JP4970508B2 - バーコード読取装置及びその制御プログラム - Google Patents

バーコード読取装置及びその制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4970508B2
JP4970508B2 JP2009202947A JP2009202947A JP4970508B2 JP 4970508 B2 JP4970508 B2 JP 4970508B2 JP 2009202947 A JP2009202947 A JP 2009202947A JP 2009202947 A JP2009202947 A JP 2009202947A JP 4970508 B2 JP4970508 B2 JP 4970508B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partial data
barcode
data
storage unit
stored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009202947A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011053968A (ja
Inventor
達也 池上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP2009202947A priority Critical patent/JP4970508B2/ja
Publication of JP2011053968A publication Critical patent/JP2011053968A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4970508B2 publication Critical patent/JP4970508B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、バーコードに例えばレーザ光を走査(スキャン)させることによりバーコードデータを読み取るバーコード読取装置及びこの装置の制御プログラムに関する。
通常、食品等に使用されているJANコードと言われるバーコードは、両サイドをカードバーによって挟まれている。この種のバーコードを読み取るバーコード読取装置において、いずれか一方のガードバーを含む読取データと他方のガードバーを含む読取データとを合成して、バーコード全体の読取データを獲得できるようにしたものは、既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような合成機能を有するバーコード読取装置は、例えば店舗の会計カウンタに埋設又は立設されている。そして、装置本体に形成された読取窓からレーザ光を様々な角度で出射させている。そこで、店員又は客が上記読取窓に商品のバーコードを向けると、このバーコードをレーザ光が走査し、バーコードの白黒によって変調された反射光が上記読取窓を通って装置内部に戻る。装置内部に戻った反射光は光電変換素子に結像し、電気信号に変換されたのち復調される。その結果、読取データが得られる。
読取データは、バーコードの読み取りが完了するまでメモリに記憶される。1回の走査でバーコードの読み取りが成立しない場合、バーコード読取装置は、次回以降の走査で読み取られたデータと、メモリに記憶されたデータ、つまりバーコードの部分データとを合成し、チェックデジットを調べる。チェックデジットが一致すると、バーコード読取装置はバーコードが成立したとみなして、その合成したバーコードデータを上位機種、例えばPOS(Point Of Sales)ターミナルに出力する。
POSターミナルは、バーコード読取装置から受け取ったバーコードデータで商品データファイルを検索し、該当する商品データを読み出して売上処理する。
仮に、読取窓から出射されるレーザ光の到達領域内に2つのバーコードが存在していたとする。そして、一方のバーコードの一部分の読取データと他方のバーコードの一部分の読取データとを合成した結果、チェックデジットが一致したとする。そうすると、この合成されたバーコードデータ、つまりは2つのバーコード以外のデータが上位機種に出力される。ここで、上位機種において、上記合成されたバーコードデータが予め有効なデータとして登録されていたとすると、上位機種は、この合成されたバーコードデータで情報処理を実行する。このため、ユーザの意図しないバーコードデータにより上位機種で情報処理が行われることになる。
例えば、店舗の会計カウンタには、客が購入する商品が買物カゴに入れられて置かれる。店員は、買物カゴから商品を1品ずつ取り出し、その商品に付されたバーコードを読取窓に向けて読み取らせる。そして、バーコードの読み取りが終了した商品を、上記買物カゴとはバーコード読取装置を挟んで反対側あるいはバーコード読取装置の前に置かれた別の買物カゴに収容する。この一連の流れの中で、少なくとも一方の買物カゴの置き場所がバーコード読取窓に近く、レーザ光の到達領域内に入っていると、その買物カゴ内の商品のバーコードの一部がバーコード読取装置によって読み取られる場合がある。このような場合、前述したような意図しないバーコードデータによる情報処理、つまりは売上処理が行われるおそれがある。
