JPH10218369A - 円筒状ワークの自動パレタイジングシステム - Google Patents

円筒状ワークの自動パレタイジングシステム

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JPH10218369A
JPH10218369A JP3283397A JP3283397A JPH10218369A JP H10218369 A JPH10218369 A JP H10218369A JP 3283397 A JP3283397 A JP 3283397A JP 3283397 A JP3283397 A JP 3283397A JP H10218369 A JPH10218369 A JP H10218369A
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cylindrical
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Isao Araki
勲 荒木
Minoru Inagaki
実 稲垣
Hideo Ebara
秀雄 江原
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】パレット上でワークをスペース効率よく積み付
けでき、併せて一連のパレタイズ工程が全自動で行える
パレタイジングシステムを提供する。 【解決手段】コンベヤライン4からの倒置搬入円筒状ワ
ーク1を起立させるワーク倒立機7と、ワークをサイズ
別に振り分けてパレット11に積み付けるパレタイズロ
ボット8と、満杯パレットの搬出,および空パレットの
補給を行うパレット搬送台車12を組合せてシステムを
構築するとともに、パレタイズロボットにはワークを下
面から支える出入式フォーク,およびワーク上方から支
える軸芯保持部材を装備した昇降,前傾式のハンド部で
ワークを直立姿勢に把持し、かつパレット上での積み付
け位置では、ワークを若干前傾姿勢に爪先立ちさせた状
態でフォークを引き抜き、ワークとの擦り合いなしに積
み付けを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばグラビア印
刷の原反紙ロール,包装用のプラスチックフィルムロー
ル,ないしシートロールの製品を製造する工場におい
て、厚紙の芯軸(紙管)に印刷紙,プラスチックフィル
ム,シートを巻きつけた各種サイズのロール製品(以下
「円筒状ワーク」と称する)をサイズ別に仕分けしてパ
レット上に積み付ける自動パレタイジングシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】頭記のように工場内で製造された各種サ
イズのロール製品は、保管倉庫に入庫する以前にサイズ
別に仕分けて複数個ずつパレットの上に積み付け、その
後にパレット単位で倉庫に入庫して保管するように製品
管理を行っている。図9はかかるロール製品を対象した
パレタイジングシステムのパレタイズ工程を模式的に表
したものであり、図示のように工場内の製造工程から受
入れコンベヤラインに倒置姿勢に寝かせて搬送されて来
た円筒状ワーク(ロール製品)1は、まず倒置姿勢で搬
送されて来たワーク1を倒置姿勢から直立姿勢に起こ
し、次いでパレットステーションの位置でパレット2の
上に平行積み,ないしは千鳥積みパターンに並べて積み
付けるようにしている。なお、パレット上に所定数のワ
ークを積み付けされた満杯パレットは、パレットステー
ションから保管倉庫に搬送してワークを倉庫内に仕分け
保管するようにしている。
【0003】ここで、円筒状ワーク1の製品例を図10
(a),(b) に示す。すなわち、円筒状ワーク1は紙管と呼
ばれる中空の軸芯1aにプラスチックフィルム,ないし
シート1bを巻き付けた後、そのロール両端面に保護用
の側板1cを当てがった上で軸芯1aの両端にはキャッ
プ1dを嵌め込み、さらにロール周面には包装用の外装
紙1eを巻き付けた上で、その巻尻,ロール周縁に粘着
テープ1fを貼り付けて包装されており、その重量はサ
イズにもよるが、大形のものでは重量が300Kgにも
達する。
【0004】ところで、上記のように外装紙で包装され
た円筒状ワーク1をパレット2へ積み付けする場合に、
従来ではワークを受入れコンベヤラインの上に倒置姿勢
に載せて(直立姿勢で運ぶと搬送中に転倒してコンベヤ
から脱落するおそれがある)パレットステーションの前
まで搬送し、ここでコンベヤから取り出したワークを直
立姿勢に起立させた後に、作業員の人手作業によりワー
クを1個ずつ抱えてパレット上に載せ、さらに通称ドラ
ム缶送りと呼ばれる方法でワークの底部周縁をパレット
面上に転がしながら所定の積み付け位置に並べ置く方法
が広く採用されているが、このような人力方式では多量
のワークを捌くのに多人数の作業員を要し、しかも重量
物のワークを動かすには重労働でパレタイズ作業にも危
険を伴うほか、その取扱い作業で、ワークの底部周縁に
