JPH10217840A - 自動車用ランプ制御装置 - Google Patents

自動車用ランプ制御装置

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Publication number
JPH10217840A
JPH10217840A JP2389797A JP2389797A JPH10217840A JP H10217840 A JPH10217840 A JP H10217840A JP 2389797 A JP2389797 A JP 2389797A JP 2389797 A JP2389797 A JP 2389797A JP H10217840 A JPH10217840 A JP H10217840A
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JP
Japan
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lamp
switch
turned
control device
time
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2389797A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Matsumaru
彰男 松丸
Motonori Kido
元則 城戸
Hideaki Toyama
秀明 外山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作スイッチの操作ミスによるバッテリ上が
りを確実に防止する。 【解決手段】 マイコン4は、ランプ群2の各ランプの
点灯消灯を行わせる操作スイッチ群3の各操作スイッチ
31〜35のオンオフを判別するとともに、イグニショ
ンスイッチ5のオンオフを判別する。そして、マイコン
4は、操作スイッチ31〜35のいずれかがオン、かつ
イグニションスイッチ5がオフの状態に移行した時点か
らの経過時間が予め設定された設定時間になると、バッ
テリ1と各ランプの間に介設されたリレーRL1のリレ
ー接点RS1をオフにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載され
たランプの点灯消灯を制御する自動車用ランプ制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に搭載されたランプ群は、
バッテリに直結されて構成されているのが一般的である
ため、各ランプは、イグニションスイッチの状態に関係
なく点灯可能になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成によ
り、運転者が車両降車時に各ランプの点灯消灯を操作す
る操作スイッチをオフし忘れると、バッテリが上がって
しまう虞れがあった。
【0004】また、近年、車外の光量を検出し、暗くな
ってくるとテールランプやヘッドランプを自動的に点灯
させる自動点灯システムが実用化されている。この自動
点灯システムでは、テールランプ及びヘッドランプの操
作スイッチは通常のオン位置とオート位置とを備えてお
り、オート位置に操作されているときには、イグニショ
ンスイッチがオフにされると、各ランプが自動的に消灯
するように構成されている。
【0005】しかしながら、操作スイッチが通常のオン
位置に操作されてテールランプ又はヘッドランプが点灯
していたにも拘らず、オート位置に操作されていると運
転者が誤判断してイグニションスイッチをオフにして車
両から離れると、実際にはオン位置にあるために点灯が
継続し、バッテリ上がりを発生させてしまう虞れがあ
る。
【0006】更に、近年、ルームランプスイッチのスイ
ッチ位置をドアの開閉に連動してルームランプを点灯消
灯させるドア位置にした状態で、ドアが開閉されるとル
ームランプを点灯させ、時間の経過に従って徐々にラン
プの照度を低下させ、ドアが閉じられた時点から一定時
間が経過したときに消灯するようにしたルームランプ制
御システムも実用化されている。
【0007】しかしながら、このルームランプ制御シス
テムでは、運転者がルームランプスイッチのスイッチ位
