JPH06311822A - 育苗ポット移載装置 - Google Patents

育苗ポット移載装置

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JPH06311822A
JPH06311822A JP5125401A JP12540193A JPH06311822A JP H06311822 A JPH06311822 A JP H06311822A JP 5125401 A JP5125401 A JP 5125401A JP 12540193 A JP12540193 A JP 12540193A JP H06311822 A JPH06311822 A JP H06311822A
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JP
Japan
Prior art keywords
seedling
raising pot
seedling raising
pot
adsorption
Prior art date
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Pending
Application number
JP5125401A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuhiko Tanaka
辰彦 田中
Takatoshi Hattori
孝年 服部
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Individual
Original Assignee
Individual
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空の育苗ポットを移送ケース内の所定の配列
スペースに各1個ずつ自動的に移載する育苗ポット移載
装置を提供すること。 【構成】 搬送装置10の先端でカム軸11を有するス
ライドガイド10aには上下スライド方向に対して斜め
に形成されたカム溝12aを有する上下スライド軸12
が嵌合し上記カム軸11と係合されている。上下スライ
ド軸12に固設された吸着ガイド13には吸着部材15
を介して吸着パッド15aが固設されている。搬送装置
の取出工程で、吸着部材が育苗ポットに押し付けられる
際に、その吸着部材により育苗ポットの吸着状態に拘わ
らず育苗ポットは力伝達部材とカム部との係合関係に基
づき回転される。このため、取出工程において、吸着部
材が育苗ポットの例えば、成形の際のゲートに基づく凸
部と係合し相対位置関係が悪くて吸着不良となっても再
度の取り出し実施によりその不都合が解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空の育苗ポットを移送
ケース内の所定の配列スペースに移載する育苗ポット移
載装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、花菜類の苗を生育させ出荷販売する
のに適した育苗ポットが知られている。この育苗ポット
への土入れ作業などを行う前段階として、空の育苗ポッ
トを移送ケース内の所定の配列スペースに各1個ずつ移
載するという作業が必要であった。上述の育苗ポットの
移載作業において、人手による煩雑さを改善し作業能率
を高めたものとして、特開平2−215316号公報
「育苗ポットのための土入れ方法」にて開示されたもの
が知られている。このものでは、育苗ポットの自動的な
移載方法が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記育苗ポ
ットは、軟質樹脂の射出成形により形成されている。こ
のため、育苗ポット内の底面には水の逃げ穴の他、成形
型に材料を射出するゲートの裏面側となる位置には凸部
も形成されている。このような育苗ポット内の底面に形
成された凸部の位置とたまたま吸着パッド(吸盤)とが
係合位置になると密着せず吸着不良が起こる可能性があ
る。この育苗ポットの取出工程で吸着不良が起こると、
当然に、移送ケース内の所定の配列に対する育苗ポット
の供給不足となる。発明者らは、上述の問題について鋭
意実験研究を重ねた結果、育苗ポット内の底面に凸部が
あるような空の育苗ポットを移送ケース内の所定の配列
スペースに各1個ずつ自動的に過不足なく移載できる、
以下のような新規な育苗ポット移載装置を提供するに至
ったのである。
【0004】本発明は、上記の課題を解決するために成
されたものであり、その目的とするところは、空の育苗
ポットを移送ケース内の所定の配列スペースに各1個ず
つ自動的に移載する育苗ポット移載装置を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の構成は、所定の配列にて空の育苗ポットが複数
