JPH10216304A - カウント装置 - Google Patents

カウント装置

Info

Publication number
JPH10216304A
JPH10216304A JP2369197A JP2369197A JPH10216304A JP H10216304 A JPH10216304 A JP H10216304A JP 2369197 A JP2369197 A JP 2369197A JP 2369197 A JP2369197 A JP 2369197A JP H10216304 A JPH10216304 A JP H10216304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game ball
game
game area
preventing piece
return
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2369197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4058563B2 (ja
Inventor
Nobuo Matsubara
信男 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Bussan Co Ltd filed Critical Sanyo Bussan Co Ltd
Priority to JP02369197A priority Critical patent/JP4058563B2/ja
Publication of JPH10216304A publication Critical patent/JPH10216304A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4058563B2 publication Critical patent/JP4058563B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 二種類のカウント装置と減算器とが必要で構
成が複雑だった。 【解決手段】 誘導通路20における遊技領域12の側
の終端には、切り欠き41によって回動幅を制限された
戻り防止片50を配設し、遊技球が誘導通路20から遊
技領域12に入る方向にだけ通過可能にしてあるととも
に、このときの戻り防止片50の変位動作をフォトイン
タラプタ60にて検出しているので、機械的に簡易な構
成とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技球をカウント
するためのカウント装置に関し、特に、アレパチ機
(「アレンジボール」と「パチンコ機」による造語であ
り、アレンジボールの遊技内容を有するパチンコ機を意
味する)などで遊技領域へ進入した遊技球をカウントす
るのに使用して好適なカウント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として図12に示す
遊技機に適用したカウント装置が知られている。
【0003】同図において、遊技機1は俗に「アレパチ
機」と呼ばれるパチンコ機であり、一ラウンドにつき十
六個の遊技球を発射し、一ラウンド内での得点に応じて
景品球の払い出しが行われる。より具体的には、遊技機
1は遊技領域2の下端に横方向に並設された複数の通過
チャッカー3aを有するアウト部3を備えており、ラウ
ンドが開始されて遊技領域2に発射された遊技球は、ア
ウト部3におけるいずれかの通過チャッカー3aを通過
してアウト球として排出される。この通過チャッカー3
aは、それぞれ図示しないLED等の点灯器を備えてお
り、遊技球の通過を検知すると同点灯器を点灯させて遊
技者に視認可能としつつ、遊技球を検知した通過チャッ
カー3aにて所定の有効ライン(例えば、五つ並び)が
形成されると、その有効ラインに応じて図示しない景品
球払出装置が景品球を払い出す。そして、十六個の遊技
球の発射が終了すると、一旦、遊技球の発射を強制的に
停止させて所定のリセット処理が施された後、次のラウ
ンドが開始される。
【0004】このような遊技機1においては、遊技領域
2内に入った遊技球の数を検知する必要があるが、発射
球の数を検知するだけでは不十分である。なぜならば、
遊技領域2内に至ることなく戻ってしまう戻り球もある
からである。このため、発射した遊技球数をカウントす
る発射球カウント装置5と、遊技領域2まで到達せずに
誘導レール4を通って戻ってきた戻り球数をカウントす
る戻り球カウント装置6と、発射した遊技球数から戻り
球数を減算する図示しない減算器とを備え、遊技領域2
に発射された正味の遊技球個数をカウントしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のカウン
ト装置においては、次のような課題があった。
【0006】発射した遊技球数をカウントする発射球カ
ウント装置5と、戻り球数をカウントする戻り球カウン
ト装置6の二種類のカウント装置とともに、上述した減
