JPH08322330A - 育苗箱移し換え施設 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 直接に積み重ねられて発芽の終了した育苗箱
を緑化台に移し換える育苗箱移し換え施設において、緑
化台への移し換えの時間を短縮する。 【構成】 緑化台２の棚部２ａと同じ上下間隔で育苗箱
１を支持して持ち上げ操作する第１及び第２支持装置
３，４を、緑化台２の上部及び下部に対向するように並
設して、育苗箱支持装置７から送り出された育苗箱１を
搬送して第１支持装置３の下部に送り込む搬送装置１
１、搬送装置１１から１つおきに育苗箱１を取り出して
第２支持装置４側に持ち上げ操作する持ち上げ装置５、
持ち上げられた育苗箱１を第２支持装置４の下部に送り
込む送り込み装置１０を備え、第１及び第２支持装置
３，４が緑化台２の棚部２ａの上下間隔分だけ持ち上げ
作動するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、播種及び覆土が終了し
直接に積み重ねられた状態で発芽させた複数個の育苗箱
を、所定の上下間隔の棚部を持つ緑化台に移し換える育
苗箱移し換え施設に関する。

【０００２】

【従来の技術】前述のような育苗箱移し換え施設の一例
が、特開平１‐９５７０５号公報に開示されている。こ
の育苗箱移し換え施設では、直接に積み重ねられた状態
で発芽させた複数個の育苗箱（前記公報の第１図中の
３）を、分離機構（前記公報の第１図中の７）に支持し
ておき、分離機構の下端から育苗箱を１つずつ落とし
て、搬送機構（前記公報の第１図中の８）により搬送
し、育苗箱を支持機構（前記公報の第１図中の９）の下
端に送り込んでいく。支持機構の下端に育苗箱が送り込
まれると、支持機構がこの育苗箱を所定量だけ持ち上
げ、次の育苗箱が支持機構の下端に送り込まれると、支
持機構が育苗箱をさらに所定量だけ持ち上げていく。

【０００３】これにより、発芽後の育苗箱が支持機構に
より所定の上下間隔で支持されていくのであり、支持機
構での育苗箱の上下間隔は、緑化台（前記公報の第１図
中の４）の棚部の上下間隔と同じに設定されている。以
上のようにして支持機構に所定個数の育苗箱が支持され
ると、分離機構が一時停止して、押出し機構（前記公報
の第１図中の１１）により、支持機構の育苗箱が緑化台
の各棚部に送り込まれる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前述の育苗箱移し換え
施設では、直接に積み重ねられた複数個の育苗箱の下端
から１つずつ育苗箱を取り出し、この育苗箱を支持機構
に支持させて持ち上げていくように構成している。従っ
て、直接に積み重ねられた複数個の育苗箱を緑化台の各
棚部に移し換え可能な状態（前記公報の構成において支
持機構に所定個数の育苗箱が支持される状態）に移行さ
せるのに、少し時間が必要である。これにより、育苗箱
を緑化台の各棚部に移し換え可能な状態に移行させるま
での時間を、短縮すると言う面で改善の余地がある。本
発明は、直接に積み重ねられた複数個の育苗箱を緑化台
に移し換える育苗箱移し換え施設において、育苗箱を緑
化台の各棚部に移し換え可能な状態に移行させるまでの
時間を短縮することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな育苗箱移し換え施設において、次のように構成する
ことにある。所定の上下間隔で配置される棚部を備えた
緑化台と、緑化台の棚部と同じ上下間隔で育苗箱を支持
して持ち上げ操作自在な第１支持装置と、緑化台の棚部
と同じ上下間隔で育苗箱を支持して持ち上げ操作自在な
第２支持装置とを備えて、緑化台の下部に対向するよう
に第１支持装置を並設し、第２支持装置を第１支持装置
の上部で緑化台の上部に対向するように並設して、直接
に積み重ねられた複数個の育苗箱を支持して、育苗箱を
１つずつ送り出す育苗箱支持装置と、育苗箱支持装置か
ら送り出された育苗箱を支持し搬送して第１支持装置の
下部に送り込む搬送装置と、搬送装置により育苗箱が第
１支持装置の下部に送り込まれる前において、搬送装置
から１つおきに育苗箱を取り出して第２支持装置側に持
ち上げ操作する持ち上げ装置と、持ち上げ装置によって
持ち上げられた育苗箱を第２支持装置の下部に送り込む
送り込み装置とを備えて、搬送装置により育苗箱が第１
支持装置の下部に送り込まれると、第１支持装置が緑化
台の棚部の上下間隔分だけ持ち上げ作動し、送り込み装
置により育苗箱が第２支持装置の下部に送り込まれる
と、第２支持装置が緑化台の棚部の上下間隔分だけ持ち
上げ作動するように構成すると共に、第１及び第２支持
装置に支持された育苗箱を、緑化台の棚部に送り込む移
し換え装置を備えてある。

