JPH10216324A - パチンコ機の制御基板収納ボックス - Google Patents

パチンコ機の制御基板収納ボックス

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JPH10216324A
JPH10216324A JP9021638A JP2163897A JPH10216324A JP H10216324 A JPH10216324 A JP H10216324A JP 9021638 A JP9021638 A JP 9021638A JP 2163897 A JP2163897 A JP 2163897A JP H10216324 A JPH10216324 A JP H10216324A
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screw
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board storage
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Takaaki Ichihara
高明 市原
Atsushi Saito
篤 斎藤
Katsuhiro Tsuchiya
万博 土屋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 封印部の封印の際に封印ビスを用意する手間
を省くとともに、封印ビスの紛失を防止する。 【解決手段】 制御基板収納ボックス10は、ケース体
12とこれに取り付けられるカバー体13との間にパチ
ンコ機における制御基板11を収納する。ケース体12
とカバー体13とを封印ビス38によって取り外し不能
に封印する複数回数分の封印部37が設けられ、封印部
37の封印を切断により開封可能な開封部42b,44
bが設けられる。封印部37に封印ビス38を仮止めす
る。予め封印部37に封印ビス38を仮止めしておくこ
とにより、封印に際し封印ビス38を即時に使用して封
印することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機の制御
基板収納ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、制御基板の不正改造、例えば
不正ROMの交換を防止するために、制御基板を収納す
る制御基板収納ボックスには様々な工夫が施されている
が、一般的にはカバー体をケース体にビス止めして固定
し、その上で両者間に封印シールを貼り付けておくこと
により、カバー体の開放そのものを禁止して制御基板の
不正改造を防止するとともに、万一、カバー体が開けら
れて不正改造が行われた場合には、封印シールが切断さ
れていることから容易に不正行為が行われた事実を発見
できるようにしていた。しかし、封印シールによるもの
では、封印シールさえ剥がせばカバー体を開けることが
できるので、比較的容易に制御基板の不正改造を行うこ
とができてしまうという問題があり、また不正改造後、
封印シールを巧妙に再度貼り付ければ、不正改造の事実
を発見することも困難になってしまうという問題があっ
た。
【0003】上記した問題に鑑み、同一出願人は先に特
願平8−133689号を提案している。先願の制御基
板収納ボックスは、ケース体とカバー体とをシャービス
(封印ビスに相当する。)によって取り外し不能に封印
している。さらに、封印ビスによる封印部を複数回数分
設けるとともに、封印部の封印を切断により開封可能な
開封部を設けることによって、当局の検査等のために開
封しなければならないときは、封印済の封印部の開封部
を切断して開封でき、また未封印いわゆる予備の封印部
において封印ビスにより封印することにより、複数回の
封印が行えるようにしたものを提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記複
数回の封印を可能とした制御基板収納ボックスにおい
て、予備の封印部に使用する封印ビスは、例えばホール
管理者等によって、机のひきだし、ロッカー、収納棚等
の適当な場所に保管することが予想される。このよう
に、予備の封印ビスが制御基板収納ボックスとは別の場
所に保管された場合、封印の都度、予備の封印ビスを用
意する手間がかかる。また、保管した場所を忘れたり、
保管者以外の者が持ち出したりすること等により、封印
ビスを紛失しやすく、再封印ができなくなるおそれがあ
る。
【0005】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、封印部の封印の際に封印ビスを用意する手間を省く
とともに、封印ビスの紛失を防止することのできるパチ
ンコ機の制御基板収納ボックスを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1の発明は、ケース体とこれに取り付けられるカバー
体との間にパチンコ機における制御基板を収納し、また
前記ケース体とカバー体とを封印ビスによって取り外し
不能に封印する複数回数分の封印部が設けられるととも
に、前記封印部の封印を切断により開封可能な開封部が
設けられるパチンコ機の制御基板収納ボックスであっ
