商品11
2のバーコードのバー幅データ群とでは、1キャラクタ
あたりのカウント値が異なる。
【0062】そこで、合成復調データをなす各復調デー
タの基本キャラクタ長が上記条件を満たさない場合に
は、復調データの何れかがカゴX又はカゴYに入ってい
るバーコード21の復調データであると判定され、バー
コード21の読取がNG(復調データが不適正)とされ
る。これによって、いわゆる「カゴ読み」が防止され
る。
【0063】ステップS5のキャラクタ長相関チェック
処理が終了すると、CPU1は、バーコード21の読取
がNGであるかを判定する(ステップS6)。このとき、
読取がNGである場合(S6;Y)には、CPU1は、操
作者Sにバーコード21の読取がNGであることを知ら
せるための処理を実行し(ステップS7)、処理をステッ
プS1へ戻す。ステップS7の処理によって、例えば、
スピーカ10が読取NGを示す音声を出力し、LED1
1が読取NGを表示する。これに対し、読取がNGでな
い場合(S6;N)には、CPU1は、処理をステップS
8へ進める。
【0064】ステップS8では、CPU1は、読取タイ
マ(本実施形態では、10秒)をセットする。この読取タ
イマは、一人の顧客が購入しようとする商品の全てにつ
いてのバーコード21の読取が終了したか否かを判定す
るためのタイマである。なお、この読取タイマは、CP
U1に内蔵された時計を用いて実現される。
【0065】次に、CPU1は、ステップS6にて読取
OKと判定した全体復調データ又は合成復調データ(以
下、全体復調データ及び合成復調データをまとめて「復
調バーコードデータ」と称する)が前回のステップS6
にて読取OKと判定した復調バーコードデータと同一か
否かを判定する(ステップS9)。このとき、復調バーコ
ードデータ同士が同一でない場合(S9;N)には、処理
がステップS11へ進む。これに対し、復調バーコード
データ同士が同一である場合(S9;Y)には、処理がス
テップS10へ進む。
【0066】ステップS10へ処理が進んだ場合には、
後述する二度読み防止タイマがタイムアップとなったか
否かを判定し、二度読み防止タイマがタイムアップとな
っていない(S10;N)場合には、CPU1は、一つの
商品に付されたバーコード21を二回連続で読み取った
ものとして、読取NGに係る処理を実行し(ステップS
7)、処理をステップS1に戻す。これに対し、二度読
み防止タイマがタイムアップとなっている場合(S1
0;Y)には、CPU1は、処理をステップS11へ進
める。二度読み防止タイマは、ある商品のバーコード2
1を読み取った後、再びその商品のバーコード21を読
み取ることを防止する時間を計時するためのタイマであ
る。
【0067】ステップS11へ処理が進んだ場合、CP
U1は、今回読取OKとされた復調バーコードデータが
ライトエリアにて得られたものか否かを判定する。この
処理は、CPU1が、復調バーコードデータに対応する
種別データの内容を判定することで行われる。復調バー
コードデータがライトエリアにて得られたものでない
(レフトエリアで得られたデータである)場合(S11;
N)には、CPU1は、処理をステップS17へ進め
る。これに対し、復調バーコードデータがライトエリア
にて得られたものである場合(S11;Y)には、CPU
1は、処理をステップS12へ進める。
【0068】ステップS12へ処理が進んだ場合、CP
U1は、今回の復調バーコードデータと同一の復調バー
コードデータが仮置きデータバッファ6cに格納されて
いるかを判定する。このとき、同一の復調バーコードデ
ータがない場合(S12;N)には、CPU1は、処理を
ステップS17へ進める。これに対し、同一の復調バー
コードデータがある場合には、CPU1は、処理をステ
ップS13へ進める。
【0069】ステップS13へ処理が進んだ場合、CP
U1は、同一の復調バーコードデータを格納したブロッ
クにおける仮置き許可タイマがタイムアップとなってい
るか否かを判定する。このとき、仮置き許可タイマがタ
イムアップとなっていない場合(S13;N)には、CP
U1は、処理をステップS17へ進め、そうでない場合
(S13;Y)には、CPU1は、処理をステップS14
へ進める。
【0070】ステップS14へ処理が進んだ場合、CP
U1は、同一の復調バーコードデータを格納したブロッ
クにおける仮置き禁止タイマがタイムアップとなってい
るか否かを判定する。このとき、仮置き禁止タイマの何
れかがタイムアップとなっている場合(S14;Y)に
は、CPU1は、処理をステップS7へ進め、読取NG
に係る処理を行う。これに対し、仮置禁止タイマがタイ
ムアップとなっている場合(S14;N)には、CPU1
は、処理をステップS15へ進める。
【0071】ステップS15へ処理が進んだ場合、CP
U1は、今回の復調バーコードデータが全体復調データ
かを判定する。このとき、復調バーコードデータが全体
復調データでない場合(S15;N)には、CPU1は、
処理をステップS20へ進める。復調バーコードデータ
