JPH10216541A - コイン精米機の運転方法 - Google Patents

コイン精米機の運転方法

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JPH10216541A
JPH10216541A JP2062897A JP2062897A JPH10216541A JP H10216541 A JPH10216541 A JP H10216541A JP 2062897 A JP2062897 A JP 2062897A JP 2062897 A JP2062897 A JP 2062897A JP H10216541 A JPH10216541 A JP H10216541A
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polishing
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大三公 福永
Hiroichi Muta
博一 牟田
Yoshihiro Kamo
吉博 加茂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少量の玄米(ニ)の混合した白米(ホ)を精
白米(ヘ)とともに利用客に返却するために発生してい
た問題を完全に排除し、精白米(ヘ)に玄米(ニ)が混
合することを完全に防止したコイン精米機を提供するこ
と。 【解決手段】 精米機とう精部70の排出終了直前に、
とう精部出口2方弁76aを開き、とう精部70から出
るごく少量であるが玄米(ニ)の混合した白米(ホ)を
白米チャージタンク76bへ排出して白米タンク80へ
排出しないようにすることで精白米(ヘ)に玄米(ニ)
が混合することを完全に防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貨幣の投入量に対
応する玄米をとう精(搗精)して白米に精米するコイン
精米機に関する。
【0002】
【従来の技術】食生活の向上、食文化の発展に伴い日本
人の主食である米についても、美味、良質の米を選択
し、栄養条件や嗜好にあわせて精米し、また精米から時
間を置かずに炊飯するといった傾向も見られるようにな
ってきた。そこで消費者自身で少量の米を簡単に精米す
る要求が増大し、貨幣の投入量に対応する比較的少量の
米を玄米から白米に精米する、いわゆるコイン精米機が
普及している。
【0003】コイン精米機の精米装置1の構成を図4に
示す。玄米(イ)は利用客により投入ホッパー10の上
部に投入され、ロータリバルブ15と石抜用昇降機20
を経て異物除去装置30で大型の異物(ロ)が除去さ
れ、さらに石抜機40で玄米(イ)に混入する石(ハ)
が除去され、精米用昇降機50で異物除去後の玄米
(ニ)を玄米タンク60に投入し、精米機とう精部70
で玄米(ニ)を白米(ヘ)に精米し、かつ糠(ト)を分
離して糠処理部90で糠の処理を行い、精米された白米
(ヘ)は白米タンク80に投入され、白米タンク80の
下部より抜き出されて利用客により袋詰めされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記精米機において、
利用客により玄米(イ)を精米機の投入ホッパー10に
入れらると、まず、投入初期の所定時間の間、石抜用昇
降機20、異物除去装置30、石抜機40、精米用昇降
機50、玄米タンク60、精米機とう精部70を順次処
理された精白米(ホ)は2方弁76aの操作により白米
チャージタンク76bに供給され、さらに所定時間の間
(15秒程度)シャッタ76cを開放して精白米(イ)
を精米用昇降機50、玄米タンク60、精米機とう精部
70を循環させておく。15秒程度の時間経過後にシャ
ッタ76cを閉じ、白米チャージタンク76b中に所定
量の精白米(ヘ)をためて置く。そして所定時間経過後
に2方弁76aの流路を白米タンク80側に回して利用
客に渡す。
【0005】そして、精米終了近くになると、シャッタ
76cを開き、白米チャージタンク76bの精白米
(へ)を精米用昇降機50、玄米タンク60、精米機と
う精部70に送り、とう精中の残り少ない玄米(ニ)の
上部に堆積させて、前記残り少ない玄米(ニ)の上から
精白米(へ)による圧力を掛けて、玄米(ニ)のとう精
作用を行う。そして、とう精部70内の玄米(ニ)は精
米されて2方弁76aから白米タンク80に排出され
る。
【0006】しかし、精米終了直前なると、とう精部7
0の中の充填された米の量が減少するので、米層の圧力
を利用するとう精作用が不十分になり、数個〜数十個の
玄米(ニ)がとう精されずに精白米(ヘ)に残ったま
ま、利用客に提供されることがあった。
【0007】そこで、本発明の課題は、少量の玄米
(ニ)の混合した白米(ホ)を精白米(ヘ)とともに利
用客に返却するという問題点を解決しコイン精米機を提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は次の
構成によって達成される。すなわち、利用客が料金を投
入する料金投入部と玄米により玄米を白米に精米する精
米機とう精部ととう精部で精米された米を一時貯留する
白米タンクととう精部からの米を白米タンクを迂回して
貯留する白米チャージタンクを備えたコイン精米機であ
って、精米機とう精部の精米終了直前に精米機とう精部
から排出される玄米の混入した白米を白米チャージタン
クに供給することを特徴とするコイン精米機の運転方法
である。
【0009】本発明をより理解し易くするために実施例
の図面(図4、図A2など参照)で説明する。利用客の
精米機に玄米(イ)を投入した初期段階で白米チャージ
タンクタンク76bに溜められていた精白米(ヘ)は、
精米終了近くなると、シャッター76cが開くので、石
抜用昇降機20、異物除去装置30、石抜機40、精米
用昇降機50、玄米タンク60を経て精米機とう精部7
0に送られ、残り少ない玄米(ニ)の精米用の圧力付与
用に利用される。
【0010】従来技術では、残り少ない玄米(ニ)のと
う精米を行ったものは白米タンク80に送られていたの
で、利用客に提供された精白米(ヘ)中に玄米が残って
いたが、本発明では、精米終了直前(終了約5秒前から
終了時までの間)はとう精部出口2方弁76aの流路を
白米チャージタンク76b側に開放して、とう精部70
から排出する玄米(ニ)が混入した精白米(ヘ)を白米
タンク80に供給しないで、白米チャージタンク76b
に戻すものである。こうして利用客には玄米(ニ)が混
入した精白米(ヘ)を提供することがてなくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面ととも
に説明する。 実施例1 本発明の第1実施例を図面により説明する。コイン精米
機の精米装置1の構成は図4ないし図14に示し、コイ
ン精米機の精米装置1の制御のフローを図1により説明
する。
【0012】コイン精米機の精米装置1の全体の構成を
示す概略図は図4で説明した通りであり、精米装置1は
玄米(イ)の投入ホッパー10、ロータリバルブ15、
石抜用昇降機20、異物除去装置30、石抜機40、精
米用昇降機50、玄米タンク60、精米機とう精部7
