JPH10216789A - 下水処理装置および下水処理方法 - Google Patents

下水処理装置および下水処理方法

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JPH10216789A
JPH10216789A JP17843997A JP17843997A JPH10216789A JP H10216789 A JPH10216789 A JP H10216789A JP 17843997 A JP17843997 A JP 17843997A JP 17843997 A JP17843997 A JP 17843997A JP H10216789 A JPH10216789 A JP H10216789A
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JP
Japan
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sludge
tank
sewage treatment
aerobic
aeration
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JP17843997A
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Kibun Sei
基 文 成
Seiki Haku
晟 基 白
Ryushu Sai
龍 洙 催
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KAIGO KK
Original Assignee
KAIGO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 標準活性スラッジ法を利用した曝気槽内で桿
菌だけを選択的に培養し、画像システムにより管理し、
有機物、悪臭、窒素および燐などを効果的に除去できる
下水処理装置および下水処理方法を提供する。 【解決手段】 標準活性スラッジ法による下水処理にお
いて、画像システム35を利用し、曝気槽15、最終沈
澱池24、好気性スラッジ硝化槽38、好気性スラッジ
硝化槽用沈澱池48などで桿菌を優占種化培養し、この
槽内の桿菌を画像システム35で糸状菌体化−胞子化−
発芽の過程を観察できるように設け、画像システム35
により観察された結果を各種影響因子の調整に利用し、
下水に含まれる有機物、窒素および燐などを除去可能に
するとともに、槽内での悪臭と悪臭ガスとが効果的に脱
臭され、スラッジの発生量を顕著に減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水処理システム
および下水処理方法に係り、より詳細には、標準活性ス
ラッジ法(標準活性汚泥法)を利用し好気性スラッジ硝
化槽で通性糸状菌類の一種である桿菌(Bacillu
s)を優占種化培養し、これにより槽内で発生する悪臭
ガス、有機物、窒素および燐などを除去する下水処理装
置および下水処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、下水処理で最も代表的であり多く
適用されている標準活性スラッジ工程は、下水中に含ま
れた砂などの夾雑物を除去する前処理工程と、この前処
理槽で処理された流出水が自然沈降を利用し、一定時間
静置し、下水中に含まれる浮遊物質(Suspende
d Solid:SS)を沈澱させ除去する1次処理工
程と、この1次処理工程から上層水を曝気槽に流入させ
好気性処理を行う2次処理工程と、この2次処理工程か
ら流出する流出水を放流前に消毒する消毒工程および1
次処理工程と2次処理工程とにより発生するスラッジ
(汚泥)を脱水し最終処分するスラッジ処理工程とによ
り構成されている。
【0003】このような5つの段階を有する基本工程の
中で、前処理工程、1次処理工程および消毒工程は、大
部分の下水処理場で類似した方法を適用している。従っ
て、2次処理工程およびスラッジ処理工程の選定によっ
て下水処理の工程が分類されている。即ち、2次処理工
程およびスラッジ処理工程の個別的な工程の特性、ある
いは2次処理工程およびスラッジ処理工程の適切な組合
せによって実際に適用される工程の全体的な特性が決定
される。
【0004】ここで2次処理工程とは、下水などの有機
性排水を曝気し続け、微生物の作用によって減少させる
方法であり、最も代表的な工程としては標準活性スラッ
ジ法と、この方法を変形させた活性スラッジ法とがあ
る。活性スラッジ法は、比較的に処理容量が小さい処理
施設の場合に適用されている。また標準活性スラッジ法
は、処理容量が大きい処理施設の場合に適用されてい
る。現在、世界的に運用されている下水処理場におい
て、約80%に達するほどの処理場が標準活性スラッジ
法を適用している。
【0005】標準活性スラッジ法を適用した従来の下水
処理装置は、悪臭ガス、あるいは1次処理工程および2
次処理工程から発生したスラッジにより悪臭などが発生
するという不具合があった。このため高濃度悪臭と中低
濃度悪臭との場合に区別し、処理されている。高濃度悪
臭の場合には、悪臭発生物質を消去するために薬品で洗
浄した後に活性炭で吸着および脱臭することで悪臭物質
を処理している。また中低濃度悪臭の場合には、薬品あ
るいは水で洗浄した後に活性炭に吸着させたりあるいは
土壌脱臭法、生物処理法などを利用して脱臭することに
より悪臭物質の消去を実現している。
【0006】また下水処理装置は、数多くの因子によっ
て影響を受けており、これら因子は下水処理システムを
運転するため、物理、化学的な条件を充足させる因子分
析がなされ、数値化、計量化されている。これらを適切
な方法で調節することで円満な運転が実行されている。
【0007】このように従来の下水処理装置は、下水処
理のために適用される既存の様々な処理方法の中で最も
観奨できる標準活性スラッジ法を適用し、下水を効率よ
く処理していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、標準活
性スラッジ法を適用した従来の下水処理システムは、ス
ラッジの発生量が多く脱水性がよくないのでスラッジ処
理工程からの脱水効率が著しく低下してしまい、有機物
の除去効率は向上するが窒素および燐を除去することが
