JPH11203397A - バーコード読取装置 - Google Patents

バーコード読取装置

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JPH11203397A
JPH11203397A JP10005972A JP597298A JPH11203397A JP H11203397 A JPH11203397 A JP H11203397A JP 10005972 A JP10005972 A JP 10005972A JP 597298 A JP597298 A JP 597298A JP H11203397 A JPH11203397 A JP H11203397A
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bar code
hand
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light
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JP10005972A
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Osamu Asai
修 浅井
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーコード読取装置において、手持ち状態に
おけるバーコードの読取を常に最適な光走査パターンで
行えるようにする。 【解決手段】 バーコード読取用のレーザ光を出射する
レーザダイオード12の発光タイミング等を電気回路部
10で制御することにより、レーザ光の光走査パターン
をシングル走査パターンとマルチ走査パターンとのいず
れかに切替可能な光学装置部8を備えたバーコード読取
装置において、光学装置部8を介して光走査パターン設
定用のバーコードを読み取らせることにより、手持ち使
用時の光走査パターンを、使用者が適宜設定変更できる
ようにする。この結果、使用者は、バーコード読取装置
に対して、手持ち使用時に読み取らせるバーコードの種
類等に応じた最適な光走査パターンでバーコードを読み
取らせることが可能になり、手持ち使用時の操作性を向
上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーコード読取用
の光を出射して、その反射光からバーコードを読み取る
バーコード読取装置に関し、詳しくは、当該装置が任意
の載置台上に載置された定置状態であっても、或いは、
当該装置が使用者の手に把持された手持ち状態であって
も、バーコードを読み取り可能なバーコード読取装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のバーコード読取装置
(所謂バーコードスキャナ;以下単にスキャナという)
においては、装置が定置状態にあるときには、バーコー
ド読取用の光(一般にレーザダイオードを光源とするレ
ーザ光が使用される)を複数のライン方向に順次走査し
たマルチ走査パターンの光を出射して、その出射光が外
部のバーコードに当たって反射してくる反射光からバー
コードを読み取り、逆に、手持ち状態にあるときには、
出射光を一ライン方向に走査したシングル走査パターン
の光を出射し、その出射光が外部のバーコードに当たっ
て反射してくる反射光からバーコードを読み取るように
されている。
【0003】つまり、出射光をマルチ走査パターンで走
査すれば、スキャナに対するバーコードの配列方向を一
定方向に調整することなく、バーコードを読み取ること
ができ、逆に、出射光をシングル走査パターンで走査す
れば、その走査方向に沿って配列されたバーコードのみ
を読み取ることができることから、従来では、例えば、
コンビニエンスストアやスーパーマーケット等の小売店
において、スキャナをレジ台等の載置台上に載置した状
態で、バーコードが印刷又は貼付された商品を手に持っ
て、バーコードを読み取らせる場合(つまりスキャナが
定置状態にあるとき)には、そのバーコードをスキャナ
が光を出射する窓部付近に翳すだけで、バーコードを簡
単に読み取らせることができるように、出射光をマルチ
走査パターンで走査させ、逆に、スキャナを手に持ち、
各種商品のバーコードが同一面上に多数印刷された所謂
バーコードシートから、特定商品のバーコードを読み取
らせるような場合(つまりスキャナが手持ち状態にある
とき)には、バーコードの読み取りミスが発生したり、
周囲のバーコードが誤って読み取られることのないよ
う、出射光をシングル走査パターンで走査させて、特定
のバーコードのみを簡単な操作で正確に読み取らせるこ
とができるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうした従来
のスキャナにおいては、スキャナを手で持ってバーコー
ドを読み取らせる場合には、出射光の走査パターンがシ
ングル走査パターンに固定されることから、例えば、こ
のスキャナを用いて、家電製品等の大型製品に付与され
たバーコードを読み取らせるような場合には、使い勝手
が悪いという問題があった。
【0005】つまり、大型製品に付与されたバーコード
をスキャナに読み取らせる場合、スキャナをレジ台等の
載置台上に載置した定置状態にすると、大型製品自体を
その載置台まで運ぶ必要があり、極めて不便であること
から、大型製品に付与されたバーコードをスキャナに読
み取らせる場合には、スキャナ自体を手で持ち、スキャ
ナからの出射光を大型製品に付与されたバーコードに向
けることになる。ところが、この場合、上記従来のよう
に、スキャナが手持ち状態にあるときの出射光の走査パ
ターンがシングル走査パターンに固定されていると、出
射光の走査方向が読み取るべきバーコードの配列方向に
一致するように、スキャナの傾きを手で調整しなければ
ならず、使い勝手が悪くなる。
【0006】このため、大型製品に付与されたバーコー
ドを読み取らせるには、スキャナが手持ち状態にあって
も、出射光の走査パターンは、定置状態と同じマルチ走
査パターンにすることが望ましく、このためには、出射
光の走査パターンが、スキャナの使用状態に関係なく、
常に、マルチ走査パターンとなるように、スキャナの出
射光の走査パターンを固定すればよい。
【0007】しかし、このようにスキャナを構成する
と、今度は、バーコードシート等から特定のバーコード
を読み取らせる際に、スキャナが他のバーコードを読み
取ってしまうことのないようにスキャナを操作しなけれ
ばならず、操作性が著しく低下する。
【0008】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、手持ち状態であっても定置状態であってもバ
ーコードを読取可能なバーコード読取装置において、手
