JP2869313B2 - 播種プラント - Google Patents

播種プラント

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JP2869313B2
JP2869313B2 JP27671293A JP27671293A JP2869313B2 JP 2869313 B2 JP2869313 B2 JP 2869313B2 JP 27671293 A JP27671293 A JP 27671293A JP 27671293 A JP27671293 A JP 27671293A JP 2869313 B2 JP2869313 B2 JP 2869313B2
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box
seedling
soil
seeding
conveyor
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忠雄 涌田
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Kubota Corp
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  • Sowing (AREA)
  • Control Of Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作物の植付け用の苗を
育成させる育苗箱内に連続的に土や種を順序立てて入れ
て行く播種プラントに係り、詳しくは、移送ショックに
よる育苗箱内での土の偏りを解消させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】播種プラントでは土や種が入れられた播
種済育苗箱を、発芽室へ運ぶ等のための移動台車へ積み
込むべく多段に積んだ積層状態にする工程を備えてある
のが一般的であり、例えば、特開平4−251028号
公報で示されたものでは、播種済育苗箱を一旦上方に持
上げてから横送りコンベヤで横送りし、それから順次下
方に落し込んで多段に積重ねる積層装置を設けてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報のものでは、
搬送コンベヤから持上げられた育苗箱を、回動ベルトの
突出アーム(前記公報の図2における符号4bのもの)
による押出し作用で横移動させる構造を採っていた。と
ころが、この構造では突出アームが育苗箱を押し始める
ときのショック(起動慣性)で、図7に示すように育苗
箱2内における移送方向上手側端に隙間ができるように
土が偏り移動し、所期した播種状態が崩れる傾向にあっ
た。本発明の目的は、育苗箱を横移動させてから積重ね
るようにする構造の積層装置を採るにあたり、横移動の
際の土の偏りを解消して正規の播種状態で育苗箱を搬出
できるよう、構造を工夫する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、育苗箱に床土を入れる床土供給装置と、床土
の供給された育苗箱に種を蒔く播種装置と、種の蒔かれ
た育苗箱に覆土を供給する覆土供給装置と、覆土が供給
された播種済育苗箱を運搬手段に積み込むべく横移送す
る横送り機構を有した搬出部とを備えるとともに、横送
り機構によって横移送される播種済育苗箱の姿勢が、横
移送方向の下手側ほど高くなる傾斜姿勢となるよう、前
記横送り機構による育苗箱搬送経路を設定してあること
を特徴とするものである。
【0005】
【作用】つまり、搬送方向下手側が高くなる傾斜を付け
ておくことで、育苗箱内の土が搬送方向上手側に寄る傾
向が現出されるから、横送り機構による移動ショックに
起因して育苗箱内の土が搬送方向下手側に寄る傾向とが
相殺され、横送り後における育苗箱内の播種状態を横送
り前の状態に、或いは極力それに近い状態に復元させる
ことが可能となる。
【0006】
【発明の効果】従って、育苗箱の横送り移送経路を傾斜
させるだけの改造により、移動台車に載せ換える等の後
工程に渡す際に育苗箱内の土が偏ることなく、正規の播
種状態を維持、又は可及的に維持できる好ましい搬出部
を備えた播種プラントを提供することができた。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図6に、播種部Aと搬出部Cと発芽室30とか
ら構成される播種プラント要部のレイアウトが示されて
いる。図1に示すように、0は貯留された空の育苗箱2
を順次繰り出す箱供給機、1は育苗箱2の搬送コンベ
ヤ、3は育苗箱2に床土を入れる床土供給装置、4は床
土の供給された育苗箱に水を蒔く灌水装置、5は灌水装
置4通過後の育苗箱2に種を蒔く播種装置、6は種の蒔
かれた育苗箱2に覆土を供給する覆土供給装置であり、
これらによって公知技術の播種部Aが構成されている。
【0008】図2に示すように、7は覆土が供給された
播種済育苗箱2上方に持上げる揚送装置、8は揚送装置
7で持上げられた育苗箱2を横送りする横送りコンベ
ヤ、9は横送りコンベヤ8で横送りされてきた育苗箱2
を下方に落とし込み移送して積重ねる積層装置、11は
蓋育苗箱2Hが装填された育苗箱2群を運搬手段である
移動台車12に積み込むべく横移送する搬出装置であ
り、これらによって搬出部Cが構成されている。
【0009】この播種プラントでは播種済育苗箱2を積
層装置9で30段に積重ね、それからその最上段の育苗
箱2に人為操作で蓋部材2Hを被せ、合計31段の育苗
箱群Gとしてから移動台車12へ移送するように構成し