【０００６】

【作用】本発明のように構成すると例えば図１から図６
（イ）に示すように、育苗箱支持装置７から育苗箱１が
１つずつ搬送装置１１，１９，２０に送り出され、例え
ば図６（ロ）に示すように搬送装置１１，１９，２０に
より、育苗箱１が第１支持装置３の下部に送り込まれ
る。この場合、例えば図６（イ），（ロ）に示すよう
に、搬送装置１１，１９，２０の育苗箱１が持ち上げ装
置５により１つおきに取り出され、第２支持装置４側に
持ち上げ操作されて、送り込み装置１０によって持ち上
げ操作された育苗箱１が第２支持装置４の下部に送り込
まれる。これにより、搬送装置１１，１９，２０により
育苗箱１が第１支持装置３の下部に送り込まれると、第
１支持装置３が緑化台の棚部の上下間隔分だけ持ち上げ
作動するのであり、送り込み装置１０により育苗箱１が
第２支持装置４の下部に送り込まれると、第２支持装置
４が緑化台の棚部の上下間隔分だけ持ち上げ作動する。

【０００７】前述のようにして、搬送装置による育苗箱
の第１支持装置への送り込み操作、持ち上げ装置による
１つの育苗箱の持ち上げ操作、送り込み装置による持ち
上げ装置の育苗箱の第２支持装置への送り込み操作、並
びに、第１及び第２支持装置の育苗箱の持ち上げ操作が
繰り返されていく。次に、第１及び第２支持装置３，４
に所定個数の育苗箱１が支持されると、例えば図８
（イ），（ロ）に示すように移し換え装置６によって、
第１及び第２支持装置３，４の育苗箱１が緑化台２の各
棚部２ａに送り込まれる。

【０００８】直接に積み重ねられた複数個の育苗箱から
取り出した育苗箱を、１つずつ支持機構（本発明の第１
支持装置に対応）に送り込む従来の構成では、支持機構
の作動速度の限界により、育苗箱の取り出し操作及び支
持機構への送り込み操作を、あまり高速に設定すること
はできない。これに対して、本発明では直接に積み重ね
られた複数個の育苗箱において、取り出された育苗箱
を、第１及び第２支持装置（前述の特開平１‐９５７０
５号公報の第１図中の支持機構９に対応）の２つに送り
込んでいる。従って、直接に積み重ねられた複数個の育
苗箱からの取り出し操作、育苗箱の第１支持装置への搬
送及び送り込み操作を、これまでよりも高速で行うよう
に設定しても、これに応じて育苗箱を第１及び第２支持
装置に送り込んでいくことができる。これにより、直接
に積み重ねられた複数個の育苗箱を緑化台の各棚部に移
し換え可能な状態（第１及び第２支持装置に所定個数の
育苗箱が支持される状態）に移行させるのに必要な時間
を、短縮することができる。

【０００９】

【発明の効果】以上のように、直接に積み重ねられた複
数個の育苗箱から取り出した育苗箱を第１及び第２支持
装置の２つに送り込んでいるので、直接に積み重ねられ
た育苗箱を緑化台の各棚部に移し換え可能な状態に早く
移行させて、時間の短縮を図ることができるようにな
り、育苗箱移し換え施設の全体の作業能率を向上させる
ことができた。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 （１）図１及び図２に育苗箱移し換え施設の全体を示し
ている。この育苗箱移し換え施設は緑化台２、第１支持
装置３、第２支持装置４、持ち上げ装置５、移し換え装
置６及び育苗箱支持装置７等によって構成されている。
緑化台２は所定の上下間隔で配置される２０段の棚部２
ａを備えて、車輪２ｂによりレール８に沿って移動自在
に構成されており、１つの棚部２ａに４つの育苗箱１を
載置できる。