個ずつ積み重ねられた第1ステーションから最上部の各
育苗ポットを前記配列のまま各1個ずつ取り出す取出工
程と前記育苗ポットを前記第1ステーションから同配列
の移送ケースが載置された第2ステーションまで移動す
る移動工程と前記第2ステーションにおいて前記育苗ポ
ットを前記移送ケース内に供給する供給工程とを順次実
行する搬送装置と、該搬送装置に一体的に配設された力
伝達部材と、前記育苗ポットの配列に対応して配設され
バキュームを利用して前記育苗ポットを吸着保持する吸
着部材と、該吸着部材が前記育苗ポットの底面中央の穴
を避け固設されると共に前記力伝達部材と係合するカム
部を介して前記搬送装置に配設され、前記取出工程にお
ける前記吸着部材の前記育苗ポットへの押し付けの際の
前記吸着部材の直進往復運動をその方向に垂直な面の回
転往復運動に変換する保持部材とを備えたことを特徴と
する。
【0006】
【作用】上記手段によれば、搬送装置の第1ステーショ
ンにおける取出工程で、吸着部材が育苗ポットに押し付
けられる際に、その吸着部材による育苗ポットの吸着状
態に拘わらず育苗ポットは力伝達部材とカム部との係合
関係に基づいて回転される。このため、上記取出工程に
おいて、吸着部材が育苗ポットの例えば、成形の際のゲ
ートに基づく凸部と係合し相対位置関係が悪くて吸着不
良となっても再度の取り出し実施によりその不都合が解
消される。従って、搬送装置により空の育苗ポットを取
出工程→移動工程→供給工程と経緯して移送ケース内の
所定の配列スペースに各1個ずつ自動的に過不足なく移
載される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1は本発明に係る育苗ポット移載装置を示し
た概略図である。第1ステーションS1には、所定の配
列にて空の育苗ポット1が収容ケース2内に複数個ずつ
積み重ねられている。この収容ケース2は上下動可能な
リフタ3上に位置決めされ載置されている。又、第2ス
テーションS2には、上記第1ステーションS1におけ
る配列状態と同一の配列にて育苗ポット1を収納可能な
移送ケース4が搬送コンベア5上に位置決めされ載置さ
れている。上記第1ステーションS1上には、搬送装置
10が配設されている。この搬送装置10は、第1ステ
ーションS1にて育苗ポット1を取り出す取出工程、そ
の第1ステーションS1から第2ステーションS2まで
移動する移動工程及びその第2ステーションS2にて育
苗ポット1を移送ケース4内に供給する供給工程を所定
のタクトタイムにて順次実行する。この搬送装置10の
一連の動作は、図示しないエアシリンダの組合せやロボ
ットなどにより達成される。
【0008】図2(a) は、図1の育苗ポット移載装置を
構成する搬送装置10に育苗ポット1が吸着された状態
を示した部分詳細断面図であり、図2(b) は図2(a) の
下面図である。搬送装置10の先端で各育苗ポット1の
配列に対応する位置にはスライドガイド10aが固設さ
れている。このスライドガイド10aには力伝達部材で
あるカム軸11が固設されている。上記スライドガイド
10aには保持部材を構成する上下スライド軸12が嵌
合し、その上下スライド軸12のカム部を構成するカム
溝12aはその上下スライド方向に対して斜めに形成さ
れ上記カム軸11と係合されている。上下スライド軸1
2には保持部材を構成する吸着ガイド13が固設され、
その吸着ガイド13には吸着部材15が螺子止めされて
いる。この吸着部材15の上端にはエアホース(図略)
が配設され、その下端には吸着パッド15aが配設され
ている。尚、第1ステーションS1及び第2ステーショ
ンS2における搬送装置10の下降端以外では、上下ス
ライド軸12、吸着ガイド13及び吸着部材15はスプ
リング16により下方に位置した状態が保持されてい
る。(図2(a) 参照)
【0009】次に、本実施例装置の一連の動作について
説明する。第1ステーションS1において、搬送装置1
0が下降され取出工程が実行される。先ず、図示しない
吸引ポンプによる負圧を吸着パッド15aに作用させる
と共に搬送装置10の下降動作により吸着パッド15a
が収容ケース2内の育苗ポット1の底面に当接される。
この後の搬送装置10の下降動作により上下スライド軸
12がスプリング16に抗して押し上げられる。する
と、搬送装置10のスライドガイド10aと一体的なカ
ム軸11に係合するカム溝12aを介して上下スライド
軸12は図2(b)に示した矢印方向にカム溝12aの水
平方向のストロークに見合う角度だけ回動される。この
時、吸着パッド15aは育苗ポット1の吸着状態に拘わ
らず育苗ポット1に対して回動作用を行う。即ち、吸着
パッド15aと育苗ポット1内の底面に存在する凸部1
aとの相対位置に拘わらず育苗ポット1は吸着パッド1
5aにより回動される。そして、吸着パッド15aによ
り育苗ポット1が吸着されていると、その状態のまま搬