が全体復調データである場合(S15;Y)には、処理を
ステップS16へ進める。
【0072】ステップS16へ処理が進んだ場合には、
CPU1は、今回の復調バーコードデータのキャラクタ
長のカウント値が196カウント以下かを判定する。こ
のとき、カウント値が196カウントを上回る場合(S
16;N)には、CPU1は、処理をステップS20へ
進める。カウント値が196カウント以下の場合(S1
6;Y)には、CPU1は、処理をステップS17へ進
める。なお、上記カウント値“196”は、復調バーコ
ードデータの適否を判定するための許容値として、RA
M6に格納されている。
【0073】ステップS17へ処理が進んだ場合、CP
U1は、バーコード21の読取をOKと判定し、操作者
Sにバーコード21の読取がOKであることを知らせる
ための処理を実行する。このステップS17の処理によ
って、例えば、スピーカ10が読取OKを示す音声を出
力し、LED11が復調バーコードデータに対応する情
報(例えば、商品価格)を表示する。
【0074】その後、CPU1は、適正と判定された復
調バーコードデータを仮置きデータバッファ6cの所定
ブロックに格納するとともに、この所定ブロックにおけ
るフラグを“1”に設定し、さらに、仮置き許可タイマ
及び仮置き禁止タイマのカウンタ値を初期値に設定する
(ステップS18)。続いて、CPU1は、今回の復調バ
ーコードデータに係る二度読み防止タイマ,仮置き許可
タイマ,及び仮置き禁止タイマによる計時を開始し(ス
テップS19)、処理をステップS1へ戻す。
【0075】一方、ステップS20へ処理が進んだ場合
には、CPU1は、読取タイマがタイムアップとなって
いるかを判定する。読取タイマがタイムアップとなって
いない場合(S20;N)、CPU1は、処理をステップ
S1へ戻す。これに対し、読取タイマがタイムアップと
なっている場合(S20;Y)、CPU1は、一人の顧客
が購入しようとする商品の全てについてのバーコード読
取が終了したものとして、会計処理を行う(ステップS
21)。即ち、CPU1は、当該顧客が購入使用とする
商品の商品価格の合計値を算出し、合計値をLED11
に表示させる。また、CPU1は、読取OKと判定した
復調バーコードデータ(又はバーコードに対するキャラ
クタ値)を、インターフェイス回路4を通じて上位機2
01へ通知する。その後、CPU1は、次の顧客が購入
しようとする商品のバーコード21を読み取るため、処
理をステップS1へ戻す。
【0076】上記したステップS19の処理において、
CPU1は、図8に示す仮置きタイマ処理を実行する。
この仮置きタイマ処理は、図6に示したメインルーチン
と並列に実行される。図8において、CPU1は、最初
に、仮置きデータバッファ6cの何れかのブロックを処
理対象ブロックとして特定し、処理対象ブロックのフラ
グを参照することによって、処理対象ブロックに復調バ
ーコードデータが格納されているかを判定する(ステッ
プS201)。このとき、フラグが“0”である、即
ち、復調バーコードデータが格納されていない場合(S
201;N)には、CPU1は、仮置きタイマ処理を終
了する。これに対し、フラグが“1”である、即ち、復
調バーコードデータが格納されている場合(S201;
Y)には、CPU1は、処理をステップS202へ進め
る。例えば、一巡目におけるステップS201の処理で
は、仮置きデータバッファ6cの先頭ブロックが処理対
象ブロックとして特定され、二巡目におけるステップS
201では、先頭ブロックの次のブロックが処理対象ブ
ロックとして特定される。
【0077】ステップS202へ処理が進んだ場合、C
PU1は、処理対象ブロックの仮置き許可タイマのカウ
ンタを参照し、仮置き許可タイマがタイムアップとなっ
ているかを判定する。このとき、仮置き許可タイマがタ
イムアップとなっていない場合(S202;N)には、C
PU1は、仮置き許可タイマのカウンタ値をデクリメン
トし(ステップS203)、その後、処理をステップS2
07へ進める。これに対し、仮置き許可タイマがタイム
アップとなっている場合(S203;Y)には、CPU1
は、処理をステップS204へ進める。
【0078】ステップS204へ処理が進んだ場合、C
PU1は、処理対象ブロックの仮置き禁止タイマのカウ
ンタを参照し、仮置き禁止タイマがタイムアップとなっ
ているかを判定する。このとき、仮置き禁止タイマがタ
イムアップとなっていない場合(S204;N)には、C
PU1は、仮置き禁止タイマのカウンタ値をデクリメン
トし(ステップS205)、その後、処理をステップS2
07へ進める。これに対し、仮置き許可タイマがタイム
アップとなっている場合(S204;Y)には、CPU1
は、処理対象ブロックの格納内容を消去した後、処理を
ステップS207へ進める。
【0079】ステップS207へ処理が進んだ場合、C
PU1は、処理対象ブロックの次のブロックのフラグを
参照し、次のブロックに復調バーコードデータが格納さ
れているかを判定する。このとき、復調バーコードデー