算器が必要であり、構成が複雑にならざるを得なかっ
た。本発明は、上記課題をかんがみてなされたもので、
より簡易な構成とすることが可能なカウント装置の提供
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、遊技球を遊技領域へと誘
導する誘導通路の終端部位にて遊技球の当該誘導通路か
ら同遊技領域への一方向だけの通過を許容すべく変位可
能に配設された戻り防止片と、この戻り防止片の変位動
作を検出する検出センサとを備えた構成としてある。
【0008】かかる構成とした本発明においては、上記
戻り防止片は遊技球を遊技領域へと誘導する誘導通路の
終端部位にて遊技球の当該誘導通路から同遊技領域への
一方向だけの通過を許容するように配設されており、当
該誘導通路から同遊技領域への一方向の導出だけを許容
する。従って、遊技球はこの戻り防止片を通過すれば遊
技領域内に入るし、一旦、遊技領域へ入れば誘導通路を
通って逆戻りすることはない。一方、かかる戻り防止片
は遊技球の通過時に変位し、検出センサがこの戻り防止
片の変位動作を検出する。この戻り防止片の変位動作は
遊技球の通過を意味し、当該部位の通過回数は遊技領域
に入った遊技球の個数に一致する。
【0009】ここにおける戻り防止片は、少なくとも遊
技球を遊技領域へと導出可能としつつも、一旦、遊技領
域に発射された遊技球が再び誘導通路内に入り込まない
ように変位可能なものであればよい。かかる戻り防止片
は各種の形状とすることが可能であり、例えば、誘導通
路端部に斜めに板材を配置することによってこのような
戻りを防止できる。一方、斜めに板材を配置するについ
ても同板材を撓ませて遊技球を通過せしめる半固定式の
ものであってもよいし、回動軸などで同板材を回動可能
に支持したりしてもよい。また、板材に限らず、遊技球
が入り込むことが可能な程度の凹部を有するスプロケッ
ト状の回転部材を一方向にのみ回転自在に配置するもの
などでも構成できる。さらに、同戻り防止片にて誘導通
路の端部を完全に塞ぐようなものであってもよいし、上
記戻り防止片と誘導通路との間に遊技球が通過できない
程度の隙間を残しておいてもよい。
【0010】検出センサはこのようにして遊技球が遊技
領域へと導出される毎に上記戻り防止片の変位動作を検
出可能であれば良い。例えば、赤外線センサを用いて非
接触に同戻り防止片の変位動作を検出しても良いし、同
戻り防止片の変位動作を機械的なスイッチを用いて検出
するようにしてもよい。むろん、このような検出センサ
の検出結果に基づいて一回の変位動作が一球の遊技球を
表すものとしてカウントすればよい。例えば、この検出
センサが同戻り防止片の変位動作を検出したら所定のカ
ウンタを一ずつカウントアップする。また、このような
検出センサは各種の形態で検出結果を出力することが可
能であり、電気的な検出信号である他、光信号で出力す
るものであっても良い。
【0011】ところで、このような検出センサの検出精
度をより向上せしめることも可能であり、その一例とし
て上記誘導通路の手前部分に遊技球の通過を検出する通
過センサを設けておき、上記検出センサと上記通過セン
サの両センサの検出結果に基づいて判断するように構成
しても良い。より具体的には、通過センサによって遊技
球の通過を検出してから所定時間の間だけ上記検出セン
サの検出結果を有効にさせるようにしても良い。このよ
うにすれば通過センサが遊技球の通過を検出した後の所
定時間内しか検出センサの検出結果は有効でないので、
ノイズが現実に検出結果に影響を与えうる可能性は極め
て低くなる。また、通過センサによる通過タイミングと
検出センサによる通過タイミングとの時間差が本来の遊
技球の通過時間に一致するものであるか否かを判断する
ように構成しても良い。この場合も、ノイズの発生間隔
が本来の上記時間差に一致しない限り、検出結果に影響
を与えない。
【0012】さらに、発射された遊技球が上記戻り防止
片を変移させつつも、再び誘導通路側に戻ってしまう
と、誤カウントを生じることがあり得るが、通過センサ
と検出センサとを備える場合においては、通過センサを
再度通過することになるので、この時間差を利用して先
のカウントを無効にさせるように構成することもでき
る。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、誘導通路
の遊技領域側端部で遊技球の戻りを防止する戻り防止片
の変移動作を検出するようにしているため、簡易な構成
で発射された遊技球数をカウントすることが可能なカウ
ント装置を提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にかか
るカウント装置を適用したパチンコ機を正面図により示
している。同図において、パチンコ機10は、上述した
アレパチ機と呼ばれる部類のパチンコ機であり、下方部
位に遊技球の発射機構11を備え、上方部位に遊技領域
12が形成されている。そして、下方の発射機構11か
ら上方の遊技領域12へと一ラウンドにつき十六個の遊
技球を発射させ、同一ラウンド内での得点に応じて景品
球の払い出しが行われる。
