JPH10217798A - ディファレンシャル装置 - Google Patents

ディファレンシャル装置

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JPH10217798A
JPH10217798A JP9025374A JP2537497A JPH10217798A JP H10217798 A JPH10217798 A JP H10217798A JP 9025374 A JP9025374 A JP 9025374A JP 2537497 A JP2537497 A JP 2537497A JP H10217798 A JPH10217798 A JP H10217798A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力軸端部の軸方向への延出を抑制すると共
にこの部における干渉を避け得るディファレンシャル装
置の提供を課題とする。 【解決手段】 キャリアケース1内に配置されデフケー
ス11に入力されるエンジンの駆動力を一対の出力軸3
5,37を介して車輪側に配分するベベルギヤ式差動機
構9と、キャリアケース1内に差動機構9を挟んで配置
され、出力軸35,37間を各摩擦クラッチ73,85
を介して連結する増、減速ギヤ機構72および各クラッ
チ73,85を断続するアクチュエータ77,89とか
らなる駆動力制御機構71とを備え、各クラッチ73,
85と入力側ギヤ61と出力側ギヤ83,91とが出力
軸35,37と離間した入力軸65上に配置されると共
に、入力側ギヤ61と出力側ギヤ83,91とは差動機
構9を挟んで配置されてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のディファレ
ンシャル装置に関し、特にその駆動力の配分制御機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置としては、例えば特
開平5−345535号公報に図9に示すようなものが
記載されている。
【0003】図9は四輪駆動車のリヤデフを示し、この
リヤデフではエンジンからの駆動力がドライブピニオン
401を経てリングギヤ403に入力される。リングギ
ヤ403は遊星ギヤ式差動機構405のインタナルギヤ
407に一体に形成され、差動機構405のピニオンキ
ャリア409とサンギヤ411がそれぞれ左右の出力軸
413,415に連結されている。
【0004】隔壁417を隔てて差動機構405に隣接
して、左右の出力軸413,415への配分駆動力の制
御機構419が配置されている。この制御機構419
は、増速機構421と減速機構423および増減速の各
機構421,423用の油圧多板クラッチ425,42
7とからなる。
【0005】右出力軸415と同軸に中間軸431,4
33,435が配置され、各中間軸431,433,4
35にはそれぞれサンギヤ437,439,441が形
成されている。これらのサンギヤ437,439,44
1は固定軸443上に一体で3列に形成されたピニオン
ギヤ445,447,449とそれぞれ噛み合ってい
る。
【0006】このような構成により、増速機構421用
の油圧多板クラッチ425が締結されるとギヤ437,
445,449,441の経路で、中間軸431(左出
力軸413)よりも増速回転する中間軸433が右出力
軸415に連結され、右出力軸415の駆動トルクが増
加し、その分左出力軸413の駆動トルクが減少する。
【0007】一方、減速機構423用の油圧多板クラッ
チ427が締結されるとギヤ437,445,447,
439の経路で、中間軸431(左出力軸413)より
も減速回転する中間軸435が右出力軸415に連結さ
れ、右出力軸415の駆動トルクが減少し、その分左出
力軸413の駆動トルクが増加する。
【0008】油圧多板クラッチ425,427の伝達ト
ルクの制御により左右の出力軸413,415への配分
駆動力が制御される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、油圧多板ク
ラッチ425,427が出力軸413,415と同軸に
配置されているので、制御機構419の軸方向寸法が大
きくなる。そのため、例えば図10(a)に示す従来の
一般的な終減速装置周辺の構成と比較して、このデフ装