てあり、次に、その積層装置9周辺部分の詳細構造につ
いて説明する。
【0010】図2〜図5に示すように、揚送装置7は、
搬送コンベヤ1の左右に配置される縦回し式のチェーン
7a,7aで構成され、チェーン7aに適宜の間隔で取
付けられた載置爪7b,7bに育苗箱2を載付けて揚送
する構造である。そして、前側の載置爪7bよりも後側
の載置爪7bの高さ位置が若干高くなるように、前後の
チェーン7a,7aに相対差を施してあり、搬送コンベ
ヤ1から持上げられると、育苗箱2は搬送方向下手側が
高い傾斜姿勢にセットされる。
【0011】横送り機構である横送りコンベヤ8は、前
後の輪体13,14に巻回されて回転駆動されるベルト
8aに、ベルト幅よりも狭い幅に設定された複数組の押
出しアーム8bを固定して構成されている。この横送り
コンベヤ8の始端部、具体的には揚送装置7と積層装置
9との間に配置された中間輪体15から前輪体13に架
けての間では、揚送される傾斜姿勢の育苗箱2に合わせ
てベルト8aを後上がり傾斜させ、育苗箱2自体が斜め
向きの傾斜姿勢で後上方に移送される搬送経路Wが形成
されている。
【0012】つまり、中間輪体15でベルト8aの上側
移動部分8auを支持し、下側移動部分8asは、図4
に示すように左右一対のガイド部材26,26でスライ
ド支持してあり、このガイド部材26以降の部分では水
平移動できるように構成されている。ガイド部材26の
下方に、育苗箱2の後上がり移動から水平移動に円滑に
方向変換できるように摺接案内板27を設けておけば好
都合である。
【0013】積層装置(積層手段に相当)9は、横送り
コンベヤ8によって横送りされてきた育苗箱2を受け取
って一旦保持する保持機構16と、左右一対の縦回し式
下降チェーン17a,17aに固定された積層爪17
b,17b上に育苗箱2を積重ねる積層機構17とから
構成されている。保持機構16は、前後軸心P周りで揺
動開閉自在な左右一対の鉤状部材であるオープナー16
a,16aで構成されており、これらオープナー16
a,16aは、図5に実線で示す育苗箱受止め姿勢か
ら、仮想線で示す外方に開いた解放姿勢とすることで育
苗箱2を積層機構17へ落下移送する。又、オープナー
16a,16aの下方には、発光器22aと受光器22
bとから成るカウンタ22が設けてあり、落下供給され
る育苗箱の数を計測できるようにしてある。積層機構1
7は、保持機構16から育苗箱2が供給されたら箱1段
分だけ下降移動するように構成されている。
【0014】搬出装置11は、搬送コンベヤ1に沿う前
部コンベヤ10Aと、これに直交する後部コンベヤ10
Bとから構成されている。つまり、最上段に蓋育苗箱2
Hが装填された計31段の育苗箱群Gを積層装置9から
受け取って前部コンベヤ10Aで移送し、かつ、側方に
配置される移動台車12に向けて後部コンベヤ10Bで
移送するのである。
【0015】図2、図3に示すように、搬出コンベヤ1
1終端に横付けされる移動台車12は、育苗箱群Gが載
置されて少し移動されると、転車台28上に位置するよ
うになる。転車台28は、上下軸心X周りで揺動移動自
在にフロア29に載置されるとともに、水平な搭載姿勢
と先端が下位となる下り傾斜姿勢とに姿勢変更自在とな
るよう、横支点Y周りで揺動及び維持自在に構成されて
いる。
【0016】つまり、図6に示すように、播種プラント
を含めた育苗施設では、搬出部Cと発芽室30とは接近
配置され、かつ、複数の発芽室30が搬送コンベヤ1に
直交する方向に並列配置されているため、移動台車12
は移動開始後、すぐに大幅な方向転換が強いられること
が多く、その人為操縦に大なる労力を必要としている。
そこで、転車台28を転動させて目的とする発芽室30
に向けた状態にし、それから転車台28を下り傾斜姿勢
に姿勢変更させることによって、労力少なく意図する発
芽室30に向けての移動が開始できるのである。
【0017】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】播種部の側面図
【図2】搬出部付近の構造を示す側面図
【図3】搬出部付近の平面図
【図4】揚送装置の構造を示す正面図
【図5】積層装置の構造を示す背面図
【図6】播種プラント要部の平面図
【図7】移動ショックによる土の偏り状況を示す育苗箱
の断面図
【符号の説明】
2 育苗箱 3 床土供給装置 5 播種装置 6 覆土供給装置 8 横送り機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01C 7/08 320

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 育苗箱(2)に床土を入れる床土供給装
    置(3)と、床土の供給された育苗箱(2)に種を蒔く
    播種装置(5)と、種の蒔かれた育苗箱(2)に覆土を
    供給する覆土供給装置(6)と、覆土が供給された播種
    済育苗箱(2)を運搬手段に積み込むべく横移送する横
    送り機構(8)を有した搬出部(C)とを備えるととも
    に、 前記横送り機構(8)によって横移送される播種済育苗
    箱(2)の姿勢が、該横移送方向の下手側ほど高くなる
    傾斜姿勢となるよう、前記横送り機構(8)による育苗
    箱搬送経路を設定してある播種プラント。
JP27671293A 1993-11-05 1993-11-05 播種プラント Expired - Lifetime JP2869313B2 (ja)

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