置をオン位置に操作して使用した後にスイッチ位置をド
ア位置に戻すのを忘れてしまい、ルームランプが自動的
に消灯するものと運転者が誤解してイグニションスイッ
チをオフにして車両から離れると、バッテリ上がりを発
生させてしまう虞れがある。
【0008】本発明は、上記問題を解決するもので、ラ
ンプ群を操作する操作スイッチの操作ミスによるバッテ
リ上がりを確実に防止し得る自動車用ランプ制御装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、バッテリから
ランプへの電力供給を制御する自動車用ランプ制御装置
において、ランプの点灯消灯を行わせるランプ操作スイ
ッチのオンオフを判別する操作スイッチ判別手段と、イ
グニションスイッチのオンオフを判別するイグニション
スイッチ判別手段と、上記ランプ操作スイッチがオン、
かつイグニションスイッチがオフの状態に移行した時点
からの経過時間が予め設定された設定時間になると、上
記電力供給を遮断する消灯制御手段とを備えたものであ
る(請求項1)。
【0010】この構成によれば、ランプ操作スイッチの
オンオフ及びイグニションスイッチのオンオフが判別さ
れ、ランプ操作スイッチがオン、かつイグニションスイ
ッチがオフの状態に移行した時点からの経過時間が予め
設定された設定時間になると、バッテリからランプへの
電力供給が遮断されることにより、イグニションスイッ
チがオフの状態においてランプの点灯が設定時間以上継
続するのが防止され、これによってバッテリ上がりが防
止される。
【0011】また、請求項1記載の自動車用ランプ制御
装置において、上記消灯制御手段は、上記経過時間を計
時する計時手段と、バッテリと上記ランプとの間に介設
されたスイッチ手段と、上記経過時間が予め設定された
設定時間になると、上記スイッチ手段をオフにするスイ
ッチ制御手段とを備えたものである(請求項2)。
【0012】この構成によれば、イグニションスイッチ
がオフの状態に移行した時点からの経過時間が計時手段
により計時され、予め設定された設定時間になるとバッ
テリとランプとの間に介設されたスイッチ手段がオフに
されることにより、イグニションスイッチがオフの状態
においてランプの点灯が設定時間以上継続するのが防止
され、これによってバッテリ上がりが防止される。
【0013】また、請求項2記載の自動車用ランプ制御
装置において、上記ランプとして複数のランプを備え、
上記スイッチ手段は、各ランプとバッテリとの間に介設
された単一のスイッチ素子からなるものである(請求項
3)。
【0014】この構成によれば、スイッチ手段は、複数
のランプとバッテリとの間に介設された単一のスイッチ
素子からなることにより、簡素な構成となる。
【0015】また、請求項1〜3のいずれかに記載の自
動車用ランプ制御装置において、運転者に報知するため
の報知手段と、イグニションスイッチがオフからオンに
切り替えられた時点で上記ランプ操作スイッチがオン状
態のときに、上記報知手段を動作させる報知制御手段と
を備えたものである(請求項4)。
【0016】この構成によれば、イグニションスイッチ
がオフからオンに切り替えられた時点でランプ操作スイ
ッチがオン状態のときに、運転者に報知するための報知
手段が動作されることにより、イグニションスイッチが
オフのときにランプ操作スイッチがオン状態になってい
たことが運転者に報知されることとなる。
【0017】また、請求項4記載の自動車用ランプ制御
装置において、操作されると上記報知手段の動作を停止
させるリセット操作手段を備えたものである(請求項
5)。
【0018】この構成によれば、リセット操作手段が操
作されると報知手段の動作が停止されることにより、イ
グニションスイッチがオフのときにランプ操作スイッチ
がオン状態になっていたことが、リセット操作手段の操
作者、すなわち運転者に対して確実に報知されることと
なる。
【0019】また、請求項5記載の自動車用ランプ制御
装置において、上記リセット操作手段は、上記ランプ操
作スイッチからなり、オン状態の上記ランプ操作スイッ
チがオフに切り替えられると上記報知手段の動作を停止
させるように構成されたものである(請求項6)。
【0020】この構成によれば、オン状態のランプ操作
スイッチがオフに切り替えられると報知手段の動作を停