置では例えば同図(b)のB,Cで示す斜線部にて出力
軸端に取付ける等速ジョイント部との干渉などの不都合
が生じる恐れがあり、周辺部の設計変更範囲が拡大する
という問題がある。
【0010】そこで、本発明は、出力軸端部の軸方向へ
の延出を抑制すると共にこの部における干渉を避け得る
ディファレンシャル装置の提供を課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、キャリアケース内に配置
されデフケースに入力されるエンジンの駆動力を一対の
出力軸を介して車輪側に配分するベベルギヤ式差動機構
と、前記キャリアケース内に差動機構を軸方向に挟んで
配置され、前記一対の出力軸間を各摩擦クラッチを介し
て連結する増、減速ギヤ機構および該各摩擦クラッチを
断続するアクチュエータからなる駆動力制御機構とを備
え、前記各摩擦クラッチの一方側に連結される入力側ギ
ヤと、該クラッチの他方側に連結される出力側ギヤと、
該各摩擦クラッチとが前記一対の出力軸と離間した一つ
の軸心上に配置されると共に、該入力側ギヤと出力側ギ
ヤとが前記差動機構を軸方向に挟んで配置されることを
特徴とする。
【0012】したがって、ギヤ機構の入力側ギヤと出力
側ギヤとが差動機構を軸方向に挟んで配置されているの
で出力軸端部の軸方向外方への延出を抑制することがで
きると共に、入、出力側ギヤと摩擦クラッチとが出力軸
と離間した軸心上に配置されているので出力軸端部に連
結する等速ジョイントとの干渉を避けることができる。
つまり、等速ジョイント部からの車軸長さを犠牲にする
ことがないので、サスペンションストローク量を十分確
保することができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のディファレンシャル装置であって、前記入力側ギヤ
と、出力側ギヤのうちのいずれかとが前記一対の出力軸
の各軸上に固定されたギヤと直接噛み合うことを特徴と
する。
【0014】したがって、入力側ギヤと、出力側ギヤの
うちのいずれかとが一対の出力軸の各軸上に固定された
ギヤと噛み合うことにより入、出力側ギヤおよび摩擦ク
ラッチの軸心を出力軸から離間させ易く、請求項1の発
明と同等の作用・効果が得られる。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のディファレンシャル装置であって、前記入、出力側ギ
ヤがそれぞれ中間ギヤを介して前記一対の出力軸の各軸
上に固定されたギヤと噛み合うことを特徴とする。
【0016】したがって、請求項1の発明と同等の作用
・効果が得られるうえに、入、出力側ギヤと摩擦クラッ
チとの軸心の出力軸からの離間配置が一層容易となる。
【0017】請求項4に記載の発明は、キャリアケース
内に配置され入力部材に入力されるエンジンの駆動力を
一対の出力軸を介して車輪側に配分する遊星ギヤ式差動
機構と、前記キャリアケース内で差動機構の片側に隣接
して配置され、前記一対の出力軸間を各摩擦クラッチを
介して連結する増、減速ギヤ機構および該各摩擦クラッ
チを断続するアクチュエータからなる駆動力制御機構と
を備え、前記各摩擦クラッチの一方側に連結される入力
側ギヤと、該摩擦クラッチの他方側に連結される出力側
ギヤと、該各摩擦クラッチとが前記一対の出力軸と離間
した一つの軸心上に配置されることを特徴とする。
【0018】したがって、出力軸端部に連結する等速ジ
ョイントとの干渉を避けることができ、サスペンション
のストローク量を十分確保することができると共に、駆
動力制御機構が差動機構の片側に集中配置されるので、
差動機構を挟んで配置するよりも駆動力制御機構を構成
し易くなる。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のディファレンシャル装置であって、前記入、出力側ギ
ヤがそれぞれ中間ギヤを介して前記一対の出力軸の各軸
上に固定されたギヤと噛み合うことを特徴とする。
【0020】したがって、請求項4の発明と同等の作用
・効果が得られるうえに、入、出力側ギヤと摩擦クラッ
チとの軸心の出力軸からの離間配置が一層容易となる。
【0021】請求項6に記載の発明は、キャリアケース
内に配置されデフケースに入力されるエンジンの駆動力
を一対の出力軸を介して車輪側に配分するベベルギヤ式
