JPH10215949A - 歯ブラシハンドル - Google Patents
歯ブラシハンドルInfo
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- JPH10215949A JPH10215949A JP3257097A JP3257097A JPH10215949A JP H10215949 A JPH10215949 A JP H10215949A JP 3257097 A JP3257097 A JP 3257097A JP 3257097 A JP3257097 A JP 3257097A JP H10215949 A JPH10215949 A JP H10215949A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パームグリップ法によるブラッシングに適し
た形状の歯ブラシハンドルを提供する。 【解決手段】 毛束を植毛するためのヘッド部２と、該
ヘッド部に続く首部３と、該首部に続く把持部４とから
なる歯ブラシハンドルにおいて、把持部４の厚さｔ
1 を、前方部Ｐ1 ＜後方部Ｐ3 で、かつ、前方部Ｐ1 の
厚さｔ1 ＝６〜８ｍｍ、後方部Ｐ3 の厚さｔ3 ＝８〜１
１ｍｍの範囲とし、把持部４の幅Ｗ1 を、前方部Ｐ1 ＞
後方部Ｐ3 ＞中央部Ｐ2 で、かつ、前方部Ｐ1 の幅Ｗ1
＝１２〜１６ｍｍ、後方部Ｐ3 の幅Ｗ4 ＝１０〜１４ｍ
ｍ、中央部Ｐ2 の幅Ｗ2 ＝１０〜１２ｍｍの範囲とし
た。また、把持部４の全体を、ヘッド部２の植毛穴１の
位置するブラシ表面側に向かって凸状に緩やかに湾曲さ
せた。さらに、把持部４の所望の位置にゴム製の滑り止
め７，８を埋め込んだ。
た形状の歯ブラシハンドルを提供する。 【解決手段】 毛束を植毛するためのヘッド部２と、該
ヘッド部に続く首部３と、該首部に続く把持部４とから
なる歯ブラシハンドルにおいて、把持部４の厚さｔ
1 を、前方部Ｐ1 ＜後方部Ｐ3 で、かつ、前方部Ｐ1 の
厚さｔ1 ＝６〜８ｍｍ、後方部Ｐ3 の厚さｔ3 ＝８〜１
１ｍｍの範囲とし、把持部４の幅Ｗ1 を、前方部Ｐ1 ＞
後方部Ｐ3 ＞中央部Ｐ2 で、かつ、前方部Ｐ1 の幅Ｗ1
＝１２〜１６ｍｍ、後方部Ｐ3 の幅Ｗ4 ＝１０〜１４ｍ
ｍ、中央部Ｐ2 の幅Ｗ2 ＝１０〜１２ｍｍの範囲とし
た。また、把持部４の全体を、ヘッド部２の植毛穴１の
位置するブラシ表面側に向かって凸状に緩やかに湾曲さ
せた。さらに、把持部４の所望の位置にゴム製の滑り止
め７，８を埋め込んだ。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、パームグリップ法
によるブラッシングに適した握りやすい形状を備えた歯
ブラシハンドルに関する。
によるブラッシングに適した握りやすい形状を備えた歯
ブラシハンドルに関する。
【０００２】
【従来の技術】プラッシング時に歯ブラシを持ちやすく
するために、いろいろなハンドル形状の歯ブラシが市販
されている。代表的な歯ブラシとしては、把持部の幅と
厚みが一定なストレートハンドルのものが最も有名であ
るが、その他にも、把持部の前方側の幅が広く、後方側
が狭くなったものや、把持部中央の幅が広いものなど、
種々のものが提案されている。これらの市販品の歯ブラ
シのハンドル把持部の実際の寸法例を表１に示す。
するために、いろいろなハンドル形状の歯ブラシが市販
されている。代表的な歯ブラシとしては、把持部の幅と
厚みが一定なストレートハンドルのものが最も有名であ
るが、その他にも、把持部の前方側の幅が広く、後方側
が狭くなったものや、把持部中央の幅が広いものなど、
種々のものが提案されている。これらの市販品の歯ブラ
シのハンドル把持部の実際の寸法例を表１に示す。
【０００３】
【表１】
【０００４】但し、上記表１において、 前方部：パームグリップした親指が当たる位置 中央部：前方部と後方部の中間の位置、または前方部と