【0015】かかるパチンコ機10において、遊技領域
12は略正方形の遊技盤13を備えており、この遊技盤
13面上にて周縁部分に沿って略一周するように帯板状
のガイドレール30を撓めて包囲するとともに、その内
側における左方部位には所定の間隔を隔てて外周円弧状
としたケーシング40を固定してある。ガイドレール3
0とケーシング40との間には遊技球が通過可能な程度
の余裕で間隔が形成され、当該間隔が誘導通路20を構
成している。なお、ケーシング40自体は正面から見て
略三日月形に形成され、遊技領域12の左方における装
飾部品としても機能している。
【0016】図2は、ケーシング40を分解斜視図によ
り示している。同図において、ケーシング40における
誘導通路20の側の側壁と遊技領域12の側の側壁とが
接する上端部位には幅狭の切り欠き41を形成してあ
り、この切り欠き41を介して戻り防止片50が突出し
ている。この戻り防止片50自体は、上端の止め板部5
1と下端の遮光部52と中程で両者を接続する胴部53
とから構成されており、上記ケーシング40の内側であ
って上記切り欠き41の近傍に形成された回動軸42を
上記胴部53に形成した貫通孔53aに貫通させ、所定
角度範囲内で回動可能となっている。すなわち、板状の
止め板部51が切り欠き41から外部に突き出ている
が、この切り欠き41の隙間の方が上記止め板部51の
厚みよりも広くなっており、その余裕部分で回動可能と
なっている。
【0017】ここにおいて、止め板部51は回動範囲に
おける半時計周り方向の終端位置にあるときに上記誘導
通路20の終端開口部分を斜めに塞いでおり、時計周り
方向の終端位置にあるときに遊技球が十分に通過可能な
程度の開口を形成できる回動範囲となっている。また、
胴部53における下方寄り部分には短円柱状の重り53
bを保持せしめてあり、当該戻り防止片50は回動軸4
2を中心として回動可能とされつつも、図3に示すよう
にこの重り53bは上記止め板部51が誘導通路20を
塞ぐような回動位置に保持されるように付勢している。
戻り防止片50の回動範囲とこの付勢方向との両方の作
用により、図4に示すように遊技球は誘導通路20の側
から遊技領域12内へ出ていくことは可能であるもの
の、逆に遊技領域12から誘導通路20の内部に戻るこ
とはほぼ不可能となっている。
【0018】本実施形態においては、戻り防止片50の
胴部53に重り53bを保持せしめて当該戻り防止片5
0を遊技球の後退方向に配向せしめているが、誘導通路
20の終端部位にて遊技球が遊技領域12の側へと出て
いく方向だけの通過を許容するように変位可能なもので
あればよい。従って、回動可能に支持されるものに限ら
ず、例えば、弾性を有するバネ板片をケーシング40の
上端からガイドレール30の側に向かって斜めに突き出
るように保持するだけでも構わない。また、回動可能に
支持する場合であっても、重り53bで付勢するのでは
なく、例えば、図5に示すもののように、弦巻バネ54
の一端をケーシング40の内壁面に固定するとともに他
端を戻り防止片50に固定してを所定方向に付勢するこ
とも可能である。
【0019】ケーシング40内には上記戻り防止片50
の回動動作を検出する光透過型のフォトインタラプタ6
0を備えている。このフォトインタラプタ60は検出セ
ンサを構成するものであり、図6に示すように概略コの
字形に形成され、その内周面における相対面する側壁の
一方には赤外線を発する発光ダイオード61を収容する
とともに、他方の側壁にはフォトトランジスタ62を収
容している。このようにして発光ダイオード61の発光
部とフォトトランジスタ62の受光部とを互いに対面さ
せて配設することにより、発光ダイオード61の発する
赤外線をフォトトランジスタ62が受光すると当該フォ
トトランジスタ62が導通するし、間を遮られたときに
は同フォトトランジスタ62が非導通となる。
【0020】このフォトインタラプタ60はケーシング
40内にて上記戻り防止片50の下方側に配置されてお
り、より詳しくは当該フォトインタラプタ60における
コの字状の溝部63に上記戻り防止片50の下端に形成
した遮光部52が入り込むようになっている。ここにお
いて、上記戻り防止片50の回動動作に伴って当該遮光
部52は上記発光ダイオード61の発光部とフォトトラ
ンジスタ62の受光部との間に入り込んだり、あるいは
両者間からは外れた位置へ変位するようになっている。
【0021】このような位置にフォトインタラプタ60
を配置することにより、遊技球の導出過程において戻り
防止片50が回動すると、フォトトランジスタ62は発
光ダイオード61から発せられた赤外線を受光して導通
し、遊技球の導出が終了して戻り防止片50が元の位置
に戻ると、赤外線の光路が遮断されて非導通となる。す
なわち、フォトインタラプタ60は戻り防止片50の回
動動作を検出する毎に一つのパルスを発生させ、当該パ
ルスをカウントすることにより遊技領域へと導出された
遊技球をカウントすることが可能となる。
【0022】本実施形態においては、検出センサとして
フォトインタラプタ60を用いているが、少なくとも戻