差動機構と、前記キャリアケース内で差動機構の片側に
隣接して配置され、該差動機構のデフケースと該片側の
出力軸間を各摩擦クラッチを介して連結する増、減速ギ
ヤ機構および該各摩擦クラッチを断続するアクチュエー
タからなる駆動力制御機構とを備え、前記各摩擦クラッ
チの一方側に連結される入力側ギヤと、該摩擦クラッチ
の他方側に連結される出力側ギヤと、該各摩擦クラッチ
とが前記差動機構の一対の出力軸と離間した一つの軸心
上に配置されることを特徴とする。
【0022】したがって、出力軸端部に連結する等速ジ
ョイントとの干渉を避けることができ、サスペンション
のストローク量を十分確保することができると共に、駆
動力制御機構が差動機構の片側に集中配置されるので、
差動機構を挟んで配置するよりも駆動力制御機構を構成
し易くなる。
【0023】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
のディファレンシャル装置であって、前記入、出力側ギ
ヤがそれぞれ中間ギヤを介して前記差動機構のデフケー
スと前記片側の出力軸とに固定されたギヤと噛み合うこ
とを特徴とする。
【0024】したがって、請求項6の発明と同等の作用
・効果が得られるうえに、入、出力側ギヤと摩擦クラッ
チとの軸心の出力軸からの離間配置が一層容易となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]本発明の第1実施形態を図1〜図5に
より説明する。図1、図2は本実施形態のディファレン
シャル装置(以下デフ装置と略称する)の断面図であ
り、図3は図1のA矢視図である。図4、図5は説明図
である。なお、図1、図3の上下方向が車両の前後方向
を示す。
【0026】図1に示すように、エンジンからの駆動力
はデフキャリア(キャリアケース)1にベアリング3,
5を介して回転自在に支持されたドライブピニオン7を
経て差動機構9に入力される。
【0027】差動機構9はつぎのように構成されてい
る。まず、各構成部材を内蔵するデフケース11は左右
両端部でベアリング17,17およびアダプタ19,1
9を介してデフキャリア1に回転自在に支持されてい
る。アダプタ19はボルト21によりデフキャリア1に
固定されている。そして、上記駆動力はデフケース11
にボルト13にて締め付けられドライブピニオン7と噛
み合うリングギヤ15に入力される。
【0028】デフケース11内にはその回転軸に直角方
向にピニオンシャフト23がスプリングピン25により
抜け止めされ、デフケース11と一体に回転する。ピニ
オンシャフト23上にはピニオンギヤ27が回転自在に
支持され、このピニオンギヤ27はピニオンシャフト2
3を挟んでデフケース11内にそれと同軸に対向配置さ
れた左右のサイドギヤ31,33と同時に噛み合ってい
る。
【0029】こうして、リングギヤ15に入力された駆
動力はデフケース11、ピニオンシャフト23、ピニオ
ンギヤ27を経てサイドギヤ31,33に配分される。
サイドギヤ31,33の内周には左右の出力軸35,3
7がそれぞれスプライン連結され、止め輪39により抜
け止めされている。そして、さらに左右の出力軸35,
37の外側端はデフキャリア1から外部へ延び出し、等
速ジョイント41,43等を介して図示しない左右輪を
駆動する。
【0030】デフキャリア1にボルト45により固定さ
れた左カバー1aと出力軸35との間、およびデフキャ
リア1にボルト69により固定された右カバー1dと出
力軸37との間にそれぞれシール47,47が配置さ
れ、デフキャリア1の左半室1b内の潤滑用ギヤオイル
の外部への漏れ出しを防止している。この左半室1bに
差動機構9が収容されている。
【0031】上記シール47,47よりも内側で、出力
軸35,37上にそれぞれ第1ギヤ51および第3ギヤ
53が配置され、両ギヤ51,53の軸部51a,53
aが出力軸35,37にそれぞれスプライン連結されて
いる。一方、両ギヤ51,53はベアリング55,55
を介してデフキャリア1に回転可能に支持されている。
こうして、両ギヤ51,53はそれぞれ出力軸35,3
7と一体に回転する。また、第3ギヤ53と上記のアダ
プタ19との間にダブルのシール57が配置されてい
る。
【0032】駆動力制御機構71は、後述する左右の油
圧多板クラッチ(各摩擦クラッチ)85,73を介して