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、複数のバーコードのそれぞれ一部を読み取った部分データを合成してなる意図しないバーコードデータによる情報処理を未然に防ぐことができ、読取精度の向上を図り得るバーコード読取装置及びその制御プログラムを提供しようとするものである。
本発明は、バーコードに光を走査させそのバーコードからの反射光を電気的に処理してデータを読み取るスキャナ部を備えたバーコード読取装置において、スキャナ部で読み取られたバーコードの部分データを部分データ記憶部で記憶し、スキャナ部で読み取られたデータ若しくはこのデータと部分データ記憶部に記憶された部分データとの合成データによりバーコードデータが成立しているか否かを判定し、バーコードデータが成立していると判定されると部分データ記憶部をクリアし、部分データ記憶部に部分データが記憶されている状態が所定時間以上継続しているか確認し、部分データ記憶部に部分データが記憶されている状態が上記所定時間以上継続していることが確認されると報知を行うようにしたものである。
かかる手段を講じた本発明によれば、複数のバーコードのそれぞれ一部を読み取った部分データを合成してなる意図しないバーコードデータによる情報処理を未然に防ぐことができ、読取精度の向上を図り得る効果を奏する。
本発明の一実施の形態に係る店舗会計システムの外観図。 同実施形態におけるバーコード読取装置の要部構成を示すブロック図。 同実施形態におけるスキャナ部の要部構成を示すブロック図 バーコードとこのバーコードを走査するレーザ光の走査パターンの一例を示す模式図。 同実施形態においてバーコード読取装置のRAMに形成される主要なメモリエリアを示す模式図。 同実施形態においてバーコード読取装置の制御プログラムに基づきCPUが実行する主要な処理手順を示す流れ図。 報知手段の一態様である警告メッセージの表示例を示す模式図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を用いて説明する。
この実施形態は、スーパーマーケット等の店舗に設けられた会計カウンタに立設される縦型のバーコード読取装置に、本発明を適用した場合である。
図1は、本実施の形態に係る店舗会計システムの外観図である。このシステムは、登録部としてのバーコード読取装置1と、決済部としてのPOS(Point Of Sales)ターミナル2とで構成されている。バーコード読取装置1は、会計カウンタ3の上に取り付けられている。POSターミナル2は、レジ台4の上にドロワ5を介して設置されている。バーコード読取装置1とPOSターミナル2とは、図示しない通信ケーブルにより電気的に接続されている。
バーコード読取装置1は、商品の登録に必要なデバイスとしてキーボード11、タッチパネル12、客用ディスプレイ13及びスキャナ部14を備えている。スキャナ部14は、バーコード読取装置1の本体に内蔵されており、スキャナ部14からのレーザ光が、装置本体に形成されたバーコード読取窓14Aを透過して外部に出射されるようになっている。
POSターミナル2は、決済に必要なデバイスとしてキーボード21、オペレータ用ディスプレイ22、客用ディスプレイ23及びレシートプリンタ24を備えている。
会計カウンタ3は、その奥側の顧客通路に沿って細長い形状をしている。レジ台4は、会計カウンタ3に沿って移動する顧客の移動方向に対して下流側の会計カウンタ3の端部手前側に、会計カウンタ3に対して略垂直に置かれている。そして、この会計カウンタ3の手前側とレジ台4の手前側が、会計担当の店員いわゆるキャッシャのスペースとなっている。
会計カウンタ3の略中央には、バーコード読取装置1が、そのキーボード11、タッチパネル12及びバーコード読取窓14Aをそれぞれ手前側のキャッシャ側に向けて立設されている。バーコード読取装置1の客用ディスプレイ13は、客通路側に向けて取り付けられている。
会計カウンタ3のバーコード読取装置1を挟んで顧客移動方向上流側の荷受面は、買物客が購入する未登録の商品Mが入れられた買物カゴ6を置くためのスペースとなっている。また、下流側の荷受面は、バーコード読取装置1により登録された商品Mを入れるための買物カゴ7を置くためのスペースとなっている。
