JP2000139224A - 育苗箱積替装置 - Google Patents

育苗箱積替装置

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JP2000139224A JP10326927A JP32692798A JP2000139224A JP 2000139224 A JP2000139224 A JP 2000139224A JP 10326927 A JP10326927 A JP 10326927A JP 32692798 A JP32692798 A JP 32692798A JP 2000139224 A JP2000139224 A JP 2000139224A
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博一 牟田
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 段積みされた育苗箱を積み替える育苗箱積替
装置に関し、積み替え作業の作業能率の向上をはかる。 【解決手段】 育苗箱積替装置において、メインリフト
装置25が育苗箱群をサブリフト装置26へ受け継いで
から次行程の育苗箱群の最上部の育苗箱A,Aを育苗箱
取出装置34の育苗箱取出位置aへ供給するまでの最短
作動時間が、サブリフト装置26が育苗箱群を受け継い
でから該育苗箱群の全ての育苗箱A…を育苗箱取出装置
34により取り出して次行程の育苗箱A…の取出動作を
開始するまでの最短作動時間と同一かそれより短くなる
ようにし、サブリフト装置26からメインリフト装置2
5への育苗箱供給作業の引き継ぎ時に育苗箱供給作業の
作業能率が低下しないように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、段積された育苗
箱を積み替える育苗箱積替装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平5−227847号公報に
示されるような育苗箱積替装置により、育苗箱が複数枚
段積された育苗箱群の最上部の育苗箱を取り出す育苗箱
取出装置と、該育苗箱取出装置が育苗箱群の最上部の育
苗箱を取り出した後に該育苗箱群の最上部となる育苗箱
を次行程で取り出せるように育苗箱取出装置の育苗箱取
出位置まで前記育苗箱群を所定量づつ順次上昇させるメ
インリフト装置及びサブリフト装置とを備え、前記サブ
リフト装置が前記メインリフト装置により上昇する育苗
箱群の育苗箱が所定枚数まで減少すると該メインリフト
装置から前記育苗箱群を受け継ぐように構成すると共
に、前記育苗箱取出装置により取り出された育苗箱が搬
送コンベアにより育苗箱積込部へ搬送され、前記育苗箱
積込部で育苗箱を台車に棚積みするようにしたものがあ
る。
【0003】この育苗箱積替装置において、メインリフ
ト装置とサブリフト装置とを設けているので、前記メイ
ンリフト装置により上昇する育苗箱群の育苗箱が所定枚
数まで減少すると前記サブリフト装置が前記メインリフ
ト装置から前記育苗箱群を受け継ぐことにより、サブリ
フト装置が育苗箱群の育苗箱を育苗箱取出装置の育苗箱
取出位置へ供給すべく前記育苗箱群を所定量づつ順次上
昇させる間に即時にメインリフト装置が次行程の育苗箱
群を上昇できるようにして、サブリフト装置が所定量づ
つ順次上昇させる育苗箱群がなくなるとそれに引き続い
てメインリフト装置が次行程の育苗箱群の最上部の育苗
箱を前記育苗箱取出位置へ供給するべく上昇させ、サブ
リフト装置からメインリフト装置への作業の引き継ぎの
時間短縮を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術の構成においては、サブリフト装置が所定量づつ順次
上昇させる育苗箱群がなくなった後、メインリフト装置
が次行程の育苗箱群の最上部の育苗箱を前記育苗箱取出
位置へ供給するべく上昇させるようにしているので、サ
ブリフト装置からメインリフト装置への育苗箱取出位置
への育苗箱供給作業の引き継ぎにおいて前記メインリフ
トが上昇する時間を要し、育苗箱の積替作業の作業能率
を多少なりとも低下させる要因となっている。
【0005】また、上記従来技術の育苗箱積替装置にお
いて、積替え作業を終了させるべく該育苗箱積替装置全
体の作動を停止させると、上記搬送コンベアで搬送途中
の育苗箱が該コンベア上に残留することになり、作業終
了後に育苗箱積替装置から育苗箱を回収するとき、前記
搬送コンベア上の育苗箱の回収に手間を要し面倒なもの
となっている。
【0006】また、上記搬送コンベア及び上記育苗箱積
込部を複数設け、メインリフト装置あるいはサブリフト
装置により供給される育苗箱を前記複数の育苗箱積込部
に供給すべく育苗箱取出装置により複数の搬送コンベア
へ振り分けて供給するようにして、作業能率が低い育苗
箱積込部を複数設けることで育苗箱積替装置の作業能率
を向上させるようにした構成のものが試みられている。
この構成のものにおいて、育苗箱積替装置により積み替
えられた育苗箱を前記育苗箱積込部から別の場所に搬送
する作業性を考慮して複数の育苗箱積込部のうちの一部
の育苗箱積込部のみを使用して育苗箱取出装置からの育
苗箱が前記一部の育苗箱積込部にのみ供給されるように
すると、前記育苗箱取出装置が全ての育苗箱積込部へ育
苗箱を供給するようにしたときと比較して育苗箱が供給
される育苗箱積込部が少なくなった分、育苗箱積込部に
対する育苗箱取出装置の作業能率が向上すると、育苗箱
取出装置の作業能率に対して育苗箱積込部の作業が追い
つかなくなる恐れがある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決すべく次の技術的手段を講じた。すなわち、育苗箱
A…が複数枚段積された育苗箱群の最上部の育苗箱A,
Aを取り出す育苗箱取出装置34と該育苗箱取出装置3
4が育苗箱群の最上部の育苗箱A,Aを取り出した後に
該育苗箱群の最上部となる育苗箱A,Aを次行程で取り
出せるように育苗箱取出装置34の育苗箱取出位置aま
で前記育苗箱群を所定量づつ順次上昇させるメインリフ
ト装置25及びサブリフト装置26とを備え、前記サブ
リフト装置26が前記メインリフト装置25により上昇
する育苗箱群の育苗箱A…が所定枚数まで減少すると該
メインリフト装置25から前記育苗箱群を受け継ぐよう
に構成した育苗箱積替装置において、前記メインリフト
装置25が育苗箱群をサブリフト装置26へ受け継いで
から次行程の育苗箱群の最上部の育苗箱A,Aを育苗箱
取出装置34の育苗箱取出位置aへ供給するまでの最短
作動時間が、サブリフト装置26が育苗箱群を受け継い
でから該育苗箱群の全ての育苗箱A…を育苗箱取出装置
34により取り出して次行程の育苗箱A…の取出動作を
開始するまでの最短作動時間と同一かそれより短くなる
ように構成されていることを特徴とする育苗箱積替装置
とした。
【0008】また、第二の発明は、育苗箱A…が複数枚
段積された育苗箱群の最上部の育苗箱A,Aを取り出す
育苗箱取出装置34と該育苗箱取出装置34が育苗箱群
の最上部の育苗箱A,Aを取り出した後に該育苗箱群の