上記両出力軸35,37間を増、減速して連結するギヤ
機構72および左右のクラッチ85,73を断続する左
右の油圧アクチュエータ89,77からなり、詳細には
つぎのように構成されている。
【0033】ギヤ機構72の入力側ギヤとしての第2ギ
ヤ61がベアリング63,63を介してデフキャリア1
に回転可能に支持され、左出力軸35上の第1ギヤ51
と噛み合っている。第2ギヤ61の中空軸心部に入力軸
65がスプライン連結されている。入力軸65はドライ
ブピニオン7と干渉しない位置に配置されている。
【0034】入力軸65の中央部とデフキャリア1間に
はダブルのシール67が配置されている。このシール6
7と上記のシール57とがデフキャリア1の左半室1b
と右半室1cとのそれぞれの潤滑用ギヤオイルと潤滑用
オートミッションオイルとの混合を防止している。右半
室1cはデフキャリア1とこれにボルト69,69によ
り固定された右カバー1dとにより囲まれ、駆動力制御
機構71を収容している。
【0035】入力軸65は上記のシール67部からさら
に右方へ延出し、その右端部が右の油圧多板クラッチ7
3(以下右クラッチ73という)のハウジング(一方
側)75のボス部75a内周にスプライン連結されてい
る。ハウジング75の右端外周部と軸方向に対向する部
位の右カバー1dの壁部には右油圧アクチュエータ77
が備えられている。
【0036】また、ハウジング75の円筒部75bの内
部にはその円筒部75bと軸心部に配置された中空ハブ
(他方側)79との間に軸方向に交互にアウタプレート
とインナディスクとが配置されている。ハウジング75
の円筒部75bには放射状に潤滑孔75cが設けられる
と共にブッシュ81,81を介して右カバー1d(デフ
キャリア1)内壁に回転可能に支持されている。
【0037】一方、上記第3ギヤ53と噛み合う出力側
ギヤとしての第4ギヤ83は左端部をベアリング84を
介してデフキャリア1に回転可能に支持されると共に、
後述する第7ギヤ91にベアリング93を介して回転可
能に支持されている。そして、右方に延びた中空の軸部
83aが上記中空ハブ79の内周にスプライン連結され
ている。こうして、右アクチュエータ77の作用により
右クラッチ73が締結されると、第1ギヤ51、第2ギ
ヤ61、右クラッチ73、第4ギヤ83、第3ギヤ53
を介して左右の出力軸35,37間が連結される。
【0038】また、右クラッチ73の左に隣接対向して
左の油圧多板クラッチ85(以下左クラッチ85とい
う)が配置されている。左クラッチ85のハウジング8
7は右クラッチ73のハウジング75と一体化され、か
つそれと同様の構成である。そして、ハウジング87の
左端外周部と軸方向に対向する部位の右カバー1dの壁
部には左油圧アクチュエータ89が備えられている。ま
た、ハウジング87内部の構成は右クラッチ73と同様
であるが、軸心側の中空ハブ91aは左方へ延出し左端
部に出力側ギヤとしての第7ギヤ91が形成され、ベア
リング93を介して第4ギヤ83に、そしてベアリング
93を介して右カバー1d(デフキャリア1)に回転可
能に支持されている。
【0039】さらに、図2に示すように、左右のクラッ
チ85,73と同軸の第4ギヤ83および第7ギヤ91
とそれぞれ噛み合う中間ギヤとしての第5ギヤ95およ
び第6ギヤ97が設けられている。この第5ギヤ95と
第6ギヤ97とは一体に形成され、両端をベアリング9
9,99を介してデフキャリア1および右カバー1dに
回転可能に支持されている。そして、右方への延長軸部
97aは右カバー1dに設けられた潤滑用のオイルポン
プ101を駆動する。
【0040】オイルポンプ101は、右半室1b内のオ
イル溜りのオートマチックミッションオイルを図示外の
ストレーナを経て吸込み、流路103へ矢印方向に吐出
す。オイルは左右のクラッチ85,73のハウジング8
7,75の円筒部87b,75b外周に導かれ、潤滑孔
75cを経てクラッチ85,73部を潤滑する。
【0041】こうして、左油圧アクチュエータ89の作
用により左クラッチ85が締結されると、第1ギヤ5
1、第2ギヤ61、左クラッチ85、第7ギヤ91、第
6ギヤ97、第5ギヤ95、第4ギヤ83、第3ギヤ5
3を介して左右の出力軸35,37間が連結される。
【0042】図3は左右の出力軸35,37と、左右の