て、前記封印部に封印ビスを仮止めしたことを特徴とす
るパチンコ機の制御基板収納ボックスである。前記請求
項1記載のパチンコ機の制御基板収納ボックスによる
と、予め封印部に封印ビスを仮止めしておくことによ
り、封印に際し封印ビスを即時に使用して封印すること
ができる。従って、封印に際し封印ビスを用意する手間
を省くとともに、封印ビスの紛失を防止することができ
る。なお、本発明でいう封印ビスとは、締めつけは可能
であるが、弛めを不可能とした、いわゆるワンウエイタ
イプのネジで、この機能を有するネジ類を全て含むもの
とする。また、封印ビスの仮止めとはケース体とカバー
体の一方の封印部に他方の封印部に締めつけ可能な待機
状態で保持された状態をいい、その保持のことを仮止め
保持という。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載のパチン
コ機の制御基板収納ボックスであって、封印ビスを弾性
をもって仮止め保持するビス保持部を設けたことを特徴
とするパチンコ機の制御基板収納ボックスである。前記
請求項2記載のパチンコ機の制御基板収納ボックスによ
ると、封印ビスがビス保持部の弾性によって仮止め保持
されるので、ねじ締めによる仮止め保持と比べて、封印
ビスの仮止め作業が簡便に行えるとともに、封印ビスを
挿入しずきたとしても簡単に押し戻すことができるた
め、封印ビスの仮止めにかかる位置管理が容易に行え
る。
【0008】請求項3の発明は、請求項1記載のパチン
コ機の制御基板収納ボックスであって、封印ビスを抜け
止め状態に収納して仮止め保持するビス保持部を設けた
ことを特徴とするパチンコ機の制御基板収納ボックスで
ある。前記請求項3記載のパチンコ機の制御基板収納ボ
ックスによると、封印ビスがビス保持部に抜け止め状態
で収納されることによって仮止め保持されるので、弾性
による仮止め保持と比べて、封印ビスの保持中にビス保
持部に応力がかからないため、長期にわたって仮止め状
態を継続することができる。
【0009】請求項4の発明は、請求項1記載のパチン
コ機の制御基板収納ボックスであって、封印部の封印順
位を表示する封印番号を設けたことを特徴とするパチン
コ機の制御基板収納ボックスである。前記請求項4記載
のパチンコ機の制御基板収納ボックスによると、封印番
号により封印部の封印順位が明確に表示されるため、封
印順位をホール管理者等が容易に管理することができ、
不正改造行為を容易に発見することができる。
【0010】請求項5の発明は、請求項1記載のパチン
コ機の制御基板収納ボックスであって、封印部の開封部
に網目模様を設けたことを特徴とするパチンコ機の制御
基板収納ボックスである。前記請求項5記載のパチンコ
機の制御基板収納ボックスによると、開封部が開封され
るにともない網目模様が破損すると、その破損した網目
模様の改修が技術的に困難となるため、その破損状況か
ら不正改造行為を容易に発見することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕実施の形態1について図1〜図10を
参照して説明する。制御基板収納ボックスの一部破断正
面図を示した図1及び同説明断面図を示した図2におい
て、パチンコ機における合成樹脂製の制御基板収納ボッ
クス10は、制御基板11を収納するケース体12と、
そのケース体12に取り付けられて前記制御基板11を
覆うカバー体13とを備えている。制御基板収納ボック
ス10は、周知のようにパチンコ機の遊技盤の裏面に組
付けられる図示しない裏カバー(詳しくは役物保護カバ
ーあるいは裏機構板などが相当する。)に取り外し可能
に結合されて遊技盤の後側に設置されるものである。な
おケース体12の正面図が図3に示されている。
【0012】図3に示すように、ケース体12は、ほほ
四角形板状をなしており、その外周部に側壁12aを備
えている。ケース体12の四隅部には、それぞれ下穴1
4aを有するボス部14がそれぞれ形成されている。な
お、図3における左下部のボス部14はカバー固定用基
準ボス部に設定され、残りのボス部は基板固定用取付ボ
ス部に設定されている。
【0013】また、ケース体12の左右側面には、それ
ぞれ上下一対をなす係止ピン15が突出されている。こ
の係止ピン15は、遊技盤の裏カバーに配置される左右
のセットプレート16(図1中の二点鎖線参照)の係合
孔(図示省略)にそれぞれ係合されるものである。この
係止ピン15とセットプレート16の係合をもって、制
御基板収納ボックス10が遊技盤の裏カバーに支持され
る。
【0014】図1及び図2に示すように、ケース体12
には、制御基板11がほぼ隙間なく収納されている。制
御基板11は、表面を実装面11aとし、裏面をハンダ
面11bとしている。前記実装面11aには、ROM1
8、各種コネクタ19の他、図示しないRAM、IC、
ヒューズ等の部品が実装されている。ケース体12と制
御基板11との間には、パンチングメタル等の導電材か
らなるシールド板20が介在されている(図2参照)。
シールド板20は、パチンコ球の転がり摩擦等による静
電気を遮断し、その静電気による制御基板11の電子部
品への影響によるノイズの発生を防止する。
【0015】制御基板11は、その四隅部において前記
ケース体12の各ボス部14の下穴14aにねじ込まれ
るタッピンネジからなる固定用ビス21によって締着さ