最上部となる育苗箱A,Aを次行程で取り出せるように
育苗箱取出装置34の育苗箱取出位置aまで前記育苗箱
群を所定量づつ順次上昇させるメインリフト装置25及
びサブリフト装置26とを備え、前記サブリフト装置2
6が前記メインリフト装置25により上昇する育苗箱群
の育苗箱A…が所定枚数まで減少すると該メインリフト
装置25から前記育苗箱群を受け継ぐように構成した育
苗箱積替装置において、前記メインリフト装置25が育
苗箱群をサブリフト装置26へ受け継いでから次行程の
育苗箱群の最上部の育苗箱A,Aを育苗箱取出装置34
の育苗箱取出位置aへ供給するまでの最短作動時間が、
サブリフト装置26が育苗箱群を受け継いでから該育苗
箱群の全ての育苗箱A…を育苗箱取出装置34により育
苗箱取出位置aから取り出すまでの最短作動時間と同一
かそれより長く、且つサブリフト装置26が育苗箱群を
受け継いでから該育苗箱群の全ての育苗箱A…を育苗箱
取出装置34により取り出して次行程の育苗箱A…の取
出動作を開始するまでの最短作動時間と同一かそれより
短くなるように構成されていることを特徴とする育苗箱
積替装置とした。
【0009】また、第三の発明は、育苗箱A…が複数枚
段積された育苗箱群の最上部の育苗箱A,Aを取り出す
育苗箱取出装置34と該育苗箱取出装置34が育苗箱群
の最上部の育苗箱A,Aを取り出した後に該育苗箱群の
最上部となる育苗箱A,Aを次行程で取り出せるように
育苗箱取出装置34の育苗箱取出位置aまで前記育苗箱
群を所定量づつ順次上昇させるリフト装置25,26と
を備えた育苗箱積替装置において、前記育苗箱取出装置
34により取り出された育苗箱A,Aを搬送コンベア3
3,33により育苗箱積込部24,24へ搬送するよう
構成すると共に、作業者が育苗箱A…の積替作業を終了
させるべく作業終了操作具60を操作すると前記搬送コ
ンベア33,33上に育苗箱A…が残留しないように前
記搬送コンベア33,33及び前記育苗箱積込部24,
24の作動が育苗箱取出装置34及びリフト装置25,
26より遅れて停止するように構成されていることを特
徴とする育苗箱積替装置とした。
【0010】また、第四の発明は、育苗箱A…が複数枚
段積された育苗箱群の最上部の育苗箱A,Aを取り出す
育苗箱取出装置34と該育苗箱取出装置34が育苗箱群
の最上部の育苗箱A,Aを取り出した後に該育苗箱群の
最上部となる育苗箱A,Aを次行程で取り出せるように
育苗箱取出装置34の育苗箱取出位置aまで前記育苗箱
群を所定量づつ順次上昇させるリフト装置25,26と
を備えた育苗箱積替装置において、前記育苗箱取出装置
34を育苗箱群の育苗箱A…を複数の育苗箱供給位置
b,bに振り分けて供給可能に設けると共に、前記複数
の育苗箱供給位置b,bのうちの一部の育苗箱供給位置
bにのみ供給可能に設け、育苗箱取出装置34を前記一
部の育苗箱供給位置bにのみ供給するようにしたときの
同一の育苗箱供給位置bへの育苗箱A…の供給の周期を
前記複数の育苗箱供給位置b,bの全てに育苗箱A…を
振り分けて供給するときの同一の育苗箱供給位置b,b
への育苗箱A…の供給の周期と同一となるように構成し
たことを特徴とする育苗箱積替装置とした。
【0011】
【発明の効果】よって、上記メインリフト装置25が育
苗箱群を上記サブリフト装置26へ受け継いでから次行
程の育苗箱群の最上部の育苗箱A,Aを育苗箱取出装置
34の育苗箱取出位置aへ供給するまでの最短作動時間
がサブリフト装置26が育苗箱群を受け継いでから該育
苗箱群の全ての育苗箱A…を育苗箱取出装置34により
取り出して次行程の育苗箱A…の取出動作を開始するま
での最短作動時間と同一かそれより短くなるように構成
しているので、サブリフト装置26からメインリフト装
置25への育苗箱取出位置aへの育苗箱供給作業の引き
継ぎ時において、育苗箱取出位置aへ育苗箱A…を供給
する時間間隔がメインリフト装置25又はサブリフト装
置26が育苗箱群の最上部の育苗箱A,Aを供給するべ
く前記育苗箱群を順次上昇させる通常作業と同一かそれ
より短くなるため、サブリフト装置26からメインリフ
ト装置25への育苗箱供給作業の引き継ぎ時に育苗箱供
給作業の作業能率が低下せず、作業能率を低下させずに
育苗箱の積替作業を行える。
【0012】更に、第二の発明によると、メインリフト
装置25が育苗箱群をサブリフト装置26へ受け継いで
から次行程の育苗箱群の最上部の育苗箱A,Aを育苗箱
取出装置34の育苗箱取出位置aへ供給するまでの最短
作動時間がサブリフト装置26が育苗箱群を受け継いで
から該育苗箱群の全ての育苗箱A…を育苗箱取出装置3
4により育苗箱取出位置aから取り出すまでの最短作動
時間と同一かそれより長くなるように構成しているの
で、サブリフト装置26からメインリフト装置25への
育苗箱取出位置aへの育苗箱供給作業の引き継ぎ時に育
苗箱供給作業の作業能率を低下させないばかりでなく、
メインリフト装置25からサブリフト装置26へ受け継
がれるときの育苗箱群の育苗箱A…の段積枚数を少なく
でき、サブリフト装置26を育苗箱A…の段積枚数が不
要に多い状態である重量の大きい育苗箱群をリフトする
のに耐え得る構造としなくてもよく、サブリフト装置2
6の構造のコンパクト化を図ることができる。
【0013】また、第三の発明によると、作業終了操作
具60を操作すると上記搬送コンベア33,33上に育
苗箱A…が残留しないように前記搬送コンベア33,3
3及び上記育苗箱積込部24,24の作動が育苗箱取出
装置34及びリフト装置25,26より遅れて停止する
ので、作業終了後に育苗箱積替装置から育苗箱A…を回
収するとき、前記搬送コンベア33,33上に残留する
育苗箱A…を回収する必要がなく、育苗箱A…の回収を
容易に行える。
【0014】また、第四の発明によると、育苗箱群の育
苗箱A…を複数の育苗箱供給位置b,bに振り分けて供
給可能な上記育苗箱取出装置34を前記複数の育苗箱供
給位置b,bのうちの一部の育苗箱供給位置bにのみ供
給するようにしたとき、同一の育苗箱供給位置bへの育
苗箱A…の供給の周期を前記複数の育苗箱供給位置b,
bの全てに育苗箱A…を振り分けて供給するときの同一
の育苗箱供給位置bへの育苗箱A…の供給の周期と同一
となるようにしたので、育苗箱取出装置34が全ての育
苗箱取出位置aに育苗箱A…を振り分けて供給するとき
と同一の育苗箱供給位置bにおける育苗箱供給作業の作
業能率が同一となり、育苗箱A…の積替作業を円滑に行
える。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の実施の一形態を図面に
基づき説明する。図1は、水稲等の苗を育苗する育苗施
設1を示すものである。この育苗施設1は、育苗箱Aに
播種を行う育苗箱播種機2と播種された育苗箱Aを複数
枚段積する育苗箱段積装置3と段積された育苗箱Aから
発芽させるための発芽室4,4,4と発芽状態から圃場
への移植に適する大きさまで育苗するための緑化室5と
を備えて構成される。
【0016】前記育苗箱播種機2には床土詰装置6と播
種装置7と覆土装置8と灌水装置9とが設けられ、これ
らの装置に順に育苗箱Aが搬送されていくようになって