送装置10の上昇動作につれて収容ケース2内からその
育苗ポット1が取り出される。
【0010】ここで、吸着パッド15aと育苗ポット1
内の底面に存在する凸部1aとが一致して吸着パッド1
5aが密着せず吸着不良となると、その育苗ポット1は
回動されるだけで収容ケース2内に残される。この場合
には、図示しない吸着検出センサが作動し、再度、上述
の取出工程が実施される。この時点では、吸着不良とな
った吸着パッド15aと育苗ポット1との相対位置が前
回とは異なっており吸着パッド15aと育苗ポット1内
の底面に存在する凸部1aとが競合することはない。従
って、再度の取出工程の実施によりほぼ 100%の取り出
しが期待できる。
【0011】次に、第1ステーションS1における取出
工程が完了した後、搬送装置10は移動工程により水平
方向に第2ステーションS2まで移動する。次に、第2
ステーションS2では供給工程として、搬送装置10の
下降動作及び図示しない吸引ポンプによる負圧の解除に
より各吸着パッド15aに吸着されていた育苗ポット1
が移送ケース4内に供給される。
【0012】このように、本発明の育苗ポット移載装置
は、吸着部材が育苗ポットに当接して単に吸着するだけ
でなく、吸着不良が生じた育苗ポットのみに対応して吸
着の相対位置が変更されるため取出工程での取り出し不
良をなくすことができる。従って、本発明の育苗ポット
移載装置によれば、取出工程→移動工程→供給工程から
成る一連の動作が所定のタクトタイムを維持しつつ自動
化でき省力化することができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、搬送装置にて取出
工程が実施される度に、力伝達部材、保持部材を介して
育苗ポットと吸着部材との相対位置関係が変化される。
このため、最初に育苗ポットの取り出し不良があっても
再度の取出工程の実施にて吸着が確実に行われて所定の
配列分の育苗ポットが過不足なく取り出される。これに
より、本発明の育苗ポット移載装置は、育苗ポットの移
載作業に要する労力が大きく削減でき省力化が促進され
ると共に生産性が高まるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な一実施例に係る育苗ポット移
載装置を示した概略図である。
【図2】同実施例に係る育苗ポット移載装置を構成する
搬送装置に育苗ポットが吸着された状態を示した部分拡
大詳細図である。
【符号の説明】
1…育苗ポット 2…収容ケース 4…移送ケース 10…搬送装置 11…カム軸(力伝達部材) 12…上下スライド軸(保持部材) 12a…カム溝(カム部) 13…吸着ガイド(保持部材) 15…吸着部材 15a…吸着パッド S1…第1ステーション S2…第2ステーション

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の配列にて空の育苗ポットが複数個
    ずつ積み重ねられた第1ステーションから最上部の各育
    苗ポットを前記配列のまま各1個ずつ取り出す取出工程
    と前記育苗ポットを前記第1ステーションから同配列の
    移送ケースが載置された第2ステーションまで移動する
    移動工程と前記第2ステーションにおいて前記育苗ポッ
    トを前記移送ケース内に供給する供給工程とを順次実行
    する搬送装置と、 前記搬送装置に一体的に配設された力伝達部材と、 前記育苗ポットの配列に対応して配設されバキュームを
    利用して前記育苗ポットを吸着保持する吸着部材と、 前記吸着部材が前記育苗ポットの底面中央の穴を避け固
    設されると共に前記力伝達部材と係合するカム部を介し
    て前記搬送装置に配設され、前記取出工程における前記
    吸着部材の前記育苗ポットへの押し付けの際の前記吸着
    部材の直進往復運動をその方向に垂直な面の回転往復運
    動に変換する保持部材とを備えたことを特徴とする育苗
    ポット移載装置。
JP5125401A 1993-04-27 1993-04-27 育苗ポット移載装置 Pending JPH06311822A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61166441A (ja) * 1985-01-18 1986-07-28 Hoya Corp 積重ねたトレ−を引離す装置
JPS6374406A (ja) * 1986-09-17 1988-04-04 株式会社クボタ 育苗箱分離取出し装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61166441A (ja) * 1985-01-18 1986-07-28 Hoya Corp 積重ねたトレ−を引離す装置
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