大きな荷重が集中的に掛かるため製品の端部が変形して
不良品の発生率を高くする原因となっている。
【0005】一方、昨今では各種製品の荷役分野でもパ
レタイジングロボットの導入,普及化が進んでおり、そ
のロボットのハンド部としてはワークをグリッパで両側
から把持する,グリッパ爪をワークに引っ掛ける,ある
いはフォークでワークを下から支える方式など各種タイ
プのハンドが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のパレ
タイジングロボットを使用して前記したロール製品を直
立姿勢でハンドリングする場合には次記のような問題が
あり、円筒状ワークを支障なく円滑にパレタイズするこ
とが困難である。次に、このハンドリング上の問題点を
図11(a) 〜(c) により説明する。まず、(a) 図はロー
ル製品の円筒状ワーク1に対し、その中空軸芯(図10
参照)にロボットのハンド3を挿入して把持して矢印P
のように上方に引き上げると、軸芯に巻き付けたプラス
チックシート(シート間の摩擦抵抗が小さくで滑り易
い)が自重で図示のようにずれ落ちて下方に垂れ下がっ
てしまい製品が不良品となることが多い。また、(b) 図
のようにハンド3でワーク1を両側から把持した場合に
は、前記とは逆にシートの自重で内周側がずれ落ちて下
方に垂れ下がってしまう。
【0007】一方、(c) 図のようにワーク1を上下から
ハンド3で挟んで直立姿勢に把持する方式を採用すれ
ば、前記したロールシートの垂れ下がりが防止できる反
面、図9で示したようにパレット2の上にワーク1を積
み付ける際に次記のような問題点が残る。すなわち、外
径サイズが異なる大小各種サイズの円筒状ワーク1をパ
レット2上に平行積み,あるいは千鳥積みパターンに並
べてに積み付ける際に、ワーク1を底面側から支えてい
る下部のハンド3(例えばフォーク)の幅がワーク1の
外径サイズより大きくてその一部がワークの側方にはみ
出したり、あるいはハンド3の先端がワーク1より前方
に突き出していると、先にパレット上の定位置に積み付
けたワークにこれから載荷するワークを保持したハンド
3が突き当たるなどして干渉するために、先に積み付け
たワークが転倒したり、あるいはワークを相互間に殆ど
隙間なく並べてワークを所定サイズのパレット上でスペ
ース効率よく積み付けることが難しい。また、ワーク1
を載せたハンド3を図9のようにパレット2の上に着地
させた後、ハンド3を後退させてワーク1の底面側から
引き抜くようにすると、ハンド3にはワークの重量がそ
のまま掛かっているために、ワーク1の底面がハンド3
により擦られてフィルム,シートが破けるなどしてロー
ル製品が損傷を受け易い。特にワーク1が図10で示し
たように包装されているる場合には、ハンド3との擦り
合いにより粘着テープが剥がれて包装紙が破けるなどし
て製品不良を引き起こすことが多い。このように、重量
物のロール製品などを対象とした円筒状ワークをロボッ
トによりハンドリングしてパレタイズする場合には、前
記のような問題点がある。
【0008】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
のであり、その目的は前記課題を解決し、フィルム,シ
ートロール製品などを対象に、ハンドリング工程で製品
に損傷を与えることなく、かつパレット上でワーク同士
を殆ど隙間なく近接してスペース効率よく平行積み,千
鳥積みできるようにし、併せてワーク受入れからパレッ
ト上への積み付けまでの一連のパレタイズ工程を全自動
で行えるようにした従来にない新規なパレタイジングシ
ステムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、受入れコンベヤラインを通じて倒
置姿勢に搬入されたワークを受容して倒置姿勢から直立
姿勢に起立させるワーク倒立機と、該倒立機からワーク
を受け取った上で、ワークをサイズ別に振り分けてパレ
ットステーションに待機位置しているパレットに積み付
けるパレタイズロボットと、およびパレットステーショ
ンにアクセスしてワークを積み付けた満杯パレットの搬
出,および空パレットの補給を行うパレット搬送台車と
をを組合せてシステム構築し、前記パレタイズロボット
がワークを下面から支える出入式のフォーク,およびワ
ークの上面側中心部を上方から押さえる軸芯保持部材を
備えた昇降,前傾式のハンド部を装備し、フォークと軸
芯保持部材との間に把持した直立姿勢の円筒状ワークを
パレット上の所定の積み付け位置に降ろし、さらにワー
クを若干前傾姿勢に傾けて爪先立ちさせた状態でフォー
クを後方に引き抜いて積み付けるように構成するものと
する。
【0010】また、本発明によれば、前記構成のパレタ
イジングシステムは具体的に次記のような態様で構成す
ることができる。 1)ワーク倒立機が、ワークを倒置姿勢で受入れるV形
キャリヤローラ,およびワークを直立姿勢に保持するワ
ーク載置用のテーブルを側部,底部に振り分けて配備し