いる。従って、空の状態の育苗箱Aに前記床土詰装置6
により育苗箱の所定深さまで土詰めし、土詰めされた育
苗箱A内に前記播種装置7により種子を散布して播種
し、播種された育苗箱内に前記覆土装置8により覆土
し、覆土された育苗箱内に前記灌水装置9により灌水す
るようになっている。尚、播種用の種子は、該種子を貯
留する浸種コンテナ10…ごと水槽11内の温水に浸す
ことによって芽出しされる。そして、前記浸種コンテナ
10…内の種子がベルトコンベアで構成される種子コン
ベア12を介して播種装置7へ供給されるようになって
いる。尚、前記灌水装置9にはそれぞれ育苗箱の搬送方
向に直交する計4本の灌水パイプ13…を設け、該灌水
パイプ13…に育苗箱の左右幅にわたって配設した複数
の散水孔から散水して育苗箱内の全面に灌水するように
なっている。
【0017】また、育苗箱播種機2の育苗箱の搬送にお
ける始端部には育苗箱供給装置14が設けられ、この育
苗箱供給装置14により空の状態の育苗箱が段積された
育苗箱群から一枚づつ育苗箱を繰り出して供給するよう
になっている。また、覆土装置8により覆土された育苗
箱は、育苗箱段積装置3へ搬送されて段積される構成と
なっている。前記育苗箱段積装置3により段積された育
苗箱群は、磁気式の軌道に沿って移動する発芽用移動台
車19…によって自動的に発芽室4,4,4へ移送さ
れ、前記発芽室4,4,4内の架台に載置されて15〜
20℃の室温下で約三日間前記発芽室4内に貯留される
ことにより発芽する。尚、この育苗施設1において、前
記発芽室4,4,4は3室設けられているので、育苗箱
播種機2により1日当たり発芽室1室分の育苗箱Aの播
種を行えば連日播種作業を行えるようになっている。
【0018】発芽室4,4,4内で発芽した育苗箱群
は、前記発芽用移動台車19…によって自動的に搬出さ
れ育苗箱積替装置20に供給される。前記育苗箱積替装
置20は、段積された育苗箱群を一枚の育苗箱Aの高さ
分づつリフトする段積リフト部21と該段積リフト部2
1の育苗箱Aの段積を解除して該育苗箱Aを搬送する育
苗箱搬送部22と該育苗箱搬送部22により搬送された
育苗箱Aを緑化台車23…に棚積みする2か所の棚積部
24,24とを備えて構成され、段積された育苗箱群を
緑化台車23…にそれぞれ棚積していくようになってい
る。尚、この育苗箱積替装置20は、前記段積リフト部
21、前記育苗箱搬送部22及び前記棚積部24,24
により、2列の育苗箱群を同時にリフトし、2列の育苗
箱群の段積を同時に解除し、段積が解除された2枚の育
苗箱A,Aを同時に緑化台車23…に棚積みしていく構
成となっている。
【0019】前記育苗箱積替装置20で育苗箱Aが棚積
みされた緑化台車23は、苗が所定の大きさになるまで
育苗するための緑化室5へ搬送されて前記緑化室5内で
苗が育苗される。緑化室5内には暖房装置等の他に灌水
装置(図示せず)を設けており、適宜育苗箱内に灌水し
ながら育苗するようになっている。前記育苗箱積替装置
20の段積リフト部21は、メインリフト装置25とサ
ブリフト装置26とを備えて構成される。前記メインリ
フト装置25は、メインシリンダ27の作動によりフォ
−ク28を発芽用移動台車19…上の段積みされた育苗
箱群の下方に挿入し、チェ−ン29を介して前記フォ−
ク28を昇降させるメインリフトモ−タ30の作動によ
り前記育苗箱群を前記発芽用移動台車19から若干持ち
上げてすくい、前記メインシリンダ27の作動によりフ
ォ−ク28をリフト位置31へ戻して前記育苗箱群をリ
フト位置31へ供給するようになっている。そして、前
記メインリフトモ−タ30の作動により前記フォ−ク2
8をリフトさせて前記育苗箱群の最上の育苗箱Aを光電
式の取出位置センサ32が検出するまで該育苗箱群をリ
フトし、該育苗箱群の最上の育苗箱Aを育苗箱取出位置
aへ供給する構成となっている。
【0020】また、前記育苗箱搬送部22は、前記段積
リフト部21から前記2か所の棚積部24,24へ育苗
箱Aをそれぞれ搬送する前後2個のロ−ラコンベア3
3,33と前記段積リフト部21の育苗箱取出位置aに
ある育苗箱群の最上の育苗箱Aを把持して前記ロ−ラコ
ンベア33,33上の育苗箱供給位置b,bへ供給する
育苗箱取出装置34とを備えて構成される。尚、前記ロ
−ラコンベア33,33は、地上約2mの位置で水平方
向に育苗箱Aを搬送するように構成されている。前記育
苗箱取出装置34は、前後に配設される2個の育苗箱把
持部35a,35bと該育苗箱把持部35a,35bを
前後に移動させる前後移動シリンダ36を備えて構成さ
れる。前記育苗箱把持部35a,35bは、育苗箱取出
位置aへ上昇してくる育苗箱群の最上の育苗箱Aを押付
具37…により上方から押し付け、取出位置センサ32
が前記育苗箱Aを検出すると把持シリンダ38…の作動
により前後の把持具39…により該育苗箱Aを若干持ち
上げるようにして把持し、前記前後移動シリンダ36に
より該育苗箱Aをロ−ラコンベア33,33の上方へ移
動させた後、前記把持シリンダ38…の作動により前記
把持具39…に把持された育苗箱Aの把持を解除して該
ロ−ラコンベア33,33上の育苗箱供給位置b,bへ
供給する構成となっている。その後、育苗箱取出装置3
4は、育苗箱把持部35a,35bを前後移動させ、次
行程の育苗箱Aを取り出すべく上述の育苗箱の取出作動
を繰り返すようになっている。従って、この育苗箱積替
装置20は、前記段積リフト部21にある育苗箱群の段
積を解除して育苗箱Aを前記棚積部24,24へ搬送す
るようになっている。尚、前記ロ−ラコンベア33,3
3は、育苗箱Aを搬送するべく常時駆動している。
【0021】育苗箱取出装置34は、前後移動シリンダ
36の作動により前後に配設される2個の育苗箱把持部
35a,35bが一体的に前後移動するようになってい
る。尚、前後一方の育苗箱把持部35aが、左右の2枚
の育苗箱A,Aを把持するようになっている。従って、
一方の育苗箱把持部35aが育苗箱取出位置aの育苗箱
Aを把持している間に他方の育苗箱把持部35bが把持
している育苗箱Aをロ−ラコンベア33上の育苗箱供給
位置bへ供給し、双方の育苗箱把持部35a,35bを
前記育苗箱取出位置aあるいは前記育苗箱供給位置bへ
移動させるべく前後移動シリンダ36を作動させて同時
に前後移動させ、単一の育苗箱把持部により育苗箱Aの
取出作業を行うのに比較して作業能率を向上させた構成
となっている。
【0022】前記育苗箱取出装置34の作動について詳
細に説明すると、図6に示すように、一方の育苗箱把持
部35aが育苗箱取出位置aの上方に待機した状態で、
取出位置センサ32が段積された育苗箱群の最上の育苗
箱Aを検出するまでメインリフト装置25又はサブリフ
ト装置26によりリフトして育苗箱取出位置aに育苗箱
Aが存在することを検出すると、前記一方の育苗箱把持
部35aの把持シリンダ38の作動により育苗箱取出位
置aの育苗箱Aを前後の把持具39,39で若干持ち上
げるようにして把持する。そして、前後移動シリンダ3
6の作動により育苗箱把持部35a,35bを前後移動
させ、前記一方の育苗箱把持部35aが一方のロ−ラコ
ンベア33の上方に位置すると共に他方の育苗箱把持部