【００１１】図１及び図３に示すように第１及び第２支
持装置３，４は、上側の４個のスプロケット３ａ，４ａ
及び下側の４個のスプロケット３ａ，４ａに亘り、４本
のチェーン３ｂ，４ｂが巻回され、各一対のチェーン３
ｂ，４ｂに多数の支持板３ｃ，４ｃが連結されて構成さ
れている。第１及び第２支持装置３，４の支持板３ｃ，
４ｃの上下間隔は、緑化台２の棚部２ａの上下間隔と同
じに設定されており、左右の支持板３ｃ，４ｃにより１
つの育苗箱１を支持できる。緑化台２の下部に対向する
ように第１支持装置３が設置され、第２支持装置４が第
１支持装置３の上部で、緑化台２の上部に対向するよう
に設置されている。

【００１２】図１及び図２に示すように移し換え装置６
は、緑化台２の棚部２ａと同じ２０段の押し部６ａを備
え、車輪６ｂにより上側のレール１３に沿って移動自在
に釣り下げ支持されており、押し部６ａの上下間隔は緑
化台２の棚部２ａの上下間隔と同じに設定されている。

【００１３】（２）図１及び図４に示すように箱状のフ
レーム９に、持ち上げ装置５、送り込み装置１０、ガイ
ド部１４、第１コンベア１１（搬送装置に相当）及び第
２コンベア１９（搬送装置に相当）が備えられており、
フレーム９が車輪９ａによりレール１２に沿って移動自
在に構成されている。持ち上げ装置５は第１及び第２支
持装置３，４と同様に、上側の４個のスプロケット５
ａ、及び下側の４個のスプロケット５ａに亘り４本のチ
ェーン５ｂが巻回され、図４に示す紙面右側及び左側の
チェーン５ｂの各々に一対の支持板５ｃが連結されて構
成されており、左右の支持板５ｃにより１つの育苗箱１
を支持できる。送り込み装置１０は回転駆動されるチェ
ーン（図示せず）に一対の押し部１０ａを固定して構成
されている。

【００１４】以上の構成において図１に示すように、第
１コンベア１１が第１支持装置３の下端の支持板３ｃの
位置に対向するように、持ち上げ装置５の上端及びガイ
ド板１４が第２支持装置４の下端の支持板４ｃに対向す
るように設定されており、後述するように持ち上げ装置
５の上端に達した育苗箱１が、送り込み装置１０によっ
てガイド板１４を通り、第２支持装置４の下端の支持板
４ｃに送り込まれるように構成されている。

【００１５】（３）次に、育苗箱支持装置７について説
明する。図１及び図５（イ），（ロ）に示すように、横
軸芯Ｐ１周りに揺動操作自在な４つの支持爪１５、支持
ローラー１６及び昇降シリンダ１７が備えられ、昇降シ
リンダ１７に支持台１８が固定されて、育苗箱支持装置
７が構成されている。育苗箱支持装置７の支持ローラー
１６とフレーム９の第２コンベア１９とに亘り、第３コ
ンベア２０（搬送装置に相当）が配置されている。

【００１６】図１に示す状態は、直接に積み重ねられて
発芽の終了した２０個の育苗箱１を支持爪１５に支持さ
せた最初の状態である。この状態から図５（イ）に示す
ように、昇降シリンダ１７及び支持台１８により２０個
の育苗箱１が少し持ち上げられて支持爪１５が外側に揺
動し、２０個の育苗箱１が再び下降操作される。この場
合に支持爪１５が再び内側に揺動して、図５（ロ）に示
すように下から２個目の育苗箱１が支持爪１５によって
支持され、下端の１つの育苗箱１が支持ローラー１６に
支持されて、この育苗箱１が支持ローラー１６により第
３コンベア２０に送り出される。以上の操作を繰り返す
ことによって、直接に積み重ねられて発芽の終了した２
０個の育苗箱１から、育苗箱１が１つずつ第３コンベア
２０に送り出される。