たL字形の揺動式ワーク搭載台を備え、該ワーク搭載台
を倒置ポジションに寝かせた状態で受け入れコンベヤラ
インから搬送されて来たワークを倒置姿勢のままキャリ
ヤローラ上に受容し、次いでワーク搭載台を起立ポジシ
ョンに起こしてワークをテーブル上に直立姿勢に立てる
ようにした構成で、かつ前記テーブルはその上面に平行
に並ぶ複数条のリブを備えた回転式の円盤状テーブルと
してなり、さらに該テーブル上に載置したワークの周面
一部がテーブルの外周縁と重なり合うように寄せる位置
決め補正機構を備えるものとする。
【0011】2)パレタイズロボットが、パレットステ
ーションに沿って移動する走行台車と、該台車上に搭載
したハンド架台と、前進,後退する出入式のフォーク,
コーン状の軸芯保持部材を備えてワークを上下から把持
するように前記ハンド架台の前面側に装備した昇降,前
傾式のハンド部とからなり、さらにハンド部には、ワー
クをフォークと軸芯保持部材との間に把持し、フォーク
をパレット上に着地させた状態でワークの上部を背後か
ら前方へ僅かに押し出して爪先立ち姿勢に前傾させるワ
ーク傾動用プッシャ,およびフォークの引き抜き時にワ
ークを背面側から支えるストッパを備えて構成する。
【0012】3)パレタイズロボットのハンド部に装備
したフォークを、ワークの径サイズに合わせてその外径
から側方へはみ出さないよう選択的に使用する複数組に
分割した出入式フォークを備える。 4)あらかじめワークに外径,長さサイズなどのデータ
を表示したバーコードを添付しておき、このバーコード
を受入れコンベヤラインの搬送経路上で読み取り、この
データ情報を基にワーク倒立機,パレタイズロボットを
総括制御して一連のパレタイズ工程を全自動で行うよう
にする。
【0013】上記の構成において、受入れコンベヤライ
ンを通じてシステム内に搬入されたワークをコンベヤラ
インの終端から倒置姿勢のままワーク倒立機のキャリヤ
ローラに受け渡した後、該倒立機のワーク載置台を揺動
操作して倒置ポジションから起立ポジションに起こす
と、円筒状ワークはその底面が回転式テーブル上に乗っ
て直立姿勢となる。また、この位置でワークの外径サイ
ズのデータを基に、位置決め補正機構の操作により円筒
状ワークの径サイズに関係なくワークの周面一部がテー
ブル上でその外周縁と重なり合うような位置に位置決め
した上で、テーブルを周方向に90°回転すると、テー
ブルの上面側に並ぶリブがパレタイズロボットのフォー
クと平行する向きに移動するとともに、ワークはロボッ
ト側のフォークと向かい合うようにテーブルの後端側に
移動してその軸中心がテーブルの左右中心と一致するよ
うになる。したがって、この状態でパレタイズロボット
のフォークを前方からワーク倒立機にアクセスし、その
フォークの中心とテーブルの中心とが一致するように位
置決めした上で、その前進ストロークをフォークの先端
がテーブルの後端縁と一致する位置までテーブルのリブ
間に差し込み、さらにワークの頂部側で中空軸に上方か
らコーン状の軸芯保持部材を嵌挿してフォークとの間で
上下から把持することにより、ワークが直立姿勢のまま
で、しかもフォーク先端がワークからはみ出さない状態
でロボットのハンド部に受け渡しされる。なお、この場
合にはワークの外径サイズに対応して使用するフォーク
の分割組数を選択し、ワークを把持した状態でフォーク
がワークの側方にはみ出さないように設定するものとす
る。これにより、ワークの軸中心とフォークの中心が一
致し、かつフォークの先端,および左右端がワークの底
面域範囲に収まるような状態で把持するハンドリングが
達成されることになる。
【0014】一方、パレタイズロボットはワークを把持
したままワークの外径サイズに対応したパレットステー
ションの位置まで走行し、ここでワークをパレット上に
おける所定の積み付け位置にアクセスしてワークを移載
する。このワーク積み付けを行う際には、ロボットのハ
ンド部を多少前傾させて姿勢でパレット上の積み付け位
置に降ろし、さらにワークの上縁部をプッシャにより背
後から押してワークを僅かに前傾姿勢に傾けると、ワー
クがいわゆる爪先立ちの状態になってその底面の殆どの
面域がフォークの上面から浮き上がるようになる。した
がって、この状態でワークの背面をストッパで押さえつ
つフォークを後退操作すれば、フォークをワークの底面
に擦り付けることなくフリーの状態で引き抜くことがで
きる。なお、この場合のワーク前傾角度は5°前後で十
分であり、ワーク自身が前方へ転倒するおそれはない。
しかも、前記したようにワークを下面から支えているフ
ォークの先端,左右両サイドがワークの底面域からはみ
出してないので、先にパレット上に積み付けされている
ワークと次に積み付けるワークを保持しているフォーク
とが干渉するおそれはなく、これにより先に積み付けた
ワークの転倒防止は勿論のこと、ワーク同士を殆ど隙間
なく近接させた状態に並べてスペース効率よくパレット
上に平行積み,ないしは千鳥積みパターンに並べて積み
付けることができる。