れている。図1における左下部の固定用ビス21は、カ
バー体13を固定するカバー固定用基準ビスを兼用して
いる。カバー体13は、制御基板11の左縁部及び下縁
部を露出するように前記ケース体12より小さ目のほぼ
四角形状に形成されており、その外周部に側壁13aを
備えている(図2参照)。カバー体13の左側面及び下
側面を形成している側壁13aの先端は制御基板11と
当接し、またカバー体13の上側面及び右側面を形成し
ている側壁13aはケース体12の側壁12aと一連状
の側壁を形成している。
【0016】カバー体13で覆われない制御基板11の
実装面11aには、各種コネクタ19が配置されてい
る。また、制御基板11の実装面11aに配置されたR
OM18には矩形ボックス状のROMカバー23が嵌め
合わせによって被せられ、さらにカバー体13でも覆わ
れている。ROMカバー23の上面は、カバー体13と
接面している。
【0017】カバー体13の左側面を形成している側壁
13aには凹所24が設けられている。凹所24には、
制御基板11上のパワートランジスタ等の大きな熱を発
生する熱源を取着した放熱部材(ヒートシンク)25が
露出されており、放熱効果が高められている。またカバ
ー体13には、制御基板収納ボックス10の内部で発生
する熱を逃がすための小径の放熱孔26が多数開けられ
ている。
【0018】図1に示すように、カバー体13の正面中
央部には、機種名シールの貼り付け部27が設定されて
いる。またカバー体13の正面右下部には、確率変更キ
ースイッチの取り付け孔28が設けられている。またカ
バー体13の正面右上部には、ROM18の上方に位置
する部分(図3参照)にシリアルナンバーシールの貼り
付け部29が設定されている。
【0019】ケース体12とカバー体13との一連状を
なす側壁12a,13aは、ケース体12とカバー体1
3の結合時において互い違い状に嵌め合わされている。
詳しくは、図10のケース体12とカバー体13との嵌
め合わせ構造を示す分解斜視図によく表されているよう
に、ケース体12の側壁12aとカバー体13の側壁1
3aとの外側縁部には凹凸状に噛み合う突片部31と嵌
合凹部32が交互に形成されており、ケース体12とカ
バー体13の結合時において突片部31と嵌合凹部32
が互いに嵌め合わされることによって側壁12a,13
aが一連状に接続されている。
【0020】前記カバー体13には、図1に示すように
放熱孔26より大きい口径をなす上下左右の計4個の位
置決め穴33が形成されている。位置決め穴33は、貫
通していない有底状いわゆる窪み状に形成されている。
これは制御基板収納ボックス10内への異物の侵入を極
力防ぐことを目的とし、位置決め穴33からの針金等に
よる不正改造行為を防止する。
【0021】一方、ケース体12の下面には、前記位置
決め穴33と同一軸線上に位置する位置決め突起34が
突出されている(図2参照)。このため、例えば、複数
の制御基板収納ボックス10を積み重ねたときに、下側
の制御基板収納ボックス10の位置決め穴33に上側の
制御基板収納ボックス10の位置決め突起34が係合す
ることにより、制御基板収納ボックス10の荷崩れを防
止することができる。このことは、制御基板収納ボック
ス10の輸送時、パチンコ機の組立工場での保管時等に
有効である。また、パチンコ機の制御が複雑になり、制
御基板11の面積を大きくしなければならない場合に、
1枚の制御基板11で対処しようとするとパチンコ機の
裏側の限られた空間に収容することが困難になるため、
制御基板11を複数に分割して使用することが考えられ
るが、その際に特別な制御基板収納ボックス10を作ら
ないで、同一の制御基板収納ボックス10を積み重ねて
パチンコ機に搭載する場合に、前記位置決め穴33と位
置決め突起34との係合による位置決め機能によって相
互間の位置ずれを防止することができて好都合である。
【0022】また位置決め突起34は、制御基板収納ボ
ックス10を積み重ねた時の荷崩れ防止の他、制御基板
収納ボックス10をパチンコ機の裏面(具体的には保護
カバー等)に前記セットプレート16を介して取り付け
たときに制御基板収納ボックス10を確実に保持する機
能も有している。すなわち、通常、セットプレート16
が可撓性を有していることから、位置決め突起34がな
い場合、制御基板収納ボックス10の横方向(図1にお
いて左右方向)からの外力によりセットプレート16が
撓んで制御基板収納ボックス10が保護カバー等から外
れてしまうおそれがある。このため、保護カバー等に位
置決め突起34と係合する穴を設けてき、制御基板収納
ボックス10を保護カバー等に取り付けたときに位置決
め突起34を保護カバーの穴と係合させることにより、
制御基板収納ボックス10の横方向の外力による脱落を
防止することができる。
【0023】図1に示すように、制御基板収納ボックス
10の側面には適数群の封印部群36が配置されてい
る。本形態では、封印部群36が制御基板収納ボックス
10の上側中央部、右側下部、及び左側下部の計3ヶ所
に設定されている。各封印部群36は、封印ビス38に
よって封印可能な複数(図は4個を示す。)の封印部3
7を備えている。各封印部群36は同一の構成であるか
ら、図1における右側下部の封印部群36について図4