できないという問題があった。また、下水処理中に膨化
(Bulking)現象などのトラブルが発生すると正
常に取り戻すまでに約1カ月以上の期間を要するなど、
回復期間が長期化してしまう問題があった。また、下水
処理の実行中に発生する悪臭および悪臭ガスなどの問題
を解決するために悪臭物質を消去する際、消去施設、洗
浄塔および吸着塔などの別途に設けられた脱臭設備が必
要となる。従って、この設備を運転および維持管理する
費用が多くかかってしまう問題があった。
【0009】また下水処理システムは、物理、化学的な
条件を充足させるために数値化、計量化されており適切
な方法で調節し、運転を実行するには熟練された専門家
においても複雑で高度な技術を有するという問題があっ
た。さらに、汚染物を最も効果的に除去するために最適
な微生物状を確保し処理する方法があるが、これらの微
生物を持続的に観察し、最良の状態で維持できるように
することが必要である。従来の下水処理システムでは、
単純に原生動物類を観察できる顕微鏡を実験室に設置
し、微生物が存在するか否かを非定期的に確認する程度
に過ぎず、事実上最も重要なバクテリア類の正確な把握
に基づく運転はほとんどなされていないという問題があ
った。
【0010】本発明はこのような従来の問題点を解決す
るためのものであり、特に標準活性スラッジ法を利用し
た曝気槽と好気性スラッジ硝化槽との槽内を曝気し桿菌
(Bacillus)を優占種化培養し、画像システム
により槽内の微生物状態を観察することで、この桿菌に
よって下水および1次処理過程で発生する悪臭ガスを好
気性処理し、下水中に含まれた有機物、窒素および燐な
ども除去でき、スラッジの発生量を減少させることがで
きる下水処理装置および下水処理方法とを提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、流入される下水中に含まれた夾雑物など
を除去する前処理槽と、この処理水を静置し沈澱処理す
る沈澱槽と、槽内を曝気し微生物の作用により処理水を
好気性処理する曝気槽と、処理水を消毒し放流する化学
擬集沈澱処理手段とにより下水処理する下水処理装置に
おいて、沈澱槽から供給した流出水を曝気処理するとと
もに桿菌(Bacillus)を選択的に優占種化培養
させ好気性処理する曝気槽を設け、この曝気槽に流入す
る流出水を一定時間静置し、浮遊物質を沈澱処理する最
初沈澱池と曝気槽から流出された流出水を一定時間静置
し、沈澱処理する最終沈澱池とを有する沈澱槽を備え、
前処理手段から流入された流出水を特定の量だけ最初沈
澱池に供給させる流量調整手段を具備し、最初沈澱池で
沈澱した生スラッジと最終沈澱池で沈澱したスラッジと
を返送させ曝気処理するとともに桿菌を選択的に優占種
化培養させ好気性処理する好気性スラッジ硝化槽を設
け、最終沈澱池のスラッジを凝縮させた凝縮スラッジと
好気性スラッジ硝化槽の余剰スラッジとを処理し貯留す
るスラッジ処理手段を備え、スラッジ処理手段から供給
されるスラッジを脱水し排出するスラッジ脱水手段を具
備し、スラッジ処理手段の余剰スラッジ、曝気槽、最終
沈澱池、好気性スラッジ硝化槽内で繁殖する原生動物、
桿菌を含むバクテリア類などの微生物を持続的に確認し
ながら観察し、その結果を各種影響因子の調節に利用す
る画像システムとを有する下水処理装置を設ける。
【0012】このような本発明の下水処理装置で、画像
システムには微生物を観察するための位相差顕微鏡と、
この位相差顕微鏡によって観察される微生物を撮影する
カメラと、このカメラによって撮影される微生物の状態
を録画および再生するためのビデオセットと、このビデ
オセットによって再生される微生物に関する情報をディ
スプレーするモニターと、このモニター上にディスプレ
ーされる微生物に対する情報を印刷可能なプリンターと
を設ける。
【0013】このような本発明の下水処理装置で、スラ
ッジ処理手段は好気性スラッジ硝化槽から供給される流
出水を沈澱処理する好気性スラッジ硝化槽用沈澱池と、
最終沈澱池で沈澱し残留した余剰スラッジを濃縮するス
ラッジ濃縮手段と、この好気性スラッジ硝化槽用沈澱池
で沈澱し循環されず残存する余剰スラッジとスラッジ濃
縮手段で濃縮された濃縮スラッジとを収容し貯留するス
ラッジ貯留槽とを具備する。
【0014】このような本発明の下水処理装置で、曝気
槽と好気性スラッジ硝化槽とは、各々槽内を多数個に分
離し区画された室内を有し、この多数の室内に曝気手段
が具備され室内を下水が流れ槽外に流出するとともに、
この流出部に流出した下水を槽内の最初の第1室内に返
送させる内部循環室を設ける。
【0015】このような本発明の下水処理装置で、曝気
槽の内部循環室から混合液の一部を前処理手段に返送し
循環させ、この混合液により前処理手段から桿菌が繁殖
するとともに、この循環中に発生する悪臭を曝気槽に返
送し脱臭する返送手段を設ける。
【0016】このような本発明の下水処理装置で、スラ
ッジ濃縮手段で発生したスラッジ分離液と好気性スラッ
ジ硝化槽用沈澱池から発生した流出水とを前処理手段に
返送し循環させる循環手段を設ける。
【0017】他の目的を達成するために、流入される下
水を沈澱処理および好気性処理などを経て消毒し、放流
する下水処理方法において、曝気槽および好気性スラッ
ジ硝化槽内に設けた複数の室内に供給される全体空気量
を第1室と残り室内とに区分し、調整された比率によっ
て漸減曝気させる漸減曝気工程と、この漸減曝気工程と
同時に桿菌を培養するため必須栄養剤を曝気槽および好
気性スラッジ硝化槽に投与する栄養剤投与工程と、曝気
槽と好気性スラッジ硝化槽内とに各々形成された内部循
環室および第1室の間でスラッジを内部循環させる循環
工程と、曝気槽の第1室に最終沈澱池で沈澱されたスラ
ッジの一部を返送するとともに好気性スラッジ硝化槽の
第1室に好気性スラッジ硝化槽用沈澱池で沈澱されたス
ラッジおよび最終沈澱池で沈澱されたスラッジの一部を
返送するスラッジ返送工程と、曝気槽と好気性スラッジ
硝化槽との槽内で桿菌が糸状菌体化−胞子化−発芽の過
程を経て優占種化培養させる優占種化培養工程と、画像
システムを利用して曝気槽、最終沈澱池、好気性スラッ
ジ硝化槽用沈澱池内で桿菌が糸状菌体化−胞子化−発芽
する過程を持続的に観察する画像処理工程とを設ける。
【0018】このような本発明の下水処理方法で、栄養
剤投与工程で投与する必須栄養剤は、菌体の増殖を促進