【0015】このようにして、外径サイズの異なる各種
の円筒状ワークをサイズ別に仕分けてパレットステーシ
ョンに待機しているパレットへの積み付けするパレタイ
ズ工程が進んでパレットが満杯状態になると、満杯パレ
ットはパレットステーションとワーク保管倉庫への入庫
ラインとの間を走行するパレット搬送台車上に移載する
とともに、搬送台車側からはパレットステーションに空
パレットを補給し、満杯パレットが倉庫に向けて搬出さ
れる。また、この一連のパレタイズ工程は、システム統
括制御装置により全自動で行われ、かつワークの外径,
長さサイズなどのデータ情報は、各ワークごとにバーコ
ードとして表示しておき、システムへの受入れコンベヤ
ラインの終端でそのバーコードを読み取って統括制御装
置に与えるようにするものとする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。まず、図1にパレタイジングシステム
全体の系統図を示す。なお、図示例ではシステム内に
A,B二系列のパレタイズラインを備えている。図にお
いて、4は工場内のロール包装機5から受け取った円筒
状ワーク1をパレタイジングシステム6に搬入するコン
ベヤライン、7は前記受入れコンベヤライン4に連なる
分岐コンベヤラインの終端に配置したワーク倒立機、8
はワーク倒立機7の側方に敷設したレール9の上を走行
する自走式のパレタイズロボット、10はパレタイズロ
ボット8の走行経路に沿ってワーク倒立機7の反対側に
配列したパレット移載機構付きのパレットステーション
(パレットステーションは工場側で製造されるワークの
種類に合わせて複数区分に分けられている)、11はパ
レットステーション10の各区分に載置したパレット、
12はパレットステーション10に沿って敷設したレー
ル上を走行するA,Bラインに共通なパレット搬送台
車、13はパレット搬送台車12に空パレットを供給す
る空パレット補給マガジン、14はパレット搬送台車1
2で運ばれて来たワークの積み付け済みの満杯パレット
を積み替えてワークの保管倉庫(図示せず)に向けて送
り出す入庫ラインであり、これらでパレタイジングシス
テムを構築している。
【0017】また、図2は図1における受入れコンベヤ
ライン4,ワーク倒立機7,パレタイズロボット8,パ
レットステーション10を経由して行われる円筒状ワー
ク1(図9,図10参照)のパレタイズ工程を概略的に
表した説明図である。すなわち、受入れコンベヤライン
4を通じて横倒しの倒置姿勢に搬送された来たワーク1
は、その終端から工程で示すようにワーク倒立機7に
受け渡しされ、ここでワーク1を倒置姿勢から直立姿勢
に起こした後、工程でワーク1を直立姿勢のままパレ
タイズロボット8に受け渡す。次に、パレタイズロボッ
ト8を指定されたパレットステーション10の区分位置
に移動し、この位置で工程のようにロボット8のハン
ドリング操作により、パレットステーション10に待機
しているパレット11にアクセスしてワーク1を所定の
位置に積み付ける。そして、パレット11に積み付けた
ワークが満杯状態になると、満杯パレットは工程でパ
レットステーション10からその側方を走行するパレッ
ト搬送台車12(図1参照)に移載され、さらに工程
を経て保管倉庫への入庫ラインに送り出される。
【0018】なお、ワーク倒立機7,パレタイズロボッ
ト8,パレットステーション10、パレット搬送台車1
2などはシステム統括制御装置からの指令で運転制御さ
れる。また、システムに搬入するワーク1については、
その外径,長さサイズなどのデータ情報をバーコードに
表示し、あらかじめ個々のワーク1にバーコード1gを
貼着しておき、受け入れコンベヤライン4の終端に設置
したバーコードリーダ4aによりバーコードを読み取っ
てそのデータ情報を前記制御装置に与え、この情報を基
に後記のように一連のパレタイズ工程を自動的に行うよ
うにする。
【0019】次に、ワーク倒立機7,およびパレタイズ
ロボット8についての詳細な構造,並びにその動作を個
別に説明する。 〔ワーク倒立機〕図3(a) 〜(d),および図4(a) 〜(c)
において、ワーク倒立機7はベース枠体71と、該ベー
ス枠体71の上に軸支搭載してシリンダ操作により倒置
ポジション,起立ポジションに位置を変えるL字形構造
になる揺動式のワーク搭載台72と、受入れコンベヤラ
イン4の延長線上でL字形になるワーク搭載台72の片
側に配列したV形のキャリヤローラ73と、搭載台の他
方側に配置した回転式の円盤状テーブル74と、前記キ
ャリヤローラ73に並置してワーク載置台72のコーナ
ー中央位置に設置したプッシャ式のワーク位置決め補正
機構75からなり、さらに前記テーブル74の上面側に
は平行に並べてテーブル上に配列した複数条のリブ76
(このリブ76は、後述するようにパレタイズロボット
のフォークをリブの間に差し込んでワーク1を掬い上げ
るためのものである)を備えている。なお、77はワー
ク搭載台72に結合した揺動支軸であり、ベース枠体7