止させるようにリセット操作手段が構成されることによ
り、ランプ操作スイッチがリセット操作手段として兼用
され、リセット操作手段を別途設ける必要がない。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る自動車用ラ
ンプ制御装置の一実施形態を示す回路図である。この自
動車用ランプ制御装置は、バッテリ1と、ランプ群2
と、各ランプのオンオフを操作する操作スイッチ群3
と、リレーRL1,RL2,RL3と、各部の動作を制
御するマイクロコンピュータ(マイコン)4と、イグニ
ションスイッチ5と、電源回路6とを備えている。
【0022】リレーRL1,RL2,RL3は、それぞ
れリレー接点RS1,RS2,RS3と、コイルRC
1,RC2,RC3とから構成されている。
【0023】バッテリ1は、所定の出力電圧VB(本実
施形態ではDC12V)を出力する電源である。電源回路6
は、図略のスイッチングトランジスタを用いたDC−D
Cコンバータで構成されたスイッチング電源回路からな
り、1次巻線に印加されるバッテリ1の出力電圧VB
スイッチングトランジスタでスイッチングし、2次巻線
に誘起される電圧を整流し、平滑して所定電圧VDD(本
実施形態ではDC5V)を出力するものである。
【0024】ランプ群2は、左右のヘッドランプ21
L,21Rと、左右のテールランプ22L,22Rと、
グローブボックスランプ23と、ルームランプ24と、
スポットランプ25とを備えている。
【0025】操作スイッチ群3は、ヘッドランプスイッ
チ31と、テールランプスイッチ32と、グローブボッ
クスランプスイッチ33と、ルームランプスイッチ34
と、スポットランプスイッチ35とを備えるとともに、
このルームランプスイッチ34に接続されたカーテシス
イッチ36〜39を備えている。
【0026】左右のヘッドランプ21L,21Rの一端
は、それぞれアースに接地され、他端はそれぞれリレー
RL2のリレー接点RS2の一方に接続されている。左
右のテールランプ22L,22Rの一端は、それぞれア
ースに接地され、他端はそれぞれリレーRL3のリレー
接点RS3の一方に接続されている。
【0027】グローブボックスランプ23の一端は、グ
ローブボックスランプスイッチ33を介してアースに接
地され、他端はリレーRL3のリレー接点RS3の一方
に接続されている。スポットランプ25の一端は、スポ
ットランプスイッチ35を介してアースに接地され、他
端はリレーRL1のリレー接点RS1の一方に接続され
ている。
【0028】ルームランプスイッチ34は、コモン接点
341と、アースに接地されたオン接点342と、並列
接続されたカーテシスイッチ36〜39を介してアース
に接地されたドア接点343と、オフ接点344とを備
え、コモン接点341と、他のオン接点342、ドア接
点343及びオフ接点344との接続を切り替えるもの
である。カーテシスイッチ36〜39は、それぞれ対応
するドアの開閉によってオンオフされるものである。
【0029】ルームランプ24の一端は、コモン接点3
41に接続され、他端はリレーRL1のリレー接点RS
1の一方に接続されている。
【0030】リレーRL2のコイルRC2の一端は、ヘ
ッドランプスイッチ31を介してアースに接地され、リ
レーRL2のコイルRC2の他端及びリレー接点RS2
の他方は、リレーRL1のリレー接点RS1の一方に接
続されている。
【0031】リレーRL3のコイルRC3の一端は、テ
ールランプスイッチ32を介してアースに接地され、リ
レーRL3のコイルRC3の他端及びリレー接点RS3
の他方は、リレーRL1のリレー接点RS1の一方に接
続されている。
【0032】リレーRL1のコイルRC1の一端は、マ
イコン4の出力端子P1に接続され、リレーRL1のコ
イルRC1の他端及びリレー接点RS1の他方は、バッ
テリ1の正極端子に接続されている。
【0033】更に、リレーRL2のコイルRC2の一
端、リレーRL3のコイルRC3の一端、グローブボッ
クスランプ23の一端、ルームランプ24の一端及びス
ポットランプ25の一端は、それぞれ逆方向に接続され
たダイオードを介してマイコン4の入力端子P2〜P6
に接続されている。これらのダイオードは、マイコン4
に電流が流入するのを阻止するためのものである。