図2は、バーコード読取装置1の要部構成を示すブロック図である。バーコード読取装置1は、制御部本体を構成するCPU(Central Processing Unit)15、制御プログラム等の固定的データを格納したROM(Read Only Memory)16、データを書換え自在に記憶するための種々のメモリエリアが形成されるRAM(Random Access Memory)17、前記POSターミナル2との間のデータ通信を司る通信インターフェース18及びI/O(Input/Output)コントローラ19を備えている。I/Oコントローラ19は、前記キーボード11、タッチパネル12、客用ディスプレイ13及びスキャナ部14の各デバイスをそれぞれ制御する。また、報知部110の報知動作を制御する。
報知部110は、例えばバーコードデータの読み取りが成立したときに“ピッ”という音を鳴らして聴覚的に知らせるブザーや、種々の状態を点灯または点滅により視覚的に知らせるLED(Light Emitting Diode)等を含む。
図3は、スキャナ部14の要部構成を示すブロック図である。スキャナ部14は、レーザ発振器31及びそのドライバ32と、ポリゴンモータ33及びそのドライバ34と、上記ポリゴンモータ33によって回転駆動されるポリゴンミラーを含む走査/光学系35と、光電変換素子36、アナログ/ディジタルコンバータ37及びコード復調回路38と、受光素子であるセンサ39及びそのセンサ信号入力回路40とを備えている。
かかる構成を備えたスキャナ部14は、レーザドライバ32の駆動制御によりレーザ発振器31からレーザ光が出射されると、このレーザ光は、走査/光学系35により走査光41として偏向走査される。走査光41は、前記バーコード読取窓14Aを透過して、装置外部で複数の走査線パターンを形成するように出射される。
ここで、装置外部に出射された走査光41がバーコードを走査すると、バーコードの白黒によって変調された反射光が読取窓14Aを透過して装置内部に戻り、走査/光学系35を経て光電変換素子36に結像される。そして、光電変換素子36により電気信号に変換され、さらにアナログ/ディジタルコンバータ37によりディジタル信号に変換された後、コード復調回路38に入力されて、コードデータに復調される。
センサ39は、走査/光学系35により偏向走査される走査光41の走査範囲内の一方の端部に配設されている。そして、走査光41を受光する毎に、オン信号がセンサ信号入力回路40に入力される。
ところで、バーコードは、図4に示すように、スタートバーと称される第1のガードバーGB(S)と、エンドバーと称される第2のガードバーGB(E)との間にセンターバーCBを配置し、第1のガードバーGB(S)とセンターバーCBとの間、及びセンターバーCBと第2のガードバーGB(E)との間に、それぞれ任意の数字列を白バーと黒バーとの組み合わせによって表わしたデータキャラクタを配置したものが一般的である。
このようなバーコードに対し、図4中L1で示すライン、すなわち第1のガードバーGB(S)から第2のガードバーGB(E)までを1本の走査光が走査したとすると、このときの反射光から得られるコードデータは、単一でバーコードデータとして成立する。
これに対し、図4中L2で示すライン、すなわち第1のガードバーGB(S)は走査しているがセンターバーCBや第2のガードバーGB(E)は走査していない場合や、図4中L3で示すライン、すなわちセンターバーCBと第2のガードバーGB(E)は走査しているが第1のガードバーGB(S)は走査していない場合等は、その反射光から得られるコードデータは、単一ではバーコードデータとして成立しない。
そこで、本実施形態のバーコード読取装置1は、これらの単一ではバーコードデータとして成立しないバーコードの部分データを適宜合成し、そのチェックデジットが一致した場合に正規のバーコードデータとして成立させる機能を有している。この機能を実現するための制御プログラムは、ROM16に記憶されている。
CPU15は、上記制御プログラムに従い、主として図6の流れ図に示す手順の処理を実行する。なお、この処理を実行するにあたり、RAM17に、図5に示すバーコード読取バッファ51と不成立コードテーブル52とを形成している。バーコード読取バッファ51は、スキャナ部14の1回の走査(スキャン)で読み取られたコードデータを一時的に記憶する領域である。不成立コードテーブル52は、バーコードデータが成立していると判定されるまで、スキャナ部14で読み取られた部分データを、読取回数を計数するカウンタnとともに記憶する部分データ記憶部としての領域である。
上記制御プログラムが起動すると、CPU15は、レーザ信号のON指令をI/Oコントローラ19に与える(ST1)。この指令を受けたI/Oコントローラ19は、スキャナ部14のレーザドライバ32を動作させ、レーザ発振器31からレーザ光を出射させる。レーザ光が出射したときのスキャナ部14の動作は、図3を用いて説明したとおりである。
そこでCPU15は、コード復調回路38によってコードデータが復調されるのを待機する(ST2)。また、センサ信号入力回路40にセンサ39のオン信号が入力されるのを待機する(ST3)。