1の側方に設置した操作シリンダ,もしくは駆動モータ
に連結してワーク搭載台72を倒置ポジション,起立ポ
ジションに揺動操作するようにしいてる。
【0020】次に、上記構成になるワーク倒立機7の動
作について説明する。まず、待機状態では、図3(a) の
ようにワーク搭載台72をキャリヤローラ73が水平と
なる倒置ポジションに倒し、かつテーブル74はリブ7
6が縦向きとなる状態に保持されており、ここで受入れ
いコンベヤライン4に載って倒置姿勢で搬送されて来た
円筒状ワーク1は、コンベヤライン4の終端からワーク
倒立機7に受け渡しされ、(b) 図のようにV字配列のキ
ャリヤローラ73の上を移動して倒置姿勢のまま受容さ
れる。なお、この場合にテーブル74がワーク1の先端
面を受け止めるストッパとして機能する。続いて、(c)
図で示すようにワーク搭載台72を倒置ポジションから
90°揺動操作して起立ポジションに起こす。これによ
りワーク1は倒置姿勢から直立姿勢に変わってテーブル
74の上に載置保持される。また、この状態での平面図
を図4(a) に示す。なお、図4ではテーブル74の上に
載置したワーク1(鎖線で示す)の外径サイズがテーブ
ル74の外径よりも小さい場合を示している。次に、図
3(c) の状態でプッシャ式の位置決め補正機構75を操
作し、図4(b) で表すようにテーブル74から一部がは
み出しているワーク1をテーブルの中央に向けて押し出
し、ワーク1の周面が円盤状テーブル74の外周縁と一
致して重なり合うように寄せて位置決め補正する。次い
で、位置決め補正機構75を後退させた上で、図3(d),
および図4(c) で示すようにテーブル74を時計方向に
90°回転させる。これにより、ワーク1はテーブル7
4の後端に移動するとともに、テーブル74の上面側に
敷設したリブ76の向きも左右から前後の向きに変わ
り、さらにこの位置でテーブル74の中心O1 とワーク
1の軸芯O2 とが一直線上に並んでパレタイズロボット
8のフォークの中心とが一致して向かい合うようにな
る。
【0021】〔パレタイズロボット〕一方、パレタイズ
ロボット8の構造は図5に示すごとくであり、レール9
に沿ってX軸方向に走行する走行台車81には、Y軸方
向に横行するハンド架台82が搭載され、このハンド架
台82の前面側にはハンド部83がチェーン駆動機構8
4を介してZ軸方向に昇降可能に案内支持されている。
なお、84aはチェーン駆動機構84に吊り下げたカウ
ンタウエイトである。また、ハンド部83は、前記チェ
ーン駆動機構84に連結してハンド架台82の前面にガ
イド支持された昇降体83aと、該昇降体83aの前面
側に支軸83bを介してθ方向へ前傾可能に軸支結合し
たハンドフレーム83cとからなる構造物を基体とし
て、ハンドフレーム83cの下部側には前後方向(Y
軸)に前進,後退する出入式のフォーク85,およびフ
ォーク85の上方に位置してフレーム83cの中央位置
に配置したV字形のストッパ86を備えており、さらに
ハンドフレーム83の上部側には該フレームから前方に
突き出してZ軸方向に上下移動する昇降枠87を備えて
おり、この昇降枠87には前後方向(Y軸)に移動する
コーン状の軸芯保持部材(ワーク1の軸芯キャップ1d
(図10参照)に嵌め込んでワーク1の頂部を支える)
88,およびワーク傾動用のプッシャ89を装備してい
る。
【0022】なお、図示してないが、ハンド部83に
は、ハンドフレーム83cをθ方向に傾動する操作シリ
ンダ、フォーク85を出入操作する駆動部、ストッパ8
6をワーク1の背面に押しつけるように前後へ調節操作
する駆動部、ワーク1の長さサイズに合わせて昇降枠8
7をZ軸方向に移動操作する駆動部、およびワーク1の
外径サイズに合わせて軸芯保持部材88,およびワーク
傾動用プッシャ89を昇降枠87上で個々にY軸方向へ
移動操作する駆動部などを装備しており、またフォーク
85は引出し位置でフォーク先端側に載置したワーク1
の重量を支えられるようにその基部が堅牢な鞘部へ格納
して引出し可能に案内支持されている。
【0023】次に、前記構成になるパレタイズロボット
8によるワーク1のパレタイズ動作を図6(a) 〜(e) を
参照して説明する。まず、(a) 図はパレタイズロボット
8がワーク倒立機7の前方位置にアクセスし、図3,図
4で述べた倒立機7のテーブル上で直立姿勢に載置した
円筒状ワーク1に対して、ロボット8のハンド部83か
ら前方に突き出したフォーク85をワークの下面側に挿
入してワーク1の下面に当てがい、さらにハンド部83
の昇降枠87を下降して上方から軸芯保持部材88をワ
ーク1の中空軸に嵌め込んだ移載直前の状態を示してい
る。ここでは、先記したバーコードのデータ情報を基
に、軸芯保持部材88をワーク1の中心位置に移動し、
さらに昇降枠87を下降して軸芯保持部材88(軸芯保
持部材は昇降枠87に対して上下方向への移動調節機構
を備えている)をワーク1の中空軸に嵌め込む。また、
ストッパー86、傾動用プッシャ89はワーク外径デー