35bが育苗箱取出位置aの上方に位置する。その後、
前記一方の育苗箱把持部35aが把持シリンダ38,3
8の作動により把持具39,39に把持された育苗箱A
の把持を解除して、該育苗箱Aを若干落下させてロ−ラ
コンベア33上の育苗箱供給位置bへ供給する。これと
同時に、前記他方の育苗箱把持部35bが、取出位置セ
ンサ32が段積された育苗箱群の最上の育苗箱Aを検出
するまでメインリフト装置25又はサブリフト装置26
によりリフトして育苗箱取出位置aに育苗箱Aが存在す
ることを検出すると、把持シリンダ38,38の作動に
より育苗箱取出位置aの育苗箱Aを前後の把持具39,
39で若干持ち上げるようにして把持する。そして、双
方の育苗箱把持部35a,35bの育苗箱Aの把持ある
いは把持の解除の動作が共に完了すると、前後移動シリ
ンダ36が作動して育苗箱把持部35a,35bを前後
移動させ、前記一方の育苗箱把持部35aが育苗箱取出
位置aの上方に位置すると共に他方の育苗箱把持部35
bが他方のロ−ラコンベア33の上方に位置する。そし
て、前記一方の育苗箱把持部35aが把持シリンダ3
8,38の作動により育苗箱取出位置aの育苗箱Aを前
後の把持具39,39で把持すると共に、前記他方の育
苗箱把持部35bが把持シリンダ38,38の作動によ
り育苗箱Aの把持を解除する。育苗箱取出装置34は、
この動作を繰り返すようになっている。
【0023】ところで、前記育苗箱把持部35a,35
bの育苗箱Aの把持の動作と育苗箱Aの把持の解除の動
作とにおける所要時間t1,t2は、前記把持シリンダ
38,38の伸縮動作の違いだけであるため、略同一と
なる。そのため、前後移動シリンダ36が作動してか
ら、一方の育苗箱把持部35aが育苗箱を把持するまで
の所要時間t3は取出位置センサ32が育苗箱群の最上
の育苗箱Aを検出するまでメインリフト装置25又はサ
ブリフト装置26によりリフトするのに要する時間t4
と育苗箱把持部35aの育苗箱Aの把持の動作に要する
時間t1とを合わせた時間となるのに対し、他方の育苗
箱把持部35bが育苗箱Aの把持を解除するまでの所要
時間t2は育苗箱把持部35bの育苗箱Aの把持の解除
の動作に要する時間のみである。従って、前記一方の育
苗箱把持部35aが育苗箱Aを把持するまでの所要時間
t3が前記他方の育苗箱把持部35bが育苗箱Aの把持
を解除するまでの所要時間t2より長くなるため、前記
一方の育苗箱把持部35aが育苗箱Aを把持するまで前
記他方の育苗箱把持部35bが所定時間t5待機し、前
記一方の育苗箱把持部35aが育苗箱Aを把持して双方
の育苗箱把持部35a,35bの動作が共に完了する
と、前後移動シリンダ36が作動するようになってい
る。
【0024】ところが、育苗箱積替装置20の棚積部2
4,24から緑化室5内への緑化台車23の搬送や緑化
室5内から前記棚積部24,24への育苗箱Aが棚積み
されていない新たな緑化台車23の搬送において、緑化
台車23の搬送距離の短縮化や搬送経路の合理化等の搬
送の作業性及び作業効率を考慮して、2か所の棚積部2
4,24のうちの一方の棚積部24のみを使用して育苗
箱Aの積替作業をすることがある。また、2か所の棚積
部24,24を使用して育苗箱Aの積替作業をしている
とき、一方の棚積部24の緑化台車23への育苗箱Aの
棚積が完了して該緑化台車23の前記棚積部24からの
搬出及び育苗箱Aが棚積みされていない新たな緑化台車
23の搬入において、他方の棚積部24のみを使用して
育苗箱Aの積替作業をすることがある。このとき、育苗
箱取出装置34の一方の育苗箱把持部35aのみ作動さ
せ他方の育苗箱把持部35bの作動を停止させることと
なるが、前記一方の育苗箱把持部35aのみの育苗箱A
の把持あるいは把持の解除の動作が完了すると前後移動
シリンダ36が作動するように構成すると、前後移動シ
リンダ36が作動してから前記一方の育苗箱把持部35
aの育苗箱Aの把持を解除して次に前記前後移動シリン
ダ36が作動するまでの所要時間が双方の育苗箱把持部
35a,35bを作動させる場合より短くなる。従っ
て、一方の育苗箱把持部35aのみ作動させて育苗箱の
取出作業を行うと、同一のロ−ラコンベア33上すなわ
ち棚積部24への育苗箱Aの供給における時間間隔が短
くなり、ロ−ラコンベア33で搬送される育苗箱Aの搬
送ピッチが短くなる分、後述する棚積部24の押出装置
40,40の育苗箱Aの押し込み作業が追いつかなくな
り、前記押出装置40,40の育苗箱Aの押し込み作業
においてトラブルを生じることとなる。
【0025】そこで、図7に示すように、一方の棚積部
24のみを使用して育苗箱Aの積替作業をするべく育苗
箱取出装置34において一方の育苗箱把持部35aのみ
を作動させるとき、前記育苗箱把持部35aによる育苗
箱Aの供給の時間間隔が双方の育苗箱把持部35a,3
5bを作動させる場合と略同一となるように、メインリ
フト装置25あるいはサブリフト装置26が段積された
育苗箱群を育苗箱一枚分の高さだけリフトするのに要す
る時間t4だけ育苗箱把持部35aの作動を遅らせるタ
イマを設け、前記育苗箱把持部35aが育苗箱Aの把持
の解除の動作を完了した後所定時間t4経過してから前
後移動シリンダ36の作動を開始するようにしている。
これにより、前後移動シリンダ36が作動してから前記
一方の育苗箱把持部35aの育苗箱Aの把持を解除して
次に前記前後移動シリンダ36が作動するまでの所要時
間t6が、メインリフト装置25又はサブリフト装置2
6により育苗箱群の最上の育苗箱Aを育苗箱取出位置a
へ供給するべく育苗箱群を育苗箱一枚分の高さリフトし
て育苗箱把持部35aが前記最上の育苗箱Aを把持する
までの所要時間t3と同じになる。よって、一方の育苗
箱把持部35aのみを作動させるときでも、同一の棚積
部24への育苗箱Aの供給における時間間隔が双方の育
苗箱把持部35a,35bを作動させるときと同じにな
り、前記棚積部24の押出装置40,40の育苗箱Aの
押し込み作業において押し込み作業が追いつかなくなる
ようなトラブルを防止して円滑に育苗箱Aの積替作業を
することができる。
【0026】そして、前記育苗箱取出装置34がリフト
位置31にある育苗箱群の最上の育苗箱Aを取り出す毎
に、取り出した育苗箱の直下に段積されていた育苗箱群
の最上となる育苗箱を育苗箱取出装置34が次行程で取
り出せるように取出位置センサ32が検出するまでメイ
ンリフトモ−タ30の作動により育苗箱群をリフトさ
せ、前記段積リフト部21のメインリフト装置25が一
枚の育苗箱の高さ分づつ順次育苗箱群をリフトする構成
となっている。そして、前記取出位置センサ32の下側
にある光電式の受継位置センサ41により育苗箱群を該
センサ41より上側までリフトしたことを検出して、段
積された育苗箱の残り枚数が所定の枚数(例えば10
枚)となったら、メインリフト装置25のフォ−ク28
から前記育苗箱群をサブリフト装置26の受継ラグ4
2,42が受け継いで、前記フォ−ク28と同様に全て
の育苗箱が育苗箱取出装置34の作動により段積リフト
部21からなくなるまで一枚の育苗箱の高さ分づつ順次
リフトするようになっている。