I/Oコントローラ19を介してコードデータを受信すると(ST2のYES)、そのコードデータが第1のガードバーGB(S)を含むか否かを判断する(ST4)。第1のガードバーGB(S)を含まない場合には(ST4のNO)、第2のガードバーGB(E)を含むか否かを判断する(ST5)。第1のガードバーGB(S)のみならず第2のガードバーGB(E)も含まない場合には(ST5のNO)、そのコードデータを破棄して、次のコードデータを待機する(ST2)。
コードデータが第1のガードバーGB(S)を含む場合(ST4のYES)、あるいは第2のガードバーGB(E)を含む場合(ST5のYES)、CPU15は、バーコード読取バッファ51にそのコードデータ(バーコードの部分データ)を記憶させる(ST6)。
次に、CPU15は、今回、バーコード読取バッファ51に記憶させたコードデータが単一でバーコードデータとして成立しているか否か、成立していない場合にはバーコード読取バッファ51または不成立コードテーブル52に既に記憶されているコードデータと個々に合成し(ST7)、この合成したコードデータがバーコードとして成立するか否か、すなわち合成データの桁数がバーコードデータとして有効な桁数であり、かつチェックデジットが一致するか否かを判定する(ST8:判定手段)。
バーコードデータが成立していないと判定した場合には(ST8のNO)、CPU11は、次のコードデータを待機する(ST2)。
これに対し、バーコードデータが成立していると判定した場合には(ST8のYES)、CPU15は、バーコード成立指令をI/Oコントローラ19に与える(ST9)。この指令を受けたI/Oコントローラ19は、報知部110を動作させて、バーコード成立を示すブザー音(例えば“ピッ”)を鳴動させる。また、CPU15は、成立したバーコードデータを、通信インターフェース18を介して接続されたPOSターミナル2に送信する(ST10)。
しかる後、CPU15は、不成立コードテーブル52をクリアする(ST11:クリア手段)。また、バーコード読取バッファ51をクリアする(ST12)。以上で、レーザ光の1走査(スキャン)が終了する。CPU11は、ST1に戻って、再度、レーザ信号のON指令をI/Oコントローラ19に与える。
一方、バーコードデータが成立する前に(ST8のNO)、I/Oコントローラ19を介してセンサ39のオン信号を受信すると(ST3のYES)、CPU15は、バーコード読取バッファ51に記憶しているコードデータを個々に取得する(ST13)。そして、取得した各コードデータについて、それぞれ不成立コードテーブル52を検索して(ST14)、同一のコードデータが不成立コードテーブル52に既に記憶されているか否かを判断する(ST15)。
ここで、記憶されていないと判断されたコードデータについては(ST15のNO)、そのコードデータを不成立コードテーブル52に書込む(ST16)。また、このコードデータに対応するカウンタnを“1”とする(ST17:処理手段)。しかる後、バーコード読取バッファ51をクリアする(ST12)。
これに対し、記憶されていると判断されたコードデータについては(ST15のYES)。それぞれその一致するコードデータに対応するカウンタを“1”だけカウントアップする(ST18:処理手段)。次いで、不成立コードテーブル52内の各カウンタnのうち少なくとも1つが、予め設定されている上限値N(N≧2)を超えたか否かを判断する(ST19)。
カウンタnが上限値Nに達すると、このカウンタnに対応するコードデータは、連続するN回の走査で継続して読み取られていることになる。本実施形態では、このN回の走査に要する時間を、異常と判定される所定時間の上限値として設定する。つまり、カウンタnが上限値Nを越えた場合には、このカウンタnに対応するコードデータは、不成立コードテーブル52に、異常と判定される所定時間以上継続して記憶されていることになる。ここに、CPU11が実行するST18及びST19の処理は、確認手段を構成する。
上限値Nを超えたカウンタnが1つでも存在する場合(ST19のYES)、CPU15は、不正バーコードの存在指令をI/Oコントローラ19に与える(ST20)。この指令を受けたI/Oコントローラ19は、報知部110を動作させて、不正バーコードが存在することを示すブザー音(例えば“ピッ、ピッー”)を鳴動させる。また、警告用LEDを点灯または点滅動作させる(報知手段)。
不正バーコードの存在指令をI/Oコントローラ19に与えた後、または上限値Nを超えたカウンタnが1つも存在しない場合(ST19のNO)、CPU15は、バーコード読取バッファ51をクリアする(ST12)。
以上で、今回の1走査(スキャン)が終了する。CPU11は、ST1に戻って、再度、レーザ信号のON指令をI/Oコントローラ19に与える。
このように本実施形態のバーコード読取装置1においては、直前のバーコードデータの読み取りが完了してから、次のバーコードデータの読み取りが完了するまでの間に行われたN回以上のレーザ光の走査により、同一のコードデータが継続して読み取られた場合には、報知部110が動作して、不正バーコードが存在することを示すブザー音が鳴動したり、警告用LEDが点灯または点滅動作したりする。