〜図9を参照して詳述し、他の封印部群36については
その説明を省略する。なお図4は封印部群の正面図、図
5は封印部の封印状態を示す断面図、図6は封印ビスの
仮止め状態を示す断面図、図7は封印部の分解断面図、
図8は封印番号を示す封印部群の正面図、図9は封印ビ
スの説明図である。
【0024】封印部37を説明する前に封印ビス37に
図9を参照して述べておく。図9において、封印ビス3
8は、締めつけは可能であるが、弛めを不可能としたワ
ンウエイタイプのネジであり、(a)は封印ビスの平面
図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)はネジ山
の断面図である。封印ビス38は、図(a)〜(c)に
示すように、ネジ山39aを外周に有する軸部39と、
十字ドライバー等の回動操作部材と係合する係合穴40
aを上面に有する頭部40とからなる。頭部40の係合
穴40aは、十字ドライバー等による回動工具の締めつ
け方向(図(a)中、矢印A方向参照)に関しては係合
し、逆に弛め方向(図(a)中、矢印B方向参照)に関
しては非係合となる形状に形成されている。また軸部3
9のネジ山39aには、図(b)及び(c)に示される
ように円周上に4ヶ所の溝部39bがネジ山39aと交
差状に形成されている。またネジ山39aのネジ山角
は、図(d)に示されるように上下非対称となってい
る。
【0025】上記の構成を有する封印ビス38は、回動
工具による締めつけを可能とする一方、回動工具の弛め
方向(図9(a)中、矢印B方向参照)に対する頭部4
0の係合力を小さくしかつ弛め方向のネジ山39aの回
動抵抗を大きくすることにより、締めつけ状態からの取
り外しが不能となっている。なお、このような封印ビス
38には、例えば日東精工株式会社製の商品名;ギザタ
イト、品番GTP3XLを使用することができ、あるい
は実開昭59−47114号公報、特開平3−1036
07号公報に開示されたネジを代用することも可能であ
る。
【0026】次に、封印部37について説明する。図7
に示すようにケース体12の側壁12aには、有底状の
下穴42aを有する封印ボス部42が開封部42bを介
して突出状に形成されている。またカバー体13の側壁
13aには、前記ケース体12の封印ボス部42と対応
する封印締着部44が開封部44bを介して突出状に形
成されている。各開封部42b,44bは、首状に細く
形成されており、ニッパー、カッター等の切断工具によ
り切断可能となっている。また封印ボス部42と封印締
着部44との合わせ面には、相互に嵌まり合う円形の係
合凸部46aと係合凹部46bとからなる係合手段が設
けられている。
【0027】前記封印締着部44は、ほぼ円筒状に形成
されており、図示下端部にビス孔44aを有しており、
そのビス孔44aより図示上方部分にビス保持部47を
有している。ビス保持部47の上半部には、周方向に2
個のスリット48が形成されている(図4参照)。また
図7において、封印ビス38の頭部40の外径をd1
軸部39の外径をd2 としたとき、ビス保持部47の内
径D1 、ビス孔44aの口径D2 、封印ボス部42の下
穴の内径D3 は、 D1 <d12 >d23 <d2 の寸法関係を満たすように形成されている。また封印締
着部44は、封印ビス38を収容可能な高さを有してい
る。
【0028】前記封印締着部44において、ビス保持部
47に封印ビス38が挿入されることにより、封印ビス
38の頭部40によりビス保持部47がスリット48間
を開くように拡開され、その拡開に抵抗する弾性によっ
て頭部40が保持されることによって仮止めされる(図
6参照)。そして、ケース体12に対するカバー体13
の組付けにともないケース体12の封印ボス部42とカ
バー体13の封印締着部44とが係合凸部46aと係合
凹部46bの嵌め合いを介して同一軸線上に位置する
(図6参照)。そして封印に際しては、封印ビス38が
回動工具によって当該封印ボス部42の下穴42aに締
めつけられることによって封印がなされる(図5参
照)。
【0029】図4に示すように、封印部群36の4個の
封印部37は、図示上から下へ1回目用、2回目用、3
回目用、4回目用の封印部37となっており、カバー体
13の開封部44bには、封印順位を示す「1,2,
3,4」の封印番号50が付されている。封印番号50
は図8によく表されている。制御基板収納ボックス10
の組み立て完了時には、各封印部群36の「1」の封印
番号50の封印部37が封印ビス38によって封印され
ており、各封印部群36の「2,3,4」の封印番号5
0の封印部37は予備であって封印されていない。なお
封印番号50は、印刷、刻み込み、樹脂成形金型によっ
て付けることができる。また封印番号は、算用数字の
他、ローマ数字、アルファベット、記号等でも代用する
ことが可能である。
【0030】図4に示すように、カバー体13の開封部
44bの上面には、封印番号50とともにローレットに
より細かい網目模様51が形成されている。網目模様5
1は、ローレットによる他、樹脂成形金型によって成形
することもできる。また網目模様51の形状は、図示の
格子目の他、すじ目、斜目にしてもよい。なお網目模様
51及び封印番号50は、ケース体12の開封部42b
の下面にも上記と同様に設けられている(図示省略)。