クラッチ85,73の軸心と、第6ギヤ97および第5
ギヤ95の軸心との配置関係を示す。このように、左右
のクラッチ85,73の軸心および第5,6ギヤ95,
97の軸心は出力軸35,37から離間して配置されて
いる。
【0043】図4は、このデフ装置のスケルトン図であ
り、第1〜第7の各ギヤの歯数をZ1〜Z7で示す。
【0044】つぎに、このデフ装置の作用を説明する。
【0045】エンジンからの駆動力は差動機構9により
左右の出力軸35,37に等配分される。そして、左右
の出力軸35,37間に駆動抵抗差が生じると、それに
応じてピニオンギヤ27が自転し出力軸35,37間の
差動回転が許容される。
【0046】走行時に、右クラッチ73が締結され左ク
ラッチ85が開放されると、左出力軸35に対する右出
力軸37の速比は第1ギヤ51(Z1=77)、第2ギ
ヤ61(Z2=41)、第4ギヤ83(Z4=45)、
第3ギヤ53(Z3=73)の歯数比を基に、次式によ
り求められる。すなわち、速比はZ1×Z4/Z2×Z
3=77×45/41×73=1.16〉1となり、右
出力軸37は増速され、右出力軸37の駆動トルクが増
加し、その分左出力軸35の駆動トルクが減少する。
【0047】また、逆に左クラッチ85が締結され右ク
ラッチ73が開放されると、同様に両出力軸35,37
の速比は第1ギヤ51(Z1=77)、第2ギヤ61
(Z2=41)、第7ギヤ91(Z7=39)、第6ギ
ヤ97(Z6=47)、第5ギヤ95(Z5=40)、
第4ギヤ83(Z4=45)、第3ギヤ53(Z3=7
3)の歯数比を基に、次式により求められる。すなわ
ち、速比はZ1×Z7×Z5×Z4/Z2×Z6×Z4
×Z3=77×39×40×45/41×47×45×
73=O.85〈1となり、右出力軸37は減速され、
右出力軸37の駆動トルクが減少し、その分左出力軸3
5の駆動トルクが増加する。
【0048】また、左右のクラッチ85,73の締結度
合いを左右のアクチュエータ89,77により適度に調
整することにより、トルクの増加配分量を無段階に調整
することが可能で、車両の直進性や旋回時の旋回性を向
上させることができる。
【0049】なお、駆動力制御機構71を収容する右カ
バー1dおよびオイルポンプ駆動部が出力軸35,37
から離間して配置されているので(図3参照)、図5
(a)に示す従来の一般的な終減速装置周辺の構成と比
較して、このデフ装置では同図(b)のように、出力軸
35,37の端部に取付ける等速ジョイント41,43
部との干渉を生じない。
【0050】こうして、本実施形態によれば、左右の出
力軸35,37上にそれぞれ第1ギヤ51と第3ギヤ5
3とが配置されると共に、左右のクラッチ85,73の
軸心および第5,6ギヤ95,97の軸心が出力軸3
5,37から離間して配置されているので、両出力軸3
5,37に連結される等速ジョイント41,43との干
渉が避けられると共に左右の車軸を等長に設定し易くな
る。
【0051】なお、各ギヤの歯数の設定を上記とは異な
る設定とし、各クラッチ73,85の締結と駆動力の増
減作用を上記と逆にすることももちろん可能である。
【0052】また、本実施形態において示したベベルギ
ヤ式差動機構9の代りに遊星ギヤ式差動機構を用いるこ
とも可能であるが、その場合の構造上の複雑さを避ける
と共に既存の一般的なタイプのデフ装置との互換性を保
つため、ベベルギヤ式差動機構9を用いる実施形態を示
した。
【0053】[第2実施形態]本発明の第2実施形態を
図6により説明する。図6は本実施形態のデフ装置のス
ケルトン図である。このデフ装置は中間ギヤを用いてい
る点が上記第1実施形態と相違し、その他は同じ構成で
ある。したがって、相違点を説明し、一部の同様機能の
部材には第1実施形態と同一符号を付して重複する説明
は省略する。
【0054】入力軸65に一体化された第2ギヤ161
は中間ギヤ163を介して第1ギヤ151と連結されて
いる。また、左右のクラッチ(各摩擦クラッチ)85,
73と同軸の第4ギヤ183および第7ギヤ191はそ
れぞれ第5ギヤ195および第6ギヤ197と噛み合
い、第5ギヤ195が右出力軸37に固定された第3ギ
ヤ153と噛み合っている。
【0055】そして、第2ギヤ161と第6ギヤ197
および第5ギヤ195の回転数をそれぞれα,β,γと
したとき、β〈α〈γとなるように歯数が設定されてい