0、白米タンク80、糠処理部90などから構成され
る。
【0013】投入ホッパー10は、図5に示すように側
面に開口部10aをもつ箱形のホッパーフード10bの
下部に異物の投入を防止する投入ホッパー網10cと投
入ホッパー網10cの下部に連接して角錐状の投入ホッ
パー10dと投入ホッパー10dの下部に連接してロー
タリーバルブ15を設ける。投入ホッパー10dの角錐
の一面には投入ホッパー窓10eおよびロータリバルブ
センサー10fを設けることができる構成としている。
【0014】ロータリーバルブ15は、図6(図6
(a)は縦断面図、図6(b)は図6(a)のA−A矢
視図)に示すように投入ホッパー10dの下部に連接し
て開口するロータリバルブ入口部15aを上部に持ち、
ロータリバルブ入口部15aに続くほぼ円筒形のロータ
リバルブ胴部15bとロータリバルブ胴部15bの下部
にロータリバルブ出口部15cを持ち、ロータリバルブ
胴部15bの内部には回転軸15eに固設した放射状の
複数枚の羽根15dを持つロータリバルブロータ15f
を収容し、回転軸15eの一端はロータリバルブ胴部1
5bの外部に延長されて、軸継手15gを介してロータ
リバルブ15の駆動用の減速モータ15hに接続され
る。
【0015】ロータリバルブ胴部15bの側面は回転軸
15eの貫通部を除いて閉鎖され、羽根15dは狭い隙
間を開けてロータリバルブ胴部15bの内面に摺接する
構造で、2枚の羽根15d、15dとロータリバルブ胴
部15bにより区画された空間15iが定容積枡とな
り、図示の場合は4枚の羽根15dとロータリバルブ胴
部15bとにより4個の空間15iが形成され、ロータ
リバルブロータの1/4回転ごとに空間15iの容積の
玄米(イ)が計量され、図示しない回転センサーにより
回転数を検出して制御部に送信し、かつ玄米(イ)をロ
ータリバルブ出口部15cに連接する石抜用昇降機20
に落下輸送する。
【0016】石抜用昇降機20は図7に示すようにロー
タリバルブ15よりも下部に設けた昇降機下部プーリ軸
20aにより回転駆動される昇降機下部プーリ20bと
異物除去装置30よりも上部に設けた昇降機上部プーリ
軸20cに嵌合支持される昇降機上部プーリ20dとの
間にベルト20eを無端状に巻回し、無端状ベルト20
eには一定間隔ごとにバッケット20fを固設して、こ
れらを昇降機ハウジング20gの内部に収容したバケッ
トエレベータである。
【0017】昇降機ハウジング20gの下部にはロータ
リバルブ出口部15cに連接する昇降機ハウジング下部
シュート20hを設けてロータリバルブ出口部15cか
ら供給される玄米(イ)を一時貯留し、図示しない昇降
機モータにより昇降機下部プーリ軸20aが回転駆動さ
れると昇降機下部プーリ20bを介して無端状ベルト2
0eが駆動されて、無端状ベルト20eに一定間隔ごと
固設されたバッケット20fが昇降機ハウジング下部シ
ュート20hに一時貯留された玄米(イ)をすくい上
げ、無端状ベルト20eの移動と共にバケット20f内
の玄米(イ)を上方に輸送する。バケット20fが昇降
機上部プーリ20dまで上昇移動すると、バケット20
fは反転して玄米(イ)を昇降機ハウジング上部シュー
ト20iに放出し、玄米(イ)は異物除去装置30に投
入される。
【0018】異物除去装置30は図8に示すように箱形
の異物除去装置ケース30aの上面の一側部に玄米入口
部30bを設け、玄米入口部30bの直下に入口シュー
ト30cを配設し、入口シュート30cに引き続いて図
示しない異物除去モータによりゆっくりと回転する回転
ブラシ30fと回転ブラシ30fの下方に回転ブラシ3
0fと摺接する約四分の一円弧をもつ異物除去シーブ3
0dとを設けた構成で、回転ブラシ30fは回転ブラシ
軸30eに固設した複数の放射状に配置したブラシ取付
プレート30gの先端に交換可能に取り付けられ、玄米
(イ)に混入している大型の異物(ロ)を回転ブラシ3
0fの回転方向に移送して、異物シュート30jから異
物出口部30kへ排出するように作用する。玄米(イ)
は異物除去シーブ30dの網目を通過して玄米シュート
30hに落下して玄米出口部30iから石抜機40に供
給される。
【0019】石抜機40は、図9に示すように一方向に
傾斜して設ける揺動枠40aの底部に選別網40bを張
設し、選別網40bの下部に送風風車40cと送風風車
40cの送風を選別網40bに供給する送風胴40dを
設けてなり、異物除去装置30の玄米出口部30iから
石抜機40に供給された玄米(イ)は石抜機入口シュー
ト40eから揺動枠40aの底部に張設された選別網4
0bの上面に散布され、揺動枠40aの上下方向および
前後方向の揺動作用と選別網40bを通過して送風され
る送風風車40cの送風空気による浮揚作用とを受け
て、石(ハ)を含まない玄米(ニ)と石(ハ)との比重
差により分離されて、石(ハ)を含まない玄米(ニ)は
揺動枠40aの下方の石抜出口40fに移動し、石
(ハ)は揺動枠40aの上方の石出口40gに移動す
る。石抜出口40fに移動した石(ハ)を含まない玄米
(ニ)は、さらにマグネットセパレータ40hにより鉄
などを除去された後、玄米出口シュート40iから精米
用昇降機50に供給される。揺動枠40aの上方の石出
口40gに移動した石(ハ)は石排出シャッター40
j、2方弁40k、石シュート40lを経て石および残
米受け箱40mに落下し、集積される。
【0020】精米の終了時には2方弁40kを切り替え
て揺動枠40aの上に残留する玄米(ニ)を残米シュー
ト40nを経由して精米機昇降機50の昇降機ハウジン
グ下部シュート50hに投入する。揺動枠40aおよび
送風風車40cはそれぞれ別個の図示しないモーターに
より駆動される。
【0021】精米用昇降機50は石抜用昇降機20と同
様の構造であるのでその説明は省略する。精米用昇降機
50から精米機とう精部70の玄米タンク60に投入さ
れる。
【0022】玄米タンク60は、図10に示すように精
米機昇降機50の昇降機ハウジング上部シュート50i
に連接され、精米機とう精部70の上部に載置された箱
形の玄米タンク本体60aと玄米タンク本体60aの下
部に連接し角錐状に形成したホッパー部60bとホッパ
ー部60bの最下部の玄米タンク出口部60cと玄米タ
ンク出口部60cを開閉するシャッター60dとホッパ
ー部60bの玄米(ニ)の貯留量を視認する確認窓部6
0eおよび確認窓透明板60fと玄米タンクセンサー6
0gとからなり、精米機昇降機50から供給される玄米
(ニ)を一時貯留し、確認窓部60eおよび確認窓透明
板60fにより玄米(ニ)の供給状況および残量を視認
し、かつ玄米タンクセンサー60gにより玄米(イ)の
貯留量信号を制御部に発信できるようにしている。シャ
ッター60dは精米機とう精部70の入口シュート70
aに連接している。シャッター60dは手動で開閉し、
メンテナンス時などに閉鎖するためのもので、常時は開
放している。
【0023】精米機とう精部70は全体縦断面を図11
に、主要部縦断面を図12に、主要部一部縦断面を図1
3および主要部横断面を図13(b)にそれぞれ示す。
精米機とう精部70のパイプ状の中空主軸71aは軸受
71b、71cで支持され、中空主軸71aに固設され