させ菌体の胞子化を誘導する硅素化合物とマグネシウム
化合物とにする。
【0019】このような本発明の下水処理方法で、循環
工程により曝気槽で内部循環するスラッジ返送率は処理
流量対比100〜300%であり、好気性スラッジ硝化
槽で内部循環するスラッジ返送率は処理流量対比200
〜300%である。
【0020】このような本発明の下水処理方法で、スラ
ッジ返送工程で曝気槽に最終沈澱池から返送するスラッ
ジ返送率は処理流量対比50〜200%であり、好気性
スラッジ硝化槽に好気性スラッジ硝化槽用沈澱槽から返
送するスラッジ返送率は処理流量対比100%であり、
好気性スラッジ硝化槽に最終沈澱池から返送するスラッ
ジ返送率は処理流量対比200〜300%である。
【0021】このような本発明の下水処理方法で、曝気
槽の第1室に流入されるスラッジの総返送量は処理流量
対比150〜500%であり、好気性スラッジ硝化槽の
第1室に流入されるスラッジの総返送量は処理流量対比
500〜700%である。
【0022】このような本発明の下水処理方法で、曝気
槽の内部循環室から処理流量対比1〜3%の曝気槽循環
水が前処理手段へ移送する。
【0023】このような本発明の下水処理方法で、漸減
曝気工程による曝気量は第1室を曝気槽および好気性ス
ラッジ硝化槽の各々に供給される全体空気量の60〜8
0%になるように集中曝気し、他の室内に対しては全体
空気量の残り20〜40%に該当する空気量を漸減する
ように区分し少量曝気する。
【0024】このような本発明の下水処理方法で、前処
理槽、流量調整手段および最初沈澱池から発生する悪臭
ガスを捕集し、桿菌を優占種化培養する曝気槽へ流入さ
せて好気性処理を行う。
【0025】このような本発明の下水処理方法におい
て、最初沈澱池で沈澱された生スラッジは、桿菌を利用
して好気性処理により硝化する。
【0026】このような本発明の下水処理方法で、硅素
化合物の投与量は0.01〜0.1kg・BODであ
り、マグネシウム化合物の投与量は0.005〜0.0
5kg・BODにする。
【0027】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる下水処理装置の実施の形態を詳細に説明する。
【0028】図1は、本発明による下水処理装置の実施
の形態の主要部を示す構成図である。図1に示すよう
に、本発明による下水処理装置は、流入される下水の前
処理を実行する前処理施設2と、最初の沈澱を実行する
最初沈澱池11と、曝気処理を実行する曝気槽15と、
最終沈澱を行う最終沈澱池24と、最終調整を行い放流
する化学凝集沈澱処理施設27とを具備している。また
本発明による下水処理装置には、返送されたスラッジを
槽内に収容し桿菌を優占種化培養し処理する好気性スラ
ッジ硝化槽38と、この微生物の状況を観察する画像シ
ステム35とを備えている。さらに、一連の処理により
発生した余剰スラッジを処分するため、好気性スラッジ
硝化槽38からの流出水を収容し沈澱処理する好気性ス
ラッジ硝化槽用沈澱池48と、最終沈澱池24からの余
剰スラッジを濃縮させるスラッジ濃縮装置30と、全て
の余剰スラッジを貯留するスラッジ貯留槽52と、この
スラッジ貯留槽52から余剰スラッジを移送し乾燥させ
排出するスラッジ脱水機54とにより構成されている。
【0029】前処理施設2は、配管1から流入される下
水中に含まれた夾雑物や微粒子あるいは非腐食性の無機
物質などを除去するため設けられている。この前処理施
設2には、配管3が配設されており夾雑物などを除去し
た流出水を流量調整槽5に排出できるようになってい
る。流量調整槽5は、流入する下水を一定量に調節し供
給できるように設けてある。流量調整槽5には、配管6
が配設されており一定量の下水を最初沈澱池11に供給
できるようになっている。
【0030】最初沈澱池11は、配管6を介して供給さ
れる流出水を一定時間静置させながら5μ以上の大きさ
の浮遊物質が沈澱するよう設けられている。この最初沈
澱池11で沈澱処理した流出水は、配管12を介し曝気
槽15に流入される。曝気槽15は、曝気処理すると同
時に桿菌を選択的に優占種化培養している。また曝気槽
15は、槽内が第1室16と、第2室17と、第3室1
8と、第4室19とに仕切られており、この区分された
室内に各々空気を供給する曝気装置21が設けられてい
る。曝気槽15内には、第1室16〜第4室19を通過
し流出する下水を収容し、この下水に含まれる夾雑物を
簡易的に沈澱させる内部循環室20が設けられている。
この内部循環室20には、配管22が接続されており沈
澱したスラッジを第1室16に返送し内部循環させるよ
うになっている。
【0031】最終沈澱池24は、曝気槽15と配管23
により接続されており、この配管23を介し流出する流
出水を一定時間静置させ重力によって固体と液体とを沈
澱分離させるようになっている。この最終沈澱池24
は、配管25により化学凝集沈澱処理施設27に接続さ
れている。化学凝集沈澱処理施設27は、配管25を介
し供給された流出水を放流基準に適合するように化学処
理している。この化学処理された流出水は、配管28か
ら放流水として放流される。ここで最初沈澱池11に沈
澱した生スラッジと、最終沈澱池24に沈澱したスラッ
ジとは配管13、39を介し好気性スラッジ硝化槽38
に排出されるようになっている。
【0032】好気性スラッジ硝化槽38内では、流入さ
れたスラッジを曝気処理すると同時に桿菌が選択的に優
占種化培養している。好気性スラッジ硝化槽38は、曝
気槽15と同様に第1室40、第2室41、第3室4
2、第4室43とに仕切られており、この多数分離され
た室内に各々空気を供給する曝気装置45が装着されて
いる。また、好気性スラッジ硝化槽38内には、第1室
40〜第4室43を通過し流出する下水を収容し、この
下水に含まれる夾雑物を簡易的に沈澱させる内部循環室
44が設けられている。内部循環室44には、配管47
が接続されており沈澱したスラッジを第1室40に返送
し内部循環させるようになっている。好気性スラッジ硝
化槽38は、配管46により好気性スラッジ硝化槽用沈
澱池48に接続される。
【0033】好気性スラッジ硝化槽用沈澱池48は、配
管46により排出された流出水を一定時間静置し、流出
水に含まれたスラッジを沈澱処理できるようになってい
る。また、好気性スラッジ硝化槽用沈澱池48には、配