持ち状態におけるバーコード読取用の光の走査パターン
を適宜設定変更できるように構成することにより、バー
コードを常に簡単な操作で正確に読み取ることができる
ようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載のバーコード読取装置に
は、光源からの光を第1の光走査パターンで出射してそ
の反射光からバーコードを読み取る第1読取手段と、光
源からの光を第2の光走査パターンで出射してその反射
光からバーコードを読み取る第2読取手段とが備えられ
る。そして、使用状態判定手段が、当該装置が載置台上
に載置された定置状態にあるか、当該装置が使用者に把
持された手持ち状態にあるかを判断し、手持ち読取設定
手段が、使用状態判定手段にて当該装置が手持ち状態に
あると判断されたときにバーコードの読み取りのために
動作させる読取手段を、外部からの指令に従い、第1読
取手段及び第2読取手段のいずれかに設定する。
【0010】また、使用状態判定手段にて当該装置が定
置状態にあると判断されると、定置読取制御手段が、第
1読取手段を動作させることにより、第1の光走査パタ
ーンでバーコードを読み取り、その読み取ったバーコー
ドデータを外部装置に送信し、逆に、使用状態判定手段
にて当該装置が手持ち状態にあると判断されると、手持
ち読取制御手段が、手持ち読取設定手段により設定され
た読取手段(第1読取手段又は第2読取手段)を動作さ
せることにより、第1の光走査パターン及び第2の光走
査パターンのいずれかでバーコードを読み取り、その読
み取ったバーコードデータを外部装置に送信する。
【0011】即ち、本発明のバーコード読取装置は、当
該装置が手持ち状態にあるときに第1読取手段及び第2
読取手段のうちのいずれを動作させるかを、外部からの
指令に従い設定する手持ち読取設定手段を設け、当該装
置が実際に手持ち状態になった際には、手持ち読取制御
手段が、手持ち読取設定手段により設定された読取手段
(第1読取手段又は第2読取手段)を動作させることに
より、手持ち状態での光の走査パターンを、第1及び第
2の光走査パターンのいずれかに設定できるようにされ
ている。
【0012】このため、本発明によれば、外部から手持
ち状態での光走査パターンを指令し、手持ち状態での光
走査パターンを第1及び第2の光走査パターンのいずれ
かに設定しておけば、その後装置が手持ち状態になった
際には、その設定した光走査パターンの出射光にてバー
コードが読み取られることになる。従って、使用者は、
手持ち使用時のバーコードの読み取りを、バーコードが
付与された読取対象物の種類(形状・大きさ・バーコー
ドの配列等)に応じた最適な光走査パターンで実行させ
ることができるようになり、従来装置に比べて、手持ち
使用時の操作性を向上できると共に、装置の汎用性を向
上できる。
【0013】ここで、手持ち読取設定手段は、外部から
の指令を受けて、装置が手持ち状態にあるときのバーコ
ード読取用の光走査パターンを設定するが、この光走査
パターン設定用の外部指令としては、例えば、請求項2
に記載の装置のように、スイッチ等からなる光走査パタ
ーン設定操作部を外部から操作することによって入力す
るようにしてもよく、或いは、請求項3に記載の装置の
ように、装置の手持ち使用時或いは定置使用時に第1読
取手段又は第2読取手段に光走査パターン設定用のバー
コードを読み取らせることにより入力するようにしても
よく、或いは、請求項4に記載の装置のように、当該装
置に接続されて当該装置が読み取ったバーコードデータ
を受け取るホストコンピュータ等の外部装置側から入力
するようにしてもよい。
【0014】即ち、請求項2に記載のバーコード読取装
置においては、手持ち読取設定手段が、光走査パターン
設定操作部を備え、この操作部を介して指令された光走
査パターンに応じて、手持ち読取制御手段が動作させる
読取手段を第1読取手段及び第2読取手段のいずれかに
設定する。このため、使用者は、光走査パターン設定操
作部を操作することにより、手持ち使用時のバーコード
読取用の光走査パターンを簡単に設定できる。
【0015】また、請求項3に記載のバーコード読取装
置においては、手持ち読取設定手段が、第1読取手段又
は第2読取手段にて読み取られたバーコードデータが光
走査パターン設定用データであるか否かを判断するバー
コード判定手段を備え、このバーコード判定手段にてバ
ーコードデータが光走査パターン設定用データであると
判断されると、その光走査パターン設定用データに対応
した光走査パターンにて光を出射する読取手段を、手持
ち読取制御手段が動作させる読取手段として設定する。
このため、使用者は、装置に対して、手持ち状態でのバ
ーコード読取用の光走査パターンを指示する光走査パタ
ーン設定用のバーコードを読み取らせることにより、手
持ち使用時のバーコード読取用の光走査パターンを簡単
に設定できる。
【0016】また、請求項4に記載のバーコード読取装
置においては、手持ち読取設定手段が、定置読取制御手
段及び手持ち読取制御手段が読み取ったバーコードデー
タを送信する外部装置側から、光走査パターン設定用の
指令データが送信されてきたか否かを判断する指令デー
タ判定手段を備え、この指令データ受信判定手段にて、
外部装置から光走査パターン設定用の指令データが送信
されてきたと判断されると、指令データに対応した光走
査パターンにて光を出射する読取手段を、手持ち読取制
御手段が動作させる読取手段として設定する。このた
め、使用者は、外部装置を操作することにより、外部装
置からバーコード読取装置に対して、手持ち状態でのバ
ーコード読取用の光走査パターンを指示する光走査パタ
ーン設定用の指令データ(所謂コマンド)を送信させる
ことにより、手持ち使用時のバーコード読取用の光走査
パターンを簡単に設定できる。
【0017】また次に、本発明(請求項1〜請求項4)
は、バーコード読取装置であれば、例えば、バーコード
読取装置が一つの筐体内に組み込まれて、外部装置と信
号線を介して接続され、第1読取手段又は第2読取手段
を介してバーコードデータを読み取る度に、バーコード
データを信号線を介して直接外部装置に送信する一般的
なバーコードスキャナであっても、或いは、請求項5に
記載のように、バーコード読取装置を、少なくとも前記
第1読取手段、第2読取手段、定置読取制御手段、手持
ち読取制御手段、及び手持ち読取設定手段を内蔵したス
キャナ本体と、スキャナ本体を載置可能で、データ通信
用の信号線にて外部装置に接続されたベースユニット
と、から構成し、スキャナ本体とベースユニットとが、
スキャナ本体がベースユニット上に載置された定置状態
にあるときに、スキャナ本体が読み取ったバーコードデ
ータや外部装置側から送信されてきたデータを、通信手
段を介して互いに送受信するように構成することで、手
持ち使用されるスキャナ本体からデータ通信用の信号線