たメインプーリー71eにVベルト71fを巻回して図
示しないモーターからの動力を伝動されて駆動され、中
空主軸71aには送穀螺旋71gと精白ロール71hを
連接して固設し、精白ロール71hの外周には複数個の
半径方向に突出する精白突起71iを軸方向にかつ軸方
向から若干傾斜して突設し、さらに精白突起71iの根
元部に精白ロール71hを貫通する複数個のスリット7
1j(図13(b)参照)を穿設し、精白ロール71h
の外側に精白ロール71hと同心で精白ロール71hと
ほぼ同じ軸方向長さをもつ横断面六角形の網枠72aと
網枠72aに張設する精白金網72bとを設け、網枠7
2aの軸方向両端部を軸受72cおよび口金72dによ
り網枠72aを精白ロール71hと同心に、かつ回動自
在に支持する。口金72dはまた内径側に三つ又メタル
72eを固設して精白ロール71hの軸受71dを支持
するとともに精白ロール71hと精白金網72bとの空
間71kで製造される精白米の出口となる構成で、白度
調節のための圧迫板74aにより開閉可能に閉鎖されて
いる。
【0024】玄米タンク60から精米機とう精部70の
入口シュート70aを経て供給された玄米(ニ)は、中
空主軸71aに連接する送穀螺旋70gのスクリュウコ
ンベア作用により精白ロール71hと網枠72aに張設
された精白金網72bとのなす空間71k(図11)に
圧送され、回転する精白ロール71hの外周の複数個の
半径方向に突出する精白突起71iの作用により、精白
突起71iと玄米(ニ)および玄米(ニ)相互が摩擦し
て、とう精が行われ、精白米(ヘ)が製造される。
【0025】玄米(ニ)が相互に摩擦することによる発
熱を冷却除去し、かつとう精により発生する糠(ト)を
排除するために精米機とう精部70の下部に、軸受75
aで支持され風車プーリ75bにより駆動される風車軸
75cに固設された一軸二連の風車羽根車75dおよび
75eを設け、風車羽根車75dは噴流風車カバー75
fの中に収容され、外部から空気を吸い込み、送風管7
5gを経て空気をとう精部の主軸71aに送風し、送風
された空気は中空主軸71aの中空部を経由して精白ロ
ール71hのスリット71jから空間71kに噴出し、
空間71k内に充填されたとう精中の玄米(ニ)および
精白米(ヘ)の間を通過して、摩擦による発熱を除去
し、かつ発生する糠(ト)を同伴して精白金網72bの
網目を通過してとう精部ケース70bの内部に放出され
る。
【0026】風車羽根車75eは排糠風車カバー75h
の中に収容されて、とう精部ケース70bの下部に連接
するとう精部ホッパー70cの内部に放出された糠
(ト)を含む空気を吸引し、空気とともに糠(ト)を排
糠管75jを経由して糠処理部90へ輸送する。
【0027】とう精部の精米白度の調節部73は、図1
3および図13(b)に示すように網枠72aの一辺に
揺動アーム73aを固設し、揺動アーム73aの自由端
を白度調節スプリング73bで支持し、かつ揺動アーム
73aの一部にコントロールワイヤ73gの一端を連結
する。コントロールワイヤ73gの他端は圧迫板調節ア
ーム74bの端部に連結する。網枠72aに張設された
精白金網72bと精白ロール71hとの空間71kに充
填された玄米(ニ)は精白ロール71hの回転に引きず
られて相互に摩擦しあい、とう精される玄米(ニ)の摩
擦力は網枠72aに伝達され、網枠72aには精白ロー
ル71hの回転方向と同じ方向の回転トルクが作用す
る。
【0028】前述のように網枠72aは精白ロール71
hと同心に回動自在に支持され、かつ揺動アーム73a
を介して白度調節スプリング73bで支持されているの
で、網枠72aはとう精される玄米(ニ)の摩擦力によ
る回転トルクにより、網枠72aを白度調節スプリング
73bのスプリング力に釣り合う位置まで回動し、網枠
72aの回動により揺動アーム73aの一部に連結した
コントロールワイヤ73gの一端が牽引されて、コント
ロールワイヤ73gの他端に連結した圧迫板調節アーム
74bの端部を牽引するように作用する構造としてい
る。
【0029】網枠72aに張設された精白金網72bと
精白ロール71hとの空間71kに充填された玄米
(ニ)をとう精して生産される精白米(ヘ)の出口部で
ある口金72dは、口金72dを覆う白度調節のための
圧迫板74aが常時は圧迫板調節アーム74bに作用す
る出口スプリング74c(スプリング支持軸74dに支
持されている)の弾発力により閉鎖されているが、網枠
72aの摩擦力による回動により、コントロールワイヤ
73gが牽引されて、圧迫板調節アーム74bの端部が
移動し、支点74dの存在により圧迫板調節アーム74
bの他端部は圧迫板74aの開き方向への移動を許すよ
うに作用して、口金72dからの精白米(ヘ)の流出を
容易にする方向に作用する。
【0030】白度調節スプリング73bは、白度調節モ
ータ73fの軸に固着して回転する白度調節スピンドル
73dの先端部に螺刻された白度調節ねじ73hに螺合
する遊びナット73cが、図示しない制御部からの精白
度に比例した回転信号により回転する白度調節モータ7
3fの回転運動を、白度調節スプリング73bの伸縮運
動に変換して、白度調節スプリング73bの弾発力を加
減するので、たとえば白度調節モータ73fの回転によ
り遊びナット73cを上昇させて白度調節スプリング7
3bの長さを短縮し、白度調節スプリング73bの弾発
力を強くすれば、網枠72aの白度調節スプリング73
bのスプリング力に釣り合う位置までの回動は小さくな
り、コントロールワイヤ73gの移動も小さくなり、圧
迫板調節アーム74bおよび圧迫板74aの開き方向へ
の移動を小さくするように作用する。そのため、精白米
(ヘ)の口金72dからの排出量が少ない方向に制御さ
れ、換言すれば玄米(ニ)のとう精時間が延長され、し
たがって精白米(ヘ)の精白度が高くなるように調節さ
れることになる。
【0031】白度調節スプリング73bの弾発力一定の
下では一定の精白度が維持されるように機械的に自動調
節される。また白度調節スプリング73bおよび出口ス
プリング74cの弾発力により精白ロール71hに突発
的に作用する過負荷を避けることができる。
【0032】このほかに精米機とう精部70の入口シュ
ート70aと揺動する網枠72aとを可撓的に連結し、
かつ玄米(ニ)の漏洩を防止するためにスポンジシール
70d(図12)が設けられ、また回転する主軸71a
に送風する空気の漏洩を防止するために主軸71aと送
風管75gとの接続部に図示しない回転シールが設けら
れる。
【0033】口金72d(図12)から排出された精白
米(ヘ)は図4のコイン精米機の構成に示すように白米
タンク80に投入される。口金72dと白米タンク80
との間には2方弁76aを設けて、精米開始初期など必
要に応じて2方弁76aを切り替え、精白米(ヘ)を白
米チャージタンク76bに供給し、白米チャージタンク
76bに一時貯留した精白米(ヘ)をシャッタ76c、
白米チャージライン76dを経て精米機昇降機50の昇
降機ハウジング下部シュート50hに供給できるように
している。白米チャージタンク76bは小型のホッパー
付きタンクであり、詳細の図示を省略する。
【0034】とう精部ホッパー70cの内部に放出され