管50が接続されており、沈澱したスラッジの一部を第
1室40に返送し循環させている。ここで、好気性スラ
ッジ硝化槽用沈澱池48から配管50により好気性スラ
ッジ硝化槽38に返送されず残存した余剰スラッジは、
配管51によりスラッジ貯留槽52に移送される。この
貯留槽52は、各処理工程により発生した余剰スラッジ
を収容し排出するための貯留槽である。
【0034】一方、最終沈澱池24から配管26、39
を介し曝気槽15および好気性スラッジ硝化槽38に返
送する際に返送されず残存した余剰スラッジは、配管2
9によりスラッジ濃縮装置30に返送される。このスラ
ッジ濃縮装置30は、配管29を介し流出する余剰スラ
ッジを収容し濃縮できるように設けられている。スラッ
ジ濃縮装置30に送られたスラッジは、濃縮され配管3
2を介しスラッジ貯留槽52に返送される。さらにスラ
ッジ濃縮装置30でスラッジと分離された下水液は、配
管31を介し前処理施設2に流入され再処理される。
【0035】このように、各槽内で処理された余剰スラ
ッジは全てスラッジ貯留槽52に貯留される。このスラ
ッジ貯留槽52に貯留された余剰スラッジは、槽内で調
整され一定量毎に配管53を介しスラッジ脱水機54に
移送される。
【0036】スラッジ脱水機54は、貯留槽52から排
出されるスラッジを脱水し、配管55からスラッジケー
キとして排出し堆肥などの原料として最終処分される。
【0037】このように槽内に発生するスラッジの一部
は、槽内を再び循環し、完全に硝化される。また硝化で
きない余剰スラッジは、スラッジ貯留槽52に貯留され
スラッジ脱水機54により排出される。
【0038】曝気槽15、最終沈澱池24、好気性スラ
ッジ硝化槽38および好気性スラッジ硝化槽用沈澱池4
8は、各々配線33、34、36、37により画像シス
テム35と接続されている。画像システム35は、配線
33、36、34、37を介し、桿菌を含むバクテリア
類と原生動物などの微生物とを持続的に確認しながら観
察し、その結果を各種影響因子の調節に利用している。
画像システム35は、微生物を観察するための位相差顕
微鏡と、この位相差顕微鏡によって観察される微生物を
撮影するためのカメラと、このカメラによって撮影され
る微生物の状態を観察するためのビデオセットと、この
ビデオセットによって再生される微生物に関する情報を
ディスプレーするモニターと、このモニター上にディス
プレーされる微生物に対する情報を印刷するためのプリ
ンターとにより構成されている。
【0039】また、配線33、34、36、37は、処
理液を処理液内から定期的に採水することを示す指示線
であり、処理液を採水できるようになっている。従っ
て、各処理槽から定期的に採水される処理液内の桿菌を
含むバクテリア類と原生動物などの微生物との状態を画
像システム35のモニターによって観察し、その観察結
果を各種影響因子の調節に利用している。ここで画像シ
ステム35は、曝気槽15、最終沈澱池24、好気性ス
ラッジ硝化槽38、好気性スラッジ硝化槽用沈澱池48
内において、桿菌が糸状菌体化−胞子化−発芽と培養さ
れる過程を持続的に観察することができるように構成さ
れている。
【0040】曝気槽15の内部循環室20からは、処理
流量対比が一定である一部の混合液を配管7を介し前処
理施設2に循環するようになっている。また前処理施設
2には、スラッジ濃縮装置30でスラッジと沈澱分離し
た上層液が配管31を介し供給されるようになってい
る。さらに前処理施設2には、好気性スラッジ硝化槽用
沈澱池48により処理を終えた上層液が配管49を介し
供給されるようになっている。また、前処理施設2、流
量調整槽5および最初沈澱池11には、ここから発生す
る悪臭ガスを、配管4、8、9を介し別途に設けた単一
の排気ライン内部へ吸入し、その排気ライン上に設置さ
れた送風機10の送風作用によって配管14を介し曝気
槽15内の第1室16に流入するようになっている。
【0041】曝気槽15および好気性スラッジ硝化槽3
8に注入される全体空気量は、槽内の第1室16、40
と、残りの第2室17、41、第3室18、42、第4
室19、43とで一定な比率によって差等曝気されてい
る。これと同時に曝気槽15および好気性スラッジ硝化
槽38内には、桿菌の培養のために必須栄養剤が投与さ
れる。曝気槽15の第1室16には、最終沈澱池24で
沈澱されたスラッジが配管26を介し一部供給される。
【0042】このような本発明の下水処理装置におい
て、曝気槽15および好気性スラッジ硝化槽38に投与
する必須栄養剤は、桿菌を培養するため菌体の増殖を促
進させて菌体の胞子化を誘導する硅素化合物と、マグネ
シウム化合物とからなる。この投与量は、硅素化合物の
投与量が0.01〜0.1kg/kg・BOD、マグネ
シウム化合物の投与量は硅素化合物の投与量の半分であ
る0.005〜0.05kg/kg・DOBにすること
が望ましい。
【0043】また、本発明の下水処理方法で曝気槽15
および好気性スラッジ硝化槽38の内部に形成された第
1室16、40に曝気する曝気量は、全体空気量の60
〜80%(好ましくは70%)になるよう集中曝気する
ことが望ましい。また、第2室17、41、第3室1
8、42、第4室19、43には、全体空気量の残り2
0〜40%に該当する空気量を分割および漸減して少量
曝気することが好ましい。
【0044】このように第1室16、40から第4室1
9、43まで進行する過程で溶存酸素の濃度が漸減さ
れ、徐々に曝気槽15および好気性スラッジ硝化槽38
の内部を通性状態に維持させる。このように室内で処理
が進行するに従い濃度が漸減される条件下では、既存下
水処理装置で主に利用する好気性菌の成長が抑制され
る。これにより抵抗性が大きい桿菌だけが選択的に優占
種化培養される。このような作用によって優占種化培養
された桿菌は、培養のための必須栄養剤として投入され
る硅素化合物とマグネシウム化合物との作用によって急
速に増殖し、高濃度状態になる。この状態で桿菌が曝気
槽15および好気性スラッジ硝化槽38の内部へ流入
し、下水および下水から発生されるスラッジに含有され
た有機物、窒素、燐とに接触しながら、それらの代謝作
用によって下水中の有機物は勿論、窒素と燐がともに除
去されることになる。
【0045】また、本発明の下水処理方法で曝気槽15
内部の循環を配管22によりスラッジを返送する返送率