を除去した所謂コードレス型のバーコードスキャナであ
っても、適用できる。
【0018】但し、請求項5に記載のようなコードレス
型のバーコードスキャナに本発明を適用した場合には、
手持ち使用時に読み取ったバーコードデータをリアルタ
イムで外部装置に送信することができないことから、請
求項5に記載のように、手持ち読取制御手段を、使用状
態判定手段にて当該装置の使用状態が手持ち状態である
と判断されているときには、読み取ったバーコードデー
タを、使用状態判定手段にてスキャナ本体がベースユニ
ットに載置されたと判断されるまで順次記憶し、使用状
態判定手段にて、装置の使用状態が手持ち状態から定置
状態に変化したと判断されたときに、その記憶したバー
コードデータを、通信手段及びベースユニットを介して
外部装置に送信するよう構成することが望ましい。
【0019】また、この場合、装置の使用状態が手持ち
状態から定置状態に変化した際には、手持ち時に読み取
ったバーコードデータが、外部装置に送信されるので、
装置が定置状態にあるときに、そのまま定置読取制御手
段を動作させると、手持ち時に読み取ったバーコードの
送信と、定置読取制御手段による読取動作とが同時に実
行され、スキャナ本体側での処理の負担が増加するの
で、定置読取制御手段としては、請求項6に記載のよう
に、使用状態判定手段にて当該装置の使用状態が手持ち
状態から定置状態に変化したと判断されても、その後、
手持ち読取制御手段が、記憶したバーコードデータを外
部装置に送信するまでは、第1読取手段によるバーコー
ドの読み取りを禁止するよう構成することが望ましい。
【0020】また、請求項5、請求項6に記載の装置に
おいて、使用状態判定手段としては、スキャナ本体がベ
ースユニットに載置されているか否かを判断することに
より、当該装置が定置状態か手持ち状態かを判断するよ
うに構成すればよく、その判断は、スキャナ本体側及び
ベースユニット側のいずれで行うようにしてもよい。そ
して、ベースユニット側で装置の使用状態を判断するよ
うにした場合には、その判断結果をスキャナ本体に報告
する必要があるため、装置が定置状態にあるときにその
旨を表す信号をスキャナ本体側に送信し、スキャナ本体
側では、その信号を受信しているときに定置読取制御手
段が動作し、その信号を受信していないとき手持ち読取
制御手段が動作するよう構成すればよい。
【0021】尚、スキャナ本体とベースユニットとの間
でデータ通信を行う通信手段としては、例えば、光や電
波、或いは静電結合等を利用してデータ通信を行う非接
触型の通信手段にて構成してもよく、或いは、スキャナ
本体がベースユニットに載置された際に互いに接続され
てデータ通信用の信号経路を形成する接点を介してデー
タ通信を行う接触型の通信手段にて構成してもよい。
【0022】一方、本発明(請求項1〜請求項4)を、
バーコード読取装置が一つの筐体内に組み込まれて、外
部装置と信号線を介して接続された一般的なバーコード
スキャナに適用した場合、使用状態判定手段としては、
バーコード読取装置の載置使用時に載置台に当接される
底部にマイクロスイッチや外光を検出する光センサを設
けて、マイクロスイッチのオン・オフ或いは光センサに
よる外光の検出の有無等から、使用状態を判定するよう
に構成すればよい。
【0023】また、請求項5、請求項6に記載のよう
に、バーコード読取装置をスキャナ本体とベースユニッ
トとから構成した場合、使用状態判定手段としては、ス
キャナ本体(又はベースユニット)において、定置使用
時にベースユニット(又はスキャナ本体)に当接される
部分に、マイクロスイッチや外光を検出する光センサを
設け、マイクロスイッチのオン・オフ或いは光センサに
よる外光の検出の有無から、使用状態を判定するように
構成することもできる。そして、この場合、例えば、ス
キャナ本体を、手持ち使用時には、充電可能な内蔵電池
から電源供給を受けて動作し、定置使用時には、ベース
ユニット側から電源供給を受けて動作するように構成し
た場合には、使用状態判定手段を、ベースユニット側か
らスキャナ本体への電源供給の有無をスキャナ本体側
(又はベースユニット側)で判定することによって使用
状態を判定するように構成してもよい。
【0024】また次に、請求項1〜請求項6に記載の装
置において、第1読取手段及び第2読取手段としては、
請求項7に記載のように、第1読取手段は、光源からの
光を複数のライン方向に順次走査したマルチ走査パター
ンにて、外部のバーコードを読み取り、第2読取手段
は、光源からの光を所定ライン方向に沿って走査した1
又は複数本の光走査パターンにて、外部のバーコードを
読み取るように構成すればよい。
【0025】つまり、このように構成すれば、装置の定
置使用時には、マルチ走査パターンの光でバーコードが
読み取られることになるので、装置に対するバーコード
の配列方向を一定方向に調整することなく、バーコード
を読み取ることができ、逆に、装置の手持ち使用時に
は、バーコードを読み取るために出射する光の走査パタ
ーンを、マルチ走査パターンと、光源からの光を所定ラ
イン方向に沿って走査した1又は複数本の光走査パター
ンとのいずれかに選択できるので、手持ち使用時の操作
性を向上できる。
【0026】また、請求項7に記載のように各読取手段
を構成する場合、第2読取手段としては、請求項8に記
載のように、光走査パターンを、所定ライン方向に沿っ
た1本の光を出射するシングル走査パターンにしてもよ
いが、更に、請求項9に記載のように、光走査パターン
のライン方向及び走査本数の少なくとも一方を、外部か
らの指令によって、予め設定された複数の光走査パター
ンの中から設定できるように構成してもよい。そして、
このようにすれば、手持ち読取時に第2読取手段を用い
てバーコードを読み取る際の光の走査方向や走査ライン
の本数を読取対象に対応して適宜設定変更できることに
なるため、装置の操作性をより向上することができるよ
うになる。
【0027】なお、請求項9に記載のように、第2読取
手段における光走査パターンのライン方向や走査本数を
設定できるように構成した場合、その選択可能な光走査
パターンの一つには、請求項10に記載のように、所定
ライン方向に沿った1本の光を出射するシングル走査パ
ターンを設定しておくことが望ましい。つまり、このよ
うに構成すれば、従来のバーコード装置と同様、手持ち
使用時にシングル走査パターンでバーコードを読み取る
ことが可能になる。
【0028】また、装置の定置使用時には、使用者は、
バーコードが付与された物品を手に持つことになるの
で、定置読取制御手段としては、請求項11に記載のよ
うに、第1読取手段を連続的に繰り返し動作させるよう
に構成し、手持ち使用時には、使用者は装置を手に持っ
て読み取らせるべきバーコード付近に持ってゆくので、
その間に装置がバーコードを誤って読み取ることのない