タが格納されている場合(S207;Y)には、CPU1
は、この次のブロックを処理対象ブロックとして特定
し、処理をステップS202へ戻し、新たな処理対象ブ
ロックについて上記したステップS202〜S206の
処理を行う。これに対し、復調バーコードデータが格納
されていない場合(S207;N)には、CPU1は、処
理をステップS208へ進める。
【0080】ステップS208へ処理が進んだ場合、C
PU1は、最後に読取OKとなった復調バーコードデー
タに係る仮置き許可タイマがタイムアップかを判定す
る。このとき、仮置き許可タイマがタイムアップとなっ
ていない場合(S208;N)には、CPU1は、仮置き
タイマ処理を終了する。これに対し、仮置き許可タイマ
がタイムアップとなっている場合(S208;Y)には、
CPU1は、一人の顧客が購入しようとする商品の全て
についてバーコード21の読取が終了したものとして、
仮置きデータバッファの全ての内容を消去し(ステップ
S209)、仮置きタイマ処理を終了する。その後、ス
テップS19の処理が実行される度に、仮置きタイマ処
理が実行される。
【0081】〈バーコード読取装置による処理の具体
例〉次に、上記したバーコード読取装置50による処理
の具体例として、バーコード読取装置50が、通常の読
取操作によって読み取られたバーコード21と、商品の
仮置きによって読み取られたバーコード21とを判別す
る場合の例について説明する。図10は、バーコード読
取装置50による処理を示すシーケンス図である。
【0082】バーコード読取装置50による処理が行わ
れる場合、前提として以下のことが行われる。例えば、
バーコード読取装置50が商店に設置されている場合、
図に示すように、顧客Cが店内の商品を入れたカゴXを
顧客Cがカウンタ102の入口側(バーコード読取装置
50の正面の向かって右側)に置く。すると、バーコー
ド読取装置50の操作者Sが、カゴYをカウンタ102
の出口側(バーコード読取装置50の正面の向かって左
側)に置く。その後、操作者SがカゴXから商品を取り
出し商品に付されたバーコード21を射出窓103に向
けながら射出窓の前を通過させると、バーコード読取装
置50による処理が開始する。
【0083】このとき、バーコード読取装置50では、
RAM6の左側バー幅データ格納領域6a,右側バー幅
データ格納領域6b,仮置きデータバッファ6c,及び
復調データ格納領域6dに復調バーコードデータが格納
されていないものとする。
【0084】例えば、図10に示すように、操作者Sが
最初にカゴXから商品A1を取り出し、射出窓103の
前をライトエリアからレフトエリアにわたって通過させ
たとする。すると、バーコード読取装置50のCPU1
が図6に示すステップS1〜S12及びS17の処理を
経て商品A1のバーコード21の読取OKと判定し、こ
の復調バーコードデータを仮置きデータバッファ6cに
格納し(S18)、二度読み防止タイマ,仮置き許可タイ
マ,及び仮置き禁止タイマによる計時を開始する(S1
9)。このとき、操作者Sが商品A1をカゴYに収め
ず、カウンタ102の空きスペース(例えば、カゴXと
カゴYとの間:図14に示す商品108参照)に仮置き
したとする。
【0085】その後、操作者SがカゴXから商品B1を
取り出し、射出窓103の前をライトエリアからレフト
エリアにわたって通過させたとする。この場合、バーコ
ード読取装置50のCPU1は、図6に示すステップS
1〜S12,S17〜S19の処理を行い、商品B1に
係る復調バーコードデータが仮置きデータバッファ6c
に格納されるとともに、各タイマによる計時が開始され
る。
【0086】その後、操作者SがカゴXから商品B1と
同一の商品B2を取り出し、射出窓103の前をライト
エリアからレフトエリアにわたって通過させたとする。
この場合、CPU1が、図6に示すステップS1〜S1
2の処理を行い、ステップS13にて仮置き許可タイマ
がタイムアップとなっていないと判定する。この結果ス
テップS17〜S19の処理が行われ、商品B2に係る
バーコードが仮置きデータバッファ6cに格納されると
ともに、各タイマによる計時が開始される。
【0087】その後、操作者Sが仮置きしてあった商品
A1を手に取り、カゴYに収めたとする。このとき、商
品A1がライトエリアに入ってしまい、商品A1のバー
コード21が再び読み取られてしまったとする。この場
合、CPU1は、ステップS1〜S13の処理を行い、
ステップS14へ処理を進める。このとき、仮置きデー
タバッファ6cに格納された商品A1の仮置き禁止タイ
マがタイムアップとなっていないので、ステップS14
にて“NO”の判定がなされ、バーコード21が読取N
Gとして取り扱われる(S7)。これによって、バーコー
ド21の二度読みが防止される。
【0088】その後、操作者SがカゴXから商品A1と
同一の商品A2を取り出し、射出窓103の前をライト
エリアからレフトエリアにわたって通過させたとする。
この場合、商品A1に係る仮置き禁止タイマがタイムア
