JPH10220448A - 組み合わせナット体 - Google Patents

組み合わせナット体

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JPH10220448A
JPH10220448A JP5822497A JP5822497A JPH10220448A JP H10220448 A JPH10220448 A JP H10220448A JP 5822497 A JP5822497 A JP 5822497A JP 5822497 A JP5822497 A JP 5822497A JP H10220448 A JPH10220448 A JP H10220448A
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JP
Japan
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nut
nut body
hole
rotating
center
Prior art date
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Pending
Application number
JP5822497A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuichi Ikuta
一一 生田
Koichi Tsuchida
耕一 土田
Yoshiaki Akiyama
喜昭 秋山
Shinji Mitsufuji
伸二 三藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wakai and Co Ltd
Original Assignee
Wakai and Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10220448A publication Critical patent/JPH10220448A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の回転構造を有する組み合わせナット体
においては、中空状の部材の内部に挿入した後でボルト
を押し入れることでナットを回転させるが、回転軸を中
心にした重量バランスがほぼ均衡するためにナットの回
転運動がスムースに開始されない場合があった。 【解決手段】 2つの対向する側面に回転軸1、1´を
突出させ、ほぼ中央部に貫通穴2を有する合成樹脂製の
長形の角盤体4に、ほぼ中央部にメネジを有する長形の
角盤状の金属ナット6を厚さ方向に回転軸の中央から偏
在するように配して固着した回転ナット体と、ボルト挿
通穴を有する基部から「U」字状に伸びた2つの腕部分
に長穴状のガイド溝10,10´を設けた枠体とから成
り、枠体のガイド溝に回転ナット体の2つの回転軸を各
々はめ合わせ、回転ナット体が回転し、ガイド溝内を自
在に移動するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】本発明は内面に手の入らない中空
状の部材に穴をあけて外部から挿入して用いるナット体
であり、ほほ中央にメネジと対向する側面に回転軸を有
する角柱状のナットと、それを回転自在に指示する枠と
の組み合わせ体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2つの対向する側面に回転軸を突出させ
た角柱状のナットと、2つの腕部分にガイド溝を設けた
枠体から成り、枠体のガイド溝にナットの回転軸をはめ
合わせ、回転し自在に移動するようにした組み合わせ体
が知られている。このような組み合わせ体は実公平1年
25772号(図5に示す)などにみることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のこのような組み
合わせ体においては、中空状の部材の内部に挿入した後
でボルトを押し入れることでナットを回転させるが、回
転軸を中心にした重量バランスがほぼ均衡するためにナ
ットの回転運動がスムースに開始されない場合があっ
た。回転軸をいずれかの端部に著しくかたよらせること
で回転を容易にすることもできるが、ナットの必要長さ
が長くなり、使用対象となる中空状の部材の中空部分の
奥行きが狭い場合は使用できないという制限が生じた。
【0004】またナットの側面には回転軸を突出させ、
かつ中央部近くに貫通するメネジ穴を有する構造である
ために、一般的な冷間鍛造やプレスでは製造が困難であ
り、亜鉛やアルミの鋳造による金型成型法によらねばな
らなかった。しかしながら、鋳造の場合は鋳造材料の選
択の範囲が限定され、あるいは自由な材料選択を望む場
合はロストワックス法や粉体成型法などコスト面での負
