JPH09275794A - 苗箱回収方法及び苗箱回収機 - Google Patents

苗箱回収方法及び苗箱回収機

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JPH09275794A
JPH09275794A JP9140096A JP9140096A JPH09275794A JP H09275794 A JPH09275794 A JP H09275794A JP 9140096 A JP9140096 A JP 9140096A JP 9140096 A JP9140096 A JP 9140096A JP H09275794 A JPH09275794 A JP H09275794A
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seedling box
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瑞樹 田中
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烈 藤岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 横並び多数枚の敷設苗箱を、同時にかつ容易
に回収できるようにする。 【解決手段】 地面に横並びに敷設された多数枚の苗箱
Nの各周縁を箱取り上げ機構17で引っ掛けて持ち上げ
かつ後方移動し、箱取り上げ機構17の引っ掛けを解除
して全苗箱Nを前後搬送機構6上に載置し、この前後搬
送機構6から横搬送機構5上に移載し、全苗箱Nを1枚
ずつ順次横搬送機構5の中央に搬送した後に後方に移動
して箱収集機構9に収集する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地面に敷設してあ
る苗箱を多数枚同時に回収する苗箱回収機に関する。
【0002】
【従来の技術】稲や野菜の育苗作業では、発芽後に苗箱
をハウス内に数百〜千枚単位で並べて緑化及び/又は硬
化処理をしており、この苗箱の回収を狭い敷地内で能率
よく行うために機械化する技術が開発されている。苗箱
を敷設回収する技術としては、特開平7−107817
号公報に開示されたものがある。この技術は、機体を前
後に進行させる走行装置と、苗箱台車を載せる台車載置
部と、地面上から機体上への苗箱の搬送と機体上から地
面上への苗箱の搬送を選択的に行える苗箱搬送装置と、
機体上の苗箱を台車載置部上の苗箱台車に積み込む作業
と台車載置部上の苗箱台車内に積まれている苗箱を機体
上へ降ろす作業を選択的に行える苗箱積降ろし装置とを
設けて構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、苗箱
搬送装置を左右に2組装備して2枚の苗箱を同時に敷設
・回収をすることができる敷設回収機であり、その回収
機構をみると、苗箱を横搬送する機構がないため、3枚
以上の多数枚の苗箱を同時に回収させるように構成する
ことが困難で能率化が期待し難く、また、敷設苗箱をデ
バイダ形状の左右苗箱案内具で持ち上げるだけであるた
め、根が地面に張り付いていると苗箱の持ち上げが困難
になることがある。
【0004】本発明方法の第1の目的は、横並び多数枚
の敷設苗箱を、その周縁を引っ掛けて同時に取り上げ、
全苗箱を同時に前後搬送機構から横搬送機構上へ移載し
て収集し、多数枚の苗箱を同時にかつ容易に回収できる
ようにするにある。本発明方法の第2の目的は、多数枚
の敷設苗箱を取り上げている間に全体装置を前進させ
て、能率良く作業ができるようにするにある。
【0005】本発明方法の第3の目的は、箱取り上げ機
構17による苗箱Nの周縁Naからの引っ掛け解除を確
実かつ容易にできるようにするにある。本発明装置の第
1の目的は、敷設されていた横並び多数枚の苗箱を同時
に取り上げ、全苗箱を前後搬送機構から横搬送機構に搬
送し、横搬送機構から受渡機構で1枚ずつ取り出して箱
収集機構に上下多段に回収することにより、苗箱取り上
げから多段回収までの機械を小型かつ簡単にし、取扱い
も容易にできるようにするにある。
【0006】本発明装置の第2の目的は、多数枚の苗箱
を同時に回収する作業装置と、この作業装置から苗箱を
1枚ずつ供給されて上下多段に収集する箱収集装置とを
連結・分離可能に独立構成することにより、各装置を小
型にかつ簡単に構成し、敷設域端部で箱収集装置を分離
して作業装置のみで最端部から回収できるようにするに
ある。
【0007】本発明装置の第3の目的は、根が地面に張
り付いている苗箱でも、確実に取り上げることができる
ようにするにある。本発明装置の第4の目的は、苗箱の
周縁を下方から引っ掛けかつ上方へ持ち上げて、苗箱の
取り上げとその下方への前後搬送機構の挿入とを確実に
できるようにするにある。
【0008】本発明装置の第5の目的は、苗箱の取り上
げを簡単な構成で確実にできるようにするにある。本発
明装置の第6の目的は、回収した苗箱を多段に収集し
て、これを箱収集枠体内に複数列収集できるようにする
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明方法における課題
解決のための第1の具体的手段は、地面に横並びに敷設
された多数枚の苗箱Nの各周縁Naを箱取り上げ機構1
7で引っ掛けて持ち上げかつ後方移動し、箱取り上げ機
構17の引っ掛けを解除して全苗箱Nを前後搬送機構6
上に載置し、この前後搬送機構6から横搬送機構5上に
移載し、全苗箱Nを1枚ずつ順次横搬送機構5の中央に
搬送した後に後方に移動して箱収集機構9に収集するこ
とである。
【0010】これによって、多数枚の敷設苗箱Nを、箱
取り上げ機構17で周縁Naを引っ掛けて同時に取り上
げ、全苗箱Nを同時に前後搬送機構6に載置しかつ横搬
送機構5上へ移載し、横搬送機構5から苗箱Nを1枚ず
つ順次箱収集機構9へ収集する。本発明方法における課
題解決のための第2の具体的手段は、第1の具体的手段
に加えて、前記苗箱Nを箱取り上げ機構17で引っ掛け
て後方移動するときに全体装置を前進させることであ
る。
【0011】これによって、多数枚の敷設苗箱Nを箱取
り上げ機構17で引っ掛けて同時に取り上げる際に、全