る。このような構成により、右アクチュエータ77の作
用により右クラッチ73が締結されると、第1ギヤ15
1、中間ギヤ163、第2ギヤ161(回転数α)、右
クラッチ73、第4ギヤ183(回転数α)、第5ギヤ
195(回転数γ)、第3ギヤ153を介して左右の出
力軸35,37が連結される。
【0056】また、左アクチュエータ89の作用により
左クラッチ85が締結されると、第1ギヤ151、中間
ギヤ163、第2ギヤ161(回転数α)、左クラッチ
85、第7ギヤ191(回転数α)、第6ギヤ197
(回転数β)、第5ギヤ195(回転数β)、第3ギヤ
153を介して左右の出力軸35,37が連結される。
【0057】このような構成により、左右クラッチ8
5,73のどちらかが締結されたときの左右出力軸3
5,37の速比(増減速)は第3ギヤ153と噛み合う
第5ギヤ195の回転数の大小により定まるので、右ク
ラッチ73締結時の第5ギヤ195の回転数はγであ
り、左クラッチ85締結時の第5ギヤ195の回転数β
であり、β〈γの関係から、右クラッチ73締結時に右
出力軸37が増速されるように各ギヤの歯数を設定し、
逆に左クラッチ85締結時に右出力軸37が減速される
ように同歯数を設定すれば、右出力軸37が増速される
とき右出力軸37の駆動トルクを増加させ、左出力軸3
5の駆動トルクをその分減少させることができる。ま
た、逆になるように歯数設定することにより駆動トルク
トルク配分を逆にすることができる。
【0058】こうして、本実施形態によれば、上記第1
実施形態と同等の作用・効果が得られるうえに、中間ギ
ヤ163,195,197の配置により、入、出力側ギ
ヤ161,183,191の軸心および左右のクラッチ
85,73の軸心の出力軸からの離間配置が一層容易と
なる。
【0059】[第3実施形態]本発明の第3実施形態を
図7により説明する。図7は本実施形態のデフ装置のス
ケルトン図である。このデフ装置は差動機構209が遊
星ギヤ式である点および駆動力制御機構271が差動機
構209の片側に配置されている点が、上記第1実施形
態との主な相違点である。そこで、相違点を説明し、一
部の同様機能の部材には第1実施形態と同一符号を付し
て重複する説明は省略する。
【0060】エンジンからの駆動力はデフキャリア20
1にベアリング203,205を介して回転自在に支持
されたドライブピニオン207を経て差動機構209に
入力される。差動機構209は遊星ギヤ式であり、イン
タナルギヤ211に固定され上記ドライブピニオン20
7と噛み合うリングギヤ213に駆動力が入力される。
そして、入力された駆動力は、リングギヤ213と噛み
合うピニオンギヤ215を自転自在に支持するピニオン
キャリア217から左出力軸35に配分されると共に、
ピニオンギヤ215と噛み合うサンギヤ219から右出
力軸37に配分される。
【0061】一方、駆動力制御機構271が、差動機構
209の右方に隣接してデフキャリア201内に配置さ
れている。ピニオンキャリア217の右端の中空軸部2
17aが右出力軸37と同心に制御機構室201cに延
出し、端部にギヤ機構272の第1ギヤ251が一体に
形成されている。第1ギヤ251は中間ギヤ263を介
して第2ギヤ261と噛み合っている。また、第2ギヤ
261に一体化された入力軸265の左端部はクラッチ
73,85等の潤滑用オイルポンプ301に連結され、
これを駆動している。
【0062】そして、第4ギヤ283〜第7ギヤ291
の配置および歯数の設定が上記第2実施形態と相違して
いる。すなわち、第5ギヤ295の回転数がβであり、
第6ギヤ297の回転数がγである。したがって、上記
第2実施形態とは逆に右クラッチ73の締結時に右出力
軸37は減速される設定となる。
【0063】このような構成により、本実施形態によれ
ば、上記第2実施形態と同様の作用・効果が得られるう
えに、左右クラッチ85,73等の潤滑用オイルポンプ
301の配置が容易になる。
【0064】[第4実施形態]本発明の第4実施形態を
図8により説明する。図8は本実施形態のデフ装置のス
ケルトン図である。
【0065】このデフ装置は、差動機構9はベベルギヤ
式であり、駆動力制御機構271が差動機構9の入力部
材であるデフケース11と右出力軸37間を連結してい
る。すなわち、駆動力制御機構271の第1ギヤ351