は、処理流量対比100〜300%に設定している。さ
らに曝気槽15に最終沈澱池24からスラッジを配管2
6を介し返送する返送率は処理流量対比50〜200%
である。このように、曝気槽15の第1室16へ流入さ
れるスラッジの総返送率は、処理流量対比150〜50
0%になることが好ましい。
【0046】一方、好気性スラッジ硝化槽38から配管
47により内部循環するスラッジ返送率は処理流量対比
200〜300%である。また、好気性スラッジ硝化槽
用沈澱池48から配管50を介し好気性スラッジ硝化槽
38にスラッジを返送する返送率は処理流量対比50〜
100%である。さらに、最終沈澱池24から配管39
を介し好気性スラッジ硝化槽38にスラッジを返送する
返送率は処理流量対比200〜300%である。このよ
うに、好気性スラッジ硝化槽38の第1室40へ流入さ
れるスラッジの総返送率は処理流量対比500〜700
%になることが好ましい。
【0047】従って、曝気槽15の第1室16と、好気
性スラッジ硝化槽38の第1室40とに流入されるスラ
ッジの返送率は、曝気槽15および好気性スラッジ硝化
槽38内の微生物上、温度、pH、溶存酸素量などの条
件変化によって適切に調整し、返送されている。また、
本発明による下水処理装置では、下水が曝気槽15へ流
入される前に前処理施設2において桿菌を成長させると
ともに悪臭物質を除去するため、処理流量対比返送率1
〜3%の曝気槽循環水を曝気槽15の内部循環室20か
ら配管7を介し前処理施設2に返送することが好まし
い。
【0048】前処理施設2、流量調整槽5および最初沈
澱池11から発生された悪臭ガスは、配管4、8、9か
ら単一の排気ライン内へ吸入された後、送風機10の送
風作用によって桿菌が高濃度で優占種化培養される曝気
槽15の第1室16内に投入される。曝気槽15内部に
投入された悪臭ガスは、悪臭を除去する過程で下水中に
含まれる独自の悪臭を放つ窒素性分が槽内の処理溶液に
溶解され桿菌によって分解し除去される。これに伴い、
曝気槽内15で優占種化培養されている桿菌の代謝作用
によって分解、除去、また悪臭を発生させる黄酸化水素
も、曝気槽15内部が一部好気性状態に維持されるので
無臭状態の黄酸化物に変化する。このように、曝気槽1
5、好気性スラッジ硝化槽38、スラッジ濃縮装置3
0、スラッジ貯留槽52およびスラッジ脱水機54また
はその他の場所では、悪臭がほとんど感じられなくな
る。
【0049】また、最初沈澱池11で沈澱した生スラッ
ジは、配管13を介しすぐに好気性スラッジ硝化槽38
へ送られ、桿菌によって好気性処理され硝化してしま
う。このように、流量調整槽5、化学凝集沈澱処理施設
27、スラッジ濃縮装置30および好気性スラッジ硝化
槽38は、下水処理規模によって追加したり排除したり
できる選択工程である。
【0050】次に、このような本発明の下水処理装置を
利用し、下水を処理する動作を詳細に説明する。
【0051】図1に示すように、配管1を通じて流入さ
れる下水は、スクリンまたは沈砂設備などの処理施設を
備えた前処理施設2で夾雑物、微粒子および非腐食性の
無機物質などが除去され流量調整槽5に流入する。この
流量調整槽5では、前処理施設2から流出した流出水を
一定量毎に最初沈澱池11に流入する。最初沈澱池11
では、下水を5日以上静置し、浮遊物質を沈澱させ除去
する。その後、配管12を介し曝気槽15へ供給され曝
気処理される。曝気槽15に流入された下水は、第1室
16で高濃度で培養された桿菌と接触する。従って、そ
の下水中で含有された有機物、窒素および燐が桿菌の代
謝作用によって除去されるが、このような作用は第2室
17、第3室18、第4室19と進行しながら実行され
る。
【0052】また、下水の曝気処理過程において、配管
22により全体スラッジ返送率が150〜500%にな
るように内部循環し、菌体量を増加させ微生物の滞留時
間を延長させる。これに伴い、曝気槽15の第1室16
で全体注入空気量の60〜80%に該当する空気量を集
中曝気し、第2室17から第4室19で全体注入空気量
の残り空気量20〜40%を均等に分割して少量曝気す
る。このように第1室16から第4室19まで曝気を進
行する過程で、溶存酸素の濃度が漸減し徐々に曝気槽1
5内部が通性の状態になることで好気性菌の成長が抑制
される。また反面、抵抗性が大きいグラム陽性通性菌で
ある桿菌が曝気槽15内で優占種化培養され、曝気槽1
5の第1室16に投与される一定量の硅素化合物とマグ
ネシウム化合物の作用によって急速に増殖される。
【0053】また、曝気槽15内の桿菌の優占種化培養
に必要な菌体量を増加するため、曝気槽15の内部を配
管22により循環させるとともに、最終沈澱池24のス
ラッジの一部を配管26を介し処理流量対比50〜20
0%の返送率で曝気槽15内に返送する。また、桿菌の
成長を前処理施設2から実行させるため、曝気槽から配
管7を介し処理流量対比1〜3%の循環水を内部循環室
20から前処理施設2内に返送する。曝気槽15で曝気
処理された流出水は、配管23を介し最終沈澱池24へ
流入し、静置され重力によって固体と液体とに分離され
る。その後、上澄水が配管25を介しそのまま放流され
るか、あるいは必要によって上澄水に含有された燐など
をさらに低濃度で処理する際、化学凝集沈澱処理施設2
7からの高度処理過程を経て配管28を介し放流され
る。
【0054】一方、最初沈澱池11で沈澱した生スラッ
ジは、酸管13を介し好気性スラッジ硝化槽38内へ供
給される。その後、好気性スラッジ硝化槽38の第1室
40、第2室41、第3室42、第4室43、内部循環
室44を経て曝気処理される。この過程で、曝気槽15
と同様の原理により優占種化培養された桿菌の代謝作用
によって生スラッジに含有された有機物、窒素および燐
が除去される。また、好気性スラッジ硝化槽38内で
は、桿菌の優占種化培養に必要な菌体量を増加するため
処理流量対比200〜300%の返送率で配管47を介
し好気性スラッジを槽内部に循環する。これと同時に、
好気性スラッジ硝化槽用沈澱池48のスラッジの一部が
処理流量対比100%の返送率で、また最終沈澱池24
のスラッジの一部が処理流量対比200〜300%の返
送率で各々配管39、50を介し好気性スラッジ硝化槽
38の第1室40に返送される。このような曝気処理過
程で全体スラッジ返送率が500〜700%になるよう