り防止片50の変位動作を検出することができればいか
なるセンサであってもよく、必ずしもかかる構成にとら
われる必要はない。例えば、機械的なスイッチ機構を用
いたマイクロスイッチを配設し、戻り防止片50で押し
込むことによって変位動作を検出させてパルスを発生さ
せることも可能であるし、フォトインタラブタ60の代
わりにリードスイッチを配設するとともに、重りの役目
とリードスイッチの駆動とを兼用する磁石を遮光部52
に保持させるようにしてもよい。また、誘導通路20を
構成するケーシング40内に戻り防止片50とフォトイ
ンタラプタ60とを組み付けて一体的に構成している
が、むろん、それぞれを別体として構成することも可能
であり、必ずしもかかる構成にとらわれる必要はない。
【0023】ところで、ケーシング40における誘導通
路20側の中程には幅広の切り欠き43を形成するとと
もに、当該切り欠き43の内側近傍に回動軸44を形成
してある。また、この回動軸44に対して、図7に示す
回動片70を回動可能に支持させている。回動片70
は、上記切り欠き43から上記誘導通路20の側へと突
き出る板状の爪部71と、平板状の遮光部72と、これ
らの爪部71と遮光部72とを互いに反対方向に突出さ
せつつ連結する胴部73からなり、同胴部73に形成さ
れた貫通孔73aに上記回動軸44を貫通せしめて支持
されている。
【0024】ここにおいて、回動片70は、胴部73の
下方に保持せしめた重り73bの重力を利用して爪部7
1がケーシング40の外周面から略直角に突出する位置
に待機せしめてあり、この待機位置から時計周り方向及
び反時計周り方向に所定範囲だけ回動可能となってい
る。そして、回動片70が回動するにつれて誘導通路2
0へ突き出る部分が短くなり、最終的には遊技球が同誘
導通路20を通過するのに支障がないようにケーシング
40内に入っていく。
【0025】また、かかる回動片70に対しても上述し
たのと同様の概略コの字形のフォトインタラプタ80を
用意してある。すなわち、コの字形の溝部83が遮光部
72の回動経路を挟み込むようにして配置され、図7に
示すように爪部71が水平の状態では遮光部72がフォ
トインタラプタ80の間を遮断するとともに、図8に示
すように爪部71が時計周り方向に回動したときに同フ
ォトインタラプタ80間から待避する。従って、切り欠
き43部分を遊技球が通過する度に、回動片70は遊技
球の進退方向に往復動を繰り返し、この往復動に伴って
フォトインタラプタ80は非導通と導通とを繰り返して
断続的なパルスを生成する。
【0026】すなわち、誘導通路20を遊技球が通過す
るときに回動片70は所定範囲で回動し、この回動動作
をフォトインタラプタ80にて検出可能となっているの
で、両者によって通過センサを構成しているといえる。
検出センサとしてのフォトインタラプタ60と通過セン
サとしてのフォトインタラプタ80は、図9のブロック
図に示すカウント演算装置90に接続されている。この
カウント演算装置90は、タイマーパルス発生器91
と、ANDゲート92と、カウント制御装置93とから
構成されている。タイマーパルス発生器91は図10
(a)に示すフォトインタラプタ80からの出力パルス
を検出すると、同図(c)に示す所定持続時間のタイマ
ーパルスを発生させる。ここにおけるパルスの持続時間
は、発射機構11より遊技領域12まで導出される遊技
球が回動片70を回動せしめてから戻り防止片50を回
動せしめるまでの平均的な計測時間よりもやや長めの時
間を設定してある。ただし、遊技球の連続発射間隔より
も十分に短くなっている。なお、フォトインタラプタ8
0についてはフォトインタラプタ60と出力極性が反対
となるようにしてあり、カウント演算装置90内で極性
反転させている。
【0027】ANDゲート92はフォトインタラプタ6
0からの出力パルスとタイマーパルス発生器91からの
出力パルスとを入力として両出力パルスでAND条件を
とり、その結果が「真」のときに所定のパルスを発生す
る。従って、ANDゲート92は図10(b)に示すフ
ォトインタラプタ60からの出力パルスが同図(c)に
示すタイマーパルスのパルス幅に含まれるときに同図
(d)に示すように同図(b)と全く同形のパルスを発
生する。
【0028】カウント制御装置93は、二つの入力端子
93a,93bを備えており、一方の入力端子93aに
は上記ANDゲート92の出力信号を入力し、他方の入
力端子93bにはフォトインタラプタ80の出力信号を
入力している。そして、カウント制御装置93は入力端
子93a,93bを監視し、入力端子93aにパルスを
検出したときに図示しないレジスタ等からなる所定のカ
ウンタを一だけカウントアップして遊技玉をカウントす
る。そして、一ラウンド分の遊技球数である十六個の遊
技球をカウントすると、所定のリセット信号を送出して
ラウンドを終了させる。ただし、カウント制御装置93
は、入力端子93aでパルスを検出してから内部で計時
し、所定時間以内に入力端子93bにパルスを検出した
ら遊技球の数をカウントしないようにしている。むろ
ん、この所定時間とは遊技球が戻り防止片50から回動