【0034】また、マイコン4は、電源回路6から電源
供給を受けており、マイコン4の入力端子P7は、電流
制限抵抗を介して電源回路6の出力端子に接続されると
ともに、イグニションスイッチ5を介してアースに接地
されている。
【0035】なお、テールランプスイッチ32とヘッド
ランプスイッチ31とは、コンビネーションスイッチと
して構成されている。すなわち、ヘッドランプスイッチ
31がオンのときには、テールランプスイッチ32が同
時にオンになるように構成されている。
【0036】マイコン4は、後述する設定時間Tなどの
予め設定されたデータや制御プログラムを記憶するRO
M41及びデータを一時的に保管するRAM42を備え
ており、次の(1)〜(7)の各機能を有している。
【0037】(1)操作スイッチ群3の各スイッチのオ
ンオフを判別する操作スイッチ判別手段としての機能。
操作スイッチ群3のスイッチ31,32,33,35が
オンにされると、対応する入力端子P2,P3,P4,
P6の信号レベルがそれぞれローレベルに低下するの
で、これを検出することにより、スイッチ31,32,
33,35のオンが判別される。
【0038】また、スイッチ34のコモン接点341が
オン接点342に接続されるか、又はスイッチ34のコ
モン接点341がドア接点343に接続された状態でい
ずれかのドアが開放されてカーテシスイッチ36〜39
の内の対応するスイッチがオンにされると、入力端子P
5の信号レベルがローレベルに低下するので、これを検
出することにより、スイッチ34のオンが判別される。
【0039】(2)操作スイッチ群3のいずれかのスイ
ッチがオンにされると、リレーRL1のコイルRC1に
励磁電流を供給してリレー接点RS1をオンにする。
【0040】(3)イグニションスイッチ5のオンオフ
を判別するイグニションスイッチ判別手段としての機
能。入力端子P7の信号レベルは、イグニションスイッ
チ5がオフでは電圧VDDに維持され、オンではアースレ
ベルにされるので、この信号レベルを検出することによ
り、イグニションスイッチ5のオンオフが判別される。
【0041】(4)操作スイッチ群3のいずれかのスイ
ッチがオン、かつイグニションスイッチ5がオフの状態
に移行した時点からの経過時間を計時する計時手段とし
ての機能。すなわち、操作スイッチ群3のいずれかのス
イッチがオンのときにイグニションスイッチ5がオンか
らオフに切り替えられた時点、又はイグニションスイッ
チ5がオフのときに操作スイッチ群3のいずれかのスイ
ッチがオフからオンに切り替えられた時点からの経過時
間を計時する。
【0042】(5)上記経過時間が予め設定された設定
時間Tになると、リレーRL1のコイルRC1への励磁
電流の供給を停止してリレー接点RS1をオフにする消
灯制御手段としての機能。
【0043】(6)上記経過時間の計時中、すなわち設
定時間Tの経過前にオンであった操作スイッチ群3のス
イッチがオフにされると、計時を中止するとともに、リ
レー接点RS1をオフにする。
【0044】(7)上記経過時間の計時中、すなわち設
定時間Tの経過前にイグニションスイッチ5がオフから
オンに切り替えられると、計時を中止する。
【0045】なお、図1に示すように、マイコン4に可
変抵抗Rを接続し、マイコン4は、この可変抵抗Rの抵
抗値に応じて設定時間Tを延長又は短縮する機能を有す
るようにしてもよい。
【0046】次に、図2を用いて動作について説明す
る。図2は操作スイッチ群3のスイッチが単独で操作さ
れたときの各部の状態を示すタイミングチャートであ
る。イグニションスイッチ5がオンのときに、t1時点
で操作スイッチ群3のスイッチがオフからオンに切り替
えられると、ランプ群2の対応するランプが点灯する。
次いで、t2時点でイグニションスイッチ5がオンから
オフに切り替えられると、マイコン4により経過時間の
計時が開始される。そして、t2時点から設定時間Tだ
け経過したt3時点において、スイッチがオンであって
も、点灯中のランプが消灯する。
【0047】イグニションスイッチ5がオフ状態のとき
に、t4時点で操作スイッチ群3のスイッチがオフから
オンに切り替えられると、ランプ群2の対応するランプ
が点灯するとともにマイコン4により経過時間の計時が