にし、菌体量を増加させながら微生物滞留時間を延長さ
せる。
【0055】また、好気性スラッジ硝化槽38の第1室
40で全体注入空気量の60〜80%(好ましくは70
%)に該当する空気量を集中曝気し、第2室41〜第4
室43で残っている空気量を漸減、分割して少量曝気す
る。これにより、流出水が第1室40から第4室43に
進行し、溶存酸素の濃度が漸減されて通性の状態になる
ことで、好気性菌の成長が抑制される。この反面、抵抗
性が大きいグラム陽性通性菌である桿菌が好気性スラッ
ジ硝化槽38内で優占種化培養され、好気性スラッジ硝
化槽38の第1室40に投与される一定量の硅素化合物
とマグネシウム化合物の作用によって急速に増殖され
る。ここで、優占種化対象微生物である桿菌の生存環境
を形成するためには、工程の初期段階で好気性スラッジ
硝化槽38と、曝気槽15との内部循環室20、44か
ら第1室16、40内に少量のスラッジが返送されるよ
うにすることが必要である。
【0056】一方、最終沈澱池24内で返送されずに残
留する余剰スラッジは、配管29を介しスラッジ濃縮槽
30へ流入されて濃縮される。また、好気性スラッジ硝
化槽用沈澱池48内で返送されず残留する余剰スラッジ
は、配管51を介し排出される。この際、配管51を介
し排出される余剰スラッジは、スラッジ濃縮装置30の
配管32から排出される濃縮スラッジとともにスラッジ
貯留槽52へ移送される。スラッジ貯留槽52に移送さ
れた余剰スラッジは、一定時間静置し沈澱処理を実行す
るとともにスラッジ脱水機54によって一定量ずつ脱水
されスラッジケーキ状に処理され配管55を介し搬出さ
れる。このようなスラッジ処理過程において、スラッジ
濃縮装置30の配管31からスラッジが分離し排出され
る下水液と、好気性スラッジ硝化槽用沈澱池48の配管
49から排出される流出水とは、再び前処理施設2へ返
送され再循環されることになる。
【0057】一方、前処理施設2、流量調整槽5および
最初沈澱池24で発生する各悪臭ガスは、配管4、8、
9により単一の排気ライン内に吸入され、送風機10の
送風作用によって曝気槽10の第1室16内に流入され
る。このように、悪臭ガスを発生させる主要成分である
窒素成分は、第1室16内で処理液に溶解され、同時に
桿菌の代謝作用によって分解されながら悪臭が除去され
る。また、硫化水素は、曝気槽15内部が一部好気性状
態を維持するので硫酸化物に変化されながら悪臭が除去
される。以上、本発明による下水処理装置および下水処
理方法の実施の形態を説明したが実施例により更に詳細
に説明する。
【0058】実施例 表1に示すような性状を有する下水を1日6,000m
3 処理する場合を例にとる。
【0059】
【表1】
【0060】表1に示す性状を有する下水を、流量調整
槽5から供給し最初沈澱池11で沈澱させた後、活性ス
ラッジ工程で処理する。また、必要によって化学凝集沈
澱処理過程を実行し放流させる。最初沈澱池11で沈澱
された生スラッジは、配管13を介し好気性スラッジ硝
化槽38で処理される。この際、発生する分離液は、配
管46、49を介し前処理施設2を経て再処理される。
また、好気性スラッジ硝化槽用沈澱池48で発生される
余剰スラッジは、配管51、53を介しスラッジ脱水機
54に移送され脱水させる。その後、スラッジ脱水機5
4でスラッジケーキ状に処理され配管55を介し最終処
分される。ここで、曝気槽15と好気性スラッジ硝化槽
38との運転条件を表2に示す。
【0061】
【表2】
【0062】実施例で適用された曝気槽15では、4室
型に形成しており各室内でのMLSS(Mixed L
iquor Suspended Solid:曝気槽
内混合液の平均浮遊物濃度)を高濃度で維持させるため
に内部循環室20から配管22を介し処理流量対比10
0〜300%のスラッジを、最終沈澱池24から配管2
6を介し処理流量対比50〜200%のスラッジを各々
返送し、処理流量対比総150〜500%のスラッジを
曝気槽15の第1室16に返送している。また、曝気槽
15の内部循環室20は、少量(40m3 /day)の
スラッジを配管7を介し前処理施設2に返送して工程の
初期段階から優占種化対象微生物である桿菌の生存環境
を造成している。また、曝気槽15の第1室16には、
桿菌の培養を促進させるために一日に硅素化合物を12
kg、マグネシウム化合物を6kgを各々投与してい
る。
【0063】本発明のスラッジ返送率の大幅な増加は、
曝気槽15での漸減曝気とともに、他の菌に対して桿菌
の生存競争力を増大させる役割をする。曝気槽15で排
出された流出水は、最終沈澱池24で固体と液体とに分
離され、上澄水をそのまま放出するか、あるいは上澄水
に含有された燐などを更に低濃度で処理する必要がある
場合に化学凝集沈澱処理工程を経て最終放流する。ま
た、最初沈澱池11で発生した生スラッジは、配管13
を介し移送され4室型に形成した好気性スラッジ硝化槽
38内で処理される。ここで、各室のMLSSを8,0
00mg/l程度に維持させるため、好気性スラッジ硝
化槽38の内部循環室44から配管47を介し200〜
300%、好気性スラッジ硝化槽用沈澱池48から配管
50を介し100%、最終沈澱池24から配管29を介
し200〜300%のスラッジを各々第1室40に供給
する。これにより、処理流量対比総500〜700%の
スラッジが好気性スラッジ硝化槽38の第1室40に返
送される。
【0064】好気性スラッジ硝化槽38の第1室40に
は、桿菌の培養を促進させるため、一日に硅素化合物
0.6kg、マグネシウム化合物0.3kgを各々投与
した。ここにおいてもスラッジ返送率を大幅に増やすこ
とは、好気性スラッジ硝化槽38からの漸減曝気ととも
に、他菌に対し桿菌の生存競争力を増大させる役割をし
ている。また、好気性スラッジ硝化槽用沈澱池48で分
離された流出水は、配管49を介し前処理施設2へ流入
され再処理される。さらに、余剰スラッジは、配管51
を介し、スラッジ脱水機54に流入され、脱水処理し、
スラッジケーキ状態で配管55から搬出される。
【0065】
【表3】
【0066】表3に示すように、各工程での処理効率
は、流入された下水中のBOD、SSの除去効率が高ま
りながら燐が完全に除去されていることがわかる。
【0067】本発明の実施の形態において、溶存酸素を
保持するため曝気槽15から供給する曝気量は、第1室
16で単位体積(1m3 )当たり0.6m3 /hr、第