片70まで戻るのに必要な時間である。
【0029】本来、カウント演算装置90としては、フ
ォトインタラプタ60の出力をカウントするだけでも可
能であるが、そのままカウントしてしまうとすると、ノ
イズをパルスと誤認してカウントしてしまうこともあり
得る。しかしながら、タイマーパルス発生器91とAN
Dゲート92とを使用して、二つのフォトインタラプタ
80,60がある時間差をおいてパルスを出力しないと
ANDゲート92がパルスを出力しないようにしている
ため、そのような誤認は極めて少ないといえる。
【0030】一方、遊技球の打ち出しが弱いときには戻
り防止片50にまでは至って回動動作させたものの遊技
領域12には入ることができずに戻ってしまうこともあ
る。このような場合に入力端子93aの入力信号だけを
使用していればカウントしてしまい、この誤カウントが
ある場合には遊技者は十五球以下でラウンドが終了して
しまうことになり、信用を損ねてしまいかねない。図1
0(e)に示すパルスは、打ち出しが弱い場合のフォト
インタラプタ80の発生するパルスを示しており、この
場合、同図(d)に示すANDゲート92のパルスから
所定時間内にフォトインタラプタ80の発生するパルス
が再度入力端子93bに入力される。カウント制御装置
93は入力端子93bを監視し、その場合にはカウント
しないようにするので、誤カウントの発生率を低減して
いる。
【0031】なお、このような遊技玉のカウントを制御
する技法としては、上述したような複数のハードウェア
を組み合わせて行うもののほか、コンピュータプログラ
ムを用いて行うことも可能であり、適宜変更してもかま
わない。殊に、遊技機においては、遊技内容を制御する
プログラムを実行するためのCPU等のプログラム実行
環境を備えているため、かかる環境を積極的に利用すれ
ば好適である。より具体的には、図11のフローチャー
トに示すプログラムを所定のプログラム実行環境のもと
で実行せしめることを考慮すればよい。同図において、
ステップS101にてプログラムの内部変数であるカウ
ンタをゼロクリアし、ステップS102にてフォトイン
タラプタ60,80の出力パルスに基づいてカウントア
ップする。すなわち、当該プログラムにてフォトインタ
ラプタ60,80の出力パルスを監視し、フォトインタ
ラプタ80の出力パルスを検出した後、ソフトウェアタ
イマーを起動する。そして、このソフトウェアタイマー
を終了する前にフォトインタラプタ60の出力パルスを
検出すれば上記カウンタを一だけカウントアップする。
この後、上述したものとは別のソフトウェアタイマーを
起動し、同ソフトウェアタイマーの終了前にフォトイン
タラプタ80の出力パルスを検出すれば直前のカウント
アップをキャンセルする。かかる制御体系とすることに
より上述した複数のハードウェアを組み合わせたものと
同様の制御を行うことができる。
【0032】このようにしてカウントアップされるカウ
ンタは、ステップS103にてその値が「16」になっ
たか否かが判断され、同カウンタ値が「16」となるま
でステップS102及びステップS103をループす
る。そして、同カウンタ値が「16」となるとステップ
S104にて所定のリセット信号を送出してリセット処
理を実行せしめた後、ステップS101へとループバッ
クして同様の処理を実行する。
【0033】次に、本実施形態の動作を説明する。遊技
球が発射機構11より発射されると、概略円弧状に形成
された誘導通路20に沿って進み、ケーシング40の背
面側の円弧状壁面に形成された切り欠き43の中程にて
回動片70の爪部71に当接する。そして、遊技球は爪
部71を引っかけつつ回動片70を遊技球の進行方向に
回動させ、さらに遊技領域12側へ進む。そして、遊技
球が通過した後、回動片70の胴部73に保持せしめた
重り73bの作用により、回動片70は元の位置に回動
して戻る。
【0034】このように回動片70は遊技球が切り欠き
43を通過する毎に、往復動を繰り返し、この動作に付
随して遮光部72がフォトインタラプタ80の赤外線光
路を遮断したり、開放したりする。すると、フォトイン
タラプタ80は赤外線光路が開放されたときに導通し、
全体としてパルスを生成する。一方、切り欠き43を通
過した遊技球はケーシング40の遊技領域側の端部に形
成された戻り防止片50に到達する。この戻り防止片5
0はケーシング40の壁面に形成された切り欠き41を
介して止め板部51のみがケーシング40の外部に突出
しており、胴部53に保持せしめた重り53bの重力を
利用して止め板部51が切り欠き41の一方の開口端に
突き当たって止まっている。そして、遊技球は止め板部
51に当接して戻り防止片50を遊技球の進行方向に回
動させ、遊技領域12へと導出される。このようにし
て、一旦、遊技球が遊技領域12へと導出されると、戻
り防止片50は重り53bの重力により元の位置へと回
動して戻るため、戻り防止片50は遊技球が通過する度
に遊技球の進退方向への往復動を繰り返す。
【0035】むろん、一旦、遊技領域12に導出された
遊技球が再び誘導通路20側に入り込もうとしても止め
板部51に当たってしまうし、この戻り防止片50はそ