た糠(ト)を含む空気は、糠搬送ファンの風車羽根車7
5e(図11)により吸引され、糠輸送管75jを経由
して糠処理部90へ輸送される。糠処理部90は図14
に示すように主としてサイクロン91と糠螺旋92とか
らなり、サイクロン91は円筒形のサイクロン胴部91
aの下部に円錐形のサイクロンホッパー91bを連通
し、サイクロン入り口部91cからサイクロン胴部91
aに接線的に流入する糠(ト)を含む空気は、サイクロ
ン胴部91aおよびサイクロンホッパー91b内で旋回
流となり糠(ト)と空気とが分離され、空気はサイクロ
ン91の上部の排気口91dから外部に放出され、糠
(ト)はサイクロンホッパー91b内を落下してホッパ
ー出口91eから糠螺旋92に投入される。
【0035】糠螺旋92はスクリュウコンベアであり、
横型円筒形のコンベアケース92aの内部に駆動モータ
92cで回転駆動される螺旋スクリュウ92bを持ち、
サイクロンホッパー91b内を落下してホッパー出口9
1eから糠螺旋92に投入された糠(ト)を輸送して糠
螺旋出口92d、92dから糠収容袋92e,92eに
糠(ト)を排出する。
【0036】糠輸送管75jの途中には糠切替2方弁7
5kが備えられ、糠切り替え2方弁75kを切り替える
と糠(ト)を含んだ空気は客室用サイクロン93に輸送
され、分離した糠(ト)を利用客持ち帰り糠袋94に投
入することができる。
【0037】また、コイン精米機はトラックなどにより
陸上輸送でき、かつ据え付けが容易であるようにプレハ
ブ式の小型建物に収容され、利用客が簡易に利用できる
構造としている。小型建物100の内部は図15のよう
に、客室110と機械室111に大別され、機械室11
1には投入ホッパー10、ロータリバルブ15、石抜用
昇降機20、異物除去装置30、石抜機40、精米用昇
降機50、玄米タンク60、精米機とう精部70、白米
タンク80、糠処理部90、操作盤99を配置し、投入
ホッパー10の開口部、白米タンク80の白米取り出し
部、糠処理部90の利用客用糠取り出し部および操作盤
99の操作面などは客室110側に面するように配置し
ている。
【0038】コイン精米機の制御のフローを図1、図
2、図3に示す。まずコイン精米機の始動を説明する。
利用客はステップs1で玄米(イ)を投入ホッパー10
に投入し、ステップs2で図示しないコインメックのコ
イン投入口に貨幣(または紙幣投入口を別途設け、紙幣
を投入できるようにしても良い)を投入する。図示しな
いコインメックのコイン制御回路は一定額以上(たとえ
ば100円以上)のコイン投入を検出するとステップs
3〜s9に示すように石抜用昇降機20、異物除去装置
30、石抜機40、精米用昇降機50、精米機とう精部
70及び糠処理部90、ロータリバルブ15をそれぞれ
運転する。玄米(イ)は投入ホッパー10、ロータリバ
ルブ15、石抜用昇降機20、異物除去装置30、石抜
機40、精米用昇降機50を経由してそれぞれの処理が
行われ、石抜き後の玄米(ニ)が玄米タンク60に投入
される。
【0039】ステップs10において、玄米タンク60
の玄米(ニ)の貯留を検出する玄米タンクセンサー60
g(図10)は常時はOFFであり、玄米タンク60の
玄米(ニ)貯留量が一定値以上のときONとなるレベル
センサーであり、運転開始直後はOFFであるからステ
ップs11へ進み、すべての機器を運転継続したまま、
コインメックのコイン減算カウンターのカウントを開始
し、ステップs15で精米開始する。
【0040】玄米タンク60の玄米(ニ)貯留量が一定
値以上となり玄米タンクセンサー60gがONとなり、
一定時間(ここでは3秒)を経過するとステップs12
でロータリバルブ15の運転を停止する制御を行い、ロ
ータリバルブ15による玄米(イ)の給送を停止し、ス
テップs14でさらに別の一定時間(ここでは10秒)
経過後の玄米タンクセンサー60g信号をチェックし
て、依然としてONのままであればステップs12へ戻
り、ロータリバルブ15の運転を停止する制御を継続す
る。ステップs14で玄米タンクセンサー60gがOF
Fを検出すればステップs9へ戻りロータリーバルブ1
5の運転と玄米(イ)の給送を再開する。ステップs1
2でロータリバルブ15の運転を停止する間、ステップ
s13でコインの投入を禁止する。
【0041】次ぎに、図2と図3により精米開始から精
米終了までの制御のフローを説明する。ステップs15
で精米が開始されると、まずステップs16で図示しな
い制御部にあらかじめ入力した精白度信号に従い白度調
節モーター73f(図13(b))が回転してとう精部
出口の圧迫板74aの開度を設定し、所定の精白度が得
られるようにするが、精米開始当初はとう精部内部に十
分な玄米(ニ)が充填されていないので、精白ロール7
1hと玄米(ニ)との摩擦力は十分に作用できず、所定
の精白度の白米(ヘ)は得られないから、ステップs1
7で規定時間の間(ここでは47秒)とう精部70の出
口2方弁76a(図4)を開き(切り替え)、該精白度
不足の白米(ホ)を白米チャージタンク76bに移送
し、ステップs18で規定時間の間(ここでは30秒)
白米チャージタンクシャッター76cを開いて白米チャ
ージタンク76bの中の白米(ホ)を白米チャージライ
ン76dを経由して精米機昇降機50の昇降機ハウジン
グ下部シュート50hに投入し、白米(ホ)を精米機昇
降機50、玄米タンク60から精米機とう精部70に還
流する。
【0042】精白度不足状態が解消する規定時間の経過
後ステップs19で白米チャージタンクシャッタ76c
を閉鎖して白米(ホ)の還流を停止し、白米チャージタ
ンク内に精白米(ヘ)を溜める。所定時間経過後ステッ
プs20で2方弁76aを白米タンク80側に流路を開
き、とう精部70で正規の精白度にとう精された白米
(ヘ)を白米タンク80に投入する。
【0043】とう精中はステップs21において一定時
間ごとに精米終了判定を行う。すなわちステップs22
でロータリーバルブセンサー10f(図5)のON,O
FFを調べて、ONすなわち投入ホッパー10内に玄米
(イ)が残存するうちはステップs23でコインメック
の料金を調べて、料金切れでない間はステップs21へ
戻り精米を継続する。ステップs23で料金が切れた場
合は、ステップs24でロータリーバルブ15を停止
し、ステップs25でその他の機器を全部停止し、ステ
ップs26で料金切れを表示し(ブザー、音声で警告す
ることを含む)、表示に従い利用客が追加のコインを投
入すればステップs2に戻り精米が再開される。
【0044】ステップs22でロータリーバルブセンサ
ー10fが引き続き規定時間(ここでは15秒間)OF
Fであれば投入ホッパー10内の玄米(イ)は空と判断
されるから、ステップs27でロータリーバルブ15を
OFFとし、次いでステップs30へ進み、常時閉まっ
ている石排出シャッター40jを規定時間(ここでは3
0秒間)開放し、ステップs31で石抜き機2方弁残留
排出シャッター40kを規定時間(ここでは2秒間)残
米排出側に切り替え、石抜き機40内の残米すなわち玄
米(ニ)を石シュート40nを経由して精米機昇降機5
0の昇降機ハウジング下部シュート50hに投入し、玄
米(ニ)を精米機昇降機50、玄米タンク60から精米