が、中空軸部351aを介して差動機構9のデフケース
11に連結されて、差動機構9の右方に隣接配置された
制御機構室301c内に延出している。
【0066】また、第1ギヤ351と噛み合う第2ギヤ
361に一体化された入力軸365の左端部は左右クラ
ッチ85,73の締結用オイルポンプ303に連結さ
れ、これを駆動している。
【0067】このような構成により、本実施形態によれ
ば、上記第2実施形態と同様の作用・効果が得られうえ
に、左右クラッチ85,73の締結用オイルポンプ30
3の配置が容易になる。
【0068】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、入力側ギヤと出力側ギヤとが
差動機構を軸方向に挟んで配置されているので出力軸端
部の軸方向外方への延出を抑制することができると共
に、入、出力側ギヤと摩擦クラッチとが出力軸と離間し
た軸心上に配置されているので出力軸端部に連結される
等速ジョイントとの干渉を避けることができる。
【0069】つまり、等速ジョイント部からの車軸長さ
を犠牲にすることがないので、サスペンションストロー
ク量を十分確保することができる。
【0070】請求項2に記載の発明によれば、入、出力
側ギヤが出力軸の各軸上に固定されたギヤと噛み合うこ
とにより入、出力側ギヤおよび摩擦クラッチの軸心を出
力軸から離間させ易く、請求項1の発明と同等の効果が
得られる。
【0071】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
の発明と同等の効果が得られるうえに、入、出力側ギヤ
と摩擦クラッチとの軸心の出力軸からの離間配置が一層
容易となる。
【0072】請求項4に記載の発明によれば、出力軸端
部に連結する等速ジョイントとの干渉を避けることがで
き、サスペンションのストローク量を十分確保すること
ができると共に、駆動力制御機構が差動機構の片側に集
中配置されるので、差動機構を挟んで配置するよりも駆
動力制御機構を構成し易くなる。
【0073】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
の発明と同等の効果が得られるうえに、入、出力側ギヤ
と摩擦クラッチとの軸心の出力軸からの離間配置が一層
容易となる。
【0074】請求項6に記載の発明によれば、出力軸端
部に連結する等速ジョイントとの干渉を避けることがで
きると共に、駆動力制御機構が差動機構の片側に集中配
置されるので、差動機構を挟んで配置するよりも駆動力
制御機構を構成し易くなる。
【0075】請求項7に記載の発明によれば、請求項6
の発明と同等の効果が得られるうえに、入、出力側ギヤ
と摩擦クラッチとの軸心の出力軸からの離間配置が一層
容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の全体断面図である。
【図2】第1実施形態の部分断面図である。
【図3】図1のA矢視図である。
【図4】第1実施形態の説明図である。
【図5】第1実施形態の説明図である。
【図6】第2実施形態のスケルトン図である。
【図7】第3実施形態のスケルトン図である。
【図8】第4実施形態のスケルトン図である。
【図9】従来例のスケルトン図である。
【図10】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1,201 デフキャリア(キャリアケース) 9,209 差動機構 11 デフケース 23 ピニオンシャフト 27 ピニオンギヤ 31,33 サイドギヤ 35,37 出力軸 41,43 等速ジョイント 51,151,251,351 第1ギヤ 53,153 第3ギヤ 61,161,261,361 第2ギヤ(入力側ギ
ヤ) 65,265 入力軸 71,271 駆動力制御機構 72,272 ギヤ機構 73 右クラッチ(摩擦クラッチ) 75,87 ハウジング(摩擦クラッチの一方側) 77 右油圧アクチュエータ 79,91a ハブ(摩擦クラッチの一方側) 83,183 第4ギヤ(出力側ギヤ) 85 左クラッチ(摩擦クラッチ) 89 左油圧アクチュエータ 91,191 第7ギヤ(出力側ギヤ) 95,195 第5ギヤ(中間ギヤ) 97,197 第6ギヤ(中間ギヤ) 101,301 潤滑用のオイルポンプ 163,263 中間ギヤ 211 インタナルギヤ 215 ピニオンギヤ 217 ピニオンキャリア 219 サンギヤ 303 アクチュエータ作動用オイルポンプ Z1 第1ギヤの歯数 Z2 第2ギヤの歯数 Z3 第3ギヤの歯数 Z4 第4ギヤの歯数 Z5 第5ギヤの歯数 Z6 第6ギヤの歯数 Z7 第7ギヤの歯数