タを基に待機位置から前進してワーク1の背面側に当接
させる。これでロボット8のハンド部83がワーク1を
直立姿勢のまま上下から把持した状態となる。続いて、
(b) 図のようにロボット8のハンド部83を上昇操作
し、ワーク1を倒立機7から持ち上げた後、パレタイズ
ロボット8をレール9上を走行してワーク1の外径サイ
ズ別に指定されたパレットステーション10の区分位置
に移動する。
【0024】この位置では、(c) 図で示すように、パレ
ットステーション10の上に待機しているパレット11
に対して、そのパレット上のワーク積み付け状態(パレ
ットは空か、あるいは先行のワークが積み付けられてい
る)を基に制御装置で決めたワーク積み付け位置(パレ
ット11上に仮想したX−Y座標系の上で指定した番
地)に合わせて、ロボット8の走行台車81をX軸方向
に,およびハンド架台82をY軸方向に調節移動してハ
ンド部83で把持したワーク1を正確に位置決めした上
で、さらにハンド部83を下降してパレット11に着地
寸前で一旦停止し、この位置でハンド部83を若干前傾
させてフォーク85の先端をパレットの面上に着地させ
る。
【0025】続いて、(d) 図で示すように昇降枠87の
上でプッシャ89を若干前進操作してワーク1を前方に
押す。なお、この際に軸芯保持部材88はワーク1の中
空軸を押さえたまま、プッシャ89の動きに追随して前
方へ若干移動させる。これにより、ワーク1はその下端
前縁がフォーク85の先端部に爪先立ちの状態で前傾姿
勢(前傾角度は例えば5°前後)になり、ワーク1の殆
どの底面域がフォーク85の上面から浮き上がるように
なる。そして、この状態でストッパ86でワーク1の背
面を押さえつつフォーク85を後退操作してパレット1
1の上から引っ込めると、ワーク1の先端は爪先姿勢の
ままパレット11の上に乗り移る。これにより、フォー
ク85はワーク1の底面から離脱して荷重が加わらない
フリーな状態となるので、ワーク1の底面と擦れ合うこ
となく、したがってワークに損傷を与えることなくスム
ーズに後退位置へ引っ込めることができる。
【0026】また、フォーク85が後退した後に、スト
ッパ86,およびワーク傾動用プッシャ89を後退させ
ると、(e) 図で示すようにワーク1は自重で前傾姿勢か
ら直立姿勢に戻ってパレット11上の指定位置に積み付
けされる。なお、(e) 図ではハンド部83を上昇し、さ
らに走行台車81の上でハンド架台2を原点位置に後退
復帰させた状態を示している。
【0027】上記のようにしてロボット操作でワーク1
をパレット11に積み付けると、パレタイズロボット8
は再びワーク倒立機7の位置に走行し、ここで次のワー
クを受け取った上で外径サイズ別に指定されたパレット
11に積み付けける動作を繰り返し行う。また、パレタ
イズ工程が進んでパレットステーション10のパレット
11がワーク1で満杯状態になれば、この満杯パレット
がパレットステーション10からパレット搬送台車12
(図1参照)に移載するとともに、その代わりにあらか
じめパレット搬送台車12に補給しておいた空パレット
をパレットステーションに受け渡し、次いでパレット搬
送台車12を倉庫への入庫ラインに向けて走行させる。
【0028】一方、パレタイズロボット8のハンド部8
3に装備したフォーク85は、ワーク倒立機7から外径
サイズの異なる各種サイズのワーク1をハンド部83に
受け渡す際に、そのワーク1の底面域からフォーク両サ
イドが側方へはみ出さないようするために、フォーク8
5を複数組の分割フォークに分け、ワーク1の外径サイ
ズに合わせて選択的に使用するようにしており、その構
成を図7(a),(b) で説明する。すなわち、図示のように
フォーク85は3本組の分割フォーク85aと、その両
側に並ぶ2本組の分割フォーク85bに分けてられてお
り、かつ2本組の分割フォーク85bはクラッチ機構8
5cを介して分割フォーク85aに着脱可能に結合し、
フォーク85の出入操作機構(操作シリンダ)85dの
操作によって分割フォーク85aを単独,あるいは分割
フォーク85aと85bを連動して出入操作する。な
お、前記のクラッチ機構85cを採用する代わりに、分
割フォーク85a,および85bにそれぞれ独立した操
作シリンダに連結し、各操作シリンダを単独,および連
係操作させることもできる。
【0029】ここで、(a) 図のように3本組の分割フォ
ーク85aと2本組の85bを組合せた横幅は例えば4
40mmに設定されており、双方の分割フォークを併用す
ることにより径サイズ440〜580mmφのワーク1を
はみ出しなしにハンドリングできる。また、3本組の分
割フォーク85aの横幅は270mmであり、(b) 図のよ
うに2本組の分割フォーク85cを待機位置に後退させ
たまま、3本組の分割フォーク85のみを選択的に使用
すれば、外径サイズ270〜420mmφのワーク1をは
み出しなしにハンドリングできる。
【0030】そして、分割フォーク85a,85bをワ
ーク1の外径サイズに合わせて選択的に使い分けること