【0027】前記サブリフト装置26は、サブリフトモ
−タ43の作動により前後の駆動スプロケット44,4
4、チェ−ン45,45を介して前後一対の前記受継ラ
グ42,42をリフトさせることにより、育苗箱群をリ
フトするようになっている。尚、前記受継ラグ42,4
2は、サブリフトモ−タ43の作動により前後それぞれ
に設けた上下方向の昇降案内レ−ル46…に沿って昇降
するラグ支持体47,47にラグ作動シリンダ48,4
8を介して取り付けられ、該ラグ作動シリンダ48,4
8の作動により前後移動してリフト位置31の育苗箱の
下方に入り込む作用状態と平面視リフト位置31の育苗
箱の外側に位置する非作用状態とに切り替えられるよう
になっている。従って、メインリフト装置25によりリ
フトする育苗箱群が受継位置センサ41により該センサ
41より上側までリフトしたことを検出すると、メイン
リフト装置25が停止すると共に、前記育苗箱群より下
側で待機しているサブリフト装置26の受継ラグ42,
42がラグ作動シリンダ48,48の作動により育苗箱
側に突出し、且つサブリフトモ−タ43の作動により前
記受継ラグ42,42をリフトさせ、該受継ラグ42,
42を育苗箱群の底部に当接させて更にリフトさせるこ
とにより前記育苗箱群をリフトし、該育苗箱群の最上の
育苗箱Aを取出位置センサ32が検出することにより受
継ラグ42,42のリフトを停止させる。そして、メイ
ンリフト装置25と同様に、育苗箱取出装置34により
育苗箱群の最上の育苗箱Aを取り出す毎に、取り出した
育苗箱Aの直下に段積されていた育苗箱群の最上となる
育苗箱Aを育苗箱取出装置34が次行程で取り出せるよ
うに取出位置センサ32が検出するまでサブリフトモ−
タ43の作動により育苗箱群をリフトさせ、前記段積リ
フト部21のサブリフト装置26が一枚の育苗箱の高さ
分づつ順次育苗箱群をリフトする構成となっている。そ
して、育苗箱群の最後に取り出す一枚の育苗箱が取出位
置センサ32により検出される位置まで受継ラグ42,
42がリフトされたことを検出する光電式のラグセンサ
49を設け、該ラグセンサ49が受継ラグ42を検出し
且つ育苗箱取出装置34が育苗箱群の最後の一枚の育苗
箱を取り出して取出位置センサ32により育苗箱取出位
置aに育苗箱Aがないことを検出すると、ラグ作動シリ
ンダ48,48の作動により受継ラグ42,42をリフ
ト位置31から退避させ非作用状態とすると共に次行程
の育苗箱群を受け継ぐべくサブリフトモ−タ43の作動
により受継ラグ42,42を待機位置まで下降させるよ
うになっている。
【0028】一方、メインリフト装置25は、育苗箱群
が受継位置センサ41により該センサ41より上側まで
リフトしたことを検出して停止した後に前記育苗箱群を
取出位置センサ32が検出すると、前記育苗箱群をサブ
リフト装置26へ受け継いだと判断し、次行程の育苗箱
群をリフト位置31へ供給すべく作動する。すなわち、
受継位置センサ41が育苗箱Aを検出せず且つ取出位置
センサ32が育苗箱Aを検出すると、メインリフトモ−
タ30の作動によりメインリフト装置25のフォ−ク2
8を最下位置まで下降させる。そして、該フォ−ク28
が最下位置まで下降したとき、段積された育苗箱群を搭
載した発芽用移動台車が所定の位置に到着していると、
メインシリンダの作動により前記フォ−ク48を発芽用
移動台車19上の前記育苗箱群の下方に挿入し、メイン
リフトモ−タ30の作動により前記育苗箱群を前記発芽
用移動台車19から若干持ち上げてすくい、メインシリ
ンダ27の作動によりフォ−ク28をリフト位置31へ
戻して前記育苗箱群をリフト位置31へ供給するように
なっている。そして、メインリフトモ−タ30の作動に
より前記リフト位置31に供給された前記育苗箱群をリ
フトし、該育苗箱群の最上の育苗箱Aを受継位置センサ
41が検出したとき、サブリフト装置26の受継ラグ4
2,42をラグセンサ49が検出し且つ取出位置センサ
32が育苗箱Aを検出しない状態か又は受継位置センサ
41が育苗箱Aを検出していない間に前記受継ラグ4
2,42をラグセンサ49が既に検出していれば、サブ
リフト装置26へ受け継いだ前行程の育苗箱群が育苗箱
取出装置34の育苗箱Aの取出作業により前記サブリフ
ト装置26からなくなったと判断し、メインリフトモ−
タ30の作動により継続して次行程の育苗箱群の最上の
育苗箱Aを取出位置センサ32が検出するまで前記育苗
箱群をリフトし、以下前述と同様に育苗箱取出装置34
により育苗箱群の最上の育苗箱Aを取り出す毎にメイン
リフトモ−タ30の作動により育苗箱群をリフトする。
尚、メインリフト装置25がリフトする育苗箱群の最上
の育苗箱Aを受継位置センサ41が検出したとき、サブ
リフト装置26の受継ラグ42,42をラグセンサ49
が検出していないか又は前記受継ラグ42,42をラグ
センサ49が検出していても取出位置センサ32が育苗
箱Aを検出する状態であれば、メインリフト装置25を
停止させ、受継ラグ42,42をラグセンサ49が検出
し且つ取出位置センサ32が育苗箱Aを検出しない状態
となると、メインリフトモ−タ30の作動により次行程
の育苗箱群の最上の育苗箱Aを取出位置センサ32が検
出するまで前記育苗箱群をリフトするようになってい
る。
【0029】そして、発芽用移動台車19の到着等を待
つことなく順調に育苗箱Aの積替作業がなされていると
き、育苗箱群を受継位置センサ41が検出せず且つ取出
位置センサ32が育苗箱Aを検出してメインリフト装置
25のフォ−ク28が下降を開始してから次行程の育苗
箱群をリフトして育苗箱群の受継位置センサ41の検出
により停止することなく該育苗箱群の最上の育苗箱Aを
取出位置センサ32が検出するとき、サブリフト装置2
6がリフトする前行程の育苗箱群の育苗箱A…が全て該
サブリフト装置26から既に取り出され、且つ育苗箱取
出装置34により前記前行程の育苗箱群の全ての育苗箱
A…を取り出してから次行程の育苗箱を取り出すべく該
育苗箱取出装置34の前後の把持具39…が把持シリン
ダ−38,38の作動により育苗箱の把持動作を開始す
る前となるタイミングに設定されている。従って、メイ
ンリフト装置25は、サブリフト装置26に育苗箱群を
受け継いだ後、前記サブリフト装置26が前記育苗箱群
の育苗箱を育苗箱取出位置aへ供給している間に次行程
の育苗箱群の最上の育苗箱Aを育苗箱取出位置aへ供給
するべく作動する構成となっている。
【0030】よって、メインリフト装置25が育苗箱群
をサブリフト装置26へ受け継いでから次行程の育苗箱
群の最上部の育苗箱Aを育苗箱取出装置34の育苗箱取
出位置aへ供給するまでの最短作動時間が、サブリフト
装置26が育苗箱群を受け継いでから該育苗箱群の全て
の育苗箱A…を育苗箱取出装置34により育苗箱取出位
置aから取り出すまでの最短作動時間と同一かそれより
長く、且つサブリフト装置26が育苗箱群を受け継いで
から該育苗箱群の全ての育苗箱A…を育苗箱取出装置3
4により取り出して次行程の育苗箱の取出動作を開始す
るまでの最短作動時間と同一かそれより短くなるように
構成されている。
【0031】これにより、サブリフト装置26からメイ
