JP2003030577A - バーコード読取装置 - Google Patents

バーコード読取装置

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JP2003030577A
JP2003030577A JP2001215881A JP2001215881A JP2003030577A JP 2003030577 A JP2003030577 A JP 2003030577A JP 2001215881 A JP2001215881 A JP 2001215881A JP 2001215881 A JP2001215881 A JP 2001215881A JP 2003030577 A JP2003030577 A JP 2003030577A
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Toshihiro Ichinohe
敏浩 一戸
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Toshiba TEC Corp
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 読取効率を上げ、かつ、誤読の可能性を少な
くして、信頼性の高いバーコード読取装置を提供する。 【解決手段】 読取窓から出射される複数本のビームに
対してそれぞれ識別情報を設定する。そして、この識別
情報とともにその識別情報で識別されるビームが走査し
たバーコード走査データを保持する。そして、識別情報
とともに保持された複数のバーコード走査データのなか
から同一方向に出射されたビームのバーコード走査デー
タを識別情報に基づいて抽出し合成してバーコードを復
号する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定置式のバーコー
ド読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スーパーマーケットやコンビニ
エンスストア等の小売店で販売される商品の多くには、
UPC(Universal Product Code),EAN(European
Article Number),JAN(Japanese Article Numbe
r)等で規格化されたバーコードが印刷または貼付され
ている。各規格のバーコードは、通常、図14に示すよ
うに、左ガードバーLGとセンターバーCEとの間、及
びセンターバーCEと右ガードバーRGとの間に、それ
ぞれ4〜6キャラクタのデータCA1,CA2を持った
構造になっている。また、UPC―Eの場合には、左ガ
ードバーと右ガードバーとの間に6キャラクタを持って
いる。因みに、一方のガードバーからセンターバーまで
の間(UPC―Eの場合には、左ガードバーと右ガード
バーとの間)をハーフセグメントと称している。
【0003】一方、この種のバーコードを読取るバーコ
ード読取装置として、半導体レーザを使用した定置式の
ものがある。このものは、光源として半導体レーザを設
けるとともに、モータにより回転駆動される複数面角柱
形状,例えば4面角柱形状のポリゴンミラーを設けてい
る。そして、半導体レーザから出射される1本のレーザ
ビームをポリゴンミラーの周面に入射させるようになっ
ている。ポリゴンミラーの各周面は、モータの回転軸に
対して互いに若干ずつ傾きが異なる反射面となってい
る。したがって、ポリゴンミラーが1回転する間に、半
導体レーザから入射される1本のレーザビームは各周面
で順次反射されて、その面数に相当する複数本の平行し
た走査ビームとなる。
【0004】ポリゴンミラーのビーム入射側下方には、
互いに反射角の異なる複数枚、例えば3枚の固定ミラー
が同一円周上に配置されており、ポリゴンミラーの各周
面で反射された走査ビームがそれぞれ固定ミラー上を走
査するようになっている。これにより、各固定ミラーで
反射された走査ビームが、その固定ミラーの枚数に相当
する複数方向のビームとなって読取窓から出射される。
したがって、ポリゴンミラーの面数を4面とし、固定ミ
ラーの枚数を3枚とした場合には、図15に示すよう
に、読取窓から3方向にそれぞれ平行した4本のビーム
が出射されることになる。
【0005】読取窓から出射された計12本のビーム
は、それぞれバーコードを走査するとそのバーコードに
より変調・拡散される。そこで、ビームがバーコードを
走査したときに変調・拡散された光をビーム毎に受光
し、電気信号に変換して2値化した後、その2値化デー
タをデコードして、バーコードを復号していた。
【0006】ところで通常、図14に示すような体系の
バーコードを復号するには、ハーフセグメントのバーコ
ード走査データであるランレングスデータを用いてい
た。すなわち、読取窓から出射されたビームが左ガード
バーLGからセンターバーCEまでのハーフセグメント
を走査したときのランレングスデータ(左ランレングス
データ)と、センターバーCEから右ガードバーRGま
でのハーフセグメントを走査したときのランレングスデ
ータ(右ランレングスデータ)とを抽出する。そして、
左右のランレングスデータからそれぞれガードバーLG
またはRGとセンターバーCEを検出し、その間のデー
タを復号したのち組み合わせて、1つのバーコードを復
号していた。
【0007】ところが、左右のランレングスデータを用