【００１７】（４）次に図１に示す育苗箱移し換え施設
の全体の作動の流れについて説明する。図１及び図２に
示す育苗箱移し換え施設とは別の播種施設（図示せず）
において、空の育苗箱１に床土の供給、灌水、播種及び
覆土の供給が行われ、播種の終了した育苗箱１が直接に
積み重ねられて、発芽室（図示せず）において発芽させ
られる。図１に示す状態は、直接に積み重ねられて発芽
の終了した２０個の育苗箱１が、育苗箱支持装置７の支
持爪１５に支持された最初の状態である。

【００１８】この図１に示す最初の状態から、前項
（３）での説明のように育苗箱支持装置７から育苗箱１
が１つずつ第３コンベア２０に送り出され、第２コンベ
ア１９から第１コンベア１１に送り込まれる。図６
（イ）に示すように最初の育苗箱１が第１コンベア１１
に送り込まれると、この育苗箱１が持ち上げ装置５によ
り持ち上げ操作されるのであり、この育苗箱１が持ち上
げ装置５の上端に達すると、次の育苗箱１が第１コンベ
ア１１に送り込まれる。

【００１９】以上のように、１つの育苗箱１が持ち上げ
装置５の上端に達して次の育苗箱１が第１コンベア１１
に送り込まれると、図６（ロ）に示すように第１コンベ
ア１１と送り込み装置１０とが同時に作動して、第１コ
ンベア１１の育苗箱１が第１支持装置３の下端の支持板
３ｃに送り込まれ、持ち上げ装置５の上端の育苗箱１が
第２支持装置４の下端の支持板４ｃに送り込まれて、次
に第１及び第２支持装置３，４の支持板３ｃ，４ｃ及び
育苗箱１が、緑化台２の棚部２ａの１つの上下間隔分だ
け持ち上げ操作される。

【００２０】第１及び第２支持装置３，４への育苗箱１
の送り込みが終了すると、図７（イ）に示すように次の
育苗箱１が第１コンベア１１に送り込まれて、育苗箱１
が持ち上げ装置５により持ち上げ操作されるのであり、
この育苗箱１が持ち上げ装置５の上端に達すると、その
次の育苗箱１が第１コンベア１１に送り込まれる。この
後、前述と同様に第１コンベア１１と送り込み装置１０
とが同時に作動して、第１コンベア１１の育苗箱１が第
１支持装置３の下端の支持板３ｃに送り込まれ、持ち上
げ装置５の上端の育苗箱１が第２支持装置４の下端の支
持板４ｃに送り込まれて、次に第１及び第２支持装置
３，４の支持板３ｃ，４ｃ及び育苗箱１が、緑化台２の
棚部２ａの１つの上下間隔分だけ持ち上げ操作される。

【００２１】以上のようにして、持ち上げ装置５による
１つの育苗箱１の持ち上げ操作、次の育苗箱１の第１コ
ンベア１１への送り込み操作、第１コンベア１１による
育苗箱１の第１支持装置３への送り込み操作、送り込み
装置１０による持ち上げ装置５の育苗箱１の第２支持装
置４への送り込み操作、並びに、第１及び第２支持装置
３，４による支持板３ｃ，４ｃ及び育苗箱１の持ち上げ
操作が繰り返されていく。これにより、図７（イ）に示
すように第１及び第２支持装置３，４の下端の支持板３
ｃ，４ｃに育苗箱１が送り込まれて、第１及び第２支持
装置３，４に支持される各育苗箱１が順次持ち上げ操作
されていく。

【００２２】以上の操作が繰り返されて、育苗箱支持装
置７に最初に支持された２０個の育苗箱１が、図７
（ロ）に示すように第１及び第２支持装置３，４に１０
個ずつ送り込まれると、図１及び図２に示すフレーム９
（持ち上げ装置５、送り込み装置１０、ガイド板１４、
第１及び第２コンベア１１，１９）が、レール１２に沿
って図２の紙面下方に移動し、図８（イ）に示すように
移し換え装置６が、レール１３に沿って第１及び第２支
持装置３，４に移動してきて、図８（ロ）に示すように
第１及び第２支持装置３，４の２０個の育苗箱１が、同
時に緑化台２の各棚部２ａに送り込まれる。