れ以上誘導通路20側に回動することはないので遊技球
の戻りを防止することができる。また、この戻り防止片
50についても、回動動作を検出するフォトインタラプ
タ60が設置されており、上述したようにして戻り防止
片50の回動動作に付随してパルスを発生させる。
【0036】カウント演算装置90のタイマーパルス発
生器91は、フォトインタラプタ80の出力を入力とし
てパルスを検出する毎に所定持続時間のパルス信号を発
生するし、ANDゲート92はフォトインタラプタ60
の出力とタイマーパルス発生器の出力とでAND条件を
とり、その結果が「真」のときにパルスを発生する。ま
た、カウント制御装置93は二つの入力端子93a,9
3bを備えており、基本的には入力端子93aでのパル
スを検出して遊技球をカウントしつつも、遊技球が戻っ
てしまって入力端子93bで再度パルスを検出してしま
った場合だけはカウントしないようにする。
【0037】そして、カウント演算装置90が十六個の
遊技球をカウントすると、所定のリセット信号を送出し
てラウンドを終了させるとともに、次のラウンドの遊技
球のカウントを開始する。このように、誘導通路20に
おける遊技領域12の側の終端には、切り欠き41によ
って回動幅を制限された戻り防止片50を配設し、遊技
球が誘導通路20から遊技領域12に入る方向にだけ通
過可能にしてあるとともに、このときの戻り防止片50
の変位動作をフォトインタラプタ60にて検出している
ので、機械的に簡易な構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるカウント装置を適
用したパチンコ機の正面図である。
【図2】ケーシングの分解斜視図である。
【図3】戻り防止片の側面図である。
【図4】遊技球の導出過程における戻り防止片の側面図
である。
【図5】変形例にかかる戻り防止片の斜視図である。
【図6】フォトインタラプタの斜視図である。
【図7】回動片の側面図である。
【図8】遊技球の通過過程における回動片の側面図であ
る。
【図9】カウント演算装置のブロック図である。
【図10】各信号のパルス波形を示すタイミングチャー
トである。
【図11】遊技玉のカウントを行うプログラムのフロー
チャートである。
【図12】従来例にかかるカウント装置を適用したパチ
ンコ機の正面図である。
【符号の説明】
10…パチンコ機 20…誘導通路 30…ガイドレール 40…ケーシング 50…戻り防止片 60…フォトインタラプタ 70…回動片 80…フォトインタラプタ 90…カウント演算装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球を遊技領域へと誘導する誘導通路
    の終端部位にて遊技球の当該誘導通路から同遊技領域へ
    の一方向だけの通過を許容すべく変位可能に配設された
    戻り防止片と、 この戻り防止片の変位動作を検出する検出センサとを具
    備することを特徴とするカウント装置。
JP02369197A 1997-02-06 1997-02-06 カウント装置 Expired - Fee Related JP4058563B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02369197A JP4058563B2 (ja) 1997-02-06 1997-02-06 カウント装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02369197A JP4058563B2 (ja) 1997-02-06 1997-02-06 カウント装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10216304A true JPH10216304A (ja) 1998-08-18
JP4058563B2 JP4058563B2 (ja) 2008-03-12

Family

ID=12117461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02369197A Expired - Fee Related JP4058563B2 (ja) 1997-02-06 1997-02-06 カウント装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4058563B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001120746A (ja) * 1999-10-22 2001-05-08 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2005270150A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Aruze Corp 遊技機