いてバーコードを復号していた従来のバーコード読取装
置においては、読取窓に対向させたバーコードの角度に
よっては、図16に示すように、ハーフセグメントを1
本のビームで走査しきれない場合があり、このような場
合にはバーコードの角度を変えて再度読取り操作を行な
わなければならなかったので、読取効率が低下するとい
う問題があった。
【0008】そこで、ビームがハーフセグメントを完全
に走査し切れなかったときには、ハーフセグメントの一
部分を走査した複数のビームのデータを組み合わせてラ
ンレングスデータを合成し、この合成されたランレング
スデータを用いてバーコードを復号する方式が考えられ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ハーフ
セグメントの一部分を走査したビームのデータ,いわゆ
るパーシャルデータは、データの信頼性が低く、バーコ
ード以外の部分をビームが走査したときのデータを誤っ
てパーシャルデータとして認識してしまう可能性が高か
った。このため、ガードバーとセンターバーの両者を認
識してハーフセグメント単位でバーコードを復号する方
式に比べて、パーシャルデータを組み合わせてハーフセ
グメントのランレングスデータを合成し、この合成され
たランレングスデータによりバーコードを復号する方式
は、読取効率は高いものの誤読の可能性が高く、信頼性
が低かった。
【0010】そこで本発明は、読取効率がよい上、誤読
の可能性が低く、信頼性の高いバーコード読取装置を提
供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の発明
は、光源から出射されるビームを、モータにより回転駆
動されるポリゴンミラーの反射面で反射させた後、複数
枚の固定ミラー上を走査させることで、読取窓から複数
方向にそれぞれ複数本の平行したビームを出射させてバ
ーコードを読取るバーコード読取装置において、読取窓
から出射される複数本のビームに対してそれぞれ識別情
報を設定する識別情報設定手段と、この設定手段により
設定される識別情報とともにその識別情報で識別される
ビームが走査したバーコード走査データを保持するデー
タ保持手段と、このデータ保持手段により識別情報とと
もに保持された複数のバーコード走査データのなかから
同一方向に出射されたビームのバーコード走査データを
識別情報に基づいて抽出し合成してバーコードを復号す
るバーコード復号手段とを備えたものである。
【0012】かかる発明において、識別情報設定手段と
しては、ポリゴンミラーの回転位置を検知する位置検知
手段を設け、この位置検知手段により検知されるポリゴ
ンミラーの回転位置情報を識別情報として設定する手段
が考えられる。
【0013】また、複数枚の固定ミラーにそれぞれその
固定ミラー上を走査するビームを検知するビーム検知手
段を設け、このビーム検知手段により固定ミラー毎に検
知されるビーム走査情報を識別情報として設定してもよ
いものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。なお、この実施の形態は、図14に
示す体系のバーコードを読取るレーザ走査型の定置式バ
ーコード読取装置に本発明を適用した場合である。
【0015】はじめに、読取窓8から出射される複数本
のビームに対してそれぞれ識別情報を設定する識別情報
設定手段として、ポリゴンミラー3の回転位置を検知す
る位置検知手段を設け、この位置検知手段により検知さ
れるポリゴンミラー3の回転位置情報を識別情報として
設定するようにした第1の実施の形態について説明す
る。
【0016】図1は第1の実施の形態における定置式バ
ーコード読取装置の要部内部構成を示す斜視図であり、
この装置は、光源として半導体レーザ1を設けている。
また、内蔵されたモータ2(図1では不図示)によって
回転軸2aを中心に図中矢印方向に回転駆動される4面
角柱形状のポリゴンミラー3を設けている。そして、半
導体レーザ1から出射されるレーザビームを光路変更ミ
ラー4に反射させ、さらに集光ミラー5の中央部に形成
された開口6を通過させて、ポリゴンミラー3の周面に
入射させている。
【0017】ポリゴンミラー3の各周面3a,3b,3
c,3dは、図2に示すように、回転軸2aに対して互
いに若干ずつ傾きが異なる平面反射面となっている。し
たがって、ポリゴンミラー3が1回転すると、半導体レ
ーザ1から入射される1本のレーザビームは各周面3a
〜3dで順次反射されて、4本の平行した走査ビームと
なる。
【0018】また、この装置は、ポリゴンミラー3のビ
ーム入射側下方に互いに反射角の異なる3枚の固定ミラ
ー7a,7b,7cを同一円周上に配置しており、ポリ
ゴンミラー3が1回転する間に各周面3a〜3dで反射
した走査ビームが各固定ミラー7a〜7c上を順に走査
する。そして、各固定ミラー7a〜7cでそれぞれ反射
された走査ビームが互いに異なる3方向のビームとなっ
て読取窓8から外部へ出射するようになっている。した
がって、読取窓8からは、ポリゴンミラー3が1回転す
る間に、図15に示すように、異なる3方向にそれぞれ
平行した4本のビーム、すなわち計12本のビームが出
射される。
【0019】さて、読取窓8から出射された計12本の
ビームは、それぞれバーコードを走査するとそのバーコ
ードにより変調・拡散される。そこで、この装置は、ビ
ームがバーコードを走査したときに変調・拡散された光
を出射時と逆の光路を通して集光ミラー5まで戻し、こ