【0031】上記したパチンコ機の制御基板収納ボック
ス10において、ケース体12とカバー体13とを取り
外し不能に封印する封印ビス38によって各封印部群3
6の「1」の封印番号50の封印部37が封印されてい
るため、制御基板11の不正改造を防止することができ
る。
【0032】また当局の立ち入り検査等の場合におい
て、カバー体13を正当な理由の下に外したい場合に
は、3ヶ所の封印部群36の「1」の封印番号50にお
ける開封部42b,44bを切断することにより、前記
封印ビス38を締めつけたままカバー体13を簡単に取
り外すことができる。これにより制御基板11の実装面
11aの検査が可能となる。なお封印部37の開封に際
しては、カバー体13の開封部44bとケース体12の
開封部42bのうち、少なくとも一方が切断されればよ
い。
【0033】また、3ヶ所の封印部群36における
「2」の封印番号50の封印部37のビス保持部47に
仮止めされた封印ビス38を回動工具により封印ボス部
42に締めつけて封印すれば、制御基板収納ボックス1
0を再使用することができる。上記の繰り返しにより、
封印番号50の「3」、「4」の順に封印をやり直すこ
とができる。従って、本形態の制御基板収納ボックス1
0の場合、4回分の封印が行える。
【0034】上記した制御基板収納ボックス10による
と、予め図6に示すように封印部37に封印ビス38を
仮止めしておくことにより、封印に際し封印ビス38を
即時に使用して封印することができる。従って、封印に
際し封印ビス38を用意する手間を省くとともに、封印
ビス38の紛失を防止することができる。
【0035】また封印ビス38がビス保持部47の弾性
によって仮止め保持されるので、ねじ締めによる仮止め
保持と比べて、封印ビス38の仮止め作業が簡便に行え
るとともに、封印ビス38を挿入しずきたとしても簡単
に押し戻すことができるため、封印ビス38の仮止めに
かかる位置管理が容易に行える。
【0036】また、ビス保持部47のスリット48が途
中まで切ってあり、封印ビス38の頭部40がスリット
48にかかっている段階では抵抗が少ない状態で締めつ
けが行われ、締めつけの最終段階(図5参照)では前記
頭部40より小さい外径のために大きなトルクで締めつ
けることとなる。従って、例えばドライバー等の回動工
具の先端を封印ビス38に接着剤等で接着して封印ビス
38を巧妙に弛めようとした場合でも、前記接着力より
十分大きな抵抗を確保できるため、封印ビス38の弛め
を確実に阻止することができる。
【0037】またビス保持部47において、カバー体1
3だけの状態で封印ビス38を仮止めするときに、仮に
封印ビス38を深く入れすぎ、封印締着部44の下面よ
り封印ビス38の先端部が突出したとしても、その後の
工程におけるカバー体13をケース体12に取り付ける
ときに、ケース体12の封印ボス部42の下穴42aの
上端に封印ビス38の先端が当接して封印ビス38が上
方へ押し戻されるため、制御基板収納ボックス10の組
立作業に影響しない。また、カバー体13とケース体1
2とを組付けた後に、封印ビス38を仮止めするときで
も、封印ビス38は上方から軽く圧入されるため、封印
ビス38の先端がケース体12の封印ボス部42の下穴
42aの上端に当接してそれ以上入らないので、手作業
による封印ビス38の仮止め作業を容易に行うことがで
きる。
【0038】また封印ビス38は、製造工程においてカ
バー体13だけの状態で全てのビス保持部47に仮止め
しておいてもよいし、あるいはカバー体13とケース体
12とを組み合わせた後にビス保持部47に仮止めして
もよい。
【0039】また、封印番号50により封印部37の封
印順位が明確に表示されるため、封印順位をホール管理
者等が容易に管理することができ、不正改造行為を容易
に発見することができる。
【0040】また不正改造の目的で開封部42b,44
bを切断した場合には、その開封にともない網目模様5
1が破損し、その破損した網目模様51の改修が技術的
に困難となるため、その破損状況から不正改造行為を容
易に発見することができる。また開封部42b,44b
に網目模様51とともに封印番号50を設けたため、開
封によって封印番号50も読み取れなくなることによっ
ても、不正改造行為の発見がしやすくなる。
【0041】また、制御基板収納ボックス10内のRO
M18が図2に示すようにROMカバー23によって取
り囲まれ、そのROMカバー23の上面がカバー体13
と接面されているため、ケース体12とカバー体13と
の合わせ面をドライバー等でこじ開けてその隙間からR
OM18に対して行おうとする不正改造行為を防止する
ことができる。なおROMカバー23は、制御基板11
とカバー体13との間に隙間ができないような形状であ
れば良く、例えば上記形態のものであればROM18に
嵌め合わせることによって容易に取着することができ
る。また制御基板11上に回路素子や配線が少なく、R
OM18周りに余裕空間のある場合には、ROMカバー
23を円筒状や楕円筒状にすることもできる。
【0042】また、ケース体12とカバー体13との突
片部31と嵌合凹部32とによる嵌め合わせによって一
連状の側壁12a,13aを形成するようにしたため、
側壁12a,13aが外力を受けた場合でも歪みにく
い。このため、側壁12a,13aを押さえつけて、カ