体装置を前進させて、装置を次に取り上げる苗箱Nの近
くまで移動する。本発明方法における課題解決のための
第3の具体的手段は、第1の具体的手段に加えて、前記
箱取り上げ機構17は、苗箱Nを引っ掛け側端部近傍を
前後搬送機構6の前端側に載置して、引っ掛け側端部を
前後搬送機構6の上方に浮かした状態で引っ掛けを解除
することである。
【0012】これによって、引っ掛け解除時の前後搬送
機構6と箱取り上げ機構17との距離が大きく、箱取り
上げ機構17の解除が確実かつ容易になる。本発明装置
における課題解決のための第1の具体的手段は、作業走
行機体A2上に、苗箱Nを載置して左右から中途部への
収集が可能な横搬送機構5を設け、地面から横並び多数
枚の苗箱Nを取り上げて横搬送機構5へ搬送可能な前後
搬送機構6を設け、横搬送機構5の中途部から後方位置
への苗箱N移動が可能な受渡機構7を設け、受渡機構7
から苗箱Nを1枚ずつ供給されてその苗箱Nを上下多段
に回収する箱収集機構9を設けていることである。
【0013】これによって、敷設されていた横1列多数
枚の苗箱Nが前後搬送機構6上に同時に取り上げ、全苗
箱Nが前後搬送機構6から横搬送機構5に搬送して、横
搬送機構5から受渡機構7で1枚ずつ取り出して箱収集
機構9内に上下多段に回収する。本発明装置における課
題解決のための第2の具体的手段は、作業走行機体A2
上に、苗箱Nを載置して左右から中途部への収集が可能
な横搬送機構5を設け、地面から横並び多数枚の苗箱N
を取り上げて横搬送機構5へ搬送可能な前後搬送機構6
を設け、横搬送機構5の中途部から後方位置への苗箱N
移動が可能な受渡機構7を設けた作業装置Aと;作業走
行機体A2に着脱自在に連結される収集走行機体C2上
に、受渡機構7から苗箱Nを1枚ずつ供給されてその苗
箱Nを上下多段に回収する箱収集機構9を設け、この箱
収集機構9から多段の苗箱Nを送り込んで収納しかつ収
集走行機体C2上に積み卸し可能な箱収集枠体15を配
置した箱収集装置Cと;を備えていることである。
【0014】これによって、作業装置Aに対して箱収集
装置Cが連結・分離自在に連結され、分離した作業装置
Aのみで作業することを可能にする。本発明装置におけ
る課題解決のための第3の具体的手段は、第1又は2の
具体的手段に加えて、前記前後搬送機構6の前方に、地
面に敷設した苗箱Nの周縁Naを引っ掛けて前後搬送機
構6上に持ち上げる箱取り上げ機構17を配置している
ことである。
【0015】これによって、根が地面に張り付いている
苗箱Nでも、箱取り上げ機構17で前後搬送機構6より
高くかつ強制的に引き上げる。本発明装置における課題
解決のための第4の具体的手段は、第3の具体的手段に
加えて、前記箱取り上げ機構17は前後搬送機構6の前
方で苗箱Nの周縁Naを下方から引っ掛ける掛止具22
と、この掛止具22を昇降及び角度変更する作動手段2
4と、掛止具及び作動手段24を前後移動させる前後動
手段25とを有することである。
【0016】これによって、掛止具22が苗箱Nの周縁
Naを下方から引っ掛け、上方へ持ち上げ、前後搬送機
構6の上まで移動する。本発明装置における課題解決の
ための第5の具体的手段は、第3の具体的手段に加え
て、前記前後搬送機構6は前後回転軸26、27間に苗
箱Nを載置搬送する巻掛体28を有し、箱取り上げ機構
17は前後搬送機構6の巻掛体28に苗箱Nの周縁Na
を下方から引っ掛ける掛止具22を設けて構成している
ことである。
【0017】これによって、敷設苗箱Nを前後搬送機構
6だけで引き上げかつその上まで移動する。本発明装置
における課題解決のための第6の具体的手段は、第2の
具体的手段に加えて、前記箱収集枠体15は多段苗箱N
を収納する収集部15aを左右に複数形成しており、箱
収集機構9に対して各収集部15aを対向可能にすべく
収集走行機体C2上に左右方向移動自在に搭載されてい
ることである。
【0018】これによって、箱収集枠体15は1つの収
集部15aに多段苗箱Nが収集完了すると、左右に移動
して他の収集部15aに多段苗箱Nを収集し、複数の多
段苗箱Nを収集する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜3には第1の実施の形態の
苗箱敷設機と苗箱回収機とに変更可能にした苗箱敷設回
収機の全体を示している。この苗箱敷設回収機は中央に
歩道を形成して左右各8枚計16枚の苗箱Nを横並びに
同時に敷設しかつ回収できる構成である。
【0020】前記苗箱敷設回収機は、作業装置Aと箱供
給装置Bと箱収集装置Cの連結分離可能な3装置から構
成されており、作業装置Aに箱供給装置Bを連結するこ
とにより苗箱敷設機(図4、5に示す)となり、作業装
置Aに箱収集装置Cを連結することにより苗箱回収機
(図6、7に示す)となり、作業装置Aだけでもその上
に載置できる枚数の苗箱Nを敷設・回収することができ
る。
【0021】図1〜13において、作業装置Aは大別し
て、苗箱Nを載置して中央部から左右への分配と左右か
ら中途部への収集とが可能な横搬送機構5と、苗箱Nを
載置して横搬送機構5上から地面への放出と地面から横
搬送機構5への取り上げとが可能な前後搬送機構6と、
横搬送機構5の中途部への後方位置からの苗箱N移動と
中途部から後方位置への苗箱N移動とが可能な受渡機構
7と、地面に放出した苗箱Nを前方へ押動する箱揃え機
構16又は地面に敷設した苗箱Nの周縁Naを引っ掛け
て前後搬送機構6上に持ち上げる箱取り上げ機構17と
を有し、これらを作業走行機体A2に装備している。
【0022】図1〜9において、作業走行機体A2は機
本体31内にエンジン及び油圧ポンプ等を搭載し、左右
クローラ走行部32を油圧モータで駆動するようになっ
ており、単独で走行・操縦可能である。横搬送機構5
は、苗箱Nを載置して左右に分配可能な分配送り手段3
と、この分配送り手段3の左右に位置して8枚の苗箱N
を載置可能でかつ分配送り手段3と苗箱Nの受け渡しを
する左右横送り手段4とを有する。
【0023】中央部の分配送り手段3及び左右の各横送
り手段4はそれぞれ、作業走行機体A2に固定のフレー
ム33に支持されたホイールコンベヤ又はローラコンベ
ヤ等で形成され、それぞれに設けたモータ34及びチェ
ーン伝動手段35等の駆動装置によって独立して正逆転
可能になっている。前記分配送り手段3は載置した苗箱
Nを左右に振り分け搬送して左又は右の横送り手段4に
移載し、各横送り手段4は苗箱Nを受け取って左右方向
に移動して、その全長に渡って計8枚の苗箱Nを載置保
持可能であり、また逆に、左右各横送り手段4に載置さ
れた8枚の苗箱Nを1枚ずつ左右搬送して、分配送り手
段3上に順次収集することができる。
【0024】前後搬送機構6はベルトコンベヤ(又はチ
ェーン、ホイール、ローラ等のコンベヤ)で形成された
前後搬送手段36と、横搬送機構5内に配置された押出
手段18とを有し、これらは左右各横送り手段4に対応
して左右に各1組設けられている。前記左右の各前後搬
送手段36は、左右横送り手段4から前下向きに配置さ
れていて、フレーム33の前部に固定の複数のブラケッ
ト37に複数枚の支持プレート38が支持され、この支
持プレート38に前後回転軸26、27が回転自在に支
持され、両回転軸26、27間に1枚の苗箱Nを載置可
能なベルト(又はチェーン)等の巻掛体28が8本巻き
掛けられており、側部に設けたモータ39によって後回
転軸27が駆動可能になっている。
【0025】左右の前後搬送手段36は、各巻掛体28
で横送り手段4側から送られてくる苗箱Nを受け取って
載置し、これを前方に搬送して地面に放出し、逆に地面
から取り上げた苗箱Nを載置し、これを後方に搬送して
横送り手段4上まで受け渡しをする。前記左右各押出手
段18は、フレーム33上に前後摺動自在に載置された
枠材41の後端に押動片42を立設し、枠材41を油圧
シリンダ43で摺動させるように構成しており、前記押
動片42は左右横送り手段4のホイール4aの隙間に位
置していて苗箱Nと当接すべく上方に突出している。
【0026】押出手段18は油圧シリンダ43を介して
枠材41を前方摺動することにより、押動片42で左右
横送り手段4上の全苗箱Nを同時に前方押動し、前後搬
送機構6に受け渡すことができる。苗箱Nの押動距離は
短くてもよく、押動途中から前後搬送手段36が苗箱N
の搬送をする。受渡機構7は、横搬送機構5の中途部上
に位置していて横搬送機構5上とその上方位置との間で
苗箱Nを昇降する昇降手段19と、この昇降手段19の
上方位置とその後方位置との間で苗箱Nを移動する移動
手段20とを有し、これらを機本体31に固定の支持フ
レーム45に支持している。
【0027】昇降手段19は複数本の昇降ロッド46を
平行リンク47に取り付け、この平行リンク47を油圧
シリンダ48で作動するように構成されており、前記昇
降ロッド46は分配送り手段3のホイール3aの隙間に
挿脱自在になっている。移動手段20は昇降手段19の
上方に配置されており、前後軸49、50にチェーン又
はベルト等の巻掛体51を巻き掛けて、モータ等で前後
動可能にしており、この巻掛体51に板形状又は爪形状
の後移動片52と前移動片53とが設けられている。
【0028】前記後移動片52は上方位置の昇降ロッド
46上の苗箱Nと当接可能であり、前移動片53は箱供
給装置B及び箱収集装置Cの搬送コンベヤ手段54上の
苗箱Nと当接可能になっている。但し、移動片を1個の
み設けて、後移動片52と前移動片53の両方の役目を
させることもできる。前記受渡機構7は、移動手段20
の前移動片53で搬送コンベヤ手段54上の苗箱Nを前
移動して上方位置の昇降ロッド46上に移載し、昇降手
段19は油圧シリンダ48を作動して昇降ロッド46を
下降し、これにより苗箱Nを上方位置から下降して分配
送り手段3へ受け渡し、逆に、分配送り手段3上に苗箱
Nが搬送されてきたとき、昇降ロッド46を分配送り手
段3内に位置する状態から上昇することにより苗箱Nを
載置して上方位置まで持ち上げ、持ち上げた苗箱Nを移
動手段20の後移動片52で搬送コンベヤ手段54上へ
後移動する。
【0029】箱揃え機構16と箱取り上げ機構17とは
同一機構で、苗箱Nに関与する先端具のみが異なり、先
端具として当接具23を用いると苗箱敷設機用の箱揃え
機構16となり、掛止具22を用いると苗箱回収機用の
箱取り上げ機構17となる。すなわち、支持フレーム4
5から左右の前後搬送手段36の上方に一対のガイドレ
ール60が前方に突出され、この各ガイドレール60に
摺動台61が吊り持ち支持され、かつ図外のモータ又は
油圧シリンダ等の駆動手段により前後動自在とされ、こ
の各摺動台61に取り付け台63が昇降シリンダ62を
介して昇降自在に支持されている。
【0030】前記左右各取り付け台63に8個の個別取
り付け台64が横軸回り揺動可能に支持されると共に、
この各個別取り付け台64を揺動させる揺動シリンダ6
5が取り付けられ、各個別取り付け台64に前後シリン
ダ66を介して縦シリンダ67が設けられ、この縦シリ
ンダ67の下向きロッド先端に当接具23又は掛止具2
2が取り付けられている。
【0031】なお、左右摺動台61又は左右取り付け台
63を連結したり、取り付け台63を前後搬送機構6の
全幅にわたる長さとし、ガイドレール60、摺動台6
1、昇降シリンダ62等を中央に1組だけ設けてもよ
い。前記昇降シリンダ62、揺動シリンダ65及び縦シ
リンダ67等によって作動手段24が構成され、前記駆
動手段及び前後シリンダ66等によって前後動手段25
が構成されている。
【0032】当接具23は苗箱Nの外面に当接する板で
あり、掛止具22は苗箱Nの周縁Naの下向きフランジ
となっている部分を下側から係合する爪であり、この爪
は周縁Naの下向きフランジの裏側のリブを回避して係
合できるように複数本設けられている。これら両者は縦
シリンダ67のロッド67a先端に着脱自在に装着でき
るようにしてもよいが、図11では、ロッド67a先端
に掛止具22を装着しておいて、掛止具22に当接具2
3を引っ掛けかつ止め具68で止めて、着脱自在に取り
付けるようにしている。
【0033】図10、11において、箱揃え機構16は
縦シリンダ67に当接具23を取り付け、前後搬送機構
6で苗箱Nを地面に放出した後に、作動手段24及び前
後動手段25を介して当接具23を前後搬送機構6の前
方の苗箱Nと同高さまで移動し、駆動手段を作動又は作
業走行機体A2を前進させて、横並びの16枚の苗箱N
を同時に前方に押動し、先に敷設してある苗箱Nに後の
苗箱Nを当接させて、両者の間の前後隙間を詰める。
【0034】図12、13において、箱取り上げ機構1
7は各縦シリンダ67に掛止具22を取り付け、作動手
段24及び前後動手段25を介して掛止具22を前後搬
送機構6の前方の苗箱Nと略同高さまで移動し、図外の
センサで苗箱Nの後端の周縁Naを検出しながら、各掛
止具22をそれが取り上げる苗箱Nに対応するように個
別に位置調整し、そして苗箱Nの周縁Naの下側に挿入
する(図12に1点鎖線で示す)。前記シリンダ65、
66、67は掛止具22の位置の微調整が可能になって
いる。
【0035】各掛止具22を苗箱Nの周縁Naの下側に
挿入した後、各掛止具22を個別に又は同時に、縦シリ
ンダ67の収縮作動で上昇させて、周縁Naを下から掛
止しかつ引き上げる。このとき、苗箱Nから出た根が地
面に張り付いていても、それを引き抜くことができる。
この引き上げ後又は途中から揺動シリンダ65を作動し
て、掛止具22の底面が前後搬送手段36に略平行にな
るように、掛止具22の姿勢を変更する(図12に2点
鎖線で示すように、前後シリンダ66も前後搬送手段3
6と平行になる)。
【0036】そして、作業走行機体A2を前進させなが
ら前後動手段25で掛止具22を前後搬送手段36の上
方まで移動し、縦シリンダ67を僅かに伸長作動して、
前後搬送手段36上に苗箱Nを載置しながら周縁Naに
対する掛止具22の掛止を解除し、昇降シリンダ62及
び前後シリンダ66等を作動して、苗箱Nの搬送に障害
にならないように、掛止具22を前後搬送手段36の上
方に退避させる。
【0037】前記前後搬送手段36上に苗箱Nを載置す
る際、前後搬送手段36に対する掛止具22の高さ又は
前後位置にもよるが、図13に示すように、前後搬送手
段36の前端に対して苗箱Nの引き上げ側端部近傍(後
端と中央との間)をもたれかけるように載置する。そう
すると、苗箱Nの引き上げ側端部は角度Eをもって前後
搬送手段36から浮き上がった状態になり、この状態で
は掛止具22と前後搬送手段36との間に大きな間隙が
形成される。したがって、この大きな間隙により掛止具
22が周縁Naから離脱するのが容易かつ確実に行える
ようになる。苗箱Nはその一部が前後搬送手段36に掛
かっておれば、前後搬送手段36の作動によって搬送で
きる。しかしながら、掛止具22で苗箱Nの前後半分以
上を前後搬送手段36上に移動し、苗箱Nを完全に巻掛
体28に載置した後に、掛止具22を巻掛体28の近傍
まで降下して、係合を離脱させるようにしてもよい。
【0038】なお、図12にのみ示した符号72は揺動
シリンダであり、前後搬送機構6の前後搬送手段36の
後部を後回転軸27回りに枢支しておいて、この前後搬
送手段36を揺動シリンダ72で揺動させることにより
前下向き傾斜姿勢から水平姿勢まで姿勢変更できるよう
にしている。前記前後搬送手段36は、前下向き傾斜し
ていても横搬送機構5への苗箱Nの受け渡しはできる
が、揺動シリンダ72で水平姿勢にした方が好ましく、
また、路上走行するときにも水平姿勢にしておくことが
好ましい。
【0039】図14は箱揃え機構16の変形例を示して
おり、前後搬送機構6の前後搬送手段36の支持プレー
ト38から前下方に保持板71を突出し、この保持板7
1の先端にローラ製の当接体23を回転自在に取り付け
ている。そして、作業走行機体A2を前進させることに
より、当接体23は接地しながら苗箱Nの周縁Na又は
本体部分に当接してこれを押動する。
【0040】前記ローラ製の当接体23は接地させなく
ともよく、前後搬送機構6を前進させるときのリミット
ゲージ輪としての機能を有する。また、支持プレート3
8に対して保持板71を、又は保持板71に対して当接
体23を着脱自在にしている。図15は箱取り上げ機構
17の変形例を示しており、前後搬送機構6の前後搬送
手段36の巻掛体28に略L形爪形状の掛止具22を1
個又は2個以上設けている。そして、作業走行機体A2
を前進させながら巻掛体28を回動していくと、爪形状
の掛止具22が苗箱Nの周縁Naに引っ掛かり、苗箱N
を上側に持ち上げかつ巻掛体28上に載置するようにな
る。
【0041】箱供給装置Bは図4、5、16〜20に示
されており、苗箱Nを積層状態に収納していて受渡機構
7へ苗箱Nを1枚ずつ供給する箱供給機構8と、この箱
供給機構8に供給する積層状態の苗箱Nを収納しかつ供
給走行機体B2上に積み卸し可能な箱収納枠体14と、
これらを搭載支持する供給走行機体B2とを備えてい
る。
【0042】前記供給走行機体B2は機本体76内部に
エンジン及び油圧ポンプ等を搭載し、左右クローラ走行
部77を油圧モータで駆動するようになっており、単独
で走行・操縦可能である。また、供給走行機体B2は図
外の連結装置を介して作業走行機体A2に着脱自在であ
り、作業走行機体A2に連結して一体的に走行・操縦さ
れる。
【0043】前記箱供給機構8は、ホイールコンベヤ又
はローラコンベヤ等で形成された搬送コンベヤ手段54
Bと、この搬送コンベヤ手段54Bに跨がって配置され
た枠フレーム78に設けた箱保持手段79と、搬送コン
ベヤ手段54B上の苗箱Nを箱保持手段79で保持する
位置まで昇降するリフト手段80とを備えている。枠フ
レーム78は後方側が開放されていて、例えば30段に
積層された苗箱Nを、搬送コンベヤ手段54Bに載置し
た状態で後方から挿入可能になっている。86は積層苗
箱Nが枠フレーム78内の所定位置に搬入されたことを
検出するセンサであり、検出位置に出退自在になってい
る。
【0044】箱保持手段79は枠フレーム78に支持さ
れた左右一対の板形状の保持具81と、この左右保持具
81を枠フレーム78内方に出退させる出退手段82と
を有する。前記左右保持具81は苗箱Nの周縁Naを受
持可能であり、搬送コンベヤ手段54Bから苗箱N1枚
分より離れた高さで積層苗箱Nを保持することができ、
出退手段82で後退させることにより、保持している積
層苗箱Nを開放可能になっている。
【0045】出退手段82は保持具81を先端に取り付
けたネジ軸をモータで軸方向移動するもので、油圧シリ
ンダ等で構成することもできる。リフト手段80は搬送
コンベヤ手段54Bの下方に位置し、搬送コンベヤ手段
54Bのホイール間から上方へ突出可能なリフト台83
と、このリフト台83を昇降するリフト駆動装置84と
を有している。
【0046】前記リフト台83は機本体76に昇降が案
内されており、リフト駆動装置84はリフト台83の下
面のカムフォロアと当接するカム板85をモータ等で駆
動して、リフト台83を昇降するようになっている。こ
のリフト駆動装置84は油圧シリンダ等で構成すること
も可能である。前記リフト手段80は、左右保持具81
を後退しておいて、搬送コンベヤ手段54Bで枠フレー
ム78内に搬入された積層苗箱Nを、リフト駆動装置8
4を作動してリフト台83を上昇させることにより持ち
上げ、下降するときに下から2枚目の苗箱Nを保持具8
1を突出させることにより受持し(図18の状態)、リ
フト台83を搬送コンベヤ手段54Bより下方へ降下す
ることにより最下位置の苗箱Nを前後搬送手段36に再
度載せて前方へ搬送する。
【0047】次に、リフト台83を上昇させると、保持
具81に受持されている積層苗箱Nが持ち上げられ(図
19の状態)、下降するときに保持具81を1度後退さ
せて最下苗箱Nを降下させ、その後の保持具81の進出
で下から2枚目の苗箱Nを受持させる。箱収納枠体14
は緑化行程で使用されている台車で、苗箱Nを例えば3
0段積み重ねたものを収納する収納部14aを左右方向
に4列形成しており、各収納部14aの前面側から積層
苗箱Nを取り出し可能になっており、下部に車輪90を
有する。
【0048】機本体76の後部上面にはレール91が敷
設されており、箱収納枠体14の車輪90を前後移動不
能に載置し、箱収納枠体14の各収納部14aが箱供給
機構8と対向できるように、左右方向に移動可能になっ
ており、箱収納枠体14を移動してその内部に収納した
積層苗箱Nを搬送コンベヤ手段54Bへ供給することが
できる。なお、図示していないが、箱収納枠体14の左
右移動を阻止・解除するロック装置が設けられている。
【0049】箱収納枠体14の各収納部14aから搬送
コンベヤ手段54Bへの積層苗箱Nの供給は、人為的に
行ってもよいが、ここでは搬送コンベヤ手段54Bの延
長位置のレール91間に積層苗箱供給装置92を設けて
いる。この積層苗箱供給装置92は、昇降台93にモー
タ94で駆動されるベルトコンベヤ95を支持し、昇降
台93を昇降手段96で昇降するようになっている。昇
降手段96は左右トグルリンク97を油圧シリンダ98
で作動するように構成しているが、油圧シリンダで直接
昇降台93を昇降させてもよい。
【0050】前記箱収納枠体14の各収納部14aは積
層苗箱Nの左右側部を左右一対の底板で受持しており、
積層苗箱供給装置92は、図18の状態から昇降手段9
6で昇降台93を上昇させると、左右底板間でベルトコ
ンベヤ95が上昇して積層苗箱Nを持ち上げ(図19の
状態)、そして持ち上げ状態で駆動すると前方へ送るこ
とができ、積層苗箱Nは箱収納枠体14の下桟材14b
を乗り越えて搬送コンベヤ手段54Bに移載される。
【0051】箱収集装置Cは図6、7、21、22に示
されており、受渡機構7から苗箱Nを1枚ずつ供給され
てその苗箱Nを上下多段に回収する箱収集機構9と、こ
の箱収集機構9から多段状態の苗箱Nを送り込んで収納
しかつ収集走行機体C2上から積み卸し可能な箱収集枠
体15と、これらを搭載支持する収集走行機体C2とを
備えている。
【0052】前記収集走行機体C2は機本体101内部
にエンジン及び油圧ポンプ等を搭載し、左右クローラ走
行部102を油圧モータで駆動するようになっており、
単独で走行・操縦可能である。また、収集走行機体C2
は図外の連結装置を介して作業走行機体A2に着脱自在
であり、作業走行機体A2に連結して一体的に走行・操
縦される。
【0053】箱収集機構9はホイールコンベヤ、ローラ
コンベヤ等で形成された搬送コンベヤ手段54Cと、こ
の搬送コンベヤ手段54Cに跨がって配置された枠フレ
ーム103と、この枠フレーム103に支持されていて
搬送コンベヤ手段54C上の苗箱Nを1枚ずつ間隔を空
けて持ち上げる箱多段昇降手段104と、この箱多段昇
降手段104上の全苗箱Nを後方へ押し出すプッシャ手
段105とを有する。
【0054】前記箱多段昇降手段104は枠フレーム1
03に支持された上下軸107、108に前後複数のチ
ェーン109を巻き掛け、前後チェーン109に苗箱N
の側部を受持する受持金具110を一定間隔で取り付
け、これらを左右に対向配置して、搬送コンベヤ手段5
4C上から苗箱Nを左右受持金具110で持ち上げるよ
うに構成されており、苗箱Nを上下に間隔をおいて例え
ば30段に収集可能になっている。
【0055】前記プッシャ手段105は、枠フレーム1
03に箱多段昇降手段104で収集された全苗箱Nに対
応した押し棒111を備えたプッシャ体112と、この
プッシャ体112を前後動させる左右油圧シリンダ11
3とを有しており、油圧シリンダ113の伸縮作動によ
って、プッシャ体112の押し棒111を苗箱Nの前か
ら左右受持金具110間に出退させ、多段苗箱Nを枠フ
レーム103の後方まで押し出すことができる。
【0056】箱収集枠体15は運搬車で、苗箱Nを上下
間隔を空けて例えば30段配置する受け片114を有
し、この受け片114を左右方向に4列配置して4列の
収集部15aを形成している。各収集部15aは多段苗
箱Nをその前面側から挿入可能であり、プッシャ手段1
05で箱収集機構9から押し出されてくる多段苗箱N
を、間隔を空けたまま収納する。
【0057】前記箱収集枠体15は下部に車輪115を
有し、機本体101の後部上面にはレール116が敷設
されており、箱収集枠体15の車輪115を前後移動不
能に載置し、左右方向に移動可能になっており、箱収集
枠体15は移動して各収集部15aを箱収集機構9に対
向することができる。なお、図示していないが、箱収集
枠体15の左右移動を阻止・解除するロック装置が設け
られている。
【0058】次に、前記第1の実施の形態で示した苗箱
敷設回収機を苗箱回収機とした場合の苗箱回収方法を説
明する。ハウス内の敷設域端部に作業装置Aのみを移動
し、敷設されている横1列計16枚の苗箱Nに前後搬送
機構6を対向させ、箱取り上げ機構17を作動して掛止
具22を各苗箱Nに対向させ、そして掛止具22を苗箱
Nの周縁Naに下側から掛止し、かつ作動手段24及び
前後動手段25を作動して掛止具22を上昇、傾動及び
後方移動し、苗箱Nを前後搬送機構6の前後搬送手段3
6上に載置する。この間に作業装置Aを前進させて次の
横1列の苗箱Nに近づけ、作業時間を短縮する。
【0059】前記前後搬送機構6上に苗箱Nの引き上げ
側端部近傍を載置した後、再び作動手段24及び前後動
手段25を作動して、掛止具22を苗箱Nの周縁Naか
ら離脱させかつ上方へ退避させ、そして次列の苗箱Nを
取り上げる位置へ移動させる。その後に、前後搬送手段
36を作動して全苗箱Nを横搬送機構5の左右横送り手
段4上に移載し、その間も箱取り上げ機構17による次
列の苗箱Nの取り上げを行い、横2列分の苗箱Nが作業
装置A上に回収された状態で、作業装置Aに箱収集装置
Cを連結し、作業装置Aと箱収集装置Cとを一体的に走
行させる。
【0060】前記左右横送り手段4に載置された苗箱N
は、交互に分配送り手段3上へ1枚ずつ供給される。分
配送り手段3では、受渡機構7の昇降手段19の昇降ロ
ッド46が下方位置に待機しており、苗箱Nの搬入と同
時に上昇し、苗箱Nを上方位置まで上昇させる。苗箱N
が上方位置に達すると、移動手段20が作動して後移動
片52が苗箱Nを後方へ押動して搬送コンベヤ手段54
C上に移載する。
【0061】箱収集装置Cでは、搬送コンベヤ手段54
Cで順次搬送される苗箱Nが箱収集機構9内に供給さ
れ、この箱収集機構9の箱多段昇降手段104で持ち上
げられ、かつ上下間隔を空けて多段に収集される。前記
箱多段昇降手段104内に所定枚数の苗箱Nが収納され
ると、プッシャ手段105が作動して全苗箱Nを後方へ
押し、箱収集枠体15内に収納する。箱収集枠体15の
4列の収集部15aに多段苗箱Nが収納されると、リフ
ト車両で降ろし、代わりに空の箱収集枠体15が載置さ
れる。
【0062】前記苗箱回収機において、ハウス内が充分
に広い場合は、最初から作業装置Aと箱収集装置Cとを
連結しておいてもよい。図23は第2の実施の形態を示
しており、搬送コンベヤ手段54と同一高さに横搬送機
構5が配置されており、この横搬送機構5とオーバラッ
プして前後搬送機構6が配置され、横搬送機構5と前後
搬送機構6とは共通のフレームに支持されていて、共通
フレームは後部を中心に前部が昇降するように揺動可能
になっていて、揺動シリンダ72で揺動される。
【0063】前記横搬送機構5はローラコンベヤ(又は
ホイールコンベヤ)式で独立駆動可能な分配送り手段3
と左右横送り手段4とを有し、苗箱Nを載置して左右方
向に分配及び正逆搬送可能である。コンベヤローラ12
3は前端が先細りテーパになっている。前後搬送機構6
は前後回転軸26、26にチェーン等の巻掛体28を巻
き掛け、この巻掛体28をコンベヤローラ123間でコ
ンベヤローラより僅かに低く配置し、苗箱Nを前後方向
に搬送可能になっている。この前後搬送機構6は左右横
送り手段4に対応するものだけでなく、分配送り手段3
に対応するものも備えており、それぞれ独立駆動可能に
なっている。
【0064】また、前記巻掛体28には1個又は間隔を
おいて2個の係合具122が設けられており、この係合
具122は、前方に移動するとき横搬送機構5上の苗箱
Nを押動する押出手段18として機能し、前後搬送機構
6の前下部に配置したとき、地面に放出した苗箱Nを前
方へ押動する箱揃え機構16の当接具23として機能
し、また、敷設苗箱Nの周縁Naの下方から上向き回動
させることにより、周縁Naを引っ掛けて苗箱Nを持ち
上げる箱取り上げ機構17の掛止具22として機能し、
分配送り手段3に対応している部分の係合具122は、
前から後方移動することにより苗箱Nを搬送コンベヤ手
段54へ押動する移動手段20の機能をさせることがで
きる。従って、第2の実施の形態は苗箱敷設回収機であ
るが、そのままの状態で苗箱回収機となり、敷設された
苗箱Nの回収は、前後搬送機構6を作動して係合具12
2で苗箱Nの周縁Naを引っ掛けかつ持ち上げて左右横
送り手段4上に載せ、左右横送り手段4から分配送り手
段3に送った後に、分配送り手段3対応の前後搬送機構
6を作動して係合具122で苗箱Nを搬送コンベヤ手段
54へ移載して行う。
【0065】前記横搬送機構5及び前後搬送機構6は、
前下向き傾斜していても搬送コンベヤ手段54への苗箱
Nの受け渡しはできるが、揺動シリンダ72で水平姿勢
(図23に2点鎖線で示す)にした方が好ましく、ま
た、路上走行するときにも水平姿勢にしておくことが好
ましい。図24〜26において、箱揃え機構16として
も利用できる箱取り上げ機構17の他の実施形態を示し
ており、この箱取り上げ機構17は取り上げ苗箱N数に
対応する組数だけ設けられている。
【0066】突出フレーム126が支持フレーム45か
ら前方に突出され、この突出フレーム126に一対のガ
イドレール127が設けられ、各ガイドレール127に
個別摺動台128が水平方向及び上下方向を案内するコ
ロを介して吊り持ち支持され、かつモータ及びチェーン
伝動手段129等を有する駆動手段により前後動自在と
され、各個別摺動台128に前後方向に屈曲した溝型鋼
製の縦向きガイド130を固着すると共に引き杆131
を上下動自在に案内している。
【0067】前記引き杆131は個別摺動台128上に
設けたリニアモータ132によって昇降されるもので、
その下端には保持台133が固定されている。この保持
台133から突出したブラケット134には横軸状のピ
ン137を介して揺動部材135が枢支されている。1
44は保持台133の昇降を案内するガイドロッドで、
個別摺動台128を貫通している。
【0068】揺動部材135の上端にはコロ136が設
けられ、このコロ136は縦向きガイド130の溝内に
係合しており、リニアモータ132によって保持台13
3が昇降するときに案内され、縦向きガイド130が前
後に屈曲しているが故に、揺動部材135をピン137
の回りで前後揺動させる。前記揺動部材135の下部に
は昇降シリンダ138が固定され、この昇降シリンダ1
38のシリンダロッドの先端には前後シリンダ139が
取り付けられ、この前後シリンダ139のシリンダロッ
ドの先端には取り付け板140が装着され、取り付け板
140の左右両端に爪板141がボルト固定されてい
る。
【0069】左右一対の爪板141は前端に苗箱Nの周
縁Naの下向きフランジとなっている部分を下側から係
合する爪形状の掛止具22が一体成形されている。この
掛止具22に当接具23を取り付けることにより箱揃え
機構16となる。左右各爪板141には車輪142が設
けられ、地面を転動可能になっており、掛止具22を地
上一定高さに維持可能になっている。143は取り付け
板140に固定された苗箱検出センサである。
【0070】なお、前記車輪142を地面の凹凸に倣わ
せるために、前後シリンダ139のシリンダロッドに対
して取り付け板140を横軸回りに若干揺動できるよう
にしておくことが好ましく、また、突出フレーム126
を左右方向に長く形成して複数組の箱取り上げ機構17
に共通のフレームとしてもよい。この実施形態の箱取り
上げ機構17は、車輪142を接地した状態で前後シリ
ンダ139を作動又は個別摺動台128を前進させる
と、苗箱検出センサ143が苗箱Nを検出し、それによ
って前後シリンダ139の作動又は個別摺動台128の
移動を停止する。停止した状態で昇降シリンダ138を
作動して掛止具22で苗箱Nの周縁Naの下向きフラン
ジとなっている部分を下側から係合し、かつ苗箱Nを持
ち上げる。
【0071】次に、リニアモータ132によって保持台
133を上昇させると、コロ136が前後に屈曲した縦
向きガイド130の溝に案内されて揺動部材135が上
昇しながら揺動し、前後シリンダ139及び爪板141
を前後搬送機構6の巻掛体28上面に略沿うように傾斜
する。この動作後又は動作中からチェーン伝動手段12
9を作動し、苗箱Nを巻掛体28上に移載する。この間
に作業装置Aを前進させて、次に取り上げる苗箱Nの近
傍まで作動装置Aを移動する。
【0072】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、種々変形することができる。例えば、
苗箱敷設回収機の1度に敷設・回収する苗箱Nの枚数
は、中央歩道を挟んで各8枚以外の複数枚に設定しても
よく、その場合、左右横送り手段4の長さ、前後搬送手
段36の組数及び箱取り上げ機構17の掛止具22の数
等が苗箱Nの枚数に応じて設定される。
【0073】箱収集機構9及び箱収集枠体15でそれぞ
れ取り扱う苗箱Nの枚数は、30段を例示しているが、
1度に回収する苗箱Nの枚数に応じてその倍数に設定し
ておくことが好ましい。分配送り手段3と左右横送り手
段4との間で、苗箱Nを1枚ずつ交互に受け渡しするこ
とは、装置の左右バランスを良くする上で好ましいが、
左右一方のみ連続して苗箱Nの受け渡しをしてもよい。
【0074】作業装置Aの機本体31及び箱収集装置C
の機本体101は、上下2段構造にして下部に対して上
部を旋回できる構造にしたり、機本体から下方に突出す
る横移動装置を設けたりして、狭いハウス内で横移動が
小範囲でできるようにしてもよい。各機構に設けたシリ
ンダ43、48、62、65、66、67、72、9
8、113等は油圧シリンダの他にエアシリンダでもよ
く、また、その他の機械式駆動手段でもよい。
【0075】第1の実施の形態において、作業装置Aの
横搬送機構5と箱収集装置Cの搬送コンベヤ手段54C
を同一高さに設定し、受渡機構7の昇降手段19を省略
してもよい。作業装置Aの後部に、エンジン及びクロー
ラ走行部を持たない箱収集装置Cとを着脱自在に連結又
は搭載するようにしてもよい。
【0076】作業装置A、箱供給装置B及び箱収集装置
Cは、ハウス内で作業をするので、その駆動源に電動モ
ータを用いてもよく、各装置の操縦はリモートコントロ
ールにしてもよい。
【0077】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、次のよう
な効果を奏する。請求項1によれば、多数枚の敷設苗箱
Nを、箱取り上げ機構17で周縁Naを引っ掛けて同時
に取り上げ、全苗箱Nを同時に前後搬送機構6に載置し
かつ横搬送機構5上へ移載し、横搬送機構5から苗箱N
を1枚ずつ順次箱収集機構9へ収集することができ、多
数枚の苗箱Nを同時にかつ確実に回収することができ
る。
【0078】請求項2によれば、多数枚の敷設苗箱Nを
箱取り上げ機構17で引っ掛けて同時に取り上げる際
に、全体装置を前進させて、装置を次に取り上げる苗箱
Nの近くまで移動するので、回収作業能率を高くするこ
とができる。請求項3によれば、箱取り上げ機構17
は、苗箱Nの引っ掛け側端部を前後搬送機構6の上方に
浮かした状態で引っ掛けを解除するので、前後搬送機構
6との間の距離が大きく、引っ掛け解除が確実かつ容易
にできる。
【0079】請求項4によれば、敷設されていた横1列
多数枚の苗箱Nを前後搬送機構6上に同時に取り上げ、
全苗箱Nを前後搬送機構6から横搬送機構5に搬送し
て、横搬送機構5から受渡機構7で1枚ずつ取り出して
箱収集機構9に上下多段に回収するので、苗箱Nの取り
上げから多段回収までの機械を小型にかつ簡単にでき、
取扱いも容易にできる。
【0080】請求項5によれば、多数枚の敷設苗箱Nを
同時に取り上げて横搬送機構5の中途部へ1枚ずつ供給
する作業装置Aと、この作業装置Aから苗箱Nを1枚ず
つ供給されて上下多段に回収する箱収集装置Cとを連結
・分離自在に連結しているので、各装置を小型にかつ簡
単にでき、敷設域端部で箱収集装置Cを分離して作業装
置Aのみで最端部から回収作業をすることができる。
【0081】請求項6によれば、箱取り上げ機構17で
地面に敷設した苗箱Nの周縁Naを引っ掛けて前後搬送
機構6まで持ち上げるので、根が地面に張り付いていて
も、苗箱Nを高くかつ強制的に取り上げることができ
る。請求項7によれば、箱取り上げ機構17は苗箱Nの
周縁Naを下方から引っ掛ける掛止具22と、この掛止
具22を昇降及び角度変更する作動手段24と、掛止具
及び作動手段24を前後移動させる前後動手段25とを
有するので、苗箱Nの取り上げとその下方への前後搬送
機構6の挿入とが確実にできる。
【0082】請求項8によれば、箱取り上げ機構17は
前後搬送機構6の巻掛体28に苗箱Nの周縁Naを下方
から引っ掛ける掛止具22を設けて構成しているので、
苗箱Nの取り上げを簡単な構成で確実にできる。請求項
9によれば、箱収集枠体15は1つの収集部15aに多
段苗箱Nが収集完了すると、左右に移動して他の収集部
15aに多段苗箱Nを収集し、多段苗箱Nを複数収集す
ることができ、苗箱回収能率を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗箱敷設回収機の分離状態の側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同正面図である。
【図4】苗箱敷設機の全体側面図である。
【図5】同平面図である。
【図6】苗箱回収機の全体側面図である。
【図7】同平面図である。
【図8】作業装置の要部の断面側面図である。
【図9】同断面正面図である。
【図10】箱揃え機構の側面図である。
【図11】箱揃え機構の要部の断面側面図である。
【図12】箱取り上げ機構の側面図である。
【図13】箱取り上げ機構の要部の断面側面図である。
【図14】箱揃え機構の変形例を示す断面側面図であ
る。
【図15】箱取り上げ機構の変形例を示す断面側面図で
ある。
【図16】箱供給装置の側面図である。
【図17】箱供給装置の平面図である。
【図18】箱供給装置の要部の断面側面図である。
【図19】箱供給装置の苗箱持ち上げ状態の断面側面図
である。
【図20】箱供給機構の断面正面図である。
【図21】箱収集装置の要部の断面側面図である。
【図22】箱収集機構の断面正面図である。
【図23】本発明の第2の実施形態を示す要部の断面側
面図である。
【図24】箱取り上げ機構の他の実施形態を示す断面側
面図である。
【図25】同断面正面図である。
【図26】同平面図である。
【符号の説明】
2 走行機体 3 分配送り手段 4 左右横送り手段 5 横搬送機構 6 前後搬送機構 7 受渡機構 9 箱収集機構 15 箱収集枠体 16 箱揃え機構 17 箱取り上げ機構 22 掛止具 A 作業装置 C 箱収集装置 N 苗箱 Na 周縁

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地面に横並びに敷設された多数枚の苗箱
    (N)の各周縁(Na)を箱取り上げ機構(17)で引
    っ掛けて持ち上げかつ後方移動し、箱取り上げ機構(1
    7)の引っ掛けを解除して全苗箱(N)を前後搬送機構
    (6)上に載置し、この前後搬送機構(6)から横搬送
    機構(5)上に移載し、全苗箱(N)を1枚ずつ順次横
    搬送機構(5)の中央に搬送した後に後方に移動して箱
    収集機構(9)に収集することを特徴とする苗箱回収方
    法。
  2. 【請求項2】 前記苗箱(N)を箱取り上げ機構(1
    7)で引っ掛けて後方移動するときに全体装置を前進さ
    せることを特徴とする請求項1に記載の苗箱回収方法。
  3. 【請求項3】 前記箱取り上げ機構(17)は、苗箱
    (N)を引っ掛け側端部近傍を前後搬送機構(6)の前
    端側に載置して、引っ掛け側端部を前後搬送機構(6)
    の上方に浮かした状態で引っ掛けを解除することを特徴
    とする請求項1に記載の苗箱回収方法。
  4. 【請求項4】 作業走行機体(A2)上に、苗箱(N)
    を載置して左右から中途部への収集が可能な横搬送機構
    (5)を設け、地面から横並び多数枚の苗箱(N)を取
    り上げて横搬送機構(5)へ搬送可能な前後搬送機構
    (6)を設け、横搬送機構(5)の中途部から後方位置
    への苗箱(N)移動が可能な受渡機構(7)を設け、受
    渡機構(7)から苗箱(N)を1枚ずつ供給されてその
    苗箱(N)を上下多段に回収する箱収集機構(9)を設
    けていることを特徴とする苗箱回収機。
  5. 【請求項5】 作業走行機体(A2)上に、苗箱(N)
    を載置して左右から中途部への収集が可能な横搬送機構
    (5)を設け、地面から横並び多数枚の苗箱(N)を取
    り上げて横搬送機構(5)へ搬送可能な前後搬送機構
    (6)を設け、横搬送機構(5)の中途部から後方位置
    への苗箱(N)移動が可能な受渡機構(7)を設けた作
    業装置(A)と;作業走行機体(A2)に着脱自在に連
    結される収集走行機体(C2)上に、受渡機構(7)か
    ら苗箱(N)を1枚ずつ供給されてその苗箱(N)を上
    下多段に回収する箱収集機構(9)を設け、この箱収集
    機構(9)から多段の苗箱(N)を送り込んで収納しか
    つ収集走行機体(C2)上に積み卸し可能な箱収集枠体
    (15)を配置した箱収集装置(C)と;を備えている
    ことを特徴とする苗箱回収機。
  6. 【請求項6】 前記前後搬送機構(6)の前方に、地面
    に敷設した苗箱(N)の周縁(Na)を引っ掛けて前後
    搬送機構(6)上に持ち上げる箱取り上げ機構(17)
    を配置していることを特徴とする請求項4又は5に記載
    の苗箱回収機。
  7. 【請求項7】 前記箱取り上げ機構(17)は前後搬送
    機構(6)の前方で苗箱(N)の周縁(Na)を下方か
    ら引っ掛ける掛止具(22)と、この掛止具(22)を
    昇降及び角度変更する作動手段(24)と、掛止具及び
    作動手段(24)を前後移動させる前後動手段(25)
    とを有することを特徴とする請求項6に記載の苗箱回収
    機。
  8. 【請求項8】 前記前後搬送機構(6)は前後回転軸
    (26、27)間に苗箱(N)を載置搬送する巻掛体
    (28)を有し、箱取り上げ機構(17)は前後搬送機
    構(6)の巻掛体(28)に苗箱(N)の周縁(Na)
    を下方から引っ掛ける掛止具(22)を設けて構成して
    いることを特徴とする請求項6に記載の苗箱回収機。
  9. 【請求項9】 前記箱収集枠体(15)は多段苗箱
    (N)を収納する収集部(15a)を左右に複数形成し
    ており、箱収集機構(9)に対して各収集部(15a)
    を対向可能にすべく収集走行機体(C2)上に左右方向
    移動自在に搭載されいることを特徴とする請求項5に記
    載の苗箱回収機。
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