により、ワーク1をパレット11に積み付ける際には、
パレット上に並んでいる先行積み付けワークと次に積み
付けるワークを把持したフォーク85とが干渉し合うこ
とがなく、これによりワーク同士を殆ど隙間なく近接さ
せた状態に並べてスペース効率よく積み付けることがで
きる。
【0031】図8(a) 〜(i) は、上述のパレタイジング
方式を採用してパレット11に積み付ける大小各種サイ
ズの円筒状ワーク1の積み付けパターンを例示したもの
であり、図示のように規定寸法のパレット11に対して
複数個のワーク1を平行積み,もしくは千鳥積みパター
ンで、しかもワーク同士が殆ど密着し合って並ぶように
スペース効率よく積み付けできることが判る。
【0032】なお、前記はフィルム,シートのロール製
品を対象としたパレタイジングシステムに付いて述べた
が、本発明のパレタイジングシステムは前記ロール製品
以外の円筒状,ないし円柱状製品にも実施適用できるこ
とは勿論である。なお、円柱状製品を取扱う場合には、
先記した軸芯保持部材をワークの上面中心位置に当てが
って上方から保持するものとする。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のパレタイジ
ングシステムによれば、工場内で製造された大小各種サ
イズのフィルム,シートロール製品などを対象に、その
円筒状ワークをハンドリングする際に製品に損傷を与え
るおそれがなく、しかもパレット上でとロール製品同士
を殆ど隙間なく近接してスペース効率よく平行積み,な
いしは千鳥積みパターンに並べて直立姿勢に積み付けで
き、併せてワークの受入れからワークのサイズ別仕分
け,パレットへの積み付けまでの一連のパレタイズ工程
が全自動で行えるようにした高機能で汎用性に富んだ新
規なパレタイジングシステムを提供することができる。
【0034】特に、請求項2の構成によるワーク倒立機
を採用することで、円筒状ワークを直立姿勢でパレタイ
ズロボットに受け渡す際に、ワークの外径サイズに関係
なく、ワークをロボット側のフォークと向きを合わせて
その中心位置へ正確に位置合わせして安定よく載荷する
ことができる。また、パレタイズロボットを請求項3の
ように構成することで、ワークをパレット上に移載して
積み付ける際に、ワークとの擦り合いなしにフォークを
ワークの底面から引き抜くことができ、これによりロー
ル製品の損傷を防いで歩留りの向上が図れる。
【0035】さらに、請求項3のようにパレタイズロボ
ットのハンドに装備したフォークを複数組に分けてワー
クの外径サイズに合わて使い分けるようにすることで、
ワークをパレット上に積み付け際に、既にパレット上に
積み付けられている先行のワークとフォークとの干渉を
避けてワークの転倒防止,並びにワーク同士を近接させ
てスペース効率よく積み付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるパレタイジングシステム
全体の系統図
【図2】図1における受入れコンベヤライン,ワーク倒
立機,パレタイズロボット,パレットステーションを経
由して行うパレタイズ工程の説明図
【図3】図1におけるワーク倒立機の構造,並びに動作
の説明図であり、(a) 〜(d) はワーク受入れから直立姿
勢に起こしてパレタイズロボットへ移載する直前の載置
位置決め段階までの一連の動作を工程順に表した斜視図
【図4】図3のワーク倒立機で行うワークの載置位置決
め動作の説明図であり、(a) 〜(c) はワークを直立姿勢
に起こしてパレタイズロボットへ移載する直前の載置位
置決め段階までの一連の動作を工程順に表した平面図
【図5】図1におけるパレタイズロボットの構成斜視図
【図6】図5に示したパレタイズロボットの動作説明図
であり、(a) 〜(e) はワーク倒立機から受け取ったワー
クをパレットに積み付けるまでの一連の動作を工程順に
表した側面図
【図7】パレタイズロボットのハンド部に装備した分割
形フォークの構成, 並びにワークの外径サイズとの相関
関係を表した説明図であり、(a) は2組の分割フォーク
を併用した状態,(b) は1組の分割フォークを選択的に
使用した状態の平面図
【図8】本発明実施例のパレタイズロボットを使用して
サイズ別に積み付けたワークの積み付けパターンの模式
図であり、(a) 〜(i) はそれぞれ外径サイズの異なるワ
ークの積み付け状態を表す図
【図9】円筒状ワークの基本的なパレタイズ工程を模式
的に表した図
【図10】図9の円筒状ワークの対象となるロール製品
の一例を示す構造図であり、(a)は断面側視図、(b) は
端面図
【図11】従来のロボットハンドで直立姿勢のロール製
品をハンドリングする際のワーク挙動を表した説明図で
あり、(a) 〜(c) はそれぞれタイプの異なるハンドを用
いた状態図
【符号の説明】