ンリフト装置25への育苗箱取出位置aへの育苗箱供給
作業の引き継ぎ時において、育苗箱取出位置aへ育苗箱
A…を供給する時間間隔がメインリフト装置25又はサ
ブリフト装置26が育苗箱群の最上部の育苗箱Aを供給
するべく前記育苗箱群を順次上昇させる通常作業と同一
かそれより短くなるため、サブリフト装置26からメイ
ンリフト装置25への育苗箱供給作業の引き継ぎ時に育
苗箱取出位置aへ育苗箱A…を供給する時間間隔が長く
なって育苗箱供給作業の作業能率が低下するようなこと
がなく、作業能率を低下させずに能率良く育苗箱の積替
作業を行える。更に、メインリフト装置25が育苗箱群
をサブリフト装置26へ受け継いでから次行程の育苗箱
群の最上部の育苗箱Aを育苗箱取出装置34の育苗箱取
出位置aへ供給するまでの最短作動時間がサブリフト装
置26が育苗箱群を受け継いでから該育苗箱群の全ての
育苗箱A…を育苗箱取出装置34により育苗箱取出位置
aから取り出すまでの最短作動時間と同一かそれより長
くなるため、サブリフト装置26からメインリフト装置
25への育苗箱取出位置aへの育苗箱供給作業の引き継
ぎ時において、受継位置センサ41の検出によりメイン
リフト装置25からサブリフト装置26へ受け継がれる
ときの育苗箱群の育苗箱A…の段積枚数を少なくでき、
サブリフト装置26のサブリフトモ−タ43、受継ラグ
42,42及びチェ−ン45,45等を育苗箱A…の段
積枚数が不要に多い状態である重量の大きい育苗箱群を
リフトするのに耐え得る構造としなくてもよく、サブリ
フト装置26の構造のコンパクト化を図ることができ
る。また、サブリフト装置26へ受け継がれるときの育
苗箱群の育苗箱A…の段積枚数を少なくできるので、受
継位置センサ41と取出位置センサ32との高低差を小
さくでき、ひいてはサブリフト装置26へ受け継がれる
ときの育苗箱群の育苗箱A…の段積姿勢が若干前後左右
に傾斜したりすることによる該育苗箱群の高さの相違を
小さくでき、受継位置センサ41が前記育苗箱群が所定
の育苗箱の段積枚数まで減少したことを精度良く検出す
ることができる。
【0032】ところで、育苗箱搬送部22のそれぞれの
ロ−ラコンベア33,33には搬送上手側と搬送下手側
とに育苗箱ストッパ51,51,52,52を設け、該
育苗箱ストッパ51,51,52,52に搬送されてく
る育苗箱A,Aが当接して育苗箱A,Aをロ−ラコンベ
ア33,33上の所定の位置で停止させる構成となって
いる。前記搬送上手側の育苗箱ストッパ51,51は、
ストッパ出退用シリンダ53,53により前記ロ−ラコ
ンベア33,33の育苗箱搬送経路に対して出退可能に
なっており、該育苗箱A,Aを通過させるべく上方に退
避する構成となっている。そして、前記搬送上手側と搬
送下手側との育苗箱ストッパ51,52により、ローラ
コンベア33上の2位置で左右2枚の育苗箱A,Aを停
止できるようになっている。
【0033】前記棚積部24,24は、前記ロ−ラコン
ベア33,33の一側に設けた緑化台車昇降部50,5
0と、ロ−ラコンベア33,33に対して前記緑化台車
昇降部50,50とは反対側に前記育苗箱ストッパ5
1,51,52,52に対応して搬送上手側と搬送下手
側とにそれぞれ設けた押出装置40…とを備えて構成さ
れる。また、前記緑化台車昇降部50,50において、
緑化台車23の上下に所定間隔ごとに複数設けた育苗箱
A…が載る棚54…のそれぞれがロ−ラコンベア33,
33と同じ高さとなるように緑化台車23を昇降させる
構成となっている。従って、この棚積部24,24は、
前記緑化台車昇降部53,53において緑化台車23を
昇降させて前記棚54…とロ−ラコンベア33,33と
を同じ高さにした状態で、前記押出装置40…により育
苗箱ストッパ51,51,52,52により停止してい
るロ−ラコンベア33,33上の育苗箱A,Aを前記緑
化台車23の棚に押し込んで育苗箱Aを棚積していく構
成となっている。尚、前記育苗箱ストッパ51,51,
52,52には該ストッパ51,51,52,52に育
苗箱A,Aが当接したことを検出する左右の育苗箱検出
スイッチ55,55…を設けており、該左右の育苗箱検
出スイッチ55,55が共に育苗箱A,Aを検出するこ
とによりロ−ラコンベア33,33で搬送される左右2
枚の育苗箱A,Aを同時に緑化台車23の棚54…に押
し込むべく前記押出装置40が作動するようになってい
る。
【0034】前記緑化台車23は、キャスタ−付きの計
4個の車輪56…を備えると共に、同じ高さの棚54…
に育苗箱が4枚載置される構成となっており、平面視田
字状に育苗箱A…が載置されるようになっている。そし
て、この緑化台車23に育苗箱A…を棚積みするにあた
り、搬送下手側の前記育苗箱ストッパ52,52位置ま
で育苗箱A,Aを搬送し及び搬送下手側の前記押出装置
40,40を作用させると共に、緑化台車昇降部50,
50において緑化台車23を間欠的に棚54…の上下ピ
ッチごとに上昇させ、緑化台車23の前後一方側の最上
の棚54から順に下方に育苗箱A,Aを2枚づつ棚積し
ていく。このとき、搬送上手側の育苗箱ストッパ51,
51は育苗箱A…を通過させるべく上方に退避し、搬送
上手側の押出装置40,40は停止している。緑化台車
23の前後一方の棚54…の最下まで育苗箱A…が棚積
されると、今度は搬送上手側の育苗箱ストッパ51,5
1を下降させて該ストッパ51,51位置で搬送される
育苗箱A,Aを停止させ搬送上手側の前記押出装置4
0,40を作用させると共に、緑化台車昇降部53,5
3において緑化台車23を間欠的に棚54…の上下ピッ
チごとに下降させ、緑化台車23の前後他方側の最下の
棚54から順に上方に育苗箱A,Aを2枚づつ棚積し、
最上の棚54まで棚積されて緑化台車23への育苗箱A
…の棚積が完了する。
【0035】緑化台車昇降部50,50には、緑化台車
23を載置する緑化台車載置台50a,50aと前記緑
化台車載置台56,56を昇降させるための昇降用モ−
タ57,57と前記昇降用モ−タ57,57の駆動によ
り上下に作動する昇降用チェ−ン58…とを設けてい
る。また、緑化台車昇降部50,50には、緑化台車載
置台50a,50aに載置されて昇降する緑化台車23
の外周部に当接して該緑化台車23が前後左右に移動し
ないようにするための緑化台車ガイド59…を設けてい
る。前記緑化台車ガイド59…は、緑化台車23が最下
降位置にあるとき該緑化台車23の上端より上側に設け
られ、緑化台車昇降部53,53における緑化台車23
の搬入、搬出時に邪魔にならず、押出装置40…により
育苗箱A,Aを挿入する棚54の位置決めをしている。
緑化台車載置台50a,50aの前後左右の4隅にはそ
れぞれ前記昇降用チェ−ン58…を設け、この4本の昇
降用チェ−ン58…により前記緑化台車載置台50a,
50aを吊り下げ支持可能な構成となっている。そし
て、前記昇降用モ−タ57,57の駆動により、前記昇
降用チェ−ン58…が駆動して緑化台車載置台50a,
50aを昇降するようになっている。
【0036】ところで、この育苗箱積替装置20には、
育苗箱A…の積替作業中に一時的に作業を休憩したりメ
ンテナンスを行ったりするために積替作業を途中で停止