バー体13とケース体12との間に隙間を作ろうとして
も隙間ができないため、その隙間から針金等の異物を挿
入して行おうとする不正改造行為を防止することができ
る。
【0043】また、ケース体12の側壁12aのうち、
カバー体13の側壁13aと突き合わせとならない部分
(図2において左側の部分)の上端位置が、制御基板1
1と前記側壁13aとの当接位置よりも高い位置にある
ため、カバー体13の側壁13aと制御基板11との間
から針金等の異物を制御基板収納ボックス10内へ挿入
しにくくなり、これまた不正改造行為を防止するに有効
である。
【0044】〔実施の形態2〕実施の形態2について図
11を参照して説明する。本実施の形態2は実施の形態
1の一部を変更したものであるからその変更部分につい
て詳述し、それ以外の重複する説明は省略する。また形
態3以降の実施の形態についても同様の考えで重複する
説明は省略する。
【0045】本形態は、実施の形態1の封印ビス38の
仮止め構造に変更を加えたものである。図11におい
て、(a)はビス保持部の平面図、(b)は封印部の断
面図である。図11に示すように、ビス保持部47のス
リット48が周方向に4ヶ所設けられている。このよう
にビス保持部47のスリット48の個数を増加させるこ
とにより、ビス保持部47の弾性力を小さくし、ビス保
持部47への封印ビス38の挿入を軽く行うことができ
る。なおビス保持部47のスリット48の個数は適宜選
定されるもので限定されない。
【0046】〔実施の形態3〕実施の形態3について図
12を参照して説明する。本形態は、実施の形態2の封
印ビス38の仮止め構造に変更を加えたものである。図
12において、(a)はビス保持部の平面図、(b)は
封印部の断面図、(c)はビス孔部分の平断面図であ
る。図12(a),(b)に示すように、ビス保持部4
7の上端部に内方に突出する適数個(図は4個を示
す。)の抜け止め突起53が形成されている。また図1
2(c)に示すように、ビス孔44aの内周面には、適
数個(図は3個を示す。)の支持突起54が形成されて
いる。
【0047】また図12(b)に示すように、ビス保持
部47の口径D1 、抜け止め突起53の開口部分の口径
4 、支持突起54の開口部分の口径D5 との関係は、 D1 ≧d14 <d15 <d2 の寸法関係を満たすように形成されている。なおd1
封印ビス38の頭部40の外径、d2 は軸部39の外径
である(図7参照)。
【0048】上記ビス保持部47において、ビス保持部
47に封印ビス38を挿入するときには、封印ビス38
の頭部40によりビス保持部47の抜け止め突起53が
当たってビス保持部47が拡開され、封印ビス38がビ
ス保持部47内に収納されると、ビス保持部47が原状
状態に復元し、封印ビス38が抜け止めされた状態で仮
止め保持される。また、収納された封印ビス38は、ビ
ス孔44aの支持突起54によってそれ以上の下降が阻
止される。なお封印ビス38が締めつけられるときに
は、支持突起54は封印ビス38のネジ山39aによっ
て潰される。
【0049】上記した封印ビス38の仮止め構造による
と、封印ビス38がビス保持部47に抜け止め状態で収
納されることによって仮止め保持されるので、弾性によ
る仮止め保持(実施の形態1,2参照)と比べて、封印
ビス38の保持中にビス保持部47に応力がかからない
ため、封印ビス38の保持力が低下するおそれがなく、
長期にわたって仮止め状態を継続することができる。
【0050】また、ビス孔44aに封印ビス38の下降
を阻止する支持突起54を設けたことにより、封印時の
封印ビス38の締めつけトルクの増大を抑制することが
できる。例えば、ビス孔44aの口径D2 と封印ビス3
8の軸部39の外径dを、D2 <d2とすることによ
り、封印ビス38の下降を阻止することはできるが、封
印ビス38のネジ込みトルクが大きくなってしまうが、
2 >d2 のビス孔44aの内周面に部分的に支持突起
54を設けることによって、前記締めつけトルクの増大
を抑制している。
【0051】また、ビス孔44aの口径D2 と封印ビス
38の軸部39の外径d2 とを、 D2 >d2 としたまま、支持突起54を設けない場合には、カバー
体13のみの状態で封印ビス38を挿入すると、封印ビ
ス38の軸部39の先端部がビス孔44aからぶら下が
る状態になる。この場合は、カバー体13とケース体1
2とを組み合わせたときに、封印ビス38の先端部が封
印ボス部42の下穴42aの上端に当たって、封印ビス
38が持ち上げられた状態で保持される。また、カバー
体13とケース体12とを組み合わせた後に、封印ビス
38をビス保持部47に挿入すれば、封印ビス38の先
端が封印ボス部42の下穴42aの上端に当たって、前
記と同様に保持されることになる。
【0052】〔実施の形態4〕実施の形態4について図
13を参照して説明する。本形態は実施の形態3の封印
ビス38の仮止め構造に変更を加えたものである。図1
3において、(a)は封印部の断面図、(b)は抜け止
めキャップの斜視図である。図13に示すように、実施
の形態3におけるビス保持部47の抜け止め突起53を
排除し、代わりにビス保持部47の上端部に被せる抜け
止めキャップ56を設けている。抜け止めキャップ56
は、封印部群36の全ての封印部37のビス保持部47