2室〜第4室17、18、19に各々0.1m3 /hr
とする。また、好気性スラッジ硝化槽38での曝気量
は、第1室40で単位体積(1m3 )当たり1m3 /h
r、第2室〜第4室41、42、43で各々0.2m3
/hrとする。
【0068】また、画像システム35を利用して微生物
を観察しながら、曝気量、内部循環量およびスラッジ返
送量を調節し、促進剤の投与量を決定する。即ち、表4
で示すように、位相差顕微鏡、カメラ、モニター、ビデ
オセットおよびプリンターで構成された画像システム3
5を利用して曝気槽15、好気性スラッジ硝化槽38、
および各種返送スラッジ中の微生物状態を観察し、その
結果を運転造作および各種影響因子の決定に使用する。
前処理施設2、流量調整槽5および最初沈澱池11から
発生する高濃度悪臭ガスは、配管4、8、9を介し曝気
槽15の第1室16へ流入され桿菌により分解処理させ
る。これにより沈澱池24、48は勿論、曝気槽15、
好気性スラッジ硝化槽38およびスラッジ貯留槽52で
はほとんど感じられないほどに悪臭が除去される。
【0069】
【表4】
【0070】
【発明の効果】このように本発明の下水処理装置によれ
ば、桿菌の作用によって下水および下水から沈澱された
スラッジに含まれる有機物は勿論、窒素と燐が除去され
ることによって放流水のBODが10mg/l以下に維
持され、これに含まれた総窒素が5mg/l以下、総燐
が2mg/l以下に維持できる効果がある。また、スラ
ッジの沈降性が顕著に向上され、曝気槽および好気性ス
ラッジ硝化槽内で比較的変化の幅が大きい有機物の変動
や外部条件の変化においても効果的に処理され、消去施
設や吸着塔などのような別途の設備を具備しなくても悪
臭ガスを曝気槽内に流入させることにより悪臭を効果的
に除去できる効果がある。
【0071】また、本発明の下水処理方法によって発生
されるスラッジは、桿菌が優占種化された状態のスラッ
ジであり、脱水性が良いので脱水の時に従来の処理に比
べて薬品の使用量を削減できる。また、従来の下水処理
システムより相対的にスラッジケーキ量も少なくなり、
このスラッジケーキ量は優れた堆肥原料になるという効
果もある。さらに、本発明を適用すれば、画像システム
を利用して曝気槽と好気性スラッジ硝化槽などから桿菌
を含んだバクテリア類、原生動物などの微生物の状態を
持続的に観察でき、その観察結果を物理化学的運転造作
および各種生物学的な影響因子の調節に利用することに
より処理条件を最適化することができ、微生物をいつも
最良の状態に維持させることができ、装置の運転が容易
なので単純化することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による下水処理装置の実施の形態の主要
部を示す構成図。
【符号の説明】
2 前処理施設 5 流量調整槽 10 送風機 11 最初沈澱池 15 曝気槽 16 第1室 17 第2室 18 第3室 19 第4室 20 内部循環室 21 曝気装置 24 最終沈澱池 27 化学凝集沈澱処理施設 30 スラッジ濃縮装置 38 好気性スラッジ硝化槽 40 第1室 41 第2室 42 第3室 43 第4室 44 内部循環室 45 曝気装置 48 好気性スラッジ硝化槽用沈澱池 52 スラッジ貯留槽 54 スラッジ脱水機

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入される下水中に含まれた夾雑物など
    を除去する前処理槽と、この処理水を静置し沈澱処理す
    る沈澱槽と、槽内を曝気し微生物の作用により処理水を
    好気性処理する曝気槽と、処理水を消毒し放流する化学
    擬集沈澱処理手段とにより下水処理する下水処理装置に
    おいて、 前記沈澱槽から供給した流出水を曝気処理するとともに
    桿菌(Bacillus)を選択的に優占種化培養させ
    好気性処理する曝気槽と、 前記曝気槽に流入する流出水を一定時間静置し浮遊物質
    を沈澱処理する最初沈澱池と、前記曝気槽から流出され
    た流出水を一定時間静置し沈澱処理する最終沈澱池とを
    有する沈澱槽と、 前記前処理手段から流入された流出水を特定の量だけ前
    記最初沈澱池に供給させる流量調整手段と、 前記最初沈澱池で沈澱した生スラッジと前記最終沈澱池
    で沈澱したスラッジとを返送させ曝気処理するとともに
    桿菌を選択的に優占種化培養させ好気性処理する好気性
    スラッジ硝化槽と、 前記最終沈澱池のスラッジを凝縮させた凝縮スラッジ
    と、前記好気性スラッジ硝化槽の余剰スラッジとを処理
    し貯留するスラッジ処理手段と、 前記スラッジ処理手段から供給されるスラッジを脱水し
    排出するスラッジ脱水手段と、 前記スラッジ処理手段の余剰スラッジ、曝気槽、最終沈
    澱池、好気性スラッジ硝化槽内に繁殖する原生動物、桿
    菌を含むバクテリア類などの微生物を持続的に確認およ
    び観察しその結果を各種影響因子の調節に利用する画像
    システムとを設けたことを特徴とする下水処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の下水処理装置におい
    て、 前記画像システムは、微生物を観察するための位相差顕
    微鏡と、この位相差顕微鏡によって観察された微生物を
    撮影するカメラと、このカメラによって撮影された微生
    物の状態を録画および再生するためのビデオセットと、
    このビデオセットによって再生された微生物に関する情
    報をディスプレーするモニターと、このモニター上にデ
    ィスプレーされた微生物に対する情報を印刷可能なプリ
    ンターとにより構成されていることを特徴とする下水処
    理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の下水処理装置におい
    て、 前記スラッジ処理手段は、前記好気性スラッジ硝化槽か
    ら供給される流出水を沈澱処理する好気性スラッジ硝化
    槽用沈澱池と、前記最終沈澱池で沈澱し残留した余剰ス
    ラッジを濃縮するスラッジ濃縮手段と、前記好気性スラ
    ッジ硝化槽用沈澱池で沈澱させ循環されず残存する余剰
    スラッジと前記スラッジ濃縮手段で濃縮された濃縮スラ