よう、手持ち読取制御手段としては、請求項11に記載
のように、外部からの読取指令を受けて、そのときにだ
け(例えば1回)、第1読取手段又は第2読取手段を動
作させるように構成することが望ましい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面と
共に説明する。図1は、本発明が適用された実施例のバ
ーコード読取装置(スキャナ)2の外観図であり、
(a)はその正面図、(b)は(a)に対する右側面
図、(c)はスキャナ本体4とベースユニット6との接
続部分を表す斜視図である。
【0030】図1に示すように、本実施例のスキャナ2
は、スキャナ本体(以下、単に本体という)4とベース
ユニット(以下単にベースという)6とから構成され
る。本体4は、使用者が片手で把持できる程度の大きさ
に形成されたケース5内に、バーコード読取用の光学装
置部8(図2参照)及び電気回路部10(図4参照)を
収納することにより、バーコードを単体で読み取ること
ができ、且つ手持ち使用できるようにしたものである。
そして、ケース5の正面上方には、光学装置部8から出
射されたバーコード読取用のレーザ光を外部に出射し、
且つ、そのレーザ光が外部のバーコードに当たって反射
してくる反射光を光学装置部8に入射させるための読取
窓5aが形成されている。
【0031】また、読取窓5aの下方には、本体4の動
作状態を表示するために、複数(図では2個)の動作状
態表示用LED(以下、単に表示LEDという)40が
設けられ、更に、ケース5の上面後方には、手持ち時に
使用者がバーコードの読取指令等を入力するための操作
スイッチ42が設けられている。
【0032】一方、ベース6は、本体4をバーコードを
読取可能な状態で載置するためのものであり、そのケー
ス7の上面には、本体4のケース5の底部5bを嵌入す
るための凹部7aが形成されている。また、ベース6の
ケース7内部には、本体4がベース6に載置されて定置
状態にあるときに、本体4に電源供給を行ったり、本体
4から送信されてきたデータを外部のホストコンピュー
タ90(図4参照)に転送したりするための電気回路部
70(図4参照)が内蔵されている。そして、本体4を
ベース6に載置した際に互いに対向する、本体4のケー
ス5の底部5b底面と、ベース6のケース7の凹部7a
底面とには、本体4とベース6との間で光通信を可能に
するための一対の通信窓5c,7cが夫々形成され、更
に、これら各面には、ベース6から本体4に電源供給を
行うための3つの端子T1〜T3及びTa〜Tcが夫々
設けられている。
【0033】次に、本体4に設けられた光学装置部8に
ついて説明する。図2に示すように、光学装置部8は、
バーコード読取用のレーザ光を出射するレーザダイオー
ド(つまり光源)12、レーザダイオード12から出射
されたレーザ光を所定のライン方向に走査して読取窓5
aから外部に出射するための4面のポリゴンミラー1
4、ポリゴンミラー14を回転駆動するための駆動モー
タ16、読取窓5aから出射したレーザ光の反射光を集
光する集光レンズ18、集光レンズ18により集光され
たレーザ光を受光して電気信号に変換するフォトダイオ
ード20、5面の反射鏡22、及び、発光ダイオード3
3aとフォトダイオード33bとからなるフォトインタ
ラプタ33を備える。
【0034】ここで、ポリゴンミラー14は、4つのミ
ラー面14a〜14dが側面に配置された略直方体状を
成している。そして、ポリゴンミラー14の回転軸に対
する各ミラー面14a〜14dの傾き角度(即ち、各ミ
ラー面14a〜14dの面倒れ角度)は、夫々異なるよ
うに設定されている。また、ポリゴンミラー14の回転
軸は、駆動モータ16に接続されており、ポリゴンミラ
ー14は、駆動モータ16の回転により、一方向に回転
駆動される。また、反射鏡22の各ミラー面22a〜2
2eは、扇状に展開して配置されている。
【0035】そして、この光学装置部8では、図に一転
鎖線で示すように、レーザダイオード12から出射され
たレーザ光が、駆動モータ16により回転駆動されるポ
リゴンミラー14に照射される。すると、ポリゴンミラ
ー14の回転に伴い各ミラー面14a〜14dで反射さ
れるレーザ光が、ポリゴンミラー14の回転方向に振ら
れて、反射鏡22の全てのミラー面22a〜22eに照
射される。すると、レーザ光は、反射鏡22の各ミラー
面22a〜22eで夫々異なる方向に反射され、図3
(a)に示すように、位置及び角度の異なる複数ライン
方向に順次走査されたマルチ走査パターンの走査光とし
て、読取窓5aから出射される。
【0036】尚、図3(a)に示される走査光の各組に
おける平行な4本の走査光は、ポリゴンミラー14の4
個のミラー面14a〜14dにより形成される。そし
て、反射鏡22の各ミラー面22a〜22eの各々が、
ポリゴンミラー14の各ミラー面14a〜14dからの
レーザ光を反射することにより、図3(a)に示す如く
4本1組の走査光が5組に別れる。よって、仮に、ポリ
ゴンミラー14の各ミラー面14a〜14dの面倒れ角
を同じにした場合には、各組4本が同じ位置に出射され
るので、その場合は、走査光の各組は見かけ上、1本ず
つになる。
【0037】一方、このように読取窓5aから出射され
たレーザ光は、その先に物品があれば、その物品で反射
される。そして、その反射光の一部は、読取窓5aを通
って本体4内に入射し、レーザ光の出射時とは逆に、反
射鏡22の各ミラー面22a〜22eの何れかで反射さ
れてから、ポリゴンミラー14のミラー面14a〜14
dの何れかにより反射される。そして、その反射光は、
集光レンズ18を介して、フォトダイオード20に入射
される。
【0038】このため、読取窓5aからレーザ光を出射
させた際、その読取窓5aの前方に物品があり、その物
品でレーザ光が反射されると、その反射光の一部がフォ
トダイオード20に入射することになる。そして、その
反射光が、物品に付されたバーコードBCからのもので
あれば、フォトダイオード20からの出力レベルは、バ
ーコードBCのバーの幅及び間隔に応じて変化し、フォ
トダイオード20からの出力信号の変化パターンから、
バーコードBCを読み取ることができる。
【0039】次に、フォトインタラプタ33は、発光ダ
イオード33aからポリゴンミラー14に向けて光を照
射し、その反射光をフォトダイオード33bで受光する
ことにより、ポリゴンミラー14の回転角度を検出する
ためのものである。つまり、ポリゴンミラー14が回転
することにより、ポリゴンミラー14の面数と同数の角
部15a,15b,15c,15dがフォトインタラプ
タ33の方向に向く位置に来ると、発光ダイオード33
aからの光が、ポリゴンミラー14の反射角度により
(あるいは角部15a〜15dに設けた非反射帯によ
り)反射が無くなることにより、フォトダイオード33
bに到達しなくなる。したがって、フォトダイオード3