に被せることができるように、4個のキャップ主部56
aを互いに連設部56bによって連設している。各キャ
ップ主部56aは、封印ビス38の頭部40の外径d1
(図7参照)よりも小さい抜け止め孔57を有してい
る。なお抜け止め孔57は、少なくとも回動工具の挿入
を妨げない口径を有している。また抜け止めキャップ5
6は、ポリプロピレン樹脂等の軟質の樹脂材料によって
成形されており、キャップ主部56aをビス保持部47
にその変形をもって嵌着可能に形成されている。この場
合、ビス保持部47のスリット48は不要である。
【0053】上記した封印ビス38の仮止め構造による
と、封印部群36の各ビス保持部47に抜け止めキャッ
プ56のキャップ主部56aをそれぞれ装着し、封印ビ
ス38をビス保持部47に抜け止め状態で収納すること
によって仮止め保持することができる。
【0054】また、封印ビス38をビス保持部47に一
々挿入することも可能であるが、図13(a)に示すよ
うに、キャップ主部56aの抜け止め孔57の抜け止め
側の口縁に粘着剤58を塗布しておくと、制御基板収納
ボックス10の組立に並行して、抜け止めキャップ56
に封印ビス38の頭部40を前記粘着剤58を介して仮
付けすることができる。そして、制御基板収納ボックス
10の組立の最終工程で、ビス保持部47への抜け止め
キャップ56の装着と共に前記封印ビス38をビス保持
部47に挿入すれば、組立にかかるリードタイムの削減
を図ることもできる。
【0055】また、4個のキャップ主部56aを互いに
連設部56bによって連設した抜け止めキャップ56と
したため、各ビス保持部47に1個一個の抜け止めキャ
ップを被せる場合と比べて、抜け止めキャップ56の装
着を簡便に行うことができる。
【0056】〔実施の形態5〕実施の形態5について図
14を参照して説明する。本形態は実施の形態4の封印
ビスの仮止め構造に変更を加えたものである。図14は
封印部の断面図である。図14に示すように、実施の形
態4における抜け止めキャップ56を排除し、ビス孔4
4aを下孔59として、その下孔59に封印ビス38を
螺着したものである。
【0057】上記した封印ビス38の仮止め構造による
と、下孔59にビス保持部47を通して螺着することに
よって、封印ビス38をビス保持部47内に仮止め保持
することができる。なお、この場合、下孔59に代え
て、ビス孔44aの内周面に実施の形態3における支持
突起54(図12(c)参照)を設けて、封印ビス38
の締めつけトルクを低減するとよい。
【0058】また、封印ビス38を螺着により仮止めす
る場合において、カバー体13だけの状態で仮止めする
ときには、封印ビス38の先端部がカバー体13の封印
締着部44の下面より突き出しすぎないようにする必要
があり、またカバー体13とケース体12と組付けた後
に仮止めするときに誤ってカバー体13とケース体12
とを締結しないようにする必要がある。このような場合
には、封印ビス38の上下方向の位置決め管理あるいは
トルク管理を行えばよい。特に、自動組立の場合には、
位置決め管理、トルク管理を容易に行うことが可能であ
る。
【0059】〔実施の形態6〕実施の形態6について図
15を参照して説明する。本形態は封印ビス38の変更
例を示すものである。図15(a)は封印ビスの斜視
図、同(b)は封印ビスの封印状態を示す斜視図であ
る。本形態の封印ビス(符号、61を付す。)は、シャ
ービスと呼ばれるもので、図15(a)に示すように、
ネジ山を有する軸部62の頭部63にドライバー等の回
動操作部材と係合する係合孔64aを有する係合部64
と、ドライバー等の回動操作部材の所定以上の締め付け
力によって剪断するくびれ部65を備えている。
【0060】上記の封印ビス61は、締めつけ完了にと
もない、くびれ部65に回動操作部材による所定以上の
締め付け力が加わると、くびれ部65に剪断を生じ、図
15(b)に示されるように係合部64が頭部63から
分離される。頭部63から係合部64が無くなり、封印
ビス38に対する弛めが不可能となる。
【0061】〔実施の形態7〕実施の形態7について図
16を参照して説明する。本形態は実施の形態1のRO
Mカバー23を変更したものである。ROMカバー23
に代えて、図16に断面図で示すROM押え構造を採用
している。このROM押え構造は、カバー体13の裏面
に、ROM18の上面と当接する当接面67aを先端に
有する支持柱部67を一体に設けたものである。前記支
持柱部67によりROM18の抜き取りを防止すること
ができる。
【0062】〔実施の形態8〕実施の形態8について図
17を参照して説明する。本形態は実施の形態7のRO
M押え構造を変更したもので、支持柱部67に代えて、
カバー体13と別体の支持部材69を設けたものであ
る。図17(a)は組付け状態の断面図、同(b)は支
持部材の斜視図である。支持部材69は、ほぼU字形状
をなしており、ROM18の上面と当接する当接面69
aを下面に有し、カバー体13の放熱孔26に係入可能
な係合突起70を上端面69bに有している。支持部材
69は、カバー体13の放熱孔26に係合突起70を係
合することにより組付けられる。この場合、制御基板1
1上のROM18の配置に応じて支持部材69の位置を
放熱孔26が存在する範囲内で適宜変更することができ