後方部の間で極大値あるいは極小値のある位置 後方部：ハンドルの後端部から５〜６ｍｍ前方の位置で
ある。
後方部の間で極大値あるいは極小値のある位置 後方部：ハンドルの後端部から５〜６ｍｍ前方の位置で
ある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、歯
ブラシは使用者によって持ち方があまり一定していない
こともあり、使用者が自分の好みに合った持ちやすいも
のを選択して使用しているのが普通であった。通常、歯
をブラッシングする場合の歯ブラシの持ち方としては、
親指，人指し指および中指を使ってペンを握るように持
つペングリップ法と、全指と掌の全体で握って持つパー
ムグリップ法があるが、パームグリップ法が一般的であ
る。
ブラシは使用者によって持ち方があまり一定していない
こともあり、使用者が自分の好みに合った持ちやすいも
のを選択して使用しているのが普通であった。通常、歯
をブラッシングする場合の歯ブラシの持ち方としては、
親指，人指し指および中指を使ってペンを握るように持
つペングリップ法と、全指と掌の全体で握って持つパー
ムグリップ法があるが、パームグリップ法が一般的であ
る。
【０００６】しかしながら、従来の歯ブラシはパームグ
リップ法で持った感じが必ずしもしっくりせず、十分満
足のいくものではなかった。そこで、本発明は、特にパ
ームグリップ法によるブラッシングに適した形状の歯ブ
ラシハンドルを提供することを目的とする。
リップ法で持った感じが必ずしもしっくりせず、十分満
足のいくものではなかった。そこで、本発明は、特にパ
ームグリップ法によるブラッシングに適した形状の歯ブ
ラシハンドルを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項１記載の歯ブラシハンドルは、毛束
を植毛するためのヘッド部と、該ヘッド部に続く首部
と、該首部に続く把持部とからなる歯ブラシハンドルに
おいて、前記把持部の厚さを、前方部＜後方部で、か
つ、前方部の厚さ６〜８ｍｍ、後方部の厚さ８〜１１ｍ
ｍの範囲とし、前記把持部の幅を、前方部＞後方部＞中
央部で、かつ、前方部の幅１２〜１６ｍｍ、後方部の幅
１０〜１４ｍｍ、中央部の幅１０〜１２ｍｍの範囲とし
たことを特徴とするものである。
め、本発明の請求項１記載の歯ブラシハンドルは、毛束
を植毛するためのヘッド部と、該ヘッド部に続く首部
と、該首部に続く把持部とからなる歯ブラシハンドルに
おいて、前記把持部の厚さを、前方部＜後方部で、か
つ、前方部の厚さ６〜８ｍｍ、後方部の厚さ８〜１１ｍ
ｍの範囲とし、前記把持部の幅を、前方部＞後方部＞中
央部で、かつ、前方部の幅１２〜１６ｍｍ、後方部の幅
１０〜１４ｍｍ、中央部の幅１０〜１２ｍｍの範囲とし
たことを特徴とするものである。
【０００８】また、本発明の請求項２記載の歯ブラシハ
ンドルは、前記請求項１記載の歯ブラシハンドルにおい
て、把持部全体を前記ヘッド部の植毛穴の位置するブラ
シ表面側に向かって凸状に緩やかに湾曲させ、さらに、
本発明の請求項３記載の歯ブラシハンドルは、前記請求
項１および２記載の歯ブラシハンドルにおいて、前記把
持部の所望の位置にゴム製の滑り止めを埋め込んだもの
である。
ンドルは、前記請求項１記載の歯ブラシハンドルにおい
て、把持部全体を前記ヘッド部の植毛穴の位置するブラ
シ表面側に向かって凸状に緩やかに湾曲させ、さらに、
本発明の請求項３記載の歯ブラシハンドルは、前記請求
項１および２記載の歯ブラシハンドルにおいて、前記把
持部の所望の位置にゴム製の滑り止めを埋め込んだもの
である。
【０００９】なお、前記において、把持部の前方部とは
パームグリップした親指が当たる位置（図１中のＰ1 ）
であり、把持部の中央部とは前方部と後方部の中間の位
置、または前方部と後方部の間で極大値あるいは極小値
のある位置（図１中のＰ2 ）であり、把持部の後方部と
はハンドルの後端部から５〜６ｍｍ前方の位置（図１中
のＰ3 ）を指すものである。
パームグリップした親指が当たる位置（図１中のＰ1 ）
であり、把持部の中央部とは前方部と後方部の中間の位
置、または前方部と後方部の間で極大値あるいは極小値
のある位置（図１中のＰ2 ）であり、把持部の後方部と
はハンドルの後端部から５〜６ｍｍ前方の位置（図１中
のＰ3 ）を指すものである。
【００１０】
【作用】上記のようなハンドル形状とした場合、パーム
グリップ法によるブラッシング時、把持部を握った手指
と掌が把持部にピッタリとフィットし、従来のものに比
べて持ちやすくなる。なお、この場合において、把持部
全体の長さは、大人用歯ブラシの場合で１００〜１２０
ｍｍ、子供用歯ブラシの場合で８０〜１００ｍｍとする
のが好ましい。
グリップ法によるブラッシング時、把持部を握った手指
と掌が把持部にピッタリとフィットし、従来のものに比
べて持ちやすくなる。なお、この場合において、把持部
全体の長さは、大人用歯ブラシの場合で１００〜１２０
ｍｍ、子供用歯ブラシの場合で８０〜１００ｍｍとする
のが好ましい。
【００１１】また、前記把持部全体をヘッド部の植毛穴
の位置するブラシ表面側に向かって凸状に緩やかに湾曲
させた場合には、把持部を握った手指と掌内に把持部が
よりピッタリと収まり、使用感をさらに向上することが
できる。
の位置するブラシ表面側に向かって凸状に緩やかに湾曲
させた場合には、把持部を握った手指と掌内に把持部が
よりピッタリと収まり、使用感をさらに向上することが
できる。
【００１２】また、前記把持部の所望の位置にゴム製の
滑り止めを埋め込んだ場合には、把持部を握ったときの
指の滑りを無くすことができる。
滑り止めを埋め込んだ場合には、把持部を握ったときの
指の滑りを無くすことができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図１および図２は本発明に
係る歯ブラシハンドルの一実施形態を示すもので、図１
の（Ａ）は歯ブラシハンドルの平面図、（Ｂ）は歯ブラ
シハンドルの側面図、（Ｃ）は歯ブラシハンドルの裏面
図である。また、図２の（Ａ）は図１（Ａ）中の前方部
Ｐ1 位置の断面図、（Ｂ）は図１（Ａ）中の中央部Ｐ2
位置の断面図、（Ｃ）は図１中（Ａ）中の後方部Ｐ3 位
置の断面図である。
て図面を参照して説明する。図１および図２は本発明に
係る歯ブラシハンドルの一実施形態を示すもので、図１
の（Ａ）は歯ブラシハンドルの平面図、（Ｂ）は歯ブラ
シハンドルの側面図、（Ｃ）は歯ブラシハンドルの裏面
図である。また、図２の（Ａ）は図１（Ａ）中の前方部
Ｐ1 位置の断面図、（Ｂ）は図１（Ａ）中の中央部Ｐ2
位置の断面図、（Ｃ）は図１中（Ａ）中の後方部Ｐ3 位
置の断面図である。
【００１４】なお、上記前方部Ｐ1 、中央部Ｐ2 、後方
部Ｐ3 の具体的な位置は次の通りである。 前方部Ｐ1 ：パームグリップした親指が当たる位置 中央部Ｐ2 ：前方部Ｐ1 と後方部Ｐ3 の中間の位置、ま
たは前方部Ｐ1 と後方部Ｐ3 の間で極大値あるいは極小
値のある位置 後方部Ｐ3 ：ハンドルの後端部から５〜６ｍｍ前方の位
置
部Ｐ3 の具体的な位置は次の通りである。 前方部Ｐ1 ：パームグリップした親指が当たる位置 中央部Ｐ2 ：前方部Ｐ1 と後方部Ｐ3 の中間の位置、ま
たは前方部Ｐ1 と後方部Ｐ3 の間で極大値あるいは極小
値のある位置 後方部Ｐ3 ：ハンドルの後端部から５〜６ｍｍ前方の位
置
【００１５】図示例の歯ブラシハンドルは、全体が樹脂
製（例えば、ＡＳ樹脂、ＡＢＳ樹脂、ＰＰ樹脂、ポリア
ミド樹脂など）になり、毛束を埋設するための多数の植
毛穴１を有するヘッド部２と、該ヘッド部２に続く細長
い首部３と、該首部３に続く把持部４とを備えている。
製（例えば、ＡＳ樹脂、ＡＢＳ樹脂、ＰＰ樹脂、ポリア
ミド樹脂など）になり、毛束を埋設するための多数の植
毛穴１を有するヘッド部２と、該ヘッド部２に続く細長
い首部３と、該首部３に続く把持部４とを備えている。
【００１６】前記首部３は植毛穴の位置するブラシ表面
側に向かって凹状に緩く湾曲されているとともに、把持
部４は表面側に向かって凸状に緩く湾曲されており、こ
の首部３と把持部４の境目の表裏両面に位置して、山形
の三角スロープからなる指止め用突起部５，６が形成さ
れている。そして、パームグリップ法によるブラッシン
グ時にハンドルをできるだけ持ちやすくするために、前
記把持部４は以下のような寸法に設定されている。
側に向かって凹状に緩く湾曲されているとともに、把持
部４は表面側に向かって凸状に緩く湾曲されており、こ
の首部３と把持部４の境目の表裏両面に位置して、山形
の三角スロープからなる指止め用突起部５，６が形成さ
れている。そして、パームグリップ法によるブラッシン
グ時にハンドルをできるだけ持ちやすくするために、前
記把持部４は以下のような寸法に設定されている。
【００１７】すなわち、把持部４の前方部Ｐ1 の厚さを
ｔ1 、後方部Ｐ3 の厚さをｔ3 とするとき、ｔ1 ＜ｔ3
で、かつ、ｔ1 ＝６〜８ｍｍ、ｔ3 ＝８〜１１ｍｍとす
るとともに、把持部４の前方部Ｐ1 の幅をＷ1 、中央部
Ｐ2 の幅をＷ2 、後方部Ｐ3の幅をＷ3 とするとき、Ｗ
1 ＞Ｗ3 ＞Ｗ2 で、かつ、Ｗ1 ＝１２〜１６ｍｍ、Ｗ3
＝１０〜１４ｍｍ、Ｗ＝１０〜１２ｍｍとなるように形
成する。なお、前方部Ｐ1 、中央部Ｐ2 、後方部Ｐ3 の
各位置は、前述した通りである。
ｔ1 、後方部Ｐ3 の厚さをｔ3 とするとき、ｔ1 ＜ｔ3
で、かつ、ｔ1 ＝６〜８ｍｍ、ｔ3 ＝８〜１１ｍｍとす
るとともに、把持部４の前方部Ｐ1 の幅をＷ1 、中央部
Ｐ2 の幅をＷ2 、後方部Ｐ3の幅をＷ3 とするとき、Ｗ
1 ＞Ｗ3 ＞Ｗ2 で、かつ、Ｗ1 ＝１２〜１６ｍｍ、Ｗ3
＝１０〜１４ｍｍ、Ｗ＝１０〜１２ｍｍとなるように形
成する。なお、前方部Ｐ1 、中央部Ｐ2 、後方部Ｐ3 の
各位置は、前述した通りである。
【００１８】さらに、表面側の指止め用突起部５の部分
には、例えばクジラの形をした合成ゴム製の滑り止め７
が埋め込まれているとともに、把持部４の裏面側には、
把持部ほぼ全長にわたるクジラの潮吹き模様からなる合
成ゴム製の滑り止め９が埋め込まれている。
には、例えばクジラの形をした合成ゴム製の滑り止め７
が埋め込まれているとともに、把持部４の裏面側には、
把持部ほぼ全長にわたるクジラの潮吹き模様からなる合
成ゴム製の滑り止め９が埋め込まれている。
【００１９】上記構造の歯ブラシハンドルの場合、パー
ムグリップ法によって把持部４を握ると、その表裏面に
埋め込まれた滑り止めゴム７，８に手指が当たって指止
めされるので滑りが防止され、さらに、親指と人指し指
が表裏面の指止め用突起部５，６に当たって指止めされ
るので、ハンドルの把持支点が常に一定となり、安定し
た力でブラッシングを行なうことができる。
ムグリップ法によって把持部４を握ると、その表裏面に
埋め込まれた滑り止めゴム７，８に手指が当たって指止
めされるので滑りが防止され、さらに、親指と人指し指
が表裏面の指止め用突起部５，６に当たって指止めされ
るので、ハンドルの把持支点が常に一定となり、安定し
た力でブラッシングを行なうことができる。
【００２０】また、把持部４を掴んだ手指の１〜第３関
節部分で形成される把持空間部は緩やかな湾曲面を構成
するが、この湾曲面と表面側に向かって緩やかに湾曲さ
せた凸状の把持部４とがピッタリとフィットするので、
極めてスムーズに、かつ、安定して握ることができる。
節部分で形成される把持空間部は緩やかな湾曲面を構成
するが、この湾曲面と表面側に向かって緩やかに湾曲さ
せた凸状の把持部４とがピッタリとフィットするので、
極めてスムーズに、かつ、安定して握ることができる。
【００２１】さらに、中指と薬指の当たる把持部４の中
央部Ｐ2 の幅Ｗ2 が最も狭くなるように形成されている
ので、把持部に対する中指と薬指の当たり具合がよく、
この結果、親指、人指し指、小指によって安定した歯ブ
ラシ把持力を与えることができる。
央部Ｐ2 の幅Ｗ2 が最も狭くなるように形成されている
ので、把持部に対する中指と薬指の当たり具合がよく、
この結果、親指、人指し指、小指によって安定した歯ブ
ラシ把持力を与えることができる。
【００２２】さらにまた、把持部４の前方部Ｐ1 の幅Ｗ
1 、すなわち、最も力の入る親指と人指し指の当たる位
置付近の幅が最も広く形成されているので、親指と人指
し指によるグリップ力も安定的に加えることができる。
1 、すなわち、最も力の入る親指と人指し指の当たる位
置付近の幅が最も広く形成されているので、親指と人指
し指によるグリップ力も安定的に加えることができる。
【００２３】上記のように、本発明の歯ブラシハンドル
の場合、手指が把持部にピッタリとフィットした状態で
握ることができるので、この歯ブラシハンドルを用いて
構成した歯ブラシは極めて持ちやすく、かつ、使いやす
いものとなる。
の場合、手指が把持部にピッタリとフィットした状態で
握ることができるので、この歯ブラシハンドルを用いて
構成した歯ブラシは極めて持ちやすく、かつ、使いやす
いものとなる。
【００２４】なお、図示例の場合、表面側と裏面側の両
方に合成ゴム製の滑り止め７，８を設けたが、表面側あ
るいは裏面側だけに設けてもよいし、把持部の側面全体
もしくは一部に設けてもよいものである。また、これら
滑り止めの表面に多数の棒状突起や半球状突起を形成す
れば、滑り止め効果をさらに上げることができる。
方に合成ゴム製の滑り止め７，８を設けたが、表面側あ
るいは裏面側だけに設けてもよいし、把持部の側面全体
もしくは一部に設けてもよいものである。また、これら
滑り止めの表面に多数の棒状突起や半球状突起を形成す
れば、滑り止め効果をさらに上げることができる。
【００２５】また、図示例の場合、滑り止め７，８の平
面形状を、表面側はクジラの絵柄、裏面側はクジラの潮
吹き模様としたが、絵柄や模様はこれに限られるもので
はなく、この他に、例えば、蟹、イルカ、魚、象、キリ
ン、花や葉っぱなどの動植物、あるいは幾何学模様な
ど、任意の絵柄や模様を用いることができる。動植物の
絵柄、あるいは幾何学模様とすれば、単に滑り防止効果
だけでなく、使って楽しい歯ブラシにすることができ、
特に、子供用歯ブラシとして好適なものとなる。
面形状を、表面側はクジラの絵柄、裏面側はクジラの潮
吹き模様としたが、絵柄や模様はこれに限られるもので
はなく、この他に、例えば、蟹、イルカ、魚、象、キリ
ン、花や葉っぱなどの動植物、あるいは幾何学模様な
ど、任意の絵柄や模様を用いることができる。動植物の
絵柄、あるいは幾何学模様とすれば、単に滑り防止効果
だけでなく、使って楽しい歯ブラシにすることができ、
特に、子供用歯ブラシとして好適なものとなる。
【００２６】
【実施例】図３および図４に、本発明の歯ブラシハンド
ルの具体的な寸法を記入した実施例をを示す。図３中の
（Ａ）は実施例の平面図、（Ｂ）はその側面図、また、
図４中の（Ａ）〜（Ｆ）は図３（Ｂ）中の対応する各符
号Ａ〜Ｆ位置の断面図である。
ルの具体的な寸法を記入した実施例をを示す。図３中の
（Ａ）は実施例の平面図、（Ｂ）はその側面図、また、
図４中の（Ａ）〜（Ｆ）は図３（Ｂ）中の対応する各符
号Ａ〜Ｆ位置の断面図である。
【００２７】この実施例に係る歯ブラシハンドルは全長
＝１８５ｍｍであり、把持部４の前方部の幅Ｗ1 ＝１４
ｍｍ、厚さｔ1 ＝７ｍｍ、中央部の幅Ｗ2 ＝１１ｍｍ、
厚さ＝８．４ｍｍ、後方部の幅Ｗ3 ＝１２ｍｍ、厚さｔ
3 ＝１０ｍｍである。また、首部３の軸心曲率半径Ｒ1
＝２５０ｍｍ、把持部４の軸心曲率半径Ｒ2 ＝６５０ｍ
ｍである。
＝１８５ｍｍであり、把持部４の前方部の幅Ｗ1 ＝１４
ｍｍ、厚さｔ1 ＝７ｍｍ、中央部の幅Ｗ2 ＝１１ｍｍ、
厚さ＝８．４ｍｍ、後方部の幅Ｗ3 ＝１２ｍｍ、厚さｔ
3 ＝１０ｍｍである。また、首部３の軸心曲率半径Ｒ1
＝２５０ｍｍ、把持部４の軸心曲率半径Ｒ2 ＝６５０ｍ
ｍである。
【００２８】上記実施例の歯ブラシハンドルと従来品の
歯ブラシハンドルとの使用比較テスト結果を次に示す。
なお、比較テストに用いた歯ブラシハンドルの各部の寸
法は下記の表２の通りである。
歯ブラシハンドルとの使用比較テスト結果を次に示す。
なお、比較テストに用いた歯ブラシハンドルの各部の寸
法は下記の表２の通りである。
【００２９】
【表２】
【００３０】上記表２に示した本発明品と従来品Ａ〜Ｃ
の歯ブラシハンドルを用いて歯ブラシを作り、実際に歯
を磨いてもらい、歯ブラシとして最も握りやすかったも
のを選んでもらったところ、次のような結果を得た。な
お、テスト者の総数は、成人男女計６０人である。 本発明品 ：６３％（３８人） 従来製品Ａ： ５％（ ３人） 従来製品Ｂ：１５％（ ９人） 従来製品Ｃ：１７％（１０人）
の歯ブラシハンドルを用いて歯ブラシを作り、実際に歯
を磨いてもらい、歯ブラシとして最も握りやすかったも
のを選んでもらったところ、次のような結果を得た。な
お、テスト者の総数は、成人男女計６０人である。 本発明品 ：６３％（３８人） 従来製品Ａ： ５％（ ３人） 従来製品Ｂ：１５％（ ９人） 従来製品Ｃ：１７％（１０人）
【００３１】また、下記表３に示す他の寸法例のものに
ついても同様の使用比較テストを行なったところ、次の
ような結果を得た。なお、テスト者の総数は、小学生男
女計３０人である。
ついても同様の使用比較テストを行なったところ、次の
ような結果を得た。なお、テスト者の総数は、小学生男
女計３０人である。
【００３２】
【表３】
【００３３】本発明品 ：６７％（２０人） 従来製品Ｄ：２０％（ ６人） 従来製品Ｅ：１３％（ ４人）
【００３４】上記２つの比較テスト結果を見れば明らか
なように、大多数の人が本発明の歯ブラシハンドルのほ
うが従来の歯ブラシハンドルよりも握りやすいと判定し
たことが分かる。
なように、大多数の人が本発明の歯ブラシハンドルのほ
うが従来の歯ブラシハンドルよりも握りやすいと判定し
たことが分かる。
【００３５】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１記載の歯
ブラシハンドルによれば、把持部の厚さを、前方部＜後
方部で、かつ、前方部の厚さ６〜８ｍｍ、後方部の厚さ
８〜１１ｍｍの範囲とし、把持部の幅を、前方部＞後方
部＞中央部で、かつ、前方部の幅１２〜１６ｍｍ、後方
部の幅１０〜１４ｍｍ、中央部の幅１０〜１２ｍｍの範
囲としたので、パームグリップ法によるブラッシング
時、把持部を握った手指と掌が把持部にピッタリとフィ
ットするようになる。このため、従来のものに比べて持
ちやすく、使いやすいものとなる。
ブラシハンドルによれば、把持部の厚さを、前方部＜後
方部で、かつ、前方部の厚さ６〜８ｍｍ、後方部の厚さ
８〜１１ｍｍの範囲とし、把持部の幅を、前方部＞後方
部＞中央部で、かつ、前方部の幅１２〜１６ｍｍ、後方
部の幅１０〜１４ｍｍ、中央部の幅１０〜１２ｍｍの範
囲としたので、パームグリップ法によるブラッシング
時、把持部を握った手指と掌が把持部にピッタリとフィ
ットするようになる。このため、従来のものに比べて持
ちやすく、使いやすいものとなる。
【００３６】また、請求項２記載の歯ブラシハンドルに
よれば、把持部全体を前記ヘッド部の植毛穴の位置する
ブラシ表面側に向かって凸状に緩やかに湾曲させたの
で、把持部を握った手指と掌内に把持部がよりピッタリ
と収まり、使用感をさらに向上することができる。
よれば、把持部全体を前記ヘッド部の植毛穴の位置する