3bからの受光信号は、ポリゴンミラー14の回転に同
期して変化することになり、この受光信号から、ポリゴ
ンミラー14の回転に同期した同期信号を生成すること
が可能になる。
【0040】そして本実施例では、フォトインタラプタ
33からの受光信号を電気回路部10に設けられた同期
信号発生回路44(図4参照)にて増幅・波形整形する
ことにより、ポリゴンミラー14の回転に同期した同期
信号を生成し、シングル走査パターンの光でバーコード
を読み取らせる際には、この生成した同期信号からポリ
ゴンミラー14の所定の回転角度位置を検出して、レー
ザダイオード12からのレーザ光が、ポリゴンミラー1
4の特定のミラー面(例えばミラー面14a)でのみ反
射され、更に、そのレーザ光が反射鏡22の特定のミラ
ー面(例えばミラー面22a)でのみ反射される、特定
のタイミングでレーザダイオード12を駆動すること
で、図3(b)に実線で示すような、一ライン方向にだ
け走査したシングル走査パターンの光を読取窓5aから
出射させる。
【0041】次に、図4は、本体4及びベース6に内蔵
された電気回路部10、70を中心としたスキャナ2全
体の電気系の構成を表すブロック図である。図4に示す
ように、まず本体4の電気回路部10は、CPU,RO
M,RAM等からなるマイクロコンピュータ(以下単に
CPUという)50を中心に構成されている。そして、
この電気回路部10には、上記光学装置部8を制御して
バーコードを読み取るために、フォトインタラプタ33
からの受光信号から同期信号を生成し、CPU50に入
力する同期信号発生回路44に加えて、CPU50から
の制御信号を受けて駆動モータ16を駆動し、ポリゴン
ミラー14を回転させるモータ駆動回路46、CPU5
0からの制御信号を受けてレーザダイオード12を発光
させるLD駆動回路48、及び、フォトダイオード20
からの信号を増幅・2値化してCPU50に入力する信
号処理回路49が備えられる。
【0042】また、この電気回路部10には、ベース6
との間で光通信を行うための光インタフェース52、本
体4が手持ち状態にあるときの電源となる、充電可能な
内蔵電池54、内部回路に供給する定電圧を生成する電
源回路56、本体4がベース6に載置された定置状態に
あるときに端子Tb,T2を介してベース6側から電源
供給を受ける電源ラインに接続され、その電源ラインに
ベース6からの電源供給がある場合(つまり本体4が定
置状態にあるとき)には、この電源ラインと電源回路5
6とを接続し、ベース6から電源ラインへの電源供給が
ないとき(つまり本体4が手持ち状態にあるとき)に
は、内蔵電池54と電源回路56とを接続する切替回路
58、及び、使用者に警告を与えるための警告音を発生
するブザー60も備えられている。そして、このブザー
60は、前述の操作スイッチ42及び表示LED40と
共に、CPU50に接続される。
【0043】このように構成された本体4側の電気回路
部10は、CPU50が後述の各種制御処理を実行する
ことにより、本体4がベース6に載置された定置状態に
あるときには、光学装置部8から常時マルチ走査パター
ンのレーザ光を出射させてバーコードを読み取り(以
下、この動作モードを定置モードという)、本体4がベ
ース6から離れた手持ち状態にあるときには、使用者に
より操作スイッチ42が押下されたときにだけ、光学装
置部8から予め設定された光走査パターンのレーザ光を
出射させてバーコードを読み取り(以下、この動作モー
ドを手持ちモードという)、更に、これら各モードでの
動作中に何らかの異常を判定した際には、表示LED4
0を点灯させるか、或いは、ブザー60を鳴動させるこ
とにより、使用者に警告を与える、一連の動作を実行す
る。尚、CPU50は、本体4が定置状態にあるとき端
子Tb及びT2を介してベース6から電源供給を受ける
電源ラインにも接続されており、この電源ラインの電圧
をA/D変換器等からなる図示しない検出回路を介して
読み込むことにより、本体4が定置状態にあるか否かを
判定する。
【0044】一方、ベース6の電気回路部70は、本体
4側の電気回路部10と同様、CPU,ROM,RAM
等からなるマイクロコンピュータ(以下単にCPUとい
う)80を中心に構成されている。そして、この電気回
路部70は、本体4に設けられた光インタフェース52
との間で光(本実施例では赤外光)を投受光することに
より、本体4と光通信を行う光インタフェース72、外
部装置であるホストコンピュータ90との間で通信用の
信号線を介してデータを送受信する通信インタフェース
74、ベース6の動作状態を表示する1又は複数の表示
LED(図1には図示せず)76、及び、商用電源から
ACアダプタ(換言すれば、AC−DC変換器)94を
介して入力される直流電源電圧から内部回路駆動用及び
本体4給電用の定電圧を生成する電源回路78を備え
る。
【0045】そして、ベース6側のCPU80は、上記
一対の光インタフェース72、52により実現される光
通信により、本体4側からバーコードデータを受ける
と、これを通信インタフェース74を介して、ホストコ
ンピュータ90に送信し、ホストコンピュータ90から
各種動作条件設定用の指令データ(以下コマンドとい
う)を受けると、そのコマンドに対応した処理を実行す
る。
【0046】また、この電気回路部70には、本体4が
定置状態にあるとき、端子Ta及び端子T1を介して本
体4側の内蔵電池54に接続されて、電源回路78から
供給される直流定電圧により内蔵電池54を充電する、
充電回路79も備えられる。尚、本体4が定置状態にあ
るときに互いに接続される端子Tc,T3は、ベース6
と本体4とのグランドラインを接続するためのものであ
り、ベース6から本体4への電源供給及び内蔵電池54
の充電は、上記3つの端子T1〜T3及びTa〜Tcの
各々が全て接触したときに実現されることになる。
【0047】次に、本体4側のCPU50にて実行され
る各種制御処理について説明する。まず、図5はCPU
50において所定時間毎のタイマ割り込みにて実行され
る動作モード設定処理を表す。この動作モード設定処理
は、本体4を定置モードで動作させるか手持ちモードで
動作させるかを設定するためのものであり、S110
(Sはステップを表す)にて、前述の検出回路にて外部
電源電圧が検出されているか否か、換言すれば、本体4
はベース6から電源供給を受けているか否かを判断し、
外部電源電圧が検出されていなけれれば、S120に
て、本体4の動作モードを手持ちモードに設定し、外部
電源電圧が検出されていれば、S130にて、本体4の
動作モードを定置モードに設定する、といった手順で実
行される。
【0048】次に、図6は、本体4の動作モードが定置
モードであるときに繰り返し実行されるバーコード読取
・送信処理を表す。この処理が開始されると、まずS2
10にて、手持ちモード時に読み取ったバーコードデー