させることができる積替作業停止スイッチ60を設けて
いる。図12に示すように、該積替作業停止スイッチ6
0を操作することにより、即時にメインリフト装置25
及びサブリフト装置26が停止し、育苗箱取出装置34
の育苗箱把持部35a,35bが新たに育苗箱A,Aを
把持せずに把持している育苗箱A,Aをロ−ラコンベア
33,33上の育苗箱供給位置b,bへ供給して育苗箱
を把持しない状態で育苗箱取出装置34が停止し、ロ−
ラコンベア33,33が育苗箱取出装置34により育苗
箱A,Aを把持してから該育苗箱A,Aが搬送下手側の
育苗箱ストッパ52に到達するまでの所要時間txのみ
駆動してから停止し、押出装置40及び緑化台車昇降部
50,50の昇降用モ−タ57,57が育苗箱取出装置
34により育苗箱A,Aを把持してから搬送下手側の育
苗箱ストッパ52に到達した該育苗箱A,Aを緑化台車
23へ押し込むまでの所要時間tyのみ駆動してから停
止する。従って、積替作業スイッチ60を操作すること
により、育苗箱取出装置34が育苗箱Aを把持せず且つ
ロ−ラコンベア33,33上に育苗箱が存在しない状態
で育苗箱積替装置20全体が停止するようになってい
る。
【0037】よって、積替作業停止スイッチ60を操作
して育苗箱積替装置20の作動を停止させメンテナンス
等を行うとき、育苗箱取出装置34及びロ−ラコンベア
33,33に育苗箱が存在しないのでこれらのメンテナ
ンスや育苗箱ストッパ51,51,52,52、押出装
置40,40等のメンテナンスを容易に行える。また、
育苗箱の積替作業の途中で作業を停止して育苗箱積替装
置20に残留する育苗箱A…を全て装置20外へ回収す
るとき、メインリフト装置25、サブリフト装置26及
び棚積部24,24の緑化台車23にのみ育苗箱A…が
存在するので、メインリフト装置25やサブリフト装置
26の段積された育苗箱A…や緑化台車23自体を回収
するだけでよく、育苗箱A…の回収を容易に行える。ま
た、前記ロ−ラコンベア33,33が地上約2mの高さ
にあるため、作業者が該ロ−ラコンベア33,33上の
育苗箱を視認したり回収したりすることが困難である
が、積替作業停止スイッチ60の操作により前記ロ−ラ
コンベア33,33上に育苗箱が存在しない状態で育苗
箱積替装置20の作動が停止するので、ロ−ラコンベア
33,33上の育苗箱を視認したり回収したりすること
が不要となる。尚、緑化台車昇降部50,50の昇降用
モ−タ57,57を格別に作動可能とすることにより、
緑化台車23の回収時に該緑化台車23を下降させて緑
化台車23を育苗箱積替装置20外へ移動させるように
すれば、より簡単に緑化台車23を回収することができ
る。また、メインリフト装置25及びサブリフト装置2
6が支持する段積された育苗箱群が発芽用移動台車19
に戻されるようにメインリフト装置25及びサブリフト
装置26を作動可能に構成することにより、前記育苗箱
群をメインリフト装置25及びサブリフト装置26から
発芽用移動台車19へ供給し発芽用移動台車19を移動
させるようにすれば、より簡単に前記育苗箱群を回収す
ることができる。
【0038】尚、育苗箱積替装置20で育苗箱A…が棚
積みされた緑化台車23を前記緑化室5内へ搬送する手
段は、人手により緑化台車23を押して搬送する手段の
他、発芽用移動台車19…と同様に磁気式の軌道に沿っ
て緑化台車23を載置して移動するような移動台車等を
格別に設けることにより自動的に緑化室5内へ搬送する
ことができる。
【0039】また、前記緑化台車23の下部には、フォ
−ク爪受部61,61を2か所に設けている。前記フォ
−ク爪受部61,61は角筒形状のフレ−ムで構成さ
れ、該フレ−ムが緑化台車23の前後の車輪56…間と
なる下部フレ−ム62,62の下側に固着されている。
そして、フォ−クリフトの2本のフォ−ク爪をそれぞれ
のフォ−ク爪受部61,61に挿入してリフトすること
により、緑化台車23を前記フォ−クリフトで支持して
搬送することができる。従って、緑化台車23を育苗箱
積替装置20から前記緑化室5へ搬送したり緑化室5か
ら屋外へ搬送したりするとき、フォ−クリフトを使用し
て搬送することができる。
【0040】また、図16及び図17に示すように、緑
化台車23を収容できる緑化台車収容枠63を設けるこ
とができる。この緑化台車収容枠63は、育苗施設1等
から苗を移植する圃場へ緑化台車23ごと苗を輸送する
とき等、緑化台車23をトラック等に積み込んで輸送す
るときに有用なものである。前記緑化台車収容枠63
は、複数のフレ−ムを組み合わせて直方体状の枠体に構
成され、該枠体内に緑化台車23を完全に収容できる構
成となっている。前記緑化台車収容枠63の下部には2
本の左右方向に延びるフレ−ム64,64を設け、該左
右フレ−ム64,64上に2本の前後方向のレ−ル6
5,65を掛け渡すように固着している。前記レ−ル6
5,65の両端部にはそれぞれ左右方向の軸66…回り
に回動可能な引込レ−ル67…部分を設けており、地面
上の緑化台車23を引込レ−ル部分67…を介して移動
させることで前記レ−ル65,65上に緑化台車23の
4個の車輪56…が載り、緑化台車23を緑化台車収容
枠63内に収容するようになっている。そして、前後の
前記引込レ−ル部分67…を共に内側へ回動させること
により、該引込レ−ル部分67…の端部が緑化台車収容
枠63内の緑化台車23の前後の車輪56…共に丁度当
接するようになっており、前記引込レ−ル部分67…が
緑化台車23の車輪止めとして作用する。尚、レ−ル6
5,65の左右両端部には立上り部65a…を設け、緑
化台車23が左右方向に移動しないようにしている。ま
た、緑化台車収容枠63の上部には前後左右計4か所に
固定用円環68…を設けている。
【0041】そして、図16に示すように、緑化台車収
容枠63をトラックの荷台等に積み込むときには、互い
の固定用円環68…の間にロ−プやチェ−ン等69を掛
け渡し、該ロ−プあるいはチェ−ン等69にフォ−クリ
フトのフォ−ク爪F,Fを引っ掛けて緑化台車収容枠6
3を地面から浮き上がらせて前記荷台へ搬送して積み込
む。そして、図17に示すように、前記荷台に載置され
た緑化台車収容枠63を輸送時に移動しないように固定
するときは、前記固定用円環68…と荷台との間に積荷
固定用のロ−プRを掛け回して固定できるようになって
いる。この緑化台車収容枠63を使用することにより、
トラック等へ積み込んだときの該緑化台車収容枠63で
構成される積荷の剛性を向上させることができ、緑化台
車23をトラック等に積み込んで輸送するときに緑化台
車23の剛性不足により緑化台車23を損傷させたり変
形させたりするようなことを防止でき、ひいては変形あ
るいは損傷した緑化台車23に育苗箱積替装置20の棚
積部24,24で育苗箱A…を棚積することによる棚積
不良等の不具合を防止できる。また、前記緑化台車収容
枠63は緑化室5内等で使用する緑化台車23をそのま
ま収容することができるので、育苗施設1から苗を移植
する圃場への苗の輸送時に緑化台車23に棚積された苗
を専用の輸送用苗枠等に積み替える必要がなく、苗の輸