の集光ミラー5で出射光路と分離させた後、集光レンズ
9により光電変換素子10上に集める。そして、この光
電変換素子10で電気信号に変換した後、この電気信号
を回路基板11上の信号処理回路で増幅かつ2値化し、
デコードして、バーコードを復号するようになってい
る。
【0020】さらに、この装置は、図3に示すように、
ポリゴンミラー3の底面から突出した回転軸2aに、こ
のポリゴンミラー3の底面対角線より直径の長い円盤1
3をその中心部で固定して、円盤13がポリゴンミラー
3と一体的に回転するようにしている。そして、この円
盤13の周縁部に、ポリゴンミラー3の周面における4
つのコーナー部3e,3f,3g,3hにそれぞれ対応
させて切欠溝14a,14b,14c,14dを形成し
ている。また、各切欠溝14a〜14dの間にそれぞれ
等間隔で2つずつの切欠溝15a1,15a2,15b
1,15b,15c1,15c2,15d1,15d2
を形成している。そして、ポリゴンミラー3の回転に伴
い回転する円盤13の各切欠溝14a〜14d及び15
a1〜15d2を、フォトインタラプタからなるミラー
位置センサ16で検知するようにしている。なお、ポリ
ゴンミラーの周面コーナー部3e〜3hにそれぞれ対応
した切欠溝14a〜14dは、他の切欠溝15a1〜1
5d2よりも円盤13の周方向に対して幅広にしてお
り、ミラー位置センサ16が切欠溝を検知している時間
の長さによって、切欠溝がポリゴンミラー3の周面コー
ナー部3e〜3hにそれぞれ対応した切欠溝14a〜1
4dなのか、その他の切欠溝15a1〜15d2なのか
を識別できるようにしている。
【0021】ここで、ポリゴンミラー3の周面コーナー
部3eに対応した切欠溝14aをミラー位置センサ16
が検知するタイミングは、ポリゴンミラー3の周面3a
で反射した走査ビームが固定ミラー8aを走査し始める
ときに一致し、切欠溝15a1をミラー位置センサ16
が検知するタイミングは、この走査ビームが固定ミラー
8bを走査し始めるときに一致し、切欠溝15a2をミ
ラー位置センサ16が検知するタイミングは、この走査
ビームが固定ミラー8cを走査し始めるときに一致す
る。また、ポリゴンミラー3の周面コーナー部3fに対
応した切欠溝14bをミラー位置センサ16が検知する
タイミングは、ポリゴンミラー3の周面3bで反射した
走査ビームが固定ミラー8aを走査し始めるときに一致
し、切欠溝15b1をミラー位置センサ16が検知する
タイミングは、この走査ビームが固定ミラー8bを走査
し始めるときに一致し、切欠溝15b2をミラー位置セ
ンサ16が検知するタイミングは、この走査ビームが固
定ミラー8cを走査し始めるときに一致する。また、ポ
リゴンミラー3の周面コーナー部3gに対応した切欠溝
14cをミラー位置センサ16が検知するタイミング
は、ポリゴンミラー3の周面3cで反射した走査ビーム
が固定ミラー8aを走査し始めるときに一致し、切欠溝
15c1をミラー位置センサ16が検知するタイミング
は、この走査ビームが固定ミラー8bを走査し始めると
きに一致し、切欠溝15c2をミラー位置センサ16が
検知するタイミングは、この走査ビームが固定ミラー8
cを走査し始めるときに一致する。同様に、ポリゴンミ
ラー3の周面コーナー部3hに対応した切欠溝14dを
ミラー位置センサ16が検知するタイミングは、ポリゴ
ンミラー3の周面3dで反射した走査ビームが固定ミラ
ー8aを走査し始めるときに一致し、切欠溝15d1を
ミラー位置センサ16が検知するタイミングは、この走
査ビームが固定ミラー8bを走査し始めるときに一致
し、切欠溝15d2をミラー位置センサ16が検知する
タイミングは、この走査ビームが固定ミラー8cを走査
し始めるときに一致する。
【0022】ここに、周縁部に切欠溝14a〜14d,
15a1〜15d2を設けた円盤13と、この円盤13
の切欠溝14a〜14d,15a1〜15d2を検出す
るミラー位置センサ16とは、ポリゴンミラー3の回転
位置を検知する位置検知手段として機能する。
【0023】図4は前記定置式バーコード読取装置の要
部回路構成を示すブロック図であり、この装置は、制御
部本体としてCPU(Central Processing Unit)21
を設けている。そしてこのCPU21に、プログラム等
の固定的データを予め格納したROM(Read Only Memo
ry)22と、各種のデータを書換自在に記憶するRAM
(Random Access Memory)23と、このバーコード読取
装置が接続されるホスト機器(例えばPOS端末)との
間のデータ通信を制御する通信インタフェース24とを
バス接続している。また、半導体レーザ1の駆動を制御
するレーザ駆動回路25、ポリゴンミラー3を回転させ
るモータ2の駆動を制御するモータ駆動回路26、ミラ
ー位置センサ16からの信号を入力する信号入力回路2
7、光電変換器10から出力され、2値化回路28にて
増幅,2値化された電気信号をデコードするデコード回
路29を、上記CPU21にバス接続している。
【0024】前記CPU21と、ROM22,RAM2
3,通信インタフェース24,レーザ駆動回路25,モ
ータ駆動回路26,信号入力回路27,2値化回路28
及びデコード回路29とは、回路基板11上に実装され
ている。
【0025】かかる構成の定置式バーコード読取装置
は、ポリゴンミラー3の1回転により読取窓8から出射