1 円筒状ワーク 1g バーコード 4 受入れコンベヤライン 6 パレタイジングシステム 7 ワーク倒立機 72 ワーク搭載台 73 キャリヤローラ 74 ワーク載置用テーブル 75 位置決め補正機構 76 リブ 8 パレタイズロボット 81 走行台車 82 ハンド架台 83 ハンド部 85 フォーク 85a,85b 分割フォーク 86 ストッパ 87 昇降枠 88 軸芯保持部材 89 ワーク傾動用プッシャ 9 走行レール 10 パレットステーション 11 パレット 12 パレット搬送台車

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムロール,シートロールなどの製品
    を対象に、受入れコンベヤラインを通じて倒置姿勢に搬
    入された各種サイズの円筒形ワークをサイズ別に仕分け
    てパレット上に直立姿勢で平行積み,ないしは千鳥積み
    パターンに並べて積み付ける円筒状ワークの自動パレタ
    イジングシステムであり、受入れコンベヤラインから搬
    入されたワークを受容して倒置姿勢から直立姿勢に起立
    させるワーク倒立機と、該倒立機からワークを受け取っ
    た上で、ワークをサイズ別に振り分けてパレットステー
    ションに待機位置しているパレットに積み付けるパレタ
    イズロボットと、およびパレットステーションにアクセ
    スしてワークを積み付けた満杯パレットの搬出,および
    空パレットの補給を行うパレット搬送台車とを組合せて
    システムを構築し、前記パレタイズロボットがワークを
    下面から支える出入式のフォーク,およびワークの上面
    側中心部を上方から押さえる軸芯保持部材を備えた昇
    降,前傾式のハンド部を装備し、フォークと軸芯保持部
    材との間に把持した直立姿勢の円筒状ワークをパレット
    上の所定の積み付け位置に降ろし、さらにワークを若干
    前傾姿勢に傾けて爪先立ちさせた状態でフォークを後方
    へ引き抜いて積み付けるようにしたことを特徴とする円
    筒状ワークの自動パレタイジングシステム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動パレタイジングシステ
    ムにおいて、ワーク倒立機が、ワークを倒置姿勢で受入
    れるV形キャリヤローラ,およびワークを直立姿勢に保
    持するワーク載置用のテーブルを側部,底部に振り分け
    て配備したL字形の揺動式ワーク搭載台を備え、該ワー
    ク搭載台を倒置ポジションに寝かせた状態で受け入れコ
    ンベヤラインから搬送されて来たワークを倒置姿勢のま
    まキャリヤローラ上に受容し、次いでワーク搭載台を起
    立ポジションに起こしてワークをテーブル上に直立姿勢
    に立てるようにした構成であり、かつ前記テーブルはそ
    の上面に平行に並ぶ複数条のリブを備えた回転式の円盤
    状テーブルとしてなり、さらに該テーブル上に載置した
    ワークの周面一部がテーブルの外周縁と重なり合うよう
    に寄せる位置決め補正機構を備えたことを特徴とする円
    筒状ワークの自動パレタイジングシステム。
  3. 【請求項3】請求項1記載の自動パレタイジングシステ
    ムにおいて、パレタイズロボットが、パレットステーシ
    ョンに沿って移動する走行台車と、該台車上に搭載した
    ハンド架台と、前進,後退する出入式フォーク,および
    コーン状の軸芯保持部材を備えてワークを上下から把持
    するようにハンド架台の前面側に装備した昇降,前傾式
    のハンド部とからなり、さらにハンド部には、ワークを
    載せたフォークをパレット上に着地させた状態でワーク
    をその上部後面から前方へ押し出して爪先立ち姿勢に前
    傾させるワーク傾動機構,およびフォークの引き抜き時
    にワークを背面側から支えるストッパを備えたことを特
    徴とする円筒状ワークの自動パレタイジングシステム。
  4. 【請求項4】請求項3記載のパレタイジングシステムに
    おいて、パレタイズロボットのハンド部が、ワークの径
    サイズに合わせてその底面から側方へはみ出さないよう
    選択的に使用する複数組に分割された出入式フォークを
    備えていることを特徴とする円筒状ワークの自動パレタ
    イジングシステム。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4に記載の自動パレタイジ
    ングシステムにおいて、あらかじめワークに外径,長さ
    サイズなどのデータを表示したバーコードを添付してお
    き、このバーコードを受入れコンベヤラインの搬送経路
    上で読み取り、このデータ情報を基にワーク倒立機,パ
    レタイズロボットを総括制御して一連のパレタイズ工程
    を全自動で行うようにしたことを特徴とする円筒状ワー
    クの自動パレタイジングシステム。
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