担が大きくなりがちであり産業上の利用範囲が限られ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ことを目的として、本発明は回転ナット体の回転を容易
にする、あるいは、回転のきっかけを得やすくするため
に、回転ナット体の重量バランスをくずすことに着眼し
軽量な合成樹脂製のナットと金属製ナットを偏在するよ
うに配することとした。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、2つの対向する側面に
回転軸を突出させ、ほぼ中央部に貫通穴を有する合成樹
脂製の長形の角盤体に、ほぼ中央部にメネジを有する長
形の角盤状の金属ナットを厚さ方向に回転軸の中央から
偏在するように配して固着した回転ナット体と、ボルト
挿通穴を有する基部から「U」字状に伸びた2つの腕部
分に長穴状のガイド溝を設けた枠体とから成り、枠体の
ガイド溝に回転ナット体の2つの回転軸を各々はめ合わ
せ、回転ナット体が回転し、ガイド溝内を自在に移動す
るようにした組み合わせナット体である。
【0007】
【実施例】実施例について、図面を参照して説明する
と、図1において、2つの対向する側面に円柱状の回転
軸1、1´を突出させ、ほぼ中央部に貫通穴2を有し、
ボルト螺合時にボルト側から見て背面側に袋状のナット
保持装置3を有する長形の角盤状の合成樹脂製のナット
保持体4と、この保持装置3に圧入し保持され、ほぼ中
央部にメネジ5を有する金属製の板ナット6から成る回
転ナット体と、ボルト挿通穴7を有する基部8から
「U」字状に伸びた2つの腕部分9、9´に長穴状のガ
イド溝10、10´を設けた枠体11とから成り、回転
ナット体の2つの回転軸1、1´を枠体11のガイド溝
10、10´に各々はめ合わせ、回転し、ガイド溝内を
自在に移動するようにした組み合わせナット体である。
【0008】本願の組み合わせナット体を使用する場
合、まず2つの腕部分に可動状態で支持されたナット保
持体4を挿入軸方向に回転させて、図2に示すように、
腕部分と回転ナット体を長手方向にほぼ揃える。続いて
内面に手の入らない中空状の部材14に設けた穴に回転
ナット体側から挿入する。その後、固定しようとする器
材15を当てがって、ボルト先端16を器材15のボル
ト穴から本願組み合わせナット体の回転ナット体の後端
に突き当ててさらに押し込むとナット体は回転して挿入
軸との直交位置まで回転し図1の状態になり、ボルト先
端は合成樹脂製の角盤体の貫通穴2を通過して金属製の
ナットに設けたメネジ5に達する。ここでボルトを螺締
方向に回転するとボルト先端16とナット体のメネジ5
は螺合動作を始める。続いてボルトを回転するとやがて
ナット体は引き寄せられて、十分な締め付けにより締結
が完了する。
【0009】他の例として、図4に示すように、ほぼ中
央部に設けたメネジの周壁13が筒状に立ち上がった金
属板ナットを、2つの対向する側面に回転軸を突出さ
せ、ほぼ中央部に貫通穴を有する合成樹脂製の長形の角
盤状のナット保持体4のボルト側から見て手前側に、金
属板ナットの立ち上がったメネジ周壁13をナット保持
体の貫通穴に収容するようにして固着した回転ナット体
と、ボルト挿通穴を有する基部から「U」字状に伸びた
2つの腕部分に長穴状のガイド溝を設けた枠体とから成
り、金属板ナットが挿入されたナット保持体の2つの回
転軸を枠体のガイド溝に各々はめ合わせ、回転し、ガイ
ド溝内を自在に移動するようにした組み合わせナット体
であってもよい。
【0010】合成樹脂製の角盤状のナット保持体4の後
端には、ボルト先端が突き当てられた際に、ナットの回
転を容易にするために傾斜面12を設けてもよい。
【0011】回転ナット体の側面には過回転や逆転を防
止するためのひとつ、または複数の突起を設けてもよ
い。
【0012】ナット体の貫通穴2とメネジ5の位置はナ
ット体の長手方向のほぼ中央部であればよく、いくらか
偏った位置を選択してもよい。偏った位置を選択した場
合、ナットの要求長さが長くなるという問題が生じるも
のの、中空部材の中空奥行きが十分に得られるならば、
本願発明のナット体に採用することで一層の回転特性を
得ることもできる。
【0013】
【発明の効果】本願発明の組み合わせナット体による
と、比重の軽い合成樹脂と、比重の重い金属ナットを重
ね合わせることによって、合成樹脂部分に配置された回
転軸を中心に厚さ方向に重量のバランスがくずれて、ナ
ット体はいずれかの方向へ回転しようとする。この運動
によって中空部分内部での隠された環境下での回転が容
易になる。
【0014】また、機構的に繊細なデザインを要する回
転軸を含む部分は詳細な造型が可能で量産も容易な合成
樹脂の射出成型法を用いることができ、一方で強度を要
求されるメネジ山を有するボルト保持部分には強度や粘
り性や耐腐食性に優れた任意の金属材料を選択すること
ができる。
【0015】金属製の板ナットと合成樹脂製のナット保
持体の接合も圧入などの手段で容易に実現できる。これ