例えば図1において、商品Mが入っている買物カゴ6が、バーコード読取装置1の読取窓14Aの近くに置かれために、商品Mに付されているバーコードの一部を読取窓14Aから出射されるレーザ光が走査すると、商品Mが動かされない限り、N回以上のレーザ光の走査により同一のコードデータが継続して読み取られるという事象が発生する。
本実施形態では、このような事象が発生すると報知されるので、バーコード読取装置1を操作するオペレータ、例えば店員は、意図しないバーコードが読み取られていることに気がつき、買物カゴ6をずらすというような対策を容易に取ることができる。
その結果、複数のバーコードのそれぞれ一部を読み取ったデータを合成してなるバーコードデータが成立してしまい、意図しないバーコードデータによる売上処理がPOSターミナル2で行われてしまうのを、高い確率を持って未然に防ぐことができる。すなわち、バーコード読取装置1の読取精度向上を図ることができる。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
例えば、前記実施形態では、報知手段として、ブザー音によって聴覚的に報知する態様とLEDの点灯または点滅によって視覚的に報知する態様の両方を示したが、いずれか一方の態様のみであってもよい。
また、視覚的に報知する態様としては、LEDに限定されるものではない。例えば、タッチパネル12には、バーコードが付されていない商品の登録などに寄与す複数のタッチキーイメージが表示されているが、図7に示すように、このタッチキーイメージの画面に重ねて、意図しないバーコードが読み取られていることを示すメッセージを、その意図しないバーコードのコードデータに含まれるキャラクタとともに表示させて、店員に報知するようにしてもよい。こうすることにより、店員は、表示されたキャラクタの内容から、どのバーコードが読み取られているかを容易に判別することができ、的確に対策を講じられるようになる。
また、前記実施形態では、不成立コードテーブル52にカウンタエリアを設け、同一コードデータの読取回数を計数することによって、不成立コードテーブル52に同じデータが記憶されている状態が異常と判定される所定時間以上継続しているか確認するようにしたが、確認手段はこれに限定されるものではない。例えば、図6のST14において、バーコード読取バッファ51から取得したコードデータで不成立コードテーブル52を検索し、同一のコードデータが不成立コードテーブル52に記憶されている場合はそのコードデータを不成立コードテーブル52に残す。また、不成立コードテーブル52に記憶されていない新規なコードデータについては、不成立コードテーブル52に記憶させる。そして、不成立コードテーブル52に記憶されてからの経過時間を、バーコード読取装置1が備えるタイマによってコードデータ毎に計時する。一方、不成立コードテーブル52に記憶されていたが、バーコード読取バッファ51に記憶されていなかったコードデータについては、不成立コードテーブル52から削除する。そして、不成立コードテーブル52に記憶されているコードデータの少なくとも1つについて、上記経過時間が、予め設定されている異常と判定される所定時間を経過した場合に、不正バーコードを報知するように構成してもよい。
また、前記実施形態では、不成立コードテーブル52に同じコードデータが記憶されている状態が異常と判定される所定時間以上継続している場合に報知手段を動作させたが、そもそも成立しないバーコードを所定時間読み取っていること自体が異常な状態と認識されるので、単に、不成立コードテーブル52にコードデータが記憶されている状態が所定時間以上継続しているか確認し、確認された場合に報知手段を動作させるようにしたバーコード読取装置も、本発明に含まれる。
また、前記実施形態では、図6の流れ図のST4及びST5の判断処理にて、第1のガードバーGB(S)と第2のガードバーGB(E)の両方とも走査していないバーコードの部分データを破棄したが、この種の部分データもバーコード読取バッファ51に一時的に記憶させ、バーコードデータが成立しない場合は、不成立コードテーブル52に記憶させるようにしてもよい。
さらに、前記実施の形態では、バーコード読取装置1の内部メモリ(ROM16)に発明を実施する機能である制御プログラムが予め記録されている場合で説明をしたが、これに限らず同様の制御プログラムをネットワークからバーコード読取装置1にダウンロードしても良いし、記録媒体に記憶させたものをバーコード読取装置1にインストールしてもよい。記録媒体としては、CD−ROM等プログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能な記録媒体であれば、その形態は何れの形態であっても良い。またこのように予めインストールやダウンロードにより得る機能は装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
この他、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