送における省力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】育苗施設を示す平面図
【図2】育苗箱播種機を示す側面図
【図3】育苗箱積替装置を示す側面図
【図4】育苗箱積替装置を示す平面図
【図5】育苗箱取出装置を示す側面図
【図6】育苗箱取出装置の作動行程を示すタイムチャ−
【図7】一方の棚積部のみを使用するときの育苗箱取出
装置の作動行程を示すタイムチャ−ト
【図8】段積リフト部を示す正面図
【図9】段積リフト部を示す側面図
【図10】サブリフト装置の受継ラグを示す側面図
【図11】棚積部を示す正面図
【図12】育苗箱積替装置の積替作業を一時的に停止さ
せるときのフロ−チャ−ト
【図13】緑化台車を示す平面図
【図14】緑化台車を示す側面図
【図15】緑化台車を示す正面図
【図16】緑化台車収容枠を示す側面図
【図17】緑化台車収容枠を示す正面図
【符号の説明】
20…育苗箱積替装置、24…棚積部(育苗箱積込
部)、25…メインリフト装置、26…サブリフト装
置、33…ロ−ラコンベア(搬送コンベア)、34…育
苗箱取出装置、60…積替作業停止スイッチ(作業終了
操作具)、A…育苗箱、a…育苗箱取出位置、b…育苗
箱供給位置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 育苗箱A…が複数枚段積された育苗箱群
    の最上部の育苗箱A,Aを取り出す育苗箱取出装置34
    と該育苗箱取出装置34が育苗箱群の最上部の育苗箱
    A,Aを取り出した後に該育苗箱群の最上部となる育苗
    箱A,Aを次行程で取り出せるように育苗箱取出装置3
    4の育苗箱取出位置aまで前記育苗箱群を所定量づつ順
    次上昇させるメインリフト装置25及びサブリフト装置
    26とを備え、前記サブリフト装置26が前記メインリ
    フト装置25により上昇する育苗箱群の育苗箱A…が所
    定枚数まで減少すると該メインリフト装置25から前記
    育苗箱群を受け継ぐように構成した育苗箱積替装置にお
    いて、前記メインリフト装置25が育苗箱群をサブリフ
    ト装置26へ受け継いでから次行程の育苗箱群の最上部
    の育苗箱A,Aを育苗箱取出装置34の育苗箱取出位置
    aへ供給するまでの最短作動時間が、サブリフト装置2
    6が育苗箱群を受け継いでから該育苗箱群の全ての育苗
    箱A…を育苗箱取出装置34により取り出して次行程の
    育苗箱A…の取出動作を開始するまでの最短作動時間と
    同一かそれより短くなるように構成されていることを特
    徴とする育苗箱積替装置。
  2. 【請求項2】 育苗箱A…が複数枚段積された育苗箱群
    の最上部の育苗箱A,Aを取り出す育苗箱取出装置34
    と該育苗箱取出装置34が育苗箱群の最上部の育苗箱
    A,Aを取り出した後に該育苗箱群の最上部となる育苗
    箱A,Aを次行程で取り出せるように育苗箱取出装置3
    4の育苗箱取出位置aまで前記育苗箱群を所定量づつ順
    次上昇させるメインリフト装置25及びサブリフト装置
    26とを備え、前記サブリフト装置26が前記メインリ
    フト装置25により上昇する育苗箱群の育苗箱A…が所
    定枚数まで減少すると該メインリフト装置25から前記
    育苗箱群を受け継ぐように構成した育苗箱積替装置にお
    いて、前記メインリフト装置25が育苗箱群をサブリフ
    ト装置26へ受け継いでから次行程の育苗箱群の最上部
    の育苗箱A,Aを育苗箱取出装置34の育苗箱取出位置
    aへ供給するまでの最短作動時間が、サブリフト装置2
    6が育苗箱群を受け継いでから該育苗箱群の全ての育苗
    箱A…を育苗箱取出装置34により育苗箱取出位置aか
    ら取り出すまでの最短作動時間と同一かそれより長く、
    且つサブリフト装置26が育苗箱群を受け継いでから該
    育苗箱群の全ての育苗箱A…を育苗箱取出装置34によ
    り取り出して次行程の育苗箱A…の取出動作を開始する
    までの最短作動時間と同一かそれより短くなるように構
    成されていることを特徴とする育苗箱積替装置。
  3. 【請求項3】 育苗箱A…が複数枚段積された育苗箱群
    の最上部の育苗箱A,Aを取り出す育苗箱取出装置34
    と該育苗箱取出装置34が育苗箱群の最上部の育苗箱
    A,Aを取り出した後に該育苗箱群の最上部となる育苗
    箱A,Aを次行程で取り出せるように育苗箱取出装置3
    4の育苗箱取出位置aまで前記育苗箱群を所定量づつ順
    次上昇させるリフト装置25,26とを備えた育苗箱積
    替装置において、前記育苗箱取出装置34により取り出
    された育苗箱A,Aを搬送コンベア33,33により育
    苗箱積込部24,24へ搬送するよう構成すると共に、
    作業者が育苗箱A…の積替作業を終了させるべく作業終
    了操作具60を操作すると前記搬送コンベア33,33
    上に育苗箱A…が残留しないように前記搬送コンベア3
    3,33及び前記育苗箱積込部24,24の作動が育苗
    箱取出装置34及びリフト装置25,26より遅れて停
    止するように構成されていることを特徴とする育苗箱積
    替装置。
  4. 【請求項4】 育苗箱A…が複数枚段積された育苗箱群
    の最上部の育苗箱A,Aを取り出す育苗箱取出装置34
    と該育苗箱取出装置34が育苗箱群の最上部の育苗箱
    A,Aを取り出した後に該育苗箱群の最上部となる育苗
    箱A,Aを次行程で取り出せるように育苗箱取出装置3
    4の育苗箱取出位置aまで前記育苗箱群を所定量づつ順
    次上昇させるリフト装置25,26とを備えた育苗箱積
    替装置において、前記育苗箱取出装置34を育苗箱群の
    育苗箱A…を複数の育苗箱供給位置b,bに振り分けて
    供給可能に設けると共に、前記複数の育苗箱供給位置
    b,bのうちの一部の育苗箱供給位置bにのみ供給可能
    に設け、育苗箱取出装置34を前記一部の育苗箱供給位
    置bにのみ供給するようにしたときの同一の育苗箱供給
    位置bへの育苗箱A…の供給の周期を前記複数の育苗箱
    供給位置b,bの全てに育苗箱A…を振り分けて供給す
    るときの同一の育苗箱供給位置b,bへの育苗箱A…の
    供給の周期と同一となるように構成したことを特徴とす
    る育苗箱積替装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002360071A (ja) * 2001-06-08 2002-12-17 Iseki & Co Ltd 育苗施設
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WO2023214861A1 (ko) * 2022-05-06 2023-11-09 구진섭 육묘상자 공급수단이 이중으로 구비되는 육묘상자 공급장치

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