される12本のビームに対してそれぞれポリゴンミラー
3の回転位置情報を識別情報として設定している(識別
情報設定手段)。そして、各ビームの識別情報とともに
その識別情報で識別されるビームが走査したバーコード
のデータ,いわゆるバーコード走査データを保持し(デ
ータ保持手段)、この保持されたバーコード走査データ
のうち同一方向に出射されたビームのバーコード走査デ
ータを識別情報に基づいて抽出し合成してバーコードを
復号するものとなっている(バーコード復号手段)。
【0026】具体的には、図5に示すように、読取窓8
から出射されるビームの識別情報である走査線IDに対
応して、そのビームによって走査されたバーコード走査
データと、このバーコード走査データのデータタイプと
を記憶するデコードテーブル30をRAM23に形成し
ている。
【0027】ここで、データタイプは、図14に示す体
系のバーコードうち、左ガードバーLGからセンターバ
ーSEまでの左ハーフセグメントを走査したビームのバ
ーコード走査データを「TYPE1」とし、センターバ
ーSEから右ガードバーRGまでの右ハーフセグメント
を走査したビームのバーコード走査データを「TYPE
2」とし、左ハーフセグメントのうち左ガードバーLG
を含むがセンターバーCEを含まない一部分を走査した
ビームのバーコード走査データを「TYPE3」とし、
右ハーフセグメントのうちセンターバーCEを含むが右
ガードバーRGを含まない一部分を走査したビームのバ
ーコード走査データを「TYPE4」とし、左ハーフセ
グメントのうちセンターバーCEを含むが左ガードバー
LGを含まない一部分を走査したビームのバーコード走
査データを「TYPE5」とし、右ハーフセグメントの
うち右ガードバーRGを含むがセンターバーCEを含ま
ない一部分を走査したビームのバーコード走査データを
「TYPE6」とする。
【0028】そして、CPU21が図6の流れ図に示す
手順の処理を実行するように、ROM22のプログラム
を構成している。すなわちCPU21は、電源投入など
により立ち上がると、先ず、ST(ステップ)1として
モータ駆動回路26を制御してモータ2を起動し、ポリ
ゴンミラー3を回転駆動させる。次に、ST2としてレ
ーザ駆動回路25を制御して半導体レーザ1を起動し、
レーザビームを出射させる。次に、ST3としてミラー
位置センサ16からの信号を監視する。なお、このと
き、デコードテーブル30のデータはクリアされてい
る。
【0029】ST3にて、ミラー位置センサ16からの
信号がオンし、円盤13の周縁部に形成された切欠溝1
4a〜14d,15a1〜15d2を検知したことを確
認すると、ST4としてそのオン時間から切欠溝がポリ
ゴンミラー3の周面コーナー部3e〜3hに対応した切
欠溝14a〜14dなのか、その他の切欠溝15a1〜
15d2なのかを判断する。そして、切欠溝15a1〜
15d2であった場合には、ミラー位置センサ16が次
の切欠溝を検知するのを待機する。
【0030】ST4にてミラー位置センサ16がポリゴ
ンミラー3の周面コーナー部3e〜3hに対応した切欠
溝14a〜14dのいずれかを検知したことを確認した
場合には、ST5として第1のカウンタYを「1」に初
期設定する。また、ST6として第2のカウンタXを
「1」に初期設定する。なお、第1のカウンタY及び第
2のカウンタXはRAM23に形成されている。
【0031】次に、CPU21は、ST7としてデコー
ド回路29によりバーコード走査データがデコードされ
るのを待機する。また、ST8としてミラー位置センサ
16からの信号を監視する。そして、バーコード走査デ
ータがデコードされた場合には、ST9として第2のカ
ウンタXのカウント値を走査線IDとし、この走査線I
Dと、デコードされたバーコード走査データのデータタ
イプとを付して、当該バーコード走査データをデコード
テーブル30に格納する。
【0032】一方、ミラー位置センサ16からの信号が
オンしたことを検知した場合には、ST10としてその
オン時間から切欠溝が切欠溝14a〜14dなのか、そ
の他の切欠溝15a1〜15d2なのかを判断する。そ
して、切欠溝15a1〜15d2であった場合には、S
T11として前記第2のカウンタXを「1」だけカウン
トアップする。しかる後、再びデコード回路29により
バーコード走査データがデコードされるのを待機する。
また、ミラー位置センサ16からの信号を監視する。
【0033】これに対し、ミラー位置センサ16がポリ
ゴンミラー3の周面コーナー部3e〜3hに対応した切
欠溝14a〜14dのいずれかを検知したことを確認し
た場合には、ST12として前記第1のカウンタYを
「1」だけカウントアップする。しかる後、ST13と
してこの第1のカウンタYがポリゴンミラー3の面数
「4」を超えたか否かを判断する。ここで、第1のカウ
ンタYがポリゴンミラー3の面数「4」を超えていない
場合にはST6に戻り、前記第2のカウンタXを「1」
に初期化した後、再びデコード回路29によりバーコー
ド走査データがデコードされるのを待機する。また、ミ
ラー位置センサ16からの信号を監視する。
【0034】ST13にて第1のカウンタYがポリゴン
ミラー3の面数「4」を超えたことを確認した場合に
は、ポリゴンミラー3の1回転により生成された12本
のビームがそれぞれ走査したバーコード走査データが、
そのビームを識別する走査線IDと、走査部分に対応し
たデータタイプとを付して、デコードテーブル30に格
納されているので、ST14としてこのデコードテーブ
ル30を参照して後述するバーコード復号処理を実行す
る。そして、このバーコード復号処理を終了すると、S
T5に戻り、前記第1のカウンタY及び第2のカウンタ
Xをそれぞれ「1」に初期化する。しかる後、再びデコ
ード回路29によりバーコード走査データがデコードさ
れるのを待機する。また、ミラー位置センサ16からの
信号を監視する。
【0035】図7は前記バーコード復号処理の手順を具
体的に示す流れ図である。すなわちCPU21は、この
バーコード復号処理に入ると、先ず、デコードテーブル
30を検索して、データタイプ[TYPE1]または
[TYPE2]のデータコード走査データ,いわゆるハ
ーフセグメントデータを検出する。ここで、左ガードバ
ーLGからセンターバーSEまでの左ハーフセグメント
を走査したビームのバーコード走査データである左ハー
フセグメントデータ[TYPE1]と、センターバーS
Eから右ガードバーRGまでの右ハーフセグメントを走
査したビームのバーコード走査データである右ハーフセ
グメントデータ[TYPE2]の両方を検出した場合に
は、その左右のハーフセグメントデータを組み合わせて
バーコードを復号する。
【0036】これに対し、左ハーフセグメントデータ
[TYPE1]のみしか検出できなかった場合には、図
8の流れ図に示す手順で右ハーフセグメントデータを合
成する。すなわち、デコードテーブル30を検索して、
走査線IDが共通で、データタイプが[TYPE4]の
データ,つまり右ハーフセグメントのうちセンターバー
CEを含むが右ガードバーRGを含まない一部分を走査
したビームのバーコード走査データと、データタイプが
[TYPE6]のデータ,つまり右ハーフセグメントの
うち右ガードバーRGを含むがセンターバーCEを含ま
ない一部分を走査したビームのバーコード走査データと
を抽出する。そして、該当する2タイプのデータを抽出
した場合には、これらのデータ間でキャラクタの重なり
部分のデータが一致することを確認した上で合成して、
右ハーフセグメントのランレングスデータを生成する。
しかる後、この右ハーフセグメントデータとデータタイ
プ[TYPE1]の左ハーフセグメントデータとを組み
合わせることによってバーコードを復号する。
【0037】また、右ハーフセグメントデータ[TYP
E2]のみしか検出できなかった場合には、図9の流れ
図に示す手順で左ハーフセグメントデータを合成する。
すなわち、デコードテーブル30を検索して、走査線I
Dが共通で、データタイプが[TYPE3]のデータ,
つまり左ハーフセグメントのうちセンターバーCEを含
むが左ガードバーLGを含まない一部分を走査したビー
ムのバーコード走査データと、データタイプが[TYP
E5]のデータ,つまり左ハーフセグメントのうち左ガ
ードバーLGを含むがセンターバーCEを含まない一部
分を走査したビームのバーコード走査データとを抽出す
る。そして、該当する2タイプのデータを抽出した場合
には、これらのデータ間でキャラクタの重なり部分のデ
ータが一致することを確認した上で合成して、左ハーフ
セグメントデータを生成する。しかる後、この左ハーフ
セグメントデータとデータタイプ[TYPE2]の右ハ
ーフセグメントデータとを組み合わせることによってバ
ーコードを復号する。
【0038】一方、左右のハーフセグメントデータを全
く検出できなかった場合には、図8の流れ図に示す手順
で右ハーフセグメントデータを合成するとともに、図9
の流れ図に示す手順で左ハーフセグメントデータを合成
し、この左ハーフセグメントデータと右ハーフセグメン
トデータとを組み合わせてバーコードを復号する。
【0039】こうして、バーコードを復号すると、CP
U21は、そのバーコードデータを通信インタフェース
24を介してPOS端末等のホスト機器に送信する。ま
た、図示しないブザーを駆動して読取確定音を鳴らすこ
とにより、オペレータにバーコードの読取完了を報知す
る。しかる後、デコードテーブル30のデータをクリア
したならば、今回のバーコード復号処理を終了するもの
となっている。
【0040】なお、右ハーフ合成処理において、走査線
IDが共通で、データタイプが[TYPE4]のデータ
と、データタイプが[TYPE6]のデータの両方を検
出できなかった場合、及び左ハーフ合成処理において、
走査線IDが共通で、データタイプが[TYPE3]の
データと、データタイプが[TYPE5]のデータの両
方を検出できなかった場合には、バーコードを復号でき
ないので、デコードテーブル30のデータをクリアし
て、今回のバーコード復号処理を終了する。
【0041】このように構成された本実施の形態のバー
コード読取装置においては、ミラー位置センサ16によ
り円盤13の切欠溝14aを検知したとき、半導体レー
ザ1から出射されたレーザビームは、ポリゴンミラー3
の周面3aで反射し、固定ミラー7aを走査して読取窓
8から出射される。このビームを図14中[1]で示
す。このビーム[1]に対しては、第1のカウンタYと
第2のカウンタXとがいずれも「1」であったとする
と、走査線IDとして「1」が設定される。
【0042】続いて、ミラー位置センサ16は円盤13
の切欠溝15a1を検知する。そうすると、半導体レー
ザ1から出射され、ポリゴンミラー3の周面3aで反射
したレーザビームは、固定ミラー7bを走査して読取窓
8から出射される。このビームを図14中[2]で示