開始される。そして、t4時点から設定時間Tだけ経過
したt5時点において、スイッチがオンであっても、点
灯中のランプが消灯する。
【0048】イグニションスイッチ5がオフ状態のとき
に、t6時点で操作スイッチ群3のスイッチがオフから
オンに切り替えられると、ランプ群2の対応するランプ
が点灯するとともにマイコン4により経過時間の計時が
開始される。そして、t6時点から時間T1(T>T1
だけ経過したt7時点においてスイッチがオンからオフ
に切り替えられると、計時が中止されるとともに点灯中
のランプが消灯する。
【0049】イグニションスイッチ5がオフ状態のとき
に、t8時点で操作スイッチ群3のスイッチがオフから
オンに切り替えられると、ランプ群2の対応するランプ
が点灯するとともにマイコン4により経過時間の計時が
開始される。t8時点から時間T2(T>T2)だけ経過
したt9時点において、イグニションスイッチ5がオフ
からオンに切り替えられると、計時が中止される。そし
て、t10時点でイグニションスイッチ5がオンからオフ
に切り替えられると、再度マイコン4により経過時間の
計時が開始され、t10時点から設定時間Tだけ経過した
11時点において、スイッチがオンであっても点灯中の
ランプが消灯する。
【0050】次に、図3を用いて異なる動作態様につい
て説明する。図3は操作スイッチ群3の複数のスイッチ
が操作されたときの各部の状態を示すタイミングチャー
トである。なお、以下において、ルームランプスイッチ
34のオンは、ルームランプスイッチ34のコモン接点
341がドア接点343に接続された状態でカーテシス
イッチ36〜39のいずれかがオンにされていることを
含むものとする。
【0051】イグニションスイッチ5がオンのときに、
1時点でヘッドランプスイッチ31及びテールランプ
スイッチ32がオフからオンに切り替えられると、ヘッ
ドランプ21L,21R及びテールランプ22L,22
Rが点灯する。次いで、t2時点でイグニションスイッ
チ5がオンからオフに切り替えられると、マイコン4に
より経過時間の計時が開始される。t2時点から時間T1
(T>T1)だけ経過したt3時点において、ヘッドラン
プスイッチ31がオンからオフに切り替えられると、ヘ
ッドランプ21L,21Rが消灯する。そして、t2
点から設定時間Tだけ経過したt4時点において、テー
ルランプスイッチ32がオンであっても、点灯中のテー
ルランプ22L,22Rが消灯する。
【0052】イグニションスイッチ5がオフ状態のとき
に、t5時点でルームランプスイッチ34がオフからオ
ンに切り替えられると、ルームランプ24が点灯すると
ともに、テールランプスイッチ32がオンであるのでテ
ールランプ22L,22Rが点灯し、更に、マイコン4
により経過時間の計時が開始される。そして、t5時点
から設定時間Tだけ経過したt6時点において、テール
ランプスイッチ32及びルームランプスイッチ34がオ
ンであっても、点灯中のルームランプ24及びテールラ
ンプ22L,22Rが消灯する。
【0053】次いで、ルームランプスイッチ34がオン
からオフに切り替えられた後、イグニションスイッチ5
がオフ状態のときに、t7時点でヘッドランプスイッチ
31がオフからオンに切り替えられると、ヘッドランプ
21L,21Rが点灯するとともに、テールランプスイ
ッチ32がオンであるのでテールランプ22L,22R
が点灯し、更に、マイコン4により経過時間の計時が開
始される。
【0054】t7時点から時間T2(T>T2)だけ経過
したt8時点において、スポットランプスイッチ35が
オフからオンに切り替えられると、スポットランプ25
が点灯するとともに、計時されていた経過時間がリセッ
トされて、再度t8時点から経過時間の計時が開始され
る。
【0055】t8時点から時間T3(T>T3)だけ経過
したt9時点において、スポットランプスイッチ35が
オンからオフに切り替えられると、スポットランプ25
が消灯し、マイコン4による計時、ヘッドランプ21
L,21R及びテールランプ22L,22の点灯が継続
する。
【0056】そして、t8時点から設定時間Tだけ経過
したt10時点において、ヘッドランプスイッチ31及び
テールランプスイッチ32がオンであっても、点灯中の
ヘッドランプ21L,21R及びテールランプ22L,
22Rが消灯する。