1…バーコード読取装置、3…会計カウンタ、14…スキャナ部、14A…読取窓、15…CPU、110…報知部。
特開2003−036416号公報

Claims (6)

  1. バーコードに光を走査させそのバーコードからの反射光を電気的に処理してデータを読み取るスキャナ部と、
    前記スキャナ部で読み取られた前記バーコードの部分データを記憶する部分データ記憶部と、
    前記スキャナ部で読み取られたデータ若しくはこのデータと前記部分データ記憶部に記憶された前記部分データとの合成データによりバーコードデータが成立しているか否かを判定する判定手段と、
    この判定手段によりバーコードデータが成立していると判定されると前記部分データ記憶部をクリアするクリア手段と、
    前記部分データ記憶部に前記部分データが記憶されている状態が所定時間以上継続しているか確認する確認手段と、
    この確認手段により前記部分データ記憶部に前記部分データが記憶されている状態が前記所定時間以上継続していることが確認されると報知を行う報知手段と、
    を具備したことを特徴とするバーコード読取装置。
  2. 前記確認手段は、前記部分データ記憶部に同じ部分データが記憶されている状態が所定時間以上継続しているか確認する手段であることを特徴とする請求項1記載のバーコード読取装置。
  3. 前記部分データ記憶部は、前記スキャナ部で読み取られた前記バーコードの部分データを、読取回数に相当するカウントデータとともに記憶し、
    前記スキャナ部から放射される光の1走査毎に、その間に読み取られた前記部分データが前記部分データ記憶部に記憶されているか検索し、記憶されていない場合にはその部分データを前記部分データ記憶部に追加し、記憶されている場合にはその部分データに対応する前記カウントデータをカウントアップする処理手段、
    をさらに具備したことを特徴とする請求項2記載のバーコード読取装置。
  4. 前記確認手段は、部分データ記憶部のカウントデータの中に予め設定された上限値を超える部分データがあると、前記部分データ記憶部に部分データが記憶されている状態が前記所定時間以上継続しているとみなすことを特徴とする請求項3記載のバーコード読取装置。
  5. 前記報知手段は、前記部分データ記憶部に前記所定時間以上継続して記憶されている部分データを表示部に表示させて報知することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1に記載のバーコード読取装置。
  6. バーコードに光を走査させてそのバーコードからの反射光を電気的に処理してデータを読み取るスキャナ部を備えたバーコード読取装置を、
    前記スキャナ部で読み取られた前記バーコードの部分データを部分データ記憶部で記憶する部分データ記憶手段、
    前記スキャナ部で読み取られたデータ若しくはこのデータと前記部分データ記憶部に記憶された前記部分データとの合成データによりバーコードデータが成立しているか否かを判定する判定手段、
    前記判定手段によりバーコードデータが成立していると判定されると前記部分データ記憶部をクリアするクリア手段、
    前記部分データ記憶部に前記部分データが記憶されている状態が所定時間以上継続しているか確認する確認手段、及び
    この確認手段により前記部分データ記憶部に前記部分データが記憶されている状態が前記所定時間以上継続していることが確認されると報知を行う報知手段、
    として機能させるための制御プログラム。
JP2009202947A 2009-09-02 2009-09-02 バーコード読取装置及びその制御プログラム Expired - Fee Related JP4970508B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009202947A JP4970508B2 (ja) 2009-09-02 2009-09-02 バーコード読取装置及びその制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009202947A JP4970508B2 (ja) 2009-09-02 2009-09-02 バーコード読取装置及びその制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011053968A JP2011053968A (ja) 2011-03-17
JP4970508B2 true JP4970508B2 (ja) 2012-07-11

Family

ID=43942894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009202947A Expired - Fee Related JP4970508B2 (ja) 2009-09-02 2009-09-02 バーコード読取装置及びその制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4970508B2 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0380388A (ja) * 1989-08-23 1991-04-05 Fujitsu Ltd バーコード読み取り方式