タが記憶手段としてのデータ送信用のバッファ(送信バ
ッファ)に蓄積されているか否かを判断し、送信バッフ
ァに蓄積データがあれば、S220にて、これを全てベ
ース6側に送信した後、S230に移行し、蓄積データ
がなければ、そのままS230に移行する。次に、S2
30では、光学装置部8をマルチ走査パターンの光を連
続的に出射するように動作させて、信号処理回路49か
らの2値化信号を取り込み、それをデコードすることに
よりバーコードを読み取る、定置モード時のバーコード
読取処理を実行し、続くS240にて、S230の処理
によってバーコードを読み取ったか否かを判断する。そ
して、バーコードを読み取っていなければ、再度S23
0に移行することにより、バーコードを読み取るまでS
230の処理を繰り返し実行する。また、バーコードを
読み取ると、続くS250にて、その読み取ったバーコ
ードデータ(読取データ)をベース6に送信し、その後
再びS230に移行する。
【0049】このため、定置モード時に、スキャナ2に
バーコードを読み取らせたい場合には、使用者は、その
バーコードが印刷又は貼着された物品を読取窓5aの前
に翳すだけでよく、極めて簡単な動作で、バーコードを
読み取らせることができる。尚、S250にて、読取デ
ータをベース6に送信すると、ベース6はこの読取デー
タをホストコンピュータ90にそのまま転送する。
【0050】次に、図7は、本体の動作モードが手持ち
モードであるときに繰り返し実行されるバーコード読取
・蓄積処理を表す。この処理が開始されると、まずS3
10にて、操作スイッチ42が押下されたときにだけ、
予め設定された光走査パターンの光を光学装置部8から
出射させて、信号処理回路49からの2値化信号を取り
込み、それをデコードすることによりバーコードを読み
取る、手持ちモード時のバーコード読取処理を実行す
る。そして、続くS320では、この処理でバーコード
を読み取ったか否かを判断し、バーコードを読み取って
いなければ、再度S310に移行する。また、バーコー
ドを読み取ると、続くS330にて、その読み取ったバ
ーコードは、手持ちモード時の光走査パターンを含む、
動作条件設定用の設定コードであるか否かを判断する。
そして、読み取ったバーコードが設定コードでなければ
(換言すれば通常のバーコードであれば)、これを定置
モード時に送信すべきバーコードデータであるとして、
送信バッファに蓄積し、再度S310に移行する。
【0051】一方、今回読み取ったバーコードが設定コ
ードであれば、続くS350に移行し、図8に示す動作
条件設定処理を実行する。そして、この動作条件設定処
理が終了すれば、再びS310に移行し、上記一連の処
理を再度実行する。次に、動作条件設定処理は、使用者
が、例えば図9に示すようなバーコードシートに印刷さ
れた各種動作条件設定用の複数のバーコードの中から任
意のバーコードを読み取らせることにより、動作条件設
定用の設定コードを入力した際に、その設定コードに対
応して当該装置の動作条件を設定変更するための処理で
ある。
【0052】なお、図9に示すバーコードシートには、
動作条件設定用のバーコードとして、手持ちモード時の
バーコード読取用の光走査パターンを、シングル走査パ
ターンにするか、マルチ走査パターンにするかを設定す
るための設定コードに加えて、動作条件の設定動作を終
了させるための設定終了コードや、本体4にて読み取る
(詳しくはデコードする)バーコードの種類を設定する
ための読取コード設定コード、ベース6とホストコンピ
ュータ90との間の通信条件を設定するための通信条件
設定コード等が印刷されている。
【0053】そして、図8に示すように、この処理で
は、まずS410にて、今回読み取った設定コードは、
手持ち時走査パターン設定用のコードであるか否かを判
定し、設定コードが、手持ち時走査パターン設定用のコ
ードであれば、S420にて、手持ちモードで光学装置
部8から出射させる光走査パターンを、設定コードに対
応した光走査パターンに設定し、続くS440に移行す
る。一方、S410にて、今回読み取った設定コード
は、手持ち時走査パターン設定用のコードでないと判断
されると、S430に移行し、その設定コードに対応し
た動作条件設定用の処理を実行し、S440に移行す
る。
【0054】次に、S440では、上記S310と同様
に、手持ちモードでのバーコード読取処理を実行する。
そして続くS450では、上記S320と同様に、バー
コードを読み取ったか否かを判断して、バーコードを読
み取っていなければ、再度S440に移行する。尚、S
450では、バーコードのうち、設定コードを読み取っ
たか否かを判断することにより、他のバーコードの入力
は禁止する。これは、使用者が一旦動作条件設定用の設
定コードを読み取らせると、本体4が動作条件設定用の
動作モードとなり、図9に示したバーコードシートを使
って各種動作条件を連続的に入力できるようにするため
である。
【0055】次に、S450にて、バーコード(詳しく
は設定コード)を読み取ったと判断すると、続くS46
0にて、今回読み取ったバーコードは、本体4の動作モ
ードを動作条件設定モードから通常の手持ちモードに復
帰させる設定終了コードであるか否かを判断する。そし
て、今回読み取ったバーコードが設定終了コードであれ
ば、当該動作条件設定処理を終了して、本体4の動作モ
ードを通常の手持ちモードに復帰させ、逆に、今回読み
取ったバーコードが設定終了コード以外の設定コードで
ある場合には、再度S410に移行する。
【0056】以上説明したように、本実施例のバーコー
ド読取装置(スキャナ)2においては、本体4を手持ち
状態で使用する際に、光学装置部8から出射させるレー
ザ光の光走査パターンを、シングル走査パターン及びマ
ルチ走査パターンのうちのいずれにでも設定変更できる
ようにされている。このため、使用者は、手持ち使用時
のバーコードの読み取りを、バーコードが付与された読
取対象物の種類(形状・大きさ・バーコードの配列等)
に応じた最適な光走査パターンで実行させることができ
るようになり、従来装置に比べて、手持ち使用時の操作
性を向上できると共に、装置の汎用性を向上できる。
【0057】尚、本実施例では、図5の動作モード設定
処理が本発明の使用状態判定手段として機能し、図6の
バーコード読取・送信処理が本発明の定置読取制御手段
として機能し、図7のバーコード読取・蓄積処理が手持
ち読取制御手段として機能し、図8の動作条件設定処理
が手持ち読取設定手段として機能する。また、本実施例
の光学装置部8はレーザ光の光走査パターンを切替可能
であり、この切替はCPU50が行うことから、本実施
例では、光学装置部8及びCPU50が第1読取手段及
び第2読取手段として機能する。
【0058】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、