【0057】次いで、イグニションスイッチ5がオフ、
かつ、ヘッドランプスイッチ31及びテールランプスイ
ッチ32がオンの状態のときに、t11時点でイグニショ
ンスイッチ5がオフからオンに切り替えられると、ヘッ
ドランプ21L,21R及びテールランプ22L,22
Rが点灯する。
【0058】この状態で、t12時点でイグニションスイ
ッチ5がオンからオフに切り替えられると、マイコン4
により経過時間の計時が開始される。そして、t12時点
から設定時間Tだけ経過したt13時点において、ヘッド
ランプスイッチ31及びテールランプスイッチ32がオ
ンであっても、点灯中のヘッドランプ21L,21R及
びテールランプ22L,22Rが消灯する。
【0059】このように、本実施形態によれば、車両降
車時に操作スイッチ群3のいずれかのスイッチをオフに
し忘れても、イグニションスイッチ5のオフから設定時
間Tが経過した時点で、バッテリ1とランプ群2の間に
介設されたリレーRL1のリレー接点RS1をオフにす
ることにより、バッテリ1からランプ群2への電力供給
を遮断するようにしたので、スイッチの消し忘れによる
バッテリ上がりを防止することができる。
【0060】また、車両降車時にドアが完全に閉じてい
ない半ドア状態となって、カーテシスイッチ36〜39
のオンによりルームランプ24の点灯状態が継続したと
しても、設定時間Tが経過するとバッテリ1からの電力
供給が遮断されるので、同様にバッテリ上がりを防止す
ることができる。
【0061】また、設定時間Tの経過後に電力供給が遮
断された後でも、操作スイッチ群3のスイッチがオンに
されると、リレーRL1のリレー接点RS1をオンにし
てバッテリ1からの電力供給を行うことにより、夜間に
おいても車両への乗車を容易に行うことができる。
【0062】上記実施形態において、リレーRL1,R
L2,RL3は、図4に示すように、車両内の適所に配
設された電気接続箱11の内部に配置されている。図4
は、電気接続箱11の内部の配線状態を模式的に示す図
である。
【0063】一方、ランプ群2の各ランプは、図1に示
したように、全てリレーRL1のリレー接点RS1を介
してバッテリ1の正極端子に接続されている。
【0064】従って、図4に示すように、ランプ群2の
各ランプに接続される配線群を近傍にまとめて配置した
状態でリレーRL1のリレー接点RS1に接続すること
により、電気接続箱11内部の配線状態を単純化するこ
とができ、これによって保守点検などの際に各配線を容
易に識別することができ、作業性を向上することができ
る。
【0065】なお、上記実施形態において、リレーRL
1,RL2,RL3に代えて、MOS−FETなどの半
導体スイッチング素子を用いてもよい。これによって省
スペース化や省電力化を図ることができる。
【0066】また、上記実施形態において、更に、図1
に破線で示すように、報知部7を備えるようにしてもよ
い。この報知部7は、警告ランプ71と、トランジスタ
72と、リセットスイッチ73とを備えている。
【0067】警告ランプ71の一端はトランジスタ72
のコレクタに接続され、他端はバッテリ1の正極端子に
接続されている。トランジスタ72のベースはマイコン
4の出力端子P8に接続され、エミッタはアースに接地
されている。リセットスイッチ73の一端はアースに接
地され、他端はマイコン4の入力端子P9に接続される
とともに電流制限抵抗を介して電圧VDDにプルアップさ
れている。
【0068】そして、マイコン4は、更に、次の機能
(A)〜(C)を有する。 (A)イグニションスイッチ5がオフからオンに切り替
えられた時点で操作スイッチ群3のいずれかのスイッチ
がオンのときには、出力端子P8からハイレベル信号を
出力してトランジスタ72をオンさせることにより、警
告ランプ71を点灯させる。
【0069】(B)入力端子P9に入力される信号レベ
ルを検出することにより、リセットスイッチ73のオン
オフを判別する。
【0070】(C)警告ランプ71の点灯中にリセット
スイッチ73がオンにされると、出力端子P8からロー
レベル信号を出力してトランジスタ72をオフさせるこ
とにより、警告ランプ71を消灯させる。
【0071】この形態において図3のように動作した場
合には、t11時点で警告ランプ71が点灯することとな
