JP6722621B2 - 歯ブラシ - Google Patents
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Description
グリップ部の第1部分および第2部分はグリップ部を握る手に対してそれぞれ異なる触感を与える。このため、ユーザはグリップ部を手で握った場合に手の各指がグリップ部のどの部分に接触しているかを触感から認識でき、ブラシの向きを認知できることにより、各指の位置をブラッシングに適した位置に容易に調節できる。
上記歯ブラシでは、被覆部材の材質の選択により第1部分の側面に持たせる特性を任意に選択できる。一般的なブラッシング方法に適したグリップ部の握り方では第1部分に親指が当てられる。被覆部材を軟性樹脂により構成した場合、第1部分の側面が湿潤状態であっても高いグリップ性が確保されるため、ブラッシング時に手に対する歯ブラシの位置がずれにくい。
このため、ユーザが第1部分の側面により与えられる触感と第2部分の側面により与えられる触感との違いを認識しやすい。
このため、ユーザの手にソフトな触感を与えることができる。
このため、ユーザが第1部分の側面により与えられる触感と第2部分の側面により与えられる触感との違いをより認識しやすい。
このため、ユーザは第3部分から与えられる触感により第1部分と第2部分との境界を認識できる。
このため、ブラッシングの対象となる部位に応じて持ち方が頻繁に変更される場合においても、ユーザは第1部分から与えられる触感を利用して適切なペングリップまたはパームグリップによりグリップ部を握ることができる。
このため、ユーザは第2部分から与えられる触感を利用して視認することなく適切なペングリップまたはパームグリップで歯ブラシを保持することができる。
グリップ部の最大厚さと最大幅との関係が上記のように設定された場合、グリップ部を握りやすくなることが確認された。
このため、グリップ部の外周面に曲面が含まれ、グリップ部を握りやすい。
図1および図2に示される歯ブラシ1はユーザが適切な握り方でブラッシングできるよう構成された歯ブラシの一例である。歯ブラシ1を構成する主な要素は歯ブラシ本体10および多数のフィラメント束100である。多数のフィラメント束100はブラシを構成している。歯ブラシ本体10は主要な部分が単一の材料により構成された第1形態、および、主要な部分が複数の材料により構成された第2形態を取り得る。以下の説明では、歯ブラシ本体10の主要な部分を構成する材料を基礎材料と称する。第2形態の一例では、基礎材料により構成された部分、および、その部分の表面を被覆する部分により歯ブラシ本体10の主要な部分が構成される。
図12〜図21に示される第2実施形態の歯ブラシ1は、以下に説明する点において第1実施形態の歯ブラシ1と相違し、その他の点において第1実施形態の歯ブラシ1と実質的に同じ構成を備える。なお、第2実施形態の歯ブラシ1の右側面図は図14に示される歯ブラシ1の左側面図と対称に表れるため図示を省略する。また、各図において薄墨を施した部分は歯ブラシ本体10のうちの第2触感付与部60が設けられた部分、すなわち、歯ブラシ本体10のうちのシボ加工が施された部分である。また、第2実施形態の歯ブラシ1は第1実施形態の歯ブラシ1と同様に、ネック部70、ヘッド部80、および、フィラメント束100は任意の形態を取り得る。図12〜図16、図18、および、図21においては、第1実施形態の歯ブラシ1からの主要な変更点であるグリップ部30の構成を強調するために、ヘッド部80およびフィラメント束100を破線で示している。
本願発明者は実施例および比較例の試料を用いて、第1触感付与部50および第2触感付与部60の構成、間隔HX、および、凹凸粗さと、フィラメント束100の向きの認識性および第2触感付与部60がユーザの手に与える触感の強さとの関係を確認する試験を行った。図22は試験に関する比較例および実施例の試験条件である。図23は試験の結果である。以下の説明では、説明の便宜上、比較例の試料における実施例の試料と共通する部分について同一の符号を付している。実施例の試料は実施形態に関する歯ブラシ1である。比較例の試料は実施例の歯ブラシ1とは異なる構成を備える歯ブラシ1である。各比較例の歯ブラシ1は第1触感付与部50および第2触感付与部60の少なくとも一方が平滑面である点において実施例の歯ブラシ1と相違し、その他の点において実施例の歯ブラシ1と同じ構成を備える。
上記各実施形態は本発明に関する歯ブラシが取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に関する歯ブラシは各実施形態に例示された形態とは異なる形態を取り得る。その一例は、各実施形態の構成の一部を置換、変更、もしくは、省略した形態、または、各実施形態に新たな構成を付加した形態である。以下に各実施形態の変形例の一例を示す。以下の変形例のうち技術的に矛盾しない複数の変形例は組み合わせ可能である。
10 :歯ブラシ本体
30 :グリップ部
30C:側面
30D:端部
31 :第1部分
32 :第2部分
33 :第3部分
70 :ネック部
80 :ヘッド部
100:ブラシ
200:手
220:人差し指
Claims (9)
- 端部を含むグリップ部と、前記グリップ部と繋がるネック部と、前記ネック部と繋がるヘッド部とを備える歯ブラシ本体を含み、
前記グリップ部は前記グリップ部のうちの前記ネック部側の部分である第1部分、および、前記グリップ部のうちの前記端部側の部分である第2部分を含み、
前記第1部分の側面は手が前記ネック部に触れた場合に生じる触感と異なる触感が生じるように構成され、
前記第2部分の側面は手が前記第1部分に触れた場合に生じる触感と異なる触感が生じるように構成され、
前記第1部分の側面および前記第2部分の側面の一方は前記歯ブラシ本体に設けられた表面加工部を含み、
前記表面加工部は手が触れた場合に凹凸の触感が生じるように凹凸加工が施された部分を含み、
前記凹凸加工により形成された凹凸部の粗さは60μm以下であり、
前記第1部分の側面および前記第2部分の側面の一方は、幅方向に関して前記グリップ部の中心軸に対して互いに反対側に設けられる第1側面および第2側面を含み、
幅方向に関する前記第1側面の前記表面加工部と前記第2側面の前記表面加工部との間隔は10mm以下である
歯ブラシ。 - 前記第1部分の側面および前記第2部分の側面の他方は前記歯ブラシ本体に設けられた被覆部材により構成される
請求項1に記載の歯ブラシ。 - 前記第1部分の側面は前記被覆部材により構成され、
前記第2部分の側面は前記表面加工部を含む
請求項2に記載の歯ブラシ。 - 前記表面加工部はシボ加工が施された部分を含む
請求項1〜3のいずれか一項に記載の歯ブラシ。 - 手が前記第1部分の側面および前記第2部分の側面に触れた場合とは異なる触感が生じるように前記歯ブラシ本体の長手方向における前記第1部分と前記第2部分との間に設けられた第3部分をさらに備える
請求項1〜4のいずれか一項に記載の歯ブラシ。 - 前記第1部分の側面は人差し指が前記第1部分の側面と接触するように前記グリップ部が前記手でペングリップまたはパームグリップされた場合に前記手の人差し指に生じる触感と、前記手の人差し指が前記ネック部に触れた場合に生じる触感とが異なるように構成されている
請求項1〜5のいずれか一項に記載の歯ブラシ。 - 前記第2部分の側面は人差し指が前記第2部分の側面と接触するように前記グリップ部が前記手でペングリップまたはパームグリップされた場合に前記手の人差し指に生じる触感と、前記手の人差し指が前記ネック部に触れた場合に生じる触感とが異なるように構成されている
請求項1〜6のいずれか一項に記載の歯ブラシ。 - 前記グリップ部の長手方向に直交する断面における前記グリップ部の最大厚さは、前記断面における前記グリップ部の最大幅の50%〜95%の範囲に含まれる
請求項1〜7のいずれか一項に記載の歯ブラシ。 - 前記第1部分および前記第2部分は前記グリップ部の長手方向に直交する断面における前記グリップ部の形状がオーバル形状またはオーバル形状に類似した形状である部分を含む
請求項1〜8のいずれか一項に記載の歯ブラシ。
Priority Applications (1)
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JP2017129947A JP6722621B2 (ja) | 2017-06-30 | 2017-06-30 | 歯ブラシ |
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JP2017129947A JP6722621B2 (ja) | 2017-06-30 | 2017-06-30 | 歯ブラシ |
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JP2019010455A JP2019010455A (ja) | 2019-01-24 |
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Family
ID=65227637
Family Applications (1)
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JP2017129947A Active JP6722621B2 (ja) | 2017-06-30 | 2017-06-30 | 歯ブラシ |
Country Status (1)
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- 2017-06-30 JP JP2017129947A patent/JP6722621B2/ja active Active
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