【００２３】次に再び最初の状態に戻り、図１に示すよ
うに直接に積み重ねられて発芽の終了した２０個の育苗
箱１を、育苗箱支持装置７の支持爪１５に支持させて、
以上の操作を繰り返すことにより、第１及び第２支持装
置３，４に１０個ずつの育苗箱１が送り込まれ、移し換
え装置６により第１及び第２支持装置３，４の２０個の
育苗箱１が同時に緑化台２の各棚部２ａに送り込まれ
る。この場合、前回において緑化台２の各棚部２ａの手
前の位置に育苗箱１が既に置かれているので、次に移し
換え装置６により第１及び第２支持装置３，４の２０個
の育苗箱１が同時に緑化台２の各棚部２ａに送り込まれ
ると、前回に各棚部２ａの手前の位置に置かれている各
育苗箱１が、今回送り込まれる各育苗箱１により各棚部
２ａの奥にまで押される。以上のようにして、緑化台２
の各棚部２ａに４個の育苗箱１が載置される。

【００２４】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

【図１】育苗箱移し換え施設の全体を示し、播種施設で
の播種及び発芽の終了した育苗箱を、直接に積み重ねて
育苗箱支持装置に支持させている最初の状態を示す全体
側面図

【図２】育苗箱移し換え施設の全体平面図

【図３】第１及び第２支持装置の縦断正面図

【図４】持ち上げ装置、送り込み装置及び第１コンベア
付近の縦断正面図

【図５】育苗箱支持装置の縦断正面図

【図６】図１に示す状態から、育苗箱が第１及び第２支
持装置に順次送り込まれていく状態を示す側面図

【図７】図６に示す状態から、育苗箱がさらに第１及び
第２支持装置に送り込まれていき、育苗箱支持装置の育
苗箱を全て第１及び第２支持装置に送り込んだ状態を示
す側面図

【図８】図７に示す状態から、第１及び第２支持装置の
育苗箱を移し換え装置により緑化台に送り込んだ状態を
示す側面図

【符号の説明】

１ 育苗箱 ２ 緑化台 ２ａ 緑化台の棚部 ３ 第１支持装置 ４ 第２支持装置 ５ 持ち上げ装置 ６ 移し換え装置 ７ 育苗箱支持装置 １０ 送り込み装置 １１，１９，２０ 搬送装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の上下間隔で配置される棚部（２
   ａ）を備えた緑化台（２）と、前記緑化台（２ａ）の棚
   部と同じ上下間隔で育苗箱（１）を支持して持ち上げ操
   作自在な第１支持装置（３）と、前記緑化台（２）の棚
   部（２ａ）と同じ上下間隔で育苗箱（１）を支持して持
   ち上げ操作自在な第２支持装置（４）とを備えて、前記
   緑化台（２）の下部に対向するように前記第１支持装置
   （３）を並設し、前記第２支持装置（４）を前記第１支
   持装置（３）の上部で前記緑化台（２）の上部に対向す
   るように並設して、 直接に積み重ねられた複数個の育苗箱（１）を支持し
   て、育苗箱（１）を１つずつ送り出す育苗箱支持装置
   （７）と、前記育苗箱支持装置（７）から送り出された
   育苗箱（１）を支持し搬送して前記第１支持装置（３）
   の下部に送り込む搬送装置（１１），（１９），（２
   ０）と、 前記搬送装置（１１），（１９），（２０）により育苗
   箱（１）が前記第１支持装置（３）の下部に送り込まれ
   る前において、前記搬送装置（１１），（１９），（２
   ０）から１つおきに育苗箱（１）を取り出して前記第２
   支持装置（４）側に持ち上げ操作する持ち上げ装置
   （５）と、前記持ち上げ装置（５）によって持ち上げら
   れた育苗箱（１）を前記第２支持装置（４）の下部に送
   り込む送り込み装置（１０）とを備えて、 前記搬送装置（１１），（１９），（２０）により育苗
   箱（１）が前記第１支持装置（３）の下部に送り込まれ
   ると、前記第１支持装置（３）が前記緑化台（２）の棚
   部（２ａ）の上下間隔分だけ持ち上げ作動し、前記送り
   込み装置（１０）により育苗箱（１）が前記第２支持装
   置（４）の下部に送り込まれると、前記第２支持装置
   （４）が前記緑化台（２）の棚部（２ａ）の上下間隔分
   だけ持ち上げ作動するように構成すると共に、 前記第１及び第２支持装置（３），（４）に支持された
   育苗箱（１）を、前記緑化台（２）の棚部（２ａ）に送
   り込む移し換え装置（６）を備えてある育苗箱移し換え
   施設。