す。このビーム[2]に対しては、第2のカウンタXが
「2」なので、走査線IDとして「2」が設定される。
【0043】続いて、ミラー位置センサ16は円盤13
の切欠溝15a2を検知する。そうすると、半導体レー
ザ1から出射され、ポリゴンミラー3の周面3aで反射
したレーザビームは、固定ミラー7cを走査して読取窓
8から出射される。このビームを図14中[3]で示
す。このビーム[3]に対しては、第2のカウンタXが
「3」なので、走査線IDとして「3」が設定される。
【0044】続いて、ミラー位置センサ16は円盤13
の切欠溝14bを検知する。そうすると、半導体レーザ
1から出射されたレーザビームは、ポリゴンミラー3の
周面3bで反射し、固定ミラー7aを走査して読取窓8
から出射される。このビームを図14中[4]で示す。
このビーム[4]に対しては、第2のカウンタXが
「1」なので、走査線IDとして「1」が設定される。
【0045】以後、ミラー位置センサ16が円盤13の
切欠溝を検知する毎に、ポリゴンミラー3の周面で反射
し、固定ミラーを走査して読取窓8から出射されるビー
ムに対して走査線IDが設定される。すなわち、ポリゴ
ンミラー3の周面3bで反射し、固定ミラー7bを走査
して読取窓8から出射されるビーム[5]と、ポリゴン
ミラー3の周面3cで反射し、固定ミラー7bを走査し
て読取窓8から出射されるビーム[8]と、ポリゴンミ
ラー3の周面3dで反射し、固定ミラー7bを走査して
読取窓8から出射されるビーム[11]に対しては、ビ
ーム[2]と同様に走査線IDとして「2」が設定さ
れ、ポリゴンミラー3の周面3bで反射し、固定ミラー
7cを走査して読取窓8から出射されるビーム[6]
と、ポリゴンミラー3の周面3cで反射し、固定ミラー
7cを走査して読取窓8から出射されるビーム[9]
と、ポリゴンミラー3の周面3dで反射し、固定ミラー
7cを走査して読取窓8から出射されるビーム[12]
に対しては、ビーム[3]と同様に走査線IDとして
「3」が設定される。また、ポリゴンミラー3の周面3
cで反射し、固定ミラー7aを走査して読取窓8から出
射されるビーム[7]と、ポリゴンミラー3の周面3d
で反射し、固定ミラー7aを走査して読取窓8から出射
されるビーム[10]に対しては、ビーム[1]及びビ
ーム[4]と同様に走査線IDとして「1」が設定され
る。
【0046】このように、ポリゴンミラー3の1回転に
より読取窓8から出射される12本のビームに対して、
それぞれ走査線IDが設定される。この場合において、
同一方向の平行する4本のビームに対しては共通の走査
線IDが設定される。
【0047】そして本実施の形態では、読取窓8から出
射されるビーム毎に、そのビームがバーコードを走査し
たことでデコード回路29によりバーコード走査データ
がデコードされると、そのバーコード走査データが、当
該バーコード走査データのデータタイプ及びバーコード
を走査したビームの走査線IDとともにデコードテーブ
ル30に記憶される。そして、このデコードテーブル3
0に記憶された各バーコード走査データに基づいてバー
コードが復号される。
【0048】今、ポリゴンミラー3の1回転により読取
窓8から出射される12本のビームがそれぞれバーコー
ドを走査したことによりデコードテーブル30に図10
に示すパターンのデータが格納されたとする。なお、図
16に示すように、いずれもビームもバーコードの左ガ
ードバーLGからセンターバーCEまでの左ハーフセグ
メントと、センターバーCEから右ガードバーRGまで
の右ハーフセグメントを走査できなかったとする。
【0049】この場合、CPU21では、先ず、右ハー
フ合成処理が開始される。すなわち、デコードテーブル
30を検索して、走査線IDが共通で、データタイプが
[TYPE4]のバーコード走査データと、データタイ
プが[TYPE6]のバーコード走査データとを抽出
し、これらのデータを合成して、右ハーフセグメントの
バーコード走査データ,いわゆる右ランレングスデータ
を生成する。この場合、データ31とデータ32とが該
当する。したがって、このデータ31とデータ32とが
合成されて、右ランレングスデータ「01,02,0
3,04,E5,E6」が生成される。
【0050】次に、CPU21では、左ハーフ合成処理
が開始される。すなわち、デコードテーブル30を検索
して、走査線IDが共通で、データタイプが[TYPE
3]のバーコード走査データと、データタイプが[TY
PE5]のバーコード走査データとを抽出し、これらの
データを合成して、左ハーフセグメントのバーコード走
査データ,いわゆる左ランレングスデータを生成する。
この場合、データ35とデータ36とが該当する。した
がって、このデータ35とデータ36とが合成されて、
左ランレングスデータ「05,06,09,08,0
3,04」が生成される。
【0051】かくして、右ランレングスデータ「01,
02,03,04,E5,E6」と左ランレングスデー
タ「05,06,09,08,03,04」とが組み合
わせされて、バーコードデータ「01,02,03,0
4,E5,E6,05,06,09,08,03,0
4」が復号される。
【0052】ところで、図10において、データ33は
データ32とデータタイプが一致するばかりか、バーコ
ード走査データのキャラクタ3及びキャラクタ4もデー
タ31のそれと重複している。したがって、従来の技術
であれば、データ31とデータ33とを合成して右ラン