ップとなっているので、商品A1に係るデータが仮置き
データバッファ6cから消去されている(S206)た
め、CPU1がステップS1〜S12,S17〜S19
の処理を行う。その後、カゴXに入っている商品の全て
についてバーコード21の読取が終了した場合には、操
作者Sは、顧客Cとの間で所定の会計作業を行う。そし
て、顧客Cが商品の入ったカゴYをもってカウンタ10
2から離れる。その後、操作者Sは、次の顧客Cとの間
で同様の作業を行い、バーコード読取装置50が、上記
と同様の処理を行う。
【0089】〈実施形態の作用〉本発明の実施形態によ
るバーコード読取装置50によると、読取OKとされた
復調バーコードデータが仮置きデータバッファ6cに格
納され、この復調バーコードデータについて仮置き許可
タイマ及び仮置き禁止タイマによる計時が開始される。
そして、仮置き許可タイマがタイムアップとなり、仮置
き禁止タイマがタイムアップとなっていない状態で、同
一のバーコード21が読み取られた場合には、この読み
取りによって得られた復調バーコードデータが仮置きさ
れていた商品のバーコード21を読み取った場合のデー
タであるとして、当該復調バーコードデータの適性が否
適正と判定される。これによって、仮置きしてあった商
品のバーコード21が誤って読み取られてしまうことを
防止できる。
【0090】また、カゴXに入っている商品が少ない場
合や、同一の商品が2以上ある場合には、その商品を仮
置きすることは少ないと考えられる。このため、仮置き
許可タイマが設けられ、この仮置き許可タイマが計時さ
れている間は、仮置きデータバッファ6cに格納されて
いる復調バーコードデータと同一の復調バーコードデー
タについて読取OKが出される。
【0091】また、図6に示すステップS15におい
て、仮置きデータバッファ6cに格納されている復調バ
ーコードデータと同一の復調バーコードデータが読み取
られた場合であって仮置き許可タイマ及び仮置き禁止タ
イマの双方がタイムアップとなっているときには、全体
復調データの復調バーコードデータしか読取OKの判定
を行わないようになっている。このように、バーコード
読取をOKとする条件を厳しくすることで、仮置きされ
た商品のバーコード21が誤って読み取られてしまうこ
とを防止することができる。
【0092】また、図6に示すステップS16におい
て、キャラクタ長が196カウント以上であった場合に
は、バーコード読取がOKであるとの判定がなされない
ようになっている。この構成は、操作者Sが意図的に商
品のバーコード21をバーコード読取装置50に読み取
らせた場合、そのバーコード21のキャラクタ長が19
6カウント以内で収まることに着目したものである。即
ち、バーコード21のキャラクタ長が196カウント以
上となる場合には、仮置きしてある商品のバーコード2
1が読み取られたものとして、復調バーコードデータの
読取をOKとしないこととしたものである。これによっ
て、さらに、仮置き,或いはカゴXに入っている商品の
バーコード21が誤って読み取られてしまうことを防止
することができる。本実施形態では、読取OK/NGを
判定するためのカウント値(許容値)を196カウントと
したが、許容値が操作者Sによって適宜変更可能に構成
されていても良い。
【0093】また、図7に示すキャラクタ長相関チェッ
クにおいて、復調バーコードデータが複数の復調データ
からなる場合に、各復調データのキャラクタ長がほぼ同
じでない場合(上記した相関関係を満たさない場合)に
は、カゴX又はカゴYに入っている商品のバーコード2
1が読み取られてしまったものとして、バーコードデー
タの読取をNGとする。これによって、いわゆる「カゴ
読み」を防止することができる。
【0094】〈本実施形態の変形例〉本実施形態では、
切替部22に対する切替制御のため、図示せぬポリゴン
ミラーの回転タイミングを検出しているが、これに代え
て、例えば、ポリゴンミラーの1回転に対応するモータ
の回転数を検出し、これに基づいてポリゴンミラーの角
度精分を算出し、切替部22の切替制御を行っても良
い。或いは、図示せぬポリゴンミラーが1回転する時間
を計時し、これに基づいてポリゴンミラーの角度精分を
算出し、切替部22の切替制御を行っても良い。
【0095】また、本実施形態では、切替部22がセレ
クタ23,24を有し、制御部回路3の制御信号(信号S
EL1,信号SEL2)に従って、A/D変換器15から
出力される二値化信号が交互にバー幅カウンタ16a,
16bに入力されるようにしている。これに代えて、図
12に示すように、バー幅カウンタ16aにA/D変換
器15から出力される二値化信号の全てが入力されるよ
うになっていても良い。即ち、図4に示すセレクタ23
に信号SEL1として常にイネーブル信号が入力される
ようになっていても良い。また、この場合は、セレクタ
23が除かれ、A/D変換器15とバー幅カウンタ16
aとが直接接続されていても良い。
【0096】また、本実施形態では、バーコードデータ