JP2011067496A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2012143327A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2016131589A (ja) * 2015-01-15 2016-07-25 オムロン株式会社 インタフェース回路、検出装置及び遊技機
JP2016131587A (ja) * 2015-01-15 2016-07-25 オムロン株式会社 インタフェース回路、検出装置及び遊技機
JP2018068580A (ja) * 2016-10-27 2018-05-10 株式会社北電子 遊技機
JP2019154772A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 株式会社藤商事 遊技機

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004111579A1 (ja) * 2003-06-12 2004-12-23 Nihon University 流量計

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001120746A (ja) * 1999-10-22 2001-05-08 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2005270150A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Aruze Corp 遊技機
JP2011067496A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2012143327A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2016131589A (ja) * 2015-01-15 2016-07-25 オムロン株式会社 インタフェース回路、検出装置及び遊技機
JP2016131587A (ja) * 2015-01-15 2016-07-25 オムロン株式会社 インタフェース回路、検出装置及び遊技機
JP2018068580A (ja) * 2016-10-27 2018-05-10 株式会社北電子 遊技機
JP2019154772A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 株式会社藤商事 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4058563B2 (ja) 2008-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001120746A (ja) 遊技機
JPH10216304A (ja) カウント装置
JP2000217975A (ja) 弾球遊技機
JPH0120908B2 (ja)
JP2001137449A (ja) 遊技機
KR100526339B1 (ko) 카운트장치
JP2002136736A (ja) 遊技機の入賞検出装置
JP2001112933A (ja) 電動式パチンコ台の有効発射玉検知装置
JP2003175161A (ja) 入賞球検出器
JPH062704Y2 (ja) 移動入賞部の駆動機構
US6626762B1 (en) Game device
JP2646117B2 (ja) パチンコ球の検知装置
JP4684285B2 (ja) 弾球遊技機
JP2995132B2 (ja) 弾球遊技機用の球検出装置
JP2000116853A (ja) パチンコ機
JP6632101B1 (ja) 遊技機
JP6632099B1 (ja) 遊技機
JP6632100B1 (ja) 遊技機
JP6632098B1 (ja) 遊技機
JP4312193B2 (ja) パチンコ遊技機の球発射装置
JPH0763537B2 (ja) 弾球遊技機
JP5092718B2 (ja) パチンコ機
JP5286498B2 (ja) コインホッパにおける誤検知防止装置
JPS63283659A (ja) 弾球遊技機
JP2002360795A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070516

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070710

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071018

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20071026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071204

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131228

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees