JPH10215685A - 育苗箱の棚差し装置 - Google Patents

育苗箱の棚差し装置

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Publication number
JPH10215685A
JPH10215685A JP2671597A JP2671597A JPH10215685A JP H10215685 A JPH10215685 A JP H10215685A JP 2671597 A JP2671597 A JP 2671597A JP 2671597 A JP2671597 A JP 2671597A JP H10215685 A JPH10215685 A JP H10215685A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lifting
seedling raising
box
boxes
seedling
Prior art date
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Pending
Application number
JP2671597A
Other languages
English (en)
Inventor
Mizuki Tanaka
瑞樹 田中
Retsu Fujioka
烈 藤岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH10215685A publication Critical patent/JPH10215685A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 田植機用の苗を集中育成する育苗施設で利用
される育苗箱の棚差し装置の処理能力を高める。 【解決手段】 多段に積層したブロック状態で出芽処理
された育苗箱1)を緑化台車11に上下間隔を空けて移
し替える育苗箱の棚差し装置であって、出芽行程を経た
育苗箱ブロックAから育苗箱1群を2箱づつ分離して送
り出す分離送り出し機構2と、分離された2箱の育苗箱
1を更に1箱づつに展開して送り出す展開送り出し機構
6と、展開送り出し機構6から送り出されてきた各育苗
箱1を緑化台車14の棚段間隔をもって順次持ち上げる
2台の持ち上げ搬送機構10と、持ち上げ搬送機構10
で持ち上げ支持された所定複数の育苗箱1を緑化台車1
4に差し込み供給する押し出し機構13とを備え、か
つ、2台の前記持ち上げ搬送機構10を、略1箱分の間
隔を空けて押し出し可能に並列配備してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、田植機用の苗を集
中育成する育苗施設で利用される育苗箱の棚差し装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】育苗施設における育苗形態の一つとし
て、播種した育苗箱を多段積層状態で出芽室において出
芽させた後、この育苗箱を上下間隔をあけた状態にして
緑化台に差し替え、通風および採光の良好な状態にして
緑化行程に移る方式があり、多段積層状態で出芽処理さ
れた育苗箱を緑化台に差し替えるために棚差し装置が利
用される。従来このような棚差し装置では、多段に積層
された出芽処理済み育苗箱群を分離送り出し機構によっ
て1箱づつ分離して一列状態で送り出し、送り出されて
きた育苗箱を、緑化台の棚間隔をもって順次持ち上げる
持ち上げ搬送機構の下部に供給し、持ち上げ搬送機構に
所定複数の育苗箱が持ち上げ保持されると、これら育苗
箱を押し出し機構によって一挙に押し出し、持ち上げ搬
送機構の側部に待機させた緑化台に差し込むようにして
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の棚差し装置
における処理能力は分離送り出し機構の処理速度に依存
することになり、この処理速度を可能な限り高めても、
現状では1時間に1000箱程度の処理能力となってい
る。大規模な育苗施設においては短期間に膨大な量の処
理を行う必要から、処理能力の高い棚差し装置が望まれ
ており、本発明は、このような要望を満足することを目
的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1に係る発明の構成、作用および効果〕
【0005】(構成) 請求項1に係る発明は、多段に
積層したブロック状態で出芽処理された育苗箱を緑化台
車に上下間隔を空けて移し替える育苗箱の棚差し装置で
あって、出芽行程を経た育苗箱ブロックから育苗箱群を
2箱づつ分離して送り出す分離送り出し機構と、分離さ
れた2箱の育苗箱を更に1箱づつに展開して送り出す展
開送り出し機構と、展開送り出し機構から送り出されて
きた各育苗箱を緑化台車の棚段間隔をもって順次持ち上
げる2台の持ち上げ搬送機構と、持ち上げ搬送機構で持
ち上げ支持された所定複数の育苗箱を緑化台に差し込み
供給する押し出し機構とを備え、かつ、2台の前記持ち
上げ搬送機構を略1箱分の間隔をあけて押し出し可能に
並列配備してあることを特徴とする。
【0006】(作用) 上記構成によると、分離送り出
し機構の1回の作動で2箱をまとめて分離して送り出す
ので、1箱づつ分離して送り出す従来装置と同様の速度
で作動すれば、計算上での単位時間当たりの処理箱数は
従来の2倍となる。この場合、2台の持ち上げ搬送機構
は略1箱分の間隔をあけて押し出しできるように並列配
備されているので、第1回目の差し替え作動によって、
緑化台車には1箱分強の間隔をあけて2箇所に育苗箱群
が差し込まれ、次に緑化台車を略1箱分だけ移動させた
状態で、第2回目の差し込みを行うことで、緑化台車に
4組の育苗箱群を並列状態で棚差し収容することができ
る。
【0007】(効果) 従って、請求項1に係る発明に
よれば、分離送り出し機構の作動速度を従来と同様にし
て運転しても、処理速度を理論上は2倍に上げることが
可能となり、大規模育苗施設の要望を満足する処理能力
を発揮させることができる。
【0008】〔請求項2に係る発明の構成、作用および
効果〕
【0009】(構成) 請求項2に係る発明は、請求項
1に係る発明において、前記展開送り出し機構を、積層
された上下2箱の育苗箱を上段コンベアと下段コンベア
によって対応する持ち上げ搬送機構の下部に供給するよ
う構成し、かつ、下段コンベアに対応する側の前記持ち
上げ搬送機構を、所定複数の育苗箱の持ち上げ完了後に
1ピッチだけ空転持ち上げ作動されるよう構成してある
ことを特徴とする。
【0010】(作用) 上記構成によると、2台の持ち
上げ搬送機構で夫々所定数の育苗箱を持ち上げ保持した
状態では、両機構での育苗箱群の高さが1ピッチ異なる
ことになるが、押し出し機構が作動する前に、一方の持
ち上げ搬送機構の空運転によって低い方の育苗箱群が1
ピッチだけ上昇されて、両育苗箱群の高さが揃えられた
状態で緑化台車に差し込まれる。
【0011】(効果) 従って、請求項2に係る発明に
よれば、請求項1に係る発明の上記効果をもたらすとと
もに、高さを異ならせて分離された後、2台の持ち上げ
搬送機構に保持させた2組の育苗箱群を、その持ち上げ
搬送機構を用いて同じ高さに修正することができ、例え
ば高さを異ならせて分離した育苗箱を一旦動レベルに修
正してから2台の持ち上げ搬送機構に供給するように構
成する場合に比較して、専用のレベル修正手段を必要と
せず、構造簡単に所期の機能を発揮させることができる
利点がある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る棚差し装置の
構成とその機能を、図面を参照しながら作動行程の順に
説明する。
【0013】播種処理された育苗箱1は所定数(十数箱
〜30箱)づつブロック状に積層され、数ブロックづつ
出芽台車20に搭載されて出芽室に搬入され、出芽行程
を経た後に出芽室から搬出されて棚差し装置に供給され
る。
【0014】出芽行程を経た育苗箱ブロックAは、先ず
分離送り出し機構2に装填される。この分離送り出し機
構2は、図4に示すように、育苗箱ブロックAを油圧シ
リンダ3aを用いて昇降するリフト機構3bと、開閉駆
動される係止爪4と、ローラ式の搬出用コンベア5とを
備えており、その作動は以下のようである。つまり、、
図4(イ)に示すように、先ずリフト機構3bを上昇さ
せて育苗箱ブロックAを受け止め支持し、係止爪4を開
放した状態でリフト機構3を下降させて育苗箱ブロック
Aを下降させる。図4(ロ)に示すように、設定位置ま
で下降した時点で、下から3箱目の育苗箱1を係止爪4
で係止し、更にリフト機構3を搬出用コンベア5の下方
にまで下降退入させることで、図4(ハ)に示すよう
に、下から2箱の育苗箱1を搬出用コンベア5上に載置
し、分離した2箱の育苗箱1を積層状態のまま送り出
す。次の作動時には、再びリフト機構3を上昇させて育
苗箱ブロックAを少し持ち上げて係止爪4を開放し、前
記作動を繰り返すのである。
【0015】分離送り出し機構2から積層状態で送り出
された2個の育苗箱1は、次に展開送り出し機構6に供
給される。この展開送り出し機構6は、下段コンベア7
と、前端に回転爪車9を備えた上段コンベア8とからな
り、下段コンベア7上に載置されて搬送されてきた2個
の育苗箱1の内、下段の育苗箱1は下段コンベア7によ
って引き続き搬送され、上段の育苗箱1は回転爪車9に
よって下段の育苗箱1から引き離されて上段コンベア8
に移され、高さが異なったままで平面的に展開分離され
るようになっている。
【0016】下段コンベア7および上段コンベア8で搬
送された育苗箱1は、各搬送経路終端部に対向して配置
された2台の持ち上げ搬送機構10に供給される。この
持ち上げ搬送機構10は、図5に示すように、間欠駆動
されて同期回動するチェーン11に所定ピッチで支持部
材12を取付けてなり、下段コンベア7および上段コン
ベア8から送り出された育苗箱1が支持部材12上に差
し入れられるごとにチェーン11が1ピッチづつ上昇移
動することで、図2,図3に示すように、育苗箱1を上
下に所定間隔を空けた状態で順次持ち上げ保持する。
【0017】そして、図6に示すように、各持ち上げ搬
送機構10に所定数の育苗箱1が保持されると、次に下
段コンベア7に対応する持ち上げ搬送機構10のみが1
ピッチだけ空転上昇作動し、これによって、図7に示す
ように、両持ち上げ搬送機構10に保持された育苗箱1
群の高さが揃えられる。
【0018】上記のように育苗箱1群の高さ揃えがなさ
れると、図8に示すように、各持ち上げ搬送機構7に対
応して配備された押し出し機構13が作動して、保持さ
れた育苗箱1群を持ち上げ搬送機構10から押し出し、
各持ち上げ搬送機構10の出口側にレール15を介して
配置しておいた緑化台車14の棚段14aに差し込まれ
る。
【0019】前記押し出し機構13は、上部のガイドレ
ール16を介して前後進可能な可動枠17に、持ち上げ
搬送機構10に保持された育苗箱1の夫々に対応してプ
ッシャー18を水平片持ち状に並列装備してなり、可動
枠16が駆動前進移動することで、両持ち上げ搬送機構
10の育苗箱1群が縦長方向に同時に押し出されて、緑
化台車14に差し替えられるよう構成されている。
【0020】この緑化台車14には前後4か所に収容部
B1 〜B4 が備えられており、その収容部の一個置きに
各持ち上げ搬送機構10の出口部が対向するように、2
台の持ち上げ搬送機構10が、両者の間に育苗箱1箱分
強の間隔を空けて配設されている。
【0021】従って、1回目の差し替えによって第1収
容部B1 と第3収容部B3 に育苗箱1群が差し替え収容
され、その後、第2収容部B2 と第4収容部B4 とが各
持ち上げ搬送機構10の出口部に対向するように緑化台
車14が収容部配置ピッチ分だけ前進され、この状態で
2回目の差し替えが行われることで、第2収容部B2と
第4収容部B4 に育苗箱1群が差し替え収容される。以
上で1台の緑化台車14への差し替えが終了し、満杯に
なった緑化台車14を搬出するとともに、新しい空の緑
化台車14を搬入して上記作動を繰り返すのである。
【0022】なお、図9は、積層された育苗箱ブロック
Aを出芽処理する際に利用する出芽台車20の一例を示
しており、この例では18箱の育苗箱1を積層してなる
育苗箱ブロックAを5組前後に並べて載置して、手押し
で走行移動できるよう構成されている。このように載置
した育苗箱ブロックAが走行移動中に転倒したり崩れる
ことがないように、棒材を下向きコの字形に屈曲してな
る転倒防止ステー21を隣接する複数ブロックに亘って
上方から千鳥状に嵌め付ける。また、積載した育苗箱ブ
ロックAの崩れを防止する手段としては、図10に示す
ように、出芽台車20の手押しハンドル22に備えた固
定ステー23と隣接する育苗箱ブロックAとの間に上方
より嵌め付けられる転倒防止ステー24とによって、育
苗箱ブロックAの横振れを防止する構造も考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る棚差し装置の全体構成を示す概略
平面図
【図2】下段コンベア側での持ち上げ搬送行程を示す側
面図
【図3】上段コンベア側での持ち上げ搬送行程を示す側
面図
【図4】分離送り出し機構の二箱分離作動を示す正面図
【図5】持ち上げ搬送機構の正面図
【図6】(イ)下段コンベア側での持ち上げ搬送行程終
了直前を示す側面図 (ロ)上段コンベア側での持ち上げ搬送行程終了直前を
示す側面図
【図7】(イ)下段コンベア側での持ち上げレベル調整
がなされた状態を示す側面図 (ロ)上段コンベア側での持ち上げ搬送終了状態を示す
側面図
【図8】各持ち上げ搬送機構での差し替え行程を示す側
面図
【図9】緑化台車と育苗箱ブロック転倒防止手段の一例
を示す斜視図
【図10】緑化台車と育苗箱ブロック転倒防止手段の他
の一例を示す斜視図
【符号の説明】
1 育苗箱 2 分離送り出し機構 6 展開送り出し機構 7 下段コンベア 8 上段コンベア 10 持ち上げ搬送機構 13 押し出し機構 14 緑化台車 A 育苗箱ブロック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多段に積層したブロック状態で出芽処理
    された育苗箱を緑化台車に上下間隔を空けて移し替える
    育苗箱の棚差し装置であって、出芽行程を経た育苗箱ブ
    ロックから育苗箱群を2箱づつ分離して送り出す分離送
    り出し機構と、分離された2箱の育苗箱を更に1箱づつ
    に展開して送り出す展開送り出し機構と、展開送り出し
    機構から送り出されてきた各育苗箱を緑化台車の棚段間
    隔をもって順次持ち上げる2台の持ち上げ搬送機構と、
    持ち上げ搬送機構で持ち上げ支持された所定複数の育苗
    箱を緑化台に差し込み供給する押し出し機構とを備え、
    かつ、2台の前記持ち上げ搬送機構を略1箱分の間隔を
    あけて押し出し可能に並列配備してあることを特徴とす
    る育苗箱の棚差し装置。
  2. 【請求項2】 前記展開送り出し機構を、積層された上
    下2箱の育苗箱を上段コンベアと下段コンベアによって
    対応する持ち上げ搬送機構の下部に供給するよう構成
    し、かつ、下段コンベアに対応する側の前記持ち上げ搬
    送機構を、所定複数の育苗箱の持ち上げ完了後に1ピッ
    チだけ空転持ち上げ作動されるよう構成してあることを
    特徴とする請求項1記載の育苗箱の棚差し装置。
JP2671597A 1997-02-10 1997-02-10 育苗箱の棚差し装置 Pending JPH10215685A (ja)

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JP2671597A Pending JPH10215685A (ja) 1997-02-10 1997-02-10 育苗箱の棚差し装置

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