がRAM6の左側バー幅データ格納領域6aに格納され
たか右側バー幅データ格納領域6bに格納されたかによ
ってバーコードデータがライトエリアとレフトエリアの
いずれから得られたものかを判定している(ステップS
104)。これに代えて、図12に示すように、制御部
回路3がライトエリア又はレフトエリアの情報をA/D
変換器15に入力し、A/D変換器15からライトエリ
ア/レフトエリアの情報が含まれた二値化信号(バー幅
データ)が出力されるようにされていても良い。この場
合には、図1に示したバー幅カウンタ16b及びバー幅
データ群格納バッファ2bが無くても良くなり、また、
左側バー幅データ格納領域6aと右側バー幅データ格納
領域6bの一方があれば良いこととなる。このため、バ
ーコード読取装置50の構成を簡略化することができ
る。
【0097】また、本実施形態では、バーコード21を
走査するためのレーザビームが射出される窓が射出窓1
03のみであるバーコード読取装置50について説明し
たが、図12(A)の側面図及び図12(B)の正面図に示
すように、射出窓103に加え、商品の上方からレーザ
ビームを射出するための射出窓113を有するバーコー
ド読取装置について本発明を適用しても良い。即ち、各
射出窓103,113を鉛直面で二等分し、各射出窓1
03,113の正面から向かって右側から射出されるレ
ーザビームの走査範囲をライトエリアとし、向かって左
側から射出されるレーザビームの走査範囲をレフトエリ
アと設定し、各射出窓103,113から射出されるレ
ーザビームによって走査されるバーコード21について
上述した処理を行っても良い。また、商品の下方からレ
ーザビームを射出するバーコード読取装置について本発
明を適用しても良い。
【0098】また、本実施形態では、商品がカゴXから
カゴYへ向かう方向に移動する、即ち、ライトエリアか
らレフトエリアへ向けて商品が移動する場合について説
明したが、商品がカゴYからカゴXへ向かう方向に移動
する場合には、ライトエリアにて得られたバーコードデ
ータに対する処理と、レフトエリアにて得られたバーコ
ードデータに対する処理とを逆にすれば、本実施形態と
同様の効果を得ることができる。
【0099】また、レフトエリアにて得られた全体復調
データ,又はレフトエリアにて得られた復調データのみ
からなる合成復調データが得られた場合には、これらの
バーコードデータについて読取OKの判定を出さないよ
うにしても良い。
【0100】また、上記した仮置き許可タイマの計時時
間,仮置き禁止タイマの計時時間,及び仮置きデータバ
ッファ6cを構成するブロック数が、操作者S(バーコ
ード読取装置50の使用者)によって適宜変更可能とな
っていても良い。
【0101】また、バーコード21の種類は問わず、例
えば、WPCコード,EANコード,JANコード等の
バーコードについて広く適用することができる。
【0102】
【発明の効果】本発明によるバーコード読取装置及びバ
ーコード読取方法によると、仮置きされている商品のバ
ーコードやカゴに入っているバーコードを誤って読み取
ってしまうことを防止することができる。即ち、同一の
バーコードを二回読み取ってしまうことを防止すること
ができる。これによって、例えば、商品の合計金額が誤
って算出されてしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるバーコード読取装置の
構成図
【図2】図1に示したバーコード読取装置の外観の一部
を示す正面図
【図3】図1に示したバーコードの説明図
【図4】図1に示した切替部の構成図
【図5】図3に示した切替部の切替制御の説明図
【図6】図1に示したCPUによる処理を示すフローチ
ャート
【図7】図6に示したキャラクタ長相関チェック処理を
示すフローチャート
【図8】仮置きタイマ処理を示すフローチャート
【図9】図1に示した仮置きデータバッファの説明図
【図10】図1に示したバーコード読取装置による処理
を示すシーケンス図
【図11】実施形態によるバーコード読取装置の変形例
の説明図
【図12】実施形態によるバーコード読取装置の変形例
を示す構成図
【図13】実施形態によるバーコード読取装置の変形例
を示す構成図
【図14】バーコード読取装置の説明図
【図15】従来の問題を示す図
【符号の説明】
1 CPU 2a,2b バー幅データ格納バッファ 3 制御部回路 5 ROM 6 RAM 6a 左側バー幅データ格納領域 6b 右側バー幅データ格納領域 6c 仮置きデータバッファ 6d 復調データ格納領域 8 モータ駆動回路 9 レーザ駆動回路 12 モータ 13 半導体レーザ 14 走査光学系 15 A/D変換器 16a,16b バー幅カウンタ 18 受光素子 19 クロック 21 バーコード 22 切替部 23,24 セレクタ 50 バーコード読取装置 103 射出窓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川合 弘晃 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (72)発明者 岩口 功 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−192483(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 7/10 G06K 7/00

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バーコードを走査してバーコードデータを
    検出するバーコードデータ検出手段と、 前記バーコードデータ検出手段によって検出されたバー
    コードデータからバーコード全体のデータを含む復調バ
    ーコードデータを生成する復調データ生成手段と、 前記復調手段によって生成された各復調バーコードデー
    タを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に復調バーコードデータが記憶されるとき
    に、復調バーコードデータ毎に、この復調バーコードデ
    ータと同一の復調バーコードデータの適性を認める許可
    時間,及びこの復調バーコードデータと同一の復調バー
    コードデータの適性を否定する時間であって前記許可時
    間の経過後に終了する禁止時間の計時を開始する計時手
    段と、 前記復調データ生成手段によって復調バーコードデータ
    が生成された場合に、この復調バーコードデータを処理
    対象として特定し、この処理対象の復調バーコードデー
    タがバーコードの走査範囲を鉛直面で二分した場合にお
    ける第1領域と第2領域のいずれにて得られたかを判定
    する領域判定手段と、 前記領域判定手段によって処理対象の復調バーコードデ
    ータが第1領域にて得られたと判定された場合に、処理
    対象の復調バーコードデータと同一の復調バーコードデ
    ータを前記記憶手段から検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された復調バーコードデータ
    と対応する許可時間の計時が終了し且つ禁止時間の計時
    が終了していない場合に、処理対象の復調バーコードデ
    ータを不適正と判定する判定手段とを備えたことを特徴
    とするバーコード読取装置。
  2. 【請求項2】前記判定手段は、前記検出手段によって検
    出された復調バーコードデータと対応する許可時間の計
    時が終了していない場合には、処理対象の復調バーコー
    ドデータを適正と判定することを特徴とする請求項1記
    載のバーコード読取装置。
  3. 【請求項3】前記判定手段は、前記領域判定手段によっ
    て処理対象の復調バーコードデータが第2領域にて得ら
    れたと判定した場合には、処理対象の復調バーコードデ
    ータを適正と判定することを特徴とする請求項1記載の
    バーコード読取装置。
  4. 【請求項4】復調バーコードデータが一回の走査によっ
    て得られた1つのバーコードデータからなる場合に、処
    理対象の復調バーコードデータのキャラクタ長を検出す
    るキャラクタ長検出手段と、 復調バーコードデータのキャラクタ長の許容値を記憶し
    た許容値記憶手段とをさらに備え、 前記判定手段は、前記キャラクタ長検出手段によって検
    出されたキャラクタ長が前記許容値記憶手段に記憶され
    た許容値未満である場合にのみ、処理対象の復調バーコ
    ードデータを適正と判定することを特徴とする請求項1
    記載のバーコード読取装置。
  5. 【請求項5】復調バーコードデータが複数回の走査によ
    って得られた複数個のバーコードデータからなる場合
    に、この復調バーコードデータを形成する各バーコード
    データの1キャラクタあたりのバー幅たる基本キャラク
    タ長を検出する基本キャラクタ長検出手段と、 前記基本キャラクタ長検出手段によって検出された基本
    キャラクタ長同士が所定の相関関係を満たさない場合
    に、この復調バーコードデータを不適正と判定する第2
    判定手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1記
    載のバーコード読取装置。
  6. 【請求項6】復調バーコードデータが、第1バーコード
    データと第2バーコードデータとを合成することによっ
    て形成されており、 前記第2判定手段は、前記第1バーコードデータの基本
    キャラクタ長と前記第2バーコードデータの基本キャラ
    クタ長との差分が所定範囲から外れている場合に、この
    復調バーコードデータを不適正と判定することを特徴と
    する請求項5記載のバーコード読取装置。
  7. 【請求項7】復調バーコードデータが、第1バーコード
    データ,第2バーコードデータ,及び第3バーコードデ