る。
【0072】このように、報知部7を備え、イグニショ
ンスイッチ5がオフからオンに切り替えられた時点で操
作スイッチ群3のいずれかのスイッチがオンのときに警
告ランプ71を点灯させることにより、スイッチの消し
忘れが発生していたことを確実に運転者に報知すること
ができる。
【0073】これによって、図3のt11時点のような状
態が昼間に生じた場合でも、運転者がヘッドランプ21
L,21R及びテールランプ22L,22Rの点灯に気
づかずに走行するような事態を確実に防止することがで
きる。
【0074】なお、リセットスイッチ73に代えて、操
作スイッチ群3のスイッチを兼用するようにしてもよ
い。すなわち、イグニションスイッチ5がオフからオン
に切り替えられた時点でオンになっている操作スイッチ
群3のスイッチをオフにすることによって、警告ランプ
71を消灯する。この場合には、部品点数を削減し、構
成を簡素化することができる。
【0075】また、警告ランプ71に代えて、圧電ブザ
ーなどの音声発生手段を備え、音声で運転者に報知する
ようにしてもよい。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ランプ操作スイッチのオンオフ及びイグニションスイッ
チのオンオフを判別し、ランプ操作スイッチがオン、か
つイグニションスイッチがオフの状態に移行した時点か
らの経過時間が予め設定された設定時間になると、バッ
テリからランプへの電力供給を遮断するようにしたの
で、イグニションスイッチがオフの状態においてランプ
の点灯が設定時間以上継続するのを防止することがで
き、これによって、バッテリ上がりを防止することがで
きる。
【0077】また、イグニションスイッチがオフの状態
に移行した時点からの経過時間を計時手段により計時
し、予め設定された設定時間になるとバッテリとランプ
との間に介設されたスイッチ手段をオフにすることによ
り、イグニションスイッチがオフの状態においてランプ
の点灯が設定時間以上継続するのを防止することがで
き、これによって、バッテリ上がりを防止することがで
きる。
【0078】また、スイッチ手段は、複数のランプとバ
ッテリとの間に介設された単一のスイッチ素子からなる
ことにより、構成を簡素化することができる。
【0079】また、イグニションスイッチがオフからオ
ンに切り替えられた時点でランプ操作スイッチがオン状
態のときに、運転者に報知するための報知手段を動作さ
せることにより、イグニションスイッチがオフのときに
ランプ操作スイッチがオン状態になっていたことを運転
者に報知することができる。
【0080】また、操作されると報知手段の動作を停止
させるリセット操作手段を備えることにより、イグニシ
ョンスイッチがオフのときにランプ操作スイッチがオン
状態になっていたことをリセット操作手段の操作者、す
なわち運転者に対して確実に報知することができる。
【0081】また、オン状態のランプ操作スイッチがオ
フに切り替えられると報知手段の動作を停止させるよう
にリセット操作手段を構成することにより、ランプ操作
スイッチをリセット操作手段として兼用することがで
き、これによって、リセット操作手段を別途設ける必要
がなく、構成を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用ランプ制御装置の一実施
形態を示す回路図である。
【図2】操作スイッチ群のスイッチが単独で操作された
ときの各部の状態を示すタイミングチャートである。
【図3】操作スイッチ群の複数のスイッチが操作された
ときの各部の状態を示すタイミングチャートである。
【図4】電気接続箱の内部の配線状態を模式的に示す図
である。
【符号の説明】