機とう精部70に還流し、とう精を行う。しかし玄米タ
ンク60は最終的に空になり、とう精部70内の玄米
(ニ)の充填量は低下するので、とう精部駆動モーター
の電流値が低下する。
【0045】駆動モーターの電流値は図示しないモータ
ーリレーで監視を行い、一例として精白度上白で15−
16A、標準で13ー15A、8分づきで11ー13
A、無負荷で8−11Aであるから、とう精部駆動モー
ターの電流値下限値として8分づきと無負荷との間の1
0Aに設定することにより、精米の終了を検出すること
ができる。
【0046】そして、ステップs40でとう精部駆動モ
ーターの電流値下限値が上記いずれかの所定値であるこ
とが検出されると、精米初期にステップs19でシャッ
タ76cを閉鎖した後に溜まっていた白米チャージタン
ク76bの精白米(ヘ)をシャッタ76cを開放して精
米機昇降機50、玄米タンク60を経て精米機とう精部
70に還流させた後、石抜き機40、昇降機20、50
などの米搬送装置を停止する(s52)。
【0047】白米チャージタンク76b内の精白米
(ヘ)が残り少ない玄米(ニ)と共にとう精部内でとう
精され、それらの量が減少してくると、再びとう精部駆
動モーターの電流値下限値になり、その下限値をステッ
プs53で検出すると、検出して所定時間後(ここでは
3秒後)にはとう精部70内の玄米(ニ)を含む精白米
(ヘ)をできるだけとう精するためにステップs54で
とう精部を空運転する。その後、ステップs55で白度
調節モーター73fを駆動して圧迫板74aを全開位置
になるように制御してとう精部70内の精白米(ヘ)を
できる白米タンク80に排出するが、このとき、とう精
部70内の精白米(ヘ)を白米タンク80に排出する排
出終了直前の所定時間(例えば5秒間)の間、ステップ
s56でとう精部2方弁76aを白米チャージタンク7
6b側に通路を開くように切り替えで、玄米(ニ)が数
個〜数十個含まれる精白米(ヘ)を白米チャージタンク
76bに送る。こうして利用客には玄米混入精白米を提
供するおそれがなくなる。
【0048】ついで、ステップs57で全機器を停止す
る。全機器停止後、ステップ58で白度調節モーター7
3fを駆動して圧迫板74aを全閉位置に近い精白度上
白位置になるように制御して次の利用客の利用に備え
る。
【0049】本実施例1では上述のように精米機とう精
部70のとう精米の排出終了直前に、ステップs56の
制御を行い、とう精部出口2方弁76aを白米チャージ
タンク76b側に開き、とう精部70から出るごく少量
であるが玄米(ニ)の混合した白米(ホ)を白米チャー
ジタンク76bへ排出して利用客に玄米(ニ)入の精白
米(ヘ)を提供することの無いようにする。
【0050】本実施例は従来のコイン精米機の構成を変
えることなく、また熟練を要する困難な調整を行うこと
も必要なく、本実施例では従来技術のフローにステップ
56を追加するだけでだけでよいから、これを実施する
ことが極めて容易であるという効果も認められる。
【0051】実施例2 本発明の第2の実施例を図16に示すコイン精米機の精
米装置1の制御のフローを示す図により説明するが、従
来技術の次のような課題を解決するためにコイン精米機
の精米装置1の制御のフローに改良を加えたものであ
る。本実施例のコイン精米機の精米装置1の構成は実施
例1で説明した図4ないし図14の構成部材と同じ部分
には同じ符号を付してその説明は省略する。
【0052】コイン精米機において、石抜機40の処理
能力と精米機とう精部70の処理能力は等しくなく、さ
らに石抜機40の残留排出時の処理能力は精米機とう精
部70の処理能力よりも小さい。ところが従来のコイン
精米機では、石抜機選別網40b上の玄米(ニ)を排出
する間も精米機とう精部70は運転されており、石抜機
40からの玄米(ニ)の排出が遅いと精米機内の玄米
(ニ)の滞留時間が長くなりすぎて、とう精された精白
米(ヘ)が砕けるという問題があり、また石抜機40か
らの玄米(ニ)の排出時間の短縮をすると石抜選別が悪
くなり、精白米(ヘ)に石(ハ)が混入する原因となる
ので、石抜選別を低下することなく砕米の発生を防止す
ることが解決を要する課題となっている。
【0053】本実施例は前記課題を解決するためのもの
で、図16で精米開始から精米終了までの制御のフロー
を説明するが、要点は石抜きの残留排出動作中は精米機
とう精部70の運転を停止するというものである。
【0054】図16に示すステップs15の精米開始か
らステップs21の精米終了判定までと、引き続くステ
ップs22でロータリーバルブセンサー10fがONの
場合及びステップs50の白米チャージタンクシャッタ
76c開の次のステップは、実施例1と同じであるので
説明を省略する。図16のフローに次ぐフローは図3の
フローと同一であるので記載を省略する。
【0055】本実施例ではステップs22でロータリー
バルブセンサー10fが引き続き規定時間(ここでは1
5秒間)OFFであれば、投入ホッパー10内の玄米
(イ)は空と判断されるからロータリーバルブ15をO
FFとし(ステップs27)、次いでステップs28で
とう精部駆動モーターを停止し、これと同時に石排出シ
ャッター40jを規定時間(ここでは30秒間)開放し
(ステップs30)、同時に石抜き機2方弁40kを石
排出側に2秒間切り替え(ステップs31)、石抜き機
40内の残米すなわち玄米(ニ)を石シュート40nを
経由して精米機昇降機50の昇降機ハウジング下部シュ
ート50hに投入し、玄米(ニ)を精米機昇降機50、
玄米タンク60から精米機とう精部70に還流し、規定
時間(ここでは30秒間経過後ステップs32でとう精
部駆動モーターの運転を再開し、中断したとう精を再開
するように制御のフローを構成した。その後の制御のフ
ローは実施例1と同一であるので、その説明は省略す
る。
【0056】本実施例では上述のように、ステップs2
2でロータリーバルブセンサー10fが投入ホッパー1
0内の玄米(イ)が空と判断すると、ステップs23で
とう精部駆動モーターを停止させた後に、ステップs3
0で石排出シャッター40jを開放し、ステップs31
で石抜き機2方弁40kを残米排出側に切り替え、石抜
き機40内の残米すなわち玄米(ニ)を精米機昇降機5
0、玄米タンク60を経由して精米機とう精部70に還
流し、石抜き機40内の残米を精米機とう精部70へ還
流中はとう精部駆動モーターの運転を停止してとう精を
中断するようにし、規定時間(ここでは30秒間)経過
後ステップs32でとう精部駆動モーターの運転を再開
し、石抜き機40内の残米を精米機とう精部70へ還流
中に中断していたとう精を再開する。
【0057】こうして、本実施例では従来技術のように
石抜き機40内の残米すなわち玄米(ニ)の排出中に精
米機とう精部70がとう精運転を継続することがなくな
り、精白米(ヘ)の精米機とう精部70内の滞留時間が
長くなることがなくなり、滞留時間が長いことによる砕
米の発生がなくなるという優れた効果が得られる。
【0058】実施例3 コイン精米機において、簡易型のものは投入ホッパー1
0にロータリーバルブセンサー10fを持たず、精米機
とう精部モーターの負荷電流検知で精米終了判断を行う