ブラシ表面側に向かって凸状に緩やかに湾曲させたの
で、把持部を握った手指と掌内に把持部がよりピッタリ
と収まり、使用感をさらに向上することができる。
【００３７】また、請求項３記載の歯ブラシハンドルに
よれば、把持部の所望の位置にゴム製の滑り止めを埋め
込んだので、把持部を握ったときの指の滑りを無くすこ
とができ、ブラッシングをさらにやりやすくすることが
できる。
よれば、把持部の所望の位置にゴム製の滑り止めを埋め
込んだので、把持部を握ったときの指の滑りを無くすこ
とができ、ブラッシングをさらにやりやすくすることが
できる。
【図１】本発明の１実施形態を示すもので、（Ａ）は平
面図、（Ｂ）は側面図、（Ｃ）は裏面図である。
面図、（Ｂ）は側面図、（Ｃ）は裏面図である。
【図２】図１の実施形態の断面を示すもので、（Ａ）は
図１（Ａ）中のＰ1 位置の断面図、（Ｂ）は図１（Ａ）
中のＰ2 位置の断面図、（Ｃ）は図１（Ａ）中のＰ3 位
置の断面図である。
図１（Ａ）中のＰ1 位置の断面図、（Ｂ）は図１（Ａ）
中のＰ2 位置の断面図、（Ｃ）は図１（Ａ）中のＰ3 位
置の断面図である。
【図３】本発明の具体的な実施例を示すもので、（Ａ）
は平面図、（Ｂ）は側面図である。
は平面図、（Ｂ）は側面図である。
【図４】図３の実施例の断面を示すもので、（Ａ）〜
（Ｆ）は図３（Ｂ）中の対応する符号Ａ〜Ｆ位置の断面
図である。
（Ｆ）は図３（Ｂ）中の対応する符号Ａ〜Ｆ位置の断面
図である。
１ 植毛穴 ２ ヘッド部 ３ 首部 ４ 把持部 ５，６ 指止め用突起部 ７，８ 滑り止め Ｐ1 把持部の前方部 Ｐ2 把持部の中央部 Ｐ3 把持部の後方部 ｔ1 前方部Ｐ1 の厚さ ｔ2 中央部Ｐ2 の厚さ ｔ3 後方部Ｐ3 の厚さ Ｗ1 前方部Ｐ1 の幅 Ｗ2 中央部Ｐ2 の幅 Ｗ3 後方部Ｐ3 の幅
Claims (3)
- 【請求項１】 毛束を植毛するためのヘッド部と、該ヘ
ッド部に続く首部と、該首部に続く把持部とからなる歯
ブラシハンドルにおいて、 前記把持部の前方部をパームグリップした親指が当たる
位置、中央部を前方部と後方部の中間の位置または前方
部と後方部の間で極大値あるいは極小値のある位置、後
方部をハンドルの後端部から５〜６ｍｍ前方の位置とす
るとき、 前記把持部の厚さを、前方部＜後方部で、かつ、前方部
の厚さ６〜８ｍｍ、後方部の厚さ８〜１１ｍｍの範囲と
し、 前記把持部の幅を、前方部＞後方部＞中央部で、かつ、
前方部の幅１２〜１６ｍｍ、後方部の幅１０〜１４ｍ
ｍ、中央部の幅１０〜１２ｍｍの範囲としたことを特徴
とする歯ブラシハンドル。 - 【請求項２】 前記把持部全体を前記ヘッド部の植毛穴
の位置するブラシ表面側に向かって凸状に緩やかに湾曲
させたことを特徴とする請求項１記載の歯ブラシハンド
ル。 - 【請求項３】 前記把持部の所望の位置にゴム製の滑り
止めを埋め込んだことを特徴とする請求項１または２記
載の歯ブラシハンドル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3257097A JPH10215949A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 歯ブラシハンドル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3257097A JPH10215949A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 歯ブラシハンドル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10215949A true JPH10215949A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12362571
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3257097A Pending JPH10215949A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 歯ブラシハンドル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10215949A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003135148A (ja) * | 2001-10-31 | 2003-05-13 | Lion Corp | 歯ブラシ |
| JP2005510330A (ja) * | 2001-12-04 | 2005-04-21 | ジョンソン・アンド・ジョンソン・インダストリアル・エルティーディーエー | 歯ブラシ |
| JP2017213314A (ja) * | 2016-06-02 | 2017-12-07 | ライオン株式会社 | 歯ブラシ |
| WO2018079114A1 (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-03 | ライオン株式会社 | 歯ブラシ |
| WO2019054266A1 (ja) * | 2017-09-13 | 2019-03-21 | ライオン株式会社 | 歯ブラシ |
-
1997
- 1997-02-03 JP JP3257097A patent/JPH10215949A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| WO2017208488A1 (ja) * | 2016-06-02 | 2017-12-07 | ライオン株式会社 | 歯ブラシ |
| CN109152469A (zh) * | 2016-06-02 | 2019-01-04 | 狮王株式会社 | 牙刷 |
| KR20190011712A (ko) * | 2016-06-02 | 2019-02-07 | 라이온 가부시키가이샤 | 칫솔 |
| WO2018079114A1 (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-03 | ライオン株式会社 | 歯ブラシ |
| WO2019054266A1 (ja) * | 2017-09-13 | 2019-03-21 | ライオン株式会社 | 歯ブラシ |
| CN111093430A (zh) * | 2017-09-13 | 2020-05-01 | 狮王株式会社 | 牙刷 |
| JPWO2019054266A1 (ja) * | 2017-09-13 | 2020-10-15 | ライオン株式会社 | 歯ブラシ |
| CN111093430B (zh) * | 2017-09-13 | 2021-12-03 | 狮王株式会社 | 牙刷 |
| TWI767054B (zh) * | 2017-09-13 | 2022-06-11 | 日商獅子股份有限公司 | 牙刷 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040220 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040302 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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| A521 | Written amendment |
Effective date: 20040506 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050111 |