    ータを合成することによって形成されており、 前記第2判定手段は、前記第1バーコードデータの基本
    キャラクタ長と前記第2バーコードデータの基本キャラ
    クタ長との差分が所定範囲から外れている場合,又は,
    前記第2バーコードデータの基本キャラクタ長と前記第
    3バーコードデータの基本キャラクタ長との差分が所定
    範囲から外れている場合に、前記復調バーコードデータ
    を不適正と判定することを特徴とする請求項5記載のバ
    ーコード読取装置。
  8. 【請求項8】前記計時手段が前記記憶手段に最後に記憶
    された復調バーコードデータと対応する許可時間の計時
    を終了した場合に、前記記憶手段に記憶された復調バー
    コードデータの全てが消去されることを特徴とする請求
    項1記載のバーコード読取装置。
  9. 【請求項9】前記バーコード検出手段によって検出され
    たバーコードデータのうち、前記第1領域にて得られた
    バーコードデータを記憶する第1領域データ記憶手段
    と、 前記バーコード検出手段によって検出されたバーコード
    データのうち、前記第2領域にて得られたバーコードデ
    ータを記憶する第2領域データ記憶手段とをさらに備
    え、 前記領域判定手段が、処理対象の復調バーコードデータ
    が第1領域データ記憶手段と第2領域データ記憶手段の
    いずれに記憶されていたバーコードデータから生成され
    たかを判定することによって、処理対象の復調バーコー
    ドデータが第1領域と第2領域のいずれにて得られたも
    のかを判定することを特徴とする請求項1記載のバーコ
    ード読取装置。
  10. 【請求項10】前記バーコード検出手段が、バーコード
    データが第1領域と第2領域のいずれにて得られたかを
    示す種別データを含むバーコードデータを生成し、 前記復調データ生成手段が種別データを含む復調バーコ
    ードデータを生成し、 前記領域判定手段が、処理対象の復調バーコードデータ
    に含まれた種別データに基づいて、処理対象の復調バー
    コードデータが第1領域と第2領域のいずれにて得られ
    たものかを判定することを特徴とする請求項1記載のバ
    ーコード読取装置。
  11. 【請求項11】バーコードを走査してバーコードデータ
    を検出するバーコードデータ検出ステップと、 前記バーコードデータ検出ステップにて検出されたバー
    コードデータからバーコード全体のデータを含む復調バ
    ーコードデータを生成する復調データ生成ステップと、 前記復調データ生成ステップにて生成された復調バーコ
    ードデータを複数個記憶する記憶ステップと、 前記記憶ステップにて復調バーコードデータが記憶され
    るときに、復調バーコードデータ毎に、この復調バーコ
    ードデータと同一の復調バーコードデータの適性を認め
    る許可時間,及びこの復調バーコードデータと同一の復
    調バーコードデータの適性を否定する時間であって前記
    許可時間の経過後に終了する禁止時間の計時を開始する
    計時ステップと、 前記復調データ生成ステップにて復調バーコードデータ
    が生成された場合に、この復調バーコードデータを処理
    対象として特定し、この処理対象の復調バーコードデー
    タがバーコードの走査範囲を鉛直面で二分した場合にお
    ける第1領域と第2領域のいずれにて得られたかを判定
    する領域判定ステップと、 前記領域判定ステップにて処理対象の復調バーコードデ
    ータが第1領域にて得られたと判定された場合に、処理
    対象の復調バーコードデータと同一の復調バーコードデ
    ータを、前記記憶ステップにて記憶した複数個の復調バ
    ーコードデータ中から検出する検出ステップと、 前記検出ステップにて検出された復調バーコードデータ
    と対応する許可時間の計時が終了し且つ禁止時間の計時
    が終了していない場合に、処理対象の復調バーコードデ
    ータを不適正と判定する判定ステップとを含むことを特
    徴とするバーコード読取方法。
  12. 【請求項12】前記判定ステップは、前記検出ステップ
    にて検出された復調バーコードデータと対応する許可時
    間の計時が終了していない場合には、処理対象の復調バ
    ーコードデータを適正と判定することを特徴とする請求
    項11記載のバーコード読取方法。
  13. 【請求項13】前記判定ステップは、前記領域判定ステ
    ップにて処理対象の復調バーコードデータが第2領域に
    て得られたと判定した場合には、この処理対象の復調バ
    ーコードデータを適正と判定することを特徴とする請求
    項11記載のバーコード読取方法。
  14. 【請求項14】復調バーコードデータが一回の走査によ
    って得られた1つのバーコードデータからなる場合に、
    処理対象の復調バーコードデータのキャラクタ長を検出
    するキャラクタ長検出ステップをさらに含み、 前記判定ステップは、前記キャラクタ長検出ステップに
    て検出されたキャラクタ長が所定の許容値未満である場
    合にのみ、処理対象の復調バーコードデータを適正と判
    定することを特徴とする請求項11記載のバーコード読
    取方法。
  15. 【請求項15】復調バーコードデータが複数回の走査に
    よって得られた複数個のバーコードデータからなる場合
    に、この復調バーコードデータを形成する各バーコード
    データの1キャラクタあたりのバー幅たる基本キャラク
    タ長を検出する基本キャラクタ長検出ステップと、 前記基本キャラクタ長検出ステップにて検出された基本
    キャラクタ長同士が所定の相関関係を満たさない場合
    に、この復調バーコードデータを不適正と判定する第2
    判定ステップをさらに含むことを特徴とする請求項11
    記載のバーコード読取方法。
  16. 【請求項16】復調バーコードデータが、第1バーコー
    ドデータと第2バーコードデータとを合成することによ
    って形成されており、 前記第2判定ステップは、前記第1バーコードデータの
    基本キャラクタ長と前記第2バーコードデータの基本キ
    ャラクタ長との差分が所定範囲から外れている場合に、
    この復調バーコードデータを不適正と判定することを特
    徴とする請求項15記載のバーコード読取方法。
  17. 【請求項17】復調バーコードデータが、第1バーコー
    ドデータ,第2バーコードデータ,及び第3バーコード
    データを合成することによって形成されており、 前記第2判定ステップは、前記第1バーコードデータの
    基本キャラクタ長と前記第2バーコードデータの基本キ
    ャラクタ長との差分が所定範囲から外れている場合,又
    は,前記第2バーコードデータの基本キャラクタ長と前
    記第3バーコードデータの基本キャラクタ長との差分が
    所定範囲から外れている場合に、前記復調バーコードデ
    ータを不適正と判定することを特徴とする請求項15記
    載のバーコード読取方法。
  18. 【請求項18】前記記憶ステップにて最後に記憶された
    バーコードデータと対応する許可時間の計時が終了した
    場合に、前記記憶手段にて記憶された復調バーコードデ
    ータの全てが消去されることを特徴とする請求項11記
    載のバーコード読取方法。
  19. 【請求項19】走査光により走査されたバーコードから
    の反射光を受光して、受光量に対応した電気信号を出力
    する受光手段と、 前記受光手段から出力された電気信号を復調することに
    よって復調バーコードデータを生成する復調手段と、 前記復調バーコードデータを記憶する記憶手段と、 前記復調バーコードデータが前記記憶手段に記憶される
    際に、第1の時間の計時を開始する計時手段と、 前記復調手段によって復調された復調バーコードデータ
    が、前記走査光の走査範囲を分割した第1の領域と第2
    の領域のいずれにおいて走査されたのかを判定する領域
    判定手段と、 前記復調バーコードデータに先立って復調され前記記憶
    手段に記憶されている復調済みバーコードデータと、前
    記復調バーコードとが一致するか否かを判定する判別手
    段と、 前記バーコードデータが第1の領域で走査されたもので
    あり、前記判別手段によって復調済みバーコードデータ
    と一致すると判定され、且つ前記第1の時間が経過して
    いる場合に、前記復調バーコードデータを不適正と判定
    する判定手段とを備えたことを特徴とするバーコード読
    取装置。
  20. 【請求項20】走査光により走査されたバーコードから
    の反射光を受光して、受光量に対応した電気信号を出力
    する受光手段と、 前記受光手段から出力された電気信号を復調することに
    よって復調バーコードデータを生成する復調手段と、 前記復調バーコードデータを記憶する記憶手段と、 前記復調手段によって復調された復調バーコードデータ
    が、前記走査光の走査範囲を分割した第1の領域と第2
    の領域のいずれにおいて走査されたのかを判定する領域
    判定手段と、 前記復調バーコードデータに先立って復調され前記記憶
    手段に記憶されている復調済みバーコードデータと、前
    記復調バーコードとが一致するか否かを判定する判別手
    段と、 前記バーコードデータが第1の領域で走査されたもので
    あり、前記判別手段によって復調済みバーコードデータ
    と一致すると判定された場合に、前記復調バーコードデ
    ータを不適正と判定する判定手段とを備えたことを特徴
    とするバーコード読取装置。
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