1 バッテリ 2 ランプ群 21L,21R ヘッドランプ 22L,22R テールランプ 23 グローブボックスランプ 24 ルームランプ 25 スポットランプ 3 操作スイッチ群 31 ヘッドランプスイッチ 32 テールランプスイッチ 33 グローブボックスランプスイッチ 34 ルームランプスイッチ 35 スポットランプスイッチ 36〜39 カーテシスイッチ 4 マイコン 41 ROM 42 RAM 5 イグニションスイッチ 6 電源回路 7 報知部 71 警告ランプ 72 トランジスタ 73 リセットスイッチ RL1,RL2,RL3 リレー RC1,RC2,RC3 コイル RS1,RS2,RS3 リレー接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 城戸 元則 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 外山 秀明 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリからランプへの電力供給を制御
    する自動車用ランプ制御装置において、ランプの点灯消
    灯を行わせるランプ操作スイッチのオンオフを判別する
    操作スイッチ判別手段と、イグニションスイッチのオン
    オフを判別するイグニションスイッチ判別手段と、上記
    ランプ操作スイッチがオン、かつイグニションスイッチ
    がオフの状態に移行した時点からの経過時間が予め設定
    された設定時間になると、上記電力供給を遮断する消灯
    制御手段とを備えたことを特徴とする自動車用ランプ制
    御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用ランプ制御装置
    において、上記消灯制御手段は、上記経過時間を計時す
    る計時手段と、上記ランプとバッテリとの間に介設され
    たスイッチ手段と、上記経過時間が予め設定された設定
    時間になると、上記スイッチ手段をオフにするスイッチ
    制御手段とを備えたものであることを特徴とする自動車
    用ランプ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の自動車用ランプ制御装置
    において、上記ランプとして複数のランプを備え、上記
    スイッチ手段は、各ランプとバッテリとの間に介設され
    た単一のスイッチ素子からなるものであることを特徴と
    する自動車用ランプ制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の自動車
    用ランプ制御装置において、運転者に報知するための報
    知手段と、イグニションスイッチがオフからオンに切り
    替えられた時点で上記ランプ操作スイッチがオン状態の
    ときに、上記報知手段を動作させる報知制御手段とを備
    えたことを特徴とする自動車用ランプ制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の自動車用ランプ制御装置
    において、操作されると上記報知手段の動作を停止させ
    るリセット操作手段を備えたことを特徴とする自動車用
    ランプ制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の自動車用ランプ制御装置
    において、上記リセット操作手段は、上記ランプ操作ス
    イッチからなり、オン状態の上記ランプ操作スイッチが
    オフに切り替えられると上記報知手段の動作を停止させ
    るように構成されたものであることを特徴とする自動車
    用ランプ制御装置。
JP2389797A 1997-02-06 1997-02-06 自動車用ランプ制御装置 Withdrawn JPH10217840A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101064270B1 (ko) 2009-03-06 2011-09-14 현대로템 주식회사 철도차량의 조명 제어장치
JP2018162010A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 車載用電源装置およびこれを用いた車両

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KR101064270B1 (ko) 2009-03-06 2011-09-14 현대로템 주식회사 철도차량의 조명 제어장치
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Effective date: 20040406