レングスデータ「01,02,03,04,02,0
1」が誤って生成される可能性があった。また同様に、
データ34はデータ36データタイプが一致するばかり
か、バーコード走査データのキャラクタ2,3及びキャ
ラクタ4もデータ35のそれと重複している。したがっ
て、従来の技術であれば、データ34とデータ35とを
合成して左ランレングスデータ「05,06,09,0
8,07,06」が誤って生成される可能性があった。
【0053】これに対して本実施の形態では、各バーコ
ード走査データにそのバーコード走査データに対応する
ビームの識別情報として走査線IDを設定し、この走査
線IDに基づいて同一方向に出射されたビームのバーコ
ード走査データを抽出して合成することによりランレン
グスデータを生成するようにしたので、走査線IDが共
通のデータ31とデータ32及びデータ35とデータ3
6とを合成し、走査線IDが異なるデータ31とデータ
33及びデータ34とデータ35とを合成することはな
い。
【0054】したがって、ハーフセグメントの一部分を
走査したビームのデータ、いわゆるパーシャルデータを
使用してバーコードを復号できるので読取効率がよい
上、誤読の可能性が低く、装置の信頼性を高めることが
できる。
【0055】次に、識別情報設定手段として、複数枚の
固定ミラー7a〜7cにそれぞれその固定ミラー上を走
査するビームを検知するビーム検知手段を設け、このビ
ーム検知手段により固定ミラー7a〜7c毎に検知され
るビーム走査情報を識別情報として設定するようにした
第2の実施の形態について説明する。
【0056】図11は第2の実施の形態における定置式
バーコード読取装置の要部内部構成を示す斜視図であ
り、図12は要部回路構成を示すブロック図であって、
図1及び図4に示す第1の実施の形態のものと同一部分
には同一符号を付している。
【0057】すなわち、この第2の実施の形態が第1の
実施の形態と異なる点は、各固定ミラー7a,7b,7
cのレーザビーム走査方向に対して上流側に、レーザビ
ームを検知する光センサ12a,12b,12cをそれ
ぞれ設け、ポリゴンミラー3の回転位置を検知する位置
検知手段として機能していた円盤13とミラー位置セン
サ16とを不要にした点である。したがって、図12に
示すように、信号入力回路27には、ミラー位置センサ
16からの信号の変わりに各光センサ12a,12b,
12cからの信号を入力するようになっている。
【0058】しかして、CPU21は、図13の流れ図
に示す手順の処理を実行するものとなっている。すなわ
ち、電源投入などにより立ち上がると、先ず、ST21
としてモータ駆動回路26を制御してモータ2を起動
し、ポリゴンミラー3を回転駆動させる。次に、ST2
2としてレーザ駆動回路25を制御して半導体レーザ1
を起動し、レーザビームを出射させる。次に、ST23
としていずれかの光センサ12a〜12cがレーザビー
ムを検出するのを待機する。そして、信号入力回路27
に入力された信号によりレーザビームを検出したことを
確認すると、ST24としてレーザビームを検出した光
センサがポリゴンミラー3から反射したビームの走査方
向に対して最上流にある固定ミラー7aに対応した光セ
ンサ12aか否かを判断し、光センサ12aでなけれ
ば、再びいずれかの光センサ12a〜12cがレーザビ
ームを検出するのを待機する。
【0059】ST24にてレーザビームを検出したセン
サが光センサ12aであることを確認すると、ST25
として第1のカウンタYを「1」に初期設定する。ま
た、ST26として第2のカウンタXを「1」に初期設
定する。
【0060】次に、CPU21は、ST27としてデコ
ード回路29によりバーコード走査データがデコードさ
れるのを待機する。また、ST28として各光センサ1
2a,12b,12cからの信号を監視する。そして、
バーコード走査データがデコードされた場合には、ST
29として第2のカウンタXのカウント値を走査線ID
とし、この走査線IDと、デコードされたバーコード走
査データのデータタイプとを付して、当該バーコード走
査データをデコードテーブル30に格納する。
【0061】一方、いずれかの光センサ12a,12
b,12cがレーザビームを検出したことを確認した場
合には、ST30として前記第2のカウンタXを「1」
だけカウントアップする。そして、ST31としてこの
第2のカウンタXが固定ミラー7a〜7cの枚数「3」
を超えたか否かを判断する。ここで、第2のカウンタX
が固定ミラー7a〜7cの枚数「3」を超えていない場
合には、再びデコード回路29によりバーコード走査デ
ータがデコードされるのを待機する。また、各光センサ
12a〜12cからの信号を監視する。
【0062】これに対し、ST31にて第2のカウンタ
Xが固定ミラー7a〜7cの枚数「3」を超えた場合に
は、ST32として前記第1のカウンタYを「1」だけ
カウントアップする。しかる後、ST33としてこの第
1のカウンタYがポリゴンミラー3の面数「4」を超え
たか否かを判断する。ここで、第1のカウンタYがポリ
ゴンミラー3の面数「4」を超えていない場合にはST
26に戻り、前記第2のカウンタXを「1」に初期化し
た後、再びデコード回路29によりバーコード走査デー
タがデコードされるのを待機する。また、各光センサ1
2a〜12cからの信号を監視する。
【0063】ST33にて第1のカウンタYがポリゴン
ミラー3の面数「4」を超えたことを確認した場合に