構成のものがあり、簡易型のためコインメックのつり銭
返却機能も省略した構成のものがある。簡易型のコイン
精米機でも機械の設定が正しく、また利用客が正しくコ
イン精米機を取り扱えばコイン精米機は正常に動作する
のであるが、たとえば、利用客が玄米(イ)の投入を入
れ遅れると(図1においてステップs1の前にステップ
s2のコインを投入したような場合に相当する)精米機
とう精部70に玄米(ニ)が供給されないので、精米機
とう精部モーターの負荷電流下限検出がYESとなり、
精米終了動作のステップに進み、投入料金が残っていて
も投入料金を返却しないまま精米を停止するという問題
が発生する。
【0059】また、精米機とう精部駆動モーターの電流
リレーのセット不良時、たとえばとう精度上白の負荷電
流値に設定したとすると、精白度8分づきの場合には設
定した負荷電流下限値よりも精米機とう精部モーターの
負荷電流の方が少ないために、最初から精米終了と判定
してしまい、精白度8分づきの利用客はコインを投入し
ても精米ができないという問題も発生し、これらは簡易
型コイン精米機として解決を要する課題となっている。
【0060】すなわち、本実施例の課題は、簡易型コイ
ン精米機において、玄米(イ)の投入遅れ時でも全量の
精米が可能にすること、精米機とう精部駆動モーターの
電流リレーの設定不良時または精米機とう精部駆動モー
ター負荷電流が何らかの原因により一時的に低くなって
も精米処理が可能にすることである。
【0061】本実施例ば前記ロータリーバルブセンサー
10f(図5)を設置しない簡易型コイン精米機の問題
点を解決するものであり、ロータリーバルブセンサー1
0fがないことを除き、コイン精米機の精米装置1の構
成は図4ないし図14の構成部材と同じであり、同一構
成部分には同じ符号を付してその説明は省略する。本実
施例においては、従来技術の制御フローを改良したもの
で、図17の制御フローで説明する。
【0062】図17に本実施例のコイン精米機の精米装
置1の制御のフローを示す。また、ステップs15の
「精米開始」までのフローは図1で説明したものと同一
であるのでのその説明も省略する。
【0063】本実施例の簡易型コイン精米機は投入ホッ
パー10にロータリーバルブセンサー10fを持たず、
図17に示すようにステップs29で精米機とう精部モ
ーターの負荷電流の下限検知で精米終了判断をする構成
であり、ステップs15の「精米開始」からステップs
21の「精米終了判定」までは前記実施例1と同じであ
るから説明を省略する。
【0064】本実施例では図17に示すように、ステッ
プs21の次ぎにステップs28「コイン残金100円
以下か?」のステップを設けて、NOであれば再びステ
ップs21へ戻り、とう精運転を継続し、精米終了判定
を繰り返す制御を行う。
【0065】ステップs28で「コイン残金100円以
下か?」がYESであれば、ステップs29へ進む。ス
テップs29ではとう精部駆動モーター電流を検出し、
電流下限検出がNOであれば投入ホッパー10内に玄米
(イ)が残存するにもかかわらず、すでにステップs2
8で料金が100円以下を検出して料金不足を意味する
ので、ステップs24でロータリーバルブ15を停止
し、ステップs25でその他の機器を全部停止し、ステ
ップs26で料金切れを表示し(ブザー、音声で警告す
ることを含む)、コインを投入すればステップs2に戻
り精米が再開される。
【0066】ついで、ステップs29でとう精部駆動モ
ーター電流を検出し、電流下限検出が規定時間(ここで
は3秒間)未満であれば誤信号または一時的な駆動電流
の低下であるが、電流下限検出が規定時間(ここでは3
秒間)以上継続するのであれば投入ホッパー10内の玄
米(イ)は空と判断され、投入ホッパーのロータリーバ
ルブセンサーがなくてもロータリーバルブ15をOFF
とすることができる。それ以後の制御のフローは実施例
1と同一であるので、説明は省略する。なお、図17の
フローに次ぐフローは図3に示したものと同一であるの
で記載を省略する。
【0067】このように、本実施例では簡易型コイン精
米機において、ステップs28でコインが100円を超
えて残存する間は、とう精部駆動モーター電流が低下す
るようなことがあっても精米終了判定を行わないように
した。
【0068】したがって、例えば何らかの原因でとう精
部駆動モーター電流が一時的に低下したような場合はも
ちろん、ステップs2でコイン投入後に玄米(イ)を遅
れて投入するような正しくない操作を行った場合でも、
コイン精米機は正常に動作することができるという効果
が得られるうえ、とう精部駆動モーターの電流リレーの
セットを誤った場合でも、残存コインが100円以下と
なるまではコイン精米機は正常に動作し、残存コインが
100円以下になって始めて電流リレー設定不良による
不良制御動作を行うので従来例に比べて利用客の苦情の
発生が少ないという効果も得られる。また、残存コイン
が100円以下になり、とう精部駆動モーター電流下限
検出が規定時間以上続くことで、投入ホッパー10内の
玄米(イ)が無くなったものとし、投入ホッパー10に
ロータリーバルブセンサーがなくてもでロータリーバル
ブ15をOFFにすることができる。
【0069】実施例4 コイン精米機において、コインを収納する金庫を取り外
し交換する形式のものでは、金庫が満杯になる前に管理
者が金庫の交換を行うが、管理者が金庫の交換を怠った
り忘れたりすると、コインが金庫に満杯になり金庫およ
びコインメック通路がコインで詰まり、故障の原因とな
る。また金庫が満杯になっているのを利用客が知らずに
コインを投入してしまい苦情が発生することがある。従
ってコインが満杯になる前の適切な時期に金庫を交換
し、かつ金庫が満杯の際にはコインを投入しないように
表示することが課題となっている。
【0070】本発明の第4実施例は上記課題を解決する
もので、図18のコイン精米機の精米装置1の制御フロ
ーにより説明するが、実施例1で説明した図1の制御の
フローに改良を加えたものであり、コイン精米機の精米
装置1の構成を示す図4ないし図14の構成部材と同じ
部分には同じ符号を付してその説明は省略する。
【0071】本実施例は図18に示すように、図1に示
す制御のフローにステップs0の故障・利用不可表示を
付け加え、かつコインメック制御用のフローであるステ
ップc1ないしステップc8を追加したものであり、利
用客がコイン精米機を利用しようとするとスタートから
ステップs0に進み故障・利用不可表示がNO(表示な
し)であれば、ステップs1で玄米(イ)を投入し、ス
テップs2でコインを投入し、ステップc4へ進みコイ
ンメックのコインカウンターでコインの枚数をカウント
して、ステップc5でコイン枚数設定枚数以上がNOで
あればステップs3に進み、以下は図1と同じ制御が行
われ、精米開始ステップs15に到る。
【0072】ステップs2でコインを投入し、ステップ
c4へ進みカウンターで枚数カウントして、ステップc
5で設定枚数以上がYESであれば、ステップc6で投
入コインを返却し、ステップs0の故障・利用不可表示
を表示してコイン精米機の利用をストップする。
【0073】図示しないコインカウンターには、コイン
のカウント数、設定数などを表示してコイン精米機の管