種々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例で
は、手持ちモードでの光走査パターンを設定するため
に、各種設定コードが印刷されたバーコードシートの中
から、シングル走査又はマルチ走査設定用のコードを読
み取らせるものとして説明したが、本体4に手持ちモー
ドでの光走査パターンを設定するためのスイッチ(光走
査パターン設定操作部)を設け、このスイッチを手動で
切り替えることにより、手持ちモードでの光走査パター
ンを変更できるようにしてもよい。
【0059】また、例えば、ホストコンピュータ90か
らベース6に、手持ちモード時の光走査パターン切り替
え用のコマンドを含む動作条件設定コマンドを送信する
ようにし、ベース6側では、そのコマンドを受信する
と、CPU80が、図10(a)に示すように、そのコ
マンドは、手持ちモード時の光走査パターン設定用のコ
マンドであるか否かを判断し(S510)、S510に
て否定判定されれば、そのコマンドに対応した処理を実
行し(S530)、S510にて肯定判定された場合に
は、そのコマンドを光通信にて本体4側に送信する(S
520)ことで、本体4に対して、手持ちモード時の光
走査パターンをそのコマンドに対応した光走査パターン
に設定変更させるようにしてもよい。
【0060】尚、この場合、本体4側では、図8に示し
た動作条件設定処理に代えて(或いは追加して)、図1
0(b)に示す動作条件設定処理を実行する必要はあ
る。つまり、本体4側では、ベース6から送信されてき
たコマンドは、手持ちモード時の光走査パターン設定用
のコマンドであるか否かを判断し(S610)、S61
0にて否定判定されれば、そのコマンドに対応した他の
動作条件設定用の処理を実行し(S630)、S610
にて肯定判定された場合には、手持ちモードの際の光走
査パターンを、今回受けたコマンドに対応した光走査パ
ターンに設定する(S620)、動作条件設定処理を実
行するようにすればよい。
【0061】一方、上記実施例では、本体4が定置状態
であるか否かを判定するために、本体4がベース6から
受ける電源電圧を検出するものとして説明したが、例え
ば、図11(a)に示すように、ベース6側で、端子T
bから外部に流れ出す電流(つまり、端子Tbに接続さ
れた本体4での消費電流)を検出し、その消費電流が一
定値以上か否かを所定周期で実行される定置検出処理に
て判断し(S710)、消費電流が一定値以上で、本体
4が定置状態であれば、その旨を表す定置検出信号を本
体4側に送信する(S720)ようにしてもよい。
【0062】そして、この場合、本体4側では、図11
(b)に示すように、所定周期で実行される動作モード
設定処理にて、定置検出信号を受信できているか否かを
判断し(S810)、定置検出信号を受信できている場
合には、動作モードを定置モードに設定し(S82
0)、定置検出信号を受信できなければ、動作モードを
手持ちモードに設定する(S830)ようにすればよ
い。
【0063】また次に、本実施例において、光学装置部
8は、レーザダイオード12からレーザ光を出射させる
タイミングを制御することにより、マルチ走査パターン
にて形成される走査ラインであれば、いずれのライン方
向にもレーザ光を走査させることができ、また、一つの
ライン方向に沿って出射するレーザ光の本数も変更でき
ることから、バーコードの読取時には、図3(b)に示
したシングル走査パターンとは異なる方向のシングル走
査パターンでレーザ光を出射させることもできるし、ま
た、所定ライン方向にのみ複数本の平行光を出射させる
こともできる。
【0064】このため、上記実施例において、手持ちモ
ードの際に、シングル走査パターンでレーザ光を出射さ
せるに当たっては、そのときの走査パターンを、外部か
らの指令によって、レーザ光を走査するライン方向や走
査ラインの本数を適宜設定できるように、外部からの指
令を受けてシングル走査パターンでの走査ライン方向や
走査ラインの本数を切り替える、走査ライン切替手段を
別途設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のバーコード読取装置の外観図であ
る。
【図2】 実施例のスキャナ本体に内蔵された光学装置
部の構成を表す説明図である。
【図3】 実施例の光学装置部により実現可能なマルチ
走査パターン及びシングル走査パターンを説明する説明
図である。
【図4】 実施例のバーコード読取装置の電気系の構成
を表すブロック図である。
【図5】 スキャナ本体で実行される動作モード設定処
理を表すフローチャートである。
【図6】 同じくバーコード読取・送信処理を表すフロ
ーチャートである。
【図7】 同じくバーコード読取・蓄積処理を表すフロ
ーチャートである。
【図8】 同じく動作条件設定処理を表すフローチャー
トである。
【図9】 動作条件設定用のバーコードシートの一例を
表す説明図である。
【図10】 手持ちモードでの光走査パターンの設定方
法の他の例を表すフローチャートである。
【図11】 スキャナ本体の定置検出をベースユニット
側で実行するようにした場合の手順を表すフローチャー
トである。
【符号の説明】
2…スキャナ、4…本体(スキャナ本体)、6…ベース
(ベースユニット)、7…ケース、8…光学装置部、1
0…電気回路部、12…レーザダイオード、14…ポリ
ゴンミラー、16…駆動モータ、18…集光レンズ、2
0…フォトダイオード、22…反射鏡、33…フォトイ
ンタラプタ、40…表示LED、42…操作スイッチ、
44…同期信号発生回路、46…モータ駆動回路、48
…LD駆動回路、49…信号処理回路、50…CPU
(マイクロコンピュータ)、52…光インタフェース、
54…内蔵電池、56…電源回路、58…切替回路、6
0…ブザー、70…電気回路部、72…光インタフェー
ス、74…通信インタフェース、78…電源回路、79
…充電回路、90…ホストコンピュータ、T1〜T3,
Ta〜Tc…端子。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を第1の光走査パターンで
    出射して、外部のバーコードを読み取る第1読取手段
    と、 光源からの光を第2の光走査パターンで出射して、外部
    のバーコードを読み取る第2読取手段と、 を備えたバーコード読取装置において、 当該装置が載置台上に載置された定置状態にあるか、又
    は、当該装置が使用者に把持された手持ち状態にあるか
    を判断する使用状態判定手段と、 該使用状態判定手段にて当該装置が手持ち状態にあると
    判断されたときにバーコードの読み取りのために動作さ
    せる読取手段を、外部からの指令に従い、前記第1読取
    手段及び第2読取手段のいずれかに設定する手持ち読取