は、ポリゴンミラー3の1回転により生成された12本
のビームがそれぞれ走査したバーコード走査データが、
そのビームを識別する走査線IDと、走査部分に対応し
たデータタイプとを付して、デコードテーブル30に格
納されたので、ST34として第1の実施の形態と同様
のバーコード復号処理を実行する。そして、このバーコ
ード復号処理を終了すると、ST25に戻り、前記第1
のカウンタY及び第2のカウンタXをそれぞれ「1」に
初期化する。しかる後、再びデコード回路29によりバ
ーコード走査データがデコードされるのを待機する。ま
た、各光センサ12a〜12cからの信号を監視する。
【0064】このような構成の第2の実施の形態におい
ても、第1の実施の形態と同様に、読取窓8から同一方
向に向けて平行に出射される4本のビームには共通の走
査線IDが設定されるので、第1の実施の形態と同一の
効果を奏し得る。
【0065】なお、前記各実施の形態では、ポリゴンミ
ラー3を4面角柱形状とし、この固定ミラー3の各周面
から反射されるビームを3枚の固定ミラー7a〜7c上
で走査させる構造のバーコード読取装置に本発明を適用
したが、ポリゴンミラーの面数や固定ミラーの枚数が異
なる構造のバーコード読取装置に対しても本発明は適用
できるものである。
【0066】また、本発明は、ハーフセグメントのキャ
ラクタ数が6つのバーコードに限らず、例えば4つのバ
ーコードでも同様に読取ることができる。また、センタ
ーバーのないUPC−Eのようなバーコードであっても
同様に読取ることができる。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように、本願請求項1乃至
3記載の発明によれば、読取効率がよい上、誤読の可能
性が低く、信頼性の高いバーコード読取装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における定置式バ
ーコード読取装置の要部内部構成を示す斜視図。
【図2】 同実施の形態におけるポリゴンミラーの構成
を示す上面図。
【図3】 同実施の形態におけるポリゴンミラーの回転
位置検知手段を説明するための上面図及び側面図。
【図4】 同実施の形態における定置式バーコード読取
装置の要部回路構成を示すブロック図。
【図5】 同実施の形態においてRAMに形成されるデ
コードテーブルの構成図。
【図6】 同実施の形態におけるCPUの主要な処理手
順を示す流れ図。
【図7】 図6におけるバーコード復号処理を具体的に
示す流れ図。
【図8】 図7における右ハーフ合成処理を具体的に示
す流れ図。
【図9】 図8における右ハーフ合成処理を具体的に示
す流れ図。
【図10】同実施の形態の作用説明において用いるデコ
ードテーブルのデータ例を示す図。
【図11】本発明の第2の実施の形態における定置式バ
ーコード読取装置の要部内部構成を示す斜視図。
【図12】同実施の形態における定置式バーコード読取
装置の要部回路構成を示すブロック図。
【図13】同実施の形態におけるCPUの主要な処理手
順を示す流れ図。
【図14】一般的なバーコードの体系の一例を示す図。
【図15】読取窓から出射されるビームの数と方向の一
例を示す図。
【図16】バーコードとビームとの対応関係の一例を示
す図。
【符号の説明】
1…半導体レーザ(光源) 2…モータ 3…ポリゴンミラー 7a,7b,7c…固定ミラー 8…読取窓 10…光電変換素子 12a,12b,12c…光センサ 13…円盤 16…ミラー位置センサ 21…CPU 30…デコードテーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から出射されるビームを、モータに
    より回転駆動されるポリゴンミラーの反射面で反射させ
    た後、複数枚の固定ミラー上を走査させることで、読取
    窓から複数方向にそれぞれ複数本の平行したビームを出
    射させてバーコードを読取るバーコード読取装置におい
    て、 前記読取窓から出射される複数本のビームに対してそれ
    ぞれ識別情報を設定する識別情報設定手段と、 この設定手段により設定される識別情報とともにその識
    別情報で識別されるビームが走査したバーコード走査デ
    ータを保持するデータ保持手段と、 このデータ保持手段により識別情報とともに保持された
    複数のバーコード走査データのなかから同一方向に出射
    されたビームのバーコード走査データを前記識別情報に
    基づいて抽出し合成してバーコードを復号するバーコー
    ド復号手段と、を具備したことを特徴とするバーコード
    読取装置。
  2. 【請求項2】 識別情報設定手段は、ポリゴンミラーの
    回転位置を検知する位置検知手段を設け、この位置検知
    手段により検知される前記ポリゴンミラーの回転位置情
    報を識別情報として設定することを特徴とする請求項1
    記載のバーコード読取装置。
  3. 【請求項3】 識別情報設定手段は、複数枚の固定ミラ
    ーにそれぞれその固定ミラー上を走査するビームを検知
    するビーム検知手段を設け、このビーム検知手段により
    固定ミラー毎に検知されるビーム走査情報を識別情報と
    して設定することを特徴とする請求項1記載のバーコー
    ド読取装置。
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