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリアケース内に配置されデフケース
    に入力されるエンジンの駆動力を一対の出力軸を介して
    車輪側に配分するベベルギヤ式差動機構と、 前記キャリアケース内に差動機構を軸方向に挟んで配置
    され、前記一対の出力軸間を各摩擦クラッチを介して連
    結する増、減速ギヤ機構および該各摩擦クラッチを断続
    するアクチュエータからなる駆動力制御機構とを備え、 前記各摩擦クラッチの一方側に連結される入力側ギヤ
    と、該摩擦クラッチの他方側に連結される出力側ギヤ
    と、該各摩擦クラッチとが前記一対の出力軸と離間した
    一つの軸心上に配置されると共に、該入力側ギヤと出力
    側ギヤとが前記差動機構を軸方向に挟んで配置されるこ
    とを特徴とするディファレンシャル装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のディファレンシャル装
    置であって、 前記入力側ギヤと、出力側ギヤのうちのいずれかとが前
    記一対の出力軸の各軸上に固定されたギヤと直接噛み合
    うことを特徴とするディファレンシャル装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のディファレンシャル装
    置であって、 前記入、出力側ギヤがそれぞれ中間ギヤを介して前記一
    対の出力軸の各軸上に固定されたギヤと噛み合うことを
    特徴とするディファレンシャル装置。
  4. 【請求項4】 キャリアケース内に配置され入力部材に
    入力されるエンジンの駆動力を一対の出力軸を介して車
    輪側に配分する遊星ギヤ式差動機構と、 前記キャリアケース内で差動機構の片側に隣接して配置
    され、前記一対の出力軸間を各摩擦クラッチを介して連
    結する増、減速ギヤ機構および該各摩擦クラッチを断続
    するアクチュエータからなる駆動力制御機構とを備え、 前記各摩擦クラッチの一方側に連結される入力側ギヤ
    と、該摩擦クラッチの他方側に連結される出力側ギヤ
    と、該各摩擦クラッチとが前記一対の出力軸と離間した
    一つの軸心上に配置されることを特徴とするディファレ
    ンシャル装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のディファレンシャル装
    置であって、 前記入、出力側ギヤがそれぞれ中間ギヤを介して前記一
    対の出力軸の各軸上に固定されたギヤと噛み合うことを
    特徴とするディファレンシャル装置。
  6. 【請求項6】 キャリアケース内に配置されデフケース
    に入力されるエンジンの駆動力を一対の出力軸を介して
    車輪側に配分するベベルギヤ式差動機構と、 前記キャリアケース内で差動機構の片側に隣接して配置
    され、該差動機構のデフケースと該片側の出力軸間を各
    摩擦クラッチを介して連結する増、減速ギヤ機構および
    該各摩擦クラッチを断続するアクチュエータからなる駆
    動力制御機構とを備え、 前記各摩擦クラッチの一方側に連結される入力側ギヤ
    と、該摩擦クラッチの他方側に連結される出力側ギヤ
    と、該各摩擦クラッチとが前記差動機構の一対の出力軸
    と離間した一つの軸心上に配置されることを特徴とする
    ディファレンシャル装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のディファレンシャル装
    置であって、 前記入、出力側ギヤがそれぞれ中間ギヤを介して前記差
    動機構のデフケースと前記片側の出力軸とに固定された
    ギヤと噛み合うことを特徴とするディファレンシャル装
    置。
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