    設定手段と、 前記使用状態判定手段にて当該装置が定置状態にあると
    判断されると、前記第1読取手段を動作させて前記第1
    の光走査パターンの光でバーコードを読み取り、該読み
    取ったバーコードデータを外部装置に送信する定置読取
    制御手段と、 前記使用状態判定手段にて当該装置が手持ち状態にある
    と判断されると、前記手持ち読取設定手段により予め設
    定された第1読取手段又は第2読取手段を動作させて、
    前記第1の光走査パターン及び第2の光走査パターンの
    いずれかでバーコードを読み取り、該読み取ったバーコ
    ードデータを外部装置に送信する手持ち読取制御手段
    と、 を備えたことを特徴とするバーコード読取装置。
  2. 【請求項2】 前記手持ち読取設定手段は、 当該装置が手持ち状態にあるときのバーコード読取用の
    光走査パターンを前記第1の光走査パターン及び第2の
    光走査パターンのいずれにするかを、外部操作によって
    指令するための光走査パターン設定操作部を備え、 該操作部を介して指令された光走査パターンに応じて、
    前記手持ち読取制御手段が動作させる読取手段を設定す
    ることを特徴とする請求項1記載のバーコード読取装
    置。
  3. 【請求項3】 前記手持ち読取設定手段は、 前記第1読取手段又は第2読取手段にて読み取られたバ
    ーコードデータが、光走査パターン設定用データである
    か否かを判断するバーコード判定手段を備え、 該バーコード判定手段にて前記バーコードデータが光走
    査パターン設定用データであると判断されると、該光走
    査パターン設定用データに対応した光走査パターンにて
    光を出射する読取手段を、前記手持ち読取制御手段が動
    作させる読取手段として設定することを特徴とする請求
    項1記載のバーコード読取装置。
  4. 【請求項4】 前記手持ち読取設定手段は、 前記各読取制御手段がバーコードデータを送信する外部
    装置から光走査パターン設定用の指令データが送信され
    てきたか否かを判断する指令データ判定手段を備え、 該指令データ受信判定手段にて、前記外部装置から光走
    査パターン設定用の指令データが送信されてきたと判断
    されると、該指令データに対応した光走査パターンにて
    光を出射する読取手段を、前記手持ち読取制御手段が動
    作させる読取手段として設定することを特徴とする請求
    項1記載のバーコード読取装置。
  5. 【請求項5】 前記バーコード読取装置は、 少なくとも前記第1読取手段、第2読取手段、定置読取
    制御手段、手持ち読取制御手段、及び手持ち読取設定手
    段を内蔵したスキャナ本体と、 該スキャナ本体を載置可能で、データ通信用の信号線に
    て前記外部装置に接続されたベースユニットと、 から構成され、前記スキャナ本体及びベースユニットに
    は、夫々、前記スキャナ本体が前記ベースユニット上に
    載置された定置状態にあるときに、前記各読取制御手段
    が前記第1読取手段又は第2読取手段を動作させて読み
    取ったバーコードデータ及び前記外部装置側から送信さ
    れてきたデータを互いに送受信するための通信手段が備
    えられ、 前記使用状態判定手段は、前記スキャナ本体又は前記ベ
    ースユニットに設けられて、前記スキャナ本体が前記ベ
    ースユニットに載置されているか否かを判断することに
    より、当該装置が定置状態か手持ち状態かを判断し、 前記手持ち読取制御手段は、前記使用状態判定手段にて
    当該装置の使用状態が手持ち状態であると判断されてい
    るとき、前記第1読取手段又は第2読取手段を動作させ
    て読み取ったバーコードデータを、前記使用状態判定手
    段にて前記スキャナ本体がベースユニットに載置された
    と判断されるまで順次記憶し、前記使用状態判定手段に
    て、当該装置の使用状態が手持ち状態から定置状態に変
    化したと判断されると、該記憶したバーコードデータ
    を、前記通信手段及び前記ベースユニットを介して前記
    外部装置に送信することを特徴とする請求項1〜請求項
    4いずれか記載のバーコード読取装置。
  6. 【請求項6】 前記定置読取制御手段は、前記使用状態
    判定手段にて、前記スキャナ本体がベースユニットに載
    置されて当該装置の使用状態が手持ち状態から定置状態
    に変化したと判断されても、その後、前記手持ち読取制
    御手段が、前記記憶したバーコードデータを前記外部装
    置に送信するまで、前記第1読取手段によるバーコード
    の読み取りを禁止することを特徴とする請求項5に記載
    のバーコード読取装置。
  7. 【請求項7】 前記第1読取手段は、光源からの光を複
    数のライン方向に順次走査したマルチ走査パターンで光
    を出射して、外部のバーコードを読み取り、前記第2読
    取手段は、光源からの光を所定ライン方向に沿って走査
    した1又は複数本の光走査パターンで光を出射して、外
    部のバーコードを読み取ることを特徴とする請求項1〜
    請求項6いずれか記載のバーコード読取装置。
  8. 【請求項8】 前記第2読取手段が光源からの光を出射
    する際の光走査パターンは、所定ライン方向に沿った1
    本の光を出射するシングル走査パターンであることを特
    徴とする請求項7に記載のバーコード読取装置。
  9. 【請求項9】 前記第2読取手段は、光源からの光を出
    射する際の光走査パターンのライン方向及び走査本数の
    少なくとも一方を、外部からの指令によって、予め設定
    された複数の光走査パターンの中から設定可能であるこ
    とを特徴とする請求項7に記載のバーコード読取装置。
  10. 【請求項10】 前記第2読取手段において、予め設定
    された複数の光走査パターンの内の一つが、所定ライン
    方向に沿った1本の光を出射するシングル走査パターン
    であることを特徴とする請求項9に記載のバーコード読
    取装置。
  11. 【請求項11】 前記定置読取制御手段は、前記使用状
    態判定手段にて当該装置が定置状態にあると判断されて
    いるとき、前記第1読取手段を連続的に繰り返し動作さ
    せ、前記手持ち読取制御手段は、前記使用状態判定手段
    にて当該装置が手持ち状態にあると判断されていると
    き、外部からの読取指令を受けて、前記第1読取手段又
    は第2読取手段を動作させることを特徴とする請求項1
    〜請求項10いずれか記載のバーコード読取装置。
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