理者に金庫のコイン収容状況を指示できるようにするの
で、金庫が満杯になる以前にも金庫を交換することがで
きて、金庫を取り外すと制御のフローはステップc7か
ら始まる。
【0074】また金庫が満杯になってステップc5で規
定枚数以上がYESとなり、ステップc6の次ぎにステ
ップc7で金庫取り外し交換が行われると、ステップc
8金庫定位置センサーがOFFとなり、ステップc1で
金庫セット、ステップc2で金庫位置センサーON、ス
テップc3でカウンターリセットし、カウンターリセッ
ト信号によりステップs0の故障・利用不可表示を消去
し、ステップc4のカウンター枚数カウントをゼロから
カウントできるようにする。以下上述のステップc5設
定枚数以上がNOのフローに入り、ステップs3に進
み、以下図1と同じ制御が行われる。
【0075】本実施例では、コイン精米機においてコイ
ンを収納する金庫を取り外し交換する形式のものについ
て、コインメックの制御回路を付加し、金庫のコイン収
容状況を指示できるようにして金庫が満杯になる前に管
理者が金庫の交換を行うことができるようにするととも
に、金庫が満杯になってなお金庫の交換を怠ったり忘れ
たりした場合には利用客に対して投入したコインを返却
するとともに故障・利用不可表示を行い、かつコイン精
米機の運転をストップするように構成したので、コイン
が金庫に満杯になる前の適切な時期に金庫の交換を行う
ことが容易になり、かつコインが金庫に満杯になった後
もコインの投入が行われて金庫およびコインメック通路
がコインで詰まり故障の原因となることが防止でき、ま
た金庫が満杯になっているのを利用客が知らずにコイン
を投入してしまい、そのうえ精米ができないとの苦情が
発生することも回避出来るようになるなどの効果が得ら
れる。
【0076】実施例5、6 コイン精米機の普及にともない利用客が精米する玄米
(イ)を持ち込むだけでなく、利用客がその場で好みの
玄米(イ)を購入して精米したいという要求が増えてい
て、コイン精米機に玄米(イ)の自動販売機を併設した
ものが開発されつつあるが、未だ要求を満たすものは完
成していない。コイン精米機に併設できる小型で、コン
パクトで、各種の玄米(イ)を利用客が好みに応じて購
入できる玄米自動販売機が求められている。
【0077】以下の実施例5と実施例6はそのような要
求に対応した構成からなるコイン精米機に関するもので
ある。実施例5として、コイン精米機に併設することが
でき、また単独でも設置できる玄米自動販売機2の建物
内平面を図19に示し、図19のDーD矢視立面を図2
0に示し,図20のE−E矢視立面を図21に示す。
【0078】図19、図20および図21において、箱
形の玄米タンク(大)122aの下部に非対称角錐状の
ホッパー122bを連接し、ホッパー122bの下部出
口にモーター122cで駆動されるスクリュー形のタン
ク排出コンベア122dを横置きし、タンク排出コンベ
ア122dの排出端はバスケット形のホッパー投入エレ
ベータ122eの入口端に連接し、垂直上方にあるホッ
パ投入エレベータ122eの出口端は上部ホッパー12
2fの入口部に臨み、箱形のタンクの下部に非対称角錐
状部を連接した上部ホッパー122fの出口部にモータ
ー122gで駆動されるスクリュー形のホッパー排出コ
ンベア122hを横置きし、ホッパー排出コンベア12
2hの出口部を計量器125の上部開口部に臨ませる。
【0079】箱形の玄米タンク(中)123aの下部に
非対称角錐状のホッパー123bを連接し、ホッパー1
23bの下部出口にモーター123cで駆動されるスク
リュー形のタンク排出コンベア123dを横置きし、タ
ンク排出コンベア123dの排出端はバスケット形のホ
ッパー投入エレベータ123eの入口端に連接し、垂直
上方にあるホッパー投入エレベータ123eの出口端は
上部ホッパー123fの入口部に臨み、箱形のタンクの
下部に非対称角錐状部を連接した上部ホッパー123f
の出口部にモーター123gで駆動されるスクリュー形
のホッパー排出コンベア123hを横置きし、ホッパー
排出コンベア123hの出口部を計量器125の上部開
口部に臨ませる。
【0080】箱形の玄米タンク(小)124aの下部に
非対称角錐状のホッパー124bを連接し、ホッパー1
24bの下部出口にモーター124cで駆動されるスク
リュー形のタンク排出コンベア124dを横置きし、タ
ンク排出コンベア124dの排出端はバスケット形のホ
ッパー投入エレベータ124eの入り口端に連接し、垂
直上方にあるホッパー投入エレベータ124eの出口端
は上部ホッパー124fの入口部に臨み、箱形のタンク
の下部に非対称角錐状部を連接した上部ホッパー124
fの出口部にモーター124gで駆動されるスクリュー
形のホッパー排出コンベア124hを横置きし、ホッパ
ー排出コンベア124hの出口部を計量器125の上部
開口部に臨ませる。
【0081】計量器125は上部開口の箱形で下部を非
対称角錐状のホッパーとし、ホッパーの下部に開閉シャ
ッター127を持つ出口部を連接したものの全体を、ロ
ードセルなどの力計126、126で荷重測定可能に支
承し、計量器125の出口部を袋詰めホッパー128の
上部開口部に臨ませる。袋詰めホッパー128の下方に
玄米袋129を載置できるようにする。客室120には
入口扉120aを設け、機械室121には機械室扉12
1a、機械室空調用エアコン121bを設ける。
【0082】玄米は機械室扉121aから搬入され、銘
柄毎の予測販売量の大小により、玄米タンク(大)12
2a、玄米タンク(中)123aまたは玄米タンク
(小)124aに貯留する。図示しない操作盤を利用客
が選択操作することにより、選択された玄米タンク12
2a、123aまたは124aの連接するそれぞれタン
ク排出コンベア122d、123dまたは124d、ホ
ッパー投入エレベータ122e、123eまたは124
e、ホッパー排出コンベア122h、123hまたは1
24hを運転し、利用客により選択された玄米タンクの
玄米を計量器125に投入する。
【0083】計量器125はホッパー排出コンベア12
2h、123hおよび124hならびに袋詰めホッパー
128と接触しないように配置されていて、力計12
6、126だけで支持されているから、あらかじめ風袋
重量を計量しておき、出口部開閉シャッター127を閉
じて玄米を受け入れれば、利用客により選択された玄米
タンクの玄米の投入量を正確に計量することができる構
造としている。
【0084】本実施例では、玄米タンク毎にそれぞれ単
独のタンク排出コンベア、ホッパー投入エレベータ、ホ
ッパー、ホッパー排出コンベアを直列に設置し、かつ玄
米の種類別に上記を1セットとして複数セットを並列に
並べた構成としているので、1個の玄米タンクを切り替
えて使用する場合に生じる玄米タンク、タンク排出コン
ベア、ホッパー投入エレベータ、ホッパー、ホッパー排
出コンベアの各所に残る玄米の残粒による種類の異なる
玄米の混合、混入が発生しないという効用とともに、各
タンク同時排出が可能であることから複数種類の玄米を
あらかじめ混合して販売するいわゆる混合売りも可能に
なるなどの効用も得られる。
【0085】本発明の第6実施例として、コイン精米機