によって強度の強い組み合わせナット体を安価に製造し
提供することが可能になった。また、回転ナット体の手
前側に合成樹脂製の角盤体を配置する実施例ではボルト
締結時に金属製板ナットと中空部材の間の角盤体が絶縁
物質として作用し、微弱な電流の遮断や、合成樹脂に弾
力を有する物質を選択した場合はその弾力復元性によっ
て防水や、ボルトのゆるみ防止などの効果を得ることも
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の組み合わせナット体の斜視図
【図2】本願発明の組み合わせナット体の回転ナット体
のみの断面図
【図3】本願発明の組み合わせナット体の使用状態を示
す参考図
【図3】本願発明の組み合わせナット体の回転ナット体
の他の実施例を示す断面図
【図5】従来例を示す斜視図
【符号の説明】
1.回転軸 2.貫通穴 3.袋状のナット保持装置 4.合成樹脂製のナット保持体 5.メネジ 6.金属製の板ナット 7.ボルト挿通穴 8.基部 9.腕部分 10.長穴状のガイド溝 11.枠体 12.傾斜面 13.立ち上がったメネジ周壁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の組み合わせナット体の斜視図
【図2】本願発明の組み合わせナット体の回転ナット体
のみの断面図
【図3】本願発明の組み合わせナット体の使用状態を示
す参考図
【図4】本願発明の組み合わせナット体の回転ナット体
の他の実施例を示す断面図
【図5】従来例を示す斜視図
【符号の説明】 1.回転軸 2.貫通穴 3.袋状のナット保持装置 4.合成樹脂製のナット保持体 5.メネジ 6.金属製の板ナット 7.ボルト挿通穴 8.基部 9.腕部分 10.長穴状のガイド溝 11.枠体 12.傾斜面 13.立ち上がったメネジ周壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三藤 伸二 大阪府東大阪市森河内西1−6−30 若井 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの対向する側面に回転軸を突出させ、
    ほぼ中央部に貫通穴を有する合成樹脂製の長形の角盤体
    に、ほぼ中央部にメネジを有する長形の角盤状の金属ナ
    ットを厚さ方向に回転軸の中央から偏在するように配し
    て固着した回転ナット体と、ボルト挿通穴を有する基部
    から「U」字状に伸びた2つの腕部分に長穴状のガイド
    溝を設けた枠体とから成り、枠体のガイド溝に回転ナッ
    ト体の2つの回転軸を各々はめ合わせ、回転ナット体が
    回転し、ガイド溝内を自在に移動するようにした組み合
    わせナット体である。
  2. 【請求項2】2つの対向する側面に回転軸を突出させ、
    ほぼ中央部に貫通穴を有し、ボルト螺合時にボルト側か
    ら見て背面側に袋状のナット保持装置を有する長形の角
    盤状の合成樹脂製のナット保持体と、この保持装置に圧
    入し保持され、ほぼ中央部にメネジを有する金属製の板
    ナットから成る回転ナット体と、ボルト挿通穴を有する
    基部から「U」字状に伸びた2つの腕部分に長穴状のガ
    イド溝を設けた枠体とから成り、回転ナット体の2つの
    回転軸を枠体のガイド溝に各々はめ合わせ、回転し、ガ
    イド溝内を自在に移動するようにした組み合わせナット
    体である。
  3. 【請求項3】ほぼ中央部に設けたメネジの周壁が筒状に
    立ち上がった金属板ナットを、2つの対向する側面に回
    転軸を突出させ、ほぼ中央部に貫通穴を有する合成樹脂
    製の長形の角盤状のナット保持体のボルト側から見て手
    前側に、金属板ナットの立ち上がったメネジ周壁をナッ
    ト保持体の貫通穴に収容するようにして固着した回転ナ
    ット体と、ボルト挿通穴を有する基部から「U」字状に
    伸びた2つの腕部分に長穴状のガイド溝を設けた枠体と
    から成り、金属板ナットが挿入されたナット保持体の2
    つの回転軸を枠体のガイド溝に各々はめ合わせ、回転
    し、ガイド溝内を自在に移動するようにした組み合わせ
    ナット体である。
JP5822497A 1997-02-04 1997-02-04 組み合わせナット体 Pending JPH10220448A (ja)

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JPH10220448A true JPH10220448A (ja) 1998-08-21

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Cited By (5)

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