るので、カバー体13の共通化を図ることができる。
【0063】〔実施の形態9〕実施の形態9について図
18〜図20を参照して説明する。本実施の形態9は実
施の形態1のカバー体13に変更を加えたたものであ
る。図18は制御基板収納ボックスを示す正面図、図1
9は説明断面図である。図18及び図19に示すよう
に、カバー体13が制御基板11の実装面11aを全て
覆う形状に形成されている。
【0064】上記のカバー体13によると、コネクタ1
9を覆っているので、コネクタ19を介しての不正信号
の入力といった不正改造を防止することができる。な
お、この場合は、ケース体12とカバー体13との合わ
せ面に全周にわたって、突片部31と嵌合凹部32とに
よる嵌め合い構造が採用される。
【0065】コネクタ19等に接続されるリード線(図
示省略)は、図18及び図20の断面図によく示される
ように、制御基板11に設けた開口部73、ケース体1
2に設けた開口部74を通して制御基板収納ボックス1
0の内外に配線することができる。
【0066】また制御基板収納ボックス10は、図21
に正面図で示されるように、遊技盤の裏面に取り付ける
保護カバー75に装着される。このため、制御基板収納
ボックス10に接続されるリード線は、保護カバー75
側にも設けられた開口部(図示省略)を通して保護カバ
ー75の内方へ配線することができる。従って、制御基
板収納ボックス10のリード線を、外部に露出すること
無く、遊技盤の役物や図柄表示器からの配線と接続する
ことができる。よって、リード線を介しての不正信号の
入力といった不正改造を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の制御基板収納ボックスを示す一
部破断正面図である。
【図2】図1の説明断面図である。
【図3】ケース体の正面図である。
【図4】封印部群を示す正面図である。
【図5】封印部の封印状態を示す断面図である。
【図6】封印ビスの仮止め状態を示す断面図である。
【図7】封印部の分解断面図である。
【図8】封印番号を示す封印部群の正面図である。
【図9】封印ビスの説明図である。
【図10】ケース体とカバー体との嵌め合わせ構造を示
す分解斜視図である。
【図11】実施の形態2にかかる封印ビスの仮止め構造
を示す説明図である。
【図12】実施の形態3にかかる封印ビスの仮止め構造
を示す説明図である。
【図13】実施の形態4にかかる封印ビスの仮止め構造
を示す説明図である。
【図14】実施の形態5にかかる封印ビスの仮止め構造
を示す説明図である。
【図15】実施の形態6にかかる封印ビスを示す説明図
である。
【図16】実施の形態7にかかるROM押え構造を示す
断面図である。
【図17】実施の形態8にかかるROM押え部材を示す
説明図である。
【図18】実施の形態9の制御基板収納ボックスを示す
正面図である。
【図19】図18の説明断面図である。
【図20】配線部の説明断面図である。
【図21】制御基板収納ボックスを保護カバーに装着し
た状態を示す正面図である。
【符号の説明】
10 制御基板収納ボックス 11 制御基板 12 ケース体 13 カバー体 37 封印部 38 封印ビス 42b 開封部 44b 開封部 47 ビス保持部 50 封印番号 51 網目模様

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース体とこれに取り付けられるカバー
    体との間にパチンコ機における制御基板を収納し、また
    前記ケース体とカバー体とを封印ビスによって取り外し
    不能に封印する複数回数分の封印部が設けられるととも
    に、前記封印部の封印を切断により開封可能な開封部が
    設けられるパチンコ機の制御基板収納ボックスであっ
    て、前記封印部に封印ビスを仮止めしたことを特徴とす
    るパチンコ機の制御基板収納ボックス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパチンコ機の制御基板収
    納ボックスであって、封印ビスを弾性をもって仮止め保
    持するビス保持部を設けたことを特徴とするパチンコ機
    の制御基板収納ボックス。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のパチンコ機の制御基板収
    納ボックスであって、封印ビスを抜け止め状態に収納し
    て仮止め保持するビス保持部を設けたことを特徴とする
    パチンコ機の制御基板収納ボックス。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のパチンコ機の制御基板収
    納ボックスであって、封印部の封印順位を表示する封印
    番号を設けたことを特徴とするパチンコ機の制御基板収
    納ボックス。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のパチンコ機の制御基板収
    納ボックスであって、封印部の開封部に網目模様を設け
    たことを特徴とするパチンコ機の制御基板収納ボック
    ス。
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