CA2022269A1 (en) * 1990-01-05 1991-07-06 Theodosios Pavlidis Method of decoding bar code symbols from partial scans
JP3329969B2 (ja) * 1994-12-21 2002-09-30 富士通株式会社 バーコード読取方法およびバーコード読取装置
JPH09161001A (ja) * 1995-12-05 1997-06-20 Fujitsu Ltd バーコード読取装置
JP3514982B2 (ja) * 1998-09-28 2004-04-05 富士通株式会社 バーコード読取装置及びバーコード読取方法
JP4410875B2 (ja) * 1999-06-30 2010-02-03 富士通株式会社 バーコード読み取り装置及びその制御方法
JP2001175805A (ja) * 1999-12-16 2001-06-29 Toshiba Tec Corp バーコード読取装置
JP2003030577A (ja) * 2001-07-16 2003-01-31 Toshiba Tec Corp バーコード読取装置
JP2003141474A (ja) * 2001-10-31 2003-05-16 Toppan Forms Co Ltd バーコード付帳票およびバーコード読取システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011053968A (ja) 2011-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5138667B2 (ja) セルフチェックアウト端末
JP4976512B2 (ja) コード読取装置、販売登録システムおよびプログラム
JP5048161B2 (ja) スキャナ装置及びそのスキャナ方法
JP5000738B2 (ja) コード読取装置およびプログラム
JP5038456B2 (ja) 販売登録装置、チェックアウトシステムおよびプログラム
JP4538056B2 (ja) データコード読取装置及び商品登録システム
JP2010237886A (ja) セルフpos装置及びその動作方法
US9022281B2 (en) Commodity sales data processing apparatus, checkout system and control method
JP2012113689A (ja) コード読取装置およびプログラム
JP2009181499A (ja) 商品登録システム及びその方法
US20170249616A1 (en) Register system capable of disabling security tags
JP2010055324A (ja) 商品販売データ処理装置、チェックアウトシステム、及びコンピュータプログラム
JP4970508B2 (ja) バーコード読取装置及びその制御プログラム
JP5204174B2 (ja) 商品販売システム、商品情報処理装置、プログラム、および決済装置
JP6148089B2 (ja) 光学コードスキャナー、その操作方法、及び購買トランザクション処理システム
JP2013131232A (ja) 商品販売システムおよびプログラム
JP5349444B2 (ja) コード読取装置およびプログラム
JP5095668B2 (ja) バーコード読取装置、バーコード読取方法、商品販売データ処理装置、商品販売データ処理方法およびプログラム
JP3967802B2 (ja) 商品情報読取装置
JP5386603B2 (ja) コード読取装置、販売登録システムおよびプログラム
JP5066592B2 (ja) コード読取装置およびプログラム
JP2013077330A (ja) シンボル認識装置、及びレジシステム
JP5185239B2 (ja) シンボル認識装置、及びレジシステム
JP5250001B2 (ja) コード読取装置およびプログラム
JP2012058788A (ja) 商品コード読取装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120301

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120306

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120404

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees