JPS6374406A - 育苗箱分離取出し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は育苗箱分離取出し装置に関する。

〔従来の技術〕

一般に、田植機での苗植付作業に用いるマント状苗を得
るための手段として、播種処理後の育苗箱を積重ねると
共に、所定の湿度、気温の環境下で出芽させ、この後、
積重ね状態の育苗箱を分離して緑化用の棚に積み替える
ことで、出芽後の苗の成育を図るものがあり、従来、積
重ね状態の育苗箱の分離は手作業に近い状態の作業をも
って行われている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、播種処理から緑化に至る作業を機械化して多量
の処理を行う場合を考えるに、積重ね状態の育苗箱を播
種処理行程に送り出すため、あるいは、積重ねた状態で
出芽させた後の育苗箱を緑化棚に送り込むために積重ね
状態の育苗箱を分離して取出すための機構等を必要とす
ることが予想される。

本発明の目的は積重ね状態の育苗箱の分離を行い、かつ
、１つずつ育苗箱を取出す装置を合理的な構造で得る点
にある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の特徴は積重ね状態の育苗箱の下端の育苗箱を介
して積重ね状態の育苗箱全体の昇降が可能な昇降機構と
、該昇降機構で持ち上げられた育苗箱の少なくとも下端
から２つ目を支持する保持機構と、該保持機構で育苗箱
を支持した後の昇降機構の下降によって分離された下端
の育苗箱を送出す送出し機構とで成る点にあり、その作
用、及び効果は次の通りである。

〔作　用〕

上記特徴を例えば第１図（イ）、（ロ）、（ハ）に示す
ように構成すると、昇降機構の一例としてのリフトテー
ブル（１４ａ）に接する下端の育苗箱（１）に近い位置
の下端から２つの目の育苗箱（１）を保持機構（１４ｂ
）で支持するため、例えば、出芽によって育苗箱（１）
が夫々の間に隙間が形成される結果、積重ね姿勢に乱れ
を生じても、下端の育苗箱（１）を基準にして保持機構
（１４ｂ）の保持位置が自然に定まり、保持位置を大き
く狂わせることがなく、しかも、確実に支持が行われて
リフトテーブル（１４ａ）の上面に残された育苗箱（１
）を容易に取出せることになる。

〔発明の効果〕

従って、リフトテーブル保持機構等によって構成するこ
とによって、育苗箱が正確に積重ねられていない場合、
あるいは出芽によって育苗箱の積重ね姿勢が乱れている
場合でも、育苗箱の分離を行うと共に、１つずつ育苗箱
を確実に取出す構造が得られた。

特に、本発明ではリフトテーブルで持ち上げた育苗箱を
そのレベルに保持するため、例えば下端から２段目の育
苗箱を係止爪等で支持し、かつ、持ち上げることで育苗
箱の分離を図る構造のものと比較して、係止爪に加わる
荷重を低減できるという効果も奏する。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第７図に示すように、積重ねた状態の育苗箱群（Ｉｇ）
・・を送るフィードコンヘア（２）と、このフィードコ
ンベア（２）からの育苗箱群（１ｇ）を吊下げ作業レベ
ルまで下降させるエレベータユニット（３）と、このエ
レベータユニット（３）カラの育苗箱群（Ｉｇ）から育
苗箱（１）を１つずつ取出すと共に横方向に送り出す育
苗箱供給部Ｗ（４）とで育苗箱供給部（Ａ）を形成し、
該育苗箱供給部（Ａ）からの育苗箱（１）を送る第１搬
送装置（５）と、育苗箱（１）に床土を供給する床上供
給装置（６）と、床上に水を散布する潅水装置（７）と
、床土上に種籾を播く播種装置（８）と、播種後の育苗
箱（１）に対して覆土を行う覆土装置（９）とで播種処
理部（Ｂ）を形成し、播種処理部（Ｂ）からの育苗箱（
１）を送る第２搬送装置（ｌＯ）と、この第２搬送装置
（１０）で送られる育苗箱（１）を連続的に棚状に持ち
上げると共に、棚状に持ち上げた上部のものから順次運
搬台車（１１）に積重ねる積重ね装置（１２）とで育苗
箱積重ね部（Ｃ）を形成し、第８図に示すように運搬台
車（１１）に積重ねられた育苗箱（１）・・が運搬台車
（１１）と共に送り込まれると共に、所定湿度、所定気
温に維持される出芽処理部（Ｄ）を形成し、出芽処理部
（Ｄ）から取出された運搬台車（１１）を搬送車（１３
）に搭載して送ると共に、運搬台車（１１）から降ろさ
れた積重ね状態の育苗箱（１）・・から１つずつ育苗箱
（１）を取り出す育苗箱分離取出し装置（１４）と、こ
の育苗箱分離取出し装置（１４）から送られる育苗箱（
１）を所定上下間隔に所定維持した後、−挙に緑化用育
苗棚（１５）に挿入する育苗箱積込み装置（１６）とで
育苗箱積替え部（Ｅ）を形成し、育苗箱（１）が積込ま
れた緑化用育苗棚（１５）が送り込まれると共に、潅水
及び採光の設備を備え出芽苗の成長を促進する緑化部（
Ｆ）を形成しもって播種プラントを構成する。

第２図乃至第４図に示すように、育苗箱積替え部（Ｅ）
は、前記搬送車（１３）からの運搬台車（１１）が乗せ
替えられる支持台（１７）、この支持台（１７）に乗せ
替えられた運搬台車（１１）の育苗箱（１）・・を積重
ね状態のまま送り出す昇降構造の搬出機構（１８）、こ
の搬出機構（１８）からの育苗箱（１）を前記育苗箱分
離取出し装置（１４）に送るコンベア（１９）、空にな
った運搬台車（１１）を回収する回収台（２０）等を備
え、育苗箱分離取出し装置（１４）は、第１図（イ）、
（ロ）、（ハ）に示すように、積重ね状態の育苗箱（１
）　・・を載置して上下移動する昇降機構の一例として
のリフトテーブル（１４ａ）と、該リフトテーブル（１
４ａ）で持ち上げられた育苗箱（１）・・の下端から２
．３．４つ目夫々を支持する保持機構（１４ｂ）と、該
保持機構（１４ｂ）に育苗箱（１）を支持させた後のリ
フトテーブル（１４ａ）の下降によって分離された下端
の育苗箱（１）を送り出す送出し機構（１４Ｃ）とで構
成されている。

又、同図に示すように、リフトテーブル（１４ａ）には
前記送出し機構（１４ｃ）を構成する複数個の駆動ロー
ラ（２１）・・が設けられ、又、保持機構（１４ｂ）は
電動モータの作動で水平方向に出退する多数の係止爪（
２２）・・を昇降構造のフレーム（２３）に取付けて成
り、リフトテーブル（１４８）から育苗箱（１）が送り
出された後、リフトテーブル（１４ａ）に育苗箱（１）
・・を載置するレベルまで下降した後に、育苗箱（１）
・・の支持を解除するように作動する。

第５図及び第６図に示すように、育苗箱積込み装Ｍ（１
６）は、前記育苗箱分離取出し装置Ｆ（１４）からの育
苗箱（１）を送るコンベア（１６ａ）と、このコンヘア
（１６ａ）の両側に配設されると共に上下方向に回動し
、かつ、多数の係止片（２４）・・に対して育苗箱（１
）・・を棚状に保持して持ち上げる２つの無端帯（１６
ｂ）　、　（１６ｂ）と、無端帯（１６ｂ）。

（１６ｂ）に棚状に保持された多数の育苗箱（１）・・
を緑化用育苗棚（１５）に対して一挙に送り込むプッシ
ャー（１６ｃ）とで成っている。

尚、第３図に示すように前記搬送車（１３）に備えた車
輪のうちの１つのもの（１３ａ）がレール（２５）に案
内されるよう構成され、又、緑化用育苗棚（１５）は無
端チェーン（２６）で所定位置まで送られるよう構成さ
れ、又、運搬台車（１１）は、前記昇降構造の搬出機構
（１８）の上昇によって下端の育苗箱（１）の底面への
接触を許容するよう中央に開口が形成された枠体で成っ
ている。

〔別実施例〕

本発明は上記実施例以外に例えば、育苗箱分離取出し装
置（１４）の保持機構（１４ｂ）を第９図に示すように
、縦軸芯（Ｐ）周りでの揺動によって育苗箱（１）・・
を係脱を行う係止爪（２２）を備えて構成することも可
能である。

又、上記実施例の係止爪（２２）を第１０図に示す如く
テーパ状に成形して、育苗箱（１）・・の積重ね姿勢が
乱れている場合でも該テーバ面に案内されて係止が確実
に行われるよう実施しても良い。

又、本発明は育苗箱供給部（Ａ）において積重ね状態の
育苗箱（１）・・から育苗箱（１）を順次取出す育苗箱
供給部Ｎ（４）に適用して実施することも可能である。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る育苗箱分離取出し装置の実施例を示
し、第１図（イ）は該取出し装置の構造を示す図、第１
図（ロ）は該取出し装置の保持機構の作動直後の状態を
示す図、第１図（ハ）は該取出し装置で育苗箱が分離さ
れた状態を示す図、第２図は播種プラントにおける該取
出し装置の配設位置を示す平面図、第３図は搬送車と支
持台との位置関係を示す図、第４図は搬出機構及びロー
ラコンベアを示す図、第５図は該取出し装置及び育苗箱
積込み装置を示す図、第６図は育苗箱積込み装置の無端
帯を示す図、第７図は播種プラントの積重ね処理までを
示す図、第８図は播種プラントの積重ね処理から緑化処
理までを示す図であり、第９図は該取出し装置の保持機
構の第１別実施例を示す図であり、第１０図は該取出し
装置の保持機構の第２別実施例を示す図である。 （１）・・・・・・育苗箱、（１４ａ）・・・・・・昇
降機構、（１４ｂ）・・・・・・保持機構、（１４ｃ）
・・・・・・送出し機構。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 積重ね状態の育苗箱（１）・・の下端の育苗箱（１）を
   介して積重ね状態の育苗箱（１）・・全体の昇降が可能
   な昇降機構（１４ａ）と、該昇降機構（１４ａ）で持ち
   上げられた育苗箱（１）・・の少なくとも下端から２つ
   目を支持する保持機構（１４ｂ）と、該保持機構（１４
   ｂ）で育苗箱（１）・・を支持した後の昇降機構（１４
   ａ）の下降によって分離された下端の育苗箱（１）を送
   出す送出し機構（１４ｃ）とで成る育苗箱分離取出し装
   置。