    ッジとを収容し貯留するスラッジ貯留槽とからなること
    を特徴とする下水処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の下水処理装置におい
    て、 前記曝気槽と好気性スラッジ硝化槽は、各々槽内を多数
    個に分離し区画された室内を有し、この多数の室内に曝
    気手段を具備し、室内を下水が流れ槽外に流出するとと
    もに、この流出部に流出した下水を槽内の最初の第1室
    内に返送させる内部循環室を設けたことを特徴とする下
    水処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の下水処理装置におい
    て、 前記曝気槽の内部循環室から混合液の一部を前記前処理
    手段に返送し循環させ、この混合液により前処理手段か
    ら桿菌が繁殖するとともに、この循環中に発生する悪臭
    を前記曝気槽に返送し脱臭する返送手段を設けたことを
    特徴とする下水処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項3に記載の下水処
    理装置において、 前記スラッジ濃縮手段で発生したスラッジ分離液と前記
    好気性スラッジ硝化槽用沈澱池で発生した流出水とを前
    記前処理手段に返送し循環させる循環手段を設けたこと
    を特徴とする下水処理装置。
  7. 【請求項7】 流入される下水を沈澱処理および好気性
    処理などを経て消毒し放流する下水処理方法において、 曝気槽および好気性スラッジ硝化槽内に設けた複数の室
    内に供給される全体空気量を第1室と残り室内とに区分
    し調整された比率によって漸減曝気させる漸減曝気工程
    と、 前記漸減曝気工程と同時に、桿菌を培養するため必須栄
    養剤を曝気槽および好気性スラッジ硝化槽に投与する栄
    養剤投与工程と、 前記曝気槽と好気性スラッジ硝化槽内とに各々形成され
    た内部循環室および第1室の間でスラッジを内部循環さ
    せる循環工程と、 前記曝気槽の第1室に最終沈澱池で沈澱したスラッジの
    一部を返送するとともに、前記好気性スラッジ硝化槽の
    第1室に好気性スラッジ硝化槽用沈澱池で沈澱されたス
    ラッジおよび前記最終沈澱池で沈澱されたスラッジの一
    部を返送するスラッジ返送工程と、 前記曝気槽と前記好気性スラッジ硝化槽との槽内で桿菌
    が糸状菌体化−胞子化−発芽の過程を経て優占種化培養
    させる優占種化培養工程と、 画像システムを利用して曝気槽、最終沈澱池、好気性ス
    ラッジ硝化槽用沈澱池内で桿菌が糸状菌体化−胞子化−
    発芽する過程を持続的に観察する画像処理工程とにより
    なることを特徴とする下水処理方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の下水処理方法におい
    て、 前記栄養剤投与工程で投与する必須栄養剤は、菌体の増
    殖を促進させ菌体の胞子化を誘導する硅素化合物とマグ
    ネシウム化合物とであることを特徴とする下水処理方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の下水処理方法におい
    て、 前記循環工程により前記曝気槽で内部循環するスラッジ
    返送率は処理流量対比100〜300%であり、前記好
    気性スラッジ硝化槽で内部循環するスラッジ返送率は処
    理流量対比200〜300%であることを特徴とする下
    水処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の下水処理方法におい
    て、 前記スラッジ返送工程で前記曝気槽に最終沈澱池から返
    送するスラッジ返送率は処理流量対比50〜200%で
    あり、前記好気性スラッジ硝化槽に好気性スラッジ硝化
    槽用沈澱槽から返送するスラッジ返送率は処理流量対比
    100%であり、前記好気性スラッジ硝化槽に最終沈澱
    池から返送するスラッジ返送率は処理流量対比200〜
    300%であることを特徴とする下水処理方法。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載の下水処理方法におい
    て、 前記曝気槽の第1室に流入されるスラッジの総返送量は
    処理流量対比150〜500%であり、好気性スラッジ
    硝化槽の第1室に流入されるスラッジの総返送量は処理
    流量対比500〜700%であることを特徴とする下水
    処理方法。
  12. 【請求項12】 請求項7に記載の下水処理方法におい
    て、 前記曝気槽の内部循環室から処理流量対比1〜3%の曝
    気槽循環水が前処理手段へ移送されることを特徴とする
    下水処理方法。
  13. 【請求項13】 請求項7に記載の下水処理方法におい
    て、 前記漸減曝気工程による曝気量は、第1室を前記曝気槽
    および好気性スラッジ硝化槽の各々に供給される全体空
    気量の60〜80%になるように集中曝気し、他の室内
    に対しては全体空気量の残り20〜40%に該当する空
    気量を漸減するように区分し、少量曝気することを特徴
    とする下水処理方法。
  14. 【請求項14】 請求項7に記載の下水処理方法におい
    て、 前記前処理槽、流量調整手段および最初沈澱池から発生
    する悪臭ガスを捕集し、桿菌を優占種化培養する曝気槽
    へ流入させて好気性処理を行うことを特徴とする下水処
    理方法。
  15. 【請求項15】 請求項7に記載の下水処理方法におい
    て、 前記最初沈澱池で沈澱した生スラッジは、桿菌を利用し
    て好気性処理により硝化させることを特徴とする下水処
    理方法。
  16. 【請求項16】 請求項8に記載の下水処理方法におい
    て、 前記硅素化合物の投与量は0.01〜0.1kg・BO
    Dであり、前記マグネシウム化合物の投与量は0.00
    5〜0.05kg・BODであることを特徴とする下水
    処理方法。
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