に併設することができて、また単独でも設置できる玄米
自動販売機2の別の実施例の建物内平面図を図22に示
す。図22の建物内平面図に示すように、本実施例にお
いても客室120と機械室121を設け、客室120に
入口扉120aを設けることは、実施例5の図19と同
様であるが、機械室121に設ける機械室扉121cの
位置を機械室後方壁のほぼ中央付近とし、機器室扉12
1cの前方で機械室内の客室側に玄米タンク(中)12
3a(または玄米タンク(小)124a)を設け、玄米
タンク(中)123a(または玄米タンク(小)124
a)の左右に玄米タンク(大)122aおよび玄米タン
ク(大)130を配置する構成としている。
【0086】玄米は機械室扉121cから搬入され、銘
柄毎の予測販売量の大小により、玄米タンク(大)12
2a、玄米タンク(中)123a(または玄米タンク
(小)124a)および玄米タンク(大)130に貯留
する。図示しない操作盤を利用客が選択操作することに
より、選択された玄米タンク(大)122a、玄米タン
ク(中)123a(または玄米タンク(小)124a)
および玄米タンク(大)130の連接するそれぞれタン
ク排出コンベア、ホッパー投入エレベータ、ホッパー排
出コンベアを運転し、利用客により選択された玄米タン
クの玄米を計量器125に投入し、実施例5と同様に運
転を行う。
【0087】本実施例では、実施例5と同様に玄米タン
ク毎にそれぞれ単独のタンク排出コンベア、ホッパー投
入エレベータ、ホッパー、ホッパー排出コンベアを直列
に設置し、かつ玄米の種類別に上記を1セットとして複
数セットを並列に並べた構成としているので、1個の玄
米タンクを切り替えて使用する場合に生じる玄米タン
ク、タンク排出コンベア、ホッパー投入エレベータ、ホ
ッパー、ホッパー排出コンベアの各所に残る玄米の残粒
による種類の異なる玄米の混合、混入が発生しないとい
う効用と共に、各タンク同時排出が可能であることから
複数種類の玄米をあらかじめ混合して販売するいわゆる
混合売りが可能になるなどの効用も得られる。さらに、
機械室扉121cを巧みに配置したことにより、同一の
機械室面積でより多量の玄米を貯留できるという優れた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1のコイン精米機の始動時の
制御のフローを示す図である。
【図2】 本発明の実施例1のコイン精米機の精米装置
1の制御のフローを示す図である。
【図3】 本発明の実施例1のコイン精米機の精米装置
1の制御のフローを示す図である。
【図4】 本発明の実施例1のコイン精米機の精米装置
の構成を示す図である。
【図5】 図4の精米装置の投入ホッパーの一部透視外
形斜視図である。
【図6】 図4の精米装置のロータリーバルブの縦断面
および横断面を示す図である。
【図7】 図4の精米装置の石抜用昇降機の縦断面図で
ある。
【図8】 図4の精米装置の異物除去装置の縦断面図で
ある。
【図9】 図4の精米装置の石抜機の縦断面図である。
【図10】 図4の精米装置の玄米タンクの縦断面図で
ある。
【図11】 図4の精米装置の精米機とう精部の全体縦
断面図である。
【図12】 図4の精米装置の精米機とう精部の主要部
縦断面図である。
【図13】 図4の精米装置の精米機とう精部の主要部
一部縦断面図と主要部横断面図ある。
【図14】 図4の精米装置の糠処理部の構成を示す図
である。
【図15】 本発明の実施例1の小型建物内のコイン精
米機の配置平面図である。
【図16】 本発明の実施例2のコイン精米機の精米装
置1の制御のフローを示す図である。
【図17】 本発明の実施例3のコイン精米機の精米装
置1の制御のフローを示す図である。
【図18】 本発明の実施例4のコイン精米機の精米装
置1の制御のフローを示す図である。
【図19】 本発明の実施例5の玄米自動販売機の建物
内平面図である。
【図20】 図19の玄米自動販売機のDーD矢視立面
図である。
【図21】 図20の玄米自動販売機のE−E矢視立面
図である。
【図22】 本発明の実施例6の玄米自動販売機の建物
内平面図である。
【符号の説明】
(イ) 玄米 (ロ) 大型
の異物 (ハ) 石 (ニ) 異物
除去後の玄米 (ホ) 玄米(ニ)の混入した白米 (ヘ) 白米 (ト) 糠 1 コイン精米機の精米装置 2 玄米自動
販売機 10 投入ホッパー 10a 側面
開口部 10b ホッパーフード 10c 投入
ホッパー網 10d 角錐状の投入ホッパー 10e 投入
ホッパー窓 10f ロータリバルブセンサー 15 ロータリーバルブ 20 石抜用
昇降機 30 異物除去装置 40 石抜機 50 精米用昇降機 60 玄米タ
ンク 70 精米機とう精部 72a 網枠 72b 精白金網 73 とう精部精米白度調節部 73f 白度
調節モータ 74a 圧迫板 75g 送風管 75j 排糠
管 75k 排糠管2方弁 76a とう
精部出口2方弁 76b 白米チャージタンク 80 白米タンク 90 糠処理
部 91 サイクロン 92 糠螺旋 93 客室用サイクロン 94 利用客
持ち帰り糠袋 99 操作盤 100 小型
建物 102 利用客入り口引き戸 103 機械
室入り口扉 104 側壁 105 後壁 110 客室 111 機械
室 120 玄米自動販売機客室 121 玄米
自動販売機機械室 122a 玄米タンク(大) 123a 玄
米タンク(中) 124a 玄米タンク(小) 125 計量
器 126、126 力計 127 開閉
シャッター 128 袋詰めホッパー 129 玄米
袋 130 玄米タンク(大)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用客が料金を投入する料金投入部と玄
    米により玄米を白米に精米する精米機とう精部ととう精
    部で精米された米を一時貯留する白米タンクととう精部
    からの米を白米タンクを迂回して貯留する白米チャージ
    タンクを備えたコイン精米機であって、 精米機とう精部の精米終了直前に精米機とう精部から排
    出される玄米の混入した白米を白米タンクでなく白米チ
    ャージタンクに供給することを特徴とするコイン精米機
    の精米装置の運転方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003047757A1 (en) * 2001-12-07 2003-06-12 Bok Sick Choi The distance roller of small sized rice polishing machine
JP2007260680A (ja) * 2001-10-12 2007-10-11 Kubota Corp 屋外型自動精米装置
JP2011183293A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Iseki & Co Ltd 精米設備
JP2013039578A (ja) * 2012-11-30 2013-02-28 Iseki & Co Ltd 料金式精米設備

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